
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
富士フイルムのインターンに興味を持っている理系学生にとって、「選考倍率はどのくらいか」「どんな選考フローがあるのか」「インターン参加が本選考に有利に働くのか」は最大の関心事でしょう。
富士フイルムは精密・化学・ヘルスケアにまたがる幅広い技術領域を持ち、就職人気ランキングでも常に上位に入る企業です。そのため、インターンの倍率は非常に高く、十分な準備が不可欠です。
なお、2025年以降の定義では5日以上の就業体験を伴うものが「インターンシップ」とされていますが、本記事では慣例に従い、1day・短期プログラムも含めてインターンと表記します。
本記事では28卒の方に向けて、富士フイルムのインターン選考フロー・倍率・優遇制度から、落ちた場合の本選考対策まで詳しく解説します。技術系コースを中心に、理系学生が知っておくべき情報を網羅しています。
目次[目次を全て表示する]
【富士フイルムのインターン】特徴と魅力は?
富士フイルムのインターンは、研究・開発・生産技術・ソフトウェアなど技術系の職種を深く体験できるプログラムとして、理系学生から高い評価を受けています。単なる会社説明や見学にとどまらず、実際の業務課題に近いワークを通じて技術者としての思考力を試される点が大きな特徴です。
特に「STPDサイクル(Spend・Think・Plan・Do)」と呼ばれる富士フイルム独自の思考フレームワークを体験できるプログラムは、参加者から「入社後のイメージが明確になった」と高く評価されています。社員との座談会や人事部長による講話も組み込まれており、企業文化や働き方を理解する貴重な機会となっています。
また、インターンに参加した学生の一部には早期選考への案内が届くとされており、本選考での優遇を期待する学生にとっても参加意義は大きいと言えます。化学・バイオ・情報・機械・電気など多様な専攻に対応したコースが用意されているため、理系学生はぜひ自分の専攻に合ったコースを確認してください。
【富士フイルムのインターン】会社概要の紹介
| 会社名 | 富士フイルム株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区赤坂9-7-3 ミッドタウン・ウエスト |
| 代表者 | 代表取締役社長・CEO 後藤禎一 |
| 設立 | 1934年1月20日 |
| 資本金 | 約404億円(富士フイルムホールディングス連結) |
| 事業内容 | イメージング・情報・ドキュメント・ヘルスケア・マテリアルズ等の素材・化学製品の製造・販売 |
| 従業員数 | 連結約37,000名(単体)、グループ全体では約78,000名規模 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場(富士フイルムホールディングス) |
| HP | https://www.fujifilm.com/jp/ja/ |
富士フイルムはフィルム事業から出発し、現在はヘルスケア・マテリアルズ・イメージングの3領域で世界展開する総合技術企業です。近年は医薬品・再生医療・半導体材料への投資を加速しており、理系人材の活躍フィールドは急速に拡大しています。
富士フイルムの採用倍率
富士フイルムの新卒採用倍率は、就活サイトの情報を総合すると数十倍規模と言われています。具体的な数値は年度によって変動しますが、技術系でも相応の競争率があるとみられています。
インターンの倍率については後述する「インターンの倍率・難易度」セクションで詳しく解説しますが、約28倍程度とも言われており非常に高い水準です。知名度・待遇・技術力の三拍子がそろった企業であるため、人気は安定的に高く、早期から選考対策を始めることが不可欠です。
富士フイルムの平均年収
富士フイルム(単体)の平均年収は、公開データをもとにすると900万円台後半程度とも言われています。大手精密・化学メーカーの中でも高水準に位置し、総合職であれば入社後数年で年収700万円台に達するケースも報告されています。
技術系総合職の場合、研究・開発職はキャリアを積むにつれて専門職コースとマネジメントコースに分岐し、どちらも高い報酬水準が期待できます。福利厚生や退職金制度も充実しており、長期的なキャリア形成を見据えた就職先として理系学生から高い支持を得ています。
理系はどのような職種がある?
