HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「やりがい」は就活の軸になります。
「やりがい」を就活の軸にするメリットは熱意をアピールできることと、他の学生と差別化できる自分だけの軸を作ることができることです。
一方で、伝え方によっては抽象的になってしまい、志望動機としてアピール材料にならないため注意が必要です。
はじめに
就活の軸は就活をする企業を選ぶうえで重要となる指針です。
やりたい仕事や興味のある業種や、やってみたい職種が絞り込めても、それをどの企業で行っていくのかを決めなくてはなりません。
数ある企業の中から入社したい企業を決めるうえで、基準となるのが就活の軸です。
就活の軸を「やりがい」にするのはアリなのか解説していきます。
【就活の軸にやりがい】就活の軸とは?
就活の軸は簡単にいえば、企業選びの基準となるものです。
たとえば、銀行に就職したいといっても、数多くの銀行があります。
就活では多くの企業にエントリーして面接を受けたりしますが、入社して働いていけるのは1社だけです。
これぞという本命の1社を選ぶための指針となるのが、就活の軸です。
たとえば、銀行の中でもメガバンクがいいといっても、3つあります。
その中から一つを選び出す基準が、就活の軸になります。
【就活の軸にやりがい】 やりがいは就活の軸にしていいの?
では、「やりがい」は就活の軸になるのでしょうか。
結論としてはなります。
なぜなら、就職すれば、40年あまりにわたる長い職業人生が続いていくことになります。
「やりがい」を感じられなければ、続けていくのは難しいのではないでしょうか。
企業としても成長しながら長く働いてくれる人はウエルカムですから、「やりがい」は十分に就活の軸になります。
「やりがい」を就活の軸にするうえで、確認しておきたいことを見ていきましょう。
【就活の軸にやりがい】企業に就活の軸を聞かれる理由
企業が就活の場で応募者の「就活の軸」について聞いてくる理由がいくつか存在するので、それぞれ解説します。
就活の軸は基本的には自分で決めるものではありますが、以下の企業の視点を理解した上で調整することで、企業からの印象が良くなり、内定への可能性が高まります。
もし考えたこともないという場合は、是非参考にしてみてください。
自己分析ができているか
まず、応募者が自己分析をどれだけ深く行っているかを確かめるためです。
就活の軸を確かめることで、応募者が自分自身の価値観や目指すキャリアについてしっかりと考え、理解しているかを見極めます。
例えば、応募者が「環境に配慮した企業で働きたい」と示した場合、その回答からどのような価値観を重視し、将来のキャリアにどのような意義を見出しているかを企業は評価します。
このような自己理解が明確であることは、企業文化との適合性を判断する上で重要な要素となります。
受けている企業に一貫性があるか
つぎに、応募者が受けている企業群に一貫性があるかを確認するためです。
この質問を通じて、求職者がどのような基準で企業選びをしているのか、その選択に筋道が通っているかを見極めます。
例えば、ある応募者が「技術革新を重視する企業で働きたい」という軸を持っている場合、その応募者が受けている企業がすべて技術指向の高い企業であれば、一貫性があります。
一方で、全く異なる業種や方針の企業も含まれている場合、その軸が曖昧であると判断されることがあります。
興味だけではいけない理由
その業界や企業に興味があるからという理由は決して悪いことではないですが、これだけを軸にするには注意が必要です。
興味だけで就活をしていると思われてしまうと、働くということについて本質が見えておらず、入社後にギャップを感じて離職してしまうのではと懸念されてしまいます。
また、実際の興味だけで入社した人は相対的に離職率が高いのです。
志望している根拠と自社との相関性
また、応募者が持つ志望動機の根拠と、それが自社とどのように相関しているかを理解するためという点も大きいです。
具体的な志望理由を持っている応募者は、入社後に明確な目標を持って取り組む傾向があるため、企業はそのような応募者を高く評価します。
例えば「なぜこの会社を選んだのか」という問いに対し「貴社のイノベーションへの取り組みに共感し、私の技術を活かして貢献したい」等のような回答は好印象です。
この相関関係を見て、企業は応募者が組織にうまく適合し、長期的に貢献できるかどうか評価します。
【就活の軸にやりがい】メリット
就活の軸は自分に合った企業選びのために役立つだけでなく、企業へのアピールとなる志望動機でも重要な鍵を握るものです。
そのため、志望動機でどのように「やりがい」をアピールしていくかが問題になります。
