HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は通常、ESにおいては300文字から500文字の間で求められることが多いです。
そのため、200文字はガクチカとして比較的少ない方です。
企業側が就活生にガクチカを求める際、指定文字数によって、評価したいポイントや意図が異なるため、しっかりその意図を理解した上で、人事からのお墨付きをもらえるようなガクチカを作成しましょう!
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【ガクチカ200字】学生時代に力を入れたこと
「ガクチカ」とは学生時代に力を入れた活動や経験のことを指し、就職活動においてはその過程や取り組みの質が重要視されます。
勿論成果や結果も評価されますが、企業はどのようなプロセスを経てその成果に至ったか、どのような課題に直面し、それをどのように乗り越えたかを詳しく知りたがります。
したがって、面接で深掘りされることが多いため、詳細に答えられるように準備することが重要なポイントとなります。
ガクチカも自己PRも両方、過去の経験を伝えつつ、自分の強みも伝える、という部分で似ていますね。そのため、自己PRを書くときに「ガクチカと同じになっちゃた!」となる就活生も少なくないはずです。
ガクチカは、学生時代という直近の経験の中でどんなことに注力して何を学んだのか・学べる人材なのか、を評価しており、企業側が「仕事への取り組み方を想像したい」という思いの上で問われています。
自己PRは、自分の強みや長所を評価しており、企業側が「職種へのマッチングを図りたい」という思いの上で問われています。
自己PRやガクチカ以外にも企業側が就活生に聞く質問や項目には、必ず何かしらの意図があります。
意図を汲み取らないと的外れな回答をしてしまうため、ガクチカで高評価をもらうためには、この自己PRとガクチカの違いを知っておいてください。
【ガクチカ200字】企業の意図
まずは学生時代に力を入れたことについて200文字で述べるというなかなか難しい問題を課してくる理由について考えていきましょう。
企業はどのようなことを考えて、200文字という少ない文字数で自分のことをアピールしろと言っているのでしょうか。
大きく分けて4つのポイントがあるので確認していきましょう。
・文章をまとめる能力を見たい
・学生の性格を知りたい
・課題への向き合い方を知りたい
・深堀したい
文章をまとめる能力を見たい
まず企業が「学生時代に力を入れたことについて200文字で書け」という課題を課してくる理由について、「文章をまとめる能力が見たい」と考えている可能性が非常に高いです。
社会人になると、物事を論理的に説明できる能力は非常に重要になります。
例えば、営業職では取引先の企業にメールを送ることも多いです。
そのほかにも仕事において文章を書くことは意外と多く、文章力が求められます。
そこでその能力があるか、また、限られた文字の中で自分をアピールできる能力があるかどうかについても考えているのです。
学生の性格を知りたい
就職活動において、学生と企業が関わる場面はあまり多くありません。
せいぜい面接の回数は数回程度で、そのあとは懇親会などもありますが、内定を出すまでに関われる機会はたった数回です。
残りは志望動機と自己PRなど、文章だけになってしまいます。
そこで学生時代にどのようなことに力を入れたのかを確認することで、学生がどのような性格なのかについて確認することができます。
企業は学生時代に力を入れたことを聞くことを通して、どういった人材なのかを見極めているので、しっかりと自分の性格が伝わるような文章を書くことが大切です。
課題への向き合い方を知りたい
ガクチカを聞くことを通して、企業は学生の課題への向き合い方を知りたいと考えています。
ガクチカの経験から、企業での業務に対してどのように取り組むのかについて確認しているのです。
例えば、「入社後、業務にどのように取り組むのか」と「どのようなことに、どのように取り組んできたのか」には共通している部分が多いです。
仕事というものは、定期的に課題が発生し、それを解決することで進んでいくものです。
よって、課題から逃げない人、課題に向き合い、解決するためにはどうすれば良いかを考えている人材を探しています。
常に課題に取り組み、解決を目指して取り組める人材であるということが伝わるような書き方をすることが大切です。
深掘りしたい
