
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
カナデビア(旧 日立造船)の就職難易度が気になっていて、インターンや選考の情報をまとめて知りたいと考えていませんか。
カナデビアは採用倍率を公表していませんが、27卒の募集人数は約130名(事務系30名・技術系100名)、26卒の採用実績は135名です。
選考はWEBテスト(SPI3)と3回の面談で進み、技術系は学校推薦を使うと書類選考と一次面談が免除されます。
この記事では、カナデビアの採用サイトとマイナビの企業掲載をもとに、就職難易度の考え方と28卒のインターンの流れを整理します。
あわせて、選考に向けて今からできる準備も、就活アドバイザーの視点で具体的に紹介します(2026年10月1日確認)。
目次[目次を全て表示する]
カナデビアの就職難易度は?採用人数と選考の流れ
カナデビアの就職難易度を一つの数字で言い切ることはできませんが、採用人数の推移と選考の段階を見れば、どれくらいの準備が必要かは判断できます。
倍率は応募者数が分からないと計算できず、カナデビアは応募者数を公表していません。
そのため、就活サイトなどで見かける倍率の数字は、会社が出したものではない点に注意が必要です。
代わりに手がかりになるのが、公式に出ている採用人数と、技術系・事務系・学校推薦で選考の段階の数が違うことの2つです。
ここでは、この2つから就職難易度をどう読むかを順に説明します。
どちらも公式に確かめられる情報なので、ほかの企業と比べるときの物差しとしても使えます。
採用人数の推移から見る難易度
カナデビアの新卒採用の募集要項に載っている採用人数は次のとおりです。
| 卒年 | 合計 | 事務系 | 技術系 |
|---|---|---|---|
| 27卒(募集) | 約130名 | 30名 | 100名 |
| 26卒 | 135名 | 33名 | 102名 |
| 25卒 | 93名 | 30名 | 63名 |
| 24卒 | 109名 | 36名 | 72名 |
| 23卒 | 89名 | 20名 | 69名 |
ここ数年の採用は年に90〜135名ほどで、技術系が全体のおよそ7割を占めています。
一方で事務系は毎年20〜36名ほどと枠が小さいため、文系の学生にとっては、人気メーカーの事務系と同じくらいの狭き門だと考えて準備しておくのが安全です。
技術系は人数が多いものの、機械・電気・化学・土木など幅広い専攻から採用しているため、自分の専攻をどの事業に生かすかを語れる人が有利になります。
27卒は前年に近い約130名を募集しているので、28卒も大きく減らない前提で計画を立ててよいでしょう。
ただし28卒の募集人数はまだ公開されていないため、2027年に募集要項が出たら最初に人数を確かめる習慣をつけておきます。
年によって人数が上下するのは事業の状況や人員計画によるもので、少ない年に当たったとしても、準備すべき中身は変わりません。
人数の多い少ないに振り回されず、自分の志望と準備の中身を固めることに力を注ぎましょう。
選考の段階と学校推薦の有無
技術系の自由応募は、WEBテスト(SPI3)、書類選考、一次面談(WEB)、二次面談(WEB)、最終面談(対面)の5段階です。
技術系の学校推薦では、書類選考と一次面談が免除され、WEBテスト、二次面談、最終面談の3段階で進みます。
事務系は自由応募だけで、WEBテスト、書類選考、一次面談(WEB)、二次面談(対面)、最終面談(対面)の流れです。
段階が多いほど、どこか一つでつまずく可能性も増えるため、事務系と技術系の自由応募は準備の範囲が広くなります。
技術系の人は、自分の大学や研究室にカナデビアの推薦枠があるかを、キャリアセンターや指導教員に早めに確認しておくと、選考の組み立てがしやすくなります。
推薦を使うかどうかで準備の時期も変わるので、研究室の先輩がどの方法で応募したかを聞いておくのも役に立ちます。
段階の数がわかれば、それぞれにどれくらいの準備期間を割くかも逆算しやすくなります。
自由応募で受ける人は、WEBテストの対策を早めに終わらせ、面談の準備に時間を残す計画にしておくと安心です。
カナデビアの会社概要
カナデビアは1881年創業の環境・機械・インフラのメーカーで、2024年10月1日に日立造船から社名を変えました。
