HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動を始めると必要になるのが自己PRです。
採用担当者に評価される自己PRを書くためには、自分が学んできたことや取り組んできたことをわかりやすく、ポイントを押さえる必要があります。
特に、理系学生の採用では「理系ならではのアピール要素」を重視しているので、このポイントを押さえてまとめられるかどうかが選考で勝ち残るためのカギになるのです。
今回は、理系学生がアピールしていくべきポイントや、自己PRを作成するにあたって気をつけるべきポイントについて紹介していきます。
後半で例文も紹介していますので、実際に書くときの参考にしてみてください。
理系を強みに自己PRを作成したい人
自己PRに自信がない人
書類選考を突破したい人
理系を強みに自己PRを作成するメリット
理系を強みに自己PRを作成する際の注意点
理系研究室をエピソードに用いた自己PR例文
【理系研究室】自己PRとは?
自己PRを作成する前に、そもそも自己PRとは何なのかについて考えていきましょう。
自己PRとは、自分の強みをアピールするものです。
自分にはどのような強みがあり、そして、そのスキルを活かして、就職後にはどのように貢献するのかについて述べるのが自己PRです。
特に新卒採用において非常に重要なものであり、自己PRの質は就職の成否を大きく左右すると言えるでしょう。
自己PRと長所の違い
就活において、多くの就活生が混同してしまうものの中に自己PRと長所の違いがあります。
非常に似ているものなので間違えるのも無理はありませんが、この記事ではっきりさせておきましょう。
自己PRは企業に対して「どのような強みがあるか」「どう貢献できるか」を示すものです。
一方、長所は「どのような特性を持った人物か」を説明するものなので、性格などの人柄にフォーカスしています。
よって、長所の部分は、しっかりとした内容を書けるなら「優しい」などでも良いのです。
【理系研究室】自己PRを企業が求める理由
企業が就活生を自己PRを通して評価する際の基準としてにはさまざまなものがあります。
企業によって異なる部分も多いですが、下記の3つは、どの企業でも重視している点と言えるでしょう。
それぞれ把握し、質の高い自己PRを提出できるよう工夫しましょう。
ポテンシャル
企業は自己PRを通して、就活生のポテンシャルを確認したいと考えています。
自己PRを通して、「この人は採用した場合、どのように、どのくらい活躍してくれるか」を確認しているのです。
よって、可能な限り自己PRで挙げる強みは再現性があるものにしましょう。
その場限りの強みよりも、就職してからも仕事に応用の効く強みをアピールする方が、良い印象を与えられる可能性が高いです。
求める能力とマッチしているか確認するため
求める能力とマッチしている人材かどうかも、自己PRを通して企業が確認しているポイントの一つです。
企業が求めている人物像に当てはまり、入社後に活躍できるポテンシャルを秘めた人材であるかどうかは、就活において重視されるポイントです。
企業は自己PRを通して、マッチしている人材かどうかを見極めるために質問しているので、可能な限り「私や貴社にマッチしています」と暗に伝わる書き方をすると良いでしょう。
入社後のミスマッチを防ぐため
入社後のミスマッチを防ぐのも、企業が自己PRを重視する理由の一つです。
せっかく採用した学生が企業に合わない場合、活躍が期待できないだけでなく、早期離職してしまう可能性すらあるからです。
早い段階で学生が企業に合っているかを確認し、合っていない場合はあえて落とすことで、企業にとっても就活生にとっても最も負担の少ない形で終わらせようとしている、配慮のある企業もあります。
【理系】自己PRで研究室を題材にした例
自己PRにおいて、研究室を題材にする人は少なくありません。
ここからは、研究室での経験の中でも、特に良い印象を与えられる例を紹介していきます。
研究内容
研究を通じて、共同で取り組む協調性、目標達成のための継続力、そして複雑なデータから結論を導く分析力など、職場で求められるさまざまな能力を身につけることができます。
開発職や研究職など、大学時代の研究活動と類似した環境で働く場合に活用できるスキルです。
研究内容を自己PRの中心にすることで、どのように課題に取り組み、問題解決を図ってきたかを具体的に示すことができます。
共同研究の経験は、チームワークやコミュニケーション能力をアピールできますし、研究が長期間にわたる場合は、その過程で発揮される忍耐力や目標に対する工夫をアピールできます。
また、研究過程で得られたデータを分析し、論理的に結論を導き出す能力もアピールできると良いでしょう。
研究室の運営
研究室の運営経験はリーダーシップ、調整力、組織運営能力といった多くの企業で高く評価されるスキルをアピールできます。
学生自らが室長や役割分担を決め、授業運営や卒業研究のサポート、日常的な研究室の管理などを行う研究室もあります。
これにより、計画立案はコミュニケーション、タスクの割り当てや問題解決など、さまざまなスキルを身につけることができます。
また、学術的な研究や実験技術を身につけるだけでなく、組織の一員として、もしくはリーダーとしてチームを動かし、目標達成に導く能力を養うこともでき、アピールしやすいでしょう。
【理系研究室】自己PRはガクチカと被らない方がいい?