富士フイルムの理系職種は、専攻や志向によって多岐にわたります。主な技術系職種を紹介します。
研究職は材料科学・有機化学・バイオテクノロジー・光学など基礎から応用研究まで幅広い分野があります。大学院での研究経験を直接活かせるポジションです。特に化学・バイオ系の大学院生にとっては、医薬品・再生医療・機能性材料の最前線に携わるチャンスがあります。
開発職・設計職では、医療機器・インクジェット材料・半導体材料・カメラ等の製品設計や性能評価を担います。機械・電気・情報系学生が活躍するフィールドです。
生産技術職は製造プロセスの設計・改善・品質向上を担い、工学系の幅広い専攻が対象となります。
品質保証職では製品の品質基準策定・分析・保証業務を行い、化学・バイオ・薬学系の学生が多く活躍しています。
情報系・ソフトウェア開発職も積極採用中で、AIや画像処理の知識を活かせる職場環境が整っています。
採用実績のある大学・大学院
富士フイルムでは旧帝大・東工大・早慶を中心とした国内難関大学・大学院出身者が多数を占める傾向があるとされています。具体的な採用実績大学のリストは公式の採用サイト等でご確認ください。
学部卒と院卒の比率について、技術系職種では大学院修了者(修士・博士)の割合が高い傾向があります。特に研究職・開発職への配属を希望する場合は、修士課程修了以上が事実上の前提となるケースも多いとされています。一方で、生産技術・品質保証・情報系では学部卒でも積極的に採用される傾向があるため、学部生も積極的にチャレンジする価値があります。
【富士フイルムのインターン】インターンの概要
富士フイルムのインターンは、技術系・事務系を問わず複数のコースが用意されており、1day型から数日間の実践型まで形式もさまざまです。特に理系学生向けの技術系コースは専攻別に細かく分かれており、自身の研究分野に近い部門を体験できる設計になっています。
夏季・冬季ともに開催実績があり、28卒の学生は大学3年生の夏(2025年8〜9月)が最初の大きなターゲットとなります。インターン参加後に早期選考へ案内される可能性があることから、就活の第一歩として富士フイルムのインターンを目指す学生は多く、競争率は非常に高くなっています。
インターン参加を通じて富士フイルムの技術文化・働き方を肌で体感できるだけでなく、社員との直接対話を通じて志望動機をより深めることができる点も大きなメリットです。
インターンの内容
富士フイルムの技術系インターンは、専攻別コースに分かれて実施されます。主なコースとして、化学・バイオ・機械・物理電気・経営工学・情報などの専攻別職務体験プログラムが設けられています。
各コースでは、担当業務に近いテーマのワークに取り組む「職務理解インターンシップ」が中心です。参加者は少人数グループで課題に取り組み、現場社員からフィードバックを受けながら技術者としての思考プロセスを体験します。富士フイルム独自の「STPDサイクル」フレームワークを学ぶセッションや、人事部長・先輩社員との座談会も組み込まれています。
情報系の学生向けには「情報系ハッカソン3days」といったコースも用意されており、より実践的な開発体験ができます。また、研究・開発現場への配属型の長期インターン(情報系・開発型)では、実際の開発チームに加わりリアルな業務を経験する機会もあります。自分の専攻や志望職種に最も近いコースを選ぶことが、選考突破後の体験価値を最大化するうえで重要です。
締め切りはいつ?夏・冬の募集スケジュール
富士フイルムの技術系インターンは例年、以下のスケジュールで開催されています(28卒向けの目安)。
夏季インターンは2025年6〜7月頃にエントリー受付が始まり、8〜9月にプログラムが実施される見込みです。夏季はコース数が多く、募集枠も比較的大きいとされています。
冬季インターンは2025年11〜12月頃にエントリーが開始し、12月〜翌1月にかけて実施されるパターンが多いです。夏季に参加できなかった学生にとっても、冬季は重要な機会です。
締め切りは各コース・各回によって異なるため、公式採用サイト(careers.fujifilm.com/graduates/)や就活サイトで最新情報を早めに確認し、エントリー締め切りを見逃さないよう注意しましょう。人気コースは締め切り前に埋まる可能性もあるため、早めのエントリーが有利です。
富士フイルムのインターンの特徴
富士フイルムのインターンが他社と異なる最大の特徴は、「独自の思考フレームワーク体験」にあります。STPDサイクルは富士フイルムグループ全体で共有されている問題解決の枠組みで、インターンを通じてこのフレームを体験することで、入社後のイメージが格段に具体化すると参加者から評価されています。
