
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
ローランド・ベルガーは、ドイツ・ミュンヘンに本拠を置く欧州発祥の戦略コンサルティングファームです。米系ファームが多い日本の戦略コンサル市場のなかで、ドイツの製造業・自動車・重工業に根ざした独自の強みを持つ点が、ほかのファームとは一線を画しています。
その少数精鋭の採用枠を突破する最初の関門が、一次選考として機能するWebテストです。ローランド・ベルガーでは従来型のTG-WEBが用いられることが多く、ここで応募者が大きく絞り込まれると報告されています。
本記事はDigmedia編集部が、内定者の体験談や各種就活メディアの公開情報を分析し、ローランド・ベルガーのWebテストの出題傾向・合格ラインの目安・具体的な対策手順を整理したものです。
とりわけ、研究や院試と並行して短時間で準備を仕上げたい理系学生・院生に向けて、定量分析に強い理系が非言語を得点源にしつつ、手薄になりがちな言語をどう底上げするかという、現実的な視点を軸に据えています。
なお、ここで扱う数値はいずれも内定者体験談や各種推定をもとにしたものであり、使用されるテストの種類や受検方式は年度・選考ルートで変わり得ます。最後には必ず最新の募集要項を確認してください。
- ローランド・ベルガーの選考フローとWebテストが占める位置づけ
- 一次選考で課されるTG-WEBの出題科目・試験時間・頻出傾向
- 公式非公開のなかで推定されるボーダー・採用倍率・難易度の目安
- 研究と両立する理系向けの逆算対策ロードマップとES・ケース面接対策
- ローランド・ベルガーの本選考(経営戦略コンサルタント職)を第一志望群で考えている人
- 研究や院試と両立しながらローランド・ベルガーのWebテスト対策を効率化したい理系学生(理工・情報・データ系・院生)
- TG-WEBの出題傾向と合格ラインの目安を編集部の分析ベースで把握したい人
目次[目次を全て表示する]
ローランド・ベルガーの選考と適性検査の全体像
はじめに、ローランド・ベルガーの選考がどんな流れで進み、そのなかでWebテストがどこに置かれるのかを俯瞰します。全体像をつかんでおくと、研究で多忙な理系学生でも「いつまでに何を仕上げるか」を逆算でき、準備の優先順位がぶれません。事業の特色や求める人物像も合わせて押さえ、テスト勉強だけに偏らない対策につなげましょう。
ローランド・ベルガーの事業・求める人物像と選考の特徴
ローランド・ベルガーは欧州・ドイツ発祥の戦略コンサルティングファームで、ドイツの製造業・自動車・重工業に強みを持つ点が大きな特徴とされます。
米系ファームが中心の日本市場のなかで、欧州系ならではの産業知見を背景に、製造業や重工業の戦略案件で存在感を発揮していると説明されます。
求める人物像として掲げられているのが、3つのコアバリュー「3E」、すなわちEntrepreneurship(起業家精神)・Excellence(卓越性)・Empathy(共感)です。
選考では志望動機の一貫性と、この3Eへの共感が一貫して重視されると報告されており、価値観の合致が評価の軸になっています。
新卒採用では文系・理系で募集枠が分かれず、数字を扱う業務が多いことから、定量分析や論理的思考に強い理系・理系大学院出身者も多く採用されるとされます。製造業に強いファームゆえ、理系の専門知識が議論の土台として活きやすい点も魅力でしょう。
ローランド・ベルガーの選考フロー(エントリー〜内定)
選考の一般的な流れは、ES提出 → Web適性検査 → グループディスカッション → 面接(人物面接・ケース面接) → ジョブ → 内定、という構成が目安とされています。
グループディスカッションは年度や応募ルートによって省略されることがあり、面接は1次・2次と複数回行われると報告されています。
採用のメインはサマージョブ(インターン)に置かれ、ウィンタージョブの採用は数名程度の少数にとどまるとされます。ジョブで高く評価された優秀者は、最終面接や内定に直結する場合もあるようです。
理系学生も推薦応募と自由応募の区分はなく、原則自由応募で同一フローを通過するのが特徴で、技術職や研究職といった独立トラックは設けられていません。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
ローランド・ベルガーでは、Webテストが一次選考として応募者を大きく絞り込む役割を担っているとされます。
ES通過率は推定20〜30%と低めという体験談があり、ESを抜けた先のWebテストでさらに母集団が絞られる構造です。
