【例文あり!】商社のインターンを突破する志望動機について徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

 

はじめに

就活を進める学生の方で高収入の職に就くことを目標にしている方はとても多いと思います。

三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅商社などの5大商社はその給料の高さで有名で選択肢の一つとして商社を考えている方も多くいます。

しかし、実際にはどんな業務をしていてどんな方が働いている、またはどんな志望動機を書いたら内定がとりやすいのかを知っている学生の方は少ないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、商社とはいったいどんな業界で、どんな方に向いているのか、また、インターンに行こうと計画している方に向けて実際に使える例文付きで志望動機を書く際のポイントを紹介していきたいと思います。

この記事を読むことで、商社に対する理解が深まり、今後の業界分析や就職活動に生かすことができるようになります

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【商社のインターンの志望動機】商社について

商社とは、輸出入貿易ならびに国内における物資の販売を業務の中心にした、商業を営む業態の会社です。

商社は商品やサービスの流通を円滑にするだけでなく、品質や価格の調整、マーケティングや物流の支援、新規事業の開発なども行っています。

そして日本のみならず多様な産業や国とのグローバルな取引を通じて、経済や社会に貢献しています。

高い利益率や設備投資の不要性によって、商社は従業員に高い給料を払うことができていますが、他業界と比べて福利厚生が薄いです

そのため、商社を志望しているかつ、福利厚生を重要視している方は自身が行きたい商社の募集要項や採用案内、OB訪問などで福利厚生に関する情報を調べておきましょう。

具体的な業務内容3選

上記で商社が幅広い分野の商品やサービスを国内外の生産者や消費者への仲介をしている会社だということを説明しましたが、更に詳しく3つの業務内容を下記で紹介したいと思います。

商取引業務

商取引業務は商社が行っている仕事のうち一番有名で誰もがイメージしやすく、生産者から原材料を仕入れ、取引先であるメーカーへ販売する業務のことを指します。

商社は、買い手と売り手を結ぶ、取引の仲介業務を果たし、商品やサービスの流通を円滑にします。

この商取引業務において重要となるのはバリューチェーンというキーワードです。

バリューチェーンは、競合と比較して自社の強みや弱みを明らかにし、事業戦略の改善策を探るフレームワークとして使われる指標のことで、異なる商品ごとに異なるバリューチェーンが存在します。

そのため、商社マンはただ取引を仲介するのではなくバリューチェーンを意識してさらなる効率化や新たな価値の創造をしています。

事業開発業務

事業開発業務とは新たな市場やニーズを開拓し、革新的な事業を生み出す業務のことです。

商社は、商品やサービスの流通だけでなく、生産や開発にも関与し、自ら価値を創造することを目指しています。

事業開発業務においてもバリューチェーンがキーワードになり、バリューチェーン構築モデルが採用されています。

バリューチェーン構築モデルとは、商社が自社の強みやノウハウを活かして、商品やサービスの製造から販売までの一連の流れを自ら構築し、付加価値を高めることで、利益率の向上や差別化を図るビジネスモデルです。

例えば、総合商社の場合、エネルギーやインフラなどの分野で、事業開発業務を行っています。

原油や天然ガスなどの資源の探査や開発に投資し、パイプラインや発電所などのインフラを建設し、電力やガスなどのエネルギーを販売することで、バリューチェーンを構築しています。

付加価値業務

付加価値業務とは商品やサービスの流通に加えて商社が独自に提供する価値のことです。

商社は、付加価値業務を通じて、取引先や顧客の満足度や信頼度を高めることを目指しています。

商社の付加価値業務の具体例としてわかりやすいのは伊藤忠商事のファミリーマートフランチャイズ展開です。

伊藤忠商事は、1981年にファミリーマートのフランチャイズ展開を開始し、経営に深く関与し、商品開発や店舗運営、物流やマーケティングなどを支援し、付加価値業務を成功させました。

