
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
- 4月から就活を始める場合のコツ
- 文理別の就活状況
- 4月から効率よく就活を進める方法
- 4月まで就活対策を何もできなかった人
- 周囲が内定を獲得して焦っている人
- 何からすべきかパニックになっている人
学年が変わり、大学4年生の4月になってもなかなか就活がうまくいかず、焦りを感じている人も多いでしょう。
そこで今回は大学4年生の方が4月から就活に本腰を入れて、内定を獲得するための方法について詳しく紹介します。
正しい方法で効率よく就活を進めればまだ十分に巻き返しを図ることは可能であるため、ぜひ参考にしてみてください。
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【4月の就活】4月のスケジュールを知って効率よく就活をしよう
いよいよ4月に入り、就職活動も本格的なピークを迎えていますね。
毎日面接や説明会に追われ、不安と焦りを感じている就活生の方も多いのではないでしょうか。
この忙しい時期を乗り切るための最大の武器は、今後のスケジュールをしっかりと把握しておくことです。
先が見えないまま走り続けるのは非常に体力を消耗しますが、ゴールとそこまでの道のりが見えていれば、今やるべきことに集中できます。
この記事では、各月ごとのスケジュールや対策を詳しく解説していきます。
全体の流れを掴んで効率よく就活を進めるために、ぜひ最後まで読んで実践してみてくださいね。
【4月の就活】一般的な大学生の就活スケジュール全体像を知ろう
4月の忙しさを乗り切るためには、まず一般的な大学生の就活スケジュール全体像を頭に入れておくことが非常に重要です。
自分が今どの地点にいて、これからどのようなイベントが待ち受けているのかを知ることで、心と時間の準備を整えることができるからです。
ここでは大学3年生の3月から、大学4年生の卒業・入社までの流れを順番に解説していきます。
大学3年生 3月前半
まずは就職活動のスタート地点となる、大学3年生の3月前半について振り返ってみましょう。
この時期は企業の採用広報が正式に解禁され、いよいよ本選考がスタートする非常に慌ただしいタイミングです。
ナビサイトが一斉にオープンし、会社説明会への参加予約や、エントリーシートの作成、そして適性検査の受検などに追われることになります。
これまでの業界研究や自己分析をもとに、実際に企業へアプローチを開始する重要な時期と言えます。
多くの就活生にとって、パソコンに向かって情報を集めたり文章を作成したりする時間が最も長くなるのがこの時期の特徴です。
エントリー締め切りが重なることも多いため、提出期限をスケジュール帳で厳密に管理する工夫が求められます。
例えば、説明会の予定とエントリーシートの締め切りを別々の色でカレンダーに書き込むなど、視覚的に把握できるようにするのがおすすめです。
焦らず着実に作業を進めることが、後の選考を有利に進める第一歩となります。
大学3年生 3月後半
続いて大学3年生の3月後半に入ると、就活のフェーズが少しずつ変化し始めます。
3月前半に提出した書類選考の結果が出始め、選考を通過した企業から少しずつ面接の案内が届き始める時期です。
これまでエントリーシート作成などの書類作成がメインだった生活から、面接対策へと徐々に頭を切り替えていく重要なタイミングとなります。
この時期に意識すべきなのは、自分が書いたエントリーシートの内容をしっかりと見直し、面接で深掘りされても答えられるように準備しておくことです。
文章で伝えた熱意や強みを、今度は自分の言葉で直接面接官に伝える練習が必要になります。
友人や大学のキャリアセンターを活用して模擬面接をお願いするなど、第三者の視点を取り入れたアウトプットの練習を積極的に行いましょう。
早い段階で面接の雰囲気に慣れておくことが、4月以降のピークを乗り越える鍵になります。
大学4年生 4月前半
いよいよ大学4年生の4月前半に入ると、面接のピークが到来します。
怒涛のように面接の予定が入り始め、エントリーシートを新しく書く機会は徐々に減っていくのが一般的です。
連日のように複数の企業の面接をハシゴする就活生も少なくなく、肉体的にも精神的にもハードな日々が続きます。
この時期に一番の課題となるのが、徹底したスケジュール管理と体調の管理です。
面接の日程調整ミスでダブルブッキングをしてしまったり、疲労から体調を崩して本番で実力を発揮できなかったりすることは絶対に避けなければなりません。