つまりWebテストは、人物面接やケース面接で実力を見てもらう前段の足切りとして機能しており、ここで落ちると研究実績や志望度を伝える機会すら得られません。
研究で多忙な理系学生ほど、この足切り突破を早めに片付けるべき最優先タスクと捉えると、後工程のケース対策に時間を割けるようになります。
ローランド・ベルガーで実施されるWebテストの出題傾向
続いて、ローランド・ベルガーで課されるWebテストの中身を、種類・受検方式・科目・時間の順に整理します。中心となるTG-WEBはSPIや玉手箱とは設問の毛色が異なり、初見では戸惑いやすいテストです。理系が得意な非言語の活かし方と、手薄になりがちな言語の注意点を意識しながら読み進めてください。
ローランド・ベルガーのWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
ローランド・ベルガーで用いられるWebテストは、TG-WEBの従来型(旧型)が中心とされます。
ただし24卒秋の選考では玉手箱が使われた事例も報告されており、使用されるテストは年度によって変動しうる点に注意が必要です。
受検方式は、自宅でのオンライン受験とテストセンターでの受験のいずれも体験談で報告されており、年度や選考ルートで異なるとされます。
そのため、自分の応募ルートでどの方式の案内が来ているかを確認し、TG-WEBと玉手箱の両方を想定して準備しておくのが安全です。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
TG-WEB従来型での実施例として、言語12問・12分/非言語9問・18分/性格検査 約60問という構成が目安として報告されています。
非言語は1問あたり2分前後の余裕がある一方、言語は1問1分ペースとテンポが速く、設問形式への慣れが得点を左右します。
さらに年度によっては英語が含まれるとの情報もあり、難易度はTOEIC450〜600点相当との推定が見られますが、この点は確証が弱めです。
理系学生は非言語を得点源にしやすい反面、言語や英語が伸び悩みやすいため、早い段階から配点バランスを意識した時間配分の練習をしておくと安心です。性格検査も約60問とボリュームがあり、3Eへの共感を踏まえて一貫した回答を心がけたいところです。
Webテストならではの頻出問題の傾向
中心となるTG-WEBの従来型は、知識量より初見の設問を素早く処理する推論力と段取り力を問う設計だと評されます。
言語では長文の論理関係や空欄補充、非言語では図形・暗号・推論など、SPIにはない毛色の設問が出やすいとされます。
玉手箱が用いられる年度では、計数の図表読み取りや四則逆算など、同一形式を高速で反復処理する力が問われる方向に傾きます。
いずれの形式でも時間配分がシビアな点は共通しており、理系学生でも過去問形式の演習でパターンを体に入れておくことが、得点の安定に直結します。
ローランド・ベルガーのWebテストのボーダーと正答率の目安
ここでは、合否ラインに直結するボーダーや採用倍率、結果の扱いについて整理します。ボーダーは公式非公開のため、あくまで体験談からの推定値である点を前提に読んでください。難易度を正しく見積もることで、理系学生が研究と並行しても「どこまで仕上げれば安全圏か」の目安を持てます。
ローランド・ベルガーのボーダーラインの目安
ローランド・ベルガーのWebテストのボーダーは公式に公開されていませんが、体験談ベースでは正答率7〜8割程度を狙うのが安全圏とされています。
少数精鋭の採用ゆえにボーダーは高めで、「ケアレスミスに注意」という内定者コメントが多数見られる点も特徴です。
模試で安定して8割を取れる実力が一つの目安とされ、学習時間としては総計50〜60時間の確保を推奨する例もあります。
したがって理系学生は、得意な非言語で確実に高得点を積み、言語・英語の取りこぼしを最小化することで、ボーダー超えの再現性を高めるのが現実的です。
ローランド・ベルガーの採用倍率と通過の難易度
採用人数は例年10〜15名程度の少数精鋭で、ほかの戦略ファームと比べても枠が少なく、難易度は高いとされます。
具体的な倍率の公表値はないものの、少数枠ゆえに実質的な倍率は高水準になると考えられます。
採用大学は東大が30%超、慶應が約17%、京大が約13%などと報告され、東大・京大・東工大・早慶・一橋に集中する傾向です。
明文の学歴フィルターはないとされますが、実質的にトップ校中心の高レベルな競争となるため、理系学生も油断せず論理的思考力と短時間処理の両方を鍛える前提で臨みましょう。
テスト結果の使い回しはできる?
