
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
サマーインターンの選考フローについて、エントリーから面接までの全ステップと、それぞれの対策を28卒向けに解説します。
サマーインターンは「エントリーして終わり」ではなく、ES・Webテスト・面接と本選考さながらの選考を課す企業が少なくありません。
選考の全体像を知らないまま応募すると、締切に間に合っても提出物の完成度で落ちかねません。
本記事を読めば、選考フローの各ステップで何が見られるか・どの順番で準備すべきかが一度で分かります。
本選考との違いまで押さえて、夏の選考を突破しましょう。
目次[目次を全て表示する]
【サマーインターン】結論:選考フローはES・Webテスト・面接の組み合わせが基本
結論から言うと、サマーインターンの選考フローは「エントリー→ES→Webテスト・適性検査→グループディスカッション→面接」の組み合わせが基本形で、企業によってステップの有無と順序が変わります。
全ステップを課す企業はむしろ少数で、「ESのみ」「ES+Webテスト」の2パターンが中心です。
選考は締切から本番までが短いため、「課されてから対策する」のではなく「応募と同時に出せる状態を作っておく」ことが通過率を最も左右します。
面接まである企業でも1回のみ・オンライン中心なので、身構えすぎる必要はありません。
この記事では各ステップの中身・本選考との違い・対策の順に解説していきます。
【サマーインターン】選考フローの全体像を5ステップで解説
サマーインターンの選考は、多くの企業で次の5ステップのいずれか、または組み合わせで構成されます。
ナビサイトや企業マイページから応募します。
志望動機やガクチカを提出します。
言語・非言語・性格検査を受験します。
実施企業は一部ですが、人気企業ほど課される傾向です。
1回のみの企業が中心です。
自分の志望企業がどのステップを課すのかは募集要項で確認できるので、応募前に必ずチェックして逆算で準備しましょう。
ステップごとに、何が行われ何を見られるのかを解説します。
エントリーの経路は3種類
選考の入口となるエントリーには、大きく3つの経路があります。
マイナビ・リクナビなどのナビサイト経由、企業の採用マイページからの直接応募、そして逆求人型サイトで企業からオファーを受ける経路です。
人気企業はナビサイトに載せず自社マイページだけで募集するケースもあるため、第一志望群は必ず企業の採用サイトでマイページ登録まで済ませておきましょう。
エントリー自体は選考ではありませんが、締切に間に合わなければ土俵にすら上がれません。
気になる企業は「応募するか迷った時点でエントリーだけ済ませる」のが鉄則です。
エントリー後にESや適性検査の案内が届くので、通知を見逃さない受信設定も忘れずに行ってください。
エントリーシートで見られるポイント
ESはサマーインターン選考の最初にして最大の関門です。
設問は「参加理由・志望動機」「ガクチカ」「自己PR」が定番で、本選考より文字数が少なめの企業が多いのが特徴です。
見られているのは経験の派手さではなく、「なぜこの会社のインターンか」を自分の言葉で説明できているか、結論から簡潔に書けているかの2点です。
使い回しの土台を1本作り、志望理由の部分だけ企業ごとに差し替えるのが効率と質を両立するやり方です。
提出前に大学のキャリアセンターや先輩に一度読んでもらうだけで、通過率は目に見えて変わります。
締切間際は添削の時間が取れなくなるので、テンプレの土台は今週中に作ってしまいましょう。
Webテスト・適性検査の種類と対策
ESとあわせて、またはES通過後にWebテスト・適性検査を課す企業が多くあります。
形式はSPI・玉手箱・TG-WEBなどが代表的で、自宅受験型とテストセンター型があります。
サマーインターンの段階でテスト対策を仕上げておくと、秋冬インターンや本選考でも同じ形式が使われるため、投資効果が最も高い準備になります。
対策本を1冊決めて2周する、無料の模擬テストで形式に慣れる、この2つで選考水準には十分届きます。