十分な睡眠時間を確保し、移動時間にはリフレッシュを心がけるなど、自分自身のコンディションを整えることも立派な就活対策の一つです。
面接が終わった後は、すぐにその日の反省点や面接官の反応をノートに書き留めておくことをお勧めします。
一日一日の面接に集中できるよう、万全の態勢で臨むことを最優先に考えて行動してください。
大学4年 4月後半〜5月
大学4年の4月後半から5月にかけては、引き続き面接のペースがピーク状態を保ちますが、早い企業では本選考の「内々定」が出始める時期でもあります。
一生懸命頑張ってきた結果が目に見える形になり始めるため、就活生の間でも喜びの声が聞こえるようになります。
しかし、ここで最も注意すべきなのは、周囲の友人から内定の報告を聞いても絶対に焦らないことです。
企業の採用スケジュールは業界や規模によって大きく異なるため、結果が出るタイミングが違うのは当然のことだからです。
周りがどうであれ、あなた自身の価値が下がるわけではありません。
他人と比べることなく、目の前に控えている自分自身の選考にしっかりと集中し続ける姿勢が何よりも大切です。
内々定をもらった友人の話を聞くのが辛い時は、無理に就活の話をする必要はありません。少し距離を置き、リラックスできる自分の時間を意図的に作ることも大切です。次の面接に向けて気持ちを切り替えていきましょう。
まだ何もしていなくて5月から就活でいいスタートを切りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
大学4年 6月
大学4年の6月は、就職活動における非常に大きな区切りのタイミングとなります。
多くの大手企業の選考が本格化し、最終面接を経て次々と内々定が出始める時期です。
また、すでに採用活動を進めていた企業の2次募集枠での内々定も出揃ってきます。
ここで意識してほしいのは、この6月末時点での結果を受けて現実的な戦略の見直しを行うことです。
もし6月中に第一志望群や大手企業から内定が出なかった場合は、闇雲に同じ層の企業を受け続けるのではなく、視野を広げる決断が必要になります。
具体的には、優良な中小企業やBtoB企業へのエントリーを増やしたり、秋採用や通年採用を行っている企業へターゲットを広げたりといった行動です。
自分の現在地を冷静に受け止め、柔軟に次の計画を立てられるかどうかが今後の結果を左右します。一人で抱え込まず、キャリアセンターのアドバイザーなどに相談しながら進めるのがおすすめです。
大学4年 7月〜9月
大学4年の7月から9月にかけては、多くの就活生が活動を終え、残りの学生生活に目を向け始める時期です。
企業側も採用活動から内定者のフォローへと移行し、内定者懇親会や社内見学、若手社員との座談会といった様々なイベントを開催し始めます。
これらのイベントは、企業が内定辞退を防ぐ目的で行うものですが、同時に学生側の入社に対する不安を取り除き、働くイメージを具体化するための重要なサポート期間でもあります。
内定を獲得したら終わりではなく、こうしたイベントには積極的に参加するようにしてください。
同期となる仲間と交流したり、実際に働く職場の雰囲気を感じ取ったりすることで、自分が本当にこの会社で頑張っていけるのかを最終確認する絶好の機会となります。
学業の合間を縫って参加することになるため、ここでもスケジュール管理は怠らないようにしてください。もし複数の内定を持っていて迷っている場合は、この期間のイベントを通じて最終的な決断を下す材料にすると良いでしょう。
大学4年 10月
大学4年の10月は、正式な「内定式」が多くの企業で一斉に行われる節目の月です。
この日を迎えると、多くの学生が社会人になるという実感を強く持ち、長かった就職活動に本当の意味で終止符を打つことになります。
一方で、もしこの10月の時点で内定が一つもない、あるいは納得のいく内定先が決まっていない場合は、翌年以降の進路について真剣に考え直す大きな目安の時期となります。
選択肢としては、卒業後も就職活動を続ける「既卒」としての就活や、あえて留年を選択して翌年に新卒枠で再挑戦する「就職浪人」などがあります。
どの選択が自分にとってベストなのか、家族や大学のキャリアセンターと深く話し合う必要があります。
焦りや周囲の目を気にして安易な決断を下すのではなく、自分自身の長期的なキャリアを見据えて慎重に判断することが求められます。まだ秋採用を続けている企業もゼロではないため、最後まで諦めずに情報を探し続けることも忘れずにいてください。
大学4年 11月〜翌2月
