
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
履歴書やエントリーシート(ES)で「自覚している性格」を聞かれたとき、何を書けばよいのか迷う人もいるでしょう。
自分の性格は理解していても、就職活動に適した表現にまとめるのは簡単ではありません。
自覚している性格を伝える際は、自分の特徴を一言で示し、その性格が表れた具体的な経験を添えることが大切です。
この記事では、協調性・責任感・慎重さなどの性格別例文12選を紹介します。
さらに、性格の言い換え一覧表、100字・200字の例文、書き方の手順、NG例と改善方法も解説します。
目次[目次を全て表示する]
「自覚している性格」とは?履歴書・ESで聞かれる意味
自覚している性格とは、自分自身で認識している考え方や行動の特徴を指します。
例えば、「周囲と協力することを大切にしている」「物事を慎重に進める」「目標に向かって粘り強く取り組む」といった特徴が挙げられます。
履歴書やESでは、性格を表す言葉だけでなく、その特徴が実際の行動にどのように表れているかを説明しましょう。
自覚している性格とは自分で認識している行動や考え方の特徴
自覚している性格を書く際には、自分が普段どのような考え方で行動しているかを振り返りましょう。
例えば、グループ活動で周囲の意見を積極的に聞く人は、協調性を自分の特徴として捉えられる場合があります。
また、作業を始める前に手順や注意点を確認する人は、慎重さや計画性という表現が合うかもしれません。
ただし、一つの行動だけで性格が決まるわけではありません。
複数の経験を振り返り、自分の行動に共通している特徴を探すことが重要です。
「自覚している性格」と自己PR・長所の違い
自覚している性格、自己PR、長所は関連していますが、質問の焦点が異なります。
自覚している性格は、自分の考え方や行動の傾向を説明するものです。
一方、自己PRでは、自分の強みや経験を仕事にどう活かせるかを伝えることが中心になります。
長所は、自分の性格や能力の中で、強みとして捉えている部分を表します。
| 項目 | 回答の中心 | 回答例 |
|---|---|---|
| 自覚している性格 | 考え方や行動の特徴 | 私は周囲の意見を尊重する性格です。 |
| 長所 | 自分の強み | 私の長所は協調性です。 |
| 自己PR | 強みとその活かし方 | 私の強みは意見の異なる相手とも協力して課題を解決する力です。 |
同じ経験を使う場合でも、質問に合わせて何を中心に説明するかを変えましょう。
企業が「自覚している性格」を質問する理由
「自覚している性格」という質問は、応募者が自分自身をどのように理解しているかを知るための質問として考えられます。
また、回答に含まれる考え方や行動の特徴は、応募者について理解を深める材料にもなります。
ただし、実際の評価項目や重視する内容は企業によって異なり、すべての企業に共通する判断基準があるとはいえません。
そのため、企業に好まれそうな性格を無理に選ぶ必要はありません。
自分の経験と一致する性格を選び、なぜそう考えるのかを具体的に説明することが大切です。
【例文12選】自覚している性格の伝え方を性格別に紹介
自覚している性格には、協調性や責任感、計画性、慎重さなどさまざまな表現があります。
ただし、同じ性格を表す言葉でも、具体的な行動や経験は人によって異なります。
例文をそのまま使用するのではなく、自分の経験と一致する部分を参考にして文章を作成しましょう。
ここからは、履歴書やESの回答作成に参考となる12種類の例文を紹介します。
なお、以下の例文はすべて文章の書き方を示すための架空の事例です。
協調性がある場合の例文
協調性は、周囲の人と意見を交わしながら物事を進める場面で説明できます。
「誰とでも仲良くできる」といった抽象的な説明だけでなく、実際に協力した経験を取り上げましょう。
例文
私が自覚している性格は、周囲の意見を尊重しながら協力して行動することです。
大学のゼミ活動では、グループ発表の内容について意見が分かれたことがありました。
私は各メンバーの考えを聞き取り、共通する目的を整理したうえで、全員が納得できる構成を提案しました。
この経験から、異なる意見を受け止めながら協力して物事を進めることを大切にしています。
この例文では、協調性を単なる性格の説明で終わらせず、意見が分かれた場面で取った行動と結びつけています。
周囲と協力した経験を伝える際は、自分がどのような役割を果たしたのかを明確にしましょう。
