
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
大学3年生の10月を迎え、「理系なのにまだ就活をほとんどしていない」「夏インターンに参加できなかったけれど、今からでも間に合う?」と不安を感じている方もいるでしょう。
結論からいうと、大学3年生の10月から就活を始めても、十分に間に合います。
ただし、10月は秋冬インターンや仕事体験の募集に加えて、一部企業では早期選考も始まっている時期です。
特に理系学生は、一般的な自己分析や企業研究だけでなく、研究内容の整理、技術系職種の研究、学校推薦と自由応募の確認なども必要になります。
そのため、「本選考まで時間があるから大丈夫」と考えて就活を後回しにするのではなく、10月から少しずつ行動を始めることが大切です。
この記事では、28卒の理系大学3年生に向けて、10月以降の就活スケジュールや今からやるべきこと、秋冬インターン・早期選考を実施している企業まで詳しく解説します。
【大学3年 理系】10月から就活を始めるのは遅い?
結論、理系の大学3年生が10月から就活を始めても、手遅れではありません。
10月以降も秋冬インターンや仕事体験、企業説明会などが開催されるほか、翌年3月以降の本選考に向けた準備期間も残っています。
一方で、夏インターンに参加した学生の中には、企業との接点をすでに持っていたり、インターン参加者限定のイベントや早期選考へ進んでいたりする人もいます。
そのため、10月は「まだ大丈夫」と何もしないのではなく、今から何を優先して進めるべきかを考え、実際に応募を始めたい時期です。
結論|10月からでも間に合うが早いスタートではない
大学3年生の10月からでも、就活を始めること自体は決して遅すぎません。
企業の採用広報や本選考が本格化するまでにはまだ時間があり、秋冬インターンや仕事体験などを通じて企業・職種への理解を深めることもできます。
ただし、10月は「早めに就活を始めた」といえる時期ではありません。
夏までにインターンへ参加した学生は、すでに自己分析やES、Webテスト、面接などを一度経験しているケースもあります。
10月から始める場合は、自己分析だけを何週間も続けるのではなく、
「企業を探す」「応募する」「選考対策をする」
という行動を並行して進めることが重要です。
夏まで何もしていなかったからと焦りすぎる必要はありませんが、これ以上後回しにせず、今日から就活を始めていきましょう。
理系学生の内定は早い人だと3年生の8月頃から
「理系は就活が早い」「大学3年生の夏には内定を持っている人もいる」と聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。
実際には、大学3年生の夏という非常に早い段階では、一般的な学生がすでに内定を持っているというよりも、夏インターンをきっかけに早期選考や選考優遇へ進み始めている学生がいると考えた方がよいでしょう。
企業によって採用時期は大きく異なり、すべての理系学生が大学3年生の夏から選考を受けているわけではありません。
一方、就活全体の早期化は進んでおり、インターンから採用選考につながるケースもあります。
政府の採用日程でも、一定の要件を満たす専門活用型インターンシップについては、通常より早く採用選考へ移行できる仕組みがあります。
そのため、10月時点で内定がないこと自体を心配するよりも、周りの早い学生との差をこれからどう縮めるかを考えることが大切です。
秋冬インターンや早期選考へ応募しながら、企業研究や選考対策を進めていきましょう。
理系の大学3年生の10月以降の就活スケジュール
10月から就活を始める場合は、まずこれからどのようなスケジュールで就活が進むのかを把握しておきましょう。
28卒では、政府が企業に要請する採用日程として、大学3年生の3月1日以降に広報活動、大学4年生の6月1日以降に採用選考、10月1日以降に正式な内定という日程が原則とされています。
ただし、実際には秋冬インターンや早期選考など、それ以前から企業と接点を持てる機会があります。
理系学生の場合は研究・実験・授業と就活を両立する必要もあるため、早めに今後の予定を把握しておきましょう。
大学3年生の秋〜冬(10月〜2月):秋冬インターン・筆記対策・OB訪問
