【内定はどうなる?】留年したときにとるべき行動

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

内定を企業からもらっているにも関わらず、留年してしまった場合の対応方法とは? 留年したら内定が取り消されるのか、内定を取り消された企業はもう二度と受けられないのか、就活生の疑問に答えます。

留年はほとんど内定取り消し

留年が確定した人の最大の心配となるのは、「企業からの内定取り消し」です。

残念ながら留年が決まった学生は、内定取り消しの処置を受けることが多いでしょう。

主な理由としては、下記の2つになります。

・大学卒業者を企業が求めているため

多くの企業が大学卒業者を内定の基準として定めています。

大卒でなくても採用をしてくれる所はありますが、まだまだ日本では「大卒」というブランドが必要な企業が多くあります。

・企業から社会人としての資質に欠けると判断されるため

企業の担当者は、学生が留年をした時点で、自己管理ができていない人物と評価する傾向にあります。

特例として卒業まで入社を待ってくれる場合もありますが、よほど優秀でない限りは多くの企業では内定取り消しになることがほとんどです。

留年することで「大学でしっかり勉強をしなかったのか?」という不信感にもつながるので、企業からあなたへの信頼を下げてしまうことにつながります。

もしも留年してしまったときの行動

もしも留年してしまった場合の対応方法として「大学側」「企業側」両方のことを考えておくようにしておきましょう。

【大学側への対応】

・もう一度単位が本当に足りていないのかを確認

留年が確定した時点で、まず最初に行うのは「本当に単位が足りていないのか」確認することです。

大学は多数の同姓などもいるため、場合によっては、同じ授業にたまたま同姓同名の生徒がいて成績のつけ方を間違ってたなんてパターンもあります。

成績の入力ミスも考えられるため、本当に単位が足りないのか、成績評価は正しいのか、確認しましょう。

・担当教授や教務へ説明に行く

もし可能であるならば、なぜ自分がその成績になったのか、理由を尋ねましょう。

教授によっては事情を考慮して追試や追加課題で成績をもう一度再考することも考えられます。

授業の出席態度など取り組む姿勢をアピールして、話し合いの場を持つことも必要です。

自らに責任があるにしろ、何らかの弁解の余地があるのであれば、説明にいくことも非常に大事なことです。

【企業側への対応】

・留年した旨を伝え、中退でも入社させてもらえるか聞く

正直に留年してしまったことを伝え、中退でも入社が可能なのかを聞いてみてください。

企業によっては留年に関する単位の取得具合で入社を半年待ってくれる、大学で卒業に足りない単位を取得しながら、内定先で働くことを了承してくれる企業もあります。

中退は、これから先の人生で履歴書を書く際に一生ついて回るので、本当に中退するべきかも熟考してください。

後悔しないように選択しましょう。

・来年へのコネクションを残しておく

留年が決まった時点で内定を取り消された場合は、来年もその企業へのコネクションを残しておくことも大事です。

一度は入社を決めた企業ですから、これを機に新しく就活を始めてみるのも良いですが、第一志望の企業である場合は再び面接を受けることを見越しておくことも大切です。

人事と仲良くなっておくことで、事情を考慮してある程度選考を優遇してくれることがあるかもしれません。

内定取り消しになった企業は来年も可能?

一度は消えてしまった「内定」を再び取り返したいと思う人は、気になるでしょう。

内定取り消しも最近は増えており、元内定先に入社することが可能な企業は増えていっています。

内定を取ったということは、選考を突破して合格をもらっているため、企業としても本当は入社をしてほしかったという思いを抱えているでしょう。

そのため、来年もう一度就活をやり直す際に元内定先にチャレンジすることも可能です。

留年期間を有意義に

留年期間は少ない単位を取得するのみになるため、時間が余ります。

よって、留年期間を有意義に過ごすことが重要になってきます。

そこで、留年期間を有意義に過ごす方法を3つ紹介します。

1:短期留学に出る

会社に勤めるようになれば、海外留学は気軽に行けなくなります。

ましてや、会社を辞めなければ行けないパターンがほとんどです。

留年期間を前向きな期間として捉えるのであれば、短期留学に行って自分の中での見聞を広める期間として使うのもおすすめです。

それを踏まえた上で「自分のやりたい仕事」が見つかることもあります。

短期留学に出て自分の知らないことを知る機会としてチャレンジするのも良いでしょう。

2:企業でインターンをする

留年期間で、色々な企業のインターンに参加してみるのも非常に面白いです。

特に働いてやりたいことがなかった人にとっては、自分にはどんな仕事が合うか、適性を判断できる機会でもあります。

また、場合によってはインターン先の会社がそのまま内定を出してくれるなんてこともあります。

企業でインターンをすることによって、すぐに会社に所属しても、ある程度の常識やビジネスマナーを覚えることもできるので、おすすめです。

3:とにかくお金を稼ぐ

留年期間で特にやりたいこともなく、入社先の企業も決まっている場合はお金を稼ぐのも良いでしょう。

人によっては、足りない学費を自ら工面しなければ行けない場合もあるので、費用を稼ぐことも大切です。

お金を稼ぐとしても、何をして稼ぐかも大切です。

自分が興味がある仕事に通じることで働くとより有意義な時間となるでしょう。

内定取り消しになっても前向きに

留年をしてしまったことは仕方がありません。

今さら後悔をするくらいであるならば、留年期間をどう過ごすか考えたほうが賢明でしょう。

留年期間で、もう一度自分がどんな仕事をしたいのか、どうやって生きていきたいのかを考えるキッカケになることだってありますよ。

悲観的に捉えず、どうせなら前向きにとらえたほうが良い期間となるはずです。

あなたの人生の中でたった半年〜1年かもしれませんが、後に振り返ると人生を変える期間だったなんてことがあるかもしれません。

その上でどうするかを決断しましょう。

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