
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
玉手箱の対策を進める28卒から、「何割取れば通過できるの?」という疑問がよく寄せられます。
ボーダーの目安がわからないと、どこまで対策すればよいか計画が立てにくいものです。
この記事では、玉手箱の通過ボーダーの目安を業界別に整理し、8割を取るための具体的な対策を編集部が解説します。あくまで目安ですが、対策の指針として役立ててください。
- 28卒でサマー選考・秋インターンに挑む大学3年生
- 玉手箱のボーダーの目安を知りたい人
- 志望業界の難易度を把握したい人
- 8割を取るための対策法を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
玉手箱のボーダーは何割が目安か
まず、玉手箱の通過ボーダーがおおよそどのくらいなのかを確認しましょう。全体像を押さえておくと対策の方向性が定まります。
一般的なボーダーの目安
玉手箱の通過ボーダーは、おおむね6〜8割程度が目安とされています。ただしこれは編集部が公開情報から推定した数値であり、公式に発表されたものではありません。
多くの企業では、6割前後を最低ラインとし、人気企業ほど高いボーダーを設定する傾向があります。志望度が高い企業ほど、余裕を持った得点が必要です。
逆に言えば、7割前後を安定して取れる実力があれば、多くの企業のボーダーを超えられる可能性が高まります。まずはここを一つの目標にしましょう。
ボーダーはあくまで目安であり、性格検査の結果や他の選考要素も合否に影響します。数字だけにとらわれすぎないことも大切です。
それでも、目標となる得点水準を持っておくことは、対策の計画を立てるうえで有効です。
ボーダーは企業によって変わる
玉手箱のボーダーは、企業ごとに大きく異なります。同じ得点でも、A社は通過してB社は不通過ということが普通に起こります。
応募者が殺到する人気企業では、ボーダーが高めに設定される傾向があります。競争率が高いほど、求められる得点も上がります。
一方、そこまで高い基準を求めない企業も多くあります。志望企業の難易度に応じて、必要な対策量も変わってきます。
そのため、一律に「何割取れば安心」とは言い切れません。志望企業のレベルを踏まえて目標を設定することが大切です。
口コミサイトなどで志望企業の傾向を調べておくと、目標設定の参考になります。
玉手箱の採点の仕組み
玉手箱は、正答数をもとに受検者全体の中での相対的な位置で評価されると考えられています。素点そのものではなく、偏差値的な位置づけが重視されます。
そのため、問題が難しく全体の得点が低ければ、多少ミスしても相対的な位置は保てることがあります。周囲との比較で決まるのです。
また、玉手箱は正確性が重視される傾向があるとされ、当てずっぽうの解答はリスクになり得ます。速く解くことと正しく解くことの両立が求められます。
採点の詳細は公開されていないため、確実なことは言えません。仕組みを理解しつつ、確実に正答を積み重ねる意識を持ちましょう。
結局のところ、正答率を高く保つことが、どの企業のボーダーにも対応できる最善の策です。
ボーダーの目安は6〜8割ですが、人気企業ほど高くなります。「7割を安定して取れる実力」を一つの目標にすると、多くの企業に対応できます。数字はあくまで目安として捉えましょう。
業界別 玉手箱ボーダーの目安
ここでは、業界ごとのボーダーの目安を整理します。あくまで編集部の推定ですが、志望業界の傾向をつかむ参考にしてください。
金融・コンサルは8割前後
金融やコンサルティング業界では、8割前後の高いボーダーが設定されているとされます。応募者が優秀で競争が激しいため、高い得点が求められます。
これらの業界を志望するなら、計数・言語ともに高い正答率を安定して出せる実力が必要です。中途半端な対策では届きにくいでしょう。
特に外資系金融やコンサルは、玉手箱以外の関門も厳しい傾向があります。Webテストは通過して当然という前提で臨む必要があります。
これらの業界を目指すなら、早い段階から入念な対策を進めておくことが不可欠です。夏のうちに基礎を固めておきましょう。