社名が変わったことで、古い情報では日立造船の名前で載っていることも多く、企業研究では両方の名前で調べるのがおすすめです。
主力はごみ焼却発電などの環境事業で、2020年以降はイギリスやドバイなどでも大型のごみ焼却発電施設を受注するなど、海外にも事業を広げています。
環境やインフラは景気に左右されにくい分野で、自治体などの公共の発注先と長く付き合う仕事が多いのも特徴です。
会社の基本情報は次のとおりです。
| 会社名 | カナデビア株式会社(旧 日立造船株式会社) |
|---|---|
| 設立 | 1934年5月29日(創業1881年4月1日) |
| 本社 | 大阪市住之江区南港北1丁目7番89号 |
| 代表者 | 代表取締役 取締役社長 グループCEO 桑原 道 |
| 従業員数(連結) | 12,666名(2026年3月31日現在) |
カナデビアの採用倍率
カナデビアは採用倍率を公表していません。
応募者数が分からない以上、どのサイトに載っている倍率も推測の数字であり、その数字で受けるかどうかを決める必要はありません。
倍率の代わりに見ておきたいのは、採用人数、選考の段階の数、説明会への参加が本選考の入り口になっていることの3つです。
採用人数は年に90〜135名ほどで、メーカーとしては中規模からやや多い採用です。
選考の段階は自由応募で5段階あり、どの段階も対策しておく必要があります。
本選考は説明会やWEBセミナーへの参加の後にエントリーシートを出す流れなので、説明会に出ていないと応募の準備が始まらない点も、難易度を考えるうえで見落とせません。
倍率がわからない分、こうした確かな材料をもとに準備の範囲を決めておくと、必要以上に不安にならずに済みます。
気になる企業がほかにもある場合は、同じ3つの材料で比べておくと、エントリーの優先順位も決めやすくなります。
初任給と休日
カナデビアの初任給(2025年4月入社者実績)は、学部卒27万5,000円、修士了29万5,500円、高専本科卒25万3,500円です。
学部卒と修士了の差は2万500円で、大学院に進むかどうかを考えている人は、この差も判断材料の一つになります。
賞与は年2回(6月・12月)、昇給は年1回(7月)です。
休みは完全週休2日制(土・日曜日)で、年間休日は125日(2025年度実績)、年次有給休暇は初年度から22日あります。
本社の勤務時間は8時45分から17時35分で、スーパーフレックスと在宅勤務の制度もあります。
2026年4月入社の初任給はまだ公開されていないため、28卒の人は募集要項が出たときに最新の金額を確かめてください。
年収を比べるときは、初任給だけでなく賞与の回数や休日の日数もあわせて見ると、働き方の全体像がつかみやすくなります。
休日が多く有給休暇も初年度から使いやすいので、研修期間中も含めて生活のリズムを整えやすい環境だといえます。
理系はどのような職種がある?
カナデビアの技術系の職種は、技術営業、資材調達、研究・開発、設計、施工管理、運営管理、アフターサービス、安全管理、品質管理などです。
募集学科は、機械、電気、電子、制御、情報・数学、化学、土木・建築、原子力など幅広く、多くの理系の専攻が対象になっています。
カナデビアの採用FAQには、機種別採用や職種別採用は行っておらず、できるだけ本人の希望を大切にして配属を決めると書かれています。
つまり応募の段階で職種を一つに絞る必要はなく、どの事業で何をしたいかを語れることが大切です。
ごみ焼却発電の設計に関わりたいのか、橋や水門などのインフラの施工管理に関わりたいのか、事業の単位で考えると志望を具体的にしやすくなります。
なお27卒では研究開発職だけは職種を限定して募集していたので、研究職を考えている人は28卒の募集要項で同じ枠があるかを確かめておきます。
設計や施工管理など現場に近い仕事を考えている人は、工場見学のあるオープンカンパニーで実際の設備を見ておくとイメージが具体的になります。
採用実績のある大学・大学院
カナデビアは採用大学の一覧を自社の採用サイトでは公表していません。
マイナビの企業掲載(27卒向けからの抜粋)には、大阪大学、京都大学、神戸大学、東京大学、早稲田大学などの大学院・大学に加え、高専や海外の大学も載っています。
本社が大阪にあるため関西の大学が目立ちますが、一覧には全国の大学と高専が並んでいて、特定の大学に限った採用ではないことが読み取れます。