企業が200字のガクチカを求める主な目的は、エントリーシート(ES)や履歴書において応募者の経験や能力を簡潔に理解し、面接での深掘りにつなげるためです。
200字という限られた文字数で、応募者がどのように自己の経験を表現し、重要なポイントを効果的に伝えられるかという点を特に見ています。
採用担当者は日々多くの応募書類に目を通していますし、端的にまとめるスキルは実務でも大切なスキルなので、この点は意識してガクチカを書くようにして下さい。
【ガクチカ200字】テーマの決め方
ここからは学生時代に力を入れたことを作成するにあたって行っておきたい事前準備について詳しく紹介しておきます。
下記の3点をしっかりと行っておけば、より企業の採用担当者に良い印象を与えられるガクチカを作成できるので、確認していきましょう。
自己分析をする
就職活動を始めるにあたって、自己分析を行うことは非常に大切です。
志望動機や自己PRを作成する際にも当然ながら役に立つものですし、何より自分の今後のキャリアをどうしていくのが正しいのかについて考えることもできます。
自分がどのような業界に向いているのか、どのようなスキルがあるのか、そして学生時代に何に力を入れたのかについて考えることができます。
意外と、目指していた業界に自分は向いておらず、想像もしていなかった仕事にぴったりの人材であることが発覚するかもしれません。
過去の経験からその時の感情や行動したことが詳細に思い出されますし、より具体的なガクチカを作成できるので、必ず自己分析を行ってから諸々の書類を作成するようにしましょう。
企業分析をする
企業分析をすることも非常に大切です。
企業分析をすることで企業がどのような人材を求めているのかを詳しく知ることができ、それに合わせて文章を作成していくことができます。
例えばあなたが学生時代に力を入れたことが3つある場合、その中でも最も企業が求めている人材を養成するために必要な経験に近いものを選ぶことができれば、より良い印象を与えることができるでしょう。
企業の業務内容や事業内容を理解しておくことでガクチカに要素として取り入れられる可能性が高く、しっかり対策をしている就活生であると考えられる可能性が高いので、是非とも盛り込んでおきたいところです。
ガクチカのテーマを決定する
ガクチカを作成する前の事前準備として、自己分析や他己分析を通じて自己の強み、弱み、興味、価値観を深く理解したら、具体的なテーマを決める作業に移行します。
そして、このテーマを選ぶ際の観点や基準について理解した上で準備を進めることが非常に重要なポイントなので、以下で6つのチェック観点を解説します。
選んだエピソードがこれらの要素を総合的に網羅しているかを確認し、説得力のあるガクチカを作成してください。
まず、自己の経験が単なる成果の列挙ではなく、その過程を詳細に書けるかどうかを確認することが重要です。
例えば、「3ヶ月アメリカへ留学に行った」という事実だけではなく、留学を決めた動機、目標達成のための具体的な行動、それによって得た学びを明確に書く事が大切です。
企業は単に成果を挙げた事実よりも、チャレンジへの取り組み方や困難への対応、学びをどのように自身の成長につなげたかを見ています。
よって、過程を具体的で説得力のある内容にすることが、魅力的なガクチカを作るために重要です。
エピソードを具体的に述べることも大切です。
たとえば、「サークルで企画から集客、運営を行なった」という経験自体は価値があるものの、その規模や具体的な成果が不明瞭だと、企業に正確な評価をされにくいです。
なので、具体的な数字や成果を明記することで、エピソードの重要性と影響力をより明確に伝えることが出来るという事を覚えておく事が重要です。
しかし、字数制限も200字という短い規定がある場合は、細かすぎる説明は逆効果になるので適度にまとめるようにして下さい。
自分の経験が志望先企業や職種とどの程度マッチしているかを確認することも重要です。
企業の採用担当者は経験やスキルが自社の業務にどれだけ適しているかを評価します。
例えば、営業職を志望している場合には、コミュニケーション能力やチームでの協働、顧客ニーズの理解といった関連するスキルや経験を強調することが望ましいです。
そのため、志望する業界や職種についての理解を深め、自身の経験がどのように役立つかを具体的に示すことが、ガクチカの説得力を高めるコツです。
選考担当者にも親和性のある内容を選ぶことも重要です。
特に専門的な研究をテーマにする場合、初めて知る選考担当者には難解に感じられることが多いです。
