
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
IHI(石川島播磨重工業)は、航空・宇宙・防衛から資源・エネルギー、社会基盤まで幅広い事業を展開する国内屈指の総合重工業メーカーです。
その技術力の高さから理系学生を中心に人気が高く、インターンシップの競争率も相応に高いと言われています。
本記事では、IHIのインターンシップの選考フロー・倍率・優遇情報・本選考との関係まで、理系学生の視点で徹底解説します。
なお、本記事では慣例に従いインターンシップを「インターン」と表記します。
選考突破のポイントや落ちた後の対策についても詳しくまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次[目次を全て表示する]
【IHIのインターン】特徴と魅力は?
IHIのインターンは、技術系職種を対象とした実践型のインターンシップです。航空エンジンのタービン空力技術、超小型衛星の通信系設計、ロケット用エンジンの研究開発など、最先端の技術テーマに携わる機会があることが最大の魅力です。
参加期間は数日間から数週間程度のものが多く、実際の研究・開発現場に入って社員と一緒に作業を進めるスタイルが中心です。
単なる会社見学や座学研修にとどまらず、自分の専門性を実際の業務に活かす経験ができる点が、理系院生から特に高く評価されています。また、IHIが取り組むテーマは社会インフラや防衛・宇宙といった国家的プロジェクトとも関わりが深く、スケールの大きな仕事を肌で感じられる貴重な機会になるでしょう。
インターン期間中は現場の社員から直接指導を受けられるため、就業体験としての質も高く、自社の職場環境・社風を確かめる場としても活用されています。
【IHIのインターン】会社概要の紹介
IHIは1853年に創業した歴史を持つ総合重工業メーカーで、170年以上にわたり日本の産業と社会インフラを支え続けてきました。航空・宇宙・防衛、資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械の4つの事業領域を軸に、グローバルに事業を展開しています。
本社は東京都江東区豊洲に置き、グループ全体の従業員数は数万人規模にのぼります。インターンシップを通じて次世代を担う技術者の発掘にも積極的に取り組んでいます。
| 会社名 | 株式会社IHI |
|---|---|
| 設立 | 1889年(創業1853年) |
| 本社所在地 | 東京都江東区豊洲3-1-1 豊洲IHIビル |
| 事業内容 | 航空・宇宙・防衛事業、資源・エネルギー・環境事業、社会基盤・海洋事業、産業システム・汎用機械事業 |
| 従業員数(単体) | 約7,840名(2025年3月期) |
| 平均年収 | 約813万円(2025年3月期) |
| 公式サイト | https://www.ihi.co.jp/ |
IHIの採用倍率
IHIの採用倍率は正式に公表されていませんが、就活関連サイトの口コミや体験談をもとにすると、数十倍程度とも言われています。国内トップクラスの重工業メーカーということもあり、理系学生・院生からの応募が集中しやすく、インターン段階から高い競争率になりやすい傾向があります。
志望者が多い分、しっかりとした事前準備が選考突破の鍵になります。特に技術系インターンでは専門知識のアピールが求められるため、研究概要の言語化を早めに進めておくことが重要です。
IHIの平均年収
IHIの平均年収は、有価証券報告書のデータをもとにすると約813万円程度と言われています(2025年3月期・平均年齢41.1歳時点)。重工業・製造業大手の中でも比較的高水準で、特に技術職・専門職においては経験年数や役割に応じて着実に上昇する傾向にあるとされています。
初任給については毎年の採用情報によって異なるため、最新の採用ページで確認することを推奨します。
理系はどのような職種がある?