また、技術系コースが専攻別に細分化されているため、自分の研究テーマや専門分野と近い業務を体験できる設計になっています。「業務と自分の専門性のマッチ度」を確かめる場として非常に適しています。
さらに、インターン参加者の中から早期選考・本選考優遇の案内を受けるケースが報告されており、インターンシップが実質的な採用プロセスの入口になっているとも言えます。インターンを単なる体験の場としてではなく、本選考に向けた重要なステップと位置づけて臨むことが大切です。
【富士フイルムのインターン】インターンの選考フロー
富士フイルムのインターン選考は、コースによって若干の差異はあるものの、基本的にエントリー・ES提出からWebテスト、そして合否通知という流れで進みます。技術系の一部コースではITスキルテストやポートフォリオ提出が加わる場合もあります。選考倍率が高いだけに、各ステップで手を抜かないことが合否を分けます。
公式採用サイトまたは就活サイトからエントリーし、基本情報・志望コース・専攻などのアンケートに回答します。希望コースを複数選択できる場合があるため、第一志望を明確にしておきましょう。
志望動機・研究内容・自己PRなどを記入します。技術系コースの場合は研究概要や専攻分野との関連性を問われることが多く、専門知識をわかりやすく伝える力が求められます。字数制限の中で論理的にまとめる練習を事前に行いましょう。
多くのコースでSPIなどのWebテストが課されます。言語・非言語の基礎的な対策が必須です。情報系コースなどではITスキルテストが追加される場合があります。SPI対策問題集を1〜2冊仕上げておくと安心です。
書類選考・Webテストの結果をもとに合否が通知されます。通過者にはインターン参加の詳細案内が届きます。コースによっては面接を実施する場合もあるため、事前に各コースの選考要項を確認してください。
エントリー・アンケート回答
まず公式採用サイト(careers.fujifilm.com/graduates/)もしくはリクナビ・マイナビ等の就活サイトからエントリーします。エントリー時には志望するコース・専攻・学年等の基本情報を入力するアンケートへの回答が求められます。
コースが複数ある場合は第一・第二希望を記入できるケースもあります。どのコースを選ぶかで体験できる職種・部署が変わるため、事前に各コースの概要をしっかり確認してから選択することが重要です。エントリー数が多いため、締め切り直前は混雑することも想定されます。
ES(エントリーシート)提出
エントリー後、ESの提出が求められます。主な設問は「志望動機」「研究・ゼミの内容」「自己PR」「インターンを通じて学びたいこと」などです。技術系コースでは、自分の専攻と富士フイルムの事業・技術領域とのつながりを具体的に示すことが高評価につながります。
ESは倍率の高い富士フイルムのインターン選考において最初の大きな関門です。研究内容は専門外の社員にもわかるよう噛み砕いて説明する練習を積み重ね、自分の言葉で語れるようにしておきましょう。文章の論理構成・誤字脱字の確認も必ず行ってください。
Webテスト(SPI・適性検査)
富士フイルムのインターン選考では、SPIを中心としたWebテストが実施されます。言語(国語・読解)と非言語(数学・図形・資料解釈)の両方が出題される形式が多く、基礎的な学力が問われます。情報系コースなどでは、プログラミングやIT知識を問うスキルテストが加わる場合があります。
Webテストは自宅受験のため準備しやすい一方、制限時間が厳しく正確さとスピードが同時に求められます。SPI対策の問題集を早めに始め、特に非言語分野の頻出パターン(推論・確率・速さ等)を繰り返し演習しておくことが重要です。
合否通知・インターン参加
ES・Webテストの結果をもとに書類選考が行われ、通過者にインターン参加の案内が届きます。コースや年度によっては、書類審査後に追加の面接(Web面接)が実施されることもあると報告されているため、各コースの選考ページで最新の選考フローを必ず確認してください。
インターン当日は技術ワーク・社員座談会・グループワークなどが行われます。積極的に発言し、富士フイルムへの熱意と自分の専門知識を社員に伝えることが、インターン後の早期選考案内獲得につながります。
【富士フイルムのインターン】インターンの倍率・難易度
富士フイルムのインターンは就職人気ランキング上位の企業だけあって、選考倍率・難易度ともに高水準です。しかし、しっかりと対策を立てれば突破できない壁ではありません。倍率の実態と通過のポイントをここで詳しく確認しましょう。
難易度はどれくらい?
