ESも書かずGDもせずWebテストも受けず本選考を進める裏ワザ5選!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活生のみなさん、そろそろ本選考のシーズンにさしかかって来ますね。

外資系やベンチャー企業を志望している人はもう始まっているかもしれません。

digmee編集部では就活記事を書くために19卒の優秀な学生にヒアリングをしているのですが、そこで興味深いことがわかりました。

それは、彼ら彼女らがエントリーシートやグループディスカッション、Webテストをスキップして本選考を進めていたことです。

今回は、それらの実体験をもとにして、特に学外での活動などに力を入れていた優秀な学生の方々が、本選考においてESやグループディスカッション、Webテストといった工程をふまずに選考を進める方法についてご紹介できればと思います。

〈目次〉 1.そもそも新卒採用では何を見られている? 2.優秀さを測る手段としてのES、GD、Webテスト 3.優秀さを知ってもらう裏ワザ5選 ・企業イベントで抜け駆けする ・短期インターンで成果を残す ・先輩に紹介してもらう ・逆求人系のサービスを活用する ・長期インターンをうまく活用する 4.本記事のまとめ

そもそも新卒採用では何を見られている?

まず新卒で就職活動をする時に、まず採用をしようとしている企業の目線に立ってみることが重要です。

転職活動とは違い、正社員としての実務経験のない学生が見られているポイントは大きく2つで、「企業とのフィット感」と「学生の優秀さ」です。

ここで、新卒採用においてよくある流れを見てみましょう。

企業によってカスタマイズされているとは思いますが、この流れが一般的なのではないでしょうか。

では、さきほど説明した「企業とのフィット感」と「学生の優秀さ」を主にどこで確認しているのかを考えてみましょう。

優秀さを測る手段としてのES、GD、Webテスト

では、「企業とのフィット感」を考えてみると、その企業の雰囲気や価値観がその学生と合っているかどうかを確認するために、学生は人事やそれ以外にも実際にその会社で働いている人と面接で話すことになります。

つまり、 この要素は主に「面接」でチェックされていることが伺えます。

次に「学生の優秀さ」について考えてみましょう。

先ほども少し述べましたが、正社員としての実務経験のない学生がアピールできることは、「どんな大学で学んでいるのか?」や「学生時代になぜ、どんなことに注力していたのか?」だったりします。

各媒体ごとに何を見られているのかをおおまかに分解すると、以下のようになります。

ここまでをまとめると、フィット感を見るのか、学生の優秀さを見るのかによってチェックされるタイミングが違っていますね。

もちろん、面接では学生の優秀さをまったく見ていない!というわけではなく、重きを置いているタイミングの観点なのでご了承ください。

そしてもう一点確認しておくべきは、エントリーした学生をすべて人事がアナログでチェックできるほど時間はないということです。

採用の目標人数を仮に40人としたときに、エントリーが40,000人から来たとしましょう。

すると、優秀でかつ企業と合っている学生を採用するために40,000人の学生全員と面接をすることは効率が悪いことになります。

そのために、ある程度のフィルターをかけることになります。

そこで、特に手段を使って能力を測りやすい「学生の優秀さ」に対して、ESやGD、Webテストを導入するわけですね。

そこを通過した学生に対してフィット感をじっくり確認する面接が複数回行われます。

学歴フィルターなんて言葉も存在しますが、ようは企業が優秀な学生と高確率で出会うために課せられたフィルターの1種なのです。

しかし、今回ご紹介する裏ワザではこの「学歴フィルター」をもすり抜けられる可能性があります。

優秀さを知ってもらう裏ワザ5選

ここまでの説明で、「優秀な学生」という必要条件に対して出会える確率をあげるためにESやGD、Webテストといった手段を取っていることを理解していただけたでしょうか? つまり、本質的にはそれらの手段を取らなくても企業側に対して自分が「優秀である」ことをアピールできれば、企業によってはこのフィルターを通り抜けられる可能性があるわけです。

それでは、そのフィルターをすり抜けるための裏ワザを5つご紹介します。

【企業イベントで抜け駆けする】 志望する企業が参加している合同説明会や座談会などのイベントに足を運んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 企業としては、多くの学生に自社を知ってもらうチャンスだと捉えて参加をしているケースが多いです。

逆に学生1人1人をしっかりと見る時間はほとんど取ることはできていません。

<ポイント> では、裏ワザとしてはどのようなことができるでしょうか? それは、企業説明の最後に訪れる質問タイムにあります。

参加する前に徹底的に企業のことを調べて、いわゆる面接での逆質問ができるくらいまで準備しておきます。

すると、人事の方から見るとその学生はどのように映ると思いますか?この学生はちゃんと参加する前に準備ができる子だ、うちのことをしっかりと志望してくれているとアピールができますね。

そして説明会と説明会の間には10分ほどの休憩時間があります。

そこでとどめを刺します。

企業のどんなところに惹かれているのか、学生時代にどんなことをしていてその企業でどんな活躍ができそうか、をうまくアピールするのです。

ここからはあなた次第。

通常のエントリーフォームを入力するのではなく、人事の方個人と連絡先を交換してイベント終了後にすぐにお礼の連絡を入れたり、面談をしてほしい旨を伝えてみましょう。

そこで自分が優秀だとアピールすることに成功していれば自ずと選考ステップをいくつかパスできる可能性があります。

おすすめの記事 面接で効果的な逆質問のポイントを伝授!