責任感が強い場合の例文
責任感が強い性格を伝える場合は、任された仕事や役割に対してどのように向き合ったのかを説明しましょう。
役職や成果の大きさだけでなく、最後まで取り組んだ具体的な行動を示すことが重要です。
例文
私が自覚している性格は、任されたことに責任を持って取り組むことです。
大学の学園祭実行委員として活動した際、私は備品管理を担当しました。
必要な備品を事前に確認し、準備状況を記録することで、当日に不足が生じないよう努めました。
この経験から、自分の役割を理解し、最後まで丁寧に取り組むことを大切にしています。
この例文では、責任感を示すために具体的な担当業務と行動を記載しています。
責任感を伝えるときは、「責任感があります」と繰り返すのではなく、実際の取り組みを説明しましょう。
真面目な場合の例文
真面目な性格を伝える場合は、日々の努力や継続的な取り組みを具体的に示しましょう。
単に「真面目です」と書くだけでは、どのような行動を指しているのかが伝わりにくくなります。
例文
私が自覚している性格は、目の前の課題に真面目に取り組むことです。
大学では、授業内容を十分に理解するため、毎回の講義後に重要な内容を整理する習慣を続けました。
理解が不十分な部分は参考資料を調べ、必要に応じて教員に質問しました。
この経験から、一つひとつの課題に丁寧に向き合うことを大切にしています。
真面目さを説明する際には、努力の内容を具体的に示すことがポイントです。
どのような習慣を続け、どのような姿勢で課題に取り組んだのかを伝えましょう。
前向きな場合の例文
前向きな性格は、困難な状況でも改善方法を考えたり、新しい取り組みに挑戦したりする場面で説明できます。
明るさや楽観的な考え方だけでなく、実際の行動とのつながりを示しましょう。
例文
私が自覚している性格は、うまくいかないことがあっても前向きに取り組むことです。
アルバイトを始めた頃は、接客に慣れず、お客様への説明が十分にできないことがありました。
そこで、先輩スタッフの接客方法を観察し、商品知識を学び直すことで改善に取り組みました。
この経験から、課題が見つかった際には、できることから行動する姿勢を大切にしています。
この例文では、前向きな性格が改善行動につながっていることを説明しています。
前向きさを伝える場合は、問題に直面したときに何を考え、どのように行動したかを示しましょう。
行動力がある場合の例文
行動力がある性格を伝える場合は、自分から取り組みを始めた経験を取り上げる方法があります。
行動の速さだけでなく、なぜその行動が必要だと考えたのかも説明しましょう。
例文
私が自覚している性格は、必要だと感じたことに自ら行動を起こすことです。
大学のサークル活動では、新入生向けの情報が十分に整理されていないことに気づきました。
そこで、活動内容や年間予定をまとめた案内資料を作成し、メンバーに共有しました。
この経験から、課題を見つけた際には、自分にできることを考えて行動するようにしています。
行動力を説明するときは、自分から行動したきっかけを示すと、経験の流れがわかりやすくなります。
自発的に取り組んだ経験を、課題・行動・結果の順番で整理しましょう。
慎重な場合の例文
慎重な性格は、確認を重ねたり、リスクを考えたりしながら行動する特徴として説明できます。
ただし、慎重であることと、行動できないことは同じではありません。
例文
私が自覚している性格は、物事を慎重に進めることです。
アルバイトで在庫管理を担当した際には、商品の数量や品番を確認し、記録との違いがないか丁寧に照合しました。
不明な点がある場合は自己判断せず、担当者に確認してから作業を進めました。
この経験から、正確さが求められる場面では確認を怠らないことを大切にしています。
この例文では、慎重さが具体的な確認作業に表れています。
慎重な性格を伝える際は、慎重さがどのような行動につながったのかを示すことが重要です。
計画性がある場合の例文
計画性がある性格は、目標から逆算して行動した経験を通じて説明できます。
予定を立てることだけでなく、計画をどのように実行したのかも伝えましょう。
例文
私が自覚している性格は、目標に向けて計画的に行動することです。
大学の試験勉強では、試験日から逆算して必要な学習内容を整理し、週ごとに取り組む範囲を決めていました。
予定どおりに進まない場合には、優先順位を見直しながら学習を続けました。
この経験から、目標達成に向けて計画を立て、状況に応じて調整することを大切にしています。
