【内定に一歩近づく!】業界研究のやり方とは?

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「就活において業界研究は重要」といわれますが、実際にどのように業界研究をすればいいのかわからない就活生は多いです。

そこで、この記事では業界研究の基礎知識や、そのやり方について解説していきます。

業界研究をする理由がわからない人や、どんなポイントに気をつければいいのか知らない人は、この記事を読み進めて業界研究をマスターしましょう。

業界研究は就活に欠かせない!

就活において、志望する業界や企業を絞り込む際や、ESや面接の対策を行う際に必要になってくるのが、業界についての理解を深めるための「業界研究」です。

しかし、業界研究と一言にいってもなぜ行う必要があるのか、どのように研究すればいいのかわからない学生は少なくありません。

そこで、この記事では業界研究の定義やそのポイントを紹介した上で、具体的な業界研究のやり方について解説していきます。

業界研究をマスターし、納得できる志望動機を得ることができれば、その後の企業選びやES・面接対策に有利になり、内定に一歩近づくことができるでしょう。

業界研究とは

そもそも業界研究を簡単に説明すると、社会に存在する多くの業界の「種類や特徴を理解すること」と「自分が行きたいと思える業界を見つけること」を指します。

業界研究を始める前は、それまでの大手企業のテレビCMやお店に並ぶ商品からの印象が強い場合が多いですが、業界研究によってそれまで知らなかった業界についても知ることができます。

例えばメーカーといっても、その中には自動車や金属、印刷、食品など様々な分野が含まれています。

これらの全体像を把握し、既存の市場に将来性があるのか、今後どのように発展していくかを分析することで、どのような業界へ自分が進みたいと思えるか掴むことができるでしょう。

業界研究をする理由

就活生の中には「周りの就活生がやっているから」「先輩がやるべきと言っていたから」という理由で業界研究を行っている学生もいます。

しかし、確かな目的がないまま業界研究を進めてしまうと不用意に時間が取られてしまったり、やりがいが感じられず中途半端になってしまったり、大切な就活の時期を無駄にしてしまいます。

そこで、ここからは就活において業界研究をすべき2つの理由をご紹介します。

志望業界について理解を深める

既に興味がある業界がある場合は、業界研究でさらにその業界についての理解を深めることを目的に業界研究を行いましょう。

業界研究を通して、その業界にそれまでに抱いていた印象と異なる部分を見つけたり、さらに魅力的に感じたりすることで、その業界を志望する納得度が高まります。

一方で、業界研究を行う中で、志望していた業界よりも興味がある業界が見つかることも少なくありません。

志望業界について理解を深めることはもちろん、その業界が本当に自分が目指したいものなのかについて再確認する機会としても、就職後のミスマッチを防ぐためにも業界研究は必須といえます。

多くの業界から志望先を絞る

 
まだ志望業界が決まっていない就活生は、どの業界を志望するかを絞ることを目的に業界研究を行いましょう。

身近な存在であるメーカー業界や金融業界、コンサル業界の他にも、普段あまり知る機会がない業界(運送業界や新聞業界など)も多いでしょう。

自分にとってどの業界が向いているのか、どの業界で働きたいのかを絞り込むためには、それぞれの業界について知っておく必要があります。

将来自分がいきいきと働ける場所を選ぶためにも、業界研究を通して選択肢を広げるようにしましょう。

業界研究の3つのポイント

業界研究の目的が分かっても、実際にどんなポイントを押さえて業界研究すればいいのか戸惑う就活生も多いでしょう。

そこで業界研究のポイントを押さえて、就活の大切な時間を有意義に使えるようにしましょう。

ここからは、就活において重要な3つのポイントをご紹介します。

業界の全体像を把握する

まず業界研究において大切なのは「業界の全体像を把握すること」です。

世の中には様々な業界が存在していますが、一般的に30程度といわれています。

最初は広く浅くでも、それぞれの業界の概要や特徴を把握し、社会がどのように構成されているかを把握しましょう。

業界事情を詳しく調べる

全体像が把握できたら、次のポイントは「業界事情を詳しく調べること」です。

関心のある業界が取り扱っている商品やサービスや、そのビジネスモデルがBtoBかBtoCかなどに注目して、さらに理解を深めていきましょう。

このポイントを押さえることで、ESや面接でよく聞かれる質問である業界の特徴や課題の質問にも回答することができるようになります。

業界の成長性や安定性を知る

最後に重要な業界研究でのポイントは「業界の成長性や安定性を知ること」です。

業界の全体像を把握し、関心のある業界の理解を深めることができて、その業界に入っても衰退している業界では長期的に働くことが難しい可能性もあります。

そのため、将来のキャリア形成にも大きな影響を与える、その業界の成長性や安定性を知ることは非常に重要なことです。

一般的には新しい業界ほど成長性が高く、売上の多い業界ほど安定している傾向にあります。

業界研究のやり方

業界研究のためには、情報収集が欠かせません。

ここからは、具体的な業界研究のやり方について、どのような情報収集の方法があるのかについて解説していきます。

新聞やニュース

新聞やニュースを利用して、様々な業界に関する最新情報を手に入れることが可能です。

他に、社会の流れを把握することで、その業界の成長性や安定性を知ることができるので、積極的に利用しましょう。

本や雑誌

就活生向けの業界研究のための本や雑誌が販売されています。

代表的な「業界地図」や「就活四季報」などをはじめ、本には情報がまとめて取り上げられているので、業界の全体像を把握するにはもってこいです。

就活情報サイト

マイナビやリクナビなどの就職情報サイトには、採用情報だけではなく業界研究のためのセミナーやイベントの情報、就活生向けの記事などが掲載されています。

まずはサイトに登録して、必要な知識を手に入れるための準備をしてみましょう。

セミナーやイベント

業界研究のセミナーやイベントに参加することで、実際にその業界の人からリアルな話を聞くことができます。

セミナーやイベントで実際に働いている人からの話は、キャリアイメージが具体的になったり、業界の最新情報を聞いたりと、数少ない貴重な機会となるでしょう。

会社説明会・インターン

企業によっては、会社説明会や短期インターンを実施していることもあります。

これらに参加することで、その企業の事業や業績を具体的に把握できたり、その企業の業界内でのポジションを知ることができたりします。

直接社員に質問できる機会も多いため、業界に対する疑問がある場合は有意義な時間になるでしょう。

OB・OG訪問

実際にその業界で働いている先輩を訪問するOB・OG訪問は、クローズドな場で社員と対面して話すため、よりリアルな部分を知ることができるのが特徴です。

OB・OG訪問では、仕事以外の時間で会ってくれる場合も多いので、失礼のないように事前に業界や企業について研究し、質問したい内容をまとめた上で臨むようにしましょう。

業界研究をマスターして内定に一歩近づこう!

業界研究で重要なのは ・業界全体を把握すること ・業界事情を詳しく調べる ・成長性と安定性を知ること の3つでした。

この記事で紹介した、様々な情報収集のやり方を参考に、納得して働きたいと思える業界を見つけ、就職後にミスマッチだったと後悔しないように業界研究に臨みましょう。

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