【短期インターンで成果を残す】 本選考のシーズンであることを考慮するとサマーインターンは終了しており、ちょうどウィンターインターンのシーズンに入ってきたのではないでしょうか。

人事だけでなく現場の社員や役員クラスの人も関わる短期インターンの目的は優秀な学生を発掘し、採用まで導くことです。

<ポイント> こうした短期インターンにおいて、チームが表彰されることや、表彰はされずとも社員の方に目をつけてもらえるような動きができていれば、おのずと社員の方から面談を持ちかけられたりする可能性が高まります。

特段社員の方に媚びを売る必要はありませんが、学生同士でばかり話している人と、社員の方にも積極的に話しに行くことをお勧めします。

自分がその企業に対して気になっているところを聞きにいったり、インターン内のワークについてのフィードバックをもらいにいく姿勢が見られれば、社員側から見ても、この学生は優秀でかつ自社への関心も高いと判断してくれるはずです。

そうすると、現場社員からの推しや人事自身が目をつけてくれて、選考ステップをいくつかパスできる可能性があります。

また、企業によっては短期インターンに参加しただけでも選考ステップをパスできることもあるようです。


【先輩に紹介してもらう】 これは自分の気になる企業に先輩が就職している場合になります。

OBOG訪問の形式になるかもしれませんが、企業によっては「リファラル採用」というものがあります。

リファラル採用とは、よく転職活動で聞くワードにはなるのですが、社員を通して知人・友人の紹介・推薦を受け、採用選考を行う手法のことです。

従来の採用と比べ、かかるコストが抑えられ、また優秀な社員からの紹介なので質の高い人材を確保できる可能性が高い、という企業側にしても嬉しい話です。

<ポイント> 現場で働いている先輩がイチオシだと言っている学生がいるなら、人事は一度話してみたいと思うはずですよね。

まずはそういった先輩を探しておくことが大切です。

知っている程度の関係であればイチオシほどしてくれません。

先輩も、この子とだったら一緒に働きたい!と思うからこそ推薦してくれるのです。

部活やサークル、学生団体、ゼミなどの先輩のツテを使ってみましょう。

面談までこぎつけることができれば、何度も同じことを言ってしまいますが、あとは自分が優秀だとアピールすることに成功していれば選考ステップをいくつかパスできる可能性があります。


【逆求人系のサービスを活用する】 学生のみなさんは逆求人系のサービスを利用したことがありますか? ESをパスできる裏ワザとしては少し違和感があるかもしれませんが、そうしたサービスに学生時代に活動をしてきたことや将来どんなことがやりたいのかを登録しておくと企業側からオファーが来ることがあります。

そのオファー経由によって面談する機会をいただき、そこで優秀さをアピールできれば選考をパスできる可能性があります。

また上記はオンラインサービスですが、逆求人イベントというオフラインのイベントが開催されているケースもあります。

イメージは合同説明会の逆パターンです。

1度のイベントで自分のところに企業の人事の方が5〜10社ほど順に来てくださり、約30分ほど話す時間を設けられ、そこで自分のことをアピールします。

<ポイント> 特に後者の逆求人イベントは、イベントに参加すること自体に選考が設けられていたりします。

その選考をくぐり抜けた優秀な学生がすでに集まっていると企業側も期待をしていますので、自分のアピールが成功すれば企業から特別選考のオファーをもらうことができます。

中には対面で話したあと懇親会などでフランクに話す時間を設けているイベントもあり、そこで連絡先を交換する場合もあるようです。

そうした優秀な学生だけが参加できるイベントに足を運ぶことで、選考のステップをパスできる可能性を高めることができるでしょう。


【長期インターンをうまく活用する】 優秀な学生のみなさんは、社会で活躍する機会を求めて長期インターンに参加している方もいるのではないでしょうか。

長期インターン先の方はあなたが実務をどのようにこなしているのかをそばで見てくれています。

もしそこで成果をしっかりと残すことができていれば、その上司の方や、社長との距離が近い会社であれば思い切って社長に相談してみましょう。

<ポイント> 実務での姿を見てもらえる長期インターンでは、ESやGD、Webテストで測ることのできる能力を実際に働く経験の中で判断してもらうことができます。

つまり、長期インターンで成果を出しているということは、それらよりもある意味正確な情報としてそれらの能力をアピールできているということになります。

特に社長を務められている方は人脈も広く、紹介してもらうときのインパクトも十分です。

社長お墨付きの学生となれば選考ステップがパスできる可能性も高まるでしょう。


まとめ

いかがでしたか? 今回の記事では、新卒採用という切り口から「学生の優秀さ」と「企業とのフィット感」という視点に立ち、ESやGD、Webテストといったツールに代わるような優秀さのアピールをする手段を裏ワザとしてご紹介しました。

優秀なみなさんにはアピールできる媒体が通常のエントリーからのみではありません。

これまで培ってきた人脈で使えるものは遠慮なく活用する、優秀な人が取る行動を意識してみる、それだけでも人事の方から見えるあなたは周りの学生よりも輝いて見えるのではないでしょうか。

まだまだ本選考はこれからです。

この記事を参考にして自分をうまくアピールして納得のいく就職活動を送ってください。

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