そこで、「やりがい」を就活の軸にするメリットを理解することが大切です。
メリットを生かした志望動機が、内定獲得のためのポイントになるからです。
企業の優先順位をつけることができる
「やりがい」を就活の軸に設定するメリットは、企業選びに一貫した基準を持てる点にあります。
この軸を定めることで、それぞれの企業が提供するやりがいの程度に注目し、自身にとって価値のある仕事がある企業を優先的に選ぶ基準が明確になります。
例えば、ある企業が技術革新に力を入れている場合、技術者としての挑戦と成長を求める応募者にとっては高いやりがいを感じる可能性があります。
このように「やりがい」を軸に設定することで、自分が本当に求めるキャリアに合った企業選びがスムーズになります。
熱意をアピールしやすい
志望した企業で働くことが「やりがい」につながるとアピールすることは、企業に対して熱意を伝えやすくなります。
まだ入社していないのに「やりがい」が感じられるはずと思ったということは、それだけ、企業の事業内容や仕事のスタイルを研究したり、実際に現場を見たり、OB訪問などを熱心にやっていないと分からないものです。
志望企業の具体的な仕事内容や場面を挙げて「やりがい」があるからとアピールできれば、熱意が伝わります。
たとえば、待遇などを意識してアピールする学生より、「この仕事にやりがいを持って働けるので、志望しました。
」という学生のほうが熱意があるとみてもらいやすいのがメリットです。
自分だけの軸を作ることができる
多くの応募者がいる中で選考を勝ち抜き、内定を得るためには、他とは違う印象を与えることもポイントになります。
どの学生を見ても同じような事しか言わないのでは、差別化ができず、選考にも残りにくいです。
この点、就活の軸として「社風」を挙げる方が少なくありません。
「社風」がいいから志望したというのは企業の魅力を理解しているというアピールにはなるものの、どの学生も同じアピールをすれば、この人材が欲しいという評価にはつながらないでしょう。
これに対して「やりがい」をどこに感じるかは、人によって着眼点が異なるはずです。
「社風」という同じ対象ではなく、自分だけの軸を作ることができるので、他の応募者と差別化できるのがメリットです。
やりがいで個性を伝えられる
また、自己の個性と人柄を効果的に伝えることができる点も魅力的です。
過去に感じたやりがいのある経験を共有することで、自分の価値観や情熱が何に向けられているのかを明確に示すことができます。
例えば、チームで重要な役割を担い、成功に導いた経験から「人と協力して成果を出すことに大きなやりがいを感じます」と示すと、協調性と目標達成への熱意を伝えることができます。
こうすることで、企業に自分の深い動機や職業に対する真剣な姿勢を感じさせることが可能になります。
【就活の軸にやりがい】デメリット
では、「やりがい」を就活の軸にするデメリットはどんな点でしょうか。
志望動機でデメリットの面を押し出してしまっては、「やりがい」が内定獲得につながるアピール材料になりません。
デメリットを理解したうえで、そうならないようにすることが大切です。
抽象的になることがある
注意したいのは「やりがい」は、しっかりとその企業の仕事のやり方などを理解しない限り、抽象的になってしまうことです。
たとえば、「銀行の仕事にやりがいを感じるから志望しました。」と言っても、「うちの銀行でなくてもいいのでは?」とか、「他の業界でもやりがいの感じる仕事はたくさんある。」と思われてしまいます。
また、「グローバルに活躍できる仕事にやりがいを感じるから。」といっても、どういう活躍にやりがいを感じるのか伝わりにくいです。
「やりがい」を感じられるか、感じられないかは、そもそも就職して実際に働いてみないと分かりません。
だからこそ、入社前の段階で具体的にどのような理由でやりがいを感じると思ったのか、具体的な内容を伝えるようにしましょう。
他の企業にも当てはまってしまう
「やりがい」を就活の軸に設定するデメリットの一つは、この基準だけでは多くの企業に当てはまってしまい、特定の企業への志望動機が弱く見えることがあります。
例えば、技術革新を求めるエンジニアが「最先端の技術に携わること」を最大のやりがいとする場合、この基準だけでは同様のビジネスモデルを持つ多数の企業が選択肢になり得ます。
その結果、「どの企業でも良いのでは?」と面接官に思われるリスクがあり、企業側から見た際に応募者の特定の企業への強い動機付けが感じられない可能性があります。
認識がずれている可能性がある
また、自分の期待と実際の業務内容との間に認識のずれがある場合があります。
例えば、自分が期待する「創造的な仕事」が、実際にはルーティンワークが中心の職場である可能性もあります。