性格検査は対策より正直さが重要で、盛った回答は面接での矛盾につながります。
「ESは通るのにテストで落ちる」が最ももったいないパターンなので、応募と同時に受験できる状態を作っておきましょう。
グループディスカッションで見られるポイント
応募が集中する人気企業では、ES・テストの後にグループディスカッションを課すケースがあります。
テーマは「新規事業を考えよ」「◯◯の売上を伸ばすには」といった、正解のないお題が中心です。
評価されるのは結論の質より議論への貢献で、意見を出す・他人の意見を要約する・時間配分を意識する、のどれか1つでも役割を果たせれば十分戦えます。
初対面の学生と議論する経験自体が少ない時期なので、大学のキャリア支援やGD練習イベントで一度場数を踏んでおくと緊張が消えます。
発言量を競って他人の話を遮るのは、最も評価を落とす行動です。
「チームで良い結論を出すために動ける人か」という視点で自分の動きを設計しましょう。
面接で聞かれること
面接まで課す企業は一部ですが、実施される場合は1回のみ・オンラインが中心です。
聞かれるのはESの深掘りが大半で、「なぜこのインターンに参加したいのか」「学生時代に力を入れたこと」が定番です。
インターン面接は本選考より和やかな雰囲気で行われることが多く、完璧な回答より「結論から話す・具体的に話す」の基本動作ができているかが分かれ目です。
想定問答を10個作って声に出して練習しておけば、当日は十分対応できます。
逆質問の時間があることも多いので、事業や仕事内容への質問を2〜3個用意しておきましょう。
ここでの面接経験は、そのまま本選考の予行演習になります。
【サマーインターン】選考は本選考と同じ?違いを解説
サマーインターンの選考は、本選考と何が違うのかを整理しておくと、準備の力加減が正しく決められます。
結論としては「構成はほぼ同じ・各ステップは簡略版」です。
つまりインターン選考の準備はそのまま本選考の準備になり、夏に一度フローを経験しておくこと自体が半年後の大きなアドバンテージになります。
3つの視点で違いを見ていきます。
ステップは同じでも簡略化される
本選考では面接が3回前後あるのが一般的ですが、インターン選考の面接は1回のみが中心です。
ESの文字数も本選考より短めの設問が多く、Webテストのボーダーも本選考ほど厳しくないと言われています。
「本選考の縮小版」と捉えると、過度に身構えず、かつ手を抜かずに向き合う正しい温度感が掴めます。
ただし応募者数に対して参加枠が小さいため、簡略版だからといって通過が簡単なわけではありません。
特に人気企業のインターンは、本選考より倍率が高くなることもあります。
ステップが少ないぶん、一つひとつの提出物の完成度がより重要になると考えましょう。
ESは土台を使い回せる
インターンESと本選考ESは、問われる軸がほぼ共通です。
ガクチカ・自己PRは同じ土台を使い回せるので、夏に完成度を上げておけば本選考で書き直す手間が激減します。
ただし「インターンで何を得たいか」という設問だけはインターン特有なので、参加目的を自分の言葉で書き分ける必要があります。
「業界理解を深めたい」だけでは全応募者と同じなので、「◯◯の仕事を体験して、自分の△△という強みが通用するか確かめたい」まで具体化しましょう。
夏に書いたESへのフィードバックや選考結果は、秋までに文章を磨く材料になります。
ESは書きっぱなしにせず、結果とセットで振り返る習慣をつけてください。
インターン選考ならではの注意点
インターン選考特有の注意点は、日程と情報の分散です。
同じ企業でも複数の日程・コースで募集され、それぞれ締切や選考有無が違うことがあります。
「第1タームは選考あり・第2タームは抽選」のような設計もあるため、応募するコース単位で募集要項を確認するのが基本です。
また、選考結果の通知を待つ間に他社の締切が過ぎていくのが夏の怖いところです。
1社の結果を待たず、並行して複数社に応募し続けましょう。
選考の時期感と締切管理については、後述のセクションで補足します。