大学名よりも差がつきやすいのは、専攻をカナデビアの事業にどう生かすかを説明できるかどうかです。
採用大学の一覧を見て不安になるより、自分の専攻が募集学科に入っているかを確かめ、事業とのつながりを言葉にしておくほうが選考の準備として役に立ちます。
同じ大学の先輩がカナデビアに入社していれば、キャリアセンターを通して話を聞けることもあるので、一度問い合わせてみるのも一つの方法です。
先輩の話を聞くときは、選考で何を聞かれたかよりも、入社後にどの事業でどんな仕事をしているかを聞くと、志望の理由づくりに役立ちます。
カナデビアの28卒インターンの概要
カナデビアの28卒向けの夏インターンはすでに終わっていますが、例年10〜12月には秋のオープンカンパニーが開かれています。
夏のインターンは理系向けで、大学生・大学院生向けの5日間の職場体験と、高専生限定の2週間のインターンの2つがありました。
どちらもエントリーシートの締め切りは7月だったため、28卒でこれから参加を考える人は、秋のオープンカンパニーと1〜3月の会社説明会が次の機会になります。
文系の学生は、夏インターンの対象ではありませんでしたが、オープンカンパニーには文系の大学生も参加できます。
ここからは、夏のインターンの中身と、例年のスケジュール、参加の条件を順に見ていきます。
インターンの内容
マイナビ2028のカナデビアの掲載(企業が掲載した情報)に載っている28卒向けのインターンは次の2つです。
| プログラム | 日程・場所 | 対象・選考 |
|---|---|---|
| 職場体験プログラム(5日間) | 9月7日〜11日、9月14日〜18日・本社(大阪・東京)、工場(大阪・熊本) | 理系の大学生・大学院生・ES+適性検査(ES締切 7月15日、終了) |
| 高専生限定 2週間インターンシップ | 8月中旬〜下旬・本社(大阪)、工場(大阪・熊本) | 28卒の高専生・選考あり(ES締切 7月3日、終了) |
職場体験プログラムは、実際に部署に配属され、社員と一緒に5日間働く実務型のインターンです。
体験できる事業は、環境、機械、社会インフラ・防災、脱炭素化、ICTの5つで、自分の興味に近い事業を選べる形でした。
短期の説明型のプログラムと違い、部署の仕事の進め方や、社員同士のやり取りを近くで見られるのが特徴です。
高専生限定のインターンは2週間と長く、食費・交通費・宿泊施設が用意されていて、遠方からでも参加しやすい条件でした。
29卒以降の人や来年度に備える人は、夏の実務型インターンは7月にES締切があることを覚えておくと、春からの準備の目安になります。
5日間で複数の社員と話せるので、どの事業が自分に合いそうかを見極める場としても使えます。
来年度の夏に挑戦する人は、春のうちにどの事業を選ぶかの候補を2つほど決めておくと、エントリーシートを書くときに迷いません。
締め切りはいつ?夏・冬の募集スケジュール
カナデビアの採用イベントのページによると、カナデビアの採用イベントは例年、次のような流れで開かれています。
夏期のオープンカンパニーが6〜7月、夏期インターンシップが8〜9月、秋期のオープンカンパニーが10〜12月、会社説明会・座談会が1〜3月です。
オープンカンパニーは、対面なら会社説明、事業・職種紹介、施設・工場見学、若手社員との座談会まで1日で体験できます。
オンライン開催もあり、会社説明と事業・職種紹介、座談会に参加できます。
28卒向けの秋のオープンカンパニーの日程は、10月1日時点ではまだ公開されていません。
日程はマイページで案内されるため、28卒マイページに登録し、案内が来たらすぐ予約できる状態にしておくのが確実です。
対面の回は工場見学があるため人気が出やすく、案内が来てから数日で埋まることも考えられます。
授業や研究の予定と重なりやすい時期なので、候補日を2つ以上押さえておくと参加の機会を逃しにくくなります。
カナデビアのインターンの特徴
カナデビアのインターンで特に気をつけたいのは、職場体験プログラムが、事前に行われた説明会に参加した人だけに案内されたことです。
つまり夏の実務型インターンに参加するには、春から初夏の説明会に出ておく必要がありました。
本選考も、プレエントリーの後に説明会やWEBセミナーに参加してからエントリーシートを出す流れで、説明会がほぼすべての入り口になっています。
職場体験の報酬はありませんが、交通費は支給され、高専生限定のインターンでは食費と宿泊施設も用意されていました。