高ボーダー業界ほど、余裕を持って超えられる実力を目指すことが大切です。ギリギリの得点では、当日の体調やコンディションで足元をすくわれかねません。
金融・コンサル志望者は、周囲も高いレベルで対策してきます。人一倍の準備をしてようやくスタートラインという意識で臨みましょう。
大手メーカー・商社は6〜7割
大手メーカーや商社では、6〜7割程度がボーダーの目安とされます。金融・コンサルほど高くはないものの、一定の得点は求められます。
これらの業界も応募者が多いため、油断は禁物です。安定して7割を取れる実力があると安心できます。
商社は特に人気が高く、企業によってはボーダーが上振れすることもあります。志望企業ごとに傾向を確認しておきましょう。
メーカーは職種によって求められる水準が変わることもあります。技術職と事務職で基準が異なる場合もあるため注意が必要です。
これらの業界志望なら、7割を目標に対策を進めるのが現実的です。
その他業界の目安
その他の業界では、6割前後がボーダーの目安となることが多いとされます。ただし、これも企業の人気度によって変動します。
比較的ボーダーが低めの業界でも、最低限の得点は必要です。5割を切るような結果では、足切りされる可能性が高まります。
業界にかかわらず、6割は最低ラインと考えておくのが無難です。まずはこのラインを確実に超えることを目指しましょう。
志望業界が決まっていない場合は、幅広く対応できるよう7割を目標にしておくと安心です。どの業界にも通用する実力になります。
いずれの業界も、正確に素早く解く力が求められる点は共通しています。業界による差はあっても、対策の本質は変わりません。
まずは基礎を固めて7割前後を安定させ、そのうえで志望業界の水準に合わせて上積みしていくのが効率的な進め方です。
玉手箱の出題構成を知る
効率的に対策するには、玉手箱の出題構成を正しく理解することが欠かせません。何が出るかを知れば対策の優先順位が決まります。
計数(図表・四則逆算・表推測)
玉手箱の計数は、図表の読み取り・四則逆算・表の空欄推測の3形式が中心です。企業によってどの形式が出るかが決まっています。
図表読み取りは、グラフや表から必要な数値を読み取って計算する問題です。設問の意図を素早くつかむことが得点の鍵になります。
四則逆算は、式の空欄に入る数値を求める問題で、スピードが重視されます。電卓を使いこなす練習が必要です。
表の空欄推測は、表内の規則性を見抜いて空欄を埋める問題です。パターンを見つける力が問われます。
計数は得点差がつきやすい分野のため、重点的に対策する価値があります。
言語(論理・趣旨)
玉手箱の言語は、長文を読んで論理的に判断する形式が中心です。「正しい・誤り・判断できない」の3択で答える問題が代表的です。
この形式では、本文に書かれている内容だけをもとに判断する必要があります。自分の推測や常識を持ち込むと間違えやすくなります。
趣旨を問う問題では、筆者が最も伝えたいことを正確につかむことが求められます。文章全体の要点を把握する力が必要です。
言語も時間が厳しいため、素早く正確に読む訓練が欠かせません。設問を先に読んでから本文を確認すると効率的です。
言語は解き方の型を覚えれば安定して得点できる分野です。
英語と性格検査
企業によっては、英語が出題されることもあります。長文読解が中心で、TOEICの対策とも通じる部分があります。
英語が課される企業を志望するなら、日頃から英文を読む習慣をつけておくとよいでしょう。急に対策するのは難しい分野です。
また、玉手箱には性格検査も含まれます。正解のないテストですが、企業との相性を見る重要な要素です。
性格検査は正直に一貫して答えることが基本です。自分を偽ると回答が矛盾し、かえってマイナスになることがあります。
出題構成を把握し、志望企業に出る形式を重点的に対策しましょう。
8割を取るための計数対策
ボーダーを超える鍵となる計数について、8割を目指すための具体的な対策を紹介します。
図表読み取りのコツ
図表読み取りでは、設問を先に読んでから図表を確認するのが効率的です。何を問われているかを把握してから、必要な数値だけを探します。
図表全体を丁寧に読み込む時間はありません。設問に関係する部分だけを素早く見つける意識が大切です。