【サマーインターン】選考ありと選考なしの違い
サマーインターンには、ESや面接を課す選考ありのプログラムと、先着・抽選で参加できる選考なしのプログラムがあります。
どちらが良い悪いではなく、役割が違います。
選考ありは「本選考の予行演習と企業との深い接点」、選考なしは「場数と業界理解」と目的を分けると、夏全体の設計が明確になります。
それぞれの使い方を解説します。
選考ありインターンに挑む価値
選考ありのプログラムは、参加のハードルが高いぶん得られるものも大きいのが特徴です。
ES・テスト・面接という本選考と同じ関門を夏に経験できること自体が、半年後への最高の練習になります。
さらに、選考を通過した参加者には、その後の限定イベントや早期選考の案内が届いたという報告が多くの企業で見られ、参加が本選考への入口になるケースは珍しくありません。
落ちても本選考に影響しないのが通例なので、挑戦のリスクは実質ゼロです。
第一志望群は選考ありでも必ず出す、と決めてしまいましょう。
選考の経験値は、落ちた場合ですら次の選考の材料になります。
選考なしインターンの使い方
選考なし・抽選型のプログラムは、確実に参加できることが最大の価値です。
業界理解を広げる、グループワークに慣れる、社会人との会話に慣れる、といった経験値を確実に積めます。
選考ありの結果待ちの間に選考なしで場数を踏んでおくと、全落ちしても夏が空白にならない保険として機能します。
1日型でも、業界研究の解像度は説明会だけの状態とは段違いになります。
「選考なしだから意味がない」ということはなく、使い方次第で夏の密度を大きく上げられます。
興味が固まっていない業界こそ、選考なしで覗いてみるのが効率的です。
【サマーインターン】選考を突破する対策ポイント
ここからは、選考フローの各ステップを突破するために、応募前にやるべき準備を整理します。
ポイントは「課されてから対策する」のではなく「応募と同時に出せる状態を作っておく」ことです。
サマーインターンの選考は締切から選考までが短いため、準備の先回りがそのまま通過率になります。
3つに絞って解説します。
ESは結論ファーストの型を作る
ESは1社ごとにゼロから書くのではなく、使い回せる型を先に作ります。
ガクチカと自己PRは「結論→状況→自分の行動→結果→学び」の順で書いた土台を用意し、志望動機だけ企業ごとに差し替えます。
志望動機は「業界への興味+その会社ならではの要素+インターンで確かめたいこと」の3点セットで組むと、どの企業にも応用が利きます。
文字数制限の短い設問が多いので、まず400字で書いてから200字に削る練習をしておくと本番で困りません。
書き上げたら一晩置いて読み直し、第三者のチェックを一度は通しましょう。
型が完成していれば、締切3日前の募集発見にも即応できます。
Webテストは応募前に仕上げる
Webテストは、応募してから対策するのでは間に合いません。
ESの提出とほぼ同時に受験案内が来る企業が多いためです。
対策本1冊を2周して頻出パターンを体に入れ、応募前に「いつ受験案内が来ても大丈夫」な状態を作っておくのが正しい順序です。
言語・非言語の基礎はどの形式でも共通なので、まず1形式を仕上げれば他形式への応用は速くなります。
ここで仕上げた対策は、秋冬インターン・本選考までそのまま資産になります。
スキマ時間用にアプリを1つ入れておくと、対策の継続が楽になります。
GDと面接は場数で慣れる
GDと面接は、知識より場数がものを言うステップです。
大学のキャリアセンターの模擬面接、就活イベントのGD練習会、友人同士の練習など、無料で場数を踏む機会は探せば多くあります。
「本命の前に練習企業で1回経験しておく」だけで、本命での緊張と失敗が大きく減るので、応募順序にも練習の設計を組み込みましょう。
面接は想定問答10個を声に出して練習し、スマホで録画して話し方を客観視するのが効率的です。
GDは役割の型より「議論が止まったときに動けるか」を意識するだけで評価が変わります。
夏に積んだ場数は、秋以降の選考で必ず効いてきます。
【サマーインターン】選考に落ちたらどうなる?