計画性を伝える際は、計画を立てた理由や実行時の工夫を示すことがポイントです。
計画を守ることだけでなく、必要に応じて見直した経験も具体性につながります。
向上心がある場合の例文
向上心がある性格は、自分の課題を見つけて改善に取り組んだ経験から説明できます。
単に成長したいと考えているだけではなく、実際に努力したことを示しましょう。
例文
私が自覚している性格は、現状に満足せず改善に取り組むことです。
アルバイトでは、商品について質問された際に十分な説明ができなかったことをきっかけに、商品知識の習得に取り組みました。
新商品の特徴をノートにまとめ、先輩スタッフから接客方法を学ぶことで、説明の仕方を見直しました。
この経験から、自分に不足していることを見つけ、学び続ける姿勢を大切にしています。
向上心を伝える際は、改善前の課題と取り組んだ内容を整理しましょう。
成長したいという意欲だけでなく、実際に取った行動を具体的に説明することが大切です。
粘り強い場合の例文
粘り強い性格を伝える場合は、困難な状況でも取り組みを続けた経験が参考になります。
同じ方法を繰り返すだけでなく、必要に応じて工夫した内容を説明しましょう。
例文
私が自覚している性格は、目標に向かって粘り強く取り組むことです。
大学の授業で難しい課題に取り組んだ際、最初は内容を十分に理解できませんでした。
そこで、参考資料を読み直し、わからない部分を教員に質問しながら課題を進めました。
この経験から、すぐに結果が出ない場合でも、方法を見直しながら取り組み続けることを大切にしています。
粘り強さを説明する際には、どのような困難があり、どのような工夫をして取り組んだのかを整理しましょう。
努力した時間の長さだけでなく、課題に向き合った具体的な行動を伝えることが重要です。
気配りができる場合の例文
気配りができる性格は、周囲の状況を把握し、相手に必要な行動を考えた経験で説明できます。
「人に優しい」といった表現だけでなく、実際にどのような行動を取ったかを示しましょう。
例文
私が自覚している性格は、周囲の状況を見て行動することです。
飲食店のアルバイトでは、混雑時にスタッフの作業状況を確認し、手が足りていない業務を補助するよう心がけました。
また、新人スタッフが困っている様子に気づいた際には、作業手順を一緒に確認しました。
この経験から、周囲の状況を把握し、自分にできることを考えて行動することを大切にしています。
この例文では、気配りを具体的な行動と結びつけています。
気配りができることを伝える際は、相手のためにどのような対応をしたのかを明確にしましょう。
負けず嫌いな場合の例文
負けず嫌いな性格は、目標に向かって努力した経験を通じて説明できます。
他人との勝ち負けだけでなく、自分の課題を克服するために取り組んだ経験も参考になります。
例文
私が自覚している性格は、目標を決めると最後まで努力したいと考えることです。
アルバイトを始めた頃は、商品の特徴をうまく説明できず、接客に苦手意識がありました。
そこで、商品知識を学ぶ時間を設け、先輩スタッフの接客方法を参考にしながら練習を続けました。
この経験から、できないことがあっても諦めず、改善に向けて行動することを大切にしています。
負けず嫌いな性格を説明する際には、競争心がどのような努力や改善につながったのかを示しましょう。
他人と比較した結果だけでなく、自分自身の成長に向けた行動を伝えることもできます。
素直な場合の例文
素直な性格は、相手の意見や助言を受け止め、自分の行動を見直した経験を通じて説明できます。
ただ言われたことに従うのではなく、自分で考えながら改善した点を示しましょう。
例文
私が自覚している性格は、周囲からの助言を素直に受け止めることです。
大学のプレゼンテーションでは、発表内容がわかりにくいという指摘を受けたことがありました。
私は指摘された部分を見直し、説明の順序や資料の内容を整理して発表を修正しました。
この経験から、他者の意見を参考にしながら、自分の行動を改善することを大切にしています。
素直な性格を伝える際には、助言を受けた後の行動を説明することがポイントです。
意見を受け入れる姿勢だけでなく、具体的に何を改善したかを伝えましょう。
【一覧表】自覚している性格の言い換え表現
性格を表す言葉が思いつかないときは、普段の行動を別の表現に言い換えてみましょう。
例えば「心配性」という言葉は、事前の確認を丁寧に行う行動がある場合に「慎重に取り組む」と説明できます。
ここでは長所として伝える表現と、短所に見えやすい特徴の説明方法を整理します。
