【例文5選】アプリエンジニアの志望動機の書き方は?未経験者向けにポイントを解説!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

就職活動中の皆さん、アプリエンジニアという職種に興味をお持ちで、志望動機をどう書くべきか悩んでいませんか。

スマートフォンが生活の一部となり、様々なアプリが日々誕生している現代において、アプリエンジニアは非常に注目度の高い仕事です。

しかし、その分、競争も激しく、他の就活生と差をつける志望動機を作成する必要があります。

この記事では、アプリエンジニアという仕事の魅力や将来性、そして採用担当者の心に響く志望動機を作成するための具体的な準備とポイント、さらにはすぐに使える例文までを徹底的に解説します。

この記事を読んで、自信を持って選考に臨めるように、あなたの情熱と論理性が伝わる志望動機を一緒に作り上げていきましょう

【アプリエンジニアの志望動機】将来性

アプリエンジニアという仕事は、IT技術の進化とともに、今後もその重要性が高まり続けることが予想される職種です。

私たちが普段利用しているスマートフォンアプリはもちろんのこと、近年ではIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)といった新しい技術とアプリが融合することで、活躍の場はさらに拡大しています。

そのため、アプリエンジニアを目指すことは、変化の激しい時代においても安定したキャリアを築くための第一歩と言えるでしょう。

このセクションでは、アプリエンジニアを取り巻く現状と将来の需要、そしてこの分野で活躍するために今から求められる資質について詳しく掘り下げていきます。

アプリエンジニアの現状

現在のアプリエンジニアは、非常に多様な活躍の場を持っています。

従来のスマートフォン向けネイティブアプリの開発に加え、Web技術を用いたクロスプラットフォーム開発、さらにはビジネスを支える基幹システムと連携した業務アプリの開発など、そのフィールドは多岐にわたります。

特に、新型コロナウイルスの感染拡大以降、非対面でのサービス提供やデジタル化へのニーズが爆発的に高まり、アプリ開発の重要性は一段と増しました。

多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で、ユーザー体験を向上させるアプリケーションの設計・開発ができるエンジニアは、企業にとって欠かせない存在となっています。

常に新しい技術が生まれているため、継続的な学習意欲が求められるのが現状です。

アプリエンジニアの需要

アプリエンジニアの需要は、今後も高まる一方だと考えられます。

その背景には、モバイルデバイスの普及率の高さと、アプリによる社会問題の解決や生活の質の向上への期待があります。

特に、ヘルスケア、教育、金融といった生活に密接に関わる分野でのアプリ活用が進んでおり、専門性の高い知識を持つエンジニアは引く手あまたです。

また、既存のアプリの保守・運用だけでなく、新しいアイデアを実現するための新規開発のプロジェクトも絶えず立ち上がっているため、市場全体として人材が不足している状況が続いています。

