【例文あり】メーカー業界のインターンの志望動機の書き方は?参加方法や書き方のポイントについて徹底解説!

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はじめに

メーカーへの就職を志望しているのなら、インターンにも参加すべきなのでしょうか。

仮にメーカーでアルバイトとして働けても、社員がやるのと同じ仕事を任せてもらえることは、そう多くありません。

しかしインターンでは、社員がどのような仕事をしているかなども知ることができます。

本記事では、メーカーのインターンに参加するメリット・応募する際の志望動機の書き方などをご紹介します。

メーカーへの就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【メーカーの志望動機】メーカーのインターンへの参加は必要なのか

メーカーは就活生に人気が高い業界のひとつで、大手・人気企業だと非常に高い競争率になります。

就職先にメーカーを考えるなら、インターンに参加することは必要なのでしょうか。

インターンに参加しなくても、その企業の選考を受けることは可能です。

しかし、メーカーのインターンに参加すると、業界や企業への理解が深められる、その企業の社風や個性を知れるといったメリットがあります。

興味を持った企業があるなら、ぜひインターンに応募してみましょう。

【メーカーの志望動機】メーカー業界について

インターンについて解説する前に、まずはメーカー・製造業界について解説します。

せっかくインターンに参加するのなら、事前にメーカーがどんな業界か大まかに理解しておくことが大切です。

世の中にはいろいろなものを作っている企業があります。

職種も多々あるので、すべての方が同じ仕事をするわけではありません。

メーカーについて知ったうえで自分がインターンに参加する業界がメーカーで良いか、ほかに良さそうな業界はないか考えてみましょう。

メーカー業界について

メーカーとは、原材料を調達し加工・商品化してスーパーマーケットや百貨店などの販売店に卸したり、オフィスや工場に販売・リースしたりする企業です。

日本の経済活動を分けた政府の「日本標準産業分類」では、製造業と呼ばれる企業になります。

私たちが所有するさまざまな加工物は、個人のハンドメイドであるものを除き、ほとんどがメーカーによって作られたものと言えるでしょう。

具体的にメーカーをさらに細かく分類すると、自動車・鉄鋼・石油製品・精密機械・食品・化粧品・衣料品・玩具などが挙げられます。

作るものが違えば、それぞれの業界の特徴も変わります。

自分がどの分野に興味があるか、どんなモノづくりを支える仕事をしたいか考えてみましょう。

【メーカーの志望動機】メーカー業界の動向

モノを作る仕事は、まだ「企業」という組織がなかった時代から存在しています。

現在は、主に民間企業のメーカーがモノづくりを担い社会を支えています。

しかし時代とともに、メーカーの在り方は少しずつ変わってきました。

メーカーへの就職を考えているなら、近年のメーカーの動向のうち、注目すべきポイントを把握しておくべきでしょう。

現在のメーカーは、どのような動きを見せているでしょうか。

以下の項目で、特に近年のメーカーで見られる顕著な動向について解説します。

グローバル化

現在のメーカーは、生産拠点を海外に移していることが多いです。

これは、人件費などの製造コスト・輸送コストの削減、海外市場の開拓などの目的があります。

海外市場の開拓では、グローバルニッチを見つけたり、日本以外で高い付加価値を見出してもらえたりする新製品の開発などを目指しています。

日本は特にこれから人口が減少していく国であり、国内の需要だけに頼るのは、決して好ましい戦略とは言えません。

世界を相手にビジネスができないと、今後の競争に勝てなくなる可能性があるので気を引き締めなければなりません。

デジタル化

近年のメーカーは、AIやIoTといったデジタル化が進んでいます。

一昔前は、手作業でやっていたことが機械化されていくのがメーカーの進歩でしたが、現在はモノづくり以外の部分でもデジタル機器が活躍するようになりました。