富士フイルムのインターン選考は、全体的に「高難度」に分類されます。ES・Webテスト・(場合によっては面接)という複数ステップがあり、各ステップでふるい落としが行われます。特にESは志望動機の具体性と研究内容の説明力が重視されており、準備不足では通過が難しいと言えます。
ただし、ESとSPIという書類選考型のシンプルな構成であるため、対策の方向性を定めやすいとも言えます。早期から対策を始めた学生は選考通過率が高い傾向があります。
倍率が高い理由
富士フイルムのインターン倍率が高い主な理由は以下の点が挙げられます。
第一に、「ブランド力と待遇の高さ」です。化学・精密・ヘルスケアにまたがる事業領域の広さと、高い平均年収・充実した福利厚生が理系学生を引きつけています。
第二に、「インターン優遇の存在」です。インターン参加が早期選考や本選考優遇につながる可能性があるとされているため、本選考を見据えた学生が多数エントリーします。
第三に、「技術領域の多様性」です。化学・バイオ・情報・機械・電気と多様な専攻の学生が対象となるため、応募者の母数が自然と大きくなります。これらの要因が重なり、約28倍程度とも言われる高倍率になっていると考えられます。
選考通過率はどれくらい?
選考通過率については公式には公表されていないため、就活サイトや体験談の情報をもとにすると、ESの通過率は30〜40%程度とも言われています(情報源によって異なるため、あくまで目安です)。全体の倍率は約28倍程度とも言われており、最終的にインターンに参加できるのはエントリーした学生全体のごく一部という厳しい状況です。
だからこそ、ES・Webテストの対策を十分に行ったうえで選考に臨むことが、通過率を引き上げる最善策です。志望動機の独自性と研究内容の具体的な説明が差別化のカギになります。
夏と冬どっちが倍率が高い?
一般的に、夏季インターンのほうが応募者数が多く倍率が高くなる傾向があります。就活解禁後に初めて本格的な選考経験を積もうとする学生が集中するためです。
一方、冬季インターンは夏季に比べて応募者数がやや少なくなることが多く、相対的に選考通過しやすいとも言われています。ただし冬季は本選考が近いこともあり、参加後の早期選考への影響が大きいとされているため、どちらも全力で臨む姿勢が大切です。夏季で落ちても冬季に再チャレンジできるケースがあるため、諦めずにエントリーし続けることが重要です。
【富士フイルムのインターン】インターン優遇はある?
富士フイルムのインターンには、参加後に本選考で優遇を受けられる可能性があるとされています。ただし優遇の内容・範囲は年度やコースによって変わるため、公式情報で必ず最新の状況を確認することが重要です。インターン参加が本選考にどう影響するかを理解したうえで、戦略的に選考に臨みましょう。
早期選考優遇
富士フイルムのインターン参加者の中から、本選考に先駆けた早期選考への案内が届くケースが報告されています。早期選考は一般選考よりも前のタイミングで選考が始まるため、就活スケジュール全体にゆとりを持てる点がメリットです。
早期選考への案内がインターン全参加者に届くわけではなく、インターン中の積極的な姿勢や社員への印象が影響するとも言われています。インターン当日から選考の一部と捉えて臨む意識が大切です。
本選考優遇
体験談等の情報をもとにすると、早期選考に案内された場合の選考フローは「ES提出 → 2次面接 → 最終面接」という形で、通常選考にある1次面接が免除される可能性があるとも言われています。1ステップ少ない分、選考の負担が軽減されるとともに、早いタイミングで選考が進むため精神的にも余裕が生まれます。
ただし、免除・優遇の内容は年度によって変更されることがあるため、あくまで参考情報として捉え、公式採用情報を優先して確認してください。優遇ルートに入ったとしても、本選考の各面接では改めてしっかり準備することが不可欠です。
リクルーター・推薦との関係
富士フイルムでは一部の大学・大学院に対して理系推薦枠(指定校推薦・自由応募とは別の学校推薦)がある可能性があります。推薦制度の有無・対象校は大学のキャリアセンターや研究室の教授を通じて確認するのが最も確実です。
インターン後にリクルーターがつくケースも一部報告されていますが、全参加者に適用されるわけではなく、インターンでの評価や専攻分野によって異なるとみられています。また、ジョブマッチング制度(面接なしで内定に近い形でのマッチング)については、公式には明示されていないため、確定的な情報はキャリアセンターや採用担当者に確認することをおすすめします。いずれにしても、インターン参加はリクルーターとの接点を得る有力な機会であることは間違いありません。
【富士フイルムのインターン】学部生と院生どちらが有利?