10月〜2月は、秋冬インターンや仕事体験、オープンカンパニーなどへの参加を進める時期です。
それと同時に、
企業研究・職種研究・OB・OG訪問・ES作成・SPIやWebテスト対策・面接対策
など、本選考に必要な準備も少しずつ進めていきましょう。
特に10月以降は、インターン参加者向けのイベントや早期選考を始める企業もあります。
例えばダイニチ工業では、28卒を対象とした早期選考の応募を2026年9月15日から10月8日まで受け付けています。
理系学生は実験や研究が忙しくなり、まとまった就活時間を確保しにくくなることもあります。
「時間ができたら就活する」のではなく、週の中で就活に使う時間を決めておくことがおすすめです。
大学3年生の3月〜:広報解禁・エントリー・会社説明会
大学3年生の3月になると、企業の採用広報が本格化し、企業エントリーや会社説明会などが増えていきます。
興味のある企業には積極的にエントリーしながら、説明会や社員との交流を通じて企業理解を深めていきましょう。
理系学生の場合は、企業だけでなく職種まで確認することが重要です。
同じメーカーでも、
研究開発、設計・開発、生産技術、品質保証、システムエンジニア、フィールドエンジニア
などさまざまな職種があります。
「有名なメーカーだから受ける」だけではなく、自分の専攻や興味、得意なことがどの職種につながるのかまで確認しておきましょう。
また、学校推薦を検討している場合は、大学・学部・学科ごとの推薦企業や応募条件についても確認しておく必要があります。
大学4年生の4月〜5月:ES提出・筆記試験・面接準備
大学4年生の4〜5月頃になると、ES提出や適性検査、筆記試験、面接などが増え、複数企業の選考が同時に進みやすくなります。
企業ごとの締切や面接日程を管理しながら選考を進めましょう。
理系学生の場合、一般的な自己PRや志望動機だけでなく、
「どのような研究をしていますか?」
「研究で工夫したことは何ですか?」
「なぜこの技術職を希望するのですか?」
「大学で学んだことを仕事にどう活かしますか?」
などを聞かれる可能性もあります。
そのため、専門知識の整理だけでなく、専門外の人にも研究内容や自分の強みを分かりやすく伝える練習をしておくことが大切です。
理系の大学3年生が10月からまずやるべきこと6選
10月から就活を始める場合、「自己分析が終わってから企業研究をして、その後インターンに応募しよう」と一つずつ進めていると、興味のある企業の募集が終了してしまう可能性があります。
特に理系就活では、一般的な就活準備に加えて、専門分野や研究、技術職、学校推薦などについても考える必要があります。
ここからは、理系の大学3年生が10月から優先して取り組みたい6つの行動を紹介します。
①自分の専門・スキルを棚卸しする
まずは、大学で学んできたことや自分が持っているスキルを整理してみましょう。
例えば、
専攻分野、研究テーマ、実験経験、プログラミング言語、CAD、統計・データ分析、使用した実験機器
などを書き出してみるのがおすすめです。
この時点で高い専門性や目立った研究成果がなくても問題ありません。
大切なのは、「何を経験したのか」だけでなく、その経験を通じて何ができるようになったのか、どのようなことに興味を持ったのかまで整理することです。
専門・スキルを棚卸ししておくことで、自分に合った職種を探しやすくなるほか、ESや面接で自分の強みを伝える際にも役立ちます。
②理系の業界・職種を研究する
理系就活では、業界研究と同じくらい職種研究が重要です。
例えばメーカーだけでも、研究開発、製品開発、設計、生産技術、品質保証、技術営業などさまざまな仕事があります。
IT企業であれば、システムエンジニア、ソフトウェアエンジニア、データサイエンティスト、インフラエンジニアなどが挙げられます。
同じ企業の中でも、職種によって仕事内容や必要な知識、働き方は大きく異なります。
まずは「自分の専攻ならどの会社に入れるか」だけではなく、どのような仕事なら興味を持って働けそうかという視点から職種を比較してみましょう。
③学校推薦・自由応募の制度を確認する
理系学生は、自由応募だけでなく「学校推薦」を利用して企業へ応募できる場合があります。
