
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
- 4月時点で内定がない人の割合
- 4月から巻き返す方法
- 4月以降の募集の多い業界と少ない業界
- 4月時点で内定がない、または少ない人
- 納得できる企業から内定を得ていない人
- 4月からどのように挽回すべきかわからない人
【4月で内定なし】4月なのに内定がないってやばい?
4月の段階で内定を獲得できていないという状況は「危機的」とは言いませんが、あまり芳しくない状況であることは間違いありません。
後に4月時点の内定率について紹介しますが、現時点では内定を獲得している就活生も一部います。
そこで今回は、4月の段階で内定がない方が巻き返すための方法について紹介するため、参考にしてください。
【4月で内定なし】4月時点の内定率
4月時点でどの程度のライバルが内定を獲得しているのかについて確認してみましょう。
結論として、株式会社リクルートが運営する「就活未来研究所」の調査によると、2024年4月1日時点での内定就職率は58.1%でした。
つまり、約6割の就活生が内定を獲得しているということであり、この時点で内定を獲得できていないということは「少しだけ出遅れている状態」と言えます。
とはいえ、まだまだ巻き返せる段階ではあるため、焦りは禁物です。
以下の記事では4月のスケジュール・やるべきことについて詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
【4月で内定なし】各選考の対策を解説
続いて、各選考の対策を紹介します。
エントリーシートや履歴書、Webテスト、グループディスカッション、面接など、就活においては様々な形で選考が行われます。
それぞれどのような対策が必要なのかについて確認しておきましょう。
また「まだ何もしていない」という方は少し求められる対策が異なってくるため、まずは以下の記事を読んでおくことを推奨します。
ES・履歴書の対策
- もう一度自己分析をする
- もう一度業界・企業分析をする
- 文章構成を見直す
- 誤字脱字がないか確認をする
- 他の人に読んでもらう
ESや履歴書の段階で落とされてしまう人はいずれかの書類に問題がある可能性があります。
以下の5つの対策に入念に取り組んでみて、もう一度応募書類をブラッシュアップしてみましょう。
もしかすると、心がけ1つで簡単に修正できることかもしれないため、まずは確認してみてください。
もう一度自己分析をする
自己分析がしっかりできているか、再度見直してみることがおすすめの対策の1つです。
自分の強みや価値観、これまでの経験について改めて振り返り、自信を持ってアピールできる内容を整理してみてください。
特に学生時代に力を入れたことや自己PRは自己分析が不十分だと説得力が非常に弱くなってしまいます。
過去の経験を深掘りして、どのような課題に直面して、どのように工夫して乗り越えたのか。
その経験からどのような学びを得たのかを明確にしてみることを推奨します。
もう一度業界・企業分析をする
業界や企業に関する理解が不足していることも、落とされる理由の1つかもしれません。
企業が求める人物像や価値観を理解せずにESを作成すると、的外れな内容になってしまうことがあります。
もう一度業界や企業について詳しく調べて、競合他社との違いや企業のビジョン、将来の事業展開などを整理してみましょう。
その企業で働くことの意義や、自分がどのように貢献できるのかを具体的に言語化できれば、志望動機に説得力が生まれます。
また、企業の公式サイトは当然ですが、採用ページやインタビュー記事、説明会なども活用して情報を深めることもおすすめです。
企業理解が深まれば、おのずとエントリーシートの内容も具体的で魅力的になります。
文章構成を見直す
文章の構成が悪く、読みにくいことがESの評価を落としている原因の1つかもしれません。
相手に伝わりやすい文章を書くためには結論ファーストを意識することが大切です。
「課題→行動→結果→学び」という流れを意識してみてください。
また、文章が長くなりすぎていないか、複雑すぎないかも意識してみましょう。
短く簡潔な文章を意識することで、読み手に負担をかけずに伝えられます。
企業の人事は普段の業務に加えて就活生のESを読まなければなりません。
そんな疲れている人でも読める、簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。
誤字脱字がないか確認をする
