【就活の軸を年収にして大丈夫?】企業選びは給料で判断していい?メリットやデメリットも含めて詳しく解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活の軸を考えた時に年収が思いつく方もいると思いますが、調べる時には平均年収にだまされないようにしましょう。

会社の平気年齢や企業の業績によっては、平均年収まですぐにいかないこともあります。

年収を軸にすることでメリットも多いのですが、デメリットもありますので比べて考えるようにしましょう。

一番の理想は年収ももちろん軸にしながら、一緒にやりがいも軸に両立させることがポイントです。

働いてからもやりがいを感じつつ、高い年収を目指せます。

はじめに

仕事の内容よりも、人に自慢できるくらいの年収を稼ぎたいと思っている方もいるかもしれません。

お金を稼いで頑張りたいというのは十分モチベーションにはなりますが、長く働くことを考えた時に他のやりがいもあるといいでしょう。

こちらでは軸を年収にした時のメリットやデメリットも見ていきながら、どんなふうに軸を考えていけばいいかなどを紹介していきますのでぜひ作興にしてみてください。

【就活の軸を年収に】年収にしても大丈夫?

仕事のモチベーションとして高い給料や年収が大事だと考える人も多いため、就活の軸に年収を設定すること自体が絶対にダメというわけではありません。

企業を選ぶうえでの一つの選択肢としては良いでしょう。

ただし、就活の軸と志望動機は密接に関係しているため、志望動機を考える際に年収を軸にするのは難しい場合があります。

また、面接で年収を就活の軸として話すことは、企業側に悪い印象を与える可能性があるため避けるべきです。

できるだけ、他の価値観や目標を軸にすることをお勧めします。

就活の軸と企業選びの軸の違い

就活の軸と企業選びの軸の違いは、自分の働き方や価値観に基づく「何を重視して仕事をするか」「どんな企業で働きたいか」を考えることです。

就活の軸は、自分の仕事に対する姿勢や価値観に焦点を当て、「どう働きたいか」「何を重視したいか」を明確にするものです。

一方で、企業選びの軸は、その姿勢や価値観を実現できる企業を探す際に、どのような企業が自分に適しているかを考えるものです。

【就活の軸を年収に】年収も大事な企業選びのポイント

企業の情報を調べる時に仕事の内容と一緒に目に飛び込んでくるのは、年収がいくらいになっているかということではないでしょうか。

あまりさまざまな業界がある中で低いと分かると、興味のある仕事でも気持ちが進まなくなってくるかもしれません。

年収も企業を選ぶ際に大切なポイントになってくるのは間違いありません。

どのくらいの年収か見る際に、ポイントもあるので紹介します。

「平均」年収に騙されないようにしよう

平均年収を見てしまうと、その年収があたかも自分がはじめからもらえるお金に感じてしまうかもしれません。

あくまでそこの業界で働いている人の平均で、高い人もいれば低い人もいます。

さらにさまざまな業界をすべて一緒にした平均年収では、働こうと思っている業界によっては平均年収よりもはるかに低い場合もあります。

そこまで見えてこないと、まるで就職さえ決まれば絶対に自分がそのくらいのお金はもらえると見えてしまうかもしれません。

平均値と中央値でも差が出てきてきますし、あくまで目安にしかすぎないということは覚えておきましょう。

年収に魅力を感じ就活も成功させたのに、実際にはその年収にならずに辞めたくなる場合もあります。

全体的に年齢が高い企業ならすぐには稼げない

同じような20代や30代の人が多い職場の場合、若いうちから平均年収に書かれている金額まで稼げる可能性が十分にあります。

実力なども見ながら、20代の頃から稼げる職場の場合も多いです。

それに対して年齢が高い企業の場合は平均の年齢も上がってしまうので、初任給などは思った以上に低く、年収もそこまで行かない可能性もあります。

50代前後の方が多い職場の場合、そこまで働かないとある程度の金額を稼げないかもしれないのです。

よほど入社してすぐに誰もが納得するような実力を発揮し、ボーナスに反映してもらえるということがあれば別ですが、なかなかできる人はいません。

年収が一見高く見えても、平均年齢が高い世代が多い場合は期待しすぎないようにしましょう。

入った後のモチベは「給料」であることが多い

学生時代にも嫌なこと悔しいことがあったと思いますが、社会人になってからも順風満帆で進み定年を迎える人はまずいません

誰もが嫌な思いや辞めたくなるような出来事を乗り越えて働くのですが、この時仕事のモチベーションとなるのが給料になるケースは多いです。

もう辞めたいけれど、あと数か月でボーナスが出るとなればそこまでは頑張ろうと思えます。

ボーナスの存在がなければ嫌なことがあったらすぐ辞めていたかもしれないのに、給料が入ってくるということでもうひと踏ん張りしようという気持ちになるのです。

そしてボーナスの時期の頃には気持ちが前向きになっていて、意外とそこでは辞めずに頑張る方も多いです。