したがって、自分の研究や専門分野のエピソードを選ぶ場合は、その「過程」を具体的かつ簡潔に、専門用語を避けて一般的に理解しやすい言葉で説明することが求められます。
このように、自己の経験やスキルがどのように実際の業務に役立つかを示しつつ、企業が親和性を感じられるような内容とする意識が大切です。
他の就活生との差別化も忘れてはいけないポイントです。
アルバイトをガクチカとして話す人が多いですが、その中でどのように自分を際立たせるかが鍵となります。
例えば、アルバイトでの「企画立案」や「稼働外の時間に工夫を凝らした取り組み」など、一般的なアルバイト経験を超えたアクションに焦点を当てることで差別化が出来ます。
よって、ガクチカを作成する際は、自己の経験が如何にユニークで、具体的なスキルや成果をどのように達成したのかを明確にすることが重要です。
単に成果を達成した事実を伝えるのではなく、その過程で直面した課題や困難にどのように取り組んだかを具体的に述べることも重要です。
企業はこの「過程」を通じて、応募者がどのような思考で問題にアプローチし、どのような方法で解決策を見出したかを評価します。
また、その経験から何を学び、どのように自身のスキルや知識が向上したのかを明示することで、より深いレベルで自己の成長をアピールできます。
【ガクチカ200字】200字ガクチカの作り方
ここからは200文字で学生時代に力を入れたことについて書く際のポイントについて紹介していきます。
限られた文字数で自分のことを的確にアピールするためにも、しっかりと事前準備をすることが大切なのです。
自己分析した内容を箇条書きで書き出す
まずは自己分析した内容を箇条書きで書き出すようにしましょう。
自己分析をして、自分がどのようなことをエピソードとしてアピールするのかについて考えたら、続いてそのエピソードを箇条書きにしてしまうことでより分かりやすくなります。
いきなり文章を作成するのは、どれほど文章力が高い人でも難しいものです。
まずは作業のハードルを下げるためにも、簡単にできる作業から始めるようにしましょう。
何を伝えたいのか、どのようなことを書きたいかが分かりやすく可視化できるので、構成を作りやすくなり、あなたの魅力がより分かりやすいガクチカを作成できるでしょう。
まずは400字ほどのガクチカを作成する
無理して、いきなり200字以内の文章を作成する必要はありません。
時間制限のある記述試験ではなく、期日までに出せば良い課題だからです。
まずは400字ほどの文章を作成してみることをおすすめします。
400字程度のガクチカを求める企業が最も多いため、1つ作ったら、その後の選考も負担なく進めることができるというのも400字ほどの文章を作成することをおすすめする理由の1つです。
正直、200文字の文章の提出を求める企業はほとんどありません、むしろ珍しいと言って良いでしょう。
あなたが就活を進めていく上で軸となる文章は平均して400文字程度で作成しておくことで、それより多い場合、少ない場合にも対応できます。
まずは無理して文字数を少なくするのではなく、400文字程度で作成しておくことをおすすめします。
伝えたい文章を抜き出す
続いて400文字程度で作成したガクチカから伝えたい文章を抜き出すことが非常に重要です。
当然ながら200文字指定であるにも関わらず400文字で提出してしまうと、募集要項を守っていない人材であるとみなされ、イメージダウンになってしまう可能性が高いです。
200文字のガクチカで自分の伝えたいことを全て伝えるのは不可能であるため、優先順位をつけて伝えたいことを選別していくことが大切です。
難しければ、再度ここで箇条書きなどを用いて抜き出すようにしましょう。
無理やり200字以内に収めたような印象を与えてしまわないように、伝える内容自体を減らす工夫なども必要です。
【ガクチカ200字】200文字のガクチカの構成
学生時代に力を入れたことに関する文章を作成する際のポイントや文字数を削減する際のポイントについて分かったところで、ここからはガクチカの構成についても考えていきましょう。
下記の4点を押さえておくことで、より分かりやすいガクチカを作成することができます。
これは志望動機や自己PRにも当てはまるポイントなのですが、まずは一番最初に学生時代に力を入れたこと、つまり結論が何なのかについてはっきりと述べることが大切です。
初めに「私が学生時代に力を入れたことは〇〇である」と書くと良いでしょう。
これにより企業の採用担当者にどのような話を展開していくのかについて理解され、念頭において読んでもらうことができます。