誤字脱字は致命的なミスの1つであるため、再度確認してみてください。
どれだけ内容が良かったとしても、誤字脱字があると「細かい確認ができない人」「仕事でもミスが多いのでは」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
特に事務職など、ミスが許されない仕事を目指している人はさらに内定が遠ざかってしまうことでしょう。
声に出して読んでみると、読みづらい部分や誤字に気づきやすくなります。
また、WordやGoogleドキュメントの校正機能、ChatGPTなどを活用すれば、誤字脱字をより発見しやすくなります。
漢字の使い方なども確認しておくと良いでしょう。
他の人に読んでもらう
最もおすすめの対策の1つは、他の人に読んでもらうことです。
自分ではどれほど素晴らしい文章を書き上げたと思っていても、他の人からするとわかりにくいこともあります。
完成したら、第三者の目でチェックしてもらうことがおすすめです。
家族や友人など親しい人はもちろん、キャリアセンターのスタッフや就活エージェントのアドバイザーなど、就活に強い人にも読んでもらいましょう。
「この部分がわかりにくい」「もっと具体的に書いてほしい」といった指摘を受ければ、より完成度の高いESを仕上げられます。
Webテストの対策
- テストの種類を事前に調べる
- 1~2週間前から勉強する
Webテストで落とされている可能性が高い人は、入念に対策を行う必要があります。
Webテストは、確かに国公立大学や難関私立大学の受験で出題されるような、難しい問題が出されるわけではありません。
しかし、皆さんは大学受験を終えてから3年以上経っているため、意外と忘れている部分も多いはずです。
以下の2つの方法を用いて、入念にWebテストの対策を行うことを推奨します。
テストの種類を事前に調べる
まずはテストの種類を事前に調べましょう。
自分が本番で何を解くことになるのかわからないまま対策をしても、あまり意味がありません。
企業によって導入しているテストは異なり、SPIや玉手箱、TG-WEBなど、種類によって出題傾向や形式は大きく異なります。
SPIであれば言語・非言語問題や性格検査が多いですが、玉手箱では図表の読み取りや英語問題が出題されます。
事前に企業の採用ページや就活情報サイト、過去の選考情報などを確認しておいて、どのテストに備えるべきかを明確にしておきましょう。
企業によっては選考の案内メールにテストのURLが添付されている場合もあるため、URLから判断できることもあります。
1〜2週間前から勉強する
Webテストはどの種類を受けることになろうが、しっかりと対策を行えば確実に点数を伸ばせる分野です。
面接などは人事との相性に左右される部分が多少ありますが、Webテストは性格検査以外、「正解」か「不正解」しかありません。
そのため、取り組めば取り組むほど、点数は伸びます。
出題パターンも決まっていることが多いため、同じ問題を繰り返してパターンを覚えることがおすすめです。
また、制限時間があるテストが多いため、時間を意識して問題を解いておくと良いでしょう。
本番は緊張しがちであるため、練習の時は3分ほど短めに時間を設定することがおすすめです。
グループディスカッションの対策
- GDの基礎を学んでおく
- 企業の事業内容について調べておく
- 友人と練習する
グループディスカッションが苦手な人はとことん苦手意識があるものです。
そのため、入念な対策が必要になります。
これまでの選考でグループディスカッションにあまり手応えを感じられなかった方や、まだ未経験の方はぜひ、以下の3つの対策を行っておいてください。
一見、難しく見えるグループディスカッションですが、演説を行うかのような高い話術が求められるわけではありません。
コツやポイントを押さえた上で、一つひとつの対策に取り組んでいきましょう。
GDの基礎を学んでおく
まず、基本的な進め方を理解しておくことが大切です。
グループディスカッションは限られた時間内でグループとしての結論を導き出すことが求められます。
スムーズに議論を進めるためには、流れや各役割についての知識が求められます。
主な役割は議論の方向性を決めて進行する「司会」、時間を管理する「タイムキーパー」、意見を整理してまとめる「書記」、そして積極的に意見を出す「アイディアマン」などがあるため、覚えておきましょう。
議論の流れとしては「課題の理解 → 意見出し → 意見の整理 → 結論の導出」というプロセスが一般的です。