【就活の軸を年収に】年収で企業を選ぶメリット

どんなに頑張ってもほとんどお金に還元されないよりも、年収が多い方がモチベーションは上がります

やはりお金をもらうという意味で高いに越したことはないですし、自分の自由になるお金が多いと心に余裕も出ます

ここでは年収で企業を選ぶ時のメリットについて、詳しく紹介していきますので参考にしてみてください。

生活や将来への余裕が出る

お金があると普段の生活にも余裕が出てきますので、支払いのことでピリピリすることもなくなります。

さらに将来への余裕も出てきますので、何かあった時の貯金も無理なくできるのです。

万が一のことがあった時に使える保険なども、保証内容の充実した高いものに入ることができます。

いずれ一軒家やマンションなどの持ち家が欲しいと思っている時にも、ローンが通りやすくなります。

正直いざという時、結構お金で解決ができる場合がほとんどですので、年収が高い方が有利になる場面は多いでしょう。

さらに日々の食事なども身体にいい少し高い食材も買えますし、気分転換に旅行へでかけるのも予算を考えずに行きたいところへ行けます。

人に興味をもってもらいやすくなる

年収がある程度高いとなると、人に興味をもってもらいやすくなります

仕事の話や年収の話をするまではそこまで興味をもって話していなかった人が、高い年収を聞いた途端目の色を変えて話す人もいます。

男性の場合は年収が高いと、それだけでも女性にモテるというのはあるのです。

さらに類は友を呼ぶで、同じような人同士仲良くなる傾向が人にはあります。

ステータスが高いと、同じような人々に会うことができランクの高い話ができます。

その仲間からいい話を聞けたり、さらに同じようなステータスの高い人物との人脈が広がったりするのです。

しっかりとした仕事をしていて年収が高いと、どこに行っても一目置かれます。

モチベーションの維持ができる

年収で企業を選ぶメリットの一つは、モチベーションの維持がしやすい点です。

就職活動や働く過程では、困難な状況や挫折がつきものです。

インターンやOBOG訪問などで仕事の大変さを感じたり、選考が思うように進まなかったりすることもあります。

しかし、「年収が高い」という目標や報酬があることで、困難を乗り越えようとする意欲が高まり、頑張るための原動力になります。

また、働き始めた後も高い年収があれば、生活の安定感が増し、安心して仕事に集中できる環境が整います。

【就活の軸を年収に】年収で企業を選ぶデメリット

年収を軸にして企業を選び目標にしている金額をもらえることで、メリットがある反面デメリットもあります。

頭の中がお金ばかりになってしまうことで、入社してから後悔してしまう方も実は多くいるのです。

実際にはどんなデメリットもあるのか分かった上で、就活の軸を年収にするかどうか考えましょう。

こちらではどんなデメリットがあるのか、詳しく説明していきます。

労働時間が長くなり、激務になる可能性がある

ある程度の高収入になるということは、その分緊張感がずっと続くような仕事であったり、労働時間も長い可能性が考えられます。

年収もいいことで有名な企業では、残業がダメになった時も結局社員の人たちは仕事が終わらず自宅に持ち帰って残業していた事実もあります。

夜中になってもまだ終わらなくて帰れず、職場の仮眠室で少し寝て次の日もまた朝から働くということも出てくるかもしれません。

それでも若い頃は体力もありますし、踏ん張りがきく頃でもあります。

他にも年収が高くそれなりにお金をもらうということで、目に見える結果を強く求められる場合もあります。

毎日プレッシャーの中、利益を上げるため激務になる場合も想定しておくことが必要です。

働くことの目的がなくなる

実はまったく仕事の内容は興味がなく、ただお給料や年収だけにつられて入社した場合はあとから辛くなります。

働いてから任せられのも、自分が興味がないことばかりですのでその仕事の内容についてノルマを課せられたり追及されてしまったりすると嫌になります。

自信があることや好きだと思っていることの場合は、意外と難題のある仕事を任せられてもなんとかクリアしようと頭も動きますが、嫌なことの場合発想も出てこないので苦しい気持ちしかなくなるのです。

年収が高いということが軸だったはずなのに、実際に仕事をして大きく軸がブレることとなります。

今度は年収が低くてもいいから、自分が好きだと思える仕事がしたいと思ってしまうかもしれません。

企業を絞ることができない

年収を就活の軸として企業を選ぶ場合、希望年収を例えば1000万円に設定すると、業界や仕事内容がバラバラな企業が候補に上がり、企業を絞ることが難しくなります。

また、年収だけを基準にすると、仕事における満足感や職場環境など、他の重要な要素が見落とされる可能性もあります。

年収を基準とすることは大切ですが、それに依存せず、業界の特徴や自分の興味・関心などを考慮し、別の基準も設け、自分に合った企業選びができるようにすることが重要です。

