【例文10選】推し活は最強のガクチカになる!高評価なテーマやNGな話し方も徹底解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

 
 

あなたの全力推し活をガクチカにしよう!ガクチカメーカー!

趣味としてアイドルを追いかけた経験、推した経験をガクチカにしたいけれど、評価されるのか不安でためらっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方はぜひ、「推し活ガクチカメーカー」です!

人事をしている就活のプロが監修したツールで、あなたの推し活エピソードから評価されるガクチカを作成することができます!

利用は無料。オタ活も推し活も、夢中で取り組んだ経験は必ずあなたの強みになっています。

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目次目次を全て表示する

【ガクチカで推し活】学生時代に力を入れたこととは?

学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカは就職活動のエントリーシートや面接で必ず問われる項目です。

企業はガクチカを通じて学生が物事にどう取り組み、どのような成果を出せる人材なのかを見極めようとしています。

サークルやアルバイトの経験が一般的ですが、近年では推し活やオタク活動を題材にする学生も増えてきました。

重要なのは取り組んだ内容の規模ではなく、そこから得た学びや成長のプロセスを論理的に伝えることです。

ガクチカ自己PRとの違い

ガクチカと自己PRは混同しやすいですが、明確な違いがあります。

ガクチカは経験を通じて得た学びや成長のプロセスを具体的に説明するものです。

一方で自己PRは自身の強みや長所を企業にアピールし、どのように貢献できるかを伝えるものです。

推し活をテーマにする場合、ガクチカでは目標達成のために工夫した行動を、自己PRでは推し活で培った分析力や継続力といった強みを強調すると良いでしょう。

両者の違いを理解し、設問に合わせて適切に書き分けることが重要です。

【ガクチカで推し活】採用担当者の4つの意図

採用担当者がガクチカを質問する背景には、学生の能力や適性を多角的に判断したいという明確な意図があります。

単に何をしてきたかという事実確認ではなく、その経験を通じてどのような考え方や行動特性を持っているのかを深く知ろうとしています。

推し活という独自のテーマを選ぶ際も、これらの意図を正しく理解し、企業の求める人物像にマッチするようアピールすることが内定への近道となります。

ここでは採用担当者が特に重視する4つのポイントを解説します。

【ガクチカで推し活】採用担当者の4つの意図

1. 人柄や価値観が自社と合うか確認

企業は学生が自社の社風や文化にマッチするかを重視しています。

推し活という熱中できる対象に対して、どのように向き合い行動してきたかというエピソードは、あなたの人柄や大切にしている価値観を端的に表します。

例えばチームで協力して企画を成功させた経験は協調性を、一人で黙々と情報収集を行った経験は探究心をアピールできるでしょう。

自身の行動原理が企業の求める人物像と合致していることを示すのが効果的です。

2. 目標達成までの思考プロセスを評価

ビジネスの現場では、困難な課題に対して自ら考え行動することが求められます。

採用担当者はガクチカを通じて、学生が直面した課題に対してどのような思考プロセスで解決策を導き出したのかを見ています。

推し活においても、チケットが入手できないといった課題に対し、単に諦めるのではなく、情報収集やネットワーク作りなど具体的な対策を講じた経験があれば、それは高い問題解決能力として評価されます。

3. 培ってきた専門性のレベルを測る

推し活を通じて特定のスキルや知識を深く習得している場合、それは立派な専門性として評価の対象となります。

例えば海外の推しの情報を追うために語学力を磨いたり、ファンアート制作でデザインツールを使いこなせるようになったりした経験は、業務に直結するスキルとしてアピール可能です。

単なる趣味の範囲を超えて、ビジネスでも通用するレベルまで能力を高めてきたという事実は、大きな強みとなります。

4. 分かりやすく伝える能力があるか見極める

どれほど素晴らしい経験をしていても、それを相手に分かりやすく伝える力がなければ評価されません。

特に推し活という独自の用語や文化が多いテーマでは、予備知識のない採用担当者にも理解できるよう噛み砕いて説明する工夫が必要です。

相手の立場に立って情報を整理し、論理的に構成された文章や話し方で伝えることは、社会人として必須のコミュニケーション能力を持っていることの証明になります。

【ガクチカで推し活】オタクしてるのをアピールしてもいい?

