HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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行動力をアピールして、あなたの主体性とリーダーシップを強調しよう!
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企業は自ら率先し、他者を巻き込んで成果を出す力を求めている
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行動力を伝えて、入社後にどのように活躍できるかを具体的にイメージさせよう!
今回は、行動力を就活の自己PRで表したい人のために書き方やポイントを紹介しています。
行動力の自己PR例、書き方の構成、評価されるポイントを例文つきで解説します。
はじめに
エントリーシートの自己PRで「行動力」をアピールしたい場合、どのように書けばよいか、戸惑う就活生も多いのではないでしょうか。
行動力という言葉自体が抽象的すぎて、ぼんやりとした印象を与えてしまう恐れもあります。
今回の記事では、エントリーシート の自己PRで「行動力」をアピールする際のポイントをご紹介します。
「行動力」の強みを具体的に分かりやすく伝えることができれば、企業の採用担当者からの評価も期待できます。
この記事を読んで、企業の印象に残る自己PRが書けるようになりましょう。
【自己PR:行動力】行動力とは
ビジネスで求められる行動力とは、以下の2点です。
- 自ら率先して仕事に取り組める力
- 他者を巻き込んでより大きな成果を出す力
ビジネスでは、指示待ちにならず自ら率先して改善に取り組んだり、新規の施策の提案を行うなど、積極的に行動する力が求められています。
また、ビジネスの現場ではチームワークが必須で、他の人との協力を行い、大きな成果を出す力が必要です。
自ら率先して仕事に取り組める力
企業は、自ら進んで仕事に取り組める行動力ある人材を求めています。
積極的に行動し仕事に取り組んでいくことは、企業にさまざまな良い影響をもたらします。
指示待ちや手待ち時間が減ることで、一つ一つの作業が早くなり業務効率が向上します。
さらに、刻々と変わる状況にも、自ら率先し行動することで柔軟かつ迅速に対応ができるようになります。
これらの行動の結果、プロジェクトの進捗が良好に保たれることが期待できます。
また、率先して仕事に取り組む姿は、他のメンバーの手本となり良い影響を与えます。
このように行動力を示しリーダーシップを発揮することで、チーム全体が目標に向かって協力し、生産性が向上することが見込めます。
他者を巻き込んでより大きな成果を出す力
企業は、他者を巻き込んでより大きな成果を出す力がある人材を求めています。
自分だけで行動を起こすのではなく、チームワークを大切にして他者を巻き込むことで多様な意見が集まり、それによって新たなアイデアが生まれ、より良い成果を作り上げることができます。
このような協働によってチーム全体の力を最大限に引き出すことを期待しています。
自己PRで行動力をアピールするポイント
次に、エントリーシートの自己PRで「行動力」を伝える際のポイントを紹介します。
「行動力」をテーマにした自己PRで意識しておきたい点は、以下の2つです。
- 「主体性を発揮して成果を出した」行動力を伝える
- 「チームのために行動し、目標を達成した」行動力を伝える
行動力を伝える具体的な経験談として、チームで目標を達成したエピソードがおすすめです。
行動力を自己PRで伝えるには、より具体的な経験を伝えるように意識してください。
あなたの行動力が相手にしっかりと伝わるように工夫しましょう。
「主体性を発揮して成果を出した」行動力を伝える
行動力をアピールするには、主体性を発揮して成果を出したエピソードを伝えましょう。
そのとき、エピソードを具体的に話すことで、大勢いる行動力をアピールする他の人との差別化が図れます。
そして、そのエピソードで主体性を発揮したことを話すことで説得力が高まります。
その際、行動を起こしたことによる成果をしっかりと伝えることが重要です。
