HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活で嘘をつきたくなってしまうこともありますが、嘘はほとんどばれてしまいます。
面接で深堀されて質問された時や、働いたあとに資格をもっているはずなのにほとんど知識がないと分かった時に、この人は嘘をついていたと分かります。
ばれてしまったら、内定取り消しもしくは入社後は解雇となるケースがほとんどです。
全くの0を1にするのはリスクがあるので、嘘をつかないようにしましょう。
面接官は話のすごさを聞きたいわけではないので、ありのままの自分で勝負するのが一番です。
【就活で嘘は大丈夫?】はじめに
かっこつけたことを言った方が、面接官にもインパクトを与えられるような気がして嘘をついてしまいたい気持ちになってしまうこともあるでしょう。
しかし、嘘というのは追求されてしまったり、実際にその能力を活かさなければいけない時にできなかったりしてばれてしまいます。
マイナスの評価を与えてしまったら、もらえるはずだった内定ももらえないままで終わってしまいます。
こちらでは、就活でつく嘘について詳しく説明していきますので参考にしてみてください。
【就活で嘘は大丈夫?】嘘はばれるの?
就活での嘘ははっきり言ってしまうと、大変ばれやすいです。
面接官は何人もの学生の面接を見てきていますので、仕草や話し方、勘でも分かってしまいます。
よほど用意周到に練られた嘘でなければ、どこかでボロが出ると思っていた方がいいでしょう。
日常生活でも、なんか相手が嘘をついているというのは自分たちでも分かるものです。
こちらでは具体的にどんな瞬間に嘘がばれてしまうので、詳しく説明していきます。
深堀の段階で気づかれる
最初は滑らかな口調で質問に答えられると、そこまで面接官は嘘をついているというのは分からないかもしれません。
しかし話をさらに詳しく聞きたいと思い深堀をした時に、なんだか始めに聞いていた話と違う部分が出てきていると思ってしまうのです。
この時に、もしかしたら嘘の話をしているのではないかと気が付かれてしまいます。
嘘をついているかどうかさらに、深堀された質問をされ気まずい思いをしてしまう可能性もあります。
面接の段階で特に大きい嘘をついていると気が付かれてしまった時には、その企業で内定をもらうのは難しいと思った方がいいでしょう。
この時点で信頼をなくしてしまっていますので、挽回は難しいです。
資格や経歴は調べられるので絶対にばれてしまう
企業によっては英語の資格を取っていた方が有利になるなど、資格や経歴がいい方が採用になりやすい傾向な場合もあります。
しかし嘘をついてもっていない資格や経歴を履歴書に書いてしまうと、あとから大変なことになります。
今勉強していてこれから受験する場合などは、そのまま勉強中で取得するために頑張っている話をしましょう。
万が一嘘の資格や経歴を話したあとに、証拠を持ってきてほしいと証明書の提出を求められたら大変です。
証拠がないのでどうすることもできず、嘘だとそこでばれてしまいます。
すべての企業で絶対に提出しなければならないわけではないのですが、もし求められた時には大変なので嘘は止めましょう。
【就活で嘘は大丈夫?】ばれたらどうなる?
内定が欲しいという気持ちで嘘をついて一番怖いのは、嘘がばれてしまった時です。
どんな顔をして話せばいいのかも分からないですし、せっかくの志望していた企業では内定取り消しになってしまう可能性もあります。
信用も一切なくしてしまい、また挑戦したいと思っても同じ企業での採用は難しくなるでしょう。
ここでは就活で嘘をついてしまい、ばれた時にどうなってしまうのか詳しく見ていきます。
内定取り消しされる可能性も
もし就活で嘘をついてまうと、この人は信用できないと思われ内定取り消しになることがあります。
これまで内定をもらうために企業の研究や自己分析などをして頑張ってきたものが、一つの嘘で一瞬にしてパーになってしまいます。
しかもどのタイミングで嘘をついてしまったことがばれてしまうか分からないので、他の企業なども受けてそのまま辞退してしまったあとに言われてしまうかもしれないのです。
もうどこにも行くことができず、また始めからやり直しになり精神的にも苦しくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、自分をよりよく見せようとせず正直に話すことが大切です。
入社後の信用問題になる
4月になり入社するまでは嘘を上手に隠し通せても、実際に働くようになってからばれてしまうケースも多々あります。
採用する側もその資格をもっていると思って採用していますので、ルールなども分かっているだろうと思っています。
しかし実際に仕事をさせてみると、まったく知識を持ち合わせていなくて資格を本当はもっていないのではないかと感じてしまうのです。
そこで追求され、嘘だったとばれてしまったらもう大変です。
解雇される可能性もありますし、もし解雇にならなくても自分が一番気まずく辞めたくなってしまうでしょう。
円満退社ではなくなってしまい次の転職の際にも響いてしまうので、資格などの嘘はよくありません。
【就活で嘘は大丈夫?】話を盛るのは大丈夫?