応募が多い企業の採用担当は複数の志望動機、自己PR、そしてガクチカを読むので、その中で印象に残るためにはまず結論から入ることが大切です。
次にどのような課題を乗り越えてきたのかについて詳しく述べることが大切です。
例えばサークル活動での問題やアルバイトをはじめ、ゼミの研究での困難な経験などについて詳しく述べることができると良いでしょう。
では「最終的にどのような課題や困難を乗り越えたのか」を重視しています。
よって、まずはどのような課題があったのか、前提条件から話していく必要があるのです。
そこからどのような行動するのかつなげられるように書くことで、次の行動のステップを作成する際に非常にスムーズになるでしょう。
次は課題や困難が生じた際に、どのような行動をして乗り越えたのかについて詳しく書いていきましょう。
得に数字や実績を用いてガクチカを作成すると説得力が増すので、数字やエピソードを用いることができれば盛り込むことが大切です。
例えば部活なら「私の所属する部活は例年、県大会ベスト4あたりで敗退していたので、全国大会を目指すために練習内容を変えた」などが良いでしょう。
課題に対して工夫して取り組む能力や人柄、思考が伝わるようにしっかりと詳しく、ガクチカを書くことが大切です。
最後に、ガクチカを通して学んだことやその経験を企業でどう活かせるのかについて詳しく述べていくことが大切です。
企業で活かせることについて書くことで、実際に働いているイメージがつくので、企業の採用担当者もあなたを採用したいと考えるようになるかもしれません。
自分のスキルがどのような場面で活かせるのか、どのように活かしていくつもりなのかなど、自分のスキルについてしっかりと客観的に把握し、活かせる場面があるということを述べることが大切です。
【ガクチカ200字】200字のガクチカのコツ
ガクチカは、実際に書き始めてみると、意外と書きすぎてしまうことも珍しくありません。
そのため、200字に抑えるためのポイントを、ここで4つ紹介します。
もし難しいと感じている人は、参考にしてみるのがおすすめです。
構成ごとの文字数を決めておく
まず重要なのが、構成ごとの文字数を明確に決めておくことです。
そうすれば、必然的に文字数を200字に合わせやすくなります。
例えば新卒採用では、結果よりもそれまでの過程に注目される傾向があるため、そこにもっとも字数を割くようにした方が良いでしょう。
そのため、イメージとしては結論が30字、課題が70字、行動が70字、結果が30字といった感じです。
これだけでも、かなり書きやすくなるのが想像できるのではないでしょうか。
「なぜ」の部分は記載しない
本来ガクチカは、できる限り細かい情報を書いてアピールした方が、相手に状況をうまくイメージさせることができます。
ただし200字となると、あまりにも書ける内容に制限がかかってしまうため、どうしてもそのすべてを書き記すことはできなくなるでしょう。
だからこそ、200字でガクチカを書く際には、基本的に「なぜ」の部分は書かないようにするのがポイントです。
たったこれだけで200字に収めやすくなるため、常に意識しながら書くようにしてください。
ちなみにこの「なぜ」の部分は、高確率であとから聞かれることになります。
そのため、ただESで省略するだけではなく、あらかじめ面接で聞かれることを想定して、話す内容を準備しておいた方が良いでしょう。
課題や目標に対する行動がクリティカル
ガクチカで評価されるものは、必ずといって良いほど、課題や目標に対して的を得ている考え方や行動が書かれています。
つまり、できるだけ深掘りした内容を書くように意識してください。
そうすれば、どんな企業も論理的思考力のある人材であると理解してくれやすくなるでしょう。
例えば、売上が落ちている課題に対して、単純に働く時間や人数を増やしたのを伝えるのではなく、どんな原因があったのか?どんな工夫ができたのか?といった内容を含むようにしてください。
このようなアピールの仕方ができると、高く評価してもらえる可能性が上昇します。
専門的な言葉は使わない
人によっては、ゼミで専門的な研究を経験してきた人もいるでしょう。
そのような人ほど、ついガクチカでも専門的な用語を多用してしまう傾向があります。
しかし、企業に見せるESで専門的な用語を使うのは、決して適切だとはいえません。
なぜなら、採用担当者が目を通した際に、言葉が通じない可能性もあるからです。
これはESだけではなく、面接の場でも同じことがいえます。
