HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
面接でよく聞かれるのが、ゼミや研究室でどんなことをしていたのかという質問です。
頭の中では分かっていても口に出すとややこしい内容になってしまうなど、伝え方が難しい質問の1つだと言えます。
特に理系の研究内容に関しては、専門的な知識がないと理解できない内容が多いため、その伝え方には注意が必要です。
この記事では面接時にゼミや研究の内容について質問される理由から説明し、伝え方や回答するための下準備などを徹底的に解説していきます。
【面接対策・研究について】面接で聞かれる研究
まずは「面接で聞かれる研究」の種類について説明していきます。
研究と聞くと「理系の研究」を頭に思い浮かべる人が多いと思いますが、「ゼミ研究」もその内の1つです。
文理問わず研究に関しての質問がされるため、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
ゼミ研究
面接で聞かれる研究には文系も入る「ゼミ研究」も含まれます。
研究と聞くと一見理系だけに関係するものというイメージがあると思います。
しかし、文系も所属するゼミ研究では、専門分野のことについて突き詰めていくため、ゼミ研究も立派な研究の1つと言えます。
経済や経営などに関する知識を活用し、地域復興の一翼を担った、町おこしイベントの集客のお手伝いをしたことなどは研究と言って間違いありません。
そのため、イメージ通りの研究室に入り白衣を着て手袋を着用して行うことだけが研究ではなく、何かを突き詰めて考えた経験こそが研究だと考えましょう。
理系の研究
研究と言われて真っ先にイメージするのはやはり「理系の研究」だと思います。
毎日同じ作業を繰り返してデータを集め、そのデータから次の改善内容を考え実行することを繰り返し行うという単純作業の連続が理系の研究です。
研究の内容は所属するゼミや研究室で全く違うため、あなたらしい個性を出せるという特徴があります。
また、あなたが本当に興味のある分野の研究であれば、楽しみながら取り組むことができているはずです。
普段の研究内容だけでなく、今取り組んでいる卒業研究の内容も就職活動で話すことができるため、温度感のあるエピソードを組み立てやすいという点はメリットだと言えます。
【面接対策・研究について】面接で研究を聞かれる理由
面接で聞かれる研究の種類が分かったところで、次は「面接で研究を聞かれる理由」を説明していきます。
ここでは特に企業の採用担当者が知りたいと思っている「研究経験の価値」と「研究内容の重要性」にフォーカスし説明していきます。
質問される理由が分かれば、答えるべき内容がうっすらと見えてくるはずです。
研究経験の価値
面接で研究内容を聞かれる理由の1つ目は「研究経験の価値」を測るためです。
ゼミ研究や研究室での研究をすることで、その分野に関する専門知識が深まることはもちろんのこと、他の能力やスキルの向上も見込めます。
そのため、企業の採用担当者はあなたが研究経験から、あなたがどのような能力やスキルを習得したのかを知りたいと考えています。
例えるなら、地道に粘り強く同じ作業ができる能力を身につけたことや、何か問題が発生してもそれを解決できる能力が伸びたことなどです。
これらの能力は全ての企業から重宝される傾向にあるため、思う存分アピールしていきましょう。
また、企業が求める人物像と照らし合わせることで、研究経験の中で何をアピールすべきかが見えてくるはずです。
研究内容の重要性
面接で研究内容を聞かれる理由の2つ目は「研究内容の重要性」を知りたいからです。
大学であなたが取り組んだ研究内容をどのように業務に活かすことができるのかを企業の採用担当者は知りたいと考えています。
ここが上手く繋がれば、「即戦力として計算できるな」「頼りになりそうだな」というポジティブな印象を与えることができます。
また、研究に取り組んだ経験があることで、それに関連する業務がイメージしやすく、一緒に働いている姿を鮮明に想像させることができます。
これはあなたの持っているポテンシャルを分かりやすく伝えるための一番の方法だと言えます。
ここの内容が上手く伝われば、大きなプラス評価に繋がる可能性がとても高くなると言っても過言ではありません。
【面接対策・研究について】作成の下準備
面接で研究のことが聞かれる理由が分かったところで、次は実際に文章を組み立てる際の「作成の下準備」について説明していきます。
ここでは研究経験についての文章を組み立てる前に取り組んで欲しいこととして「自己分析の活用」「研究の具体例」「スキルとの関連付け」の3つを説明していきます。
どの要素も研究についての文章を組み立てるのに必要不可欠ですので、必ず確認するようにして下さいね。
自己分析の活用
研究のことを文章にする際は「自己分析の活用」を念頭に置いて組み立てていきましょう。
研究のことを伝えるのになぜ自己分析の結果が活用できるのかと疑問に思う就活生も多いと思います。
