
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
『ウマ娘 プリティーダービー』や『グランブルーファンタジー』を生み出したCygamesは、ゲーム業界を目指す就活生のなかでも特に人気が集中する企業です。
その本選考では、エントリーシートの提出とあわせてSPI形式のWebテストが課されており、面接にたどり着く前の関門として多くの受検者をふるいにかけています。
「研究室の活動と並行して、どこまで仕上げれば安心できるのか」「合格ラインは何割なのか」と、時間の配分に迷っている理系学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、Digmedia編集部が内定者の体験談や公式採用サイトの情報を突き合わせ、CygamesのSPIの出題傾向・合格ラインの目安・逆算型の対策手順までをまとめて解説します。
技術職・研究開発職・総合職を視野に入れる理系学生が、限られた時間で効率よく選考の入口を突破するための判断材料として活用してください。
- Cygamesの選考フロー全体とWebテストの位置づけ
- SPIの受検方式・出題科目・頻出分野の傾向
- ボーダー・採用倍率・通過難易度の目安
- 研究と両立できる逆算型の対策ロードマップ
- ES・面接まで含めた本選考突破のポイント
- Cygamesの技術職・研究開発職・総合職を本選考で受ける予定の就活生
- 研究と両立しながらCygamesのWebテスト対策を効率化したい理系学生
- SPIのボーダーや倍率の目安を知ってから準備量を決めたい人
- 非言語は得意だが言語や性格検査に不安が残る理系の人
目次[目次を全て表示する]
Cygamesの選考と適性検査の全体像
このセクションでは、Cygamesという会社の特徴と選考全体の流れを押さえたうえで、Webテストがどの段階でどんな役割を果たすのかを整理します。
編集部の見立てでは、Cygamesの選考は面接回数が2〜3回と少なめな分だけ、ESとWebテストという「入口」の比重が相対的に重い構造です。 全体像を先につかみ、力を入れるべきポイントを明確にしてから個別の対策に進みましょう。
Cygamesの事業・求める人物像と選考の特徴
Cygamesは2011年設立のゲーム会社で、『ウマ娘 プリティーダービー』『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』といったヒット作を抱え、アニメ・漫画・eスポーツまで手がける総合エンタメ企業へと事業を広げています。
掲げるビジョンは「最高のコンテンツを作る会社」で、採用でもNo.1を目指す気持ち・素直さ・自走力の3点が一貫して重視されます。
自ら情報を集めて目標達成に必要な行動を取る姿勢は、仮説検証を回す研究活動と重なる部分が大きく、理系学生にとってはアピール材料を作りやすい価値観です。
選考は総合職・技術職・研究開発職・デザイナー職などの職種別採用で、エントリーできるのは原則1職種のみです。文理の制限はなく、文系から技術系職種への応募も公式FAQで認められています。
採用拠点は東京・大阪・佐賀の3ヶ所で、東京・大阪拠点と佐賀拠点の職種であれば併願が可能です。既卒も就業経験がなければ応募できるため、院進後に進路を切り替えた人にも門戸が開かれています。
Cygamesの選考フロー(エントリー〜内定)
公式採用サイトによると、総合職・技術職・サウンド職は書類選考→一次面接→二次面接→内定という流れで、研究開発職のみ一次面接で研究プレゼンが課されます。
体験談ベースでは、ES提出と同時にSPIを受検し、一次面接のあとに人事面談を挟んで最終面接に進んだ例が報告されています。
採用ルートは、インターン成績優秀者や長期インターン参加者向けの特別選考、タレントプール「Cygames Future Creators」登録者向けの早期選考、例年秋頃に始まる通常選考の3系統です。
通常選考は12月・2月・3月・5月など複数の募集期間が設けられ、体験談ではES締切は毎月25日、ES結果の通知は約2週間、面接結果は1〜2週間が目安とされています。
書類選考の結果は募集期間の締切後1ヶ月以内に連絡され、合否は通過・不通過に関わらず必ず通知されます。面接は基本的にオンラインで実施されるため、地方大学の研究室に所属していても移動負担なく受けられる点は理系学生に有利な条件です。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
CygamesのWebテストはES提出とセットで課されるため、書類段階の足切りとしてESと同時に評価される構造です。
面接回数が少なめのフローでは一度の失点を後工程で挽回する機会も限られるため、入口であるWebテストの完成度がそのまま選考全体の歩留まりを左右します。
体験談では「高学歴層でもSPIが原因で落ちる人が多い」という声がある一方、「理系上位校なら問題なく通る」とする報告もあり、受け止め方には幅があります。