学校推薦は企業から大学・学科・専攻などへ推薦枠が設けられ、その中から応募する仕組みです。
ただし、推薦のルールや対象企業、応募できる人数などは大学・学科によって異なります。
東京大学の理工系学生向け案内でも、学校推薦は各学科・専攻でガイドラインが設けられているため、就職担当教員への確認が案内されています。
また、内々定後の辞退が原則できないなど、自由応募とは異なる注意点もあります。
10月の段階で推薦を使うか決める必要はありません。
ただし、自分の大学にはどのような推薦制度があるのかを早めに把握しておくことで、後から選択肢を広げやすくなります。
④秋冬インターン・早期選考へ応募する
10月から就活を始める場合、自己分析だけに時間を使うのではなく、現在応募できる秋冬インターンや仕事体験、早期選考も確認しましょう。
秋冬のイベントでは、会社説明だけでなく、実際の技術系職種を体験したり、社員からフィードバックをもらったりできるものもあります。
例えばテルモでは、28卒以降を対象とした冬開催のプログラムとして、研究開発職、生産技術開発職、品質保証職などの理系向けコースがあり、2026年10〜11月頃の募集が案内されています。
興味がある企業が見つかったら、「もっと企業研究してから」と後回しにせず、まず締切を確認しましょう。
⑤研究内容を専門外の人にも説明できるようにする
理系就活では、自分の研究について聞かれることがあります。
しかし、面接官が必ずしも自分と同じ分野の専門家とは限りません。
そのため、専門用語を並べるのではなく、
研究の背景 → 目的 → 自分が取り組んだこと → 工夫したこと → 結果 → 学んだこと
という順番で整理しておくと伝えやすくなります。
まだ研究室に配属されたばかりで、本格的な研究を始めていない場合は、これまでの授業、実験、ゼミ、制作物などについて整理しておきましょう。
企業側に伝えたいのは研究テーマの難しさだけではなく、課題に対してどのように考え、行動したのかという部分でもあります。
⑥ES・Webテスト・技術面接の対策を始める
秋冬インターンや早期選考に応募すると、ESやWebテスト、面接が必要になる場合があります。
10月から少しずつ準備しておきましょう。
ESでは、自己PRやガクチカだけでなく、研究内容や専攻、志望職種について問われるケースもあります。
また、企業・職種によっては、専門知識や技術への興味を確認されることもあります。
「本命企業が決まってから対策する」のではなく、インターンや早期選考を受けながら、実践の中で回答を改善していくのがおすすめです。
【2026年10月最新】28卒理系向け秋冬インターン・仕事体験募集企業一覧
28卒向けでは、2026年10月現在も理系学生が参加できるインターンや仕事体験、オープンカンパニーがあります。
ここでは一例を紹介します。
※以下の募集・開催情報は、2026年10月時点の各社公式採用情報をもとに作成しています。
募集期間や開催日、対象者などは変更される可能性があるため、応募前には必ず各企業の公式採用ページをご確認ください。

参考:テルモ株式会社「インターンシップ開催情」、富士電機株式会社「インターン・説明会情報」、TOLEX株式会社「新卒採用情報」、JFEプラントテクノロジー株式会社「2028新卒採用情報」
テルモでは冬開催の研究開発職、生産技術開発職、品質保証職などが案内されています。
富士電機では、理系学生を対象とした技術系1dayワークショップを2026年10月中に開催しており、工場・職場見学などを通して技術職への理解を深められる内容となっています。
また、TOLEXでは10月に技術職向けのオンライン会社説明会を複数回予定しています。
JFEプラントテクノロジーでも、機械・電気電子・制御・化学工学・建築を専攻する28卒学生向けに10月のオンラインオープンカンパニーが案内されています。
募集内容や締切は変更される可能性があるため、応募前には必ず各企業の採用サイトやマイページで最新情報を確認してください。
メーカー・研究開発・技術職の秋冬インターン
メーカー志望の理系学生は、研究開発だけでなく、設計開発、生産技術、品質保証、設備技術など幅広い職種を見てみましょう。
例えばテルモの冬開催プログラムでは、理系全専攻を対象とした研究開発職のほか、生産技術開発職や品質保証職などが用意されています。