たとえば営業・マーケティング・広報などは、AIやIT技術が大活躍する領域です。

またメーカーが作る製品も、これからはデジタル化が進む可能性があります。

今まではデジタル機能が搭載されていなかった製品が、将来ネットワークにつながるようになっても不思議はありません。

【メーカーの志望動機】メーカーの製造分類について

続いて、メーカーの製造分類について紹介します。

このとき、作る商品で分類するとキリがありません。

また、今後も新しい分野が増えていく可能性はあるので、一概には言えませんが、多くのメーカーは「素材」「加工・組立」「総合メーカー」の3つに分類可能です。

素材メーカー

素材メーカーは、ほかのメーカーが生産のもとにする素材を作る企業です。

化学メーカー・鉄鋼メーカーといった企業がここに該当します。

当然、そこで働く研究開発職の方は、その素材に関する深い知識が必要です。

文系よりも理系の方の方が、活躍できる幅が広いでしょう。

もちろん、文系の方も営業などの仕事で素材メーカーに就職することはできます。

素材メーカーがどんな企業かさらに深く知りたいなら、インターンに参加してみるのも良いでしょう。

加工・組立メーカー

加工・組立メーカーは、素材メーカーで生産されたものを加工したり組み立てたりして商品化する企業です。

鉄鋼メーカーから仕入れた鋼板などを加工して組み立てる自動車メーカー、原材料を仕入れて加工食品を作る食品メーカーが該当します。

素材メーカーとは違い消費者が直接手に取る商品を生産しているため、比較的身近に感じる方が多いのではないでしょうか。

企業の規模・業界は非常に幅広く、就職活動ではさらに志望する企業を絞る必要があります。

総合メーカー

総合メーカーは、自社で原料加工から生産まで一貫して行っている企業です。

主に、化粧品・医薬品といったメーカーが該当します。

食品メーカーなどは、原料を加工された状態で仕入れ、さらに手を加えますが、総合メーカーは一から原料を加工するのが特徴です。

こちらも有名大手企業が多く、身近な存在だと感じる方が多いでしょう。

研究・開発職から製造職・営業職まで、さまざまな職種で活躍できる人材が必要とされる企業です。

志望するなら、どんな仕事をしたいかも考える必要があるでしょう。

【メーカーの志望動機】メーカーの販売分類について

メーカーは扱う素材や業界などさまざまな形で分類できますが、販売の面ではBtoB・BtoCの2タイプに分類することができます。

ただしメーカーによってはBtoB・BtoCどちらの販売も手がけていることがあり、厳密に分けられない場合もあるでしょう。

BtoBのメーカーについて

加工した商品をスーパーマーケットの小売店などに卸さず企業相手に販売するのが、BtoBメーカーです。

鉄鋼メーカーや石油・化学メーカー、大型作業機械メーカーなどがBtoBメーカーの代表例と言えるでしょう。

そのため、営業・販売担当者は消費者ではなく企業を相手に営業をかけることになります。

ただし、BtoBがメインのメーカーでも、一般消費者を相手に商売をすることも珍しくありません。

たとえば産業機械を作っているメーカーが、一般家庭向けの製品を販売することもあります。

BtoCメーカーについて

BtoCメーカーは消費者に対して販売を行う企業で、こちらの方が消費者と距離が近く、比較的知名度の高い企業が多く存在します。

食品メーカー・化粧品メーカー・自動車メーカーなどがBtoCメーカーに該当し、場合によっては企業向けの商品を作ることがあります。

しかしメインがBtoCの企業の場合、消費者の動向やトレンドを知り、売れる商品を開発していかなければなりません。

製造を担う方だけでなく、より多く商品を売るための仕事に携わる方も重要です。

【メーカーの志望動機】代表的な業種

続いて、メーカーの代表的な業種を紹介します。

メーカーの業種は非常に多岐にわたっており、以下で紹介するのは本当に一部の業種です。

将来メーカーに就職することを考えている方は、さまざまな企業を研究することをおすすめします。

