
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
東レのインターンに興味はあるけれど、選考がどれほど難しいのか、理系学生として何を準備すればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。東レは繊維・素材・化学分野で国内トップクラスの総合化学メーカーであり、理系学生から圧倒的な人気を誇ります。
「東レ インターン」と検索しても、選考フローや倍率についての具体的な情報はなかなか見つかりません。本記事では東レのインターンシップの内容・選考フロー・倍率・優遇情報を徹底的に解説します。
化学系・機械電気系・化学工学系など複数のコースが用意されており、それぞれ選考方法が異なります。コースによって求められる専門性や選考ステップが違うため、自分の専攻に合ったコースへの対策が欠かせません。
また、東レのインターンシップへの参加は本選考における優遇につながる可能性があるとも言われており、理系学生にとっては特に重要な機会です。本記事を読めば、東レのインターン全体像から選考対策まで一気に把握できます。ぜひ最後まで読んで選考準備に役立ててください。
特徴と魅力は?
東レは「素材の可能性を追求し、社会に貢献する」という企業理念のもと、炭素繊維・先端複合材料・機能化学品など次世代素材の開発を牽引してきました。インターンシップではその最前線の技術開発現場に触れられることが最大の魅力です。
技術系コースのインターンシップでは、研究所や生産拠点での実習・ワーク形式のプログラムが用意されており、単なる職場見学にとどまらない実践的な内容となっています。実際に社員とディスカッションしながら技術課題に取り組む経験は、自分の専門性を試す絶好の機会です。また、東レは日本を代表するグローバル素材メーカーであり、インターンを通じて世界規模のビジネスを肌で感じられる点も理系学生から高く評価されています。参加後に自分のキャリアビジョンが明確になったという声も多く聞かれます。
会社概要の紹介
東レのインターンシップを理解するうえで、まず企業の基本情報を押さえておきましょう。素材・化学分野における事業規模や研究開発力を知ることで、インターンで何を学べるかのイメージが深まります。
| 正式名称 | 東レ株式会社(TORAY INDUSTRIES, INC.) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号(日本橋三井タワー) |
| 代表者 | 代表取締役社長 日覺昭廣 |
| 設立 | 1926年(大正15年)1月 |
| 資本金 | 147,873百万円(2024年3月末時点) |
| 事業内容 | 繊維・機能化成品・炭素繊維複合材料・環境・エンジニアリング・ライフサイエンスなど素材・化学品の製造販売 |
| 従業員数 | 連結 51,233名(2024年3月末時点) |
| HP | https://www.toray.co.jp/ |
東レってどんな会社?
東レは日本を代表する大手化学企業であり、合成繊維や合成樹脂をはじめ、高度な技術力を活かした高機能素材を世界中に提供しています。
特に炭素繊維の分野では世界トップクラスのシェアを誇り、航空機の機体や自動車の軽量化など、地球環境の課題解決に直結するイノベーションを起こし続けています。
社風としては、研究開発を重んじ、じっくりと技術を磨き上げる堅実さと誠実さが根づいています。
長期的な視点でじっくりと素材の開発に向き合う環境が整っており、技術の力で社会の基盤を支えたいという熱意を持つ人にとって最適な舞台です。
業績についても、グローバルな需要を確実に取り込みながら安定的な成長を維持しており、国内外で高い存在感を示し続けています。
東レの採用倍率
東レの採用倍率は、技術系と事務系で大きく異なります。技術系の採用倍率は37倍程度とも言われており、事務系はさらに高い100倍超とも言われています。総合職全体では168倍程度という声もあるほど、国内化学メーカーのなかでも高い難易度を誇る企業の一つです。
ただし、これらは就活口コミサイト等で語られる推定値であり、東レが公式に倍率を発表しているわけではありません。技術系であっても専攻分野によって倍率の高低はあります。化学・化学工学・機械・電気系といった専攻が中心になるため、理系のなかでも自分の専門が活かせるコースをしっかり見極めることが大切です。
インターンシップの選考もこれに準じた高い倍率になる傾向があるとされており、エントリーシートの段階からしっかりとした準備が求められます。倍率の高さを逆手にとって、インターン選考で合格することを本選考対策の「腕試し」と位置づける学生も多いです。
東レの平均年収
東レの平均年収は821万円程度(2024年3月期・有価証券報告書ベース)とされており、平均年齢40.8歳の水準で見ると国内製造業のなかでも高い水準です。修士卒(院卒)の初任給は月額275,000円程度とも言われており、賞与・諸手当を含めた初年度の想定年収は370〜420万円程度になることが多いようです。
技術系の総合職として入社した場合、研究開発・生産技術・技術営業といったキャリアパスを歩みながら年収が上がっていきます。年功序列と成果主義が組み合わさった給与体系で、30代後半から40代にかけて大きく上昇する傾向があると口コミでは語られています。
理系はどのような職種がある?