結論として、ガクチカと自己PRの内容は同じでも問題ありませんが、それぞれ別に述べるエピソードがあるならば、可能であれば分けた方が良いでしょう。
ガクチカと自己PRにおいてそれぞれの題材を話せるからであり、あなたがさまざまな取り組みや挑戦をしてきたことが伝わりやすくなります。
さまざまな人柄をアピールできるので、企業側にもあなたのことをより深く理解してもらえるでしょう。
【自己PRで研究室】理系を強みにするメリット
採用担当者が理系学生を評価するにあたっては、主に8つの項目を重視しています。
・PDCAを回す力
・データ分析/シミュレーション力
・仮説検証能力
・高い専門知識をもっている
・コミュニティでの能力や経験
・計画力
・粘り強さ
論理的思考やPDCAに対する理解と実行力は、研究や開発に従事するうえでもっとも基本となる力です。
また、データ分析やシミュレーションを適切に行い、仮説の検証を行う能力は、問題や改良点を探る過程で必要なスキルといえます。
そして、プロフェッショナルとして高い専門知識をもっていることは、責任をもって業務に取り組むために必要不可欠です。
具体的にどういったことがアピールにおいて求められているのか、それぞれを詳しく見ていきましょう。
論理的思考力
研究開発において、「一度作ったら終わり」という仕事は存在しません。
何事においても失敗を検証し、原因を追究して解決方法を探るというサイクルを繰り返して、実用に耐えうる製品を生み出しています。
このような業務においては、論理的に物事を考える力が重要となるのです。
理系学生は、日々自身の研究を通して「仮説の設定→実験→分析・検証→仮説の再設定」というサイクルを自然と行っています。
そのなかで培われた論理的思考は、企業においても活用できるスキルといえるでしょう。
また、研究室やチーム内の意見交流を通して思考を深めていることも、思考の論理性を見るうえで重要なポイントです。
チームでの取り組みを題材にする場合は、議論を通して得たこともふまえて文章にまとめたほうがよいでしょう。
PDCAを回す力
PDCAは企業活動における重要な考え方の1つです。
計画を立案し、スケジュールのとおりに実行し、適切な検証を行って原因を明らかにし、必要な改善を実施するという一連のサイクルは、研究開発だけでなく、あらゆる業務において適用されています。
採用選考においては、「これまでに苦労したことは何か、それをどのように克服したのか」という形で、問題解決のプロセスとともにチェックされることが多いこのスキルです。
研究やプロジェクトにおいて何が課題となっていたかを明らかにしたうえで、「仮説→実験→検証」の流れをふまえて説明することが、理系学生のアピール文の前提条件といっても過言ではありません。
サイクルの順序にそって行動を整理し、わかりやすく書くように心がけましょう。
データ分析・シミュレーション力
業務を進めるにあたっては、自分から検証や開発に必要となる情報を収集したり、実験で得られたデータを適切に分析したりすることを求められます。
したがって、採用選考においてもデータ分析の基本的な能力を有しているかどうかを評価ポイントの1つとしています。
理系学生の場合、課題実験や研究などを通して、情報の集め方や扱い方について学ぶ機会も多くあるでしょう。
そして参考文献や類似研究の調査、実験データの分析といった経験から、情報収集能力やそこからデータを分析する力が身についているはずです。
自己PRにおいては、こういった経験を題材にしながら、データ分析の能力を具体的にアピールしていくことが効果的といえるでしょう。
仮説検証能力
意味のある研究成果をあげるためには、適切な仮説を立て、検証を進める能力が必要です。
実務でも同様に、設定したゴールに向かって必要な検証実験を行い、得られた結果を考察する力が重要視されています。
理系学生の場合、研究のなかでテーマに対する仮説を立て、実験を行って得られたデータをもとに考察を進める経験もしています。
したがって、自然と仮説検証の能力も身についているはずです。
自己PRにおいては、「立てた仮説をどのように検証し、どんな考察が得られたのか」という一連の過程を明確にしましょう。
結果の良し悪しで結論づけるのではなく、「検証と考察をどう進め、改善やつぎの仮説につながる要素をどのように考察したか」をアピールすることが、選考の評価につながります。
高い専門知識をもっている
理系学生のもつ専門性は、業務における即戦力としての基本能力に直結する大事な要素です。
特に専攻のテーマや分野と志望先の事業内容が重なる場合、採用担当者はその分野においてどの程度の知識をもっているかを見て評価します。
したがって、自己PRにおいては自分が専門分野に対する高い知識をもっているとアピールしたほうがよいでしょう。
ただし、「専門家にしか意味の伝わらない文章を書いてはいけない」という点は気をつけなければいけません。
実際の業務では、専門知識をもっていない顧客や取引相手に対して、自社の製品や研究を説明する場面は数多くあります。
専門用語はできる限り使わず、その分野を知らない方にとって難しいと感じる現象や理論については補足説明を入れるなど、わかりやすい文章を心がけて書きましょう。
コミュニティでの能力や経験