編集部としては、人気企業ゆえに評価基準は高めと想定し、得意な人ほど時間配分の確認だけは怠らない姿勢をおすすめします。
Cygamesで実施されるSPIの出題傾向
ここからは、CygamesのWebテストの中身に踏み込み、受検方式・科目構成・頻出分野を順番に整理します。
Cygamesの受検方式は情報源によって記述が分かれており、編集部としても断定は避けるべきと判断しました。 そこで本セクションでは複数の情報を併記し、どの方式でも崩れない準備の仕方という観点でまとめています。自分の受検年度の案内と照らし合わせながら読み進めてください。
CygamesのWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
Cygamesの適性検査はSPI(言語・非言語・性格)が主流というのが複数情報源の一致点です。
一方で受検方式については、テストセンター受検と推定する記事と、自宅受検型のSPIにCAB系を併用したとする記事があり、年度や職種によって異なる可能性があります。
さらに技術職の体験記では独自色のあるWebテストを受けたという報告もあり、エンジニア系の志望者は形式の違いも想定しておくと安心です。
編集部としては、まずSPIの主要分野を固めたうえで、CAB系の暗号・法則性問題に軽く触れておく二段構えを推奨します。受検案内が届いたら方式を確認し、直前期に形式特化の演習へ切り替えましょう。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
科目構成は言語・非言語・性格検査の3科目で、英語が出題されたという報告は現時点で確認できていません。
性格検査はSPI標準の構成で、第一部が約90問・約12分、第二部が約130問・約13分、第三部が約70問・約10分と、短時間に大量の質問へ答える形式です。
ここでは職務適応性やストレス耐性が測定されるため、深く考え込まず直感的に一貫した回答を積み重ねることが大切です。
能力検査の制限時間は方式によって変わりますが、いずれにせよ1問あたりに使える時間は短く、知識量よりも処理速度が問われる試験だと捉えてください。
なお技術職志望でも英語対策に時間を割く必要は現状なさそうなので、その分のリソースは非言語の速度向上と性格検査の自己分析に振り向けるのが合理的です。
SPIならではの頻出問題の傾向
非言語は推論・場合の数・確率・損益算・速度算などが定番で、競合解説では1問平均80秒ペースで処理するスピード勝負と分析されています。
理系学生にとって計算自体は平易でも、文章条件を図表に変換する速さで差がつくため、初見でも手が止まらないよう解法パターンの暗記まで仕上げましょう。
言語は二語の関係や語句の意味といった短語句問題が得点源で、ここを即答できるかどうかが長文読解に残せる時間を決めます。
実験やコードに時間を使ってきた理系ほど語彙系の演習が手薄になりがちなので、非言語と言語の学習比率は意識的に半々へ近づけるのが編集部のおすすめです。
CygamesのWebテストのボーダーと正答率の目安
このセクションでは、受検者が最も気になる「何割取れば通るのか」を、体験談と推計データから整理します。
先に断っておくと、Cygamesはボーダーや通過率を公式発表しておらず、ここで挙げる数値はすべて就活体験談ベースの目安です。 それでも複数の情報源を突き合わせると水準感は見えてきます。編集部の解釈を添えて解説するので、目標設定の材料にしてください。
Cygamesのボーダーラインの目安
内定者の体験談をもとにした競合各記事では、CygamesのSPIボーダーは正答率7割前後〜7〜8割と推定されています。
複数内定者の情報から「約7割」とする記事がある一方で、「8割取っておくと安心」と上振れを推す記事もあり、編集部としては目標8割・最低7割という設定が現実的だと考えます。
「高学歴でもSPIで落ちる人が多い」という記述があるとおり、人気企業ゆえ基準は高めに置かれていると見るのが安全です。
模試や問題集の仕上げ段階で安定して8割に届くかを判断基準にし、届かない分野から優先的に潰していきましょう。いずれも公式発表のない目安である点は忘れないでください。
Cygamesの採用倍率と通過の難易度
採用人数は2022年度62名・2023年度58名・2024年度55名と推移しており、年間40〜50名とする情報も含めるとおおむね40〜60名規模です。
就活情報サイトの推計では内定率約5%から採用倍率は約20倍程度とされ、就職難易度を5.0満点と評価する記事もあるほどの狭き門です。
ES通過率は推定30〜40%程度とされ、書類とWebテストの段階で半数以上が絞られる計算になります。
一方で採用実績校は旧帝大・早慶から東京藝大・多摩美などの美術系、高専・専門学校まで幅広く、明確な学歴フィルターはないと見られています。出身校ではなく中身で評価される分、Webテスト対策の投資対効果が高い企業です。
テスト結果の使い回しはできる?