富士フイルムのインターンは、学部生・院生の両方が応募できます。ただし、有利・不利はコースや職種志望によって異なります。自分の状況に合わせた狙い方を理解しておきましょう。
院生(修士・博士)の場合は、研究職・開発職への配属を目指すうえで有利なポジションにいます。インターンのESでも「研究概要」をしっかり書ける点が強みとなります。富士フイルムの技術系コースでは専門性の高い課題が設定されることが多く、院での研究経験を直接アピールできます。早期選考・本選考においても、研究の深度と課題解決力が評価軸になるため、院生は自分の研究テーマと富士フイルムの事業とのつながりを意識して選考に臨むと効果的です。
学部生の場合は、生産技術・品質保証・情報系のコースが狙い目です。これらの職種は必ずしも修士卒が前提とはならず、学部段階でも専門知識と問題解決力があれば十分に戦えます。また、学部3年生の段階でインターンに参加することで早期選考への案内を得られれば、修士進学前の段階で内々定を目指すことも不可能ではありません。学部生は「院生に比べて研究実績が少ない」という先入観を捨て、授業・演習・チームプロジェクトなど多様な経験をESで積極的にアピールすることが重要です。
【富士フイルムのインターン】選考通過するためのポイント
高倍率の富士フイルムインターン選考を突破するには、ES・Webテスト・(面接)という各ステップを確実にこなすための対策が必要です。「なんとなくの準備」では太刀打ちできません。理系学生が特に意識すべきポイントを3点に絞って解説します。
志望動機を完璧に答えられるようにする
富士フイルムのインターン選考において、志望動機の「具体性と独自性」は合否を大きく左右します。「技術力が高いから」「有名だから」という一般的な理由ではなく、自分の専攻・研究テーマと富士フイルムの事業領域(ヘルスケア・マテリアルズ・イメージング等)との具体的なつながりを示すことが求められます。
たとえば、バイオ系の研究をしている学生なら「再生医療・細胞培養受託製造事業への興味」を具体的に示す、化学系なら「機能性フィルム・半導体材料への研究応用」を言及するなど、企業理解の深さを示す内容が効果的です。公式サイトや有価証券報告書・採用パンフレットを読み込み、自分の専攻分野と結びつく事業・技術を一つ以上具体的に挙げられるようにしておきましょう。
Webテスト・適性検査の対策をする
SPIを中心としたWebテストは、富士フイルムのインターン選考で多くのコースに課されます。言語・非言語の両方で一定水準以上のスコアが求められるとみられており、準備なしで臨むと足切りされるリスクがあります。
対策の基本は、SPI専用の問題集(たとえば「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」等)を1〜2冊仕上げることです。特に非言語分野の確率・推論・資料解釈は頻出かつ時間がかかるため、繰り返し演習が効果的です。情報系コースを志望する場合はITスキルテストの対策も並行して行ってください。Webテストは一度失敗するとリカバリーが難しいため、インターンの締め切りから逆算して早めに対策を始めることが重要です。
研究概要・技術面接の対策をする
富士フイルムの技術系インターン選考では、ESや(実施される場合の)面接で研究内容を問われます。いわゆるガクチカとして「研究経験」を語ることになりますが、重要なのは「何を研究しているか」だけでなく「なぜそのテーマに取り組んでいるか」「どんな壁にぶつかり、どう乗り越えたか」というプロセスを伝えることです。
専門用語を多用しすぎず、文系の社員にも伝わる言葉で研究の意義と自分の貢献を説明する練習を積みましょう。また、富士フイルムの事業と自分の研究がどう関連するかを一言で言える「接続フレーズ」を準備しておくと、ESでも面接でも説得力が増します。技術的な深さと「なぜ富士フイルムか」という問いへの答えを研究の文脈で結びつけられた学生が、選考通過しやすい傾向があります。
【富士フイルムのインターン】評価される人物像
富士フイルムが求める人物像は、公式サイトや採用メッセージを通じて「挑戦する意志」と「多様な視点を持つ問題解決力」が強調されています。インターン選考においても、この人物像に沿った人材が評価される傾向があります。
主体的に課題を設定し、行動できる人
富士フイルムはフィルム事業の衰退という危機を乗り越え、ヘルスケア・高機能材料など全く新しい事業領域へと変革を遂げた企業です。その企業文化の根幹には「与えられた課題をこなすだけでなく、自ら課題を見つけて行動する力」があります。
インターン中のグループワークや技術課題においても、ただ言われた作業をこなすだけでなく、自ら問いを立て、仮説を持って取り組む姿勢が評価されます。ESでも「困難に直面したときにどう行動したか」「自ら目標を設定してやり遂げた経験」を問われることが多いとされています。研究や授業・課外活動の中から、主体的に動いた具体的なエピソードを一つ以上用意しておくことが重要です。
多様な技術・知識を組み合わせて考えられる人
富士フイルムの事業は写真・医療機器・化粧品・半導体材料・再生医療など非常に幅広い領域にまたがっています。そのため、自分の専門分野にとどまらず、異なる技術領域への好奇心と学習意欲を持つ人物が評価される傾向があります。
化学の知識を持ちながらデジタル技術にも関心がある、あるいは生物系の研究者としての視点でエンジニアリング課題を考えられるなど、「専門の壁を越えた思考」ができることをアピールすることが有効です。インターンの座談会・ワーク中に異なる専攻の学生や社員と積極的に意見交換する姿勢も、評価者の目にはポジティブに映ります。
【富士フイルムのインターン】インターンに落ちたら本選考は受けられない?