大学4年の11月から翌年の2月にかけては、入社に向けたより実践的な準備が進んでいく期間です。
企業によっては、入社前に希望部署や勤務地についてのアンケートを実施したり、事前の配属面談が行われたりします。
その後、正式な配属先が発表されるケースも多く、自分がどこでどのような仕事からスタートするのかが明確になってきます。
また、入社前健康診断の受診や、必要な書類の提出など、実務的な準備も並行して進める必要があります。
これらの入社手続きに関する連絡は見落としがないよう、こまめにメールをチェックする習慣をつけておきましょう。
そして忘れてはならないのが、この期間は学生という身分で自由に過ごせる最後の時間だということです。卒業論文や研究の総仕上げにしっかりと取り組むことはもちろん、旅行や趣味など残りの学生生活を悔いなく有意義に過ごすことも大切にしてください。
大学4年 3月〜4月
そしていよいよ大学4年の3月から4月にかけては、新生活への準備と入社本番を迎える最終段階です。
配属先が自宅から通えない場所になった場合は、引越し先の物件探しや荷造りなど、生活環境を整えるための準備で忙しくなります。
一人暮らしが初めての場合は、家電や家具の買い出し、各種ライフラインの手続きなどやるべきことが山積みになるため、直前になって慌てないよう余裕を持ったスケジュールで動くことが不可欠です。
スーツや仕事用の鞄などのビジネスアイテムも、この時期に最終チェックをしておきましょう。
そして4月に入ると、晴れて入社式を迎え、社会人としての新しい生活がスタートします。
不安なこともあるかもしれませんが、同期や先輩社員がしっかりとサポートしてくれるので安心してください。これまで就職活動で培ってきた自己分析力やストレス耐性は、社会に出てからの困難を乗り越えるための大きな力になります。自信を持って、新しいステージへの第一歩を踏み出してください。
【4月の就活】理系学生の就活スケジュールと就活のコツを紹介
ここまでは一般的な就活スケジュールを解説してきましたが、理系学生の就職活動には文系とは少し異なる独自の特徴があります。
日々研究室での実験や論文執筆に追われる理系学生にとって、多忙な学業と就活をいかにして両立させるかが最大のハードルとなります。
また、学校推薦を活用するのか、自由応募で挑戦するのかによっても、4月以降の動き方は大きく変わってきます。
ここでは、理系学生に特化した就職活動の流れと、忙しい日々の中で内定を勝ち取るための実践的なコツを詳しく紹介していきます。
自分の専門性を活かしつつ効率的に選考を進めるためのヒントが詰まっているので、理系ならではの強みを最大限に発揮できるように、一つひとつのポイントをしっかりと押さえていきましょう。
理系学生の主な就活の流れ
理系学生の4月から6月にかけての主な就活の流れは、応募方式によって大きく二つのルートに分かれます。
一つ目は、大学や専攻にきている推薦枠を利用する「推薦応募」です。
推薦応募の場合、早い段階で企業との面談がセッティングされ、4月から5月にかけて比較的スムーズに内々定に結びつくケースが多く見られます。
高い確率で内定を獲得できるメリットがありますが、合格した場合は原則として辞退できないという点には注意が必要です。
二つ目は、一般的な就活と同じように自らエントリーする「自由応募」です。
こちらは文系学生と同様に、4月からの面接ラッシュを乗り越え、6月頃に大手企業からの内々定獲得を目指すスケジュールとなります。
理系学生は推薦と自由応募をうまく組み合わせることで、効率的に選考を進めることが可能です。
自分の志望度や企業の採用方針を見極め、どちらのルートが自分にとって最適なのかを早い段階で判断することが成功の鍵となります。
研究室と就活を両立させる方法
理系学生が就職活動を進める上で最も悩むのが、研究室の活動と就活の両立です。
この課題をクリアするための第一歩は、指導教員である教授としっかりとコミュニケーションを取ることです。
就活に対する教授のスタンスは様々ですので、事前に「この時期は面接が集中するため、研究室を休む日が増えるかもしれません」と相談し、理解を得ておくことで心理的な負担を大きく減らすことができます。
また、実験の待ち時間や通学電車の中など、日常生活に潜むスキマ時間を有効に活用することも非常に重要です。
スマートフォン一つあれば、エントリーシートの下書きや企業研究、Webテストの対策などは十分に可能です。
さらに、近年主流となっているオンライン説明会やオンライン面接を積極的に活用することも両立のコツです。