総合商社と専門商社の違い

実は商社は、幅広い商品やサービスを取り扱う総合商社と、特定の分野に特化した専門商社があります。以下でその違いについて解説します。

総合商社

総合商社とは、さまざまな商品やサービスを扱う商社のことです。

国内外の多くの企業や組織と取引を行い、商品やサービスの流通を促進するだけでなく、投資や開発、情報提供やコンサルティングなどの付加価値業務なども行います。

総合商社は、グローバルな視野と柔軟な対応力を持ち、社会や経済に大きな影響力を持つ存在です。

専門商社

専門商社とは、特定の商品やサービスに特化した商社のことです。

専門商社は、その分野において高い専門性やノウハウを持ち、商品やサービスの流通だけでなく、情報提供やコンサルティング、ソリューション提案などの付加価値業務も行います。専門商社は、小規模な組織やフラットな風土が多く、自由度や裁量が高いことが特徴です。

年収について

商社の年収は、総合商社と専門商社で大きな差があります。

総合商社の場合、年収は30代で1000万円以上、40代で1200万円以上、50代で1300万円以上となっています。

専門商社の場合、年収は30代で600万円〜700万円、40代で700万円〜800万円、50代で800万円〜900万円となっています。

商社の年収は、業界や会社によっても異なりますが、一般的には高い水準にあると言えます。

採用されやすい大学、学部

技術職などの専門職は院卒の理系以上であるといった条件がありますが、営業職に関しては早慶や旧帝大の体育会系の部活に所属している学生が多く採用されています。

営業採用に関しては学部は様々で、文理は問われません。

【商社のインターンの志望動機】内定を得る学生の特徴

商社から内定を得た学生には、どんな共通点があるのでしょうか。

以下にて3つの特徴を解説いたします。

臨機応変に対応できる人

商社の仕事は、ビジネス領域が広く、海外との取引も多いため、様々な状況や人と対応する必要があります。

そのため、商社は、自分の考えや行動を柔軟に変えられる臨機応変な人を求めています。

臨機応変に対応できる人は、商社の仕事において、問題を解決したり、チャンスを掴んだり、関係性を築いたりする能力が高いと考えられます。

商社は、そうした能力のある人を採用することで、自社の競争力や成長力を高めることができると考えています。

コミュニケーション能力が高い人

商社の仕事は、仕入先と販売先、その双方のニーズを聞き取り、利害関係を調整してビジネスを成立させるものです。

そのため、商社は、非常に高いレベルの交渉力や話術、相手の心情を正確に理解する力を持つコミュニケーション能力が高い人を求めています。

コミュニケーション能力が高い人は、商社の仕事において、信頼関係を築いたり、説得力を持ったり、情報収集や提案力を発揮したりすることができます。

商社は、そうした能力のある人を採用することで、自社の利益や競争力を高めることができると考えています。

語学力がある人

商社の仕事は、海外との取引が多く、様々な国や地域の人とコミュニケーションを取る必要があります。

そのため、商社は、英語をはじめとする外国語の能力が高い人を求めています。

語学力が高い人は、商社の仕事において、情報収集や交渉、提案などのビジネススキルを発揮できるだけでなく、異文化理解や対人関係の構築などのソフトスキルも発揮できます。