選考がある以上、落ちることは誰にでもあります。
大切なのは、落ちた事実の受け止め方と、その後の動き方です。
サマーインターンの選考落ちは本選考に不利に働かないのが通例で、むしろ落ちた経験から提出物を改善できた人が秋以降に伸びます。
2つのポイントを押さえておきましょう。
本選考への影響はない
サマーインターンの選考に落ちても、その企業の本選考に応募できなくなることは基本的にありません。
インターン選考は本選考より募集枠が小さく、倍率が高くなりやすいため、落ちたこと自体は実力の否定ではありません。
「インターンに落ちた企業から内定をもらった」という報告は毎年多くあり、落ちた後に何を改善したかの方がはるかに重要です。
落ちたESとテスト結果を振り返り、どの段階で落ちたのかを分析しましょう。
書類で落ちたならESの型を、テストで落ちたなら対策の周回を、それぞれ秋までに仕上げれば十分挽回できます。
気持ちを切り替えて、募集が続いている企業に目を向けてください。
応募社数の目安
全落ちを避ける最大の防御は、応募社数を確保することです。
選考ありのプログラムは倍率が読めないため、第一志望群だけに絞ると全滅のリスクが残ります。
選考あり・選考なしを組み合わせて8〜10社程度エントリーしておくと、夏に1社も参加できないという事態はほぼ避けられます。
社数を増やすためにも、ESの型とテスト対策の先回りが効いてきます。
それでも全落ちしてしまった場合の立て直し方は、以下の記事で詳しく解説しています。
【サマーインターン】選考の時期はいつ?
選考フローを把握したら、次はいつ動くかです。
サマーインターンの締切は日系大手で6〜7月がピーク、選考は開催の1〜2か月前に行われるのが相場で、結果は提出から1〜2週間程度で届くことが多いようです。
つまり7月は締切と選考が同時進行する山場で、フロー理解と締切管理を並行して進める必要があります。
選考結果の通知時期の詳細は、以下の記事で解説しています。
応募前に締切スケジュールを確認する
選考対策と同じくらい重要なのが、締切の把握です。
どれだけESを磨いても、締切を過ぎれば選考は始まりません。
同じ企業でもコース・日程ごとに締切が違うため、「企業単位」ではなく「コース単位」で締切をリスト化するのが実務的な管理方法です。
週1回、応募先リストの締切を確認する時間をカレンダーに固定しておきましょう。
締切間際は応募が集中してサーバーが重くなることもあるので、提出は2〜3日前に済ませるのが安全です。
締切が多い時期や月別のスケジュール感は、別記事で詳しく整理しています。
【サマーインターン】選考のよくある質問
最後に、サマーインターンの選考についてよく検索される質問に短く答えます。
詳細は本文の該当セクションを確認してください。
選考の運用は企業・年度で変わるため、確定情報は各社の募集要項で確認しましょう。
サマーインターンで選考なしの企業はありますか?
あります。
1日型・説明会型のプログラムを中心に、先着順や抽選で参加できる企業は多く、選考ありの結果待ちと並行して申し込むのが賢い使い方です。
確実に参加できる場として、業界理解とグループワークの場数稼ぎに活用しましょう。
サマーインターンのGDは必ずありますか?
いいえ、GDを課すのは一部の企業です。
応募が集中する人気企業ほど実施される傾向がありますが、中心は「ESのみ」「ES+Webテスト」の構成で、GDまで課す企業は少数派です。
志望企業の募集要項で選考ステップを確認し、GDがある場合のみ練習会等で備えれば十分です。
サマーインターンの面接は何回ありますか?
実施される場合でも1回のみが中心です。
本選考のように複数回の面接を課す企業は少なく、オンラインで15〜30分程度の短い面接が多いと報告されています。
ESの深掘りが中心なので、提出したESを読み返して想定問答を作っておけば対応できます。
【サマーインターン】選考フローのまとめ
サマーインターンの選考フローは「エントリー→ES→Webテスト→GD→面接」の組み合わせで、ESのみ・ES+テストのシンプルな構成が中心です。
本選考の縮小版という位置づけなので、夏の選考経験はそのまま半年後の資産になります。
ESの型づくりとWebテスト対策を応募前に済ませ、「いつ案内が来ても出せる状態」を作ることが、フロー全体を通じた最大の攻略法です。
選考あり・選考なしを組み合わせて8〜10社の持ち駒を作り、夏の経験値を最大化しましょう。
倍率や通過率の目安が気になる人は、以下の記事もあわせてどうぞ。