結論から言えば、富士フイルムのインターンに落ちても、本選考には通常通り応募できます。インターン選考の結果が本選考に直接的なネガティブ影響を与えるという情報は確認されていません。
インターン選考と本選考は基本的に別プロセスであり、インターンに参加できなかったからといって本選考の門戸が閉ざされるわけではありません。むしろ、インターンに落ちた経験を振り返り、ESの改善・Webテストの強化・研究概要の磨き直しを行うことが、本選考での逆転につながります。
一方で、インターン参加者は早期選考ルートや1次面接免除といった優遇を受けられる可能性があるため、インターン参加者との間にスタートライン上のギャップが生じることは否定できません。インターンに落ちた場合は、冬季インターンへの再チャレンジを検討しつつ、本選考に向けた対策を本格化させることが最善の戦略です。志望度が高いなら決して諦めず、対策を積み重ねてください。
【富士フイルムのインターン】富士フイルムのインターンに関するよくある質問
最後に、富士フイルムのインターンに関してよく寄せられる質問をまとめました。
富士フイルムのインターンには技術系コースのほかに事務系コース(マーケティング・人事・経営企画など)も設けられており、文系学生も参加できます。ただし、本記事で中心的に解説した技術系コースは理系専攻の学生を主な対象としています。文系学生が技術系コースに応募できるかどうかはコースの募集要項を確認してください。事務系コースを志望する文系学生は、ビジネス課題や組織課題をテーマとしたワークが中心となるため、コースに合わせた準備が必要です。
富士フイルムの夏季インターンは8〜9月の夏休み期間に開催されることが多く、授業との重複は比較的少ないとされています。冬季インターンは12〜1月開催となるため、期末試験や卒論・修論の提出時期と重なる可能性があります。参加前に自分のスケジュールをしっかり確認し、研究室の指導教員と相談したうえで応募するとよいでしょう。プログラムは数日間の短期が多いため、計画的に時間を確保することで研究との両立は十分可能です。
インターン参加が本選考での優遇(早期選考案内・1次面接免除等)につながるケースが報告されていますが、すべての参加者に適用されるわけではありません。インターン中の積極的な姿勢・発言・課題への取り組みが評価される可能性があるとされています。また優遇の内容は年度やコースによって変わるため、確定的な情報は公式採用サイトや採用担当者への問い合わせで確認してください。インターン参加はあくまでスタートラインに立つ機会であり、その後の選考では改めてしっかりと準備することが重要です。
【富士フイルムのインターン】まとめ
富士フイルムのインターンは、精密・化学・ヘルスケアにまたがる多彩な技術領域を体験できる理系学生に人気の高いプログラムです。倍率は約28倍程度とも言われる非常に高い水準にありますが、ES・Webテスト・(場合によっては面接)という選考フローを丁寧に準備することで突破の可能性は十分あります。インターン参加者には早期選考への案内や本選考での1次面接免除等の優遇がある可能性があるとも言われており、就活を有利に進めるうえで非常に重要な機会です。
選考通過のカギは、「志望動機の具体性(自分の専攻と富士フイルムの事業の接点)」「SPI対策」「研究概要の伝え方」の3点です。夏季インターンに落ちた場合も冬季インターンへの再チャレンジや本選考への応募は可能なため、諦めずに対策を積み重ねましょう。28卒の皆さんがこの記事を参考に富士フイルムのインターン選考を突破されることを応援しています。