確かに直接的に自己分析で振り返った経験や印象的な出来事は活用できないかもしれません。
しかし、そこで気がついた価値観や大切にしていることなどの情報は活用できます。
ここでポイントとなってくるのが、あなたがなぜその研究に取り組んでいるのかという理由の部分です。
将来人の役に立ちそうだから、多くの人に影響を与えそうだから、世の中がもっと便利になりそうだからなど。
あなたの取り組んでいる研究内容がどのような価値を持っているのかということを、あなた自身の価値観で明確にしていきましょう。
研究の具体例
研究のことを文章にするためには「研究の具体例」をいくつか用意しておく必要があります。
あなたが今まで取り組んできた研究内容を振り返り、その研究結果や成果を深掘りしていきましょう。
ここでポイントとなるのが、具体的に思い出すことです。
そのため、過去の実験結果をもう一度確認したり、論文やレポートの内容も振り返っておきましょう。
もしその中に、あなたの研究結果が実際に役に立った実例があれば大きなプラス評価に繋がる可能性があるため、どんどんアピールしていきましょう。
それに加え、受ける企業の業務内容に直接関係する可能性の高い研究内容があれば積極的にアピールしていきましょう。
スキルとの関連付け
研究のことを文章にする際は「スキルとの関連付け」を忘れないように意識しておきましょう。
スキルの関連付けとは、あなたが一生懸命取り組んだ研究で得たスキルや能力が、受ける企業や職種でどのように活きるのかを説明していくことを指します。
あなたが取り組んだ研究内容を100%活かすことができる企業を探すのは難しいと思います。
しかし、あなたが取り組んだ研究内容から得たスキルや能力を活かすことができる企業を探すことは可能です。
ここで意識して欲しいのが、スキルや能力は決して専門的な知識や取得した資格だけではないということです。
スキルや能力の中には継続力やコミュニケーション能力なども含まれており、それらを活かすことができる職種は数多く存在しています。
【面接対策・研究について】適切な伝え方のポイント
研究に関する文章を作成するための下準備の仕方が分かったところで、次は「適切な伝え方のポイント」を説明していきます。
ここでは特にポイントとなる「1.基本はESと同じ内容で答える」「2.研究内容の説明はゆっくり話す」「3.想定される質問の回答を準備しておく」の3つに絞って詳しく説明していきます。
1.基本はESと同じ内容で答える
適切な伝え方のポイント1つ目は「基本はESと同じ内容で答える」ことです。
企業の採用担当者はESの内容を見てあなたに興味を持った結果、面接までたどり着いています。
そのため、面接でもまずはESと同じ内容で答えて問題ありません。
書いてある内容をそのまま正確に伝えることを意識しましょう。
面接だからといってESに書いた内容に別のエピソードを足したり、はたまた全く違う内容で話すことは必要ありません。
用意しておくべきことは、深掘り質問された時に正確に答えることができるようにしておくことだけです。
そのためには過去の研究内容をしっかりと振り返っておく必要があると断言できます。
2.研究内容の説明はゆっくり話す
適切な伝え方のポイント2つ目は「研究内容の説明はゆっくり話す」ことです。
就職活動の面接はアルバイトの面接などと違い、とても緊張するものです。
そのため、あなたからすれば普通に話しているつもりでも、いつの間にか早口になってしまっていることが多いです。
理系の研究内容などは複雑な内容かつ、専門的な知識が必要な場合が多いので、早口になってしまうと内容が全く伝わらないという事態に陥ってしまいます。
そうならないためにも、面接ではいつも以上にゆっくり話すという意識を持っておきましょう。
ちょっとゆっくり過ぎるかなと思うくらいで練習しておくと、面接本番でちょうどいいくらいの口調になるはずです。
3.想定される質問の回答を準備しておく
適切な伝え方のポイント3つ目は「想定される質問の回答を準備しておく」ことです。
最初の「基本はESと同じ内容で答える」の項目でも説明しましたが、面接では深掘り質問をされます。
企業の採用担当者はあなたがESに書いた研究の経験に事前に目を通しており、あらかじめ深掘り質問を用意してきています。
この深掘り質問の内容は質問されるまで分からないため、回答を準備しにくいと言えます。
しかし、あなたの過去の研究内容などをしっかりと振り返っておくことで、大体の質問に答えることができるはずです。
また、ESに研究内容を書く際、あえて質問されるようなポイントを作るというのも対策方法の内の1つです。
しっかりと過去の研究内容を振り返り、あらゆる対策を練っておきましょう。
面接で話す文の構成
研究について適切に伝えるためのポイントが分かったところで、次は「面接で話す文の構成」の仕方を説明していきます。
ここでは構成する順番通りに「まずは目的を話す!」「苦労したこと」、そして最後に「学び」を書いていきましょう。
構成方法を変えるだけで、伝わり方は大きく変わりますので、しっかりと確認していきましょう。
まずは目的を話す!