役割・流れを意識しておくことで、無駄のない建設的な議論が可能になります。
企業の事業内容について調べておく
グループディスカッションにおける議題は基本的に企業の事業内容や業界に関するものが多いため、
志望企業の事業内容や業界のトレンドについて事前に調べておくことがおすすめです。
知識がなくても議論への参加自体は可能ですが、事前に情報があればより深い議論ができ、具体性のある意見を出せます。
例えば、製造業であれば「新しい製品の開発方法」や「海外進出の戦略」などの議題が考えられます。
こうした議題に備えるためにも、企業の公式サイトや業界ニュース、採用ページなどを活用して情報収集を行ってください。
もちろん、こういった情報収集は面接対策やエントリーシートのクオリティを高めることにも役立ちます。
友人と練習する
いくら知識を詰め込んでも、練習しなければなかなかうまく発言できないため、ぜひ就活生の仲間と何度も練習してみてください。
まずは自分に合った役割を見つけられるよう、司会、書記、タイムキーパー、アイディアマンなど、それぞれの役割を一度は経験しておくことがおすすめです。
また、意見を聞く際の相槌の打ち方やリアクションの方法なども重要なポイントの1つです。
ただ真顔で頷いているだけでは、周りも自信を持って話すことができなくなってしまいます。
「自分が話している時は、どのように反応してくれれば嬉しいか?」を意識しつつ、相手の話を聞くことを練習しましょう。
面接の対策
- もう一度自己分析・企業分析をする
- 必須質問に対する答えを準備しておく
- 就活のプロと練習する
面接は「対策しすぎるぐらいがちょうど良い」とも言えるほど、緊張しやすく、ミスをしがちな選考です。
しかし、苦手としている方は多いでしょう。
そんな面接ですが、コツを押さえて入念に練習を行えば、本番でもあまり緊張せずに挑むことができます。
ぜひ、以下の3つの対策に入念に取り組んでみてください。
もう一度自己分析・企業分析をする
面接が苦手な人は、もう一度自己分析と企業分析を徹底してみてください。
面接では自己PR、志望動機、学生時代に力を入れたことなど、自分自身について深く問われることが多くあります。
自己分析が不十分だと、最初の質問には答えられても、深掘り質問に答えられない可能性が高いです。
また、企業分析も同様に重要です。
企業の事業内容やビジョン、求める人物像について深く理解していなければ、的外れな回答になってしまう可能性があります。
目指す企業について簡潔にわかりやすく説明する自信がない場合は、もう一度企業の情報をおさらいしておきましょう。
必須質問に対する答えを準備しておく
自己紹介、志望動機、学生時代に力を入れたこと、自己PR、入社後に挑戦したいことなどはほとんどの確率で聞かれるでしょう。
このような質問に対しては、必ず明確な回答を準備しておいてください。
とはいえ、準備した答えを丸暗記するだけでは不十分です。
柔軟に話せるように練習し、自分の言葉で伝えられるようにしておくことが大切です。
また、これらの質問に対する深掘り質問にも答えられるようになっておきましょう。
「なぜ他の企業ではダメなのか」「なぜその活動に力を入れたのか」「その経験から何を学び、今後どう活かしたいのか」などといった質問にも答えられるようにしておくと、より説得力のある受け答えができます。
就活のプロと練習する
面接の練習は友人や家族相手でも十分に有効ですが、可能であればプロに付き合ってもらうことをおすすめします。
キャリアセンターのスタッフなどに協力してもらうのも良いですが、就活エージェントを利用することが理想的です。
エージェントはこれまで何人もの就活生を目指す企業に送り込んできた就活のプロであり、あなたの良いところと悪いところを明確に判断し、どのように修正すれば良いのかについて教えてくれます。
また、ESの添削やおすすめ企業の紹介などを行ってくれるところも多いため、気になるサービスがあれば3つほど登録してみると良いでしょう。
【4月で内定なし】4月以降の募集の多い業界と少ない業界
続いて、4月以降募集が多い業界と、少ない業界について紹介します。
4月から就活を始めた方でも、十分に間に合う可能性がある業界もあれば、4月の段階では募集が少なくなってしまっている業界もあります。
まだ業界の絞り込みをしていない方は、ぜひ確認しておいてください。
4月以降の募集の多い業界
4月以降の募集が多い業界は総合商社、損害保険、介護福祉業界、アパレル業界、公務員、航空、鉄道業などが挙げられます。
4月からエントリーシートの提出が始まり、6月頃に内定が出るスケジュールが多いです。