このような高い需要は、キャリアの選択肢の多さや待遇の良さにも直結していると言えるでしょう。

求められるもの

アプリエンジニアとして将来性のあるキャリアを築くためには、単にプログラミングスキルが高いだけでなく、いくつかの重要な要素が求められます。

まず、新しい技術に対する旺盛な好奇心と、それを自力で習得する学習能力は必須です。

IT業界は変化が速いため、立ち止まることなく学び続ける姿勢が重要になります。

次に、ユーザーのニーズを正確に捉え、使いやすいアプリを設計するための企画力やデザイン思考も大切です。

単なる実装者ではなく、サービス全体を考えられる人材が求められています。

そして、チームでの開発が基本となるため、自分の考えを明確に伝え、他者の意見を尊重しながら協力し合うコミュニケーション能力も、非常に重要な要素となります。

【アプリエンジニアの志望動機】仕事内容

アプリエンジニアの仕事は、スマートフォンやタブレットなどで動くアプリケーションを開発することですが、その業務内容は多岐にわたります。

単にコードを書くだけでなく、企画段階からリリース後の運用まで、アプリ開発の全工程に関わることが一般的です。

そのため、一言で「アプリ開発」といっても、その中には様々な役割や専門性が存在します。

志望動機を作成する際には、どの工程に興味があり、どのような価値を提供したいのかを具体的に示すことが、採用担当者にあなたの適性を伝える上で非常に重要になります。

このセクションでは、アプリエンジニアの代表的な仕事内容を細かく見ていきましょう。

企画・要件定義

アプリ開発の最初のステップは、どのようなアプリを作るのか、その目的やターゲットユーザー、搭載する機能などを具体的に決める企画・要件定義です。

ここでは、市場のニーズやビジネスの目標を深く理解し、それを実現するために必要な機能や仕様を明確にしていきます。

クライアントや営業、デザイナーなどの関係者と密に連携を取りながら、アプリの骨格となる設計図を作成する工程であり、コミュニケーション能力や論理的思考力が試されます。

エンジニアがこの段階から関わることで、技術的な実現可能性を踏まえた、より精度の高い企画が可能になります。

設計(インフラ・機能)

要件定義で決まった内容をもとに、アプリの具体的な設計図を作成します。

これには、ユーザーが直接触れるインターフェースの設計(UI/UX設計)や、アプリの裏側でデータを処理するサーバー側の設計(インフラ設計)、そして個々の機能がどのように動作するかを定める詳細設計が含まれます。

アプリの品質やメンテナンス性を左右する重要なフェーズであり、どのような技術スタックを用いるか、どのようなアーキテクチャで構築するかといった、専門的な知識と経験が求められる部分です。

ここで設計された内容に基づいて、次のプログラミング作業が行われます。

プログラミング・開発

設計書に基づき、実際にアプリのソースコードを記述していくのが、プログラミング・開発のフェーズです。

iOS向けであればSwiftやObjective-C、Android向けであればKotlinやJavaといった言語を主に用います。

設計通りに機能が動くように、正確かつ効率的なコードを記述することが求められ、デバッグ作業(バグの修正)もこの段階で頻繁に行われます。

開発環境やバージョン管理システムを使いこなし、チームのメンバーと連携しながら作業を進めるため、集中力と協調性が重要になります。

多くの人がアプリエンジニアと聞いてイメージする、最も中心的な業務です。

テスト・品質保証(QA)

開発されたアプリが、要件通りに動作するか、バグがないかを確認するのがテスト・品質保証(Quality Assurance, QA)の仕事です。

様々な使用状況や環境を想定したテストケースを作成し、一つ一つ検証していきます。

単体テスト、結合テスト、システムテスト、ユーザー受け入れテストなど、多段階にわたるテストを実施することで、アプリの品質を担保します。

ユーザーにストレスなく使ってもらうために、非常に重要な工程であり、細部にまで注意を払う根気強さが求められます。

ここで見つかったバグは、開発チームにフィードバックされ、修正が行われます。

運用・保守

アプリがリリースされた後も、アプリエンジニアの仕事は終わりません。

ユーザーからのフィードバックに基づいた機能改善や、OSのアップデートへの対応、セキュリティ対策、突発的なトラブルへの対応など、アプリを安定して提供し続けるための運用・保守業務が発生します。