嘘をつくという程ではないけれども、少しかっこよく話したいと思い盛ってしまうこともあるでしょう。
全くの嘘はよくありませんが、盛ることに関してはその度合いによっては許されるケースもあります。
嘘っぽさがあっても大きなものではなく、好感がもてる範囲であれば面接を突破し内定がもらえるケースもあります。
こちらでは話を盛ることについて、詳しく説明していきますので参考にしてみてください。
全くの0を1にするのはよくない
ないものをあると言ってしまうのは、もはや盛るのではなく嘘になってしまいます。
事実ではないものをあるかのように見せてしまうので、自分の中では盛って話をしたつもりでも相手にはただの嘘にしか聞こえません。
このように捉えられてしまうと、内定も難しくなります。
万が一内定がもらえて無事に入社できたとしても、その中で仕事ぶりから本当は何もなかったことが分かり解雇となってしまいます。
全くの0ですので、そのものが存在しない話なのにあるようにして1にしてしまうのはリスクしかありません。
嘘を抱えながら働くのは、自分自身もだんだん辛くなってきて仕事を辞めたくなります。
プラスの面を強調する程度なら大丈夫
もし盛る場合、プラスを強調する程度であれば問題ありません。
マイナスを少し話てから、プラスの話に転換して、自分のよさを自己PRするのも悪くはありません。
話そのものに嘘はなく、ただ少し大げさに言っているだけですのでこれはOKです。
0.7の話を少しよく見せたいから1にして話すのであれば、全くの0ではないので問題ありません。
逆に営業の仕事をする時にも、その商品をよく見せるためにこのスキルは使われます。
デメリットな面はサラっと説明し、メリット部分を多少大げさにしながらも最大にアピールするのです。
プラス面を強調する際に話術が上手だと思われれば、この場合好印象になり内定をもらえる可能性も高くなります。
【就活で嘘は大丈夫?】嘘をつくメリットはない
面接官は何人もの学生を見ていて嘘を見抜く力もありますし、嘘つきはまず採用しようと思いません。
何もないものをあるかのように見せる嘘は、まったくメリットがないのです。
こちらでは、どうして自分のことをすごい人だと見せる必要がないのか、メリットがない理由を詳しく紹介してきます。
そこには理由がありますので、ぜひ参考にしてみてみてください。
面接官は話のすごさを聞きたいわけではない
確かに普通の人にはできないような経験をしていると、それに対しての評価は上がります。
しかしそういったエピソードがないからと言って採用しないわけではないですし、ものすごい自慢できるような話を期待しているわけではありません。
決して全国大会に出場し入賞したような話ではなくても、話の中身にすごさがあれば問題ないのです。
たとえば本当に毎回市の大会で1勝もできなかったようなチームでも、大変な努力によって1勝した話を聞いたらそれもすごいと思ってもらえます。
全国大会の話と比べた小さい話に感じてしまいますが、見られているのはそこではなくどのように努力をしてどんな考えで行動してきたかに注目しています。
さらに考え方が社風に合っているのか、軸がしっかりとしているのかを見ているのです。
ばれて不利になるくらいならしない方がいい
嘘をついてしまうことには大きなリスクがありますし、もしばれて恥ずかしい思いをしてしまうのであればつかない方が賢明です。
万が一嘘をつかないでその企業で採用をもらえなかったとしても、純粋にご縁がなかっただけですし嘘をついたあとに隠し通しながら無理をして働く必要もありません。
ばれてしまうと、恥ずかしいですし入社したあとの場合その場にいるのも苦しくなってしまうでしょう。
周りからも「あの人は嘘ついて入社してきたらしい」と噂され、いいことは何もありません。
就職してからも、本当の自分で入社した方が自分らしく働くことができ長続きします。
もし嘘をつきたくなってしまったら、ばれた時を想像するといいでしょう。
やっぱり止めておこうという気持ちになり、一歩踏みとどまれます。
ミスマッチにつながる可能性がある
基本的に、就活での嘘はばれる可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。