結論から申し上げますと、推し活やオタク活動をガクチカとしてアピールすることは十分に可能です。

むしろ近年では、多様性を重視する企業が増えており、何かに熱中した経験を持つ学生は高く評価される傾向にあります。

ただし、単に好きという感情を伝えるだけでは不十分です。

その活動を通じてどのような能力を発揮し、どのように成長したのかを論理的に説明できなければなりません。

ビジネスの場で通用する表現に変換することで、推し活は強力な武器になります。

【ガクチカで推し活】評価される理由

推し活が就職活動で評価される背景には、ビジネスパーソンとして重要な資質が自然と磨かれているという事実があります。

多くの学生がサークルやアルバイトのエピソードを語る中で、本気で取り組んだ推し活の経験は、採用担当者の記憶に強く残る可能性を秘めています。

ここでは、推し活がなぜ人事のプロから高く評価されるのか、その具体的な理由を3つの観点から解説します。

【ガクチカで推し活】評価される理由

1. 好きを原動力にした圧倒的な行動量

自発的に高い目標を設定し、その実現に向けて膨大なエネルギーを注げる人材は、どの企業でも求められています。

推し活に励む学生は、遠征のためにアルバイトを掛け持ちしたり、情報収集のために毎日何時間も費やしたりと、常人離れした行動力を発揮することがあります。

この好きだからこそ頑張れるという強烈なモチベーションと実行力は、仕事においても高いパフォーマンスを発揮する期待感を採用担当者に抱かせます。

2. 再現性のある課題解決のプロセス

推し活は楽しいことばかりではなく、チケット争奪戦やスケジュールの調整、ファン同士の人間関係など、多くの課題に直面します。

これらの困難を乗り越えるために試行錯誤した経験は、まさにビジネスにおける課題解決プロセスそのものです。

どのような状況で何が問題となり、それをどう工夫して解決したのかを具体的に語ることで、入社後も同様に壁を乗り越えていける再現性の高い人材であることを証明できます。

3. 他の学生と被らないユニークさ

就職活動では何百、何千というエントリーシートの中で、まず採用担当者の目に留まる必要があります。

サークルの副代表として潤滑油になりましたといった典型的なエピソードが多い中、独自の推し活経験は強烈なインパクトを与えます。

マイナーな分野を開拓した経験や、独自の視点で分析を行った話などは、他の学生との明確な差別化となり、面接でも興味を持って深掘りされるきっかけになるでしょう。

【ガクチカで推し活】評価されない特徴

推し活は強力な武器になる一方で、伝え方を間違えればマイナス評価につながるリスクもはらんでいます。

企業が求めているのは、能動的に価値を生み出せる人材であり、単なる消費者ではありません。

ここでは、多くの学生が陥りがちな、人事から評価されない推し活ガクチカの典型的な特徴を3つ紹介します。

これらに該当していないか、自身のエピソードを客観的に見直してみましょう。

NG特徴1. 受動的な消費者で終わっている

最も多い失敗例が、単にお金や時間を消費しただけの経験を語ってしまうことです。

例えば、全てのライブに参加しました、グッズを大量に購入しましたといった内容は、あなたの熱意は伝わってもビジネススキルとしての評価にはつながりません。

重要なのは、その過程でどのような工夫や努力をしたかです。