単位や割合の表記を見落とすとミスにつながります。数値を読み取る際は、単位を必ず確認する習慣をつけましょう。
概算で選択肢を絞れる問題も多くあります。厳密に計算する前に、おおよその値で見当をつけると時間を節約できます。
図表読み取りは慣れが物を言う分野です。繰り返し演習してパターンに慣れましょう。
四則逆算のスピード
四則逆算は、スピードが命の分野です。1問あたりの時間が非常に短いため、素早く処理する力が求められます。
逆算の基本は、式を変形して空欄の値を求めることです。移項や約分の手順を体に覚えさせ、瞬時に処理できるようにしましょう。
電卓を効率よく使うことも重要です。無駄な打ち込みを減らし、最短の手順で計算する練習を積みましょう。
暗算で済む部分は暗算で処理すると、さらに時間を短縮できます。日頃から計算力を鍛えておくと有利です。
四則逆算は数をこなすほど速くなる分野です。反復練習で処理速度を上げましょう。
電卓の使い方
玉手箱は自宅受検で電卓が使えることが多いため、電卓の扱いに慣れておくことが得点を左右します。
メモリ機能を使いこなせると、複雑な計算を効率よく処理できます。M+やMRといった機能の使い方を覚えておきましょう。
打ち間違いは失点に直結します。速さだけでなく、正確に打ち込む練習も欠かせません。
普段から本番で使う電卓を用意し、それに慣れておくことが大切です。当日初めて使う電卓では実力を出しきれません。
電卓を味方につけることが、計数の得点アップへの近道です。使い慣れた1台を本番用と決めて、演習の段階から同じ電卓を使いましょう。
四則逆算や図表計算は電卓の速さがそのまま得点に直結します。日々の演習で電卓操作を体に馴染ませておくことが大切です。
言語・英語で失点しない対策
計数だけでなく、言語や英語での失点を防ぐことも8割達成には欠かせません。ここでの対策を確認しましょう。
言語の3択判定
言語の3択判定では、本文の内容だけを根拠に判断することが鉄則です。「正しい・誤り・判断できない」を明確に区別しましょう。
「判断できない」は、本文からは真偽を確定できない場合に選びます。書かれていないことを勝手に補って判断しないよう注意が必要です。
自分の常識や推測を持ち込むと、正解から外れやすくなります。あくまで本文に忠実に判断する姿勢が大切です。
3択の判定基準に慣れれば、安定して得点できるようになります。演習で判断のコツをつかみましょう。
言語は型を覚えれば失点しにくい分野です。判定基準を体に染み込ませましょう。
英語の長文対策
英語が出る企業を志望するなら、長文を素早く読む力を鍛えておく必要があります。日頃から英文に触れる習慣をつけましょう。
設問を先に読んで、何が問われているかを把握してから本文を読むと効率的です。全文を精読する時間はありません。
基本的な語彙力があると、読解のスピードが上がります。頻出単語は事前に覚えておくとよいでしょう。
英語は短期間で伸ばしにくい分野のため、早めの着手が肝心です。志望企業に英語が出るなら計画的に対策しましょう。
英語は差がつきやすい分野でもあります。対策すれば有利に働きます。
逆に、対策していない受検者が多い分だけ、得点できれば周囲と差をつけられます。志望企業に出るなら早めに手をつけておきましょう。
時間配分
玉手箱全体を通じて、時間配分が得点を大きく左右します。どの形式も時間が厳しいため、ペース配分が重要です。
1問にかける時間の目安を決め、超えたら次に進む判断を徹底しましょう。難問に固執すると全体を崩します。
時間を計って演習する習慣をつければ、本番でも自然にペースを保てます。実戦形式の練習が欠かせません。
解ける問題を確実に取り、限られた時間で得点を最大化する意識を持ちましょう。全問正解を狙う必要はありません。
時間配分の巧拙が、ボーダー突破の分かれ目になります。
ボーダー突破に向けた勉強法
目標のボーダーを超えるために、効果的な勉強の進め方を紹介します。計画的に取り組みましょう。
問題集を繰り返す
玉手箱対策の基本は、1冊の問題集を繰り返し解くことです。あれこれ手を出すより、1冊を完璧にするほうが効果的です。
同じ問題を何度も解くことで、解法の型が体に染み込みます。3回転させる頃には、初見の類題にも対応できるようになります。