アプリが生き物のように変化し続ける現代において、運用フェーズの重要性は非常に高いです。

ユーザーの利用状況を分析し、より良いサービスへと継続的にアップデートしていく姿勢が求められます。

この継続的な改善のサイクルが、アプリの価値を高めていきます。

【アプリエンジニアの志望動機】向いている人

アプリエンジニアの仕事は、技術的なスキルだけでなく、特定の資質や性格特性を持つ人に特に向いています。

自分がアプリエンジニアに向いているかどうかを把握することは、志望動機を固める上で大きな自信につながります。

このセクションでは、アプリエンジニアとして活躍するために特に重要となる五つの特徴を紹介します。

これらは、入社後に遭遇するであろう課題を乗り越え、長期的に成長していくための土台となる要素です。

ご自身の経験や強みと照らし合わせながら、志望動機に活かせる点を見つけてみてください。

新しい技術への探求心がある人

IT業界は常に進化しており、新しいプログラミング言語、フレームワーク、開発手法が次々と登場します。

そのため、アプリエンジニアには、未知の技術に対する強い好奇心と、それを自ら学び習得しようとする探求心が不可欠です。

新しい技術をいち早く取り入れ、既存の課題をより良い方法で解決することに喜びを感じる人は、この仕事に向いています。

技術的なトレンドを追うことを苦ではなく、むしろ楽しいと感じることが、成長し続けるエンジニアの重要な資質です。

ユーザー目線で物事を考えられる人

アプリは、最終的にユーザーに使ってもらって初めて価値を生み出します。

そのため、アプリエンジニアは、自分が作りたいものよりも、ユーザーが本当に必要としているもの、使いやすいと感じるものを追求する姿勢が必要です。

アプリの機能やデザインについて、常に「これはユーザーにとってどうなのか」という視点を持つことが重要です。

ユーザーの体験(UX)を第一に考え、細部にまで気を配れるホスピタリティ精神を持つ人は、評価されるアプリを生み出すことができます。

地道な作業を苦にしない忍耐力がある人

アプリ開発の現場では、エラー(バグ)の修正や、設計書通りに動かない原因を特定するデバッグ作業など、地道で時間がかかる作業が頻繁に発生します。

すぐに解決策が見つからない問題に直面しても、諦めずに試行錯誤を繰り返す忍耐力は非常に大切です。

バグを一つ一つ潰し、プログラムの精度を高めていく過程を楽しめる人、集中して一つのことに取り組める持続力がある人は、アプリエンジニアとしての適性が高いと言えます。

論理的思考力を持っている人

プログラミングは、物事を細かく分解し、手順を追って解決策を組み立てていく、非常に論理的な作業です。

アプリエンジニアには、複雑なシステムを分かりやすく整理し、筋道を立てて設計・実装していく論理的思考力が求められます。

なぜそのコードを書くのか、なぜその設計が必要なのかを明確に説明できる能力は、チームでの開発を進める上でも不可欠です。

物事の因果関係を冷静に分析し、合理的な判断ができる人は、質の高いコードを書くことができます。

コミュニケーションを円滑に取れる人

アプリ開発は、基本的にチームで行う仕事です。

デザイナー、企画担当者、他のエンジニア、時にはクライアントなど、多くの人と関わりながらプロジェクトを進めます。

そのため、自分の意図や進捗状況を明確に伝え、他者の意見や要望を正確に理解するコミュニケーション能力が非常に重要になります。

技術的な知識を分かりやすい言葉で非エンジニアに説明する能力や、建設的な議論を通じてより良い解決策を導き出す協調性を持つ人は、チームから信頼されるエンジニアになれます。

【アプリエンジニア志望動機】そもそも志望動機とは?

就職活動における志望動機とは、「なぜ数ある企業・職種の中で、特にこの会社でアプリエンジニアとして働きたいのか」を明確に、かつ熱意をもって伝えるための文章です。

単に「アプリが好きだから」という理由だけでは、採用担当者はあなたの入社意欲や適性を判断できません。

志望動機は、あなたが持つ過去の経験やスキルが、入社後にどのように活かされ、その企業にどのような貢献ができるのかを論理的に示すための、あなた自身を売り込む最大のチャンスです。

あなたの熱意と、企業が求める人物像との接点を具体的に示し、あなたを採用することが企業にとって大きなメリットになることを伝えることが、志望動機の役割です。

【アプリエンジニアの志望動機】書く前の準備

説得力のあるアプリエンジニアの志望動機を作成するためには、いきなり文章を書き始めるのではなく、事前の準備として自己分析、業界分析、企業分析を徹底的に行うことが極めて重要です。