ローランド・ベルガーで主に用いられるTG-WEBは、テストセンター型と異なり企業ごとの受検が基本で、結果をそのまま他社へ使い回す前提では考えにくいとされます。
つまり、別企業で良いスコアを取っていても、それをそのままローランド・ベルガーに持ち込めるわけではない前提で準備するのが安全です。
逆に言えば、ここでTG-WEB向けにしっかり仕上げた力は、TG-WEBを用いる他の戦略ファームの選考でも活きるため、対策が無駄になることはありません。
研究で時間が限られる理系学生は、TG-WEB対策を「複数社で再利用できる投資」と捉えると、優先順位を上げやすくなります。
編集部が分析するローランド・ベルガーWebテスト対策ロードマップ
このセクションでは、限られた時間で合格ラインに届くための具体的な進め方を提示します。理系学生が研究や院試と両立する前提で、問題集の選び方・模試の使い方・逆算スケジュールの三点に絞って解説します。やみくもに量をこなすより、TG-WEBの型に合わせた演習設計が近道です。
Webテスト対策におすすめの問題集・進め方
まずは市販のTG-WEB専用問題集を1冊に絞り、従来型の図形・暗号・推論の解法パターンを一通り頭に入れることを最優先にします。
TG-WEBは初見では解きにくい一方、解法を知っていれば一気に処理できる設問が多いため、暗記に近い形でパターンを蓄積するのが効率的です。
理系学生は非言語を短時間で固められるので、まず非言語で得点の土台を作り、残った時間を言語と性格検査の準備に回す配分がおすすめです。
玉手箱が課される可能性も踏まえ、図表読み取りや四則逆算の高速処理にも一度は触れておくと、年度変動への保険になります。
練習できるアプリ・模試サービス
解法を入れたら、次は本番形式の模試や練習サービスで時間制限つきの演習に切り替えます。
TG-WEBは時間配分がシビアなため、机上で解けることと制限時間内に解き切れることの差を、模試で早めに体感しておくことが重要です。
スマートフォンで解けるアプリ型の問題集を使えば、研究の合間や移動時間といったスキマ時間でも非言語の反復練習を積み重ねられます。
Digmedia編集部としても、知識の習得は問題集、仕上げの時間管理は模試、と役割を分けて使い、模試で8割を安定させてから本番に臨むことを推奨します。
逆算した対策スケジュールの組み方
対策は応募締切から逆算し、テスト受検の2〜3週間前までに解法インプットを終える計画が目安になります。
推奨される学習時間は総計50〜60時間とされるため、残りの期間で模試を回し、7〜8割を安定して超えられるかを確認していきます。
院生は学会や修論のスケジュールと重なりやすいため、繁忙期を避けて1日30分でも毎日触れる形にすると、研究と両立しやすくなります。
言語・英語は短期間で伸びにくいので、非言語より早めに着手し、毎日少量ずつ慣らしておくと直前の負担を減らせます。
ローランド・ベルガーのES・面接対策
Webテストを抜けた先で待つのが、ESと人物面接・ケース面接です。コンサルの選考は最後まで論理性と志望動機の一貫性を総合的に見られるため、テスト対策と並行して言語化の準備も進めておきたいところです。ここでは理系学生がつまずきやすいポイントも交えて整理します。
ローランド・ベルガーのESの傾向と通過のポイント
ESの通過率は推定20〜30%と低めとされ、設問例には「ファーストキャリアとして経営コンサルタントを目指す理由」が挙げられます。
もう一つの定番が「数あるファームの中でローランド・ベルガーに興味を持った理由」で、ここでは欧州系・製造業に強いという特色への理解が問われます。
いずれの設問も論理的かつ簡潔に書くことが重視されるため、結論を先に置き、根拠を絞って支える構成が効果的です。
理系学生は研究内容を専門用語で並べがちですが、「課題をどう設定しどう解決したか」という思考プロセスを軸に、3Eへの共感と結びつけて書くと通過率を高めやすくなります。
一次・二次面接で聞かれる質問
面接は人物面接とケース面接で構成され、体験談では人物面接20分+ケース面接30分+逆質問10分という配分例が報告されています。
人物面接では志望動機の一貫性と3Eへの共感が、ケース面接では論理的思考力がそれぞれ評価の軸になります。
ケース面接ではフェルミ推定や売上向上施策が頻出で、映画館や最寄駅の売上向上策といったお題が例として挙げられます。
理系学生は数式モデルや定量推定に強みがあるので、前提を置いて構造的に分解する思考を声に出して整理する練習を積んでおくと有利です。
最終面接で評価される観点
選考の終盤では、これまでの一貫性に加え、ローランド・ベルガーが掲げる3E(起業家精神・卓越性・共感)への共感との適合が見られます。
ケース面接では、国内トマトジュースの市場規模を推定し、そこから販売企業の売上向上策を立案するといった、推定と施策立案を組み合わせたお題も報告されています。
単に数字を出すだけでなく、施策を実行可能性まで踏み込んで語れるかが、戦略ファームらしい評価ポイントになります。
理系・院生であっても、専門性に閉じず、クライアントの課題解決に主体的に踏み込む姿勢を自分の研究経験と結びつけて語れると、説得力が一段と高まります。
ローランド・ベルガーのWebテストに関するよくある質問
最後に、理系学生から寄せられやすい疑問を3つ取り上げて整理します。対策開始時期・難易度・落ちる原因という、準備の前提に関わる論点です。ここを押さえておくと、研究と両立しながらも無理のない計画を立てやすくなります。
対策はいつから始めるべき?