東レの理系職種は多岐にわたります。主なものとして、新素材・機能材料の研究開発を行う「研究開発職」、素材を製品として実用化するための「技術開発・商品開発職」、製造プロセスを最適化する「生産技術職」、製品の品質管理・分析を担う「品質管理・分析評価職」、技術提案型の営業を行う「技術営業職」、そして工場・研究所のシステム基盤を支える「IT・情報システム職」などがあります。
インターンシップのコース設計もこれらの職種に対応しており、化学系・化学工学系・機械電気系といった専攻ごとに参加できるプログラムが異なります。自分の研究分野と職種のつながりを意識しながらコースを選ぶことが、インターンシップを最大限に活用するポイントです。
東レの福利厚生
東レの福利厚生は、数ある日系大企業の中でもトップクラスに充実しており、働く社員とその家族を長期的に支える仕組みが確立されています。
特に住宅補助の手厚さは群を抜いており、独身寮や社宅制度が完備されているため、若手社員の生活コストを大幅に抑えることが可能です。
これにより、浮いた資金を自己投資や貯蓄に回せるため、生活のゆとりや安心感につながっています。
さらに、結婚や出産、育児などのライフイベントに応じた支援制度も極めて充実しており、育児休業からの復職率は毎年非常に高い水準を誇っています。
有給休暇の取得促進やフレックスタイム制度の活用も推奨されており、ワークライフバランスを高い次元で維持できる環境が整っています。
研修制度や資格取得支援といった教育関連のバックアップも手厚く、社員一人ひとりの成長を長期的な視点で応援してくれる風土があります。
安心して長く働き続けられる制度がこれだけ揃っているからこそ、社員は日々の業務に高いモチベーションを持って集中できるのです。
採用実績のある大学・大学院
東レの技術系採用では、旧帝国大学や主要国立大学の理工学研究科・工学系大学院出身者が多い傾向があるとされています。京都大学・大阪大学・東京大学・東北大学・名古屋大学などに加え、私立では早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学などの名前が就活口コミサイトで挙げられることがあります。
ただし、東レは採用実績校を公式に公開していないため、特定校に限定した採用を行っているという確証はありません。技術系では大学院(修士)卒の採用比率が高く、研究テーマや専攻の関連性が重視される傾向があります。学部卒での技術系採用もありますが、より専門性を深めた院卒が優先される場面が多いと言われています。具体的な採用大学については東レ公式の採用情報や就活口コミサイトで最新情報を確認してください。
インターンの概要
東レのインターンシップは技術系・事務系ともに複数のコースが設定されており、開催時期・期間・内容がコースによって異なります。理系学生はまずどのコースが自分の専攻に対応しているかを確認することが第一歩です。
インターンの内容
東レのインターンシップには主に「機械・電気系インターンシップ」「化学工学系オープン・カンパニー」「化学系オープン・カンパニー」「事務系インターンシップ」の4コースがあります。
技術系コースの中でも「機械・電気系インターンシップ」と「化学工学系オープン・カンパニー」はセミナー・講座形式の2日間プログラムで、素材技術に関するテーマのワーク・グループディスカッション・社員との交流が含まれます。「化学系オープン・カンパニー」は1日間の職場・工場見学が中心の内容です。なお、名称に「オープン・カンパニー」とついているものは、経産省・文科省の指針では正式なインターンシップとは区別されていますが、本記事では慣例に従いインターンと表記しています。
技術系コースでは炭素繊維・先端複合材料・機能化学品といった東レの主力素材に関連したテーマが出ることが多く、自分の研究との接点を見出しやすい内容です。また、研究所・事業所の社員と直接対話できる時間も設けられており、職種理解・キャリア形成の観点でも非常に充実したプログラムとなっています。
締め切りはいつ?夏・冬の募集スケジュール