IHIの技術系職種は多岐にわたり、インターンシップでも以下のような領域が対象となっています。
- 航空エンジンの設計・開発・品質保証
- ロケット・宇宙機器の研究開発
- プラント・社会インフラの設計・施工管理
- 産業機械・物流システムの開発
- エネルギーシステムの研究・技術開発
- 生産技術・製造プロセスの改善
- 情報システム・デジタル技術の活用
専攻分野は機械・航空・電気・情報・材料・化学など幅広く、自分の専門が活かせる部門に配属される形が基本です。インターンシップのテーマはその年の研究課題によって変わるため、募集要項で確認することが大切です。
採用実績のある大学・大学院
IHIでは旧帝大や早慶をはじめとする理工系強豪校からの採用実績が多い一方、東海大学や日本大学など幅広い大学からも採用が行われていると言われています。特定の大学・大学院に偏った採用を行っているわけではなく、専門性・人物面での評価が重視されるとされています。
なお、特定の大学・大学院のみを対象にした選考形式は設けていないと言われており、出身校よりも研究内容や志望の一貫性が問われる傾向があります。
【IHIのインターン】インターンの概要
インターンの内容
IHIのインターンシップは、技術系コースを中心に実施されています。参加者は実際の研究・開発部門に配属され、担当社員のもとで特定のテーマに取り組む形が基本です。
テーマの例としては、航空エンジンのタービン空力技術や伝熱冷却技術の解析、超小型衛星システムの通信系設計・シミュレーション、ロケット用メタンエンジンの研究開発支援、プラント設備の最適化検討などが過去に挙げられています。
参加者は座学研修だけでなく、実際の設計ツールやシミュレーションソフトを使った実務に近い作業に取り組む機会があります。期間中には社員との意見交換や成果発表の場が設けられることも多く、技術者としての視点を養う経験になります。最終日には取り組み内容の発表・フィードバックを受けることが多く、自分の研究との接続点を見つけながら業務理解を深められる点がインターンシップ最大の価値です。
締め切りはいつ?夏・冬の募集スケジュール
IHIのインターンシップは、夏季と冬季に実施される形が基本です。夏のインターンシップは6月〜7月頃にエントリー受付が始まり、8月〜9月頃に実施されることが多いとされています。冬のインターンシップは10月〜11月頃に募集が始まり、12月〜2月頃に実施される傾向があります。
ただし、年度によってスケジュールが変わる場合があるため、IHI公式の採用サイトやマイナビ・ワンキャリアなどの就活プラットフォームを定期的に確認することが重要です。
応募締め切りが早い場合もあるため、大学3年生の5〜6月頃から情報収集を始めておくのが理想的です。
IHIのインターンの特徴
IHIのインターンシップにはいくつかの特徴があります。まず、テーマごとに配属部門が細分化されているため、自分の専門分野に近い業務に携わりやすい点があります。また、参加者数が絞られていることが多く、少人数での密度の高い就業体験が可能です。
さらに、インターン参加後に社員からのフィードバックや社内情報が提供される場合があり、会社理解を深めるうえでも非常に有用とされています。重工業という業界の特性上、現場では国家規模のプロジェクトに関わる体験ができることも大きな特徴のひとつです。
【IHIのインターン】インターンの選考フロー
IHIのインターンシップ選考は、以下の流れで進むことが多いとされています。各ステップの詳細は年度や募集コースによって異なる場合があるため、最新の公式情報も合わせて確認してください。
公式採用サイトまたは就活プラットフォームからエントリーを行います。マイページ登録後に応募フォームが開放されます。
志望動機・関心のある事業・研究概要などを記入したESを提出します。200字程度の設問が複数出題される形式が多いとされています。
SPI形式のWEBテストが実施されます。言語・非言語・性格検査が中心で、テストセンター形式で受験するケースもあります。
人事担当者と技術系社員(課長クラス程度)の2名程度が面接官を担当することが多いとされています。自己紹介・志望理由・研究内容などが問われます。
選考通過後、指定された期間・テーマで就業体験に参加します。最終日には成果発表が行われることが多いです。
【IHIのインターン】インターンの倍率・難易度
難易度
IHIのインターンシップは、国内屈指の総合重工業メーカーという知名度から応募者が集中しやすく、難易度は高めと評されることが多いです。特に技術系コースでは専門性の高い志望動機や研究概要の明確な説明が求められるため、準備不足では通過が難しい傾向があります。
ESと面接の両方でしっかり評価される形式が多く、選考の各ステップで一定の基準を満たすことが求められます。
倍率が高い理由
IHIのインターンシップの倍率が高くなりやすい理由はいくつか考えられます。まず、航空・宇宙・防衛・エネルギーといった魅力的な事業領域が理系学生の関心を引きやすい点があります。また、インターン参加が本選考の優遇につながる可能性があるとされるため、戦略的に応募する学生も多いとされています。
さらに、採用人数自体が多くないことも相まって、インターンの募集枠は限られていると言われています。国家プロジェクト規模の仕事に触れられる企業として早期から認知度が高く、大学3年生の時期から準備を進める学生が多い点も倍率を押し上げる要因のひとつです。
選考通過率
選考通過率は公式には公表されていませんが、就活関連サイトの体験談をもとにすると、インターン選考の通過率は数%〜十数%程度とも言われています。ESの段階で一定数が絞られ、WEBテストと面接を経て最終的に参加者が決まる形が多いとされています。各ステップで着実に準備することが通過率の向上につながります。
夏と冬どっちが倍率が高い?
