就活の軸がない!決めるために必要な要素や注意点を解説!

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はじめに

就職活動が本格的に始まろうとしている時期に「今ひとつやる気が起きないな〜」と感じている原因はもしかすると就活の軸が定まっていないことにあるのかも知れません。

しかし就活の軸と言われてもいまいちピンときていない就活生は思いの外多く、自分だけかもと悩む心配はありません。

この記事では就活の軸について色々なポイントに焦点をあて、その意味や企業が聞いてくる理由などを説明していきます。

就活の軸のことで悩むのは、この記事を読んでやめることができるはず!

【就活の軸がない】就活の軸とは

まずはそもそも「就活の軸とは」何を意味しているのかを説明していきます。

就活の軸とはあなたが大学を卒業し、企業で働く上で絶対に譲れないことや条件のことを指します。

例えば「絶対に実家から通える範囲で働きたい」「在学中に取得した〇〇の資格を活かしたい」「土日休みは譲れない」などのことを言います。

この就活の軸、つまりはあなたが何がなんでも譲れない条件などをあらかじめ決めておかないことには就職活動は前に進みません。

就活の軸を決めずに就職活動をするということは、暗闇を闇雲に歩き回ることと同じです。

就職活動が本格的に始まる前に就活の軸は決めておいた方が良いと言えるでしょう。

【就活の軸がない】なぜ就活の軸を決めた方が良いのか

就活の軸の意味や就職活動における重要性が分かったところで、次はより具体的に「なぜ就活の軸を決めた方が良いのか」の理由に迫っていきたいと思います。

ここでは特に重要な「企業選びに一貫性が出る」「効率良く就活が進められる」「働くイメージが付く」の3つに絞って詳しく説明していきます。

企業選びに一貫性が出る

就活の軸を決めた方が良い理由の1つ目は「企業選びに一貫性が出る」ためです。

就活の軸、つまりあなたが絶対に譲れないことや条件を決めておくことで、受ける企業に一貫性を持たせることができます。

このことは受ける企業に共通点を自然と作ることに繋がり、選考時に「他に受けている企業はありますか?」という質問にも一貫性を持ち答えることができるようになります。

また、就活の軸を「〇〇業界で働きたい」と業界を絞るような条件があると、より業界や企業への志望度が高いことをアピールするための材料にすることもでき便利です。

効率良く就活が進められる

就活の軸を決めた方が良い理由の2つ目は「効率良く就活が進められる」ためです。

就活の軸が定まっていないと、先ほど説明したように暗闇の中を闇雲に歩き回るのと同じ状態になってしまいます。

これを就職活動に置き換え考えると、別に対して志望度が高くない企業の選考を受けに行き、時間を無駄にしてしまう状況と同じです。

就職活動が本格的に始まると、1日に2社の面接に行き、隙間時間にエントリーシートを書き、それが終わるとアルバイトのような過酷な日々を過ごすことになります

そのため、闇雲に歩き回る時間をできるだけ少なくするために、あらかじめ就活の軸を決めておいた方が良いと言えるでしょう。

働くイメージが付く

就活の軸を決めた方が良い理由の3つ目は「働くイメージが付く」ためです。

就活の軸を考える際に全員が必ず行うのが、就職し働くことを現実的に想像することです。

家からの通勤、出勤後の働く内容、退勤後のプライベートの時間など、現実的にイメージすることで自分に必要なことや絶対に避けたい状況を考えることができます。

これはあなた自身がどのように働きたいのか、将来どうなりたいのかなどを考えるきっかけにもなります。

ここまで考えるには何かのきっかけがないと難しいため、就活の軸を考えるという行為自体にメリットがあると言えます。

【就活の軸がない】企業が就活の軸を聞く理由