就職活動を始めて、それまで名前を知らなかった企業と縁を感じ、入社する場合もあるでしょう。

可能性を自分の知っている企業・身近に感じる企業だけに絞るのではなく、幅広い企業に目を向けることが大切です。

食品メーカー

原材料を仕入れて、食料品や飲料の製造・販売を行うのが食品メーカーです。

肉や魚の加工食品・乳製品・冷凍食品・レトルトやインスタント食品など、さまざまな商品が食品メーカーによって作られています。

私たちの暮らしに欠かせない「食」を支える企業であるため、親しみを感じる方も多いのではないでしょうか。

「商品開発をしてみたい」「好きなメーカーの食品がもっと売れる広告作りをしたい」といった理由で、食品メーカーに入社したいという学生も多いです。

自動車メーカー

自動車の製造・販売を行う自動車メーカーは、日本が世界に誇る分野のひとつと言えるでしょう。

トヨタ・日産など超有名企業以外に、一般乗用車以外の車両(バス・トラック)などを作るメーカーも含まれます。

大きな特徴は、細かい部品を自社で加工・生産するのではなく、下請け業者から仕入れているところです。

素材メーカーや下請けの業者から仕入れた素材・部品を組み立てて車を作っています。

そのため、大手自動車メーカーほど有名ではなくても、その企業に部品を提供する形で自動車生産に携わるメーカーは非常に多いです。

化粧品メーカー

化粧品メーカーはファンデーションやアイシャドウ、口紅などのメイクアップ用品や化粧水・乳液といったスキンケア用品などを作っています。

大手メーカーだけでなく1つのブランドで有名になっている企業、インターネットの通信販売で利益を上げる企業までさまざまな企業が存在しているのが特徴です。

どのように他社と差別化・ブランド化するかなど、化粧品メーカーならではの難しい仕事が多いです。

また大手の化粧品メーカーの場合、「美容サプリなどの食品を生産する」「サロンを展開する」といった事業をしていることもあります。

建設メーカー

建設メーカーは、私たちの生活を支える衣食住の「住」を支えている企業です。

戸建て住宅や小規模な集合住宅など、主に個人向けの建物を販売します。

しかしメーカーといっても、建設メーカーは直接モノづくりに携わる社員が少ないのが大きな特徴です。

家を作る仕事自体は下請けの建設会社が担うことが多く、建設メーカーに勤務する社員は主に営業などの仕事をします。

契約一件あたりの金額が大きく、営業の分野で成功を収めればインセンティブ・成果給で大きく稼げるチャンスがある業界です。

電機メーカー

電機メーカーは、家電や電子機器・医療機器といった電気製品を製造する企業です。

その中でも特に多くの分野で製品を生産するメーカーは、総合電機メーカーと呼ばれます。

私たちにとってより身近な存在は、主に家電製品を手がける家電メーカーではないでしょうか。

家電メーカーでも、白物家電・黒物家電とさらに細かく分類していくことができます。

電機メーカーはBtoB・BtoCどちらの販売もする企業が多いこと、デジタル化の影響を特に強く受けることも特徴に挙げられるでしょう。

【メーカーの志望動機】メーカー業界の職種

メーカーでは、どのような職種の方が活躍しているのでしょうか。

以下の項目では、主な業種を簡潔に紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

もちろん、業種や企業によってどの職種の社員がどれぐらいの割合かは違います。

またどの企業でも、モノづくりに直接携わらず企業の運営を支える職種(総務・人事など)が必要です。

そのため、入社したからといって必ず自分の好きな商品を作ったり売ったりする仕事ができるとは限りません。

営業

営業社員は、顧客やクライアント企業に自社製品を提案・販売する仕事に携わります。

しかし、BtoCのメーカーが直接消費者と接して商品を販売することは少なく、主に企業を回る方が多くなるでしょう。

企業を回る仕事には、新しい販売先を見つける新規開拓営業と、既存のクライアント企業を回り新しい提案をしたり相談に乗ったりするルート営業(リピート営業)の2つがあります。