毎日のスケジュール帳を細かく区切り、何時から何時までは研究、何時からは就活と明確に時間をブロックする習慣をつけると、頭の切り替えもスムーズになります。
理系の専門性を人事に伝えるコツ
理系学生が面接で自身の研究内容を説明する際、陥りがちな失敗があります。
それは、専門用語を多用してしまい、面接官に内容が全く伝わらないというケースです。
初期の面接を担当する人事の担当者は、必ずしも理系の専門知識を持っているわけではありません。
そのため、中学生に説明しても理解してもらえるレベルまで専門用語を噛み砕き、平易な言葉で伝える工夫が必須となります。
例えば、専門的な物質名は一般的な言葉に置き換えるなどの配慮が必要です。
さらに重要なのは、研究の素晴らしい成果ばかりをアピールするのではなく、そこに至るまでの「プロセス」に焦点を当てて語ることです。
困難な壁にぶつかった時にどのように仮説を立て、どのようなアプローチで課題を解決したのかという過程の部分にこそ、あなたの人間性や問題解決能力が表れます。
企業は研究結果そのものよりも、あなたが会社に入ってからどのように困難に立ち向かうのかという再現性を評価しているのです。
専門技術を面接でアピールする
選考が進み、技術面接や現場の技術者・エンジニアが面接官となるフェーズに入った場合は、アピールの方法を少し変える必要があります。
ここでは相手も専門的な知識を持っているため、あなた自身が持つ専門技術や知識の深さをしっかりと提示することが求められます。
研究で使用しているプログラミング言語や測定機器、分析手法などを具体的に伝え、自分が即戦力として、あるいは基礎知識を持った人材として現場でどのように貢献できるのかをアピールすることが有効です。
また、理系学生に最も期待されている強みの一つが、筋道を立てて物事を考える論理的思考力です。
質問に対して結論から端的に答え、その理由を客観的なデータや事実に基づいて説明する姿勢を見せてください。
感情論ではなく、事実と論理に基づいて会話を構築できる能力を提示することで、現場の技術者からも「この学生なら一緒に働けそうだ」という厚い信頼を勝ち取ることができます。
就職するか大学院に迷った時
理系学生の中には、学部を卒業して就職するべきか、大学院へ進学するべきか、この時期になっても深く迷っている方が少なくありません。
迷った時に有効なのは、自分が将来どのようなキャリアを築きたいのかから逆算して考える方法です。
例えば、将来的に基礎研究の道に進みたいのであれば大学院での専門的な学びが必須となるケースが多いですが、製品開発に携わりたい、あるいは現場でいち早く実務経験を積んでスキルを磨きたいのであれば、学部卒での就職が有利に働くこともあります。
一つだけ確かなことは、進学か就職かで迷っていても、就職活動の歩みは絶対に止めないでほしいということです。
進学に傾いたからといって就活を完全にストップしてしまうと、後からやはり就職したいと思い直した時に「持ち駒がゼロ」という取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。
選択肢を残しておくためにも、最低限の説明会参加やエントリーは継続し、両方の可能性を探り続けることが最も安全で賢明な判断です。
就活における4月の位置づけ
- 多くの学生が選考を体験している
- 募集を終了する企業が増加
- 選考が進む
- 内定を持っている学生は約6割
続いて、就活における4月の位置づけについて紹介します。
すでに内定を獲得している就活生もおり、また多くの学生が本選考をすでに経験しているため、就活の進捗に差が出てくる時期であるとも言えます。
どのような時期なのか客観的に理解した上で、求められる対策を進めていきましょう。
多くの学生が選考を体験している
4月に入ると3月の情報解禁と同時にエントリーを済ませた多くの学生はすでに選考を経験しています。
企業の選考スケジュールは年々早期化しており、3月からエントリーや書類選考が始まり、4月には1次面接やグループディスカッションといった選考が本格化するのが一般的となりました。
また、就活解禁よりも前に選考を実施しているところも少なくありません。
4月から就活をする人はこの流れに「遅れている」と感じることでしょう。
しかし、ここで焦る必要はなく、まずは選考の流れを理解し、面接対策や自己分析を効率よく進めれば、全く問題はありません。
募集を終了する企業が増加
4月に入ると人気企業や早期選考を実施している企業ではすでに募集を締め切るところも増えてきます。