資金を稼ぐための計画的なアルバイトや、効率的な移動手段の調査など、能動的な行動に焦点を当てて語る必要があります。

NG特徴2. モラルやコンプライアンスに反している

企業はコンプライアンス意識の高い人材を求めています。

そのため、社会通念上問題のある行動をガクチカとして語ることは絶対に避けなければなりません。

例えば、転売チケットの購入、SNSでの過激な誹謗中傷、不正な手段での投票などは、たとえ目標達成のためであっても人間性を疑われて即不採用となる可能性があります。

自身の行動が企業の倫理観に照らし合わせて適切かどうか、冷静に判断することが求められます。

NG特徴3. 成果の再現性が低い

ビジネスでは、運や偶然に頼らず、狙って成果を出せる再現性が重視されます。

推し活において、たまたま抽選で良い席が当たった、偶然街で推しに遭遇したといったエピソードは、あなたの実力による成果とは言えません。

これらをアピールしても、仕事で同じように成果を出せるイメージは持ってもらえないでしょう。

運ではなく、自身の努力や工夫によって勝ち取った成果を選ぶことが重要です。

【ガクチカで推し活】避けるべき注意点3つ

推し活をガクチカにする際には、いくつか致命的なミスを犯しやすいポイントが存在します。

これらを知らずにエントリーシートを提出してしまうと、せっかくの良い経験も正当に評価されず、場合によってはマイナスイメージを持たれてしまうことさえあります。

ここでは、内定を勝ち取るために絶対に守るべき3つの鉄則を紹介します。

これらを意識するだけで、あなたのガクチカは一気にプロフェッショナルな内容へと生まれ変わります。

1. 専門用語の多用は控える

特定のコミュニティ内でしか通じない言葉、いわゆる専門用語は、一般のビジネスパーソンである採用担当者には伝わりません。

自分にとっては当たり前の言葉でも、相手にとっては外国語と同じであるという認識を持つことが大切です。

専門用語を多用すると、コミュニケーション能力が低いと判断されかねません。

誰が読んでも理解できる平易なビジネス用語に言い換える工夫が必要です。

推し活用語の変換例

【全通した】全ての日程に参加するという目標を完遂した
【積んだ】目標達成のために必要な投資を行った
【布教した】魅力を周囲にプレゼンし、ファン層を拡大した
【参戦、現場】イベントへの参加、実地での活動
【ビジュが良い】視覚的な訴求力が高い、魅力的な外見である
【尊い】非常に価値が高く、心を動かされる

2. 愛の深さではなく過程を語る

推しへの愛を熱く語ることは、ファン同士の交流では素晴らしいことですが、就職活動の場では不適切です。

採用担当者が知りたいのは、あなたがどれだけその対象を好きかという感情の大きさではなく、その感情を原動力としてどのような具体的な行動を起こしたかという事実です。

感情的な表現は極力抑え、客観的な事実と数字に基づいた行動プロセスを論理的に説明することを心がけましょう。

3. 推し活を優先する危険な人と誤解させない

何かに熱中できることは素晴らしいですが、それが仕事に支障をきたすと判断されれば採用は見送られます。

例えば、ライブがあれば仕事を休むかもしれないと懸念されるような表現は避けるべきです。

むしろ、学業やアルバイトといったやるべきことと推し活を両立させるために、どのように時間管理やスケジュール調整を行ってきたかをアピールすることで、自己管理能力の高さを証明する材料に変えることができます。