どちらの仕事でも、プレゼン能力・ヒアリング能力などが必要です。

生産管理

多くのメーカーは、自社工場で製品を生産しています。

その工場で一定の品質を担保し、品質の向上を助けるのが生産管理の仕事です。

また、納期に遅れないように生産スケジュールを管理する、また安全面・衛生面などで問題がないよう、生産ラインを管理するのも大事な仕事になります。

その企業の商品が高品質で安心・安全という評判は、製造に直接携わる方だけでは作れません。

生産管理に携わる方が厳しく目を光らせ、不備がないように意識することが大切です。

製造

メーカーは「モノづくり」をしなければ成り立たないので、工場で製造や組み立て、加工などを実際に担当する方が必要になります。

しかし、就職活動で入社した方が、直接製造に携わる可能性はそれほど高くありません。

人手が必要な単純作業はアルバイト・パートが担っていることが多く、多くの社員は営業など別の仕事に携わります。

しかし、社員が自ら製造ラインに入って作業をすることがないわけではありません。

社員の少ない中小のメーカーでは、社員も製造に携わるケースが多く見られます。

商品企画・開発

せっかくモノを作っても、それが売れないと企業にとって1円の利益になりません。

そのため、企画段階で売れる商品を考える必要があります。

企画はメーカーが販売する商品を一から考え作るため責任が重いですが、やりがいも大きな仕事です。

開発部門では、商品パッケージのデザインや価格を決めたり広告・PRに携わったりすることもできます。

目的を達成するための戦略的思考や、魅力的な商品やプロモーションを作るための発想力などが問われる仕事です。

マーケティング

マーケティング部門の社員も、企画・開発と同じく作った商品を多く売るために働きます。

「顧客がどんな商品を求めているか」「現在の商品にどんな不満があるか」を調査し、顧客に売れる商品を作れるようにするのがマーケティングの仕事です。

分析力や仮説検証力などが大切な仕事で、こういったスキルはほかの仕事でも活用できます。

たとえば自分の仕事のやり方を分析して、次により良い仕事をできるようにすることはマーケティング以外の仕事でも活きるでしょう。

経理・事務

経理はお金の管理を行う仕事で、売上金や預金を管理したり経費を計上したりします。

家計簿とは違い、使われたお金、入ってくるお金を正しく入力するだけではいけません。

正しい形式で書類にまとめる力や、それぞれのお金の名目を正確に把握するといった力が求められます。

事務は直接商品づくりに携わることはありません。

しかし、書類作成・顧客対応・資材管理などさまざまなサポートを担っています。

どちらもメーカーの活動に不可欠な存在と言えるでしょう。

【メーカーの志望動機】メーカー業界のインターンについて

続いて、メーカーでのインターンについてご紹介します。

就職先選びでメーカーを第一志望にしているのなら、ぜひインターンに申し込んでみてください。

しかしメーカーの企業はたくさんあるので、まずはどの企業に応募するか、どんな形式のインターンにするか決めることから始めましょう。

インターンの募集時期

業界によってインターンの募集時期はある程度傾向がありますが、メーカーは比較的募集時期がバラバラです。

ただし、1dayインターンシップのような短期インターンの多くは、夏・冬の長期休暇で学生が1日時間を空けやすい時期に行われます。

しかし長期インターンの場合、大学の授業がある時期にもまたがるので、授業やアルバイトとうまく折り合いをつけなければいけません。

そのため、早いうちから自分が気になっている企業のインターン開催時期を調べておくようにしましょう。

インターン参加方法

インターンにエントリーする方法はたくさんあります。

最も代表的な方法は、大手就活サイトでインターンの情報を調べ、サイト上でエントリーすることです。

リクナビ・マイナビなどであれば、多くの企業がインターン情報を公開しているでしょう。

また、大学のキャリア支援センターや、会員登録している就活エージェントから情報を仕入れ参加することもできます。

ほかにも、企業のホームページから直接インターンに参加できることもあります。

【メーカーの志望動機】インターンに参加するメリット

次に、インターンに参加するメリットを3点紹介します。

インターンに参加すれば選考に通りやすくなるなど、参加するメリットは非常に多いです。

就職先にメーカーを考えているなら、参加して損はないでしょう。

もちろん、複数の業界を志望している学生も多いはずです。

短期インターンシップなどを活用し、複数の企業・業界のインターンに参加する手もあります。

しかしスケジュールに余裕があれば、ぜひ実際に仕事を体験させてもらえる長期インターンにも参加してみましょう。

選考で有利になる可能性がある

メーカーのインターンに参加するメリットのひとつは、選考で有利になる可能性があることです。

ただし同じメーカー・製造業界でも、日系企業と外資系企業では、インターンの意味合いに大きな差が出ます。

日系企業の場合、製品の魅力や製造プロセスを理解してもらうことを目的にインターンを実施する企業が多いです。

そのため、事前に企業や製造している商品について調べておくと、インターン担当者から高評価を得やすいでしょう。

一方、外資系企業では、実際に学生が企業の業務に携わるということに重きを置くところが多く見られます。

その場合、インターンが本選考を兼ねていることが多いです。

なお、日系企業でも、インターンで結果を出した方が選考を一部免除になるなど優遇措置を取ってもらえることは十分考えられます。

業界研究・企業研究に役に立つ

メーカーのインターンに参加することで、業界研究・企業研究に役立つ知識を手に入れられるのもメリットと言えます。

特に実際の業務を体験できるプログラムでは、製品の魅力やリアルな仕事の実情を知ることができるでしょう。

一度インターンに参加しておくと、その後の業界研究や企業研究でも役立ちます。

どんなところがイメージと違うか比較でき、企業ごとの特徴・魅力をより理解しやすくなるためです。

特にBtoBの企業の場合、日常生活で接する機会が少ないため、インターンシップへの参加の意味は大いにあると言えます。

普段お菓子のメーカーを作っている企業については情報を得やすいですが、そのお菓子作りに使われる作業機械や食品添加物などを作っている企業について知る機会は限定的です。