企業活動はチームワークそのものであり、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」という言葉があるように、常日ごろから情報共有や伝達の能力を求められています。
そのため、企業採用者も応募してきた学生はコミュニティで活動できる能力があるかどうか、しっかりとチェックを行っています。
理系学生の場合は、研究を通して培われたコミュニケーションの能力や経験をアピールするとよいでしょう。
上司にあたる教授がおり、チームとして研究に取り組む仲間がいる研究室は、仕事の疑似環境といっても過言ではありません。
したがって、研究に取り組むなかでコミュニティにおける能力や経験も自然と身についているでしょう。
進捗状況や発生した問題をどのように共有したか、教授や仲間から得られた助言をどう研究に反映していったのかを具体的に書きましょう。
計画力
理系研究室での研究活動は、計画力を養う絶好の環境です。
研究では、短期的なタスクから長期的な目標まで、段階的に計画を立てる必要があります。
たとえば、実験のスケジュールを組む際には、事前準備にかかる時間や各プロセスの所要時間、さらに結果分析に必要な期間を見積もり、それに基づいて全体の流れを構築します。
これには、効率的に進めるための柔軟性や予測能力も求められます。
さらに、計画通りに物事が進まない場合も多く、その際に計画を見直し、次のステップを迅速に決定する力も重要です。
実験の失敗や予期せぬトラブルを経験しながら、最適な方法を模索し、目標を達成するための調整力を身につけます。
このような計画力は、社会に出てからのプロジェクト管理やチームリーダーとしての役割にも活かせます。
粘り強さ
理系研究室での活動は、粘り強さを鍛える場でもあります。
研究では、仮説を立てて検証を行うプロセスを繰り返しますが、結果が必ずしも予想通りに進むわけではありません。
失敗や想定外のデータに直面した際に、その原因を追究し、再び挑戦する力が求められます。こうした経験を重ねることで、どんな状況でも諦めずに努力を続ける粘り強さが身につきます。
例えば、実験が何度も失敗したとしても、その原因を冷静に分析し、新たなアプローチを考えることで問題を解決した経験は、多くの研究者が持つ共通のエピソードです。
このような経験を通じて、逆境に立ち向かう精神力と問題解決能力を鍛えます。
また、目標達成のために試行錯誤を繰り返す姿勢は、仕事においても困難を乗り越える原動力となります。
【理系研究室】自己PRのおすすめ構成方法
自己PRの構成には定番のものが存在しているので、把握しておけばどのような企業を受ける際にも活用できます。
研究室の経験以外の自己PRをアピールする際にも活用できるので、ぜひ覚えて活用してください。
結論(自分の強み)
まずは自分の強みについて述べていきましょう。
ここにおけるポイントとして、強みをオリジナリティのある言い方に直すことが挙げられます。
可能な限り、オリジナリティのある言い方で伝えるようにしましょう。
例えば「明るい」とアピールすると、他の就活生に埋もれてしまい、なかなか差別化を図ることができません。
そこで「周囲の雰囲気を察知した上で、適切に空気を和ませる明るさ」などと簡潔に述べることが重要です。
「私の強みは研究で培った分析力です。」のように簡潔に述べましょう。
これにより、あなたの明るさがより相手に伝わりやすくなるでしょう。
根拠(強みの裏付けとなるエピソード)
あなたの強みがどのようなものであるのか説明できたら、続いてはその強みを実際に発揮したエピソードを用いて強みの理由を説明する必要があります。
「私は、大学で〇〇の研究を行っています。その過程で〇〇という問題が起こり、失敗を繰り返していました。しかし、この課題に対して要因を仮定し、検証を繰り返すことで次の段階へと研究を進めることが出来ました。」のように述べましょう。
どのようなエピソードでも問題はありませんが、強みを発揮して課題を解決したエピソードを述べられると良いでしょう。
また、エピソードを複数述べてしまうと文字数が足りなくなってしまい、いずれの説明も中途半端に終わってしまうので、エピソードは一つに絞りましょう。
展望(仕事での活かし方)
続いて、あなたのその強みをどのような場面で活かせるのかについてわかりやすく説明していきましょう。
「研究室での経験から身につけた分析力を活かし、御社の研究のさらなる進展に貢献したいです。」のように述べると良いです。
当然ながら、企業は採用した場合、活躍してくれる人材を優先して採用する傾向にあります。
あなたが学生時代に発揮した強みが、就職後はどのように機能するのかについて説明していきましょう。
可能な限り、企業の業務内容に沿った説明をすれば、企業研究をしっかり行っていることも伝わりやすいので、ぜひ工夫してみましょう。
さらに詳しい自己PRの書き方を知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
【理系研究室】自己PR作成時のポイント
続いて、ここからは自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介していきます。
ここまでの内容だけでも、十分質の高い自己PRを作成することはできますが、よりクオリティを追求したい方はぜひ参考にしてください。
再現性のある強みを選択
伝えたいことを明確にする
エピソードを1つに絞る
1文を短くして論理的な構成に!