SPIの仕組み上、テストセンター方式であれば過去1年以内の受検結果を他社へ送信できるため、Cygamesがテストセンターを採用している年度なら使い回しは選択肢になります。
ただし前述のとおり受検方式の情報は割れており、自宅受検型だった場合はその都度の受検が必要です。
また使い回しは手元の点数が見えないまま送る判断になるため、ボーダー高めと推定される企業に対しては、手応えが十分だった結果に限って使うのが鉄則です。
編集部としては、使い回しを前提に計画を組まず、新規受検でも8割を狙える状態を作っておくことを推奨します。仮にテストセンター方式だった場合は、先に他社選考で高得点の結果を確保しておくと、Cygames本命の出願時に選択肢が広がります。
編集部が分析するCygamesのWebテスト対策ロードマップ
このセクションでは、ここまでの傾向分析を踏まえ、何をどの順番で対策すべきかを具体的に示します。
前提に置いたのは、研究室のコアタイムや学会準備を抱える理系学生が、まとまった勉強時間を確保しにくいという現実です。 教材選び・演習ツール・スケジュールの3点を、最短ルートに絞って解説します。
SPI対策におすすめの問題集・進め方
教材は主要なSPI対策本を1冊だけ選んで3周するのが基本で、複数冊に手を広げるより同じ問題の反復で解法を体に入れるほうが効率的です。
1周目は全分野を解いて苦手を可視化し、2周目は間違えた問題だけ、3周目は時間を計って本番ペースで解き直します。
理系の場合、非言語は1周目から正答率が出やすいため、2周目以降は言語の語彙・長文に時間を寄せる配分が有効です。
受検方式がCAB併用となる可能性に備えて、余力があれば暗号・法則性の例題に1〜2日触れておくと、本番で初見の形式に動揺せずに済みます。
練習できるアプリ・模試サービス
机に向かえない日は、スマホのSPI対策アプリで1問単位の演習を積むのが現実的です。実験の待ち時間や通学時間に非言語の頻出パターンを回すだけでも、解法の反射速度は維持できます。
仕上げ期には本番形式のWeb模試を必ず挟みましょう。模試はスコアと弱点分野が数値で返ってくるため、「8割に届いているか」というCygames向けの目標管理と相性の良い手段です。
時間切れで失点したのか、知識不足で失点したのかを切り分けられる点も、アプリ演習だけでは得られない価値です。
模試→弱点演習→再模試のループを2回転させれば、直前期の不安はかなり解消できます。
逆算した対策スケジュールの組み方
Cygamesの通常選考は複数の募集期間があり、体験談ではES締切が毎月25日とされているため、自分が出す回の締切から逆算して計画を立てます。
標準モデルは受検1ヶ月前スタートで、第1〜2週で問題集1周目、第3週で苦手分野の2周目、最終週で模試と時間配分の調整という流れです。
研究や院試と並行する場合は、平日30分のアプリ演習+週末2時間の問題集のように固定枠化すると、進捗が研究の繁忙に左右されにくくなります。
修士1年で受ける場合は学会シーズンと選考時期が重なりやすいため、夏〜秋のうちに非言語だけでも仕上げておくと、出願直前の負荷を大きく減らせます。
CygamesのES・面接対策
Webテストを越えた先で待っているのが、ESの深掘りを軸にした面接です。
このセクションでは、ES設問の傾向から一次・二次面接、最終面接まで、各段階で見られているポイントを整理します。 Cygamesの面接は回数が少ない分だけ1回あたりの密度が高いというのが体験談から読み取れる特徴で、準備の質がそのまま結果に直結します。
CygamesのESの傾向と通過のポイント
ES設問は志望動機・入社後5年のビジョン・苦労した経験・ガクチカと定番中心ですが、ESとSPIの両方が足切りとして機能するため、どちらか一方の出来だけでは通過できません。
ポイントは「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンに対して、自分の専門性がどう貢献できるかを具体で語ることです。
理系であれば、研究で課題を設定し自力で解決した経験は自走力の証明としてそのまま使えます。
5年ビジョンの設問は他社ESの使い回しが利きにくいので、志望職種の業務内容を採用サイトで確認し、職種名ベースで到達像を描いておきましょう。
一次・二次面接で聞かれる質問
一次面接はオンラインの個人面接で、学生1人に対して社員1〜3人・30分程度という体験談が多く、技術職では1対3形式の報告もあります。
