
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
ESの提出期限が迫る中、「あと少しで完成するのに間に合うか不安」「提出が当日になってしまったけど大丈夫かな」と焦っている就活生は多いでしょう。
多忙な就職活動では、複数企業のESを同時に進めることが一般的で、どんなに計画的に動いていても、提出期限ギリギリになることはあります。
しかし、「当日提出すると印象が悪くなるのでは」「選考に不利になるのでは」と不安を感じる人も少なくありません。
そこで本記事では、ESを提出期限当日に出しても問題がないのか、また当日に提出する際のリスク・注意点・対処法をわかりやすく解説します。
提出がギリギリになってしまった人も、この記事を読めば落ち着いて行動できるはずです。
今後の就活をよりスムーズに進めるためのスケジュール管理のコツも紹介していきます。
目次[目次を全て表示する]
【esの提出期限が当日に】当日提出でも落ちる?採用担当者が見ているポイント
ESを提出期限当日に出したからといって、必ずしも落ちるわけではありません。
企業は提出のタイミングではなく、ESの内容の質や一貫性を重視しています。
つまり、当日であっても丁寧に書かれた内容であれば、合否に直結することはないといえるでしょう。
ただし、採用担当者は「段取り力」や「責任感」などの社会人基礎力も見ています。
そのため、ギリギリの提出は“印象面で損”をする可能性があります。
また、ベンチャーや中小企業では提出順に選考を始めるケースもあるため、早めの提出が有利に働くこともあります。
当日提出はあくまで最終手段と捉え、可能な限り余裕をもって動くことが理想です。
提出日よりも「内容の完成度」が重視される理由
採用担当者がESで最も重視しているのは、「いつ出したか」ではなく「どんな考え方や姿勢が伝わるか」です。
つまり、ESはあなたの行動特性や思考力、仕事への姿勢を知るための判断材料なのです。
そのため、提出の早さで差がつくよりも、内容の緻密さや具体性が大きな評価ポイントになります。
たとえ締切当日でも、企業研究や自己分析を反映させたESであれば、十分に高評価を得ることができます。
ただし、焦って提出したESは誤字脱字や構成の不備が出やすく、印象を悪くすることもあるため、最終チェックは怠らないようにしましょう。
【esの提出期限が当日に】提出ギリギリのリスクとデメリット
ESを当日に提出しても、即不合格にはなりませんが、見えないリスクが存在します。
たとえば、サーバーダウンによる提出エラー、または印象面でのマイナス評価などです。
企業の選考方式によっては、提出順が結果に影響するケースもあるため注意が必要です。
ここでは、当日提出で発生しがちなリスクを一つずつ解説します。
これらを理解しておくことで、万が一当日に提出する際も落ち着いて対応できるでしょう。
ES提出順に選考が始まるケースがある
大手企業では締め切り後に一括選考を行うため、提出順はあまり影響しません。
しかし、採用人数が少ないベンチャー企業や中小企業では、提出順に書類選考を進めることがあります。
このような企業では、早い段階で面接日程が埋まり、遅い提出者が不利になる可能性が高いです。
特に「先着順型」や「早期内定型」の企業では、提出タイミングが結果を左右することもあります。
内容に自信があっても、チャンスを逃してしまうことがあるため、スケジュール管理には十分な注意が必要です。
スケジュール管理能力が低いと思われるリスク
ESを当日に提出すると、企業によっては「計画性がない」「段取りが甘い」と捉えられることがあります。
採用担当者はESだけでなく、行動や習慣からも社会人としての素養を見極めています。
つまり、提出のタイミング一つで「仕事の進め方」や「責任感」を判断される可能性があるのです。
特に、ベンチャー企業のようにスピード感を重視する会社では、余裕のある行動が信頼につながります。
本気度を伝えたいなら、締め切りより早く提出する方が確実に印象が良くなります。
サーバーエラー・通信トラブルの危険
提出期限直前はアクセスが集中し、システムが重くなることがあります。
「送信ボタンを押したのに画面が止まる」「確認画面でエラーが出る」などのケースは珍しくありません。
さらに、メール提出では「送信時刻」ではなく「受信時刻」が基準になるため、数分遅れただけで締切超過扱いになることもあります。
当日提出する場合は、最低でも1時間前には送信を完了させるようにしましょう。
ネット環境が不安定な場所で提出しないことも、リスク回避のポイントです。
焦りによるESの品質低下
当日提出は時間との戦いになります。
焦るあまり誤字脱字が増えたり、論理が飛んでしまうことで、内容の完成度が低くなるリスクがあります。
採用担当者は「内容の質」と「文章の一貫性」を重視するため、雑なESは印象を大きく下げます。
また、提出ギリギリは自己PRや志望動機の整合性を確認する時間も不足しがちです。
当日提出する場合は、全設問を完璧に仕上げようとせず、重要項目に集中して質を担保することが大切です。