再現性のある強みを選択
再現性のある強みを選択することが、自己PRを作成するにあたっては非常に重要です。
あなたが就活後、どのように活躍できるかを企業は確認しています。
よって、一度きりの強みではなく、就職してからも活用できる強みを述べることが大切です。
再現性のある強みを選択し、仕事への活かし方と繋げましょう。
伝えたいことを明確にする
伝えたいことをあらかじめ明確にするのも、就活を行う上で非常に重要であると言えます。
例えば、「私の強みは論理的思考力です。
」と結論で述べているにもかかわらず、その後のエピソードが論理的思考力とはあまり関係のないものであった場合、根拠になっていません。
自分が伝えたいことは何なのか、一度しっかりと考えてから作成することが重要なのです。
自己PRが完成したら、「このエピソードで自分の強みは説明できているのか?」を考えてみましょう。
エピソードを1つに絞る
エピソードを1つに絞るのも、自己PRを作成する上で非常に重要なポイントの一つです。
記事によっては「複数のエピソードを話しましょう」と説いているところもありますが、これは間違いと断言して良いでしょう。
確かに、文字数の指定が1000文字以上など、極端に多い場合は文字数を稼ぐためにも、2つ以上エピソードを述べることがあります。
しかし、一般的な200から400文字程度の自己PRなら、その必要はありません。
むしろ1つに絞らないと、文字数が足りず、いずれも中途半端な説明に終わってしまうため、1つに絞ることをおすすめします。
1文を短くして論理的な構成に!
1文を短くして論理的な構成にすることも、自己PRを作成する上で非常に重要です。
企業の採用担当者は1日に何本もの自己PRや志望動機、ガクチカを読むので、文章を読むこと自体にも疲れています。
よって、読みやすさで合否をつけられることもあります。
1文が長いと、横に伸びるイメージを与えてしまい、構成が理解しにくいです。
そこで、1文は50〜70文字にすることで縦に落ちるイメージを作り、読みやすくしましょう。
【研究室】理系で自己PRを作成する時の注意点
理系学生が自己PRを作成したときにやりがちな失敗として、「自分の研究実績を並べただけのアピールを書く」や「専門用語を使った難しい文章にする」などがあげられます。
こういった内容の自己PRは、採用担当者が読んだ際に「何を言いたいのかわからない」となってしまい、評価は低くなってしまいます。
せっかくアピールできる実績があるのに、書き方の悪さが原因で採用選考を落とされてしまっては元も子もありません。
良くない自己PRを書いてしまわないよう、あとの章で例文を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
研究業績のみを書かない
専門用語を使いすぎない
企業研究が抽象的
研究業績のみを書かない
研究職を目指している学生に多いのが、自身の研究実績のみを並べて書いただけの自己PRを書いてしまうケースです。
「自分には素晴らしい実績がある」とアピールしたい気持ちはわかりますが、ただ取り組んだテーマを書かれただけの文章を見せられても、その学生がどのような能力をもっているのか見極めることはできません。
また、企業が重視するのは業績の評価ではなく、研究や活動に対する取り組み方やその過程のあり方です。
採用担当者も個々の業績の大きさではなく、「どのようなことを考え、何を行って目標の達成につなげていったのか」という取り組みのプロセスをチェックしています。
そのため、研究に関係する内容を自己PRに起こす場合は、結果を得るまでの過程を大切にして述べたほうがよいでしょう。
専門用語を使いすぎない
自身が専攻している分野に関係する企業を志望先に選んでいる学生には、学術的な用語やその分野特有のキーワードを多用して自己PRを作成する人が多くいます。
しかし、その文章を読む相手が同じ分野に精通した採用担当者とは限りません。
多くの企業では、書類選考や一次面接を人事部や総務部の社員が担当しています。
また、面接を担当する研究・開発系部署のスタッフも、学生の専攻している分野と専門が一致するとは限りません。
こういった「その分野の専門家ではない方」が読むことを前提に、専門用語をできるだけ使わない理解しやすい言葉を心がけましょう。
また、研究内容を説明するうえで専門用語を使わなければならない場合には、一般の方にも通じるようなたとえや補足の説明をつけるとよいでしょう。
企業研究が抽象的
自分が大学にて行っていた研究と同じ分野の研究を行う企業を受ける場合は、自己PRの内容を多少マニアックかつ具体的にしても良いでしょう。
これにより、あなたがどのような研究を、どのくらいのレベルで行っていたかが伝わります。
研究内容そのものがアピールできるのです。