この準備が土台となり、あなたの志望動機に深みと具体性が生まれます。

この準備を怠ると、表面的な志望理由にとどまり、他の就活生の記事と差別化することが難しくなってしまいます。

このセクションでご紹介する三つの分析を丁寧に行い、あなたの個性と企業への理解が融合した、強い志望動機を作成するための基盤を築きましょう。

自己分析

自己分析は、あなたの内面にあるアプリエンジニアになりたいという動機の本質を掘り起こす作業です。

これまでの人生で最も熱中したこと、達成感を覚えた経験、困難を乗り越えた方法、そしてアプリやIT技術に対してどのような興味を持ったのかを深く振り返りましょう。

特に、アプリ開発に関連する経験、例えば趣味での制作活動やアルバイトでのIT活用経験などは、あなたの適性を示す貴重な材料となります。

「なぜアプリエンジニアなのか」「他の職種ではだめなのか」を明確に言語化できるまで、自分自身と向き合うことが、説得力のある志望動機につながります。

業界分析

アプリエンジニアが活躍するIT業界、特にモバイルアプリ市場の動向について深く理解することは、志望動機に専門性と将来性を持たせるために不可欠です。

どのような技術トレンドがあり、市場は今後どのように変化していくのか、競合他社はどのようなアプリを提供しているのかなどを調査しましょう。

例えば、特定OSのシェア率、新しい開発言語の普及、AIやIoTといった技術との連携などが挙げられます。

業界全体に対する理解を示すことで、入社後の貢献意欲や学習意欲の高さをアピールすることができ、あなたの志望動機にリアリティを持たせることができます。

企業分析

志望する企業が、具体的にどのようなアプリを開発し、どのような技術や開発体制を持っているのかを徹底的に調べましょう。

その企業の経営理念やビジョン、そしてアプリ開発における具体的な強みや特徴を理解することが、他の企業ではなく「なぜこの会社なのか」を語る鍵となります。

企業の採用ページやIR情報だけでなく、実際にその企業がリリースしているアプリを深く使い込んでみることも有効です。

企業独自の開発文化や、手掛けているアプリのコンセプトに共感した具体的な理由を示すことで、志望動機はよりパーソナルで、説得力のあるものになります。

【アプリエンジニアの志望動機】作成のポイント

徹底的な事前準備を経たら、いよいよ志望動機を作成する段階です。

採用担当者の心に響く志望動機を作成するためには、単に熱意を伝えるだけでなく、論理的で分かりやすい構成で伝えることが重要です。

特に新卒の就職活動では、これまでの経験を活かしつつ、入社後の意欲を具体的に示すことが求められます。

このセクションでは、志望動機を効果的に伝えるための構成方法であるPREP法と、それぞれの要素で何を伝えるべきかを具体的に解説します。

構成の論理性と内容の具体性の両輪で、あなたの志望動機を際立たせましょう。

PREP法を使おう

アプリエンジニアの志望動機を作成する際、最も効果的な構成の一つがPREP法です。

これは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論の再提示)の頭文字を取ったもので、伝えたいメッセージを論理的かつ説得力をもって相手に届けるための手法です。

この構成を用いることで、面接官や採用担当者は、あなたが何を伝えたいのかを瞬時に理解することができ、あなたの主張に根拠があることを確認できます。

説得力を高め、短時間で要点を伝えるためには、このPREP法を意識して文章を組み立てることが非常に有効です。

①結論を簡潔に述べる

志望動機の冒頭では、あなたが最も伝えたい「結論」を、一文で簡潔に述べましょう

例えば、「貴社で、〇〇の技術を活用し、ユーザーの生活を豊かにするアプリ開発に貢献したいと考えております」といった形です。

最初に結論を提示することで、採用担当者はあなたの話の全体像をすぐに把握でき、その後の理由や具体例がスムーズに頭に入ってきます。

回りくどい説明を避け、最も核となるメッセージを最初に届けることが重要です。

②具体的なエピソードを入れる

結論の後に、なぜそのように考えるに至ったのかの「理由」を述べ、それを裏付ける具体的な「エピソード」を加えましょう

例えば、大学で取り組んだ開発プロジェクトや、個人的に制作したアプリ、あるいは IT技術に触れて感銘を受けた具体的な経験などが有効です。

あなたの情熱や適性が伝わるような、あなた独自のエピソードを入れることで、志望動機にリアリティと深みが生まれます。

単なる事実だけでなく、その時あなたがどう考え、どう行動したのかというプロセスを語りましょう。

③入社後に実現したいこと、入社意欲を伝える

最後は、あなたが「入社後に実現したいこと」や、企業に対してどのように貢献できるかという入社意欲を伝える「結論の再提示」で締めくくります。

ここでは、企業の事業内容やビジョンとあなたの目標を関連づけることで、「なぜこの会社でなければならないのか」を強調できます。

例えば、「貴社の〇〇な開発文化の中で、△△のスキルを磨き、将来はチームリーダーとして革新的なアプリを生み出したい」といった具体的な未来像を示すことで、長期的な貢献意欲と入社への強い熱意を伝えることができます。