【ガクチカで推し活】評価される4つのタイプ

一口に推し活といっても、その活動内容は多岐にわたります。

自身の経験を最も効果的にアピールするためには、自分がどのタイプに当てはまるかを理解し、それぞれのタイプに応じた強みを強調することが重要です。

ここでは、特に就職活動で評価されやすい推し活のスタイルを4つのタイプに分類して解説します。

自身の活動がどれに近いかを確認し、エントリーシート作成のヒントにしてください。

【ガクチカで推し活】評価される4つのタイプ

タイプ1:目標達成型

困難な目標を設定し、それを達成するために計画的に行動するタイプです。

例えば、倍率の高いチケットを入手するための緻密な戦略立案や、全国ツアーを全通するための資金とスケジュールの管理などが該当します。

このタイプは、目標から逆算して必要なタスクを洗い出す計画力や、困難な状況でも諦めずにやり抜く完遂力、そして泥臭い情報収集力をアピールするのに適しています。

営業職やコンサルタントなど、数字での成果を求められる職種で特に評価されやすいでしょう。

タイプ2:企画・運営型

自らが主体となってイベントや企画を立ち上げ、周囲を巻き込んで実行するタイプです。

推しの誕生日を祝う生誕祭の企画や、ファン同士の交流会の幹事などがこれにあたります。

ここでは、ゼロからイチを生み出す企画力、多様な関係者と円滑に連携する調整力、そしてトラブル発生時に冷静に対応する問題解決能力が強くアピールできます。

プロジェクトマネージャーや企画職など、チームを率いて成果を出すことが求められる職種に向いています。

タイプ3:発信・影響型

自身の発信力を活かして、推しの魅力を広く伝え、ファンを増やす活動を行うタイプです。

SNSでの戦略的な情報発信や、ブログ記事の執筆、友人へのプレゼンなどが含まれます。

この活動を通じて、ターゲット層のニーズを読み解く分析力、魅力的なコンテンツを作成する表現力、そして周囲に影響を与える影響力をアピールできます。

マーケティングや広報、販売促進といった、顧客の心を動かす仕事で高い適性を示せるでしょう。

タイプ4:スキル習得型

推し活をより充実させるために、専門的なスキルを自発的に習得するタイプです。

推しの言葉を理解するための語学学習、魅力的なファンアートを描くためのイラスト技術、動画編集スキルの習得などがこれに当たります。

単なる趣味の域を超えて実用的なレベルまでスキルを高めた経験は、高い学習意欲と向上心の証明になります。

習得したスキルが直接業務に活かせる専門職はもちろん、自ら学び成長し続ける姿勢は全ての職種で評価されます。

【ガクチカで推し活】タイプ別例文10選

ここからは、実際にエントリーシートや面接で使える推し活ガクチカの合格例文を10パターン紹介します。

先ほど分類した4つのタイプ(目標達成型、企画・運営型、発信・影響型、スキル習得型)に加え、よりニッチな状況にも対応できるよう細分化しました。

ご自身の経験に最も近いものを選び、具体的な数字やエピソードを自分自身のものに置き換えて活用してください。

そのままコピーするのではなく、あなたの言葉で語り直すことが内定への近道です。

例文1. 計画的な資金管理

計画的な資金管理

私は学生時代、趣味の活動資金を捻出するための効率的なアルバイトと学業の両立に注力しました。 私が応援するアーティストの全国ツアー全20公演に参加するためには、約50万円の費用が必要でした。 しかし、学業をおろそかにせず、限られた時間でこの資金を確保することが最大の課題でした。 そこで私は、自身の生活費と活動費を詳細に可視化し、月ごとの貯金目標を設定しました。 さらに、時給が高く短時間で効率よく稼げる早朝のアルバイトを選び、授業の空き時間には課題を終わらせるルールを徹底しました。 その結果、学業で上位10%の成績を維持しながら目標金額を達成し、全公演への参加を実現しました。 この経験から、高い目標に対しても計画的にアプローチし、複数のタスクを同時に管理して完遂する力を身につけました。 貴社においても、マルチタスクが求められる環境下でこの計画性を発揮し貢献したいと考えます。