気になっている段階でも、説明会やオープンカンパニーに早めに一度参加しておくと、その後の選択肢が大きく広がります。
一度参加しておけば、会社の雰囲気が自分に合うかどうかも早い段階で判断できます。
早めに参加しておくと、冬の説明会では聞きたいことが具体的になり、限られた時間をより有効に使えます。
説明会の案内はマイページから届くので、登録だけは今日のうちに済ませておくと確実です。
インターンの選考フロー
カナデビアのインターンは、28卒マイページへの登録、説明会への参加、エントリーシートと適性検査の順に進みました。
2026年4月1日に28卒向けのマイページが開きました。
職場体験プログラムは、事前の説明会に参加した人だけが案内されました。
大学・院の職場体験は7月15日、高専生限定は7月3日がES締切でした。
職場体験プログラムの選考は、エントリーシートと適性検査・筆記試験の2つで行われました。
エントリーシートでは、どの事業の仕事を体験したいのか、そこで何を確かめたいのかを書けると、受け入れる部署もイメージしやすくなります。
適性検査は本選考と同じSPI3が使われる可能性があるため、夏までに一通り解いておくと、インターンと本選考の両方に生きます。
本選考も、プレエントリー、説明会またはWEBセミナー、WEBエントリーシートと学業成績証明書の提出から始まるので、成績証明書をすぐ出せるようにしておくと慌てずに済みます。
インターンの選考と本選考はつながった流れなので、夏に向けた準備がそのまま本選考の準備にもなると考えて進めてください。
インターンの倍率・難易度
カナデビアはインターンの応募者数や倍率を公表していません。
ただ、選考の中身と定員の書き方から、どこで差がつきやすいかは読み取れます。
職場体験プログラムは定員が未定とされ、選考はエントリーシートと適性検査・筆記試験でした。
高専生限定のインターンは1回あたり10〜30人未満の受け入れで、こちらも選考がありました。
倍率の数字を探すより、説明会への参加とエントリーシートの中身で確実に条件を満たすことに時間を使うほうが、結果につながります。
以下では、定員と選考の中身から見た難易度と、夏と冬の違いを説明します。
定員と選考から見た難易度
職場体験プログラムは、実際に部署へ配属される形式のため、受け入れられる人数は部署ごとの事情で決まると考えられます。
そのため希望する事業に応募が集まると、その事業では参加が難しくなることがあります。
環境事業のように会社の主力で人気が出やすい分野だけでなく、社会インフラ・防災や脱炭素化など、ほかの事業も候補に入れておくと参加の可能性を広げられます。
適性検査・筆記試験は、基礎的な言語と非言語の力を見るもので、対策をしていれば大きく差をつけられにくい段階です。
差がつきやすいのは、なぜその事業を体験したいのかをエントリーシートで具体的に書けるかどうかで、専攻とのつながりを一文でも入れると伝わり方が変わります。
エントリーシートを書いたら、事業の名前を入れ替えても通じる内容になっていないかを読み返すと、具体性が足りているかを確かめられます。
書き上げたものを大学のキャリアセンターや友人に読んでもらい、何を体験したいのかが伝わるかを確かめると、さらに精度が上がります。
夏と冬どっちが倍率が高い?
28卒向けに公表されているのは夏のインターンだけで、冬のインターンは10月1日時点で発表されていません。
そのため夏と冬の倍率を比べることはできません。
秋から冬にかけてのプログラムとして例年開かれているのは、10〜12月の秋のオープンカンパニーと、1〜3月の会社説明会・座談会です。
オープンカンパニーは選考のあるインターンではなく、会社と仕事を知るためのプログラムなので、参加のハードルはインターンより低めです。
夏に参加できなかった人は、秋のオープンカンパニーで工場見学や座談会に参加し、本選考に向けた材料を集めるのが現実的な動き方です。
座談会では若手社員に直接質問できるので、聞きたいことを事前に3つほど用意しておくと、志望の理由を固める材料になります。
質問は、仕事の一日の流れや、入社前と後で印象が変わったことなど、サイトでは読めない内容にすると得るものが大きくなります。
聞いた内容は、その日のうちに自分の志望とどうつながるかを書き出しておくと、本選考のエントリーシートの下書きになります。
カナデビアにインターン優遇はある?