このような認識のズレが明らかになった際、面接官は応募者の企業理解が不十分であると判断することがあります。
また、誤解を基にしたやりがいを志望動機として語ることで、「この企業には合わない」と見なされるリスクもあります。
したがって、やりがいを軸にする際は、事前にその企業の実際の業務内容や企業文化を詳しく調査することがコツです。
【就活の軸にやりがい】やりがいを感じる仕事とは
就活において「やりがい」を軸にすることは、自分が仕事を通じて感じる満足感や達成感を重視することです。
やりがいは個人によって異なりますが、主に影響力が強い仕事、人の役に立つ仕事、裁量権が大きい仕事などが挙げられます。
以下に、やりがいのある仕事の特徴を解説します。
影響力が強い
自分の仕事が社会に大きな影響を与えると感じられる職種では、やりがいを強く感じられます。
特にテレビ、SNS、広告業界など多くの人々に接触するメディアや情報発信の仕事は、反響や評価がすぐに実感できるため、やりがいの源となることが多いです。
自分の手がけたものが世間に与える影響を直に感じたい人には、社会的影響力の大きい仕事が向いています。
例えば、テレビプロデューサーはメディアコンテンツの方向性を決定し、政治家は政策を通じて国民に影響を与えます。
人の役に立つ
人々の生活や健康、成長をサポートすることにやりがいを感じる仕事も多くあります。
直接的に人の役に立ち、その感謝の言葉を聞くことができる職種では、よりやりがいが強く感じられることが多いです。
接客業や医療関係、サービス業はその典型です。
例えば、医師は患者の健康を改善し、カウンセラーはメンタルヘルスのサポートを行います。
また、教育者も、生徒や学生の成長に寄り添うことで、大きなやりがいを感じることができます。
裁量権が大きい
自分の判断で進められる仕事や、責任を持って取り組むことができる環境は、やりがいを強く感じさせる要素の一つです。
裁量権が大きい仕事では、任されたプロジェクトや業務に対して自分の意見や判断を反映でき、その結果も自分に直接返ってきます。
たとえば、研究者や大学教授は自らテーマを決めて研究を進め、クリエイティブディレクターはデザインやプロジェクトの方向性を主導します。
しかし、自由度が高い分、責任感や負担も大きくなるため、自己管理が必要です。
【就活の軸にやりがい】やりがいの考え方
就活の軸にやりがいを設定する前に、やりがいについてどう考えたらいいのかという点を詳しく解説します。
基本的に自分が何にやりがいを感じるかということは過去の原体験に紐づいて考えることが基本になり、その方法を説明するので参考にしてみてください。
一生懸命に取り組んだことを書き出す
「やりがい」を就活の軸に設定する際には、過去に情熱を注いで取り組んだ経験を振り返ることが有効です。
まず、自身が一生懸命になった活動を3つほど選び、それぞれに対する情熱の源泉を深掘りします。
例えば、学生時代にプロジェクトを成功に導いた経験、スポーツチームでの活躍、またはボランティア活動など、それに没頭した理由とその中で得たやりがいを具体的に書き出します。
これにより、「なぜそれに夢中になれたのか」を自問自答する過程を通じて、自己の本当のやりがいを見つけ出す手がかりになります。
嬉しかったことや楽しかったことを思い出す
また、過去に感じた喜びや楽しさからその糸口を見つける方法も効果的です。
具体的には、過去に経験した嬉しかった出来事や楽しかった活動を振り返り、それらの瞬間に共通する要素を探します。
例えば、チームプロジェクトで成功を収めた時の充実感や、誰かの役に立った時の喜びなど、様々な瞬間を思い出してみましょう。
これらの経験から、「人と協力して成果を出すこと」や「他者の問題解決に貢献すること」など、自分にとってのやりがいの源泉が明らかになる可能性があります。
こういった気づきは、志望する業界や企業を選ぶ際の重要な基準となり得ます。
きつくてもやり遂げた経験を思い出す
困難な状況を乗り越え、やり遂げた経験を振り返ることも非常に有益です。
例えば、厳しい練習を続けた部活動、忙しい時期に多くの責任を担ったアルバイト、困難な科目の勉強を克服した経験などが想定されます。
そして、これらすべてに共通しているのは、逆境の中での達成というものです。
これらの経験から「どのような状況でも諦めずに目標を達成すること」や「日々の小さな進歩を積み重ねて大きな成果を出すこと」にやりがいを感じていたことが分かります。
このような示唆は、どのような業務においても粘り強く取り組める自身の能力を示すものであり、面接で強調すべき重要なポイントです。
ない場合
やりがいを探す方法について解説してきましたが、それでも全く何も浮かばないという方もいると思います。