企業の人事担当者は採用のプロなので、面接での応募者の話し方や言動などから、嘘をついていることはある程度見抜かれてしまいます。
万が一嘘がばれずに入社できたとしても、今度はまた別の懸念事項が生まれます。
それは、企業が求める人材と本来の自分が大きく異なっているという、いわゆる「ミスマッチ」です。
ミスマッチの場合、企業の社風や職場になじめなかったり、能力的に仕事をこなしていくことが困難になってしまったりと、早期退職を余儀なくされてしまうことでしょう。
内定はあくまでスタート地点であり、偽りの自分では長続きしません。
将来のためにも、本当の自分で勝負しましょう。
【就活で嘘は大丈夫?】自分に自信がない時の対処法
嘘をついて自分を偽るというのは、自分に自信がないことの裏返しでもあります。
自分に自信が持てないと、無理に取り繕って周囲に合わせるようになり、いわゆる「優等生」の自分ができあがってしまいます。
しかし意図的に作られた人間の優秀さは、企業の採用活動において、必ずしも好評価につながるとはいえません。
虚像の優位性よりも、人柄や価値観などが判断基準とされる場合も多くありますので、自分に自信がなくアピールポイントがなかなか見つからないという場合は、次のことを実践してみることをオススメします。
自己分析をする
自分に自信がないという場合、自己分析が不十分な可能性が考えられます。
本来持っている自分の特性や強みが表面化されておらず、埋もれてしまっているだけということも少なくありません。
「元々持っていない」というのと、「見つかっていない」というのは大きく違います。
せっかくの強みが見つかっていないだけで自信をなくしてしまうのは非常にもったいないことです。
すでに自己分析はやってみたという方も、たとえば今までに聞いたことがなかった第三者の評価を取り入れてみたり、無料診断サイトを利用したりするなど、これまでとは少し違った角度で実施することで今まで気づかなかった自分の強みが見つかるかもしれません。
強みが見つかればそれが自信につながりますので、もう一度深く広く、自己分析を行ってみましょう。
ガクチカを深掘りする
ガクチカの内容を見直してみるのも有効です。
ガクチカを再度読み返してみた時、内容が薄く、よくある普遍的な中身になっていることも珍しくありません。
綿密に作られたガクチカなら問題ありませんが、もしライバルと差別化できていないような内容だった場合、自信を取り戻すためにもガクチカの深掘りを行いましょう。
具体的な定量評価や数値的な実績がなかったとしても、深掘りをすることによってなぜそのことに力を入れたのかというきっかけや、当時の考え方などが浮き彫りになってくるはずです。
物事に対する考え方は特性や人柄が出やすく、自らをアピールする題材としてふさわしいものといわれているので、困った時はガクチカの内容を再度チェックしてみてください。
勉強中の資格をアピールする
「資格試験に落ちてしまった」「勉強しているけど成果が出ない」という人も自信を失いがちです。
まだ取得していない資格を持っていると偽るのはNGですが、資格は取得したものだけが評価対象になるというわけではありません。
資格取得のために勉強を続けているということそれ自体が立派なアピールポイントの一つなので、自信を失う必要はないのです。
また、面接で資格取得の勉強をしているということをアピールする時は、なぜ取得を目指しているのかという理由も伝えましょう。
この時、単に「興味がある分野だから」と伝えても構いませんが、もし希望する職種に活かせる資格であれば熱意をアピールできます。
「御社で経理の仕事がしたいと考えており、現在簿記2級の取得を目指しています」など、状況に合わせて伝えるようにしてください。
【就活で嘘は大丈夫?】まとめ
自分を魅力的な人材だと感じてもらいたくて嘘をつきたくなってしまうこともあるかもしれませんが、就活では嘘をつくのは止めておきましょう。
少しいいことを盛って話す程度であれば好印象の場合もありますが、ほとんどの場合メリットになる部分がありません。
逆に嘘つきだからこの人とは働けないと思われてしまい、内定がもらえないかもしくはもらったあとの場合解雇や取り消しになります。
リスクしかないので、ありのままの自分で勝負するようにしましょう。