特に大手企業や知名度の高い企業は応募が殺到し、3月中にエントリーを締め切るケースも珍しくありません。
4月に就活を始めた場合、すでに希望していた企業の募集が終了している可能性も少なくありません。
そのため、まずは志望企業のエントリー状況をしっかりと確認し、応募できる企業をリストアップすることが重要です。
また、人気企業にこだわりすぎず、視野を広げることも大切です。
同じ業界でも中小企業やベンチャー企業では4月以降も積極的に採用を行っている場合が多いです。
選考が進む
4月は企業の選考が本格的に進む時期です。
書類選考を通過した学生の方は一次面接やグループディスカッションに進み、早い企業では最終選考や内定が出始めることもあります。
4月から就活を進める方にとってはすでに選考を進めているライバルに追いつくために早めの対策が不可欠です。
また、自己分析を深め、自分の説明を整理することもスピーディーに行いましょう。
その上で、志望する業界や企業の情報収集、企業が求める人物像を把握することが大切です。
また、想定される質問に対して自分の言葉でしっかりと答えられるよう、模擬面接を行い、実践的な練習も積んでおいてください。
内定を持っている学生は約7割
株式会社学情が実施した「2027年卒内々定率調査(2026年4月度)」のデータを見ると、驚くべき結果が明らかになっています。
「現在までに内定(内々定)を獲得しましたか?」という質問に対し、全体の66,0%、つまり約7割の学生が「はい」と回答しているのです。
この割合を見ると、すでに半数以上の学生が内定を保持している状況に焦りを感じてしまうかもしれません。
しかし、この結果を過剰に受け止めて落ち込む必要は全くありません。
近年はインターンシップ経由の早期選考が一般化しているため、4月の時点で内定が出ているケースが増加しているのは事実です。
ですが、多くの大手企業や人気企業はこれから本格的な面接選考をスタートさせます。
まだ内定がない34,0%の学生も、ここからの行動次第で十分に希望する企業からの内定を勝ち取ることが可能です。
まずは自己分析や企業研究を深め、これから始まる本選考に向けてしっかりと準備を整えていきましょう。
理系学生はスタートが遅れ気味
全体の傾向として就活の早期化が進む一方で、理系学生は文系学生に比べてスタートが遅れがちになるという特徴があります。
日々の講義に加えて、研究室での実験や論文執筆、学会発表の準備など、学業の負担が非常に大きく、就活に割ける時間を確保しにくいのが現実です。
周りがインターンシップに参加している時期に研究に追われ、出遅れてしまったと感じている方もいるでしょう。
しかし、理系学生にはその遅れを十分に挽回できる強力な武器があります。
それは、日々の研究活動を通じて培ってきた論理的思考力や、課題解決に向けたアプローチの経験です。
例えば、仮説を立てて実験を行い、失敗から原因を分析して次の計画を立てるという研究プロセスそのものが、ビジネスの現場で求められるPDCAサイクルに直結しています。
面接の場でこの研究に対する姿勢や思考の過程を分かりやすく伝えることができれば、少ない面接回数でも面接官に高い評価を与え、効率的に就活を進めることができるのです。
忙しいからこそ、自分の研究プロセスを強力な自己PRに転換して自信を持って選考に臨んでください。
【就活】企業の採用スケジュール
企業の採用スケジュールを以下の2つに分けて解説していきます。
- 経団連に加入している
- 経団連に加入していない
政府は経団連に対して、学生が学業に専念できる環境を確保するように要請しています。
そのため、経団連に所属しているかどうかで、採用スケジュールに大きな差が生まれます。
本章では、それぞれの違いを詳しく解説していくので、参考にしてください。
採用スケジュールを把握することで、適切な対策が立てられます。
経団連に加入している企業の場合
経団連に加入している企業は、大学3年の3月1日に情報解禁します。
たとえば、以下の4つの情報を解禁します。
- 業務内容
- 説明会の日程
- 企業の募集要項
- 採用スケジュール
選考に参加するために欠かせない情報ばかりです。
3月以降のスケジュールを立てる材料になるため、志望企業に関する情報は積極的に集めておきましょう。
その後、大学4年の6月1日に選考を開始します。
具体的には面接の解禁です。
そのため、経団連に加入している企業の選考は、6月に入ってから一気に加速します。
しかし、一部の企業は4月にエントリーを締め切るので注意してください。