解説

この例文は、目標達成型の典型的なパターンです。

推し活そのものではなく、それを実現するためのプロセス(資金管理、時間管理)に焦点を当てることで、高い自己管理能力と計画性をアピールしています。

具体的な金額や行動(早朝バイト、隙間時間の活用)を盛り込むことで、説得力を持たせています。

事務職や営業職など、正確なタスク管理が求められる職種で特に有効です。

例文2. 困難なチケット確保

困難なチケット確保

私が学生時代に最も力を入れたことは、情報収集とリスク分散による目標達成です。 私が参加を熱望していたイベントは、当選倍率が約10倍と言われる非常に競争率の高いものでした。 単なる運任せでは参加は不可能と考えた私は、過去の当選傾向をSNSやブログで徹底的に分析しました。 その結果、特定の申し込み枠や時間帯に当選の偏りがある可能性を発見しました。 そこで、友人5名と協力して申し込み枠を分散させるチーム戦略を立案し、実行に移しました。 さらに、万が一落選した場合に備え、二次流通の相場変動も毎日記録し、適正価格で入手できるタイミングを見極める準備も並行して行いました。 結果として、定価でのチケット入手に成功し、目標を達成することができました。 この経験から、困難な状況下でも諦めず、情報を武器に戦略を立てて実行する重要性を学びました。 貴社においても、困難な課題に直面した際は、冷静な情報分析に基づき、最も確実な解決策を提案し実行していきたいです。

解説

倍率の高いチケット確保という、一見運に左右されそうなテーマを、情報収集と分析、そしてリスクヘッジというビジネススキルに昇華させた好例です。

ただ応募しただけではなく、仮説を立てて検証し、チームで協力体制を築いた点が評価ポイントになります。

入社後もデータを元に戦略的に動ける人材であることをアピールできており、マーケティング職や企画職などに適しています。

例文3. グッズコンプリート

グッズコンプリート

私が学生時代に注力したのは、交渉力を活かした目標達成です。 趣味で収集しているカプセルトイにおいて、全50種類のコンプリートを目指しました。 しかし、ランダム性が高く自力での収集には限界がありました。 そこで私は、SNSを活用したトレーディングに活路を見出しました。 まず、相手が安心して取引できるよう、自身のプロフィールを充実させ、過去の取引実績を可視化して信頼獲得に努めました。 さらに、人気の商品と不人気の商品を組み合わせた交換条件を提案するなど、相手にとってもメリットのあるWin-Winの関係構築を意識しました。 その結果、約3ヶ月で費用を最小限に抑えながら全種類のコンプリートを達成しました。 この経験から、相手のニーズを汲み取り、互いに利益のある提案を行う交渉の重要性を学びました。 貴社の営業職においても、顧客との信頼関係を築き、最適な提案を行うことで貢献したいと考えます。

解説

単なる収集癖と誤解されがちなテーマを、高度な交渉力とコミュニケーション能力のアピールに変えた例文です。

特に、信頼獲得のための工夫や、相手への配慮(Win-Winの提案)は、ビジネスにおける取引そのものです。

営業職や販売職など、対人折衝能力が重視される職種で強力なアピールとなります。

例文4. SNSでの戦略的布教

SNSでの戦略的布教

私は学生時代、SNSを活用したマーケティング活動に力を入れました。 応援する無名のアーティストの魅力を広めるため、フォロワー数1万人を目標に情報発信を開始しました。 当初はフォロワーが増えず悩みましたが、インサイト分析機能を用いて投稿を分析したところ、動画コンテンツの反応率が高いこと、夜21時台のアクティブユーザーが多いことが判明しました。 そこで、ターゲット層が好む短時間の切り抜き動画を毎日21時に投稿する戦略に切り替えました。 また、ハッシュタグの選定も見直し、検索流入の増加を図りました。 その結果、半年で目標の1万フォロワーを達成し、アーティストのライブ動員数増加にも貢献できました。 この経験から、データを基にユーザー心理を分析し、適切なコンテンツを届ける重要性を学びました。 入社後は、この分析力と発信力を活かし、貴社のWebマーケティング業務に貢献したいです。