面接で研究について話す場合「まずは目的を話す!」ということを意識しておきましょう。
ここの部分はあなたの価値観を表現する部分でもあるため、しっかりと考えて文章を組み立てていきましょう。
文章の形としては、「私は研究室で〇〇について研究しました。
その理由は〇〇だからです。
」というパターンが基本です。
あなたが研究したことを結論とし、結論ファーストで伝えてからその目的に言及していきましょう。
決して人の役に立ちたいから、地球のために、持続可能な世の中であるためになどという理由でないといけないということはありません。
あなたが純粋に研究をしようと思った理由やきっかけを伝えていきましょう。
苦労したこと
結論とその目的の次は、それを研究するために「苦労したこと」を述べていきましょう。
研究に取り組んでいると、実験が上手く進まない、データが思い通りに取れない、想像と違う結果が出たなどの問題に直面するはずです。
そういった苦労した経験を文章中に組み込むことで、問題を乗り越えるだけの精神力や問題解決能力があるというポジティブな印象を与えることができます。
また、苦労した経験を組み込むことで、あなたが研究に真剣に取り組んでいたこともアピールできます。
あらゆる点を考慮しても、この苦労した経験を文章中に盛り込まない手はないと言えるでしょう。
学び
結論とその目的、苦労したことだけでなく、そこから得た「学び」を書くことで、文章のクオリティを飛躍的に向上させることができます。
この学びをアピールすることで、企業の採用担当者はあなたのことを成長してくれる人材だと認識するようになります。
その理由は、仕事をする上で苦労することは多くあり、その苦労の数だけあなたは成長してくれるのではないかと期待させることができるためです。
この学びには、どのようにしてその苦労を乗り越えたのかという部分も含まれています。
そのため「〇〇という苦労があったが、〇〇して乗り越えた結果〇〇を学んだ」という形が基本の形になります。
参考例文
面接で話す文の構成の仕方が分かったところで、一旦「参考例文」を確認することで具体的なイメージを掴んでいきましょう。
ここでは「理系の研究」と「文系のゼミ研究」の2つに分けて、それぞれの例文を紹介していきます。
例文をそのまま使うのではなく、あなた自身のエピソードを当てはめて文章を作っていくようにしましょう。
理系の研究
まず、私の理系の研究の目的は、特定の科学的現象の理解と解決策の開発でした。
この研究では、〇〇を実現するために何をすべきかを明確にすることが主な目的でした。
苦労した点としては、実験の設計段階での課題がありました。
〇〇を達成するためには、〇〇という困難に直面しました。
しかし、この課題を乗り越えるために、〇〇のアプローチを試みました。
この経験から学んだことは、〇〇であり、それは〇〇につながりました。
文系のゼミ研究
私はゼミ研究で〇〇についてチームで取り組み、地域の方々と協力しながら解決に取り組みました。
その目的は大学のある地域に〇〇が非常に多く、その〇〇が問題となっていたためです。
この研究で特に苦労した点は〇〇であり、それを克服するために〇〇に取り組み、無事〇〇を乗り越えることができました。
私はこの経験から〇〇についての新しい考え方を学び、それは〇〇にも繋がる経験ができたと感じております。
【面接対策・研究について】NGな伝え方
ここまで下準備の仕方や伝える際のポイント、構成の仕方を説明してきましたが、それらを台無しにしないためにも「NGな伝え方」を確認していきましょう。
ここでは特に注意が必要なポイントとして「専門用語が多い」「内容が薄い」「話が長すぎる」の3つに絞ってNGな理由を詳しく説明していきます。
専門用語が多い
NGな伝え方の1つ目は「専門用語が多い」ことです。
これは特に理系の研究を伝える際に気をつけたいことです。
理系の研究では普段何気なく使っている言葉が実は専門用語だったということもあります。
そのため、企業の採用担当者が同じ研究をした経験がないと、何のことを言っているのかさっぱり分からないという事態に陥ってしまう可能性があります。
また、企業の採用担当者が文系であった場合はそもそも理系の研究というものが正しくイメージできないため、余計に言葉選びが重要になってきます。
誰にでも分かりやすいような言葉を選び、文章を組み立てていくように意識しておきましょう。
内容が薄い
NGな伝え方の2つ目は「内容が薄い」ことです。
エントリーシートで質問される項目全てに共通することですが、文章の内容が薄いと印象に残らず、選考を進めることはできません。