長所として伝えやすい性格の言い換え
自分の性格を説明するときは、抽象的な言葉を一つ選ぶだけでなく、その特徴がどのような行動として表れるかを考えましょう。
例えば「優しい」という表現だけでは、人によって受け取り方が異なります。
周囲の困りごとに気づいて声をかけた経験があるなら「相手の状況を見て行動する」と表現できます。
また「真面目」なら「決めたことを継続する」、「明るい」なら「初対面でも自分から話しかける」など、具体的な行動に近づける方法があります。
| 性格を表す言葉 | 言い換え候補 | 確認したい行動 |
|---|---|---|
| 優しい | 相手の立場を考える | 相手の状況を確認して対応した |
| 真面目 | 物事に継続して取り組む | 決めたことを続けた |
| 明るい | 自分から声をかける | 場面に応じて働きかけた |
| 几帳面 | 細部まで確認する | 記録や作業を丁寧に確認した |
| 負けず嫌い | 目標に向けて努力を続ける | 改善を重ねて挑戦した |
短所として捉えられやすい性格の言い換え
短所だと感じている特徴でも、具体的な行動を確認すると、別の側面から説明できる場合があります。
例えば「心配性」だからといって、必ずしも「慎重である」とは限りません。
準備や確認を重ねた経験があって初めて、その行動を慎重さとして説明できます。
性格の良い面と課題の両方を整理し、自分が実際に行った工夫に基づいて表現を選びましょう。
| 気になる性格 | 言い換えの候補 | 言い換えが適切な条件 |
|---|---|---|
| 心配性 | 確認を丁寧に行う | 事前確認を実際に行っている |
| 頑固 | 自分の考えを持つ | 理由を説明し、相手の意見も聞ける |
| 優柔不断 | 選択肢を比較する | 比較したうえで意思決定している |
| せっかち | 着手が早い | 正確さも確認しながら動けている |
| 人見知り | 相手の話を丁寧に聞く | 聞く行動が実際に見られる |
| 完璧主義 | 細部まで注意を払う | 必要な範囲で確認を行えている |
言い換えた性格を具体的なエピソードと結びつける方法
言い換える言葉が決まったら、その表現に合う経験があるかを確認します。
最初に性格を一つ挙げ、次にその特徴が表れた出来事、取った行動、結果の順番でメモしてみましょう。
例えば「慎重に取り組む」なら、作業前の確認項目を作成した経験などが候補になります。
一方で、確認をしていないのに「慎重さが強み」と説明するのは避ける必要があります。
重要なのは言い換え表の中から立派に見える言葉を選ぶことではなく、自分の行動を正しく説明できる表現を選ぶことです。
【文字数別】自覚している性格の例文とまとめ方
履歴書やESで自覚している性格を書くときは、指定された記入欄の大きさや文字数に合わせて情報を整理しましょう。
短い回答では性格とそれを裏付ける行動を中心にし、文字数に余裕がある場合は背景や工夫まで説明できます。
ここでは100字と200字の例文を示し、文章を短くする際と長くする際に何を残すべきかを比較します。
100字で自覚している性格を書く例文
100字程度の回答では、自分の性格を一文で述べた後、その特徴を示す経験を簡潔に続けます。
「自覚している性格」→「行動の例」→「その行動からわかる姿勢」という順番で整理しましょう。
複数の経験を並べるより、一つの場面に絞る方が内容を確認しやすくなります。
書き終えたら、性格を表す言葉と実際の行動にずれがないか確かめ、指定文字数を超えていないか確認してください。
例文
私が自覚している性格は、周囲の意見を尊重して行動することです。
発表準備では意見が分かれた際、皆の考えを聞き、共通する目的を整理しました。
相手の意見を受け止めつつ、協力して進めることを大切にしています。
200字で自覚している性格を書く例文
200字程度の回答では、性格を述べたうえで、具体的な場面と工夫した行動を説明しやすくなります。
ただし、長く書けるからといって背景情報を増やしすぎると、どのような性格なのかが伝わりにくくなります。
性格を示す結論、出来事の状況、自分の行動、その結果や学びを順序立てて書きましょう。
成果を無理に数字で示す必要はなく、実際に確認できる変化を記載することが大切です。
例文
私が自覚している性格は、周囲の意見を尊重しながら物事を進めることです。
大学ゼミでグループ発表を準備した際、説明の順序についてメンバーの意見が分かれました。
私は全員の考えを聞き、それぞれが重視する点を整理して共有しました。