解説

これは発信・影響型の典型例であり、現代的なマーケティングスキルを直接的にアピールできる強力なエピソードです。

感覚で発信するのではなく、インサイト分析という客観的なデータに基づいてPDCAサイクルを回した点が非常に高く評価されます。

広報、SNS運用担当、デジタルマーケティング職などへの適性が高いことを示せます。

例文5. ファンコミュニティの活性化

ファンコミュニティの活性化

私が学生時代に最も打ち込んだのは、所属する約100名規模のファンコミュニティの活性化です。 当初、コミュニティ内では古参のファンと新規ファンの間で交流が少なく、温度差があることが課題でした。 私は、共通の話題で盛り上がれる場が必要だと考え、オンラインでのクイズ大会や、推しの魅力を語り合う座談会を定期的に企画・開催しました。 企画にあたっては、新規ファンが気軽に参加できるよう、簡単なルールの採用や、古参ファンへのサポート役の依頼など、双方の立場に配慮した設計を行いました。 その結果、コミュニティ内の会話数は以前の約3倍に増加し、ライブ会場で全員が一体となって応援できる関係性を築くことができました。 この経験から、多様な価値観を持つ人々を繋ぎ、組織全体を盛り上げる調整力を学びました。 貴社においても、チームの潤滑油として円滑なコミュニケーションを促進し、組織力の向上に貢献したいです。

解説

組織運営における課題発見能力と、それを解決するための企画力・調整力をアピールする例文です。

特に、異なる属性(古参と新規)の間に立ち、双方に配慮しながら関係を取り持った経験は、多様な人材が集まる企業組織において高く評価されます。

人事、総務、プロジェクトマネージャーといった職種を目指す学生に適したアピールです。

例文6. イベント・オフ会の主催

イベント・オフ会の主催

私は学生時代、ファン交流を目的とした50人規模のオフ会主催に挑戦しました。 初対面の参加者が多い中で満足度の高いイベントにするため、徹底した準備を行いました。 まず、開催2ヶ月前からSNSで参加者を募り、同時にアンケートを実施して希望する企画や不安点を事前に把握しました。 その声を反映し、当日は自己紹介タイムやグループ対抗ゲームを盛り込み、自然と会話が生まれる仕掛けを作りました。 また、運営メンバー3名と綿密なタイムスケジュールを共有し、当日のトラブルにも柔軟に対応できる体制を整えました。 結果、事後アンケートでは参加者の95%から「大変満足」との評価をいただくことができました。 この経験を通じて、相手のニーズを汲み取って形にする企画力と、周囲を巻き込んで実行するリーダーシップを学びました。 入社後も、顧客視点に立った提案を行い、プロジェクトを成功に導きたいと考えております。

解説

ゼロからイベントを作り上げた経験は、主体性と実行力の強力な証明になります。

単に開催した事実だけでなく、事前のニーズ調査(マーケティング的視点)や、運営チームでの連携(マネジメント視点)に触れている点が、ビジネスパーソンとしての評価を高めます。

企画営業やディレクター職など、多くの人を巻き込む仕事で特に有効です。

例文7. 創作活動・ファンアート

創作活動・ファンアート

私が学生時代に注力したのは、ファンアート制作を通じたスキル向上と継続的な発信です。 絵を描く経験は浅かったのですが、推しの魅力を自分なりの形で表現したいと思い、毎日1枚イラストをSNSに投稿することを目標に掲げました。 最初は反応が少なく挫けそうになりましたが、上手な人の作品を分析して構図や色彩を研究し、参考書を読み込んで技術を磨き続けました。 また、フォロワーからのコメントには必ず返信し、リクエストを募るなど双方向のコミュニケーションも心がけました。 その結果、1年間休まず投稿を継続でき、最終的にフォロワー数は5,000人を超え、公式のファンブックに作品が掲載されるという成果を得ました。 この経験から、地道な努力を継続する大切さと、自ら学び成長する楽しさを実感しました。 貴社に入社後も、新しい業務に対して粘り強く取り組み、自身のスキルを高めながら貢献していきたいです。