また、研究内容があまりにも薄過ぎると、「この学生はサボっていたのか?」「在学中に何を学んだんだ?」という不信感に繋がる可能性もあります。
それに加えて意識しておきたいことは、あなたが行った研究の内容自体が薄くなっていないかということです。
文章中にあなたが取り組んだこと、それに取り組んだ理由、困難を乗り越えた経験、学んだことが含まれているかをきちんと確認するようにしましょう。
これらの要素が一つでも抜けていると、内容が薄いと思われてしまうということを覚えておきましょう。
話が長すぎる
NGな伝え方の3つ目は「話が長すぎる」ということです。
就職活動の面接では時間の枠が決まっているため、質問には端的に答える方が好印象を与えることができます。
そのため、研究について質問された際は、ESの内容以上に話す必要はないと言えます。
確かに、あなたが苦労したポイントやこだわった点などについて語りたくなる気持ちも分かります。
しかし、それは友人との会話だけにして、就職活動の面接では質問されたことに素直に答えることを意識しておきましょう。
長く話をした方がコミュニケーション能力をアピールできると思っている就活生も多いと思いますが、それは間違った認識です。
端的に相手が必要としていることを伝えるというのが真のコミュニケーション能力です。
話は短く内容濃くを意識して面接に臨みましょう。
【面接対策・研究について】研究経験を活かしたキャリアビジョン
研究のNGな伝え方が分かったところで、次はより相手に好印象を与えるための方法として「研究経験を活かしたキャリアビジョン」を伝えるというテクニックを紹介します。
ここではキャリアビジョンとして伝えたいこととして「長期的な目標」「企業への貢献」の2つの要素を説明していきます。
この内容が上手く伝われば、あなたの入社への熱意が伝わりますし、周りの就活生と差別化できた内容に文章を仕上げることができます。
また、キャリアビジョンの内容が具体的である場合は、相手にあなたがその企業で働く姿を鮮明にイメージさせることができ、それは大きなプラス評価に繋がるはずです。
ここの内容を充実させて、他の就活生よりも1歩リードしていきましょう!
長期的な目標
キャリアビジョンを考える際はまず「長期的な目標」を決めていきましょう。
長期的な目標はあなたが独自で考えた目標でもいいですし、企業が掲げる中長期計画に沿った内容でも構いません。
いずれにせよ、意識することはあなたが取り組んだ研究経験にリンクさせることです。
環境問題に関して研究しているのであれば、環境に優しい製品作りをしたい、持続可能なエネルギーを活用したいなど、あなたの経験が還元できるような内容が良いでしょう。
ここで掲げる長期的な目標は、周りの就活生が聞いたら笑ってしまうくらい大きな目標の方が良いです。
現実的な目標でなくあえて高すぎるくらいの目標を掲げることで、相手の印象に残りやすいですし、何より向上心があるというポジティブな印象を与えることができます。
企業への貢献
キャリアビジョンには長期的な目標の他に「企業への貢献」方法を具体的に伝えるという選択肢もあります。
企業への貢献の仕方は職種により様々です。
営業職であれば売上、開発職であれば画期的な新商品を開発することで企業に貢献するというのはイメージしやすいかと思います。
しかしここで考えるべきことは、あなたが取り組んだ研究経験を活かしてどう企業に貢献していくのかということです。
専門的な知識があればそれを活用し貢献する、実地経験があればそれを活用し貢献するというように、あなたの何を企業に還元するべきかを考えていきましょう。
実際に働くイメージが掴めていない場合は、公式ホームページや採用ページにある先輩社員の働き方や1日のスケジュールを確認してみましょう。
【面接対策・研究について】よくある質問とその答え方
面接対策として「よくある質問とその答え方」についてあらかじめ準備しておくことをおすすめしています。
面接の感想でよく聞くのが「予想外の質問をされた」というなんとも怖い感想です。
しかし、予想外の質問はされても1、2問程度で、あとはよくある質問だと言えます。
そのため、しっかりと事前準備を行っておけば大抵の質問に答えることができるはずです。
しかし、面接が苦手な就活生も多く、不安を感じていると思います。
ここでは多くの就活生が感じている「深掘りされたら何を話す」のがいいのか「研究内容が薄いと感じる場合」どうすればいいのか「他の応募者との比較」してしまうという悩みを一気に解消していきます。