カナデビアの採用サイトとマイナビの企業掲載に、優遇や早期選考という言葉はありません(2026年10月1日確認)。
ただしマイナビの掲載には、インターン参加者に本選考の案内をするという記載があります。
案内があることと、選考が免除されたり有利になったりすることは別の話なので、分けて理解しておく必要があります。
一方で技術系の学校推薦には、書類選考と一次面談が免除されるという、はっきりした選考上の扱いがあります。
ここでは、インターン参加者への案内と、学校推薦の扱いを順に説明します。
どちらも公式の書き方をそのまま確かめられるので、うわさに頼らずに判断できます。
インターン参加者への選考の案内
マイナビ2028の職場体験プログラムの掲載には、「インターンシップへ参加された方には、2028年3月以降に当社選考にご案内させていただきます。」と書かれています。
高専生限定のインターンについては、参加者に2027年10月以降に選考を案内すると書かれています。
どちらも、参加者に選考の案内を送るという内容で、選考の一部が免除されるとは書かれていません。
案内が届くことで、本選考の始まりを見逃さずにすむという利点はあります。
インターンに参加した人も、本選考では同じようにSPI3と面談の準備が必要だと考えておくのが安全です。
参加できなかった人も、28卒マイページに登録しておけば本選考の案内は受け取れます。
案内を受け取ったら、締め切りと必要な書類をすぐにメモし、提出までの日程を逆算しておくと慌てずに済みます。
案内のメールは見落としやすいので、マイページに登録したメールアドレスを、ふだん確認するものにしておくと安心です。
学校推薦との関係
カナデビアの新卒採用の募集要項によると、技術系の学校推薦では書類選考と一次面談が免除されます。
自由応募が5段階なのに対して、推薦はWEBテスト、二次面談、最終面談の3段階で進むため、選考の負担はかなり軽くなります。
事務系の学校推薦の記載は募集要項にはなく、事務系は自由応募で進むと考えておきます。
推薦枠があるかどうかは大学や学科によって違うため、カナデビアの推薦があるかを、キャリアセンターや研究室の担当教員に確認してください。
推薦は一度使うと辞退しにくいものなので、本当に第一志望かどうかを考えてから使うことも忘れないようにしましょう。
推薦を使うか迷う場合は、秋のオープンカンパニーや冬の説明会で仕事の中身を確かめてから決めても遅くありません。
推薦の手続きの締め切りは大学ごとに違うので、使うかもしれない人は、学内の締め切りも早めに確かめておきます。
自由応募で進めてから推薦に切り替えられるかどうかも会社によって違うため、迷ったら採用担当に問い合わせて確かめます。
学部生と院生どちらが有利?
カナデビアの採用サイトには、学部生と院生のどちらが有利かの記載はありません。
カナデビアの採用FAQには、機種別採用や職種別採用は行わず、専門的知識と業務適性を確かめたうえで、できるだけ本人の希望を大切にして配属を決めると書かれています。
この書き方からは、学歴の違いよりも、身につけた専門知識をどの仕事に生かせるかが見られていると読み取れます。
初任給は学部卒27万5,000円、修士了29万5,500円で、修了した学歴によって金額は違いますが、選考上の有利・不利とは別の話です。
学部生は授業やゼミ、院生は研究の内容を、カナデビアのどの事業にどうつながるかまで説明できるように整理しておくと、どちらの立場でも強みとして伝えられます。
FAQには、強い思いを持っている人は面接ではっきり主張してほしいとも書かれていて、希望する事業を明確にしておくことが評価につながりやすい会社です。
選考通過するためのポイント
カナデビアの選考に向けて準備しておきたいのは、説明会への参加、SPI3、事業への理解の3つです。
説明会は本選考の入り口で、参加していないとエントリーシートの提出に進めません。
SPI3は自由応募でも推薦でも受ける試験で、どの応募方法でも避けて通れません。
事業への理解は、職種別採用をしていないカナデビアで、自分がどこで何をしたいかを伝えるための土台になります。
3つとも今から少しずつ進められるものなので、順番に見ていきます。