企業は優秀な人材を少しでも早く獲得したいため、年々早期化していることを理解しておきましょう。
経団連に加入していない企業の場合
経団連に加入していない企業は、時期に関係なく自由に採用活動を実施します。
- 早期選考
- 通年採用
業界や企業の事情に合わせて採用します。
企業が違えば、スケジュールもまったく異なるため注意してください。
早期選考は、経団連が定めるスケジュールよりも前倒しで、採用活動を実施することです。
つまり、2月からエントリーを受け付け、3月に面接するなどが挙げられます。
通年採用は、一年を通してエントリーを受け付けるタイプです。
1月や7月、12月など就活生自身のタイミングでエントリーできます。
ほかにも、インターンを頻繁に実施し、優秀な就活生をあらかじめ、囲い込む企業もあります。
経団連に加入していない企業は政府が定めるスケジュールに縛られず、独自の採用活動を展開しています。 そのため、大学3年生の夏から秋にかけてインターンシップを実施し、その参加者に対して早期選考を行うケースも少なくありません。 特に、外資系企業やベンチャー企業ではすでに大学3年生の段階で内定を出す企業も多いです。
4月までにやっておくべき就活
- 自己分析
- 就活の軸を決める
- インターンに参加する
- プレエントリー
- 企業との接点を増やす
- 選考対策
続いて、4月までに行っておくべき就活対策について紹介します。
ここで紹介する6つの対策は4月までに行っておきたいところですし、もし終わっていないならば急ピッチで進めなければならないものです。
一つひとつをサクッと終わらせられるほど簡単なものではありませんが、網羅しなければならない対策です。
「おざなりにする」のは良くありませんが、自分なりにスケジュールを決めて効率的に進めることを意識しましょう。
自己分析
4月から就活を始める場合、まず取り組むべきは自己分析です。
自分の強みや価値観、適性を明確にして企業選びや選考対策の軸を定めましょう。
短期間で効率よく進めるためにはこれまでの経験を振り返り、どのような場面で自分が活躍できたか、どのような価値観で行動していたかを整理してみることが大切です。
アルバイト、サークル活動、学業などを振り返ってみて、それぞれの経験から学びや気づきを箇条書きなどで書き出してみてください。
また、自己分析をスムーズに進めるために診断ツールを活用するのもおすすめです。
(弊社でもLINEで52個の質問に答えるだけでスムーズに自己分析が進む適職診断ツールなども提供しているため、気になる方は以下から登録してみてください。)
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就活の軸を決める
就活において譲れない条件、つまり「就活の軸」を定めていないとなかなかスムーズに進まないため、自己分析の次に就活の軸を定めることを心がけましょう。
自分がどのような企業で働きたいのか、どのような環境で成長したいのかといった基準で条件を明確にしましょう。
また「このような条件の時は絶対に嫌だ」という「マイナスの意味で譲れない条件」も明確に設けておくことが大切です。
給与といった待遇面を重視するのか、働き方やワークライフバランスに注目するのか、よく考えてみてください。
これらのポイントを明確にしておくことで企業選びの指針ができ、エントリーする企業を絞り込む際にも役立ちます。
インターンに参加する
実際にインターンに参加してその環境に飛び込んでみることで、自分が向いているか、その環境で働きたいかどうかが明確になります。
また、インターンを通じて社員と交流すれば企業や業界の文化、働く環境についてさらに深く知ることも可能です。
自分に合った企業かどうか見極める判断材料にもなりますし、自分に足りないものが何かを明確にできます。
選考までに足りないものが明確になれば、選考までに入念に対策ができるようになります。
たとえ選考に直結していないインターンでなかったとしても、良い印象を与えれば、少しでも選考の結果に良い影響が出るかもしれません。
短期のものでも構わないので、気になる企業があればぜひ参加してください。
プレエントリー
3月1日から企業の情報解禁が始まりましたが、それに伴い、多くの企業がエントリーも受け付けます。
したがって、4月から就活を始める場合はまず興味のある企業に対してプレエントリーを済ませることが重要です。
プレエントリーを行うことで企業からの選考情報やイベント案内を受け取ることができ、選考に向けた準備がスムーズに進められます。