そのため、できる限り誰にでも伝わるような言葉だけを使って、ガクチカをまとめるようにしましょう。
【ガクチカ200字】注意点
ESのガクチカで求められる文字数は300~400文字ですが、あえて200文字に指定されている場合のガクチカでは、注意するポイントがあります。
そもそものガクチカを書く時の注意点も確認しつつ、200文字でガクチカを魅力的にアピールできるように以下の点に気をつけましょう。
前提として、「200文字で書きなさい」はルールです。
ここを守れないのは、入社後も基本的なルールを守れない人という評価を受けてしまうため、いくらガクチカを伝え切りたいから、やどう頑張っても文字数が減らせず、200文字を超過してしまった、はNGです。
反対に200文字指定の中で、160文字を下回ってしまうのもNGです。
基本的に指定された文字数の8割以上は書きましょう。
「みんなやっているから」とガクチカのエピソードや数字を盛るのはNGポイントになります。
深掘り質問の際に嘘がバレてしまったり、人事は学生よりも経験が多いため、高確率で見破られてしまいます。
何より、盛らなければ・嘘をつかなければ入社できない会社は、入社後ミスマッチになってしまう可能性が高いため、等身大の姿で勝負しましょう。
【ガクチカ200字】200字ピッタリに書く必要はない
学生時代に力を入れたことを200文字ぴったりで書けと言われてもなかなか難しいものですし、そもそも不可能です。
そこで190字から230字の間で収まるように書くことを心がけましょう。
200字指定のガクチカにおいて、さすがに250文字を超えてしまうと文字数オーバーとされてしまうため気をつける必要がありますが、詳細な文字数は企業によって異なるので、あらかじめ確認しておくことでより作成しやすくなるでしょう。
【ガクチカ200字】200文字に収まらない場合
ガクチカを200文字で準備する場合、限られた文字数の中で重要なポイントを伝えるためには工夫が必要です。
しかし、時にはどうしても200文字に収まらない場合もあります。
そんなときは、次の方法を使って文字数を調整しましょう。
言い換え表現を用いる
長い説明や複雑な言い回しをシンプルにするために、言い換え表現を活用しましょう。
たとえば、「詳細に説明する」を「詳述する」と短縮したり、「問題を解決した」を「問題解決」とすることで、文字数を抑えることができます。
このように、同じ意味を持ちながらも、よりコンパクトな表現を使うことで、無駄な言葉を削減しつつ要点を効果的に伝えることができます。
である朝を用いる
「です・ます調」(常体)ではなく「である調」(敬体)を使うことで、文章をより簡潔にし、文字数を節約できます。
たとえば、「私はチームで取り組んだことを大切にしています(22文字)」→「チームでの取り組みを大切にしている(16文字)」と書き換えることで、より短くかつ力強い表現が可能になります。
また、「である調」は論理的で客観的な印象を与えるため、説得力が増す点もメリットです。
【ガクチカ200字】200字の例文20選
ここからは紹介してきたポイントを踏まえ、ガクチカの200文字の例文について詳しく紹介して一気にいきます。
自分の経験の中で最も近しいものを中心に、参考にしてみてください。
例文:バレーボール
私の学生時代の挑戦はバレーボールサークルにおける成長でした。
サークル加入時はコートに立つことは叶いませんでしたが、私は献身的に努力を重ねました。
まず、コーチと綿密に練習メニューを調整し、向上に必要なポイントを絞り込みました。
この取り組みの結果、大学3年時の春大会でのレギュラー入りを果たし、私たちのチームは準優勝という素晴らしい成果を収めました。
チームへの貢献という形で成果を残すことができたことは、私にとって大きな自信となりました。(217文字)
例文:ダンス
大学時代ダンスサークルでリーダーを務め、自己表現や協調性の大切さ、そして努力を継続することの重要性を学びました。
私は当初、集団活動の中でのパフォーマンスやリーダーシップに不安を感じていました。
しかし、継続的な練習とチームメンバーとの協力を重ね、自己表現とコミュニケーションスキルが向上しました。
特にリーダーとしてメンバーを指導した経験は、自信を深めるとともに、チームワークの重要性を教えてくれました。(200文字)
例文:コールセンター
学生時代、私はコールセンターでのアルバイトを通じて、大きな成長を遂げました。
当初、クレーム対応の難しさに直面し、解決に至らず先輩に依存することが多かったです。
