インフラ業界の業界研究がしたい!仕事内容や将来性について詳しく解説! 

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はじめに

就職活動を始めると、まずは業界研究を始めるという方が多くいらっしゃいます。

自分がどの業界で働きたいかを考える前に、まずはそれぞれの業界がどのような業務を行っているのかを理解することは重要なことです。

特定の物を作るメーカー業界や、日本の経済を動かして利益を得る金融業界など、世の中には多くの業界が存在していますが、生活の基盤を支えるインフラ業界に興味を持っているという方も少なくありません。

そこで今回は、私たちの生活に深く関わっているインフラ業界について詳しく解説します。

【インフラ業界の業界研究】インフラ業界とは

就職活動をしている方であれば、一度は「インフラ」という言葉を聞いたことがあるはずです。

しかし、その言葉の意味を正確に説明することができる人は少ないのではないでしょうか。

インフラとは、英語のinfrastructureを略した言葉で、簡単に言うと「下部構造」を意味します。

下部構造と言われても、あまりピンと来ない方もいらっしゃると思います。

わかりやすく説明すると、インフラは、私たちの日々の生活や身の回りを支えてくれるような設備や施設のことを指しています。

インフラの仕事が俗に「なくならない仕事」と言われることもあるように、インフラは、私たちにとって必要不可欠な存在であり、生活になくてはならない基盤のようなものです。

インフラ業界の業種

インフラ業界についておおまかに説明しましたが、インフラは具体的にどのように私たちの生活に関わり、支えているのでしょうか。

それについて説明する前に、まずはインフラ業界がどのような業種に分かれているのかを解説していきます。

インフラ業界の仕事は非常に幅広く、1つの業界の中でも業種が細かく分かれているのです。

インフラ業界の業種は、大きく4つに分けることができます。

ここからは、各業種の業務内容について細かく解説していきます。

生活

まずは生活インフラというものがあります。

生活インフラは、ゴミ処理場や上下水道などで、生活の基盤となっています。

これらは、暮らしやすい環境を維持するために、重要な役割を担っているということができるでしょう。

また、テレビやラジオなどの放送系、電話やインターネットのような通信系も例として挙げられます。

インターネットが当たり前の存在になっている現代において、特に通信環境の維持は生活に欠かせないものと言えるでしょう。

エネルギー

次はエネルギーインフラを見ていきましょう。

エネルギーインフラは、電力・ガス・石油など複数に分かれており、これらは特に私たち国民の生活に密に関わっています。

私たちが日常で当たり前のように利用している電力を作るために行う発電や、各家庭に向けた都市ガスの供給は非常に重要です。

また、自動車や飛行機の動力源となる石油は、日本国内にはほとんどなく、サウジアラビアなどの中東の国々から輸入する必要があります。

このような国々から石油などの燃料を調達するのも、エネルギーインフラの重要な役目のひとつです。

交通

鉄道やバスといった公共交通機関などの交通インフラも重要な役割を果たしています。

現在、日本の交通機関は非常に発達しており、経済や物流の発展に大きく影響を与えています。

地域によって異なるものの、鉄道やバスなどの公共交通機関をほぼ毎日使っているという方も珍しくありません。

さらに、トンネルや橋梁も設置や整備も交通インフラの業種のひとつです。

このように、交通インフラは、人や物の移動を円滑にするために重要な役目を持っているということができます。

空間

最後にご紹介するのは空間インフラです。

これは、これまでに解説した他のインフラ業界の業種の中でも、比較的イメージが湧きにくいのではないでしょうか。

この空間インフラは、主に公共施設や湾岸施設の管理や運営がメインの仕事となります。

たとえば、河川の沿岸部に設置される貯水施設や、橋、堤防などが挙げられます。

これらは、川の氾濫等を防ぐ役割を果たし、私たちの生活をより安全に、そしてより快適にするために役立っています。

【インフラ業界の業界研究】インフラ業界の将来性

就職するからには、安定していて倒産のリスクが少ない会社を選びたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

インフラ業界の会社は、そのような方の就職先としてとてもおすすめです。

インフラ業界は公共性が高いため、会社として安定していることが大きな特徴ということができます。

また、インフラ業界の仕事は私たちのライフラインを支えているため、災害や大きな問題が起こった際にも日本政府から援助してもらえます。

そのため、仕事に関しても非常に安定しているのです。

今後、経済の発展や技術の進歩によって失われてしまう仕事は多いと予想されていますが、インフラ業界の行っている仕事は需要がなくなることがないため、非常に安定性が高い業界と言われています。

【インフラ業界の業界研究】インフラ業界の主な仕事

ここまでインフラ業界の概要を細かく解説しました。

インフラ業界の業種は、主に生活・エネルギー・交通・空間の4つに分けることができます。

それぞれが私たちの生活に密接に関わっており、重要な役割を果たしています。

さらに、インフラは私たちの生活になくてはならない存在であり、将来性がある業界と言われることも珍しくありません。

それでは、インフラ業界の企業では具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

ここからは、そのような企業を4つに分けて解説していきます。

水道・電気・ガスの供給

インフラ業界では、私たちの生活に欠かすことのできないライフラインの供給を行っています。

具体的には、水道・電気・ガスの供給のことです。

これらはまるで当たり前のように日常生活の中で使えていますが、インフラ業界で働く人たちのおかげで私たちはこれらを使用することができているということを忘れてはいけません。