志望度の高さに関わらず「内定をもらった場合は、入社を検討する」というレベルならばぜひ行ってください。
まずは複数の企業を選び、情報を集め、比較検討して、志望度の高い企業を絞り込んでいきましょう。
企業との接点を増やす
様々な方法を活用して企業との接点を増やすことも非常に重要な対策の1つです。
説明会や合同企業説明会、企業主催のセミナーなどに積極的に参加して、企業の雰囲気や事業内容について理解を深めましょう。
また、OBOG訪問を通じて実際にその企業で働いている先輩からリアルな情報を得ることもおすすめです。
企業の公式な説明だけではわからない職場の雰囲気や、入社後に感じたギャップなど貴重な情報を得られるでしょう。
最近の企業はSNSを活用しているため、企業の公式アカウントをフォローしておくこともおすすめです。
自分に合った方法で可能な限り多くの企業と接点を持ち、理解を深めましょう。
選考対策
選考対策に早い段階で取り組んでおくことが内定獲得への近道です。
まずはエントリーシートの作成から入念に行いましょう。
自己PRや志望動機は企業ごとに求められる内容が異なるため、ある程度汎用的な下書きを作っておくことは構いませんが、それをもとにそれぞれの企業に合わせて具体的に書き分けることが大切です。
そして何より面接対策が重要です。
友人や就活エージェントなどを活用して模擬面接を依頼し、客観的なフィードバックをもらいましょう。
また、適性検査やグループディスカッションの対策も重要です。
特に適性検査は対策しないと解けないものであるため、不安な方は早めに対策を始めることを推奨します。
4月の就活で絶対にやるべきこと
- 企業からの情報をこまめに確認する
- 周りと比較しすぎない
- 就活の軸を明確にする
4月から就活を始めるにあたって、注意しなければならないことについても紹介します。
以下の3点を意識した上で就活を進めれば、よりスムーズに就活が進むはずです。
企業からの情報をこまめに確認する
4月以降は企業の選考スピードが一気に早まることが特徴の1つです。
そこで、企業からの情報は常にチェックしておきましょう。
企業のマイページや登録しているメールアドレスで重要な連絡が届かないか、毎日チェックする習慣をつけてください。
うっかり見逃してしまうと、選考のチャンスを逃してしまうことになります。
また、エントリーした企業のスケジュールを一覧で管理しておくと、締め切り漏れやスケジュールの重複を防げます。
余裕があれば、企業の公式サイトやSNSなどもチェックしておくとより安心です。
周りと比較しすぎない
4月になると、周囲にはすでに内定を獲得している学生が増えてきます。
特に文系の方は早い段階で内定をもらえる場合が多いため「文系の友人が多い理系の人」は悩みがちです。
とはいえ、就活の進み具合は人それぞれであり、過度に周りと比較しすぎないようにしましょう。
早い段階で動いていた人が内定を獲得している傾向にあるのは事実ですが、4月以降も多くの企業が選考を継続していますし、焦れば焦るほど、うまくいかなくなるものです。
大切なのは自分のペースで準備を進めることです。
自己分析や企業研究を丁寧に行い、自分が本当に働きたい企業を見極め、質の高いエントリーシートを提出しましょう。
就活の軸を明確にする
4月からの就活ではどうしても時間的な余裕があまり無いため、自分の就活の軸を明確にしておくことがより重要になります。
自分がどのような条件で企業を選ぶのか、何を重視して就職を決めるのかをしっかり理解しておくことで、無駄なエントリーを減らし、効率的に対策を進めることが可能です。
給与や福利厚生、働き方や職場の雰囲気、キャリアアップの機会など、自分が譲れない条件を明確にしておきましょう。
これにより、自分に合わない企業を外すことができるため「本当に入社したい企業」にだけ集中して対策ができます。
また、就活の軸がしっかりしていれば、面接で話す志望動機にもさらに説得力が生まれ、信頼性も増すでしょう。
【就活】4月の就活でよくある質問
続いて、4月から就活を始めた人によくある質問を集めました。
就活を始めてすぐの時期は、自分の行動が正しいのか気になるでしょう。
ほかにも、周囲の就活生は、どんな就活をしているのか心配になります。
そこで、本章の解説を読むことで、ほかの就活生の様子が知れるでしょう。
多くの就活生が、同じ悩みを抱えていることを知り、不安を解消した状態で就活に挑んでください。
また、4月の時点で内定がない就活生は、こちらの記事もおすすめです。
最短で内定を獲得するために必要な行動を解説しています。
4月に参加する説明会は何社?