東レのインターンシップは主に夏(8〜9月)と冬(11〜1月)の2回に分けて開催される傾向があります。夏のインターンシップは6〜7月頃にエントリー受付が開始され、8月〜9月の実施に向けて選考が進みます。冬は10〜11月にエントリーを受け付け、11月〜翌1月にかけて開催されることが多いようです。
ただし、毎年の開催スケジュールは変更になる場合があります。公式サイト(https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/)やマイナビ・リクナビなどの就活ナビに早めに登録し、最新の募集情報をこまめにチェックすることが非常に重要です。競争率の高い東レのインターンシップは定員に達した時点で締め切られるケースもあるため、エントリー開始日に合わせてESを準備しておくことが鉄則です。
東レのインターンシップの特徴
東レのインターンシップの最大の特徴は、素材技術の最前線に触れられる実践的な内容と、本選考への優遇につながる可能性がある点です。口コミサイトでは「インターン参加が本選考で評価された」「早期選考の案内が来た」という体験談が複数見られます。
また、技術系コースはコースごとに専攻分野が明確に分けられているため、化学・化学工学・機械・電気といった自分の専攻分野に特化した内容で参加できる点も大きな特徴です。グループワークを通じて他大学の優秀な学生と交流できる機会にもなるため、刺激を受けながら自己成長できる環境が整っています。
インターンの選考フロー
東レのインターンシップ選考は、コースによって若干の違いはありますが、おおむね以下のステップで進みます。本選考と同等の水準で審査されると言われており、各ステップで十分な準備が必要です。
東レ新卒採用サイトまたは就活ナビ(マイナビ・リクナビ等)からエントリー。コースを選んでマイページ登録を行います。
志望動機・研究内容・自己PR等を記述します。理系コースでは研究概要の記載が求められる場合があります。ES通過率は高くないとも言われており、具体性と論理性が問われます。
SPI等のWebテストを受検します。言語・非言語・英語のほか、性格検査も含まれます。コースによって実施タイミングが異なる場合があります。
1〜2回のオンライン面接が実施されるケースが多いとされています。志望動機・研究内容・学生時代に力を入れたことなどが問われます。技術系コースでは研究について深掘りされることがあります。
選考通過後に参加確定の連絡が届きます。プログラム期間中は積極的な姿勢で参加することが、本選考での評価につながるとも言われています。
上記フローはインターン参加者の口コミや就活支援サイトの情報をもとに整理したものです。コースや年度によって変更になる場合があるため、エントリー後は公式マイページの案内を必ず確認してください。
インターンの倍率・難易度
東レのインターンシップは応募者数が多く、選考通過には高い水準の準備が求められます。国内トップクラスの素材化学メーカーであることから、理系学生からの人気が集中します。
難易度はどれくらい?
東レのインターンシップの難易度は業界内でも高い水準にあると言われています。ES・Webテスト・面接という複数段階の選考が設けられており、各ステップで一定以上のクオリティが求められます。特にESでは研究内容の説明と東レへの志望動機の関連付けが必要であり、単なる「化学が好き」という内容では通過が難しいとされています。
面接では研究内容についての深掘りが行われるケースもあり、理系学生として専門的な説明力が試されます。技術系コースは理工学部・大学院生が対象の専門性の高いプログラムであるため、同じ専攻の優秀な学生と競う形になります。
倍率が高い理由
東レのインターン倍率が高い主な理由は、企業ブランドの高さと技術系キャリアとしての魅力にあります。炭素繊維・先端素材の分野でグローバルトップシェアを持ち、航空宇宙・自動車・エネルギー分野のサプライヤーとして名高いため、化学・材料・機械系の学生から志望者が集中します。
また、インターンシップ参加が本選考での優遇につながる可能性があるという口コミが広まっていることも、エントリー数を押し上げる要因の一つです。採用枠に対してエントリー数が多いため、必然的に競争率が上がります。
選考通過率はどれくらい?