自分の強みや人柄にも焦点を当てつつ、同時に研究内容もアピールできるような内容を具体的に書いていきましょう。
【理系研究室】専攻別の自己PR例文集
自己PRは就職活動において、自分の強みや経験を企業に効果的に伝える重要な場面です。
特に理系学生は、研究や学問を通じて得たスキルや知識をどのように仕事に応用できるかを具体的に説明することが求められます。
ここでは、土木工学、環境科学、数学の各分野での研究経験や強みを活かした自己PR例文をご紹介します。
それぞれ異なる視点やエピソードを通じて、自身の特長をどのように伝えるかの参考にしてください。
物理学系×例文
化学系×例文
生物学系×例文
機械工学系×例文
情報工学系×例文
土木工学系×例文
環境科学系×例文
数学系×例文
<h3>物理学系
私の強みは、課題を多角的に分析し、解決策を導き出す論理的思考力です。
大学院では素粒子の相互作用を研究する中で、計算結果に整合性がない問題に直面しました。
解決に向けて複数の仮説を立て、関連する文献を広く調査しながら検証を重ねました。
また、既存ツールの改良や新たなアルゴリズムの開発にも挑戦し、問題解決に成功しました。
この経験を通じて、根気強く論理を積み上げる姿勢と課題に適応する力を培いました。
さらに、研究中にはプレゼンテーションを通じて自分の仮説や結果を他者に伝える力も磨きました。
議論を重ねる中で異なる視点を取り入れる重要性を理解し、柔軟性も身につけました。
御社ではこのスキルを活かし、新製品開発や次世代技術の研究に貢献し、現実的な成果を創出する一助となりたいと考えています。
化学系
私の強みは、失敗を恐れず新しいアプローチを模索する柔軟な発想力です。
有機合成化学の研究では、複雑な分子構造を生成する過程で収率が低いという問題に直面しました。
文献調査や先行研究の分析を通じて、新しい触媒条件を提案し、収率を従来の2倍に向上させることに成功しました。
また、このプロセスでは試行錯誤を重ねる中で、チームメンバーと協力しながら実験を進める重要性も学びました。
さらに、研究成果を学内外で発表し、専門家からのフィードバックを得ることで、より精緻な方法論を確立する経験を積みました。
これにより、単なる実験の繰り返しではなく、研究の目的を意識した創造的なアプローチを身につけました。
今後はこの柔軟な発想力と分析力を活かし、御社の研究開発プロジェクトにおいて新しい価値を生み出したいと考えています。
<h3>生物学系
自分の強みは、データ解析能力とチーム内での調整力です。
大学院の研究では、タンパク質の発現データを解析するプロジェクトに取り組みました。
膨大なデータセットを扱いながら、複数の条件での比較を行う必要がありましたが、チーム全員の役割を明確に分担することで効率を向上させました。
定期的な進捗確認やデータ整理の工夫を取り入れた結果、実験の再現性が大幅に向上しました。
この経験から、科学的根拠に基づいた精密な解析を行うスキルだけでなく、チームで協力し目標を達成する力を養うことができました。
さらに、学外で開催されたワークショップに参加し、他分野の研究者とも議論を交わしました。
これにより、自分の研究を広い視野で捉え、異分野の視点を取り入れる柔軟な姿勢を身につけました。
御社では、これらの経験を活かし、主に研究プロジェクトの成功に貢献したいです。
<h3>機械工学系
私の強みは、現場の課題を技術的に解決する実践力です。
私は産業用ロボットの制御システムの研究に取り組み、動作が不安定になる問題に直面しました。
原因を追求するため、制御アルゴリズムだけでなく、ハードウェア設計の視点からも検証を行いました。
新たな手法を提案し、実験を繰り返すことで課題を解決し、動作の安定化に成功しました。
この経験を通じ、理論と実践を組み合わせた課題解決能力を高めることができました。
さらに、学会発表を通じて自分の研究成果を効果的に伝えるプレゼンテーション力を磨きました。
また、フィードバックを受ける中で、自分の研究内容を分かりやすく説明する力も身につけました。
御社のプロジェクトでは、これらの経験を活かし、現場での実用性を重視した製品開発を支援していきたいと考えています。
<h3>情報工学系
私の強みは、新しい視点から課題に取り組む柔軟な発想力です。
画像認識技術の研究において、従来のモデルでは対応できないデータ特性に直面しました。
この課題を解決するため、既存のアルゴリズムを見直し、独自の特徴抽出手法を設計しました。
結果として、認識精度を10%以上向上させる成果を挙げ、研究成果を学会で発表しました。
この経験を通じて、問題の本質を見極め、柔軟に解決策を模索する力が培われました。
さらに、研究ではプログラムの効率化にも注力し、システム全体の処理速度を向上させる工夫をしました。
このように、技術を活用した解決策だけでなく、実際の運用段階での最適化も意識して取り組んでいます。