説明会に参加する回数に正解はありません。自分にとって、必要だと感じれば参加してください。
しかし、参考となる情報がなければ判断しにくいため、以下の回数を基準に検討しましょう。
目安として、業界・企業研究が終わった人は、志望する会社1社と競合他社2社の合計3社分に参加してください。
業界と企業に関する情報を持っているため、公式ホームページからでは得られない情報を獲得するために参加しましょう。
たとえば、従業員の様子や職場の雰囲気などです。
一方で業界・企業研究がまだの人は、興味のある業界で5社〜10社ほど参加しましょう。
最初から業界や企業を絞り過ぎると、選択肢がなくなるため注意してください。
4月に何もしていない人は手遅れなのか
4月まで何もしていない人は、手遅れではないので安心してください。
4月から就活を始めた人でも、内定獲得のチャンスはあります。
しかし、先に就活を始めている就活生と比較すると、遅れることになります。
まずは、自分の現在地を認識することが重要です。
友人から内定を獲得した話を聞くと焦る気持ちが生まれます。
しかし、就活は自分のペースで進めるものです。
焦りや不安が大きくなりすぎると内定をもらうことが目的になります。
その結果、自分が納得していない企業に就職することになるので、注意してください。
4月から就活対策を始めた人は、自分に足りないものや必要な行動が何か、きちんと把握しましょう。
4月から就活を始めて大手に行く方法
4月から就活を始めて大手に行くことは可能です。
経団連が定める日程に沿って、選考を進める大手企業を探してください。
しかし、以下の点に注意しましょう。
- 近年の就活は早期化している
- 業界ごとに選考スケジュールは違う
現在どの業界・企業も優秀な人材を確保するために早期から動き始めています。
とくにインターンを通して、就活生との接点を設けています。
そのため、企業によっては、大学3年生の夏〜冬にかけてインターンを通じて、動き出す大手企業も存在するため、注意してください。
さらに、選考スケジュールは、業界によって大きく異なります。
志望する業界によっては、4月時点で二次募集しか残っていない可能性があります。
4月から就活を始める場合、自分が目指す業界の採用スケジュールをすぐに把握しましょう。
4月はどれくらいアルバイトに入るのか
就職ジャーナルの調査によると「就職活動中、1週間当たりのアルバイトの頻度はどれくらいでしたか?」に対する回答は、以下の通りです。
- 週1日未満:5.6%
- 週1日:11.7%
- 週2日:24.6%
- 週3日:29.1%
- 週4日:16.2%
- 週5日以上:8.9%
- 覚えていない:3.9%
就活中であっても、週3日ほどアルバイトする人が約3割と一番多い結果となりました。
そのため、就活を開始したからといって、必ずしもアルバイトを辞める必要はありません。
約半数の就活生が就活を優先し、アルバイトの時間を削っているため、本来の金額より少ない傾向にあります。
就活とアルバイトを両立したい就活生は、検討材料にしてください。
(出典:就活中のアルバイト、先輩たちはどうしてた?両立で気を付けることは?|就職ジャーナル)
まとめ
今回は4月から就活を始める大学4年生の方がどのように対策をすれば良いのか、およそ何割のライバルが内定を獲得しているのかについて紹介しました。
確かに「6割の就活生が内定を獲得している」と聞くと、焦ってしまいがちです。
しかし裏を返せば「まだ4割は内定をもらっていない」ということですし、これから募集を開始する企業も少なくありません。
たとえ多少スタートが遅かろうとも、効率よく必要な対策だけを行えば、内定を獲得することは可能です。
ぜひこの記事の内容を参考に「必要な対策だけ」を「効率よく」行って内定を目指してください。


伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)
伊東美奈
(Digmedia監修者)
過去を振り返りつつ未来の予定を確認することで、今の自分が置かれている状況を客観的に見つめ直すきっかけにしてください。一つひとつの時期の特徴をしっかり掴んでいきましょう。