TG-WEBは慣れが必要なテストのため、受検の1〜2か月前から着手しておくと安心です。
推奨学習時間が総計50〜60時間とされることを踏まえると、1日30分〜1時間でも継続できる早めのスタートが現実的です。
とくに言語と英語は短期間で伸びにくいので、非言語より先に少しずつ始めておくと直前の負担が軽くなります。
サマージョブが採用のメインルートになるため、ジョブ応募の段階からWebテストが課される前提で、本選考よりさらに前倒しで準備しておきましょう。
ローランド・ベルガーのWebテストは難しい?
体験談を総合すると、ローランド・ベルガーのTG-WEBはSPIや玉手箱より難度が高いと感じる人が多いようです。
知識そのものより、初見の設問を素早く処理する力と時間配分が問われるため、ぶっつけ本番では実力を出しにくい構造です。
ボーダーも7〜8割と高めの推定で、少数精鋭の採用ゆえにケアレスミスが命取りになりやすい水準とされます。
裏を返せば、出題パターンを事前に押さえて時間管理に慣れれば、定量処理に強い理系学生にとっては十分に攻略可能なテストといえます。
落ちる原因は?
落ちる原因として多いのは、時間配分の失敗とケアレスミス、頻出パターンの未習熟です。
1問に固執して後半を解き切れない、見慣れない設問に対応できないといったケースが、得点を大きく削ります。
また、Webテスト以前のES段階で多くが絞られるため、テスト対策だけに偏りES精度が低いと、そもそもテストに届かないこともあります。
理系学生は非言語に安心して言語・英語を放置しがちなので、全科目をバランスよく仕上げて取りこぼしを防ぐことが、ボーダー超えの鍵になります。
まとめ:ローランド・ベルガーのWebテストを最短突破するために
ここまで、ローランド・ベルガーの選考フローからWebテストの出題傾向、合格ラインの目安、そしてES・ケース面接対策までを編集部の視点で整理してきました。最後に、理系学生が限られた時間で突破するための要点を振り返ります。
ローランド・ベルガーで用いられるWebテストは従来型のTG-WEBが中心で、年度によっては玉手箱が使われる事例もあります。言語12問・非言語9問・性格検査約60問という構成が目安で、時間配分のシビアさと初見の難しさが特徴です。ボーダーは7〜8割が目安とされますが、これは公式非公開の推定値であり、テストの種類や受検方式も年度・選考ルートで変わるため、必ず最新の募集要項を確認してください。
対策は、非言語を得点源にしつつ手薄になりがちな言語・英語を早めに底上げし、問題集で解法を入れたら模試で時間管理を仕上げる二段構えが効率的です。総計50〜60時間を目安に、研究や院試と並行する理系学生は繁忙期を避けて1日30分の積み上げで十分間に合います。
Webテストはあくまで一次選考の足切りであり、その先のケース面接では論理的思考力と志望動機の一貫性、そして3Eへの共感が見られます。テスト対策とES・ケース面接準備を並行して進め、最短ルートでローランド・ベルガーの少数精鋭枠を突破していきましょう。