HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
なんとなく就活を意識し始めたけれど、自己分析で具体的に何をすればいいのか分からずに困っていませんか。
今回の記事では、就活に役立つおすすめの自己分析の方法をお伝えします。
自己分析の方法とは?
「就活を始めるには、自己分析がまず大事だ!」 就活でよく耳にするフレーズですね。
自己分析が就活において、どれだけ大事かいまいちピンとこない方もいると思います。
自己分析とは一体何をすればよいのか?自己分析の方法とは?自己分析をすることで就活でどう役立つのか? 自己分析にまつわる就活生のお悩みを一気に解決します。
就活における自己分析の重要性
自己分析とは 「過去の経験を振り返ることで、自分の特徴・価値観を把握すること」です。
幼少期からの自分の性格、今までに力を入れて取り組んできたこと、得意なこと・不得意なことを整理して、「自分とは何者か」を認識することを指しています。
それでは、なぜ自己分析が就活をする上で重要なのでしょうか?
就活の自己分析を行うことは、内定を取るためだけではありません。
自己分析をすることによって「自分がどう生きていきたいか」を考えるきっかけにもなります。
普段から自己分析をすることは、あまりありません。
自分の人生をどう生きるかを考えるためにも、自己分析を怠らず就活と向き合うためにも重要だといえます。
もちろん、自己分析をおろそかにしていると、就活の面接で失敗することもあります。
企業の採用担当者は 「自分の能力・個性をどれだけ把握しているか」も重要な判断材料にもなりますので注意しておきましょう。
就活生におすすめ!自己分析の方法
1.「なぜ・なぜ・なぜ」を繰り返す
スタンダードな自己分析に「なぜ・なぜ・なぜ」を繰り返して、自分の本質を知るやり方があります。
学生時代の部活やアルバイトで頑張ったことはもちろん、幼少期を含めて今までに力を入れてきたことを深掘りしましょう。
また、 人生における大きな選択を振り返り、なぜ自分はそうしたのかを繰り返し問うていきます。
つまり、 「自分は一人で作業する仕事よりも、チームで一丸となって動く仕事が向いている!だから、就活の軸はチームで働ける会社を選ぼう!」 このように何度も繰り返していきます。
ひとつの問いについて、 5~6回程度「なぜ」を繰り返しましょう。
繰り返すほど、根底にある潜在的な価値観・本当にやりたいことに近づいていきます。
2.自己分析ツールを使う
就活生には、自己分析ツールを積極的に活用していくことをおすすめします。
ツールを用いることで、 理論に基づいて客観的に自己分析ができます。
いきなり自己分析といわれ、何から手をつけてよいか全く分からない人にとっては、はじめの一歩として使ってみることがおすすめです。
自分にとっての新しい視点・発見が得られるでしょう。
3.就活を終えた先輩、社会人に会う
自分自身のことを多くの人に語り、意見をもらうのも自己分析の後押しになります。
就活を終えた先輩、社会人の方に「自分はどんな人間だと思うか」という印象を聞いてみましょう。
他人から見た自分の姿を知ることで、自己理解を深めることができます。
先輩、社会人の方の他にも、就活サービスのメンターを活用するのも一つの手です。
自己分析こそ内定への近道
就活では、 より自分と向き合い自分のことを理解している人こそ内定が取れる傾向にあります。
理由はシンプルです。
自分のことを明確に分析できている人間は、 仕事においても冷静かつ沈着に物事を客観的に見る能力に長けています。
自分自身が何が得意で、苦手なことは何かを明確にしておくと採用する企業からしても深い関心を持たれます。
「この子の長所はここで、苦手なことがここなら我が社とマッチする」と採用担当者も、あなたを分析した上で内定をだすことができます。
就活の面接で自分のことを完璧に分析できている人間は少ないです。
面接で「あなたをアピールしてください」と言われても100%アピールできるかと言われたら難しいですよね。
大事なのは、要点を絞り自分の長所と短所を嘘偽りなく答えられることです。
自己分析の方法【番外編】
一風変わった自己分析のやり方を紹介します。
以上の4点は自己分析において意外な効果を発揮します。
一人旅に出る
普段の学生生活では、学校の授業を受ける、アルバイトに行くを繰り返すルーティンに陥り、自分を冷静に分析する時間がとりづらくなります。
一人旅に出て、 自分を知る人が誰もいない環境の中、ゆっくりと時間をかけて振り返ることで自己分析が深まるでしょう。
現地での出会いや、新しい発見で「自分が本当にやりたいことはなんなのか」が見えてくるかもしれません。
また、旅に出ると普段と異なる文化や風土に触れて、意外な自分と出会えることもあります。
自分が主人公である小説を書く
自分のことを客観的に見つめる行為はなかなか難しいです。
しかし、自分をキャラクターとして置き換えることで、 自分自身の特徴、価値観、行動原理を客観的に捉え直すことができます。
さらには、キャラクターがどんな場面で活躍するかによって、自分が企業に入社した時に活躍するイメージ・シーンを追想することにもなります。
普段から文学作品に慣れ親しんでいる人は、楽しみながら自分を知る方法として、試してはいかがでしょうか。
占い
占いの場では「あなたは〇〇な人ですね」と他人から見た自分の姿を伝えられることになります。
他者に一度自分のことについて言語化してもらうと、「なるほど」と納得することもあれば、「そんなことはない」と感じることもあるでしょう。
いずれにせよ、人から見た自分はどういう人間なのかを判断してもらうことで、自分を客観的に考えることができるかもしれません。
占いは、新しい観点を得る良い機会になるかもしれませんよ。
やりたいことリストをつくる
やりたいことを思いつくままに書き出してみましょう。
発散してみることで、今の自分が大切にしている物事の傾向が見えてきます。
リストを作る目的は、 自分がぼんやり思っている将来像を言語化することです。
「月に旅行する」「芸能人と付き合う」「社長になる」など、現段階で達成できる可能性が低いことを挙げても構いません。
自己分析とは、本来 自分の目標や夢を再認識することでもあります。
わくわくする将来を描き、傾向を分析することで自分の価値観を探る方法も面白いですね。
自己分析で就活の軸を定める
自己分析のやり方は千差万別です。
大切なのは、 自分への理解を深めた上で就活の軸をしっかりと作ること。
自分自身の長所・短所は何か、自分に適した仕事は何か、自分の性格に合っている企業はどこか、将来どんなキャリアを歩んでいきたいのか。
自己分析のゴールは、こうした問いに一貫性をもって答えられるようになることです。
就活の出発点といわれる、自己分析。
自己分析を通じて得た就活の軸は、業界研究・企業研究、エントリーシート の作成、面接対策と続く就活の基礎となります。
自己分析を極めて、就活へのスタートダッシュを決めましょう。