これらの供給がストップしてしまうと、私たちは生活することができないと言っても過言ではないのです。

このように、水道・電気・ガスの供給は私たちの生活に直結する仕事であるため、些細な問題も見逃すことができません。

毎日さまざまな人が各種システムのチェックを行い、滞りなく供給できるよう努めているため、インフラ業界の中でも非常に大きな責任が伴う仕事と言えるでしょう。

鉄道整備

通勤・通学のために多くの人が利用する鉄道関係の整備も大事な仕事のひとつです。

現在は交通が非常に発達しており、毎日鉄道を利用して遠くまで通勤・通学をしている人が多くいます。

そのため、鉄道に危険が伴ってはいけません。

また、世界的に見ても、日本の電車は時刻表通りに来ることで有名です。

このような安全で正確な運行のために、緻密な運行計画を立てたり、日々保守点検や設備の管理を行ったりしている人がいるのです。

彼らは一人でも多くの方に安心して電車を利用してもらえるよう、朝早くから夜遅くまで仕事をしています。

そのおかげで、私たちは快適に鉄道を利用することができています。

このように、私たちの交通の便を支えているのもインフラ業界であるということができるでしょう。

航空整備

陸の交通だけではなく、空の交通である航空も見逃してはいけません。

航空機を飛ばすためには、航空機の牽引車や空港で使用される機材の提供なども重要な役割を果たしています。

これらの管理や整備がしっかりとされているおかげで、私たちは簡単に海外に行くことができるようになりました。

また、昔に比べ、現在は安い値段で航空機に乗ることができるのも嬉しいポイントです。

そして、航空機は人の行き来だけではなく、国際間で行われる輸出や輸入のために使う貨物輸送にも使用されています。

国家にとっても航空は重要な役割を果たしており、貿易などのビジネスに欠かせない存在です。

そのため、航空関係の仕事も非常に重要性が高いと言えるでしょう。

インターネット

インターネット環境の構築や整備も、インフラ業界で行う仕事のひとつとして位置付けられています。

今や、日本に限らず多くの国でスマートフォンやパソコンが使用されています。

さらに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの学校や会社でオンライン化が進みました。

このような社会において、スムーズなインターネット環境は欠かせない存在です。

インフラ業界では、スマートフォンなどのクライアント端末、web上のサービスの展開に必要なサーバ・メディアコンバータ・ルータなどのネットワーク機器を扱っており、これらの設計と構築・運用等を担っています。

今後、インフラ業界におけるインターネット関係の仕事は需要の拡大が見込まれるため、将来性があると言えるでしょう。

【インフラ業界の業界研究】インフラ業界の年収

就職活動をしていると、どうしても気になるのは年収です。

実際のデータをもとに、インフラ業界の会社の年収はどれくらいなのか、見ていきましょう。

厚生労働省の調査によると、インフラ業界で働いている人は現在70万人を超えています。

そして、その平均年収は600万円を超えています。

国税庁の調査によると、令和2年の日本人の平均年収は約433万円です。

この平均と比較してみると、やや高くはなっていますが、標準的な水準ということができるでしょう。

インフラ業界は安定性が高く、かつ標準的な水準、あるいはそれ以上の額の給料をもらうことができるのです。

倒産の危険性がある他の業界と比較すると、インフラ業界はとても魅力的な業界と言えるでしょう。

【インフラ業界の業界研究】インフラ業界に向いている人

就職活動を始めたとき、「自己分析から行った」という方も多いのではないでしょうか。

自己分析とは、就活における自分の強みを知るために、自分の性格の特徴や価値観を分析して把握することです。

自分のことについてよく知ることで、どのような業界の仕事が自分に向いているのかを考えやすくなります。

そこで、実際にインフラ業界にはどのような人が向いているのか詳しく解説していきますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