そんな時、「自分なんて」とマイナス思考に陥らず、どうすればいいのか前向きに考えるマインドを持つことが非常に重要です。
そのような場合は以下の記事が参考になるかと思うので、是非読んでみてください。
【就活の軸にやりがい】やりがいを軸にする際のポイント
自分にとっての「やりがい」が何であるかを明確にし、それをどう企業に伝えるかが重要です。
ここでは、やりがいを軸にする際に押さえておくべきポイントを紹介します。
これらのポイントをしっかりと理解し、自分の就活に役立てましょう。
自分の思う「やりがい」について明確にする
就活の軸として「やりがい」を掲げるためには、まず自分にとってのやりがいが何であるかを明確にすることが大切です。
やりがいの感じ方は人それぞれ異なり、同じ経験でも異なるやりがいを感じる場合があります。
例えば、成果を上げることにやりがいを感じる人もいれば、チームで協力して目標を達成することにやりがいを感じる人もいます。
そのため、これまでの経験を振り返り、どのような場面で自分が強くやりがいを感じたのかを深く考える必要があります。
志望先の何にやりがいを感じられるか考える
志望する企業の業務内容や社風が、自分にとってどのようなやりがいを提供してくれるのかを考えることが重要です。
自分が定義したやりがいが、その企業での仕事を通じて実現できるかを確認することで、ミスマッチを防ぐことができます。
また、企業に対して自分がどのような点でやりがいを感じるのかを具体的に伝えることも効果的です。
企業が提供するやりがいと自分のやりがいが一致していることをアピールすることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
なぜやりがいに重視しているのか伝える
やりがいを就活の軸にする理由を明確にすることも重要です。
自分がなぜやりがいを重視しているのか、その理由を過去の経験をもとに具体的に説明しましょう。
たとえば、過去にあるプロジェクトで困難を乗り越えた際に大きなやりがいを感じ、それが自分の成長につながったという経験がある場合、そのエピソードを交えて説明すると効果的です。
また、自分がやりがいを感じることができる環境で働くことで、長期的に企業に貢献できるという点を強調することで、より説得力のある志望動機を伝えることができます。
【就活の軸にやりがい】やりがいを軸にするときの注意点
就活の軸として「やりがい」を掲げることは重要ですが、注意しないと逆効果になる場合があります。
ここでは、「やりがい」を就活の軸とする際の注意点をまとめたので、これらを踏まえ、自分に合った軸をしっかりと構築してみてください。
抽象的にしない
「やりがいを感じるから」というような、抽象的で具体性に欠ける理由を軸にしてしまうと、説得力がなく、面接官には響かないことが多いです。
例えば、「人の役に立つことにやりがいを感じるから」といった理由は一見好ましいように思えますが、具体的にどのような場面で、どのように役立ちたいのかが説明されていなければ、相手には伝わりにくいものです。
具体的なエピソードを用いて、自分がどのようにやりがいを感じ、それがどのように仕事に活かされるのかを伝えることで、軸としての説得力が増します。
どこでも得られるやりがいは入れない
どこの企業でも得られるやりがいを志望動機として挙げることは、企業側にとって魅力に欠ける内容となってしまいます。
例えば、「仕事を通じて成長したい」という理由は、多くの企業で共通して得られるものですが、それだけでは志望先の企業に対する特別な関心が感じられません。
そのため、自分がその企業でしか感じられないやりがいや魅力に焦点を当てることが重要です。
このためには、事前に企業の特色や文化、業務内容を徹底的に調査し、その企業ならではのやりがいや魅力を見つけ出すことが必要です。
想像と違う仕事でも前向きに取り組めるか
やりがいを就活の軸にしている場合、面接官に対して「自分が想像していた仕事内容と違った場合でもやり遂げられるか?」という懸念を持たせる可能性があります。
特に、入社初期は業務に慣れず、思ったようにやりがいを感じられない場面があることも多いため、そこでモチベーションを保てるかどうかが疑問視されることがあります。
このような不安を面接官に与えないためには、事前に十分な企業分析を行い、業務内容を深く理解することが必要です。
そして、その企業でどのように自分が貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
また、やりがいを感じる場面が少ない初期段階でも、粘り強く取り組み続けられる姿勢を示すことで、長期的に活躍できる人材であることをアピールしましょう。
【就活の軸にやりがい】やりがいの例は?