【アプリエンジニアの志望動機】おすすめの例文5選

アプリエンジニアの志望動機を作成する際のポイントを理解したところで、具体的な例文を見ていきましょう。

新卒の皆さんが持つ多様な経験や興味を基にした五つの異なる視点の例文を用意しました。

これらの例文は、「なぜアプリエンジニアになりたいのか」「なぜこの会社なのか」という核となる問いに明確に答えることを意識して作成されています。

ご自身の経験や志向性に最も近い例文を参考にしながら、あなたの言葉で、オリジナリティあふれる志望動機を作り上げてください。

例文1:ユーザー体験の向上に貢献したい場合

私は、日々の生活を豊かにするアプリケーションを通じて、人々のユーザー体験(UX)を向上させるアプリエンジニアになりたいと考えており、特に貴社の「ストレスフリーな操作性」を追求する開発方針に強く共感いたしました。

大学でUXデザインを専攻し、ユーザーインタビューとプロトタイプ作成を繰り返す中で、ほんの小さな操作性の改善が、アプリの継続利用率に大きく影響することを学びました。

この経験から、技術的な機能実装だけでなく、ユーザーが直感的に使えるUI/UXを設計することの重要性を痛感しております。

貴社のアプリは、洗練されたデザインとスムーズな動作で、常にユーザーの期待を超えていると感じており、私も貴社の一員として、ユーザーの潜在的なニーズを捉えたアプリケーション開発に携わりたいです。

入社後は、デザインとエンジニアリングの両視点を持つ強みを活かし、貴社の提供するサービスの品質向上に貢献いたします。

例文2:特定の技術(AI・IoTなど)に関心がある場合

私は、新しい技術を積極的に取り入れ、社会に大きなインパクトを与えるアプリ開発に挑戦したいという強い志向があり、AI技術を組み込んだアプリ開発に注力されている貴社を志望いたしました。

大学の研究室で、機械学習を用いた画像認識技術をモバイルアプリに組み込む実験を行った際、その技術が持つ無限の可能性に魅了されました。

現在はまだ研究段階ですが、この技術を実用化し、日常の課題を解決できるアプリとして世に送り出したいと考えています。

貴社が展開されている、AIを活用したパーソナライズ化サービスは、まさに私が実現したい未来の姿であり、最先端の技術環境で開発に取り組めることに大きな魅力を感じています。

入社後は、研究で培ったAIに関する専門知識と、独学で習得したSwiftでの開発スキルを融合させ、貴社のAI関連プロジェクトを力強く推進していきたいと考えております。

例文3:チーム開発やプロジェクト推進に強みがある場合

私は、多様なメンバーと協働しながら一つのプロダクトを作り上げるチーム開発の醍醐味に魅力を感じており、エンジニア同士の活発なコミュニケーションと協力体制を重視されている貴社に貢献したいと考えております。

学生時代のサークル活動で、イベント企画のリーダーとして、様々な意見を持つメンバーをまとめ、一つの目標に向かって推進した経験があります。

この経験を通じて、技術力だけでなく、進捗管理やメンバー間の連携を円滑に図る調整力が、プロジェクトの成功に不可欠であることを学びました。

貴社の採用ページで拝見した、職種や年次を超えた自由な意見交換を奨励する開発文化は、私の強みを最大限に活かせると確信しています。

入社後は、持ち前のコミュニケーション能力とプロジェクト管理の意識をもって、開発チームの生産性向上に貢献し、スピード感をもって質の高いアプリを世に出していきたいです。

4:自社サービスへの熱意がある場合

幼い頃から貴社の提供する〇〇アプリの熱心なユーザーであり、そのアプリが私の生活をいかに便利で楽しいものにしてくれたか、という感謝と感動から、今度は私が開発者としてその価値を次世代に繋ぎたいという思いで貴社を志望いたしました。