間違えた問題は解説を読み、翌日にもう一度解き直しましょう。この繰り返しが定着につながります。
玉手箱は形式が決まっているため、反復対策の効果が出やすいテストです。地道な演習が確実に得点を押し上げます。
1冊をやり込むことが、安定した得点の土台になります。
時間を計った演習
本番は時間との戦いのため、必ず時間を計って演習しましょう。制限時間内にどこまで解けるかを把握しておくことが大切です。
時間を計ることで、本番のプレッシャーに近い状態で練習できます。ぶっつけ本番では時間感覚がつかめません。
演習を重ねるうちに、自分なりのペース配分が固まってきます。これが本番での安定につながります。
模試形式のツールを使えば、本番に近い緊張感で弱点を洗い出せます。復習とセットで取り組みましょう。
時間を意識した練習が、本番での実力発揮を支えます。
苦手分野の補強
安定した得点のためには、苦手分野を放置しないことが重要です。計数が苦手なら計数を、言語が苦手なら言語を集中的に対策しましょう。
苦手分野は伸びしろでもあります。集中的に取り組めば、全体のスコアを大きく底上げできます。
得意分野をさらに磨くより、苦手分野をなくすほうが総合点への効果は高いことが多いです。バランスを意識しましょう。
苦手を克服するには、基礎に立ち返ることが近道です。簡単な問題から段階的にレベルを上げていきましょう。
苦手分野の補強が、ボーダー突破の最後の一押しになります。
28卒が夏に押さえるポイント
最後に、28卒がこの夏に押さえておくべきポイントを整理します。夏の動き方が秋以降を左右します。
志望業界のボーダーを知る
まずは志望業界のボーダー水準を把握しておきましょう。金融・コンサルなら8割、その他なら6〜7割が目安になります。
目標水準がわかれば、どこまで対策すればよいかが明確になります。ゴールが見えれば計画も立てやすくなります。
志望業界が高ボーダーなら、その分だけ入念な対策が必要です。早めに動き出すことが重要になります。
まだ志望業界が定まっていないなら、7割を目標にしておくと幅広く対応できます。汎用的な実力を目指しましょう。
ボーダーを知ることが、効率的な対策の出発点です。ゴールから逆算して、必要な学習量とスケジュールを組み立てましょう。
早めに対策を始める
玉手箱は形式に慣れるまで時間がかかるため、早めの対策開始が肝心です。夏のうちに基礎を固めておきましょう。
サマー選考が本格化する時期に間に合わせるには、今から動き出す必要があります。後回しにすると準備が間に合いません。
早く始めるほど、繰り返し演習する時間を確保できます。反復の回数が得点の安定につながります。
夏は比較的時間に余裕がある時期です。この時期を活用して対策を進めるのが賢明です。
早期の着手が、ボーダー突破の余裕を生みます。
秋以降のスケジュール
28卒の早期選考は秋以降に本格化する企業が多くあります。夏に玉手箱対策を固めておけば、秋の選考でも実力を発揮できます。
秋は説明会や面接が重なり、まとまった勉強時間を取りにくくなります。だからこそ夏のうちに対策を終えておく価値があります。
夏に基礎を固め、秋はES・面接に集中する——この流れが理想的です。計画的にスケジュールを組みましょう。
玉手箱の対策は複数の企業で使い回せます。早めに仕上げておけば、その後の就活全体が有利になります。
先を見据えた計画で、最初の関門を早めに突破しておきましょう。
本記事のボーダー目安は編集部推定であり、実際の基準は企業・年度によって変わります。数字はあくまで対策の指針として捉え、余裕を持ってボーダーを超えられる実力を目指しましょう。
まとめ
玉手箱の通過ボーダーはおおむね6〜8割が目安で、金融・コンサルは8割前後、大手メーカー・商社は6〜7割、その他は6割前後とされます。
ただしこれは編集部推定であり、企業ごとに基準は変わります。志望業界の傾向を踏まえて目標を設定しましょう。
8割を取るには、計数の図表読み取り・四則逆算を重点的に対策し、言語・英語での失点も防ぐことが鍵です。
そして、1冊の問題集を繰り返し、時間を計って演習することが確実な近道です。28卒はこの夏から早めに対策を始め、志望業界のボーダーを突破しましょう。