研究開発職は2026年12月頃に3日間、生産技術開発職などは5日間の開催が予定されています。
また、富士電機では研究開発、設計・開発、生産・製造技術、品質保証、システムエンジニアなど多様な技術系職種があります。
メーカーという括りだけで企業を比較するのではなく、自分がどの工程・仕事に携わりたいのかまで考えることが重要です。
IT・SIer・情報系の秋冬インターン
IT系のインターンは、情報系専攻だけが対象とは限りません。
企業によっては機械、電気電子、物理、数学など幅広い理系学生を対象としている場合があります。
また、IT業界にはシステムエンジニアだけでなく、ソフトウェア開発、データ分析、AI、セキュリティ、ネットワーク、ITコンサルなどさまざまな仕事があります。
例えばSB C&Sでは、28卒向けインターンシップについて2026年6月〜10月の開催予定が案内されており、業界・会社理解や業務体験、社員交流などが予定されています。
「自分は情報系ではないからITは無理」と最初から候補から外さず、応募条件や仕事内容を確認してみましょう。
インフラ・建設・その他理系向け秋冬インターン
電力、鉄道、通信、建設、プラントなども理系学生が専門性を活かしやすい業界です。
例えば機械系であれば設備やプラント、電気電子系であれば電力・通信・制御、建築・土木系であれば施工管理や設計など、専攻によってさまざまな仕事につながります。
JFEプラントテクノロジーでは、機械・電気電子・制御・化学工学・建築を専攻している28卒学生を対象としたオンラインオープンカンパニーが2026年10月に案内されています。
自分の専攻名だけで企業を探すのではなく、大学で学んだ知識がどのような仕事で使われているのかという視点から企業を探してみるのがおすすめです。
【2026年10月最新】28卒理系向け早期選考を募集している企業一覧
10月時点では、28卒向けの早期選考をすでに開始している企業もあります。
秋冬インターンへの応募だけでなく、直接早期選考へ応募できる企業がないかも確認しましょう。
ただし、早期選考には「誰でも応募できるもの」と「インターン・企業イベント参加者のみ応募できるもの」があります。
応募条件まで必ず確認してください。
メーカー・技術職の早期選考企業
2026年10月時点で、ダイニチ工業では28卒を対象とした早期選考を実施しています。
応募受付期間は2026年9月15日〜10月8日で、大学院・大学・高等専門学校を2028年3月末までに卒業・修了予定の学生が対象です。
また、同社主催イベントへの参加が応募要件となっています。
このように、早期選考では事前のオープンカンパニーやインターン参加が条件になる場合もあります。
大手メーカーだけでなく、技術力を持つ中堅メーカーやBtoB企業まで視野を広げて探してみましょう。
IT・インフラ系の早期選考企業
IT業界でも、28卒向けの採用・選考情報をすでに公開している企業があります。
例えばWorks Human Intelligenceでは、28卒向けとして総合職本選考やエンジニア職、総合職・エンジニア向けインターンシップの募集ページが公開されています。
また、企業によってはインターン参加後に特別選考へ進める制度もあります。
早期選考を探す際は、「理系限定」に絞りすぎず、自分のスキルや専攻を活かせるIT・DX・データ系職種まで広げて確認してみましょう。
理系学生が10月までに知っておきたい就活のポイント
理系就活では、一般的な自己分析や企業研究だけではなく、学校推薦や大学院進学、専攻と職種の関係について考える必要があります。
「知らなかったために選択肢を狭めてしまった」とならないよう、10月のうちから理系ならではの就活事情について理解しておきましょう。
- 学校推薦と自由応募の違いを確認する
- 学部卒か大学院進学かを考える
- 専攻と違う業界・職種にも応募できる
- 研究内容だけでなく人柄・経験も評価される
学校推薦と自由応募の違いを確認する
理系就活では、自由応募のほかに学校推薦を利用できる場合があります。
学校推薦は大学・学科・専攻などを通して企業へ応募する仕組みで、企業によっては理系学生を対象とした推薦枠があります。