特に説明会への参加は時期が限られるので、ほかの2つより先に日程を押さえておくのがおすすめです。
説明会やオープンカンパニーに参加しておく
カナデビアの本選考は、プレエントリーの後に説明会またはWEBセミナーに参加してから、エントリーシートを出す流れです。
会社説明会・座談会は毎年1〜3月に開かれていて、各職種の詳しい内容やキャリアパスの説明を聞けます。
座談会では若手の先輩社員と少人数で話せるため、仕事の具体的な中身や職場の雰囲気を直接聞けるのが利点です。
秋のオープンカンパニーに参加すれば、工場見学で設備の大きさや現場の仕事を実際に見ることもできます。
参加したときは、聞いた話の中で印象に残ったことを1つメモしておくと、後でエントリーシートや面談で自分の言葉として話せます。
オンラインの回なら移動の負担がないので、授業や研究の合間にも参加しやすく、まず一度話を聞いてみるのに向いています。
対面とオンラインの両方に参加すると、会社の全体像と現場の様子の両方をつかめるので、時間に余裕があれば両方を予定に入れてみてください。
参加した回の日付と内容を記録しておけば、面談で何に参加したかを聞かれても正確に答えられます。
Webテスト・適性検査
カナデビアの本選考では、WEBテストとしてSPI3を受けます。
SPI3は言語(国語)と非言語(数学)、性格検査で構成される、多くの企業が使う適性検査です。
非言語は推論や割合、損益算などの問題を、限られた時間で解く練習が欠かせません。
市販の問題集を1冊決めて、最低でも2周解き、間違えた問題だけを繰り返すのが効率のよいやり方です。
性格検査は対策で答えを変えるものではなく、正直に、迷わず一貫して答えることが基本になります。
インターンの選考でも適性検査があったので、夏までに一通り解いておくと、インターンと本選考の両方に間に合います。
本番の前に模擬テストで時間を計って解いておくと、1問にかけられる時間の感覚がつかめます。
テストセンターで受ける形式の場合は予約が必要になるので、受検の案内が来たら早めに日時を押さえておくことも忘れないようにします。
苦手な分野が分かったら、その分野だけを集中して解き直すほうが、全体を何度も解くより短い時間で点数が上がります。
環境・インフラの事業を理解する
カナデビアは、ごみ焼却発電などの環境事業、機械、社会インフラ・防災、脱炭素化の事業を手がけています。
特にごみ焼却発電は主力の事業で、子会社のInova社と連携して、欧州や東南アジア、インド、中東などに事業を広げようとしています。
こうした事業の方向は、会社のFAQや統合報告書で確かめられます。
面談では、なぜ数あるメーカーの中でカナデビアなのかを聞かれる場面が多いため、事業の特徴を自分の言葉で話せるようにしておきます。
たとえば廃棄物の処理と発電を同時に担う仕事に関わりたいなど、事業の一つに具体的に結びつけて話すと、志望が伝わりやすくなります。
同じ環境分野のほかのメーカーと比べて、カナデビアのどこに惹かれたのかを一言で言えるようにしておくと、志望の理由に説得力が出ます。
事業の情報は会社の統合報告書やニュースリリースにも載っているので、説明会の前に一度目を通しておくと、話の理解が深まります。
読んだ中で気になった数字や事例を一つ選び、説明会で質問してみると理解がさらに深まります。
カナデビアが求める人物像
カナデビアの求める人物像のページには、求める人物像として次の5つが挙げられています。
カナデビアの採用FAQでは、社風について「まじめに課題解決にチャレンジする会社」と説明されていて、5つの人物像とも重なっています。
チームで進める仕事が多いため、周りと対話しながら課題に向き合える人が求められていることが、どちらの説明からも読み取れます。
- 誠実で、明るくコミュニケーション能力に長けている方
- 広い視野、深い探究心を持ち、創造力に富む方
- チャレンジ精神と行動力のある方
- 企業倫理を踏まえ、フェアに仕事を進められる方
- 仕事を通じて社会や地球環境への貢献意欲が高い方
FAQでは、若手にも責任とやりがいのある仕事を任せること、年齢や役職に関係なく気軽に相談できる雰囲気があることも紹介されています。