特に、ユーザーの声を迅速に反映したアップデートのサイクルや、細部にまでこだわった使いやすさは、他の追随を許さない貴社の最大の強みだと感じています。

私自身も、貴社アプリのような社会貢献性の高い自社サービスを、ユーザーとしてではなく、作り手として支えたいという目標があります。

大学ではアプリの不具合を発見した際に、自ら代替案を考案し、改善提案書を作成した経験があり、このユーザー視点と課題解決能力は貴社のサービス改善に活かせると確信しています。

入社後は、一ユーザーとしての深い理解と、エンジニアとしての技術力を融合させ、サービスのさらなる進化に貢献していきたいです。

例文5:課題解決への意欲をアピールしたい場合

私は、アプリケーション開発を通じて、社会の非効率な部分を解消し、人々の生活に「気づき」と「解決」をもたらしたいという強い志望動機を持っており、特に地域社会の課題解決をテーマにしたアプリ開発に力を入れている貴社に強く惹かれました。

大学時代に地域のボランティア活動に参加した際、情報共有の非効率さが活動の妨げになっている現状を目の当たりにし、簡単な情報共有アプリを自作して提供したところ、活動効率が格段に向上した経験があります。

この経験から、技術の力で人々の日常を少しでも良くできることに、大きなやりがいを感じています。

貴社が取り組んでいる地方自治体向けのDX推進プロジェクトは、私の持つ課題発見能力と、独学で習得したWeb技術の知識を活かして貢献できるフィールドだと考えております。

入社後は、まずは一歩ずつ着実に開発スキルを磨き、将来的には社会貢献度の高いアプリの企画段階から貢献できるエンジニアを目指します。

【アプリエンジニアの志望動機】注意点

採用担当者の心に響く志望動機を作成するためには、熱意やスキルを伝えるだけでなく、「何を言ってはいけないか」という注意点を理解しておくことも非常に重要です。

いくら良い内容を盛り込んでも、不適切な表現や焦点の定まらない内容では、あなたの真剣度が伝わらず、評価を下げてしまう可能性があります。

特に、アプリエンジニアという専門職を目指す新卒にとって、業務への理解度を示すことは必須です。

このセクションで、志望動機を作成する際に陥りがちな四つの注意点を確認し、あなたの志望動機をより完成度の高いものに仕上げましょう。

業務内容と関連がない

志望動機の内容が、アプリエンジニアとしての具体的な業務内容とほとんど関連していない場合、採用担当者はあなたの適性を疑います

「ただIT業界で働きたい」「大きな会社で働きたい」といった漠然とした理由や、アプリエンジニア以外の職種の仕事内容に関心が集中していると判断されると不利になります。