一方で、推薦を利用した場合は内々定後の辞退に制限があるなど、自由応募とは異なるルールが設定されているケースがあります。
そのため、「推薦の方が受かりやすそう」という理由だけで決めるのではなく、制度や条件を理解したうえで利用することが重要です。
まずはキャリアセンターや学科の就職担当教員などに確認してみましょう。
学部卒か大学院進学かを考える
大学3年生の中には、就職するか大学院へ進学するか迷っている方もいるでしょう。
研究開発など、企業や職種によっては大学院で学んだ専門性を活かしやすい場合があります。
一方で、理系だから必ず大学院へ進学しなければならないわけではありません。
まずは興味のある企業や職種の募集要項、実際に働いている社員の経歴などを確認してみましょう。
就活を進めながら仕事内容を知ることで、「この仕事なら学部卒で挑戦したい」「もっと専門性を高めてから研究職を目指したい」と判断しやすくなることもあります。
専攻と違う業界・職種にも応募できる
理系学生だからといって、専攻と完全に一致する仕事だけを選ぶ必要はありません。
例えば機械系だから機械メーカー、化学系だから化学メーカーと決めつけてしまうと、選択肢を狭めてしまいます。
IT、コンサル、金融、営業、企画など、理系学生が活躍できる分野は幅広くあります。
実際に日立は2028年度新卒採用から技術系・事務系の応募コースを統合し、学部・専攻ではなくジョブに必要なスキルや経験を重視する方向を示しています。
「自分の専攻と一致しているか」だけではなく、大学で身につけた論理的思考力や分析力、専門知識をどのように活かせるかという視点で企業を探してみましょう。
研究内容だけでなく人柄・経験も評価される
「研究で大きな成果を出していないから就活で不利なのでは」と不安になる理系学生もいるかもしれません。
しかし、就活では研究結果そのものだけを見るわけではありません。
研究の中で課題が発生したときにどう対応したのか、チームでどのように協力したのか、自分なりにどのような工夫をしたのかなどもアピール材料になります。
アルバイトやサークル、部活動、ボランティアなど、研究以外の経験も自己PRやガクチカとして活用できます。
「理系だから研究の話しかできない」と考えず、自分の経験を広く振り返ってみましょう。
理系学生が10月から就活を始めるときの注意点
10月から就活を始めても十分に間に合いますが、進め方によっては応募できる企業や選考機会を逃してしまう可能性があります。
特に、理系学生は研究や授業と並行して就活を進める必要があるため、限られた時間を有効に使うことが重要です。
ここでは、10月から就活を始める際に気をつけたいポイントを紹介します。
大手メーカーだけに絞らない
理系学生の中には、最初から誰もが知っている大手メーカーだけを見ている方もいるでしょう。
しかし、BtoBメーカーや部品メーカー、素材、半導体、プラント、インフラなど、一般消費者には名前が知られていなくても高い技術力やシェアを持つ企業は数多くあります。
大手企業だけに応募先を絞ると、選択肢が少なくなるだけでなく、自分に合う企業を見逃してしまう可能性があります。
企業名の知名度だけではなく、技術、仕事内容、職種、勤務地、働き方など複数の観点から企業を比較してみましょう。
就活準備が完璧になるまで応募を待たない
10月から就活を始める学生が特に注意したいのが、「準備が全部終わってから応募しよう」と考えることです。
自己分析を完璧にして、業界研究を終えて、ESを完成させてからインターンを探していると、応募締切に間に合わない可能性があります。
10月からは、
企業を探す → 応募する → ESや面接対策をする → 選考を受ける → 改善する
という流れを並行して進めることが大切です。
最初から完璧なESや面接回答を作る必要はありません。
実際の就活を経験しながら少しずつ完成度を上げていきましょう。
インターンに参加すること自体を目的にしない
インターンに参加できると、それだけで就活が進んだように感じるかもしれません。
しかし、参加するだけで終わってしまっては十分に活かせません。
インターン後は、
企業で印象に残ったこと、興味を持った職種、社員から聞いた話、自分に向いていると感じた仕事、選考で改善すべき点
などを簡単に振り返っておきましょう。