選考の期間が比較的長く、じっくりと応募者を見極めながら進める傾向にあります。
また、介護福祉業界やアパレル業界は年間を通じて採用活動を行っていることが多く、比較的柔軟に採用枠を設けてくれています。
公務員や航空、鉄道業界も4月からエントリーが本格化することが多いため、しっかりと対策を行えば、十分に内定獲得は可能です。
4月以降の募集が少ない業界
4月以降、募集が少なくなる業界も存在します。
外資系企業やメガベンチャー、マスコミ業界、広告業界、IT業界などは早い段階で選考を進める傾向が強いため、4月にはすでに応募が締め切られている企業も少なくありません。
これらの業界は3月以前にインターンを実施して早期選考を進めている、または3月の情報解禁直後からスピーディーに選考を進めている企業が多いです。
そのため、4月以降にエントリーしようとしても、すでに枠が埋まっていることが少なくありません。
とはいえ、4月までの選考で内定を獲得した人全員がその企業に就職するわけでもありません。
内定辞退などの理由で追加募集が行われることもあるため、どうしても就職したい企業がある場合は、毎日のように公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。
【4月で内定なし】4月に内定ゼロの人がするべき就活
- まず現状把握と今後のスケジュールを立てる
- 業界を絞り、エントリー数を増やす
- 就活のプロに頼る
4月の段階で内定が1つもない方は今からどのような対策をすれば良いのでしょうか。
焦る必要はないとはいえ「あれも、これも」と取り組んでいては時間が足りない時期でもあります。
そこで、まずは以下の3つの対策に、入念に取り組んでみてください。
まず現状把握と今後のスケジュールを立てる
はじめに、自分の現状を把握して、今後のスケジュールを立てることを心がけましょう。
「どの企業にエントリーしているか」「進行中の選考はどの段階なのか」「今後の選考日程はいつなのか」などを具体的に整理してください。
また、エントリーした企業の志望度や進捗状況も一覧で可視化すると、優先して対策すべき企業が明確になります。
その上で、今後のスケジュールを立てて、どのように就活を進めていくのか考えてみてください。
それぞれの応募状況を整理し、対策を計画的に進めていくことが大切です。
業界を絞り、エントリー数を増やす
4月以降は募集を締め切る企業も増えてきますし、エントリーの選択肢が狭まっていくのが現実です。
だからこそ、今後の就活を成功させるためには興味のある業界を絞り込んで、その業界内でエントリー数を増やすことが重要です。
業界を絞れば企業研究や選考対策の質が高まり、効率よく就活を進められます。
特に、自分の強みや志望動機がしっかり伝えられる業界を選べば、選考での説得力が増します。
また、企業の募集状況は常に変化するため、公式サイトや採用ページ、就活情報サイトなどをこまめにチェックし、まだエントリー可能な企業がないか積極的に情報収集してください。
就活のプロに頼る
4月に内定をもらえていない方は1人で悩みを抱え込まず、就活のプロに相談することも非常におすすめの選択肢の1つです。
大学のキャリアセンターや就活エージェントを積極的に活用しましょう。
特に就活エージェントはほとんどが無料で利用でき、選考対策のサポートだけでなく、おすすめ企業の紹介も行ってくれます。
弊社が提供している「ジョブコミット」というサービスでは自己分析ツールや業界研究、企業研究がスムーズに進むシートの配布なども行っており、時間があまりない就活生の方の代わりに企業の情報を仕入れることも可能です。
時間があまりない分「使えるものは使う」ことが成功させるコツです。
【4月で内定なし】1か月で内定を獲得する方法
4月中〜ゴールデンウィーク前までに内定を獲得したい、つまり「1か月で内定が欲しい」という方も多いでしょう。
もちろん、6月以降も募集を行う企業はありますが、早く内定をもらえれば、安心して就活を進められます。
そこで、ここからは「1か月で内定を獲得するためには、どうすれば良いか」について詳しく紹介するため、参考にしてみてください。
4月中に内定を獲得する方法
- 行動量を確保する
- 企業選びにこだわる
まずは4月中に内定を獲得する方法について紹介します。
以下の2つを意識しながら就活に取り組めば、1か月以内に内定を獲得できる可能性は高まります。
ぜひ、それぞれ取り組んでみてください。
行動量を確保する
まずは行動量を確保することを意識してください。