行動したことだけでは、ちゃんと問題や課題を把握していたのかわからないからです。
問題や課題を自らが感じ主体的に行動したことが高く評価されるのであって、指示を受けて行動を起こしたこととは異なります。
成果を述べることで最後までやり遂げる遂行力のアピールにもなります。
「チームのために行動し、目標を達成した」行動力を伝える
行動力をアピールする際は、チームのために行動し目標を達成したエピソードを伝えましょう。
なぜなら、個人的な行動力ばかりを強調すると、無計画で自己中心的な印象を企業に与えてしまいかねないからです。
入社後はチームで仕事を行うため、チームに貢献する姿勢が重要になります。
チームのメンバーをひっぱり共に考え行動することで、多様な意見が合わさったアイデアが生まれることもあります。
チームのメンバーとどのように行動して、チームメイトと共に得られた結果なども加えて話すと印象に残りやすくなります。
チームに働きかけて目標を立て、グループとして行動を促したことを話すことで協調性やチームワークのアピールができます。
行動をした動機を伝える
行動力をアピールするときは、行動をした動機を伝えるようにしましょう。
動機を話すことで何に価値を感じて行動を起こすキッカケになるのかや、行動のモチベーションをどのように維持しているのかが伝わります。
これは自分の性格や人柄、価値観を示すことにつながります。
また、自分の価値観から行動を起こしたことが明確になり、主体性があることをアピールできます。
企業は自己PRを聞くことで、就活生の価値観を理解しようと思っています。
そして、自社の求める人物像と就活生の価値観がマッチするかを評価しています。
そのため、企業が求めている人物像を理解して、それに合った自己PRを書くことが重要です。
入社後の活かし方を伝える
行動力を自己PRで伝える際は、入社後の活かし方を伝えるようにしましょう。
そうすることで、自分の強みに再現性があることを示す効果があります。
大学生活での環境に依存する強みをアピールしても、入社後の新しい環境で発揮できるのか疑問が残ります。
そのため、エピソードから行動して得た学びをアウトプットし、行動力を活かした成功体験をどのように仕事に活かしていくかを明確にする必要があります。
企業の事業内容や志望する部署を挙げることで、よくリサーチをする行動力と志望度の高さをアピールできます。
【自己PR:行動力】柔軟性と行動力は違う?
柔軟性と行動力は似ているようで本質的には異なります。
行動力は「自らの意志で積極的に行動を起こす力」を指し、物事に対して迅速に実行する能力が求められます。
一方、柔軟性は「環境や状況の変化に応じて適切な対応をする力」を指し、周囲の状況や人間関係を考慮して行動を調整する能力が求められます。
柔軟性を持つ人は「自分にできること」や「組織全体にとって最適な行動」を考えることが得意で、適応力が高いことが特徴です。
【自己PR:行動力】行動力の言い換え
自己PRで「行動力」をアピールする際には、その特性をより具体的に伝えるために、さまざまな言い換え表現を使うことが有効です。
「行動力」を「実行力」、「遂行能力」、「好奇心旺盛」といった言葉に置き換えることで、異なるニュアンスや視点をアピールすることが可能です。
実行力
行動力は、物事をただ考えるだけでなく、具体的に実行に移す力として捉えることができ、その力を「実行力」としてアピールすることができます。
実行力とは、計画やアイデアを実際に行動に移し、成果を出す能力のことです。
多くの人はアイデアを持っていても、実際に行動に移せる人は少ないため、この特性はビジネスにおいて非常に貴重です。
自己PRにおいては、具体的なプロジェクトや課題を自ら進め、どのような成果を上げたのかを述べることで、実行力を効果的にアピールすることができます。
例えば、学生時代に企画したイベントを成功に導いた経験や、チームの中で新しい試みをリードした事例を挙げると、面接官に自分の実行力を強く印象付けることができます。
遂行能力
遂行能力とは、一度決めたことを最後までやり通す力を指します。
この能力は、特に粘り強さや責任感が問われる場面で重宝される特性です。