志望動機の中では、あなたがどのようにプログラミングや設計、テストといったアプリ開発の具体的なフェーズに貢献したいのかを明確に述べることが必要です。

あなたのスキルや興味が、この職種でどう活きるのかを結びつけて説明しましょう。

その企業の業務内容を理解する

アプリエンジニアという職種への熱意はあっても、応募する企業の事業内容や、提供しているアプリへの理解が不足していると、志望動機に具体性が欠けてしまいます。

「どこでも良いのではないか」という印象を与えかねません。

例えば、Web系企業のアプリ開発と、組み込み系企業のアプリ開発では、求められる技術や開発の進め方が大きく異なります。

事前に徹底的な企業研究を行い、「なぜ貴社なのか」を明確に言語化するために、企業のミッションや開発しているプロダクトに言及することが重要です。

最初に結論を述べていない

PREP法でも述べたように、志望動機は最初に結論(あなたが最も伝えたいこと)から始めるべきです。

だらだらと背景や過去の経験から話し始め、結論が最後になる構成は、採用担当者にストレスを与え、あなたの話の要点を見失わせてしまいます。

面接官は多くの就活生と会っているため、簡潔に、そして論理的に伝えられる能力も評価しています。

まずは「貴社で〇〇のアプリエンジニアになりたい」という強い意思を冒頭で伝え、その後に理由やエピソードで肉付けする構成を徹底しましょう。

福利厚生のことしか話していない

志望動機の中で、給与、休日、勤務地、福利厚生といった待遇面に関する話題に終始するのは絶対に避けましょう。

もちろん、これらも企業選びの重要な要素ですが、志望動機で伝えるべきは、あなたが企業にもたらす価値と、仕事への情熱です。

待遇面だけを強調すると、「仕事内容そのものへの意欲が低い」あるいは「すぐに辞めてしまうのではないか」というネガティブな印象を与えかねません。

あくまで仕事を通じて実現したいこと、貢献したい内容を中心に語ることが、あなたの真摯な姿勢を示すことに繋がります。

よくある質問

アプリエンジニアを目指す新卒就活生の皆さんは、技術的なスキルや知識に関して多くの疑問を抱えていることでしょう。

ここでは、志望動機を作成する過程でよく寄せられる、あるいは選考で問われやすい質問と、それに対する考え方を解説します。

これらの疑問を解消しておくことは、自信をもって面接に臨むための心の準備にもなります。

事前に質問への回答を整理し、あなたの意欲と学習姿勢を効果的に伝えるためのヒントとして活用してください。

未経験でもアプリエンジニアになれますか

はい、新卒採用においては、未経験からアプリエンジニアを目指すことは十分に可能です。

多くの企業が、入社後の研修や教育体制を整えており、ポテンシャルや学習意欲を重視しています。

重要なのは、「未経験だが、独学でここまで取り組んできた」という主体的な学習姿勢を示すことです。

例えば、プログラミングスクールに通った経験、書籍やオンライン教材で特定の言語を学んだ事実、そして何かしらのアプリやサービスを自作した経験があれば、それは強いアピールポイントになります。

未経験であっても、あなたのアプリ開発に対する熱意と論理的な思考力を採用担当者に伝えることができれば、十分に内定を獲得できます。

どのような勉強をしておくべきですか

アプリエンジニアを目指す上で、まず取り組むべきは、iOSならSwift、AndroidならKotlin/Javaといった、特定のプラットフォームで使われる主要言語の基礎を習得することです。

その上で、簡単な個人制作のアプリを作ってみることを強く推奨します。

ただコードを書くだけでなく、バージョン管理システム(Gitなど)の使い方や、基本的なデータベースの知識も、チーム開発を行う上で必須のスキルとなるため、学習しておくと良いでしょう。

さらに、あなたが志望する企業がWebアプリ開発に強いのか、ネイティブアプリ開発に強いのかによって、学ぶべき技術の深さも変わってきますので、企業研究の結果に基づいて学習計画を立てることが最も効果的です。

独学とスクール、どちらが良いですか

独学とプログラミングスクールのどちらを選ぶかは、個人の学習スタイルや経済状況によって異なります。

独学は費用を抑えられ、自分のペースで進められる反面、モチベーションの維持やエラー解決に時間がかかるという側面があります。

一方、スクールは体系的な知識を短期間で習得でき、現役エンジニアからのフィードバックや就職サポートを受けられるという大きなメリットがありますが、費用がかかります。

志望動機を作成する上では、どちらを選んだとしても、なぜその方法を選んだのか、そしてその結果としてどのようなスキルを身につけたのかを具体的に説明できることが重要です。

要は手段ではなく、あなたがどれだけ真剣に取り組み、成果を出したかという点が評価されます。

まとめ

この記事では、アプリエンジニアを目指す新卒就活生に向けて、志望動機を作成するための準備から具体的なポイント、そしてすぐに使える例文までを詳しく解説しました。

アプリエンジニアは、技術の進化とともに無限の可能性を秘めた、非常にやりがいのある職種です。

志望動機を作成する上で最も重要なのは、あなたがアプリ開発を通じて「何を成し遂げたいのか」という熱意と、それが「なぜこの企業でなければならないのか」という論理性を両立させることです。

自己分析、業界分析、企業分析を徹底し、この記事で紹介したPREP法を活用して、あなたの経験と情熱を明確に伝えられる志望動機を完成させてください。

変化の激しいITの世界で、あなたの手で未来を創造していく第一歩を、自信をもって踏み出しましょう。

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