インターンへの参加などで幅広い企業に目を向け、今後の業界研究に役立てましょう。

スキルや経験が蓄積される

業務体験型のインターンでは、実際に行う仕事で役立つスキルや経験を蓄積できることもメリットです。

たとえば営業の仕事を経験させてもらえれば、営業に役立つ対人スキル・プレゼンスキルなどが身につくでしょう。

特に面倒を見てくれる方が直接フィードバックをくれるところだと、自分のビジネス面での弱点がわかり、改善の糸口をつかめる可能性が高まります。

営業以外のインターンでも、その業務によってマーケティング・プログラミングなどさまざまなスキルを身につけられます。

社会人としてのマナーなど、基礎的なビジネススキルを身につけたい方にもおすすめです。

また、働いている社会人の方と話せる機会・初対面の大人とのコミュニケーションを取る機会も、インターンで得られる貴重なチャンスと言えます。

志望動機で採用担当者が見ているポイント

業務体験型で少人数しか参加できないインターンシップでは、志望動機やエントリーシートの提出を求められることが多いです。

特に人気企業だと、倍率が就活の本選考並みになることもあり、志望動機がうまく書けていないと書類選考で落とされてしまいます。

インターンに参加できる貴重なチャンスを得るために、事前に書類の書き方を押さえておく必要があります。

ここからは採用担当者がインターンシップの志望動機で見ているポイントや書き方を解説しますので、インターンシップに申し込む前にぜひ参考になさってください。

性格や人柄

企業が志望動機の提出を求める大きな理由が、人となりや性格を知ることです。

仕事をする仲間を探すうえで特に大切なことは、信用に値する人材か、一緒に働きたくなる人柄をしているかでしょう。

どのような性格をしていて、どのようなモチベーションで仕事に臨むのかを採用担当者は知りたがっています。

また、性格が会社の社風・企業理念とマッチするかも大切なポイントです。

特に人物重視で採用活動を進める企業では、この部分が厳しくチェックされます。

志望度の高さ

志望動機では、企業に対する興味・志望度の高さもチェックされます。

そこで大切になるのが、「インターンに参加した際や入社した際にどのようなことを成し遂げたいのか」「その目標は企業とマッチしているのか」です。

仕事に対してやる気があっても、それが企業とマッチしていなければ意味がありません。

そのため志望動機欄では、インターンで成し遂げたい目標が企業の目指すものと一致していること、その企業でなければいけない詳しい理由が説明できることが重要です。

企業研究ができているかを知るため

志望度の高さと関連している部分ですが、就活生の志望動機が企業の業務内容や理念とマッチしているかはかなり重視されます。

就活生の動機と企業側の求めるものに違いがあると、企業研究がしっかりできていないとみなされる可能性が高いです。

また、就活生と企業側に食い違いがあると、「インターンシップに参加しても何も得られない」「入社してもすぐに辞めてしまう」といったことになりかねません。

就活生はもちろん企業側にとってもデメリットが大きいので、企業研究で得た情報と自分の特徴を見比べて、ミスマッチがないかどうか確認することも重要です。

【メーカーの志望動機】志望動機を書く前の事前準備

続いて、志望動機を書く前の事前準備について紹介します。

志望動機は文章力も大切ですがその前にどれだけ良い文章作りの材料を集められるかにもかかっているので、しっかり事前準備をしましょう。

特に企業研究と自己分析が大切です。

企業研究

企業研究なくして志望動機を書くことはできません。

自分が志望している企業を知らないで志望動機を書くと、志望するメーカーに合ったものにならないためです。