商社は、そうした能力のある人を採用することで、自社の国際的なビジネス展開やグローバル化に対応できると考えています。

【商社のインターンの志望動機】志望動機の作り方

インターンや実際の就職活動の際に実際に使える志望動機に関してやってはいけないことと、いれるべき要素を紹介したいと思います。

こんな志望動機はNG

以下にて実際に志望動機を書く際に書いてはいけないものを3つ紹介していきたいと思います。

商社に対する理解が浅いもの

商社の志望動機は、自分が商社で働きたいという強い意志やモチベーションを伝えるためのものです。

そのため、商社に対する理解が浅いものを書くと、商社の仕事内容や入社後の展望に対する関心や興味が低いと思われ、マイナスな印象を与えることになります。

そのため志望動機を書く際は必ず企業のホームページや資料に目を通して企業理念などを確実に覚えておきましょう。

自分の適性や目標が明確でないもの

商社の志望動機は、自分が商社で働くことに対してどのような考えや意欲を持っているかを伝えるためのものでもあります。

そのため、自分の適性や目標が明確でない志望動機を書くと自分が商社で何をしたいのか、どうなりたいのかがわからないと思われます。

さらに、会社に入ってからどんなキャリアを描きたいのか伝えられず、向上心がない人だと思われます。

当然向上心のない人はインターンにしろ不採用となってしまいます。

そのため、志望動機を書く際には自分自身が企業に対してどんな価値を提供することができるのか。企業に入ってどんなことをしたいのかを考えて加えましょう。

自己中心的なもの

上記で説明したように商社は、自分の仕事に対して情熱や責任感を持ち、商社の業界や会社に対する理解や関心を持ち、商社の仕事に対する誠実さや協調性を持つことができる人を求めています。

それなのに、自身の利益を追求するような内容を書いてしまってはチームワーク力に欠ける人材と思われ、人との対話や関係性が重視される商社には不必要であると判断されてしまいます

そのため、自身がどのようなキャリアを送りたいのかが自己中心的なものになりすぎないように注意しましょう。

好印象な志望動機の3要素

続いて、書いておくと好印象な志望動機の要素を3つ紹介したいと思います。

商社のビジネスの内容や魅力を具体的に説明しているもの

商社の志望動機は、自分が商社で働きたいという強い意志やモチベーションを伝えるためのものであるため、企業について深く理解し、なぜ魅力を感じたのかを書く必要があります。

そのためには事前にインターネットなどで企業の業務内容や事業領域について調べ、できるならば、実際に働いている方にインタビューしてみるのもいいでしょう。

そうして得た知識をうまく志望理由に組み込むことができれば、企業についてしっかりした知識があることをアピールでき、採用担当の方に好印象を与えることができます。

自分が企業に対して何ができるのかを説明するもの

上記で説明したように、商社のビジネスの内容や魅力を書いた後は、その環境下で自分は何ができるのかを説明しましょう。

自分が企業に対して何ができるのかを商社の志望動機に書くべき理由についてお答えします。

商社の志望動機は、自分が商社で働くことに対してどのような思いや熱意を持っているかを伝えるためのものなので自分が企業に対して何ができるのかを説明するものを書くと、自分の強みや特徴はもちろんのこと、アピールできる価値や貢献内容を具体的に示すことができます。

商社で働くことに対する熱意や情熱を伝えるもの

上記の2点で受ける商社についての知識や自己貢献内容を書いた後は自分がその企業にどれだけ入りたいのかについて書きましょう。

商社で働くことに対する熱意や情熱を伝えるためには、商社の魅力やメリットを具体的に説明することが必要です。

商社の魅力やメリットとしては、事業規模が大きくやりがいがあること、海外で活躍できるチャンスが多いこと、幅広い業界や分野に関われることなどが挙げられます。

 これらの魅力やメリットに対して自分がどのように興味を持ち、どのように学び、どのように貢献したいかを具体的なエピソードや目標を交えて述べることで、商社で働くことに対する熱意や情熱を伝えることができます。

これらの3要素は、商社にとっていい印象を与えるものなので志望動機を書く際は必ず入れましょう。

【商社のインターンの志望動機】志望動機の例文

私はグローバルに取引を行っている貴社の中でも事業投資ビジネスに魅力を感じています。

自ら新しい価値を創造したり、イノベーションを起こしたりすることが必要な事業投資で私は大学時代に培った発想力と忍耐力を活かすことができると考えています。

私は大学時代に○○部、○○サークル、○○のバイトにおいて、自分のアイデアを形にし、周りと意見交流することで何度も問題解決してきました。

そのため貴社では、自分のアイデアだけでなく、世界中の優れたアイデアや技術に触れることができると思います。

以上のように、自分が興味をもっている商社のビジネスの内容を具体的に説明し、自分が企業に対して何ができるのかを説明し、商社で働くことに対する熱意や情熱を伝えることが大切です。

まとめ

今回は商社の業務内容やインターンや本選考で実際に役立つ志望動機について解説しましたがいかがでしたか?

一般的に高収入とされている商社にもさまざまな種類や特色があるので、自己分析をしっかり行い、自分にあった企業を選びましょう。

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