その内容は、その後の企業研究や志望動機、面接対策にも活用できます。
秋冬インターンは「参加すること」ではなく、本選考につなげるための機会として活用することが重要です。
学校推薦だけに頼らない
学校推薦は理系学生ならではの就活方法の一つですが、推薦だけを前提に就活を進めるのはおすすめできません。
希望する企業の推薦枠が必ず大学にあるとは限らず、推薦を利用すれば必ず内定できるというわけでもありません。
また、推薦には応募や内定辞退について独自のルールが設けられている場合があります。
10月段階では自由応募の企業やインターンにも参加しながら、自分に合う企業を探しておきましょう。
複数の選択肢を知ったうえで、後から学校推薦を利用するか判断することが大切です。
理系の10月就活に関するよくある質問
最後に、大学3年生の10月から就活を始める理系学生によくある疑問について解説します。
10月になると、周囲で秋冬インターンや早期選考の話を聞く機会が増え、「今から就活を始めても間に合うのか」「夏インターンに参加していなくても大丈夫なのか」と不安を感じる方も多いでしょう。
また、理系学生の場合は、学校推薦や研究との両立、早期選考の時期など、文系学生とは異なる疑問を持つこともあります。
ここでは、10月から就活を始める理系学生が抱きやすい疑問について、順番に解説していきます。
理系で大学3年の10月から就活を始めるのは遅いですか?
大学3年生の10月からでも就活は間に合います。
ただし、秋冬インターンや仕事体験、早期選考などはすでに始まっているため、決して早いスタートではありません。
まずは現在応募できる企業を確認しながら、自己分析、職種研究、ES・Webテスト対策などを並行して進めましょう。
夏インターンに参加していなくても大丈夫ですか?
夏インターンに参加していなくても、就活を成功させることは可能です。
秋冬にもインターン、仕事体験、オープンカンパニーなどが開催されています。
夏インターンへ行けなかったことを後悔し続けるのではなく、10月以降に参加できるイベントを探し、企業との接点や選考経験を増やしていきましょう。
10月からでも秋冬インターンに応募できますか?
10月からでも応募できる秋冬インターンや仕事体験はあります。
例えばテルモでは、28卒以降を対象とした研究開発職、生産技術開発職、品質保証職などの冬開催プログラムについて、2026年10〜11月頃の募集が予定されています。
一方で、10月上旬に締め切られるイベントもあるため、興味のある企業については早めに採用サイトを確認しましょう。
理系の早期選考はいつから始まりますか?
早期選考の開始時期は企業によって異なりますが、大学3年生の秋頃から始める企業もあります。
実際にダイニチ工業では、28卒向け早期選考を2026年9月15日から受け付けています。
また、インターン参加者のみ早期選考へ進める企業もあるため、企業ごとの応募条件まで確認することが重要です。
理系は学校推薦を使った方がいいですか?
学校推薦を利用するかどうかは、志望企業や大学の制度によって異なります。
推薦には企業との接点を持ちやすいなどのメリットがある一方、内々定後の辞退が難しいなどの制約が設けられている場合もあります。
まずは自由応募も含めて企業を比較しながら、自分の大学・学科の推薦制度を確認したうえで判断しましょう。
まとめ|28卒理系は10月からすぐ就活を始めよう
理系の大学3年生が10月から就活を始めても、決して手遅れではありません。
秋冬インターンや仕事体験へ参加したり、企業研究やES・Webテスト対策を進めたりすることで、これから本選考に備えることは十分に可能です。
ただし、10月時点ですでに秋冬インターンや早期選考の募集を始めている企業もあります。
そのため、まずは今応募できる企業と締切を確認することから始めましょう。
また、理系学生は一般的な就活準備に加えて、専門・スキルの棚卸し、職種研究、研究内容の整理、学校推薦の確認なども重要です。
研究や授業と両立しながらすべてを一度に完璧にする必要はありません。
応募できる企業には実際に応募しながら、自己分析や企業研究、選考対策を同時に進めていきましょう。
10月からの行動次第で、これから応募できる企業や選択肢は十分に広げることができます。