その業界でインターンを受けようと思った理由だけでなく、業界の中でなぜその企業でなければいけなかったかまで深掘りして理由を作りましょう。

そのためには、志望企業だけでなくライバル企業についても知る必要があります。

競合他社と比較してどこに魅力を感じたのか、しっかり書けるようにしてください。

自己分析

企業研究と並んで大切な事前準備が自己分析で、自分が働きたい理由をしっかり理解しておく必要があります。

自分がなぜメーカー業界に興味を持ったのか、その企業のインターンで何を学びたいのかなどを深掘りしましょう。

このとき、興味を持ったときのエピソードやアピールできる能力などを詳しく述べられると、採用担当者により詳細に自分の志望度の高さを伝えられます。

なお、自己分析をする際は、家族や友人などに話を聞き自分に関するアドバイスをしてもらう「他己分析」を取り入れるのもおすすめです。

【メーカーの志望動機】志望動機を書く際のポイント

志望動機を書く際は、いったいどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。

以下で、より内容が伝わりやすい志望動機の書き方について紹介します。

志望動機を書くときは、ぜひこれから紹介するポイントを意識して書いてみてください。

内容が伝わりやすい書き方をする

志望動機を書くときは、PREP法を意識するのがおすすめです。

PREP法とは文章を書くのに結論(Point)から書き出す方法で、その後理由(Reason)・具体的なエピソード(Example)・再び結論(Point)と文をつなげます。

最初に結論を書くのは、自分が最も知ってほしい志望動機を先に読み理解してもらえるようにするためです。

PREP法はインターンのときだけでなく、就活本番のエントリーシート・履歴書で志望動機を書く際にも使えます。

ぜひインターンの志望動機を書くときにマスターしてしまいましょう。

結論(Point)

まずなぜこの企業を志望したのか、簡潔に書きましょう。

最初に結論を書くことで、その方が伝えたいことが読み手にすぐ明確になるメリットがあります。

結論がわかったうえで続きの文章を読む方が、具体的なエピソードも伝わりやすいでしょう。

ポイントが文章中に何度か分かれて出てくる文章は、何を言いたいのかわかりにくくなってしまいます。

また、最後の部分だけに結論を書くスタイルも、あまりおすすめしません。

人気企業のエントリーシートはたくさんあり、採用担当者がすべての志望動機を隅々まで読めるとは限らないためです。

理由(Reason)

PREP法の最初で結論を簡潔に述べた後、その企業のインターンを志望した理由を書きます。

インターンでは、まだ就活本番とは違い企業に興味を持っている段階でしょう。

そのため、企業の商品や企業理念など、自分がその企業に関して魅力的だと思った点について書くのがおすすめです。

BtoBの企業の場合、ほとんどの方はその企業の商品・サービスを使ったことがないはずですが、社風や「何に貢献しているか」などから興味を持ったきっかけを書くことはできます。

具体例(Example)

結論・理由と続けた後は、企業の商品や理念が良いと思った具体的なエピソードを書きます。

ここでは、実体験に基づいたエピソードを書くのがおすすめです。

BtoBの企業でも、自分が好きなものにその企業が役に立っていることを知った(「自分が愛用している商品の原料にその企業の作ったものが使われていた」など)と書くことができます。

また、定量的に表せるものは数値に直して書くのがおすすめです。

具体的な数字を載せることで、文章に説得力を持たせられます。

結論(Point)