東レはインターンシップの選考通過率を公式に公表していません。就活口コミサイトに投稿された体験談からは、ESの通過率は20〜40%程度ではないかという声もありますが、あくまで推測の域を出ません。コースや年度によっても大きく変わる可能性があります。
通過率の高低に関わらず、「ESで落とされない」ことを最初の目標に置き、研究内容と東レの事業との接点を丁寧に言語化した準備をすることが最も確実な対策です。
夏と冬どっちが倍率が高い?
一般的に、夏のインターンシップは認知度が上がってきた段階での開催となるため応募者が集中しやすく、冬は夏に落ちた学生が再挑戦するケースも多いため、どちらも高い倍率になるとも言われています。東レの場合、夏・冬ともに人気が高いため明確な差は言いにくいですが、冬のプログラムは開催規模が小さくなることもあり、枠が少ない分競争が激しくなるケースもあります。
夏・冬どちらも積極的にエントリーし、チャンスを広げることが推奨されます。落ちた場合でも再エントリーできるかどうかは年度・コースによって異なるため、公式情報を確認してください。
インターン優遇はある?
東レのインターンシップに参加すると、本選考で何らかの優遇がある可能性があるとされています。ただし、公式にインターン参加者への優遇制度を明示しているわけではないため、口コミ情報をもとに整理します。
早期選考優遇
東レのインターンシップ参加者には、本選考の早期選考案内が届くケースがあると複数の口コミサイトで語られています。一般の本選考よりも早いタイミングで選考がスタートするため、準備に余裕が生まれるメリットがあります。早期選考の案内が来ることで、他社の選考スケジュールとの兼ね合いも管理しやすくなります。
ただし、早期選考への案内はインターンシップでの評価に基づいて行われる可能性があるため、プログラム中も積極的な姿勢・貢献度が重要です。
本選考優遇
インターンシップに参加した学生のなかで高評価を得た場合、本選考の一部ステップ(ESやWebテストなど)が実質的に免除される・スキップされるケースがあるとも言われています。口コミには「インターン参加後にESなしで面接に呼ばれた」という体験談も見られます。
これらの優遇はあくまで評価次第であり、参加しただけで保証されるものではありません。インターンシップ期間中の積極性・課題への取り組みが評価の鍵になります。
リクルーター・推薦との関係
東レの技術系採用では、一部の学生に対してリクルーター面談が行われるケースがあるとも言われています。インターンシップ参加者は社員と直接接点を持てる機会があるため、参加を通じてリクルーター制度との接点が生まれやすいとも考えられます。
理系推薦(大学推薦・教授推薦)については、東レが推薦枠を設けているかどうかは非公式の情報が多く、公式には確認が取れません。ただし、大学院からの推薦制度を利用した採用が存在する可能性は否定できないため、指導教員や大学のキャリアセンターへの確認を推奨します。ジョブマッチング型選考については公式情報では確認できませんでした。
学部生と院生どちらが有利?
東レの技術系インターンシップは、大学院生(修士・博士)の参加が中心になっています。実際の技術系採用においても、院卒比率が高い傾向があるとされており、インターンシップの選考でも院生が多数を占める可能性があります。
学部生でも応募できるコースは存在しますが、研究内容の深さや専門性において院生と競う形になるため、研究テーマをわかりやすく説明する力や、東レの素材技術への理解度が合否に影響します。
一方で、学部3年生でのインターンシップ参加は早期の企業理解・業界理解につながるメリットがあります。たとえ不合格であっても、選考を経験することで本命の本選考に向けた対策が具体化できます。院進予定の学部3年生は、インターンシップへの挑戦を研究室選びやキャリア設計と並行して考えるのがおすすめです。
選考通過するためのポイント
東レのインターンシップ選考を通過するには、志望動機・Webテスト・技術面接の3点を柱に対策することが重要です。各ステップで何を見られているかを理解したうえで準備を進めましょう。
志望動機を完璧に答えられるようにする
東レのインターン選考で最も重要なのは「なぜ東レなのか」という志望動機の明確さです。化学・素材メーカーの選択肢は多数あるなかで、東レならではの強みである炭素繊維・先端複合材料・機能化学品の技術力と自分の研究・キャリアビジョンとのつながりを具体的に説明できることが求められます。
「社会課題を素材で解決したい」「カーボンニュートラルに貢献する材料開発に携わりたい」など、東レの事業と社会的意義を組み合わせた志望動機を、自分の言葉で語れるように準備しましょう。ESでは字数制限のなかで具体性と熱量を両立させる文章構成力も問われます。繰り返し推敲し、第三者にフィードバックをもらうことも効果的です。