遂行能力を持つ人は、どんなに困難な状況でも途中で諦めず、着実に目標を達成するために努力を続けることができます。
この点で、遂行能力は多くの企業において高く評価される要素です。
自己PRでは、特に達成困難なプロジェクトや困難を乗り越えたエピソードを用いると効果的です。
例えば、学業や課外活動での特定の目標を達成するために直面した課題や、それを乗り越えるために取った具体的な行動を伝えることで、遂行能力の高さを強調できます。
対応力
対応力とは、変化に対するスピード感や柔軟な対応力、さらにはタスクを効率的に進める能力を指します。
例えば、急な業務の変更や新しい課題に対して迅速に行動を起こし、成果を出せる力がこれにあたります。
また、未経験の分野や不確実な状況においても、自ら進んで取り組む姿勢も対応力の一部と言えます。
これらの要素はすべて、包括的に見れば行動力の一環と捉えられます。
対応力を備えた人は、どのような環境でも臨機応変に動くことができ、成果を出し続けるための実践力を発揮できます。
適応力
適応力とは、新しい環境や予期せぬ状況において柔軟に馴染む能力を指します。
例えば、新たな職場で迅速に環境に適応し、スムーズに業務を遂行できることや、困難な課題に直面した際に、問題を的確に分析し解決策を見つけ出す姿勢が適応力に含まれます。
さらに、異なる文化や価値観を持つ人々と協働する際も、適応力のある人は自然と相手に合わせて関係を築くことができます。
これらの特性は行動力の一環とも言え、特にダイナミックな環境や変化の多い職場では非常に重要です。
好奇心旺盛
行動力を「好奇心旺盛」と表現することにより、物事に対する積極的な探求心や、新しい挑戦への意欲をアピールすることができます。
好奇心は、新しい課題を発見するための原動力となり、それを追求するための動機にもなります。
特に、ビジネスシーンでは新しい知識やスキルを学び続け、成長し続ける姿勢が求められるため、好奇心旺盛であることは大きな強みとなります。
自己PRでは、新しいことに興味を持ち、積極的に学んだり実践したりした経験を伝えると効果的です。
例えば、特定の分野において自己学習を続けたり、未知のプロジェクトに積極的に参加したエピソードを交えると、好奇心がどのように行動や成果に繋がったのかアピールできます。
【自己PR:行動力】好奇心とは言えるの?
好奇心は、さまざまなことに興味を持つ姿勢を指し、行動力とはその興味を具体的な行動に移す力を意味します。
好奇心が旺盛であることは、未知の領域に対する探求心や新しいことへの意欲を表しますが、それを行動に移してこそ真の価値が発揮されます。
つまり、好奇心が行動力の源泉となり、物事に対する興味を持ち続けることで、積極的な行動に繋がるのです。
自己PRで好奇心をアピールする際は、興味を持ったことをどのように実行し、成果を上げたかを具体的に示すことが重要です。
【自己PR:行動力】自己PRの構成
自己PRにおいて、自分の行動力を伝えるためには、まず自分の強みを結論として述べ、具体的なエピソードや背景を交えて説明することが重要です。
この際、PREP法を活用すると、論理的かつ説得力のある自己PRを作成できます。
P(結論)
PREP法の最初のステップ「P」は、結論を述べる段階です。
この部分では、自分の強みを端的に明確に伝えることが求められます。
強みは仕事に関するスキルに限らず、コミュニケーション能力やリーダーシップ、継続力などの性格を表す言葉でも構いません。
この段階で重要なのは、面接官に「この就活生が何をアピールしたいのか」を一目で理解させることです。
たとえば、「私の強みは、どんな状況でも最後までやり遂げる粘り強さです」といった形で結論から述べると、読者や面接官がその後の文章や話を聞きやすくなります。
R(理由)
次の「R」では、なぜその強みを選んだのかを説明します。
強みを選んだ背景には、経験や価値観が関わるため、具体性を持たせることが重要です。
たとえば、「幼少期からチームスポーツを通じて協力することの重要性を学び、現在も継続してその考えを大切にしています」といった形で、過去の体験に基づいた理由を述べると説得力が増します。
理由を説明することで、単なる自己評価ではなく、根拠のある強みであることを示せます。