御社のAIプロジェクトにおいても、高度なデータ解析スキルと発想力を活かし、新たな価値を創出する一助になりたいです。
<h3>土木工学系
私の強みは、現実の問題に対応する実践的な設計力です。
耐震設計に関する研究では、従来モデルが現実の地震波形を再現できない問題に直面しました。
私は問題を分析し、新たな解析手法を提案し、複数の地震データを用いたシミュレーションを実施しました。
結果として、より現実的なモデルを構築することができ、研究成果を発表する機会も得ました。
さらに、モデルの精度向上を目的に追加検証を行い、実用化に向けた改良も進めました。
この経験から、理論的な知識を現場のニーズに応じて応用する力を高めることができ、研究を進める中で得られた成果を社会に還元することの重要性を学びました。
また、地域の防災訓練に参加し、住民の声を聞く機会を得たことで、研究が現場の課題解決に役立つことの意義を深く理解しました。 御社のプロジェクトでは、この経験を活かし、持続可能なインフラ設計や都市防災計画に貢献したいと考えています。
<h3>環境化学系
私の強みは、環境データを基にした実践的な提案を行う能力です。
私は温室効果ガス削減をテーマに、複数の削減シナリオを比較するシミュレーション研究を行いました。
膨大なデータを分析した結果、最適な削減案を提案し、それが自治体の気候政策に採用されました。
さらに、研究の過程で政策の経済的影響も考慮し、費用対効果を重視した提案を作成しました。
研究を通じて、データに基づく論理的な判断力と、社会に役立つ提案を行うスキルを磨きました。
また、研究過程では自治体や企業との連携も行い、現場の声を反映させた実践的な成果を目指しました。
研究結果を地域住民向けのセミナーで発表し、環境意識向上にも寄与できたことは貴重な経験でした。
御社の環境事業では、これまでの経験を基に新しい価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していきたいです。
<h3>数学系
私の強みは、複雑な問題を数理モデルで解決する応用力です。
私は物流コスト削減を目指した研究で、最適化アルゴリズムを構築しました。
現場から得られたニーズを基に設計を進め、従来の手法と比較して効率性を20%以上向上させる成果を上げました。
さらに、シミュレーション結果を用いて現場の運用フロー全体を再設計する提案を行い、現場担当者との協力を通じて実現可能性を検証しました。
この経験を通じて、理論的な分析を現実の課題に適用する能力と、実務に即した提案力を養いました。
また、成果を基にシミュレーションの精度をさらに高める研究も進め、モデルの信頼性を向上させました。
研究の成果を学会で発表し、他分野の専門家からの意見を得たことで視野が広がり、課題解決における柔軟な対応力も身につけました。
御社では、このスキルを活かし、業務の効率化や新規プロジェクトの立ち上げに貢献したいと考えています。
【理系研究室】強み別の自己PR例文集
ここまで、理系学生の採用選考においてどのようなポイントが評価されるのか、どういったことに注意して書けばよいのかを紹介してきました。
では、実際に自己PRを作成する場合、具体的にどういった文章を書けばよいのでしょうか。
扱う実績や専攻している分野によっても内容は変わりますが、今回は「理系研究室エピソードを用いた自己PRの例文を10個ご紹介いたします。実際に執筆する際の参考にしてください。
1: 例文×粘り強さ
2: 例文×チャレンジ精神
3: 例文×困難に立ち向かう力
4: 例文×問題解決力
5: 例文×チームワーク
6: 例文×計画力
7: 例文×技術力
8: 例文×想像力
9: 例文×リーダーシップ
10: 例文×適応力
1: 例文×粘り強さ
私の強みは、「目標達成への粘り強さ」です。
現在大学の研究で二次元画像を用いたコンピュータの自己学習について研究を行っています。
この研究では、人間や動物などの写真をコンピュータに分析させ、被写体の形や色を学習させ、指示と一致する写真を選ばせるのが目標です。
大量のデータを学習に使うプログラムに取り組んだのははじめての経験だったので、研究の序盤は挑戦と失敗の連続でした。
そこで私は、個別の処理ごとにプログラムを実装し、動作の検証をしました。
その結果、学習させたデータをもとに、人間が選んだネームタグと同じ種類の写真を選ばせるプログラムが完成したのです。
この経験から、困難や不安に直面した際は、原因となっているものを分析し、それぞれにどう対処すればよいか考えるくせがつきました。
複雑な問題であっても、一つひとつの原因を片づけていけば必ず解決できるとわかり、難しい課題に取り組んでいける自信をつけられたと思っています。
貴社に入社後は、アプリケーション開発に従事したいと考えています。