解説

個人の創作活動を、継続力と学習意欲のアピールに繋げた例文です。

「好き」を原動力に、独学で技術を習得していくプロセスは、仕事においても自走できる人材であることを示唆します。

クリエイティブ職はもちろんですが、未経験の分野に挑戦する意欲を示すことで、幅広い職種でポジティブな評価を得られます。

例文8. 語学力の習得

語学力の習得

私は学生時代、韓国のアーティストを応援するために韓国語の習得に力を入れました。 当初は歌詞の意味すら分かりませんでしたが、彼らのメッセージを直接理解したいという強い思いから、独学での学習を開始しました。 毎日2時間の学習時間を確保し、単語帳の暗記だけでなく、バラエティ番組を字幕なしで視聴してリスニング力を鍛えるなど、実践的な学習を取り入れました。 さらに、SNSで現地のファンと積極的に交流し、実際に使うことで表現力を磨きました。 その結果、2年間で韓国語能力試験(TOPIK)の最高級である6級に合格し、現地のコンサートでも問題なくコミュニケーションが取れるレベルに到達しました。 この経験から、明確な目的意識を持って自発的に学ぶことの重要性を実感しました。 貴社においても、グローバルな事業展開の中で、語学力と異文化理解力を活かして貢献したいと考えております。

解説

「推しのため」という個人的な動機が、客観的な資格取得(TOPIK 6級)という確かな成果に結びついている点が非常に高く評価されます。

単なる勉強ではなく、実践(SNS交流、現地での会話)を取り入れた能動的な学習姿勢は、ビジネスにおける新しいスキル習得の場面でも再現性が期待できます。

グローバル企業や商社などで特に響くエピソードです。

例文9. 動画編集・デザインスキルの獲得

動画編集・デザインスキルの獲得

私は学生時代、動画編集スキルの習得とコンテンツ制作に情熱を注ぎました。 応援する配信者の魅力をより多くの人に伝えるため、長時間の配信内容を短くまとめた「切り抜き動画」の制作を始めました。 当初は編集ソフトの使い方も分からない状態でしたが、オンラインのチュートリアル動画で操作を学び、見やすいテロップや効果的なカット割りを研究しました。 視聴者の反応を分析すると、冒頭5秒で離脱する人が多いことが課題だと判明したため、サムネイル画像のインパクトを強め、冒頭にハイライトを入れる工夫を凝らしました。 その結果、動画の平均再生回数は以前の10倍となり、チャンネル登録者数も3,000人増加しました。 この経験から、ユーザー目線でコンテンツを改善し続ける重要性を学びました。 入社後はこの技術と視点を活かし、貴社の広報活動における動画コンテンツ制作に貢献したいです。

解説

独学で専門スキルを身につけ、それを実践的なアウトプット(動画制作)に繋げて成果を出した経験は、即戦力としての期待感を高めます。

特に「視聴者分析に基づいた改善」というPDCAサイクルを回している点が、単なる作業者ではなく、マーケターとしての資質も示しています。

広報、Web制作、マーケティング部門などで強くアピールできます。

例文10. マイナーな推しの知名度向上

マイナーな推しの知名度向上

私が学生時代に最も力を入れたのは、知名度が低い地下アイドルのファン拡大活動です。 私が応援し始めた当初、彼らのライブ動員数は毎回10人程度と伸び悩んでおり、活動継続が危ぶまれる状況でした。 素晴らしいパフォーマンスを多くの人に知ってもらいたい一心で、私はファン有志による広報チームを立ち上げました。 まず、ターゲットを同年代の学生に絞り、彼らが利用するSNSを中心に、ライブ映像のダイジェスト版を拡散しました。 また、大学の学園祭実行委員に直接交渉し、ステージ出演の機会を獲得しました。 地道な布教活動を1年間続けた結果、ライブの動員数は平均100名を超え、初のワンマンライブを成功させることができました。 この経験から、現状を打破するために自ら動き、周囲を巻き込んで道を切り拓く行動力を学びました。 貴社の新規事業開拓においても、この泥臭い実行力を活かして貢献したいです。

解説

「ゼロからイチを作る」「厳しい現状を打破する」という経験は、ビジネスにおける新規開拓営業やベンチャー企業の精神と非常に親和性が高いです。

既存の仕組みに乗るだけでなく、自ら課題を発見し、泥臭く行動して成果に繋げたプロセスは、タフで自走できる人材であることを強く印象付けます。

【ガクチカで推し活】面接での想定深掘り質問

書類選考を通過した後、面接ではあなたの推し活ガクチカに対して、より意地悪で鋭い質問が飛んでくる可能性があります。

これはあなたを落とすためではなく、仕事でも同じように頑張れるか、リスクはないかを確認するための重要なプロセスです。

ここでは、特によく聞かれる5つの難問と、それに対するベストな回答の方向性を解説します。

事前に準備しておくことで、本番でも落ち着いて切り返すことができるでしょう。

質問アイコン

絶対に外せない仕事の日と、推しのラストライブが重なったらどうしますか?(優先順位の確認)