5つの中でも、チームで課題に向き合う姿勢と、社会や地球環境への貢献意欲は、面談で具体的なエピソードを求められやすい部分です。
探究心とチャレンジ精神がある人
カナデビアの仕事は、ごみ焼却発電施設や橋、水門などの大きな設備を、長い時間をかけて形にしていくものが中心です。
前例のない条件で設計や施工を進める場面も多く、深く調べて考え抜く力と、新しいやり方に踏み出す力の両方が求められます。
学生時代の経験では、研究で仮説がうまくいかなかったときにどう考え直したか、アルバイトで仕事の進め方をどう変えたか、といった話が材料になります。
エピソードを話すときは、何に疑問を持ち、どう調べ、何を変えたかの3つを順に話すと、探究心と行動力が伝わりやすくなります。
大きな成果である必要はなく、自分なりに考えて動いた過程が見えることが評価の材料になります。
エピソードは一つに絞り、そのときの状況、考えたこと、取った行動、結果の順に話すと、短い時間でも伝わりやすくなります。
面談の前に声に出して話してみて、1分ほどで伝わる長さに整えておくと、本番でも落ち着いて話せます。
話す内容は丸暗記せず、要点だけを覚えておくと、質問を重ねられても自然に答えられます。
社会や地球環境に貢献したい人
カナデビアの事業は、ごみ処理や水、防災、脱炭素など、暮らしの土台を支えるものばかりです。
そのためなぜ社会や環境に関わる仕事をしたいのかを、自分の経験から説明できることが大きな強みになります。
地元でごみ処理場や水害の対策を目にした経験、環境問題について学んだ授業、ボランティア活動など、身近なきっかけで構いません。
きっかけを話したうえで、カナデビアのどの事業でどんな形で関わりたいかまでつなげると、志望の理由に一貫性が出ます。
海外事業にも力を入れている会社なので、海外で働く可能性についてどう考えるかも、自分の考えを持っておくと面談で落ち着いて話せます。
駐在員は主に営業・経理・資材調達を担当しているとFAQに書かれているので、事務系の人は特に、海外での働き方を具体的に思い描いておくと話しやすくなります。
海外に関心がない場合も無理に話を作る必要はなく、国内の事業でどう貢献したいかを丁寧に伝えれば十分です。
カナデビアのインターンに落ちたら本選考は受けられない?
カナデビアのインターンに落ちても、本選考には応募できます。
本選考の応募資格は卒業見込みの時期と学部・学科で決まっていて、インターンへの参加は条件に入っていません。
インターンの選考に通らなかった理由は、希望した事業への応募の集中や、エントリーシートの書き方などいくつも考えられ、本選考の結果を決めるものではありません。
大切なのは、本選考の入り口になっている説明会やオープンカンパニーに参加しておくことです。
秋のオープンカンパニーや1〜3月の会社説明会・座談会に参加すれば、インターンで得られるはずだった会社の情報を補えます。
27卒の技術系・研究開発職の応募受付は2025年12月26日に始まっていたので、28卒も年内に本選考が動き出す可能性を考えて、冬までにSPI3と志望の整理を進めておきましょう。
カナデビアのインターンに関するよくある質問
カナデビアの選考とインターンについて、文系の応募や社名変更でよく出る疑問に答えます。
文系でもカナデビアに応募できますか?
日立造船とカナデビアは同じ会社ですか?
海外で働く機会はありますか?
資格は選考で評価されますか?
まとめ
カナデビアは採用倍率を公表していませんが、27卒の募集人数は約130名、26卒の採用実績は135名で、選考はSPI3と3回の面談です。
技術系の学校推薦を使えば書類選考と一次面談が免除されるため、推薦枠の有無は早めに確かめておきたいところです。
28卒の夏インターンはすでに終わりましたが、参加者には2028年3月以降に選考が案内されます。
参加できなかった人も、秋のオープンカンパニーや1〜3月の会社説明会で会社を知る機会は残っています。
あわせてSPI3の対策と、どの事業で何をしたいかの整理を冬までに進めておけば、本選考が動き出したときに落ち着いて臨めます。
まずは28卒マイページに登録し、秋のオープンカンパニーの案内が来たらすぐ予約するところから始めてみてください。