最後にもう一度結論を書くのがPREP法のポイントです。

しかし、ただ最初に書いた文章を繰り返すのでは不十分です。

結論だけでなく、自分がそのインターンで活かせる強みや、企業にもたらすメリットなどを絡めて書くようにしましょう。

たとえば結論の前に書いた具体的な事例をもとに、「インターンを通して企業の魅力をさらに知り企業研究・業界研究に活かしたい」などとつなげていくことができます。

また、自分の特技やスキルをアピールしつつ、インターンでどのように頑張りたいか書くのもおすすめです。

その企業が生産している商品や理念に関連付ける

メーカーの志望動機を書く際、「商品が好きだから、魅力的だから」とシンプルにまとめる方は非常に多いです。

しかし、商品の良さについて述べるだけでは志望動機として十分ではありません。

その商品を生産している企業がどのような取り組みをしているか、社会にどのように役立っているかなども知っておく必要があります。

どうしてその商品が魅力的なのか、その企業の取り組みのどこに賛同したのか、実体験を交えて書けるようになるのが理想的です。

入社後にやりたいことを書く

メーカーにはさまざまな職種の方が勤務しており、業界によって特徴的な職種もあります。

そのため、どのような業務をしたいか明確に書くことが大切です。

営業・マーケティング・開発・生産管理・広報など具体的に書いておきましょう。

ただしこちらも単に「○○がしたい」だけでは不十分で、より具体的に書く必要があります。

インターンを通じてどんなことを学びたいか、将来どんな仕事をしたいかなどを端的にまとめ、採用担当者にアピールしましょう。

【メーカーの志望動機】志望動機の例文紹介

最後に、志望動機の例文を2パターン(食品メーカー・化粧品メーカー)紹介します。

いずれもPREP法に基づいて書かれているのがポイントです。

これはどの企業に出す志望動機でも使える方法なので、文章構成に関してはぜひ以下の例文を参考にしてください。

もうひとつ注目してほしいのは、企業に興味を持った理由を書く際に具体性を持たせている点です。

自分の実体験を短い文章にまとめるのは簡単ではないので、実際に提出する文章を書く前に何度か練習してみましょう。

食品メーカーの志望動機例文

私が貴社のインターンを志望する理由は、食の楽しさを提供し、健康を届けるという貴社の理念に共感したためです。

貴社の商品の良いところは、おいしさと栄養バランスを両立させ、多くの方の健康に寄与していることにあります。

私の祖母が病気で食事を満足に取れない中、高タンパクで作られた貴社の○○を日々のメニューに取り入れました。

高タンパクの商品は他社にもありますが、祖母は「○○が一番おいしくこれなら食べられる」と言っていたのが印象的です。

私も現在学んでいる栄養学の知識を活かし、食事が満足に取れない方向けの商品や健康食品を作りたいと思っています。

将来貴社に入社できたら、楽しく食事ができるうえに健康にもなれる商品づくりができるよう、尽力したいと考えています。

化粧品メーカーの志望動機例文

私が貴社のインターンを志望する理由は、貴社が化粧品メーカーの中でも特に肌にやさしい製品の開発に力を入れているためです。

大学に入って私も化粧をするようになりましたが、私は化粧で肌荒れがひどくなってしまい、なかなか思うようなメイクができませんでした。

貴社の製品は、私のような人でも使える肌にやさしい製品を積極的に開発し、多くの人にメイクの喜び・楽しみを広げています。

私も貴社の商品のおかげで、毎日のメイクに前向きになれたと実感しています。

自分のような経験を、より多くの方に味わってほしいと感じました。

インターンで化粧品の営業がどのようになされているか学び、入社後には肌荒れで悩んでいる多くの人に各種商品を届けたいと考えています。

まとめ

人気企業のインターンには多くの方がエントリーしますが、業務体験型のインターンは、希望者全員が参加するのは困難です。

そのため、就職活動と同じぐらいしっかりとした選考がなされることもあります。

人気メーカーのインターンに参加したい方は、しっかり志望動機の文章を作って選考を突破しましょう。

一方、1dayなどの短期インターンシップなどは、希望者全員が受けられるものや、選考のハードルがそれほど高くないものもあります。

業務を体験することはできませんが、短期インターンシップも業界研究・企業研究に役立つことが多いです。

興味を持った企業が複数ある方は、ぜひ短期インターンシップに参加することも考えてみてください。

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