一般的に、夏のインターンシップは応募者数が多くなりやすいため、冬に比べて倍率が高い傾向があると言われています。夏は就活解禁前の主要なインターン期間として認知されているため、早期から動いている学生が集中しやすい特徴があります。
一方、冬のインターンシップは夏に落ちた学生の再応募や、夏に参加できなかった学生が応募するケースも多く、こちらも競争は激しいとされています。どちらか一方に絞るのではなく、両方にエントリーする戦略が有効です。
【IHIのインターン】インターン優遇はある?
早期選考優遇
IHIのインターンに参加した学生には、早期選考への案内が行われる場合があると言われています。ただし、参加すれば必ず早期選考を受けられるわけではなく、インターン期間中のパフォーマンスや積極性も評価に影響するとされています。
早期選考が実施される場合、通常の本選考よりも早い時期に選考が進むため、就活スケジュール全体を有利に進める観点でも、インターン参加の価値は高いと言えます。
本選考優遇
本選考においても、インターン経験者に対して一部の選考ステップが免除・短縮されるケースがあると言われています。ただし、公式に優遇内容が明示されているわけではないため、実際の扱いは年度や部門によって異なる可能性があります。
インターン参加を本選考の足がかりとして捉え、参加中に積極的なアピールを意識することが重要です。
リクルーター・推薦との関係
IHIではインターン参加後にリクルーター面談が設定されるケースがあると報告されています。リクルーターとの面談は、社員から直接企業情報や職種の詳細を聞ける場であるとともに、本選考に向けた関係構築の機会ともなります。
また、大学の研究室推薦(学校推薦)を活用する選択肢もあり、推薦ルートを使う場合は学内の就職支援窓口や指導教員への確認が必要です。インターンとの併用も可能かどうかは、状況に応じて確認してみてください。
【IHIのインターン】学部生と院生どちらが有利?
IHIの技術系インターンシップでは、大学院生(修士・博士)が有利とされる傾向があります。インターンのテーマが研究開発に近い内容であることが多く、専門的な研究経験を持つ院生の方がテーマへの親和性が高いためです。
実際に、就活関連サイトの体験談を見ると院生の参加者が多い傾向が見受けられます。しかし、学部生でも専門性の高さや研究への取り組み姿勢が伝わるESと面接対策を行えば、十分に選考通過できる可能性があります。
学部生がインターンに挑戦する場合は、自分の専門分野とIHIの事業がどのように結びつくかを具体的に言語化することが特に重要です。学術的な研究の話を社会課題解決の文脈に落とし込んで話せるよう準備しておきましょう。また、院進を検討している学部生にとっても、インターン参加を通じて研究者・技術者としてのキャリアイメージを磨く場として活用する価値があります。
【IHIのインターン】選考通過するためのポイント
志望動機
IHIのインターン選考では、なぜIHIのインターンシップを選んだのか、自分の専門・研究とどう結びつくのかを具体的に伝えることが重要です。「大手だから」「規模が大きいから」という抽象的な理由では通過しにくく、IHIが取り組む特定の事業領域や技術課題に対する関心を明確に示す必要があります。
たとえば、「航空エンジンの高温部材技術に関心があり、自分の研究テーマである耐熱合金の開発と直結すると考えた」といった具体的な内容を盛り込むことで、志望の一貫性と専門性を同時にアピールできます。志望動機はESだけでなく面接でも必ず問われる項目のひとつです。
IHIの事業内容を大枠で捉えるのではなく、部門・テーマ単位で深く理解したうえで、自分の強みと接点を見つけることが選考通過のカギになります。
Webテスト・適性検査
IHIのインターン選考では、SPI形式のWEBテストが実施されるとされています。言語・非言語の基礎問題が中心で、テストセンターでの受験形式になるケースもあります。適性検査は足切りとして機能することが多く、基礎的なスコアを確保できないと書類・面接の評価にかかわらず通過が難しくなります。
対策としては、SPI対策用の問題集を一冊仕上げておくことが基本です。数的処理・言語問題の速度と正確性を同時に高めるために、本番想定の時間内で問題を解く練習を繰り返すことが効果的です。テストセンター方式の場合は事前の会場予約や操作感の確認も忘れずに行いましょう。