そのうえで、発表の目的と聞き手に伝えたい内容を確認し、構成を決める話し合いを提案しました。
意見が異なる場合でも、一方の考えだけで進めず、互いの理由を確かめることを大切にしています。
文字数指定がない場合のまとめ方
文字数の指定がない場合でも、内容を長く書けばよいわけではありません。
まず設問の文言と入力欄の大きさを確認し、性格と具体的な経験が伝わる長さにまとめます。
履歴書の小さな記入欄では短い文で簡潔に書き、ESの自由記述欄では必要に応じて行動の背景を加える方法があります。
同じ性格について複数のエピソードを書き込むより、一つの経験を整理した方が回答の焦点を保ちやすくなります。
迷ったときは結論・行動・学びの順で下書きし、読んだ人が「どのような性格か」と「なぜそう考えるか」を理解できるか確認しましょう。
文章を長くするか迷ったら、同じ内容を繰り返していないかを確認し、削除しても意味が変わらない文は省きましょう。
自覚している性格の書き方4ステップ
例文を読んでも自分の回答にまとめられない場合は、文章を作る順番を決めると整理しやすくなります。
基本は、性格を伝える結論、具体的な経験、自分の行動や考え方、仕事への活かし方という4つの要素です。
ただし、短い記入欄であればすべてを詳しく書く必要はありません。
設問と文字数に応じて情報を選び、経験していない内容や確認できない成果を付け足さないようにしましょう。
ここでは各ステップで書く内容と注意点を説明します。
ステップ1|自分の性格を結論から伝える
回答の最初に、自分がどのような性格だと認識しているのかを一文で示します。
例えば「私が自覚している性格は、周囲の意見を尊重して行動することです」のように書けば、続く経験をどの観点で読むべきかが明確になります。
「明るい」「真面目」といった短い言葉だけでも意味は伝わりますが、可能であれば行動の特徴まで示すとより具体的です。
ただし、強みを大きく見せるために実際とは異なる表現を選ばないでください。
最初に性格を一つに絞ることが難しい場合は、経験を先に整理し、共通する行動から表現を探す方法もあります。
結論と具体例が矛盾しないことを優先しましょう。
候補が二つある場合は、後に続くエピソードと自然につながる方を選ぶと、話の焦点を保ちやすくなります。
ステップ2|性格が表れた具体的な経験を示す
性格を示したら、それが表れた出来事を一つ選んで紹介します。
大学の授業、ゼミ、部活動、アルバイトなど、実際に経験した活動から探して構いません。
重要なのは活動の規模よりも、選んだ性格と出来事のつながりが説明できることです。
例えば協調性を示す場合、グループ活動で意見の違いが生じた経験などが考えられます。
「ゼミを頑張りました」だけでは、どのような行動を取ったのかがわかりません。
誰と、どのような状況で、何に取り組んだのかを簡潔に示し、次の文章で自分の行動につなげましょう。
状況説明が長くなりすぎないよう、経験の中でも性格を示す場面に関係する情報を優先して残してください。
ステップ3|経験からわかる行動や考え方を説明する
エピソードの中では、自分が何を考え、何をしたのかを具体的に書きます。
例えば「全員で協力しました」だけでは、本人の行動がわかりにくくなります。
意見を聞いて整理した、必要な資料を作った、期限から逆算して作業を進めたなど、実際の行動を記述しましょう。
行動の理由を説明できるなら、その考え方も簡潔に添えます。
性格を表す言葉を繰り返すより、読んだ人が具体的な場面を理解できるようにすることを優先してください。
共同作業について書く場合は、自分の担当部分と周囲の取り組みを区別すると、事実を正確に伝えられます。
ステップ4|仕事への活かし方を伝える
設問や文字数に余裕がある場合は、自覚している性格を今後どのように活かしたいかを最後に添える方法があります。
例えば計画性を示す経験なら、「業務でも優先順位を整理しながら取り組みたい」といった形で結びつけられます。
ただし、応募先の仕事内容を確認せずに、無関係な業務への貢献を断定しないでください。
回答の中心は自分が認識する性格と、その根拠となる行動です。
将来の活かし方は設問に合わせて追加し、文章全体の一貫性を確認しましょう。
職種や応募先がまだ決まっていない場合は、無理に具体的な職務内容を作らず、自分が大切にしたい姿勢を示しましょう。
自覚している性格がわからないときの見つけ方
自分の性格を一言で表せない場合は、無理に長所らしい言葉を選ぶ必要はありません。
まず普段の経験や行動を振り返り、複数の場面に共通している傾向を探しましょう。