【esの提出期限が当日に】限られた時間で仕上げる優先順位
ESを当日に出す場合、全項目を完璧に書こうとすると時間が足りません。
そのため、企業が重視する項目に優先順位をつけ、集中して完成度を高めることが重要です。
焦って内容が薄くなるよりも、核心的な設問をしっかり書く方が印象に残ります。
ここでは、提出当日に最低限仕上げておくべき3つの項目を紹介します。
この3項目を重点的に仕上げれば、提出がギリギリでも評価を下げにくくなります。
志望動機
ESで最も重要な項目は「志望動機」です。
企業が知りたいのは「なぜこの会社を選んだのか」「入社後にどんな価値を生み出せるか」という点です。
短い文章でも、企業研究を反映させ、「自分の経験がどう活かせるか」を具体的に書くことが大切です。
他の設問が未完成でも、志望動機がしっかりしていれば誠実さが伝わります。
特に当日提出の場合は、この項目に最も多くの時間を使うようにしましょう。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
ガクチカは、あなたの「課題解決力」や「行動特性」を伝えるための設問です。
STAR法(状況・課題・行動・結果)の流れで整理すると、短時間でも構成が整いやすくなります。
大切なのは、出来事そのものよりも「なぜ」「どうやって」「何を学んだか」です。
成果が小さくても、具体的な思考や行動の工夫を言語化できていれば十分評価されます。
焦るほど全体が浅くなるので、一つの経験を丁寧に掘り下げましょう。
自己PR
自己PRでは、あなたの強みを明確にし、それが企業でどう活かせるかを描くことが重要です。
内容がガクチカと重なっても問題ありません。
むしろ、一貫性のある強みを伝えた方が印象に残ります。
強みを裏付けるエピソードと、入社後の活用イメージをセットで書きましょう。
短くても、読み手にあなたの人物像が伝わる内容を意識してください。
【esの提出期限が当日に】当日提出時に絶対確認すべき3項目
当日提出する際は、時間との戦いの中でうっかりミスが発生しやすくなります。
ここで紹介する3つの確認事項を守ることで、提出ミスや評価低下を防げます。
焦っている時ほど、冷静にチェックリストを確認することが重要です。
①提出時間の再確認
「日付」だけでなく「時刻」まで確認しておきましょう。
「23:59まで」と記載があっても、23:59:00で締め切られる場合もあります。
安全のため、締切1時間前にはアップロードを完了しておくのが理想です。
また、Web提出では「送信完了画面」のスクリーンショットを保存しておくと安心です。
不具合が起きた場合でも証拠として提出できます。
②誤字脱字・表現チェック
時間がない時こそ、最低限の誤字脱字チェックを行いましょう。
特に企業名や部署名のミスは印象を大きく下げます。
最後に声に出して読むことで、不自然な表現を見つけやすくなります。
また、文字数が指定より極端に少ない場合は「熱意不足」と見られることもあるため注意しましょう。
ESは完成度よりも誠実さが伝わることが大切です。
③ファイル形式・送信方法の最終確認
マイページ提出ではPDF・Wordなど指定形式を必ず守りましょう。
メール提出の場合は件名・宛名・署名などのビジネスマナーも重要です。
また、送信後に「送信完了メール」や「提出履歴」を必ず確認してください。
ファイル名も「氏名_企業名_ES.pdf」のように分かりやすく統一すると印象が良くなります。
最後の一手間が、社会人としての丁寧さを伝えるポイントです。
【esの提出期限が当日に】今後のためのスケジュール管理と対策
今後、同じように提出がギリギリになるのを防ぐには、日程管理と事前準備が不可欠です。
ES作成を「一日仕事」と捉えるのではなく、複数日に分けて完成度を上げていく意識が重要です。
計画的に進めることで、内容の質も飛躍的に向上します。
以下のスケジュール例をもとに、あなたの作成スタイルに合った計画を立ててみましょう。
この流れを習慣化することで、常に余裕をもって行動できるようになります。
7日前:企業研究・設問確認・構成案を作成。
5日前:初稿を執筆(7〜8割完成)し、AI添削ツールなどで改善。
3日前:誤字脱字・文章構成を修正し、声に出して推敲。
2日前:キャリアセンターや友人に見てもらい、客観的な意見を反映。
1日前:最終確認を行い、提出準備を完了。
当日:予備日としてトラブル対応に充てる。
このスケジュールを徹底することで、ESの完成度も安定し、安心して就職活動に臨むことができます。
まとめ
ESを提出期限当日に出しても、不合格になることはありません。
しかし、印象・リスク・品質の3点においては確実にデメリットがあります。
提出が遅れることで不利になる企業もあるため、早めの行動が最も重要です。
やむを得ず当日になる場合は、「志望動機」「ガクチカ」「自己PR」の3項目に集中して質を高めましょう。
そして、提出前には必ず時間・誤字・ファイル形式を再確認し、最後まで丁寧に仕上げてください。
一つひとつの行動があなたの評価に直結します。計画的に進めて、自信を持って提出できるようにしましょう。