研究概要・技術面接の対策をする
IHIの技術系インターン面接では、自分の研究内容の説明と、IHIの事業との関連付けが求められることが多いとされています。面接官に技術系社員が含まれる場合、専門用語を用いながらも分かりやすく研究内容を説明できるかが評価されます。
研究概要は「研究テーマ・背景・方法・成果・今後の展望」の5要素に分けて整理し、2〜3分で口頭説明できるよう練習しておきましょう。技術的な質問に対して「まだ詳細は分からないが、◯◯の観点からアプローチしたい」と積極的に答えようとする姿勢も重要です。IHIの研究テーマや技術的な取り組みをあらかじめ調べ、「なぜそのテーマに配属されたいか」を論理的に説明できる状態で面接に臨むことが理想です。
【IHIのインターン】評価される人物像
主体的に考え行動できる人
IHIのインターン選考では、与えられた課題に対して自ら考え、能動的に取り組む姿勢が評価されると言われています。指示待ちではなく、問題を自分ごととして捉えて仮説を立て、試行錯誤できる人物が求められています。技術者としての主体性は、実際の業務でも重要な要素であるため、ESや面接でそのような姿勢を具体的なエピソードで示すことが有効です。
過去の研究や学業における「自分で課題を発見し、解決に向けて動いた経験」を準備しておきましょう。チームプロジェクトでの役割発揮や、自主的に学んだ技術・知識のエピソードも効果的です。
視野が広くチームで動ける人
IHIは大型プロジェクトを多部門・多職種が連携して進める組織です。そのため、自分の専門領域に閉じず、チーム全体の目標に向けて協調して動ける人物が高く評価される傾向があります。
技術的な専門性だけでなく、コミュニケーション力や多様な視点を持って考えられる柔軟性も重要な評価軸のひとつです。インターン期間中も、担当テーマ以外の部門や業務への関心を示す姿勢が好印象につながるとされています。面接でも「異なる専門を持つ人との協働経験」や「自分の役割以上の貢献をした経験」を具体的に伝えると効果的です。
【IHIのインターン】インターンに落ちたら本選考は受けられない?
IHIのインターンシップに落ちた場合でも、本選考に応募すること自体は可能とされています。インターン不参加が本選考の応募資格に影響するとは公表されておらず、インターン経験なしで本選考を受ける学生も一定数いると言われています。
ただし、インターン参加者が早期選考や一部ステップの優遇を受ける可能性があることを踏まえると、インターンに落ちた場合は本選考に向けた準備をより入念に行う必要があります。
インターンで落ちた際は、まず選考のどのステップで評価が伸びなかったかを振り返ることが重要です。ESの内容・WEBテストの対策・面接の準備のうち、どこに課題があったかを整理したうえで改善しましょう。
また、IHI以外の重工・プラント・航空系メーカーのインターンシップに参加し、就業体験を積んでおくことも本選考での強みにつながります。インターンに落ちたことを気にしすぎず、本選考までの期間を有効活用することが大切です。
【IHIのインターン】IHIのインターンに関するよくある質問
文系でもIHIのインターンに参加できますか?
大学の授業と両立してインターンに参加できますか?
IHIのインターンシップに参加するために必要な準備は何ですか?
IHIのインターンは選考が複数ありますか?
IHIのインターンは有給ですか?
【IHIのインターン】まとめ
IHIのインターンシップは、航空・宇宙・エネルギー・社会インフラといった最先端の技術領域に関わる実践的な就業体験ができる、理系学生にとって非常に価値の高いインターンシップです。選考はES・WEBテスト・面接の複数ステップで構成されており、難易度は高めとされていますが、しっかりと準備を積めば対策可能です。
選考通過のカギは、自分の研究とIHIの事業テーマとの接点を具体的に言語化すること、そして技術面接に向けた研究概要の整理です。インターン参加後は早期選考への案内やリクルーター面談につながる可能性もあるとされており、本選考を見据えた戦略的な活動の第一歩としても価値があります。
インターンシップに落ちた場合でも本選考への道は開かれているため、諦めずに改善を続けることが大切です。この記事を参考に、IHIのインターン選考に向けた準備を進めてみてください。