Webテスト・適性検査の対策をする
東レのインターン選考ではSPI等のWebテストが課されます。言語・非言語・英語に加え、性格検査も含まれることがあります。特に非言語(数的処理)の問題は時間内に解き切るスピードが重要で、繰り返しの練習が効果的です。
Webテスト対策としては、SPI3の公式問題集や市販の対策本を1〜2冊仕上げる方法が一般的です。英語セクションでは基礎的な文法・語彙力が問われることが多いため、TOEICの勉強と並行して進めると効率的です。インターン選考のWebテストは本選考のWebテストと同様の水準で行われることが多いため、早めの対策が後々の負担を減らします。
研究概要・技術面接の対策をする
東レの技術系インターン選考では、研究内容について深掘りされる面接が行われることがあります。専門用語を多用した説明ではなく、「なぜその研究をしているのか」「社会のどんな課題に貢献するのか」という文脈で研究を語れるようにすることが重要です。
研究概要書(1枚程度のサマリー)を事前に作成し、指導教員やOB・OGにレビューしてもらうことで、説明の精度が上がります。また、東レの製品・技術と自分の研究の接点を具体的に示せると、面接官に興味を持ってもらいやすくなります。ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として研究を語る場合は、課題→アプローチ→成果→学びの構成で簡潔にまとめることを意識してください。研究が始まったばかりの学部生・M1でも、研究の背景と自分が担う役割を明確に語れれば高評価につながります。
評価される人物像
東レがインターンシップで評価する人物像は、企業理念と技術系職種特有の観点の2軸から読み解けます。事前にしっかりと理解しておくことで、ESや面接での回答の質が高まります。
素材と社会のつながりを考えられる人
東レは「素材の力で社会に貢献する」という姿勢を非常に重視しています。インターンシップでも「自分の専門技術がどのように社会課題の解決に寄与するか」を考えられる学生が評価される傾向があります。カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・次世代エネルギーなどのキーワードと素材技術の関連を理解したうえで、自分のビジョンを語れる姿勢が大切です。
単に「化学が好き」「研究が得意」ではなく、社会全体への影響を意識した視座を持つ学生が東レのインターンシップで活躍できると言われています。
粘り強く課題に向き合える探究心のある人
素材開発の現場では、実験の失敗や試行錯誤が日常的に発生します。東レは長期的な視点で研究課題に向き合える粘り強さと、問題の本質を深掘りする探究心を持つ人材を求めていると考えられます。インターンシップ中のワーク・グループディスカッションでも、表面的な結論に満足せず深く考察しようとする姿勢が評価につながります。
研究での失敗経験やそこから学んだことをESや面接で語れると、東レが求める人物像に合致した印象を与えられます。「うまくいかなかったときにどう考え、どう動いたか」というプロセスを具体的に伝えることが重要です。
グローバルな視点で挑戦できる人
東レは売上高の多くを海外で占めており、世界各国に生産拠点や営業拠点を構えてビジネスを展開しています。
そのため、選考において評価されるのは、単に英語などの語学が堪能であることだけではありません。
大切なのは、文化や価値観が異なる環境でも臆することなく相手と向き合い、自ら飛び込んでいける主体性とタフな精神力です。
グローバルな市場で新しい価値を生み出すためには、想定外の事態に直面しても粘り強く解決策を模索する姿勢が求められます。
自分の殻を破り、多様な人々と信頼関係を築きながら困難を乗り越えた経験を持つ人は、東レの面接でも強力なアピールポイントになるでしょう。
誠実で、チームワークを大切にできる人
東レのものづくりや事業展開は、個人の力だけで完結することは決してありません。
研究、開発、生産、そして営業が一体となり、数年、時には十数年という歳月をかけて一つの素材を世に送り出します。
だからこそ、周囲の意見にしっかりと耳を傾け、他者を尊重しながら巻き込んでいく協調性が不可欠となります。
社風としても真面目で誠実な人が多く、目先の利益だけでなく社会の発展に貢献するという高い志が共有されています。
面接では、これまでの学生生活の中で、周囲と協働して成果を出した経験を具体的に伝えることが大切です。
誠実に向き合う姿勢を示すことで、面接官に信頼感を与えることができます。
東レを受ける人のオススメ併願企業