社会貢献がしたい人

インフラ業界に向いているのは、社会貢献がしたいと考えている人です。

インフラは、私たち国民の生活に直接関係しており、生活を支えている重要な基盤です。

個人の生活の基盤が安定することで、社会全体の幸福度や安定性の向上につながります。

そのため、インフラ業界で仕事をすることは、社会貢献に大きくつながるのです。

そして、多くの人々の生活を直接支える仕事をすることになるので、大きなやりがいを感じることができるでしょう。

インフラ業界の仕事は、多いにやりがいを感じることができ、日々のモチベーションにつながりやすいです。

そのため、ガスや電気、鉄道などインフラ業界の会社は、仕事にやりがいを求める人に特におすすめの就職先と言えます。

専門的なスキルを身につけたい人

次に、専門的なスキルを身につけたい人もインフラ業界に向いていると言えます。

インフラ業界で働くと、普段の生活で役に立つような専門的なスキルを身につけることができるのです。

イメージが湧きにくいかもしれませんが、たとえばインフラ業界の仕事では、運営側の観点から、建物やサービスの設計から管理までに幅広く携わることができます。

そのため、他の業界では身につけることができないような各業種の専門的な知識やスキルを身につけることができるのです。

このようなスキルは、転職だけではなく日常生活で活用できることもあるでしょう。

専門的なスキルを日常生活でも活かしたいと考えている人には、インフラ業界は非常におすすめの業界です。

残業したくない人

インフラ業界は、特定の時間までにあらかじめ決められた仕事を終わらせることが求められるため、残業の機会はあまり多くありません。

業務内容や将来性が非常に安定していることにより、このような特徴が見られるのでしょう。

そのため、仕事で残業をしたくないという人にもインフラ業界の仕事はおすすめです。

プライベートの時間が削られるほどに忙しい業界も多くありますが、インフラ業界ではそのような心配はほとんどありません。

家族や友人との時間や、自分の趣味のために時間を割くことができる企業がほとんどです。

そのため、インフラ業界は、ワークライフバランスを重視している人や、仕事とプライベートのどちらも両立させたい人にも非常におすすめです。

【インフラ業界の業界研究】入社するために

世の中には数多くの職種・業界がありますが、インフラ業界は将来性が安定しており、プライベートも充実しやすいため魅力的な業界です。

しかし、インフラ業界を志望すると決めた後、どのようなことを意識すれば入社できるのでしょうか。

業界によって、採用されやすい人の特徴はそれぞれ異なります。

実際に企業にエントリーする前に、その特徴を知っておくことにより、今後の選考が有利になります。

ここからは、インフラ業界に入社するためにどのようにしたら良いのか、詳しく解説していきます。

受かる志望動機を作る

企業にエントリーする際、必ずと言っていいほど求められるのが志望動機です。

そのため、どの企業においても受かる志望動機を作っておくことがとても重要と言えるでしょう。

面接でも聞かれることがほとんどのため、事前に志望動機を綿密に考えておく必要があります。

自らの過去の経験や経歴を絡めるなどの工夫をすると、受かりやすい志望動機に近づくと言われています。

また、逆に言えば、志望動機さえしっかりとしていれば就職活動で落とされる可能性が大幅に減るのです。

インフラ業界独自の理由

面接では、なぜ自分がインフラ業界を志望しているのかを伝えることが求められます。

このとき、自分の過去の経験や身につけているスキルを絡めながら伝えるのがコツで、これによって内定に近づけるようになります。

また、他のどの業界でもなく、インフラ業界が良いという熱意を伝えることも重要です。

面接官に「他の業界でも通じるのでは?」と思われないような、インフラ業界独自の志望動機を考えましょう。

たとえば、仕事に自分のスキルを活かしたいということや、インフラ業界ならではのやりがいを求めていることが伝わるような理由を考えると良いでしょう。

もちろん、「安定しているから」「給料が高いから」というような理由を伝えるのは控えましょう。

企業独自の理由

インフラ業界独自の理由に加えて、選考を受ける企業独自の志望動機を考えておく必要があります。

そのためには、その企業でしかできないことや特徴を事前にしっかりと調べておくことが重要です。

面接は、事前の準備が合否を分けると言っても過言ではありません。

志望している企業のホームページはもちろん、多くの企業が用意している就職活動用サイトなどからも志望している企業の情報を得ることができます。

また、業界の志望動機と同様、自分の経験やスキルと絡めて話すことを忘れないようにしてください。

自分なりのエピソードを具体的かつ簡潔に伝えると、企業からの評価が高くなります。

インフラ業界の企業ならどこでも良いというわけではないことを面接の場でしっかりと伝え、自分の熱意をアピールしましょう。

資格がなくても目指せる!

インフラ業界の企業に就職したいけど、特別な資格やスキルを持っていないため、不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、インフラ業界は特別な資格やスキルがなくても目指すことができる業界です。

なぜなら、実際に入社して仕事を経験していく中で覚えていくことが多く、入社後の姿勢が重要とされているからです。

そのため、入社してからの努力・継続性が重要になってきます。

インフラ業界の企業に就職することができたとしても、入社をゴールだと思わずに、積極的にスキルや知識を身につけることを心がけましょう。

仮に就業中に資格を取る必要が出てきたとしても、日頃の仕事に熱心に取り組んでいれば勉強がスムーズに進むはずです。

まとめ

今回は、インフラ業界の仕事内容や将来性について詳しく解説しました。

これまでに知らなかったインフラ業界の一面を知ることができたのではないでしょうか。

インフラ業界は、社会貢献度が高く、仕事内容も安定しているため、非常におすすめの就職先です。

さらに、プライベートを充実させることができる点も魅力的です。

これまでインフラ業界について詳しく知らなかったという方も、ぜひインフラ業界の企業への就職を候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

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