E(具体的なエピソード)
PREP法の中核となるのが「E」、具体的なエピソードの部分です。
ここでは、結論で述べた強みが実際の経験から得られたものであることを具体的に説明します。
エピソードを述べる際には、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識すると、より分かりやすい記述ができます。
エピソードは、面接官が「この強みが仕事でも活きるだろう」とイメージできるように工夫することでより効果的なアピールができます。
P(入社後に貢献したいこと)
PREP法の最後のステップ「P」では、入社後に自分の強みをどのように活かして会社に貢献するかを述べます。
ここでは、具体的な職種や業務に結びつけて話すと、企業との適合性をアピールできます。
また、企業の理念や業界特性に触れながら、自分の強みがどのように役立つのかを具体的に述べると、面接官に「この人を採用すればどのような価値を提供してくれるか」というビジョンが伝わります。
入社後の展望を明確に示すことで、前向きな印象を与えることができるので、是非意識してください。
【自己PR:行動力】例文5選
これまで説明してきた自己PRで行動力をアピールするポイントや、文章構成を取り入れたさまざまなエピソード別の例文を紹介していきます。
最初に行動力の種類を明確にし、次にその行動力を示す具体的なエピソードを紹介します。
最後は入社後どのように強みを活かすのかを明確にすることが大切なポイントです。
あなたの体験に近いものを参考にして、オリジナルの自己PRの作成に役立ててください。
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ー継続力をアピールした例文
私の強みは、継続して努力を続ける力です。この力は大学の部活動を通じて培われました。私はバスケットボール部に所属し、副キャプテンとしてチームを支えました。毎日の練習を欠かさず、個々のスキルアップとチームの連携強化に取り組み、ついに全国大会への切符を手にすることができました。 この経験から、目標に向かって粘り強く努力を続けることの大切さを学びました。御社に入社後も、この継続力を活かして、プロジェクトの成功に向けて努力を惜しまず取り組みたいと考えています。困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢で、御社の発展に寄与できると確信しています。
例文①ゼミ
私の強みは、主導的な行動力です。
ゼミのグループリーダーとして、新しい研究テーマの選定と計画立案の責任を担いました。
まず、メンバーの興味や専門分野を把握し、多様な意見を集約してテーマを決定しました。
次に、具体的な研究計画を立案し、メンバーの役割分担や期限を明確に設定しました。
プロジェクト進行中は定期的に進捗確認を行い、問題が生じた場合は迅速に解決策を話し合いました。
この結果、私たちのプロジェクトはゼミで高い評価を受け、最終的に学内の研究発表会で表彰されました。
この経験を活かして貴社に入社後も、積極的にリードし自発的な行動を起こしてプロジェクトを前進させることで貢献していきたいと考えています。
例文②アルバイト
私の強みは、責任感ある行動力です。
アルバイト先のアパレル販売での売り上げが目標を下回り、売上の立て直しが課題となっていました。
そのため、積極的に売上改善の行動を起こすことにしました。
まずは、顧客データを分析し、リピーターは何を求めているかの把握に努めました。
次に、店舗のディスプレイを改善し、顧客が興味を持つ商品を前面に展示するようにしました。
これらの取り組みにより、約3ヶ月で店舗の売上は目標を上回りました。
この経験から、顧客ニーズ理解とサービスの重要性を学びました。
貴社に入社後も、顧客満足度を重視した責任ある行動で業務に取り組むことで貢献していきたいと考えています。
例文③サークル
私の強みは、協調性のある行動力です。
大学で所属していたキャンプサークルの一員として、年間最大のイベントの企画責任者を経験しました。
私は定期的に意見交換の場を設けて仲間の希望や提案を積極的に取り入れながら、全員が参加しやすい環境を作りました。