東レを志望する就活生は、競合する大手化学メーカーや素材メーカーを併願することが一般的です。
それぞれの企業が持つ強みや事業ポートフォリオ、さらには社風の違いをしっかりと理解して比較することで、東レの志望動機をより強固なものにすることができます。
帝人
帝人は東レの最大のライバル企業であり、同じく炭素繊維や高機能繊維に強みを持っています。
東レとの大きな違いは、医療用医薬品や在宅医療機器などのヘルスケア事業を、ビジネスの強固な第二の柱として確立している点にあります。
素材技術と医療を組み合わせることで、人々の健康や暮らしの向上に直接貢献できる点が大きな魅力です。
選考に向けては、繊維事業における技術力だけでなく、ヘルスケアとのシナジーにどれだけ興味を持てるかが鍵となります。
素材の可能性をライフサイエンスという切り口から追求したいと考えている就活生にとって、非常に親和性が高い企業です。
東レと比較しながら、それぞれの強みや技術アプローチの違いを整理して説得力のある志望動機を作り上げましょう。
旭化成
旭化成は、繊維やケミカル、電子材料などの素材事業だけでなく、戸建住宅のヘーベルハウスで知られる住宅事業や、医療機器を手がけるヘルスケア事業まで、驚くほど多角的にビジネスを展開しています。
多方面から社会を支えるポートフォリオを持っており、一つの領域に留まらないダイナミックな事業展開が特徴です。
社風としては、伝統的に自由闊達と言われており、若手のうちから挑戦を後押しする非常に風通しの良い雰囲気が定着しています。
東レの堅実で真面目な風土と比較すると、より個人の裁量や斬新なアイデアが重視される傾向があります。
自分の強みや目指す働き方が、どちらの社風においてより活かされるかを深く分析することが大切です。
クラレ
クラレは、液晶テレビやスマートフォンなどの画面に欠かせない偏光板の材料であるポバールフィルムなど、世界で圧倒的なシェアを誇る製品を多数持つ高収益なスペシャリティ・ケミカル企業です。
他社が簡単には真似できない独自の高い技術力を磨き上げることで、ニッチな市場を完全に支配する戦略を得意としています。
独自の技術で世界一を目指すという明確な方針があるため、ニッチトップの技術にこだわりを持って働きたい人に向いています。
東レのように幅広い分野で王道を進む企業と、クラレのように専門領域で強さを発揮する企業のどちらが自分の価値観に合うかを考えてみてください。
企業の規模感やビジネス展開の違いを言語化できれば、説得力のある企業選択の理由が語れるようになります。
三菱ケミカルグループ
三菱ケミカルグループは、日本国内で最大の規模を誇る総合化学メーカーです。
石油化学の基礎原料から、高機能プラスチック、炭素繊維、ディスプレイ材料、さらには医薬品に至るまで、手がける事業領域の広さは他を圧倒しています。
日本のみならず、世界の産業の基盤を文字通り上流から支えている巨大組織です。
事業規模や社会的影響力の大きさに惹かれる人にとって、これ以上ない選択肢となります。
東レが特定の素材や繊維技術を深化させていくスタイルであるのに対し、三菱ケミカルは総合力で課題を解決するスタイルです。
このアプローチの違いを理解し、自分のやりたい仕事がどちらの立ち位置で実現できるかを見極めましょう。
住友化学
住友化学は、石油化学やエネルギー、情報電子化学、さらには農薬や肥料といった農業化学品分野に非常に強い基盤を持っています。
特に農業化学分野ではグローバルに高いシェアを持っており、世界の食糧問題解決に直接アプローチできる点が東レとは異なる大きな特徴です。
また、住友化学は海外売上高比率が非常に高く、若手のうちから海外勤務を経験するチャンスが多いなど、グローバルな活躍の機会が豊富に用意されています。
世界を相手にダイナミックなビジネスを展開したい方には非常におススメの併願先です。
東レのグローバル展開と比較しながら、どの地域でどのような貢献をしたいかを具体的に語れるように対策しておきましょう。
三井化学
三井化学は、自動車用の高機能樹脂や、メガネレンズの材料などのヘルスケア分野、さらには包装材料などのモビリティ・フード・ケア分野に注力しています。
人々の身近な生活を支える製品の素材に強く、身近なところで技術の貢献を実感しやすいというやりがいがあります。
社内は風通しが良く、若手のうちから大きな裁量が与えられ、新しい提案を歓迎する雰囲気に満ちているとよく評価されます。
東レの持つ重厚で落ち着いたイメージと比べると、より機動力があり変化に柔軟なカルチャーを感じることができます。
自分がどちらの組織でこそポテンシャルを発揮しやすいかをしっかりと考えてみてください。
インターンに落ちたら本選考は受けられない?
