エントリーシートでリーダーシップをうまくアピールしたい就活生のみなさんに向けて、エントリーシートの自己PRでリーダーシップをアピールするにはどうすればよいか?を解説しています。
自己PRでリーダーシップを推し出したい
就活ではエントリーシート(ES)を提出する機会があります。
その際に定番の設問となっているのが「自己PR」。
自分自身の強みを企業にアピールし、評価してもらうことで、内定へと近づくことができます。
学生時代の経験の中から、推し出したいポイントを考えます。
今回の記事は、エントリーシートの自己PRで「リーダーシップ」をアピールしたい学生に向けて、ポイントを解説します。
学生時代に培ったリーダーシップをアピールしたい。
でも人事にどうアピールするべきかわからない方は必見です。
リーダーシップとは
ビジネスにおいて非常に重要とされるリーダーシップ。
よく耳にする言葉ですが、リーダーシップとは具体的にどのような能力を指しているのでしょうか。
リーダーシップとは、以下の3つのことを行う力を指します。
チームの方向性を示すこと
リーダーは常に先頭に立ち続ける存在。
強いチームは方向性がはっきりしており、メンバーが一体となって目標に向かい、各々の役割が明確です。
チームの方向性を決めることはリーダーシップにおいて大切です。
重要な意思決定を下せること
リーダーは時として、大きな決断を迫られます。
リーダーシップを発揮して、周りの意見に耳を傾けながらも、大きな影響を及ぼす意思決定を下す必要があります。
他者を巻き込んで成果を出すこと
リーダーシップは、チームでの活動が前提にあります。
一人では難しいことでも、他者と共に目指すことで、より大きな成果を生み出すことがあります。
チームメンバーの力を最大限に引き出して、チームを目標達成に導くこともリーダーシップの大きな役割です。
リーダーシップとは「リーダー」という役職を指すものでもありません。
役職としてのリーダー経験はなくても、 自ら率先してチームを引っ張り成果を導けるならば、立派にリーダーシップを発揮した経験として自己PRすることができます。
エントリーシートでアピールするときのポイント
次に、エントリーシートでリーダーシップをアピールするポイントを紹介します。
「自分で判断を下し、チームで成果を出した経験」を伝える
リーダーシップをテーマに自己PRを書く際には、「自分で判断を下し、成果を出した経験」を選んで具体的に書くようにしましょう。
そこで大事なのは「リーダーとしてチームの方向性にどのような決断を下し、その結果どのような成果を出したのか」です。
具体的な経験談を出しながら話すことで、企業担当者も入社後に「あなたがどんなポジションで活躍してくれるか」明確にイメージできます。
自分で決断を下し、それに対してどんな結果が出たのかを的確にわかりやすく伝えることができるだけでも十分な自己PRとなります。
お店のシフトを作ったり、アルバイトの管轄をおこない、リーダーとして常にみんなの模範になるような行動をしてお店の売り上げアップに貢献しました。
また、新人には適切な指導をおこない、私が担当したアルバイト社員は、まだ誰もやめていません。
アルバイトという枠組を超えてお店のためにどう貢献するかを常に考えることでリーダーシップの大切さを学び、それを経験として感じることもできました。
周りのアルバイトさんからも「リーダーのおかげで仕事を覚えることができたし、リーダーの取り組む姿勢を見てやる気が上がった」という声ももらいました。
このようなリーダーシップを御社でも貢献して生かしたいと思っています。
飲食店でアルバイトリーダーを担当しており、主にアルバイト50人の管理をしていました。
日頃からコミュニケーションをとることで急な体調不良での欠勤などにも事前に把握していたアルバイトさんとの日程調整をおこない、その場の状況に応じてうまく対応することができました。
普段から「みんなでカバーしよう」と呼びかけており、お店が困った時には全員が助けあうという気持ちが芽生えていたおかげであると思います。
また、常日頃からアルバイトからの意見を汲み取り、それを社員へと提案することをおこない私発案の新しいインセンティブ制度の導入もおこなわれました。
リーダーシップの強さをいかして貴社でも貢献していきます。
<改善ポイント> 改善例を見てわかるように、NG例では「リーダーシップを任されていました」という表現だと採用担当者からすると自己PRには感じません。
改善例のように「私はリーダーシップが取れる人間です」と言い切ることアピールをしましょう。
また、文中になるべく具体的な数字を出すことで見る人からすると、よりイメージが湧いてきます。
起承転結を意識した文章で相手に読みやすい文章を心がけましょう。
「他者に与えた影響・出した成果」を具体的に書く
リーダーシップをアピールする際には「自分の働きかけで他者に与えた影響・出した成果」を具体的に書くようにしましょう。
企業の採用担当者は、あなたのリーダーシップにも期待はしていますが、実際にその周りにいる人にどのような影響を与えたのかを知りたいのが本音です。
いくら統率力が強いといっても、それが空回りしてチームがうまくいかなければ、それはリーダーシップとは呼べません。
また、他者に影響を与えた結果、成果はどうなったのかも記します。
いくら過程が良くてもビジネスでは「結果」が大切です。
結果を出し切れる人材なのかも重要な判断材料になります。
学生時代には、サッカー部でキャプテンをしていました。
キャプテンとして、チームの立て直しを図るためにコミュニケーションを多く取りました。
コミュニケーションを多くとることでチームは同じ方向を目指すようになり、一人一人が主体的に部活動を取り組むようになりました。
一人一人が主体的に取り組むようになって私もリーダーとして嬉しい気持ちになりました。
その結果、創部以来最高の結果を残すことができました。
あの時コミュニケーションを多くとったことで、チームは再び復活することができました。
部活動で活かしたリーダーシップを貴社でも、存分に発揮していきたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。
学生時代には、サッカー部に所属しキャプテンをしていました。
私は、途中からキャプテンを任されたので、まずはチームの立て直しを図るべく一人一人とのコミュニケーションを多く取りました。
同学年・後輩にも一対一で面談を行いそれぞれの目標や、部活内でどんな役割をしたいかなどの意見を汲み取りました。
それぞれにあったポジションや役割を与えることで、チーム全体が主体的に取り組むようになりチームは同じ方向性に向くことができました。
その結果、創部以来最高の成績を残すことができました。
部活動で活かしたリーダーシップを貴社でも仕事で存分に発揮していきたいと考えております。
<改善ポイント> NG例を見てみると「リーダーシップ」を強みとして伝えたいのに「コミュニケーション能力の高さ」を伝える結果として文章が成り立っています。
また、具体的にどんなことをしてチームの立て直しに成功したのかの内容が薄く、これでは面接時に「具体的にどんなことをしたのですか?」と突っ込まれる可能性があります。
改善例では「一人一人とのコミュニケーションをとるために面談をした」と記載されていますので、「相手の気持ちに寄り添い一緒に問題を考えることができる」とイメージすることができます。
改善例のように「何を伝えたいのか」を意識して記入するようにしてみてください。
リーダーシップをエントリーシートで活かすために
エントリーシートの自己PRでリーダーシップをアピールする際に、押さえておくべきポイントは以下の通りです。
リーダーシップのある人材は、どの業界・企業でも評価されます。
企業から求められる資質をもっているのであれば、選考を突破する鍵となるのは相手への伝え方になります。
ポイントを押さえて、ES選考を突破しましょう。
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