就活の軸を考えるだけでメリットがあることが分かったところで、次は逆の立場から「企業が就活の軸を聞く理由」を説明していきます。

ここでは代表的な理由として「どういう働き方を望んでいるのか」「業界・企業に対する志望度の高さを知りたい」の2つに絞り深掘りして説明していきます。

どういう働き方を望んでいるのか

企業が就活の軸を聞く理由の1つ目は「どういう働き方を望んでいるのか」を汲み取るためです。

企業の採用担当者が就職活動で一番重視しているのは、あなたと企業のマッチ度が高いかどうかです。

社風や価値観が合うのか、今いる社員とやっていけるのかどうかと同様に、働き方の思考がマッチしているのかも重要です。

そのため、企業の採用担当者はあなたの望む働き方と自社の働き方を見比べ、本当にあなたが活躍できる環境なのかを判断しています。

ここのマッチ度が低いと、どんなにあなたのスキルや能力が高くてもそれを活かすことができないと判断されてしまうことでしょう。

業界・企業に対する志望度の高さを知りたい

企業が就活の軸を聞く理由の2つ目は「業界・企業に対する志望度の高さを知りたい」からです。

就活生が受ける企業を選ぶ理由としてたまに聞くのが「有名だから」「テレビCMを見たことがあるから」などの安直な理由です。

しかし、当然ですがこの理由では選考を通過することはできないと断言できます。

「業界に将来性を感じたから」「自分のスキルを活かしたいから」「大学で学んできた領域だから」ときちんとした理由があれば志望企業に一貫性を持たせることができます。

この志望企業に一貫性を持たせることは、業界・企業に対する志望度の高さをアピールできる材料になるため意識しておいて損はありません。

【就活の軸がない】就活の軸の決め方

企業が就活の軸を聞く理由がぼんやりとでも理解できたところで、ここの項目では「就活の軸の決め方」について説明していきます。

効率的に就活の軸を決めるための方法として、ここでは「自己分析」「業界・企業研究」「目標の設定」「優先順位の設定」の4つのステップに分けて説明していきます。

自己分析

就活の軸を決めるために必要なこと1つ目は「自己分析」です。

自己分析とはその文字の通り、自分のことを分析することです。

あなた自身の過去の経験や体験を振り返り、その当時の感情やモチベーションの源泉を探ることで価値観や思考回路を紐解くことができます。

就職活動にこの自己分析は必須と言えるため、もう少し深掘りして説明していきますね。

どういうことに興味がある?

自己分析を行う際に意識して欲しいのが「どういうことに興味がある?」と自分に問いかけ考えることです。

「今の自分は何に興味があるのか」「高校生の時の自分は何に興味があったのか」「今、熱中していることは何?」「あの時ハマっていたことは?」といった調子で自分に問いかけていきましょう。

そうすることで、過去のあなたから今のあなたまで、いったい何に興味があったのかが分かります。

それらの興味があったことの共通点を考えることで、「自分は1人で黙々と何かに打ち込むことが好きなんだ」「人と接することが好きなんだ」と発見できるはずです。

どこに強みがある?

自己分析をすることで自分の「どこに強みがある?」という問いに答えることができるようになるはずです。

この自分の強みを何もせず自分自身で把握できている人はそう多くはありません。

しかし、自己分析をしっかりと行うことで、「自分は〇〇に強みがありそう」「人よりも〇〇が優れているな」「〇〇の部分は自信がある」と気付くことができます。

これは入社後に活かしたい自分の特徴を把握するためには必須であり、就活の軸を考える上でもとても大切な要素になります。

また、自己PRや志望動機を組み立てる際にも活かすことができるため、汎用性が高いと言えます。

どんな価値観を持っている?