【就活の軸を年収に】年収を言い換えてみよう

就活の軸を「年収」というのではなく、間接的に他の言い方に変換してみた例をいくつか紹介します。

また、それぞれの言い換えのメリットについても解説しているので是非参考にしてみてください。

キャリア成長を反映した職場

年収に直接言及するのではなく、キャリア全体の成長や努力に対する評価の重要性を強調する言い換えです。

これにより、金銭面だけでなく、長期的なキャリアの成果が評価される環境を求めている姿勢が伝わります。

つまり、単に高い収入を求めるのではなく、仕事を通じてスキルを磨き、その成果がきちんと反映される職場で働きたいという意図を示している点が良いポイントです。

成長を実感できる職場

こちらは、成長にフォーカスした言い換えです。

年収に直接触れず、仕事の内容とその成果が適切に評価されることを重視している点がポイントです。

この表現では、仕事を通じて自己成長を実感したいという意欲を強調しながらも、その結果としての評価や報酬が重要であることを示唆しています。

こうすることで、企業側に対しては、自己成長とその成果に見合った評価を求めていることが間接的に伝わり、前向きな印象を与えることができます。

これにより、仕事への熱意と努力が伝わり、結果的に年収に対する要求を自然に組み込んだ志望動機としてポジティブに受け取られる可能性が高くなります。

努力が評価される職場

年収に言及せず、個人の努力や成果が正当に評価される環境を求めることを伝える言い換えです。

自分の頑張りや成長がしっかりと報われる職場で働きたいという姿勢をアピールできます。

これにより、金銭面のみを求めるのではなく、成果に対する公平な評価や認知を求める自己成長意欲を示すことができます。

企業側には、仕事に対するモチベーションが高く、常に自己改善を意識しているポジティブな姿勢として伝わり、魅力的に感じてもらいやすくなります。

【就活の軸を年収に】年収にした時の伝え方のポイント

基本的に年収を就活の軸にすることは避けた方がいいですが、それでも軸に設定したいという方のために伝え方のポイントを解説します。

以下のポイントをしっかりと守れば大きなマイナスにはならない可能性もあるので参考にしてください。

仕事に対するやる気も伝える

綺麗事を言わなけば、正直年収は高いことにこしたことはありません。

大きなモチベーションにもなりますし、お金がいっぱいあると心にも余裕が出てきます。

しかし一緒に就活の軸として大切なのは、自分が心から打ち込める仕事かどうかも考えることです。

やりがいがある、さらにいいパフォーマンスをするために追及できる仕事の場合、多少辛いことがあってもそこに目がいきません。

さらに上を目指したいと思っているので、失敗から今度はどうしたらいいのかを学び心が次へとステップアップしていきます。

年収を軸にしながら同じくらいやりがいのある仕事も軸として、両立して考えるようにしましょう。

企業の視点からも考える

高い年収を提示している企業の視点に立って考えてみることが重要です。

企業は成長と成果を求めており、高い年収を提供することで優秀な人材を集めたいと考えています。

しかし、年収に惹かれて来るだけの応募者を求めているわけではなく、選考を通過するためには、自分がその年収に見合った価値を提供できることを示さなければなりません。

そのため、自分のスキルや実績を踏まえ、企業に対してどのように貢献できるかを具体的に示す必要があります。

自分の経験や成功事例を具体的に示すことで、年収に見合った貢献ができる人材であることを証明し、企業に対して自身の価値を明確にアピールすることが求められます。

企業に貢献できることを強調する

年収だけを強調すると、企業側に「お金だけが目的」という印象を与えてしまう可能性があります。

そこで、自分が企業にどのように貢献できるかをしっかりとアピールすることが重要です。

具体的には、自分のスキルや経験を活かし、企業の成長に貢献できる方法を述べると良いでしょう。

例えば、過去のプロジェクトでの成功体験や達成した成果を具体的に説明し、自分がどのように企業の発展に寄与できるかを伝えることで、自分の価値を示すことができます。

また、面接では自分の長期的なビジョンを示し、企業との共通の目標を持つ姿勢を示すことも大切で、これにより、企業からの信頼を得やすくなります。

まとめ

年収がよくお給料も高いということは、大きなやりがいでありモチベーションにつながります。

軸を考える際に年収にすることは悪いことではないですし、このことが働いてからも軸になる可能性は十分にあります。

しかし年収だけを見てまったく興味のない仕事をしてしまうと、自分が辛くなってしまい辞めたくなるかもしれません。

年収を軸にする際には、一緒にやりがいもセットで軸にしてあげるようにしてください。

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