この時期は選考のスピードが早く、エントリーの締め切りや選考日程も早いペースで進んでいくため、少しでも迷っているとチャンスを逃してしまいます。
よって、とにかく行動を優先させましょう。
興味のある企業はすぐにエントリーし、説明会があれば積極的に参加することが大切です。
面接対策やエントリーシートの作成もスピーディーに進めることを心がけてください。
また、エントリーの数を増やすこともポイントです。
エントリー数が少ないと、その分だけ選考のチャンスも減ってしまいます。
企業選びにこだわる
「興味があるところには迷わずに応募することが大切」とは言いましたが、企業選びにこだわることも同時に意識してください。
4月中に内定を獲得したい人の多くは、つい焦ってしまい、精査せずに大量の企業に応募してしまう傾向にあります。
しかし、大量に応募すると、それぞれの企業の選考対策が入念に行えないだけでなく、内定をもらったとしても、入社後に「想像と違った」とミスマッチを感じてしまうことも少なくありません。
企業選びでは自分の就活の軸を明確にし「どのような環境で働きたいのか」といった基準をもとに慎重に企業を選ぶことが大切です。
就活の目的は「どこでも良いから、早く内定をもらって安心する」ことではなく「納得のいく企業に就職すること」です。
4月中に内定を獲得できる企業とその見つけ方
- 1か月で内定を獲得できる企業の特徴
- 就活エージェントに探してもらおう
続いて、4月中に内定を獲得できる企業とその見つけ方について紹介します。
以下の2点を踏まえて企業選びを行えば、4月中に内定を獲得しやすくなります。
1か月で内定を獲得できる企業の特徴
まず、1か月で内定を獲得できる企業の特徴として、ベンチャー企業、中小企業、大手企業のグループ会社などが挙げられます。
これらの企業は選考スケジュールが比較的早く、スピード感のある採用活動を行っていることが多いからです。
面接回数が少ない、書類選考から最終面接までの期間が短いなどの傾向があり、1か月で内定を獲得することも十分に可能です。
特にベンチャー企業や中小企業は即戦力としてのポテンシャルを重視することが多いため、自己分析と企業研究をしっかりと行い、自分の強みと企業の特徴が合致していることをアピールすれば、内定獲得を目指せます。
就活エージェントに探してもらおう
就活においてはエージェントに一部を任せる、役割分担も重要です。
面接などの練習はあなた本人しか行えませんが、企業の情報を収集することは極論、誰でも可能です。
そこで、就活情報に詳しいエージェントに企業を探してもらいましょう。
あなたが求める条件に合致しており、かつ1か月で内定を出してくれる企業がないか、調べてもらってください。
また、エージェントは非公開求人の情報を保有していることも多いです。
「面接が1回〜2回で済む」「書類の提出不要」など、選考がサクッと終わるものもあるため、おすすめの求人がないか聞いてみましょう。
【4月で内定なし】大手から内定をもらう方法
- 志望動機に注力する
- OB訪問・インターンに積極的に参加する
- WEBテストの対策に時間をかける
「4月の段階で内定をもらえていないのだから、大手から内定をもらうなんてもってのほかだ」と思っている方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
以下の3つの対策を入念に行えば、4月まで内定がゼロだったとしても、大手企業から内定をもらうことは十分に可能です。
「大手に就職したい」と思っている方は、ぜひ以下の3つの対策に取り組んでみてください。
志望動機に注力する
まず、志望動機の質に注力してみてください。
大手企業は応募者の数が非常に多く、選考の中で他の応募者と差別化できるポイントとして志望動機の内容を重視します。
当然「ブランド力があるから」「収入が高いから」といった表面的な内容では足切りされてしまいます。
「なぜその企業でなければならないのか」「その企業でどのように貢献していきたいのか」を、自分の経験や強みと結びつけて具体的に伝えることを心がけましょう。
似たような志望動機が大量に提出される中で、採用担当者が「気になるな」と目を留めるようなものを提出できれば、理想的です。
OB訪問・インターンに積極的に参加する
OB訪問やインターンにはぜひ積極的に参加してほしいところです。
OB訪問ではその企業で働いている先輩から生の声を聞くことができ、企業理解が深まるだけでなく「面接で何を聞かれたか」などの情報も得られます。