自己分析をしっかりすることであなた自身「どんな価値観を持っている?」ということが見えてくるようになります。

例えば大勢と過ごす時間よりも1人でのんびりする時間の方が好きだとか、自分のためよりも他人のための方が頑張れるなど。

あなたの今までの経験を振り返ることで、あなたが何を優先してきたのか、何に重きをおいてきたのかが分かるはずです。

そのあなたの価値観は働く上でも曲げることは難しく、それから逸れるようなことがあれば大きなストレスを感じるようになります。

この価値観が企業とマッチしていないと、最悪の場合早期退職に繋がる可能性も否定できません。

業界・企業研究

就活の軸を決めるために必要なこと2つ目は「業界・企業研究」です。

自己分析をすることで、あなたが興味ある業界や企業がある程度絞れてくるはずです。

ある程度絞れたら次にする必要があるのが、その業界全体をまず調べ全体像をざっくりと把握することです。

業界全体の規模感や将来性、業界内の大手企業のことやこれからの課題などを事前に把握しておくことで、企業の特徴がより理解しやすくなります。

そこからあなたが気になった企業を数社ピックアップし深掘りしていきます。

社風や企業の歴史、具体的な事業内容や同業他社との差別化のポイント、求める人物像などをしっかりと把握していきましょう。

目標の設定

就活の軸を決めるために必要なこと3つ目は「目標の設定」です。

できればこの目標は短期目標と長期目標の2つを準備しておく方が良いと言えます。

その理由は、目の前にある課題をがむしゃらにこなして到達できる短期目標だけでは将来のビジョンを組み立てるのが難しいためです。

とは言いつつ長期目標だけを設定しても、今すぐにやるべきことが見えなくなってしまいます。

「10年後には部長になってやるぞ!そのためには3年以内に〇〇の中で一番の成績になることを目標にしよう!」と2段階の目標があると、今やるべきことが見えてくるはずです。

もしくは3年間隔で目標を設定していく方法もあり、こちらの方がより目標を更新しやすく、モチベーションの維持に繋がると言えます。

優先順位の設定

就活の軸を決めるために必要なこと4つ目は「優先順位の設定」です。

自己分析や業界・企業研究、目標の設定を通じてあなたが大切に思っていることや、大事にしたい価値観が何個か浮かび上がってきているはずです。

しかし、それらの全てを叶えてくれる企業に出会うことは難しく、優先順位をつける必要があります。

また、エントリーシートや面接で伝えることができる範囲にも限りがあるため、多くても3つまでに絞っておきましょう。

「絶対に〇〇の資格を活かす!」「絶対に実家から近くが良い!」「土日祝休みは譲れない!」といったように、自分の中でベスト3を決めておくことをおすすめします。

【就活の軸がない】就活の軸の注意点

就活の軸を決めるために必要なことが分かったところで、次は「就活の軸の注意点」を説明していきます。

ここでは「待遇や受け身な姿勢を出す」「理由もなく抽象的な内容」の特に注意が必要なポイントを一緒に確認していきましょう。

待遇や受け身な姿勢を出す

就活の軸の注意点1つ目は「待遇や受け身な姿勢を出す」ことです。

「就活の軸は給与ができるだけ高い企業を受けることです」と正直に答える就活生はいないと思いますが、このように待遇面を就活の軸にするのは避けましょう。

また「福利厚生が他社よりも優れている」「有休消化率が高い」「社員食堂が安い」「社内研修が充実している」などの理由も表には出さないようにしましょう。

正直、給与も福利厚生も有休消化率も社員食堂も働く上ではとても大事な要素です。

そのため、企業を選ぶ基準にすること自体は問題ではありません。

しかし、企業の採用担当者に伝わらないように意識は常にしておきましょう。

理由もなく抽象的な内容

就活の軸の注意点2つ目は「理由もなく抽象的な内容」は避けたいところです。

人気の業界である食品業界でありがちなのが「食べるのが好きだから」というとてつもなく抽象的な就活の軸です。

これではあなたの個性やオリジナリティを全く感じることができないため、アピールには繋がらないと言えます。

過去のあなたの経験を紐付けし、なぜ食べることが好きになったのかを具体的なエピソードと共に説明することで、あなた独自の就活の軸を完成させることができます。

誰にでも当てはまるような内容にならないように注意していきましょう。

【就活の軸がない】就活の軸がそれでも分からない!

自己分析、業界・企業研究、目標や優先順位の設定をやっても「就活の軸がそれでも分からない!」と悩んでいる場合は就活エージェントを活用することをおすすめします。

就活エージェントとは就職活動のプロであり、あなたの良きパートナーになり得る存在です。

就活の軸を考えるだけでなく、エントリーシートの添削や面接対策、受ける企業の選定まで行ってくれます。

1人で悩んでいても前に進めないため、就活エージェントを活用し効率的に就職活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。

下記にリンクを貼っておきますので、少しでも気になった人は無料ですので登録だけでもしてみませんか?

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まとめ

就活の軸とはあなたが譲れないことや条件のことを指します。

そのため、事前に決めておかないと受ける企業を選ぶ基準がないため、とても大回りをしてしまい、多くの時間を無駄にしてしまいます。

そうならないためにも自己分析、業界・企業研究、目標や優先順位の設定を行い、就職活動が本格的に始まる前に就活の軸を決めておきましょう。

1人で考えても全く思い浮かばない場合は、就活エージェントに頼ってみることをおすすめします。

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