ここからは就活の軸の「やりがい」として具体的にはどんな例があるのか、代表的なものを解説します。
どれも一般的なもので、他の就活生も使用する可能性はありますが、以下で解説するポイントを意識しながら軸に設定することで十分説得力のあるものになります。
社会貢献
就活の軸に「社会貢献」を設定することは、自分が行う仕事がどのように社会に影響を与えるかを重視することを意味します。
たとえば、環境問題への関心が高い場合、持続可能な製品を開発する企業やクリーンエネルギーに注力する会社に興味を持つかもしれません。
社会貢献を通じて具体的な価値を提供することにやりがいを感じる人には、このような軸は理想的です。
更に細かく知りたい方は以下の記事を参照してください。
社風
「社風」を重視することは、働く環境が自分の価値観に合致しているとモチベーションが上がるという意味合いで「やりがい」と繋がります。
例えば、自由な発想が求められる業務を望む人は、オープンで革新的な社風を持つ企業を選ぶことが多いです。
逆に、安定性を重んじる人は、伝統的な組織構造の企業が適しているかもしれません。
社風が自分の性格に合っていることを軸にすることで、長期的にやりがいを感じながら働ける職場を見つけることができます。
以下の記事で細かく解説しているので、参考にしてください。
成長
就活の軸に「成長」を設定することは、自己のスキルアップやキャリア発展を重視することを意味します。
例えば、自分が新しい技術を学び、専門性を高めたい場合、研修制度が充実している企業や、新しいプロジェクトに挑戦できる機会が多い企業を選ぶとマッチします。
このように、「成長」を軸にすることで、自己実現を目指し、長期的に職業的な満足を追求する場が得られます。
更に詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
【就活の軸にやりがい】やりがいを用いた例文
ここからは就活の軸として「やりがい」を用いた例文をいくつか紹介します。
それぞれ異なる「やりがい」にフォーカスした良い例文を紹介するので、是非参考にしてみてください。
人々の笑顔がやりがいな例文
私の就活の軸は、「人々を笑顔にする仕事」に関わることです。
大学時代に飲食店でのアルバイトを経験し、お客様の笑顔を見ることが何よりのやりがいと感じました。
特に忙しい時間帯でも、心を込めた接客を通じてお客様に感謝される瞬間は、大きな喜びと自信がつくきっかけとなりました。
そして、この経験から人の幸せに直接貢献できる仕事に就きたいと強く思うようになりました。
将来的には、このアルバイトで培ったコミュニケーション能力と人を思いやる心を活かし、より多くの人々に喜びを提供できる職に就くことが私の目標です。
そうすることで、社会に貢献し続けながら自分の成長も実現していきたいと考えています。
目標達成による成長やりがいな例文
「目標達成を通じて成長できる仕事」に従事することが私の就活の軸です。
大学時代、私は学生団体のプロジェクトリーダーとして、複数のイベントを成功に導きました。
目標を設定し、計画的にチームを動かす過程で多くの課題に直面しましたが、それを乗り越えた時の達成感と学びは計り知れません。
特に、限られたリソースの中で最大の成果を引き出す方法を見つけ出すことは、私にとって大きなやりがいであり、実質的なスキルアップにもつながりました。
今後も、私は目標を明確に設定し、それに向かって努力を重ねることで自己成長を遂げたいと考えています。
そのために、目標達成にコミットできる環境を持つ企業で働くことが、私のキャリアでの最大の望みです。
お客様からの感謝がやりがいな例文
私の就活の軸は、「お客様から直接感謝をいただける環境で働くこと」です。
過去にカフェでのアルバイトを通じて、お客様から直接「ありがとう」と言葉をいただく経験が多く、それが私の大きなやりがいとなりました。
この経験から、お客様に対してより良いサービスを提供するために、飲食に関する知識や接客スキルを深めることに情熱を注いできました。
今後も、お客様一人ひとりに合わせたサービスを提供し、彼らの期待を超えることで感謝の言葉をいただけるような職に就きたいと考えています。
そのためには、顧客満足度を重視し、個々のニーズに応じた対応が可能な企業での経験が不可欠であると感じています。
まとめ
就活の軸とは企業選びの指針になるものであり、「やりがい」は就活の軸になります。
「やりがい」を就活の軸にするメリットは熱意をアピールできることと、自分だけの軸を作ることで他の学生と差別化できる点にあります。
「やりがい」が抽象的になってしまうと志望動機としてアピール材料とならないため、具体的に企業のどこに「やりがい」を感じたのかを伝えるようにすることが大切です。