また、インターンでは「どのようなスキルが求められるのか」「事前に調べていた情報と、どのような点にギャップがあるのか」などを確認できます。
もちろん、応募する企業のインターンに参加できれば理想的ですが、競合他社でも問題ありません。
たった数日間かもしれませんが、その業界で働いた経験があり、内部事情についてある程度理解しているという点は、他の就活生との差別化ポイントとなります。
Webテストの対策に時間をかける
Webテストはついついおざなりにしてしまいがちですが、時間をかけて取り組みましょう。
大手企業の場合、応募者をふるいにかけるためにWebテストを行います。
自分が目指す企業がどの種類のWebテストを実施するのか、あらかじめ確認しておき、少なくとも1週間から2週間前には対策を始めることが大切です。
また、時間制限が厳しいテストが多いため、スピードを意識した練習を心がけ、苦手分野がある場合は、重点的に取り組んでください。
人事はWebテストの点数を記録しているため、拮抗した場合、最後の採用基準に使うこともあります。
隙間時間を活用して、1点でも多く取れるようになっておきましょう。
【4月で内定なし】内定獲得のために注意すべきこと
- 独りよがりの行動にならないように注意
- 焦って就活の軸を決めずに行動しないように注意
- スケジュールを立てずに行動しないように注意
4月から内定を獲得していない状況を挽回する、つまり内定を獲得するために注意すべきことについても紹介します。
以下の3つの注意点を理解しないまま就活を進めてしまうと、一向に内定を獲得できず、悩みが深まることになってしまうかもしれません。
ぜひ、以下の3点は常に念頭に置いて就活に取り組んでください。
独りよがりの行動にならないように注意
先程「内定を獲得するために積極的に行動することが大切」と伝えました。
しかし「独りよがりの行動」にならないようにも注意が必要です。
自分の考えだけで突き進むと、努力の方向性がずれており、結果が出ないまま時間が過ぎてしまうということもあります。
「自己分析が不十分なままエントリーシートを提出する」「企業研究が浅いまま面接に臨む」など、あまり意味のない努力を続けてしまう人も多いです。
そこで、客観的な視点を持つことを心がけてください。
自分が進めている就活の方向性が正しいのか、常に振り返りながら行動しましょう。
大学のキャリアセンターや就活エージェント、家族、友人に相談してみるのも選択肢の1つです。
焦って就活の軸を決めずに行動しないように注意
就活の軸は非常に重要な要素の1つであるため、焦って決めないように心がけましょう。
確かに「就活の軸が定まらないと、一向に進まない」と思う人も多いですが、その間に履歴書の項目を埋めておく、業界研究をするなど、やることはいくらでもあります。
もちろん、先に就活の軸を定めておくことが理想的ではありますが、なかなか決まらないようであれば「一旦置いておく」のも選択肢の1つです。
焦って、的当な軸を定めて就活を進めてしまうと、時間が経ってから後悔することにつながりかねません。
多少時間がかかっても良いので、自分が納得できる就活の軸を決めてから行動しましょう。
スケジュールを立てずに行動しないように注意
4月の段階で内定がないと焦ってしまい、スケジュールを立てる時間すらもったいないと感じて、すぐに行動してしまう人もいます。
しかし、スケジュールを立てないと努力が無駄に終わるだけでなく、効率も悪いため、落ち着いてスケジュールを立てましょう。
先にスケジュール作成に1〜2時間かけたところで、他の対策に必要な時間がなくなるわけではありません。
自分がエントリーを検討している企業の情報をリストアップし、エントリーの締め切り、結果の通知予定日などを把握し、スケジュールに組み込んでいきましょう。
また、就活では予期せぬことが起こりがちであるため、余裕を持ったスケジュールを立てておくことも心がけてください。
まとめ
今回は4月の段階で内定を獲得できていない就活生の方のために、どのような対策をすれば良いのか、今後、募集が多い業界と少ない業界には何があるのか、1か月間で内定を獲得するためにはどうすれば良いか、などについて紹介しました。
「4月の段階で6割弱の就活生が内定を得ている」と聞き、焦っている方も多いはずです。とはいえ、まだ4割の人は内定をもらっていないということですし、まだ募集を開始したばかりの業界や企業もあります。
焦って、むやみに応募してしまうことが最も悪手であるため、落ち着いて、この記事を参考に、必要な対策に効率よく取り組んでください。