自分だけでは気づかない特徴について、家族や友人に具体的な行動を尋ねる方法もあります。
自己分析ツールを利用する場合は、結果を絶対的な診断として受け取らず、振り返りの材料にしてください。
ここでは経験・他者の意見・ツールという3つの観点から整理します。
過去の経験から自分の行動の共通点を探す
これまでの出来事を振り返り、どのような場面でどのように行動したのかを書き出してみましょう。
例えば、授業のグループワークやアルバイトで役割を任されたとき、何を優先して行動したかを考えます。
複数の場面で事前準備を徹底していたなら、計画性や慎重さに関係する行動があるかもしれません。
成果が出た経験だけでなく、失敗した際にどのように対応したかも振り返ると、考え方の傾向を探しやすくなります。
書き出した行動のうち、説明できる事実があるものを優先して回答に使いましょう。
出来事の大きさよりも、似た行動を何度か取っているかに注目すると、継続的な特徴を整理しやすくなります。
家族や友人など第三者からの評価を参考にする
自分では当たり前だと思っている行動が、周囲から見ると特徴的に映ることがあります。
家族や友人に聞く際は、「私ってどんな性格?」と抽象的に尋ねるだけでなく、「どんな場面でそう感じた?」と具体例も確認しましょう。
例えば「落ち着いている」と言われたなら、問題が起きた場面でどのように対応していたかを聞いてみます。
ただし、他人からの評価が常に正しいとは限りません。
自分が認識している行動と照らし合わせ、納得できる内容だけを参考にしましょう。
最終的な回答は、他人の言葉をそのまま写すのではなく、自分の経験から説明できる形に整えてください。
複数の人から違う意見をもらった場合も、どちらかを正解と決めず、場面ごとの自分の行動を振り返ってみましょう。
自己分析ツールを使って自分の特徴を整理する
自己分析ツールを使うと、自分の行動や考え方を振り返るための質問に答えながら、特徴を整理できる場合があります。
ただし、サービスによって質問内容や結果の示し方が異なり、表示された性格が必ず正しいと保証されるわけではありません。
結果に「慎重」「協調的」などの言葉が出た場合も、実際の経験に当てはまるかを確認しましょう。
回答に使える具体的な行動が思い浮かばなければ、その言葉を無理に採用する必要はありません。
ツールは性格を決めてもらうためではなく、経験を振り返るきっかけとして活用することが大切です。
自覚している性格の長所・短所の伝え方
自覚している性格を説明するとき、長所だけを書くべきか、短所にも触れるべきか迷うことがあります。
しかし、すべての設問で長所と短所を両方書く必要があるとは限りません。
まずは質問された内容と文字数を確認し、自分の性格が伝わる表現を選びましょう。
短所を伝える場合は、その特徴にどう向き合っているかを具体的に説明する方法があります。
また、言い換えによって事実が変わらないように注意してください。
長所は具体的な行動と結びつけて伝える
長所を使って自覚している性格を説明する場合は、性格を表す言葉と実際の行動を組み合わせましょう。
例えば「協調性があります」と書くなら、周囲の意見をどのように聞き、調整したのかがわかる経験を添えます。
「責任感があります」と書く場合も、どのような役割を担当し、最後までどのように取り組んだかを示すことが重要です。
自分が経験していない成果を追加したり、役職を大きく見せたりする必要はありません。
エピソードが具体的であれば、日常的な活動も性格を説明する材料になります。
言葉の印象ではなく、その言葉を裏付ける事実を中心に回答を組み立ててください。
書き終えたら、性格の説明を隠してエピソードだけ読んでも、その特徴が想像できるか確認してみましょう。
短所を書く場合は改善に向けた行動も添える
自覚している性格として短所を取り上げる場合は、特徴を述べるだけで終わらせず、普段どのように向き合っているかを説明する方法があります。
例えば、慎重に考えすぎて決断に時間がかかると感じているなら、期限を決めて判断するよう工夫していることなどを記載できます。
ただし、実際に行っていない改善行動を創作してはいけません。
質問の意図と自分の経験を確認し、必要な範囲で短所や改善行動に触れましょう。
改善が途中であれば、できるようになったと断定せず、現在取り組んでいることとして書いてください。
自分の性格を無理にポジティブな表現へ変えない
言い換え表を使うと、短所に見える言葉を前向きな表現に変えられることがあります。