内容はESの深掘りが中心ですが、その掘り方が鋭く、志望動機の強度を試される点が特徴です。「なぜゲーム業界か」「なぜ他社ではなくCygamesか」を3段階の深さまで言語化しておきましょう。
研究開発職は一次面接で研究プレゼンが課されるため、専門外の聞き手にも伝わる構成の練習が必須です。
一次のあとに人事面談を挟む例も報告されており、ここでの志望度確認も気を抜かないことが大切です。
最終面接で評価される観点
最終面接は社員2〜3人によるオンラインの個人面接で40分程度と、一次より長く濃い対話になります。
見られているのは志望度の高さとカルチャーマッチで、5年後・10年後のキャリアビジョンを自分の言葉で語れるかが問われます。
求める人物像である「No.1を目指す気持ち・素直さ・自走力」と自分の経験を結び付け、入社後の成長ストーリーとして一貫させておきましょう。
体験談では最終面接の結果が翌日に通知された例もあり、合否は通過・不通過に関わらず連絡されると公式FAQに明記されています。最後まで誠実に、熱量を言葉にして伝え切ることが内定への決め手です。
CygamesのWebテストに関するよくある質問
最後に、編集部へ寄せられることの多い疑問を3つ取り上げて回答します。
対策の開始時期・難易度の体感・不合格の典型要因は、いずれも準備の量と質を決めるうえで前提になる情報です。 ここまでの内容の振り返りも兼ねて、短く要点だけ確認しておきましょう。
対策はいつから始めるべき?
結論は受検予定日の1ヶ月前、研究が忙しい人は2〜3ヶ月前からの分散型をおすすめします。
SPI自体は1ヶ月の集中で仕上がる試験ですが、Cygamesはボーダーが高めと推定されるため、模試で8割を確認する余裕まで含めると早めの着手が安全です。
通常選考が秋以降に複数回あることを踏まえると、夏のうちに問題集の1周目を済ませておけば、どの募集回でも慌てずに出願できます。
修士の学生は学会や中間発表との衝突を先にカレンダーで洗い出し、空白期間に演習を寄せる計画が現実的です。
大学推薦の記載は公式FAQに見当たらず自由応募が基本とみられるため、推薦枠を待つのではなく、自分で募集回を選んで早めに動き出すことが結果的に最大の時短になります。
CygamesのWebテストは難しい?
出題そのものは標準的なSPIで、奇問・難問が並ぶわけではありません。
難しさの正体は、人気企業ゆえの高ボーダーと1問80秒ペースの時間制約にあります。
「理系上位校なら問題なく通る」という体験談がある一方、「高学歴でもSPIで落ちる人が多い」という記述もあり、地力だけで確実に通るとは限らないのが実態です。
特に理系は言語分野の語彙問題で想定外に時間を使うケースが目立つため、模試で科目バランスを確認してから本番に臨めば、体感難易度は大きく下がります。
落ちる原因は?
最も多いのは単純な演習量不足による時間切れで、解ける問題に時間を残せないまま終わるパターンです。
次に多いのが言語・非言語の偏りで、得意科目だけで合計点を稼ごうとするとボーダー8割の壁に届きません。
性格検査も軽視は禁物です。回答の一貫性が崩れると、能力点が足りていても職務適応性の面で評価を落とす可能性があります。求める人物像と矛盾しない自分の軸を事前に整理しておきましょう。
受検方式の確認漏れで形式に戸惑うケースもあるため、受検案内が届いたら方式と所要時間を最初に確認する習慣をつけましょう。
まとめ:CygamesのWebテストを最短突破するために
最後に、この記事の要点を振り返ります。受検直前に読み返すチェックリストとしても使えるよう、行動につながる形で4点に絞りました。
Cygamesの選考は面接回数が少なめで、ESとSPIの入口で半数以上が絞られる構造でした。 だからこそWebテスト対策は「やれば確実に効く」投資であり、ここを固めることが内定への最短ルートになります。
テストはSPI(言語・非言語・性格)が主流で、受検方式は年度・職種により異なる可能性があるため、SPIを軸にCAB系へも軽く備える二段構えが安全です。
ボーダーは体験談ベースで7〜8割が目安。問題集1冊3周とアプリ・模試の併用で、安定して8割を取れる状態を仕上がりの基準にしましょう。
研究と並行する理系学生は、ES締切の毎月25日から逆算した固定枠学習で、繁忙期に左右されない計画を組むことが鍵です。
入口さえ越えれば、研究で培った自走力はCygamesの求める人物像と強く響き合います。準備した人から順に通過していく試験です。今日から1冊目の問題集を開いて、最短ルートで内定をつかみに行きましょう。