困難を分割して片づけるという考え方を大事にしながら、製品開発に粘り強く取り組み、貴社の利益に貢献したいです。(491字)
2: 例文×チャレンジ精神
私の最大の強みは、前例のない挑戦に対する強い行動力です。
大学時代、私は顔画像の印象評価とそれに伴う生体反応に関する研究を行っていました。
この研究テーマは心理学的な側面を含み、私の所属していた研究室では初めて取り組む分野でした。
この研究を進めるにあたり、私は心理学の分野における学会への参加や、この専門分野の研究者との積極的な交流を通じて必要な知見を得ました。
これらの努力により、研究室での新たな道を切り拓くことができ、研究を無事に終えることができました。
この経験から、未知の領域にも果敢に挑戦し、必要な知識やスキルを身につけることで、困難を乗り越えることができるという自信を深めました。
貴社においても、この「前例のないことに挑戦する行動力」を活かし、新規事業の創出や未開拓市場への進出など、貴社の成長に貢献できると確信しています。(365字)
3: 例文×困難に立ち向かう力
私の強みは、「困難な状況を経験しても、自分を成長させるきっかけだととらえて乗り越えられること」です。
大学2年次から3年次にかけて、同じ研究室の学生と共同で二足歩行ロボットの制作に取り組みました。
私が担当したのは、下半身のフレームの構造設計です。
しかし、設計ソフトのうえでは正しく動くのに、実際にパーツを合わせると問題が発生するのは日常茶飯事でした。
ときには一から設計をやり直して、結局徒労に終わってしまう日もあったのです。
それでも私は、想定と違ったことが目の前で起きる度にワクワクしていました。
「つぎはもっとよいものが設計できるはずだ」と考えるくせをつけて、失敗をプラス方向に受け止めていたからです。
この経験を通して、「失敗することを恐れず、つぎの挑戦のきっかけにできる人はどこまでも取り組み続けられる」という考えが身につきました。
貴社に入社後は「どんな困難に遭遇しても、成長のきっかけにできる研究職」として活躍します。
以上から、私の強みは「困難な状況を経験しても、自分を成長させるきっかけだととらえて乗り越えられること」です。(464字)
4: 例文×問題解決力
私は研究室で触媒開発に取り組み、化学反応効率を向上させる研究を進めました。
特に、従来の反応が20%の効率改善に留まっていた課題に直面し、忍耐強くデータ解析を繰り返しました。
その結果、新しい触媒構造を設計し、反応効率を30%向上させることに成功しました。
この成果を発表した際には、業界から高い評価を受け、さらなる研究の可能性を示すことができました。
問題解決の鍵は、課題を多角的に分析し、理論と実験を繰り返す地道なプロセスにありました。
仮説を立て、それを検証するための実験を実行する中で、未解決の部分を次のステップに活かしました。
この経験を通じて、難しい課題にも諦めずに取り組む力と、継続的に結果を出すスキルを培いました。
貴社でも、自分の問題解決力を活かし、新たな技術の課題に挑みたいです。
特に製品開発やプロセスの最適化といった領域で、現状の課題を打破し、具体的な成果をもたらす貢献がしたいです。(396字)
5: 例文×チームワーク
大学時代、AIを活用した画像解析プロジェクトに参加し、チームで協力して成果を上げました。
チームの役割分担を明確にしつつ、互いに情報を共有し、スムーズな作業進行を目指しました。
特に、アルゴリズムの実装過程では、メンバー間の意見交換を積極的に行い、新しい視点を取り入れることで、予定よりも2週間早く目標を達成しました。
プロジェクトでは、コミュニケーションを密に取り、メンバー全員が意見を出しやすい雰囲気作りを心掛けました。
その結果、個々の力が発揮され、全体の効率が向上しました。この経験を通じて、協力することで成果を最大化するチームワークの大切さを
学びました。
貴社のように多様な人材が集まる環境で、自分の連携力を活かし、組織全体の成功に寄与したいです。
異なる背景やスキルを持つ方々と協力しながら、新たな価値を創造していきたいと考えています。(368字)
6: 例文×計画力
研究室では、短期間で多くのデータを収集し、学会発表までこぎつけた経験があります。研究テーマは新しい材料の特性評価で、限られた期間内に精度の高い結果を求められました。
私はまず、全体のスケジュールを詳細に策定し、作業内容を段階ごとに細分化しました。
その結果、予定通りに研究を進め、学会発表で成果を発表することができました。
この過程では、計画を立てるだけでなく、進行状況に応じて柔軟に調整する力も求められました。
予期せぬトラブルが発生した際には、優先順位を見直し、効率的にタスクを処理する工夫を行いました。
この経験から、目標達成に向けた計画力と適応力を磨くことができました。