しかし、言い換えによって元の意味や実際の行動が変わってしまう場合は注意が必要です。
例えば「人見知り」を「コミュニケーション能力が高い」と表現しても、それだけでは行動の説明になりません。
初対面では慎重でも相手の話を丁寧に聞いているなら、その行動を具体的に示す方が正確です。
また、性格には場面によって長所にも短所にも見える側面があります。
回答で使う言葉を迷ったときは、その性格を示す自分の行動を口頭でも説明できるか確認してみましょう。
自覚している性格のNG例と改善方法
自覚している性格の回答では、性格の名前だけを書いたり、具体的な経験がなかったりすると、読み手が行動をイメージしにくくなります。
また、例文を参考にする際は、経験していない活動や成果をそのまま使用しないことが重要です。
この章では、書き方の問題を3つに分け、NG例と改善例を比較します。
NG例1|性格を一言で述べるだけで終わっている
「私は真面目な性格です」のように、性格を表す言葉だけを書いても、どのような場面でその特徴が表れるのかまでは伝わりません。
短い記入欄でも、行動を示す言葉を一つ添えると内容が具体的になります。
例えば、課題を期限内に提出するために準備した経験があるなら、その行動を中心に説明できます。
ただし、真面目さを証明するために成績や表彰歴を無理に付け加える必要はありません。
改善する際は、性格を一言で示し、その根拠となる行動を一つ付け足すことから始めましょう。
読み手が行動を想像できるかを確認してください。
改善後の文でも説明が抽象的なら、「どの場面で」「何をしたか」を一つずつ補ってみてください。
NG例:私は真面目な性格です。
何事にも一生懸命に取り組みます。
改善例
私が自覚している性格は、決めたことを継続して取り組む真面目さです。
大学の授業では、毎回の講義後に要点を整理し、わからない部分を確認する習慣を続けました。
NG例2|性格を裏付けるエピソードが抽象的
「周囲と協力しました」「努力しました」という説明だけでは、自分が何をしたかがわかりにくい場合があります。
経験の内容を詳しくするために、活動名を増やしたり、成果を大きく見せたりする必要はありません。
協調性を伝えたいのであれば、どのような状況で意見を聞き、どのように調整したかを具体的に書きます。
改善例では、自分の行動がわかる動詞を使うと、文章の違いを比較しやすくなります。
「声をかけた」「整理した」「共有した」など、実際の行動を思い出してみましょう。
内容が不明な部分を想像で補わないことも大切です。
修正前後を比較するときは、印象が良くなったかだけでなく、具体的な事実が増えたかを確かめましょう。
NG例:私は協調性があり、ゼミではみんなと仲良く協力して発表を成功させました。
改善例
私が自覚している性格は、周囲の意見を聞きながら協力できることです。
ゼミ発表の準備では意見が分かれたため、各メンバーの考えを整理し、共通する目的を確認してから構成を決めました。
NG例3|実際の経験と異なる性格や成果を書いている
例文をそのまま使うと、実際には経験していない活動や成果が回答に含まれてしまうことがあります。
例えばチームで取り組んだ成果を自分一人で達成したように書いたり、確認していない数字を追加したりするのは避けましょう。
回答を改善する際は、まず事実として説明できる行動を残します。
そのうえで、伝わりにくい表現だけを修正し、経験の内容や結果は変更しないようにします。
応募書類と面接の説明を一致させるためにも、いつ、誰と、何をしたのかを自分の言葉で説明できるか確認してください。
見栄えよりも事実との整合性が重要です。
数字を示す場合は、対象期間や自分の関与した範囲を確認し、説明できるものだけを使ってください。
NG例:チームで行った改善を「私一人で売上を大幅に増やした」と書く。
改善例
私が自覚している性格は、周囲と協力して改善に取り組むことです。
アルバイトでは、スタッフと相談しながら商品の案内方法を見直し、改善案を共有しました。
自覚している性格についてよくある質問
履歴書やESに自覚している性格を書くときは、短所だけでよいのか、自己PRと内容が重なってもよいのかなど、細かな疑問が生じることがあります。
また、面接でも同じ質問をされた場合、回答を変える必要があるのか迷うかもしれません。
ここでは、回答を作成する際に確認しておきたい4つの疑問を整理します。
企業の指定がある場合は、その設問や記入条件を優先してください。
一般的な書き方を、そのまま全企業共通のルールと考えないことも大切です。
自覚している性格には短所だけを書いてもいい?