回答アイコン

これは仕事への責任感と感情のコントロールを試す究極の質問です。 回答としては、基本的には仕事を優先しますと即答するのが無難です。 社会人として、給与をもらっている以上、業務責任を果たすのが大前提だからです。 その上で、ただし、もし事前に日程が分かっていれば、業務に支障が出ないよう前倒しで進め、上司や同僚に相談して休暇調整を試みますと付け加えることで、単なる仕事人間ではなく、調整力を持った人材であることをアピールできます。

質問アイコン

その行動力は『推しが好きだから』発揮できたのでは? 興味のない業務でも同じように頑張れますか?(再現性の確認)

回答アイコン

モチベーションが対象に依存しているのか、自身の資質なのかを見極める質問です。 回答としては、確かにきっかけは推しへの愛でしたが、活動を通じて目標を達成する喜びや工夫して成果を出す楽しさそのものを学びました。 このプロセス自体にやりがいを感じることができるため、対象が仕事に変わっても同じように情熱を持って取り組めると確信していますと答え、再現性を強調しましょう。

質問アイコン

推し活コミュニティで、自分と意見が合わない人や苦手な人とはどう接してきましたか?(対人関係・ストレス耐性)

回答アイコン

趣味の集まりは同質性が高くなりがちですが、会社は多様な価値観の集合体です。 異質な他者への対応力が見られています。 回答としては、感情的に対立するのではなく、共通の目的である推しの応援に立ち返り、建設的な議論をするよう心がけました、あるいは相手の意見の背景にある意図を理解しようと努めましたといった、冷静で大人な対応経験を具体的に語ると高評価です。

質問アイコン

一人のファンとしてではなく、ビジネス視点で見たとき、運営側の課題は何だと感じましたか?(客観的視点・ビジネスセンス)

回答アイコン

ただの熱狂的な消費者ではなく、冷静なビジネス視点を持っているかを試す高度な質問です。 回答としては、新規ファンの獲得に向けたSNS戦略が少し弱いと感じました。 既存ファン向けの内容が多く、内輪受けになっていたため、もっと間口を広げる施策があればさらに成長できたと思いますなど、マーケティング視点での具体的な分析と改善案を述べられるとベストです。

質問アイコン

推しが引退などでいなくなったら、あなたのそのエネルギーはどうなりますか?(モチベーションの持続性)

回答アイコン

燃え尽き症候群のリスクを確認しています。 エネルギーが外部要因に依存しすぎていないかを見ています。 回答としては、推しは私に何かに本気で取り組む楽しさを教えてくれました。 仮に推しがいなくなっても、その経験を通じて培ったバイタリティは私の中に残ります。 次は、御社での仕事という新たなフィールドにその全エネルギーを注ぎ込み、新たな目標に向かって走り続けたいと思いますと、自燃型の人材であることを宣言しましょう。

【ガクチカで推し活】まとめ

本記事では、推し活を最強のガクチカに変えるための戦略を解説してきました。

かつては趣味と見なされがちだった推し活も、今やその圧倒的な熱量と行動力は、ビジネスの現場でも十分に通用する強力な武器となります。

重要なのは、ただ好きという感情を伝えるのではなく、その過程で発揮した計画性、分析力、コミュニケーション能力といった普遍的なスキルに翻訳して伝えることです。

本記事で紹介したタイプ別診断や変換辞書、そして合格例文を活用し、あなただけのオリジナルで魅力的なガクチカを完成させてください。

自信を持って推し活経験を語り、志望企業の内定を勝ち取りましょう。

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