貴社でプロジェクトを推進する際にも、この計画力を活かして、目標を着実に達成するサポートをしたいと考えています。 限られたリソースを最大限活用し、成果に結びつけるプロセスを仕事でも構築していきたいです。(383字)
7: 例文×技術力
私は機械学習を用いた画像認識アルゴリズムの研究に取り組み、その精度を15%向上させた経験があります。
研究の中で、データ前処理や特徴量の抽出に新しい手法を取り入れた結果、これまでのモデルよりも優れた結果を得ることができました。
この成果は論文として発表し、同分野の研究者からも高い評価を得ました。
この取り組みでは、最先端の技術文献を参考にしながら、独自のアイデアを実装しました。
また、精度向上のためのパラメータ調整を繰り返すことで、最適な結果に到達しました。
この過程で培った技術力は、常に改善を目指す姿勢の重要性を実感する経験となりました。
貴社では、この技術力を活かして先端的な製品やサービスの開発に貢献したいと考えています。
新たな課題にも果敢に挑戦し、チームとともに具体的な成果を創出していきたいです。(350字)
8: 例文×想像力
私は研究室で測定装置の改良に取り組み、研究効率を30%向上させた経験があります。
当初、既存の装置では計測精度が不足しており、実験結果にばらつきが見られたため、その構造を見直す提案を行いました。
新しい設計案では、計測の安定性を高めるために独自のアイデアを取り入れた結果、効率とデータの信頼性が大幅に向上しました。
この成果は、課題解決のために多角的な視点を活かし、既存の方法にとらわれない発想で取り組んだ結果です。
特に、新しい構造案を考える際には、従来のアプローチだけでなく、他分野の技術を参考にして独創的な設計を生み出しました。
さらに、装置の試作段階では、細部まで注意を払い、実験環境に最適化する努力を続けました。
この経験を通じて、想像力を実践的な成果につなげるスキルを養うことができました。
貴社では、この想像力を発揮し、新製品の開発に携わりたいと考えています。
市場のニーズに応じた独自の解決策を提案し、企業価値を向上させる一翼を担いたいです。(421字)
9: 例文×リーダーシップ
私は学内の研究プロジェクトでリーダーを務め、メンバー全員の意見を取り入れつつ、プロジェクトを成功に導いた経験があります。
特に、進捗管理を徹底することで、各メンバーが円滑に作業を進められる体制を整えました。その結果、プロジェクトを期限内に完成させ、クオリティの高い成果を発表することができました。
リーダーとして重視したのは、メンバーの得意分野を見極め、それぞれが最大限に力を発揮できる環境を作ることでした。
また、プロジェクト全体の目標を共有するために定期的にミーティングを行い、意見交換の場を設けることで、チーム全体の一体感を高めました。
さらに、問題が発生した際には、解決策を迅速に導き出すために、柔軟かつ冷静な対応を心掛けました。
この経験を通じて、組織をまとめる力と、目標に向けて効率的に行動する重要性を学びました。
貴社では、このリーダーシップを活かし、チームの結束力を高め、プロジェクトを成功に導きたいと考えています。(410字)
10: 例文×適応力
私は研究室配属後、未経験の分野で研究を進めることになりましたが、短期間で必要な知識を習得し、成果を上げた経験があります。
この分野では全くの初心者でしたが、参考文献を徹底的に読み込むと同時に、専門家からのアドバイスを積極的に取り入れました。
その結果、研究テーマに必要なスキルを効率よく習得し、有意義なデータを取得することができました。
この過程では、適応力と柔軟な思考が求められ、新たな知識を吸収するだけでなく、それを実践に活かすための応用力を磨くことができました。
また、未知の領域での研究に取り組む中で、課題に対する探究心や粘り強さも身に付けました。
これにより、他の分野にも挑戦できる自信を得ることができました。
貴社では、この適応力を活かし、多様なプロジェクトや新規事業に貢献したいと考えています。
新しい環境や未知の分野であっても迅速に知識を吸収し、チームの一員として成果を生み出す役割を果たしたいです。(401字)
【理系研究室で自己PR】まとめ
今回は理系学生が自己PRを作るにあたって意識したいアピールポイントと、陥りがちな失敗について紹介してきました。
採用担当者は、理系学生のもつ専門知識や論理性が即戦力にできるかどうかをチェックしています。
したがって、研究や学業に絡めた題材から、取り組みのプロセスを通して得た能力や思考方法をアピールする文章が効果的といえるでしょう。
企業への就職はあくまでスタートラインに過ぎません。
志望先に入社したあと、自分自身の強みをどう業務に活かしていくのかまでイメージしながら、相手が魅力に感じる自己PRを作りましょう。