東レのインターンシップに落ちたとしても、本選考へのエントリーは可能です。インターン選考の合否と本選考のエントリー資格は別のものであり、インターンに参加できなかった学生でも本選考のエントリーシートを提出して選考に臨むことができます。
ただし、インターン参加者が一部の選考ステップで優遇される可能性があるとされているため、インターン不参加の場合はすべての選考ステップを通常通り受けることになります。その分、より念入りなES・Webテスト・面接対策が必要です。
インターン落ちを経験した学生が本選考で内定を取るケースも十分にあります。フィードバックを受けられる機会があれば活用し、志望動機・研究説明の精度を高めて本選考に臨みましょう。インターンシップに落ちた経験をネガティブに引きずるのではなく、本選考に向けた課題発見の機会と捉えることが大切です。
東レのインターンに関するよくある質問
東レのインターンシップについてよく寄せられる質問をまとめました。なお、東レは一部のプログラムについて経産省・文科省指針における「オープン・カンパニー」区分に分類されるものもありますが、本記事では慣例に従いインターンと表記しています。
文系でも東レのインターンに参加できますか?
東レは技術系コース以外に、事務系インターンシップも実施しています。事務系は文系学生を対象とした内容で、営業・マーケティング・経営企画・人事などの業務を体験できるプログラムが設けられています。文系学生の方は事務系インターンシップへのエントリーを検討してください。ただし、事務系の採用倍率も非常に高いとされており、十分な準備が必要です。最新の募集コース・対象は東レ公式サイトで確認してください。
研究や授業と両立できますか?
東レのインターンシップは2日間〜数日間程度のプログラムが多く、長期間の拘束を必要とするものはほとんどありません。授業・研究スケジュールとの調整は比較的しやすい期間設定です。ただし、インターン期間中は集中的に参加するため、事前に研究室のスケジュールを確認・調整しておくことが大切です。指導教員に事前に相談しておくとスムーズです。
交通費・宿泊費は支給されますか?
東レのインターンシップでは交通費が支給されるケースが多いと口コミでは語られていますが、コース・開催年度・開催形式(オンライン/対面)によって異なります。詳細はエントリー後に届く案内や公式マイページで必ず確認してください。オンライン開催の場合は交通費・宿泊費が不要なケースが多いです。
インターンシップに複数回参加できますか?
夏・冬の両方のコースにエントリーすること自体は可能ですが、同一コースへの複数回参加やすべてのコースへの参加が認められるかどうかは年度によって異なります。まず自分の専攻に合ったコースを優先してエントリーし、複数コースへの応募については公式ルールを確認してください。
まとめ
東レのインターンシップは、化学・機械・電気系の理系学生にとって本選考に直結する可能性のある重要な機会です。選考は複数ステップにわたり、ES・Webテスト・面接のすべてで高い水準が求められます。倍率は高いとも言われていますが、しっかりと準備を重ねることで突破の可能性は十分あります。
インターンシップへの参加によって本選考での早期選考案内や選考ステップ一部免除などの優遇がある可能性があるとも言われており、エントリー機会を逃さないことが大切です。志望動機・研究概要・Webテストの3点を柱に対策を進め、東レならではの素材技術と社会への貢献という視点を持って選考に臨んでください。本記事が東レのインターン攻略の第一歩になれば幸いです。