設問が単に「自覚している性格」を尋ねている場合、必ず長所だけを書くという決まりがあるとはいえません。
ただし、長所を求める設問なら、その指示に沿って回答する必要があります。
短所を取り上げる場合は、特徴だけでなく、実際にどのように向き合っているのかも説明すると内容を具体化できます。
例えば慎重すぎて判断に時間がかかる場合は、期限を決めて意思決定するよう工夫した経験などを示せます。
改善した経験がないのに、前向きな結論を作る必要はありません。
質問文を読み直し、自分の性格を正確に説明できる内容を優先しましょう。
応募先から特定の回答形式が示されている場合は、一般的な例文よりもその指示を優先してください。
自己PRと同じ内容を書いてもいい?
同じ経験を用いること自体が、直ちに不適切になるわけではありません。
ただし、自己PRの文章をそのまま写すと、質問ごとの回答の違いが見えにくくなります。
自覚している性格では自分の考え方や行動の傾向を中心に説明し、自己PRでは強みが表れた経験と仕事への活かし方を中心に書くと整理できます。
例えば同じゼミ活動でも、前者では「意見を聞く性格」、後者では「意見の違いを調整した力」というように焦点を分けます。
複数の回答を並べて読み、内容に矛盾がないか確認しましょう。
どちらの質問でも、同じ出来事について説明する数字や役割が変わらないように気をつけましょう。
面接とESで回答を変えるべき?
面接とESで性格を説明するときは、基本となる事実や考え方を一致させることが重要です。
ただし、面接では質問に応じて背景を補足できるため、文章と同じ言い回しを一字一句再現する必要はありません。
例えばESに「計画的に行動する」と書いた場合、面接では実際にどのように予定を立てたかを詳しく説明できます。
異なる経験を話す場合も、同じ性格を裏付ける内容かを確認しましょう。
経験していない成果を話したり、説明のたびに事実を変えたりすることは避けてください。
面接前には提出したESを読み返し、使った性格の言葉と経験を説明できるようにしておきましょう。
自覚している性格がない場合は「特になし」でもいい?
自分の性格がすぐに思いつかなくても、回答を「特になし」で終える前に、普段の行動を振り返ってみましょう。
例えば、仕事の前に準備を整える、周囲の話を丁寧に聞く、予定を確認してから動くといった行動も、自分の特徴を探す材料になります。
周囲の人に具体的な行動について聞く方法もあります。
ただし、応募書類で「特になし」が認められるかどうかは、設問や提出先の条件によります。
根拠のない性格を創作するのではなく、事実から説明できる表現を探しましょう。
どうしても記入が難しい場合は、提出先の案内に従い、必要に応じて記入方法を確認してください。
まとめ|自覚している性格は実際の経験と結びつけて伝えよう
自覚している性格を履歴書やESで伝えるときは、性格の名称だけでなく、その特徴が表れた行動を示すことが重要です。
まず性格別例文から近い表現を探し、言い換え一覧表を参考に、自分の経験と一致する言葉を選びましょう。
その後、文字数に合わせて具体的な経験を整理し、必要に応じて書き方4ステップやNG例を参考に修正してください。
例文は文章の形を学ぶための参考であり、経験していない内容を使うものではありません。
最後に、記載した内容を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。