しかし、これを克服するべく、積極的に先輩に教えを請い、その対応方法を何度も繰り返し実践しました。
この努力が実を結び、私は営業ノルマを大きく上回る成績を残すことができました。
これらの経験と知識は、将来の職場での様々な課題にも積極的に対応していくための貴重な財産です。(211文字)
例文:スーパー
私は大学でスーパーでのアルバイトを通じ、自己成長が出来ました。
大学生活の中で、コミュニケーション能力や責任感の不足を感じ、これを高めるためにこの仕事を選びました。
スーパーの仕事では様々なお客様と応対しなくてはいけません。
日々の接客業務でお客様への良質なサービスを心掛け、同僚や上司との協働を通じ、コミュニケーション力と責任感を高める事に成功出来たと感じています。(181文字)
例文:塾講師
私が学生時代に努力したのは、塾講師として生徒の成績を上げることです。
私は塾講師のアルバイトをしていたのですが、成績の差がある生徒を持っていて、すごく悩んでいました。
そこで私が考えついたのが、すべての生徒に対して同じカリキュラムで教えるのではなく、1人1人に合ったカリキュラムで勉強を教えることでした。
そのおかげで、どの生徒の成績も順調に上げることができ、すごく感謝してもらえたのを覚えています。(197文字)
例文:飲食店
大学在学中、飲食店でのアルバイトを経験し、コミュニケーション能力やチームワーク、ストレス管理のスキルを向上させました。
実践的な経験が求められる中、私は厨房とフロアの両方で働き、急な注文や忙しい時間帯にも冷静に対応しました。
この経験は、ストレスの多い環境下での作業効率とチーム内協力を大きく改善し、高いプレッシャー下でも効果的に対処する能力を身につけることができました。(184文字)
例文:ゼミ
私が学生時代に力を注いだのはゼミ活動でした。
私たちのチームはプレゼンテーションに苦戦していました。
しかし、それを乗り越えるために、チームで毎日のように集まり、効果的なPowerPointのデザインや、説得力のある話し方について徹底的に研究し、練習に励みました。
結果、ゼミ内のプレゼンテーションコンテストで8チーム中1位を獲得することができました。
この経験から、チームワークと継続的な改善がいかに重要かを学び、どんな困難にも立ち向かえる自信を身につけました。(228文字)
例文:サッカー
私が学生時代に努力していたのは、サッカー部のキャプテンとして関東の1部リーグに所属することでした。
というのも、うちの大学のサッカー部は、いつも肝心なところで競り負けることが多い状態でした。
そこで私は監督と何度も話し合いをするようになり、結果として社会人チームとの練習も増やすようにしました。
するとチーム全体にすごく良い刺激になり、見事昇格戦で1部に勝ち上がることができたので本当に嬉しかったです。(198文字)
例文:ラグビー
大学でラグビー部に所属し、リーダーシップとチームワークのスキルを大幅に向上させました。
自分自身、社会に出る前にチームにおける作業能力を強化する必要性を感じており、部活動を通じてリーダーとしての責任感を養おうと考えていました。
そしてラグビー部では、試合や練習において積極的にリーダーシップを発揮し、チームメイトと協力して戦術を調整する等の行動を積極的にしました。
結果、この経験は自分の成長に大きく貢献してくれました。(207文字)
例文:留学
学生時代に力を入れたことは、アメリカでの3ヶ月の留学です。
初めは英語を話すことに苦手意識があり、現地の日本人と行動することが多かったです。
しかし、積極的に英語を使うために、ホストファミリーと外出し、間違っても大丈夫な状況を作りました。
また、わからなかった表現は復習し、積極的にアウトプットするように心がけました。
その結果、3ヶ月目には現地の学生と一緒に課題をしたり、会話をしたりするなど、外国語運用能力を高めることができました。(214文字)
例文:資格
学生時代に力を入れたことはTOEICのスコア向上です。
課題はスコアが低く、特にlisteningとspeakingが苦手でした。
そのため、机に向かって勉強するだけでは改善されないと感じ、大学の留学生イベントに参加し続けました。
その結果、1年後のスコアは740まで伸び、自信がつきました。
今では英語を指導するチューターとして活躍しています。(169文字)
例文:学習支援ボランティア
学生時代に力を入れたことは、学習支援ボランティアへの参加です。
課題は、生徒の過程環境が複雑で、学習姿勢が整っていなかったことでした。