この結果イベントは大成功に終わり、参加したメンバーからも好評を得て団結力も高まりました。
この経験からチームメンバーの意見を尊重し、周囲を巻き込んで目標に向かって取り組むことの重要性を学びました。
貴社に入社後も、このようなチームワークと協力の精神を活かし、共通の目標に向かって取り組むことで事業の成功に貢献したいと考えています。
例文④学業
私の強みは、着実な行動力です。
研究室でロボットコンテストに参加した経験を通じて培いました。
私の役割はロボットの動作計画とプログラミングで、複雑なプログラム設計と製作をその都度調べながらの作業でした。
細かい部分に注意を払いながらも、全体の目標達成に向けて進める必要がありました。
その際、細かなステップの目標設定を行い段階的な進捗確認を行うことで、プロジェクトを効率的に進めることができました。
この経験からどんな状況でも落ち着いて行動し、計画的にタスクを進めることの重要性を学びました。
貴社に入社後はこの経験を活かして、継続的な努力と計画性がある行動力で貢献したいと考えています。
↓学業についてこ記事はコチラ
例文⑤インターンシップ
私の強みは、効率的な行動力です。
SIer企業でのインターンシップでは、クライアントの要望に基づいたシステム改善案の開発に取り組みました。
短い納品期限で、効率的なコミュニケーションを図り円滑なタスク管理が不可欠でした。
そのためチームメンバーとの定期的なミーティングを設定し、各自の進捗を共有して問題点を迅速に特定し解決策を模索しました。
この結果、予定より早くプロジェクトを完成させることができ、高い評価を得ることができました。
この経験から、目標達成に必要な効率性と柔軟性を持って行動することを学びました。
目標に向かって効率的に行動して臨機応変に対応できる能力を活かして、貴社の業績に貢献したいと考えています。
【自己PR:行動力】自己PRの注意点
ここからは自己PRを作成する際に注意すべき観点についていくつか解説します。
以下にあげる注意点を意識せずに自己PRの構成や内容を考えてしまうと、企業から見た時に評価されない自己PRになってしまう可能性が非常に高まります。
すでに自己PRを作ってしまっている方は、以下の注意点と見比べながら自分の自己PRの文章を推敲し、ブラッシュアップしてみてください。
具体性を重視
まず、具体性を重視することが重要なポイントです。
抽象的な表現や漠然とした内容を避け、実際に体験した事例や達成した実績を詳細に述べることで、企業に対して自分の能力や経験が明確に伝わります。
たとえば、「コミュニケーション能力が高い」と言うだけでは不十分です。
代わりに、「プロジェクトチームのリーダーとして、異なる部署の10人と協力し、成功に導いた具体的な経験があります」と伝えることで、その能力を説得力を持って伝えられます。
自己分析が先
また、自己分析を行うことが非常に重要です。
自分の強み、弱み、スキル、経験、価値観、そしてキャリア目標を正確に理解することが、効果的な自己PRの基礎となります。
例えば、チームプロジェクトで解決策を提案し、成功に導いた経験があれば、その際の具体的な役割や成果を明確にすることで、問題解決能力やリーダーシップをアピールできます。
しっかりとした自己理解を基にした自己PRは、企業に自分の強みや企業への適合性を明確かつ説得力を持って伝えることが可能となります。
企業や業界/職種に合わせる
応募する企業や職種に合わせて内容をカスタマイズすることも忘れてはいけません。
例えば、マーケティング職に応募する場合は、過去に実施したキャンペーン的な企画や実行における自分の役割と成果を強調すること等が効果的です。
また、IT企業での仕事を志望している場合には、技術的なスキルやプロジェクト管理能力を前面に出すべきです。
企業の文化や求める人物像を理解し、それに合わせて自身の経験や能力がどのように貢献できるかを明確に示すことで、企業への合致度を効果的にアピールすることができます。
冗長な表現を避ける
冗長な表現を避け、簡潔でわかりやすい言葉を使用することも重要です。
例えば、同じ成果に関して複数回言及するのではなく、最もインパクトのある実績を一つ選び、その具体的な成果とそれがどのように自身の能力を示しているかを簡明に述べます。