深掘りされたら何を話す
多くの就活生が感じている不安要素の代表格がこの「深掘りされたら何を話す」のが正解なのかということです。
深掘り質問をされる際は、基本的にはこの記事で説明してきた「苦労したこと」や「そこから学んだこと」に関する質問が多いです。
または、「研究経験をどう活かしていくのか」というキャリアビジョンに関する質問です。
そのため、今まで説明してきたポイントを押さえておけば深掘り質問にしっかりと対応できるはずです。
なぜ深掘りされるか
この「なぜ深掘りされるか」という理由を正しく把握することで、より効率的に面接対策できると言えます。
また、その理由が理解できていると、相手をあらかじめ準備している深掘り質問へ誘導することも可能になり面接を有利に進めることができるようになります。
研究についての発言の信憑性を確認する
もしあなたの研究内容に関する深掘り質問をされた場合、それは「研究についての発言の信憑性を確認する」狙いがあると考えるようにしましょう。
流石にあなたが嘘をついているのではないかと疑っている訳ではないと思いますが、研究の内容がぼやけていると相手に思われている可能性が高いです。
そのため、あなたが行ってきた研究の内容や費やした時間や労力を正しく相手に伝える必要があります。
ここで意識したいのが数字で伝えるということです。
例えば毎日3時間研究室で〇〇の実験をした、データを収集するのに10時間かかったなど、具体的かつ定量的に伝えることで、エピソード全体の信憑性を高めることができます。
活動内容の難易度を確認する
もしあなたの頑張りに関する深掘り質問をされた場合、それはあなたの「活動内容の難易度を確認する」狙いがあると考えましょう。
例えば「研究はどれくらい大変でしたか?」「あなたはその中でどのような役割でしたか?」などの深掘り質問をされた場合などです。
もしかすると、あなたの研究経験の難易度が低いのではないかと思われている可能性があり、思わぬところでネガティブな印象を与えている可能性もあり危険です。
そうならないためにも、研究で苦労した点を具体的に説明したり、チーム内でのあなたの役割を正確に伝える必要があります。
あなたが行った研究内容が簡単ではなかったということを、エピソードを交えながらアピールしていきましょう。
研究内容が薄いと感じる場合
あなた自身が面接で話す「研究内容が薄いと感じる場合」、他の要素で補っていきましょう。
確かに研究の中には地味でインパクトに欠ける研究も多く、他の就活生に比べて内容が薄いと感じる場合もあります。
そんな時に多くの就活生がやりがちなのが、実験の内容に関する嘘をついてしまう、もしくは内容を盛ってしまうということです。
一見問題ないように感じますが、深掘り質問された時に大抵その嘘はバレてしまいますのでおすすめはできません。
実験内容が薄いと感じるようであれば、そこから学んだことや習得したスキルにフォーカスして文章を組み立てていきましょう。
それらをキャリアビジョンに組み込むことで、大きなプラス評価に繋げることも可能です。
他の応募者との比較
もしあなたが「他の応募者との比較」に悩んでいるのであれば、その時間を自己分析の時間にあてることをおすすめします。
多くの就活生が直面するのがこの他者との比較です。
特に集団面接では他の応募者と顔を合わせるということもあり、余計に意識してしまいます。
その結果、自分の順番が回ってきた時に焦ってしまい、上手く回答することができなかったというなんとも残念な結果に終わってしまったという経験はないでしょうか?
そうならないためにも、他の応募者と比較するのではなく、あなたらしさに自信を持って面接に臨みましょう。
あなたはこの世界で唯一無二の存在です。
あなたらしいユニークで個性的なエピソードや考え方を前面に出し、あなた自身を売り込んでいきましょう。
まとめ
面接で聞かれるあなたの研究経験は一旦ESの内容をそのまま伝えましょう。
その際、アピールしたい気持ちが抑えきれず話が長くなってしまうことや、専門用語が増えてしまうことに気をつけましょう。
話す構成は結論→目的→苦労したこと→学びの順番を意識することで、建設的に話ができるという印象を与えることができます。
他の就活生と差別化するためにも、文中にあなたらしいエピソードや視点を盛り込むことを意識しておきましょう。
そのためには事前に研究のことを振り返っておくことと、自己分析に取り組んでおくことが重要になります。
あなたらしい文章を組み立て、自信を持って面接に臨みましょう!