そこで、まずは信頼関係を築くために努め、生徒を褒めたり伸ばしたりすることに意識を向けました。
結果として、信頼関係が構築され、生徒の将来の選択肢を広げることができました。(155文字)
例文:環境保護活動
大学時代、環境保護ボランティア活動に力を入れ、環境への関心と責任感を高めました。
環境への具体的な行動を起こす機会が少なかった私は、地元の環境保護団体で活動を開始し、海岸清掃や公園の植樹など様々なプロジェクトに参加しました。
これにより、環境問題への意識が高まり、地域の様々な人と関わる機会が増えた事で、コミュニケーション能力やリーダーシップも向上しました。(177文字)
例文:営業インターン
大学時代に経験した営業の長期インターンシップで、実践的なビジネススキルを磨きました。
ビジネスの知識が欠如していることを不安に感じていたのですが、新規顧客獲得や顧客関係構築に直接関与することで、営業技術とコミュニケーション能力を大幅に向上出来ました。
この経験によって提案力強化やチームワークの重要性も理解し、将来のキャリア構築に向けた自信と明確な方向性を得る事が出来ました。(186文字)
例文:マーケティングインターン
大学在学中に行ったマーケティングの長期インターンシップは、私のキャリア形成にとって重要なステップだと感じています。
そこで学んだ理論を実践に活かすため、市場調査、デジタル広告、SNSキャンペーンの企画と実務に積極的に関与しました。
この経験は、デジタルマーケティング能力を向上させるだけでなく、チームでの協働と効果的なコミュニケーションの重要性を理解する機会となりました。(184文字)
例文:イベント企画
ボランティアサークルの国際交流イベントの企画・運営に力を入れた。
課題は外国人の集客が目標よりも見込めていなかったことである。
そのため、開催場所である渋谷駅周辺での声掛け・Instagramのストーリーズ広告運用・リファラルに集客媒体を絞り、予約が来なかったメール配信やXでの周知を停止した。
その結果、日本人も外国人も目標の集客数を獲得することができ、国際交流イベントを開催することができた。 (195文字)
例文:実習
教職課程の実習に力を入れた。
初めての実習では、生徒の理解度のばらつきに対応することや、授業計画を時間内に効率よく進めることが困難だった。
そこで、他の実習生や教員とのミーティングを通じて、自分の指導法を見直し、工夫を重ねた。
その結果、生徒からも「わかりやすい」との評価を得ることができ、授業の進行もスムーズになった。また、教育実習担当の先生からも指導力の向上を評価された。 (185文字)
例文:国際交流
オリンピックボランティアに力を入れた。
3か月間、様々な国籍の旅行客や選手と接する中で、異なる文化や言語によるコミュニケーションの難しさが課題だった。
そのため、事前に英語や他の言語での基本的な会話スキルの強化に努めた。また、他のスタッフとの連携を大切にし、問題があればすぐに対応する体制を整えた。
結果として、多くの外国人から「親切で丁寧な対応だった」という評価をいただいた。 (186文字)
例文:学祭実行委員
大学の学園祭実行委員の活動に力を入れた。
短期間で多くの準備を進め、各団体との調整や予算管理が課題だった。
そこで、メンバー全員がお互いのスケジュールを見れる表をオンラインで作成し、進行状況を細かく管理した。各団体と密に連携し、問題が発生した際は迅速に解決策を自ら提案した。
結果、学園祭は予定通り成功し、参加者数は前年を大きく上回り、多くの来場者から好評を得ることができた。 (185文字)
例文:チューター
大学2年間、チューターとして後輩の成績向上に力を入れた。
後輩によって理解度や学習速度、向上させたい部分が異なり、全員に適切な指導を行うことが難しかった。
そのため、それぞれの理解度に合わせた学習計画を立案、事前に共有し、期待の合意を経てから、フォローアップを行った。
その結果、TOEICの目標点数突破や語学検定合格などの後輩たちの目標を一緒に達成させることができた。 (182文字)
まとめ
今回は学生時代に力を入れたことについて200文字で説明する際のポイントについて詳しく紹介してきました。
200文字で説明しろと課してくる企業は少ないものの、いざ対策をしていないと慌ててしまうものです。
そこで本記事を参考に、あらかじめ作成しておくことで落ち着いて就職活動を進められるはずです。
就活コンサルタント木下より
ガクチカはその経験から学んだことや得られた強みなどが評価される!