ポイントを絞り、必要な情報のみを効果的に伝えることで、企業の理解を助け、より記憶に残りやすくします。
こうすることで、自己PRの分かりやすさも増し、自身の強みや適性が明確に伝わります。
客観的な視点を大切に
自身の強みや成果を客観的に評価することも重要で、自分だけでなく他者のフィードバックを取り入れることも効果的です。
例えば、過去に参加したプロジェクトでの具体的な成果や、周囲から得た評価を引用することで、自己評価の信憑性を高めることができます。
また、客観的なデータや数字を用いて実績を示すことで、自己PRの具体性と説得力を増すことができます。
自分だけの意見だけを採用するのではなく、公平で説得力のある自己PRの作成を意識してください。
謙虚に
自己PRを行う際は、自分の強みや実績を誇ることが大切ですが、謙虚さを保つことも非常に重要です。
自慢話に聞こえるような過剰な自己評価を避け、客観的な事実に基づいた実績の紹介に留めることが望ましいです。
例えば、「私はこのプロジェクトを一人で成功させた」という表現ではなく、「チームの一員として、具体的にこれらの成果に貢献しました」と伝える方が印象が良くなります。
これで協調性やチームでの貢献を強調でき、謙虚かつ効果的な自己PRとなります。
【自己PR 行動力】面接でのポイント
面接で行動力をアピールする際には、単に「行動した」という事実を述べるだけでは不十分です。
その行動に至った理由や考え、行動の結果として得られた成果や学びを具体的に伝えることが重要です。
以下それぞれの要素について詳しく解説します。
行動を起こすきっかけを述べる
面接で行動力をアピールする際には、「なぜその行動を起こしたのか」を具体的に説明することが重要です。
行動そのものよりも、その行動に至った思考プロセスや背景に面接官は注目しています。
同じ行動を取るとは限らない職場で、判断や思考の柔軟性を評価されるからです。
例えば、問題解決のためにどのような課題を見つけ、それにどう向き合ったのか、またその行動がチームや組織にどのような影響を与えたのかを話すと説得力が増します。
成果や学びを述べる
行動力を示すだけでは不十分で、それがどのような成果を生み出し、そこから何を学んだかを明確に伝えることが大切です。
行動が実際にどのような評価や結果につながったのかは、生産性や問題解決能力を測る指標となります。
例えば、行動を通じてプロジェクトを成功させたり、チームの雰囲気を改善した具体的なエピソードを盛り込むことで、面接官に自分の価値を実感させられます。
また、結果だけでなく、その過程で得たスキルや今後にどう活かしたいかを述べることで、学び続ける姿勢を示せます。
企業の求める行動力を見る
行動力には様々な形があり、フットワーク軽く動く力、前例のないことに挑戦する力、柔軟に計画を調整する力、多くの人と関係を構築する力などが含まれます。
そのため、企業がどのような行動力を重視しているかを事前にリサーチすることが大切です。
企業HPや説明会、OB訪問などを活用し、求める人物像を把握した上で、自分の行動力がどのポイントで一致しているのかを具体的に伝えましょう。
このように企業が求める行動力に合わせたアピールをすることで、より説得力のある自己PRとなり、面接官に自分を採用する意義を感じさせることができます。
【自己PR:行動力】おすすめ記事
エントリーシートとは何か、基本を徹底的に解説しています。
まずはエントリーシートについて理解を深めたい人は確認してみてください。
作成したエントリーシートを書いてみたけど選考に通過不安な方は、この記事の5つのチェックリストに合わせて確認してみてください。
エントリーシートでよく聞かれる質問の一覧です。
対策をしておきましょう。
まとめ
今回は自己PRで「行動力」をアピールする場合のポイントや注意点について詳しく解説しました。
行動力は実際に企業で働く上でも非常に重視される力ですが、他の就活生との差別化も難しい強みになります。
しっかりとした自己分析や企業研究をベースにして、「行動力」を別の言い回しや表現でアピールすることも検討してみると良い結果に繋がる場合も多いので意識してみてください。