【3種の例文あり】資格勉強を魅力的なガクチカにする方法

【3種の例文あり】資格勉強を魅力的なガクチカにする方法

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ガクチカは「学生時代に力を注いだこと」という意味の就活用語で、資格取得の経験もガクチカでおすすめするテーマの一つです。

ガクチカを書く時は「STAR法」と呼ばれるフレームワークを意識するようにしましょう。

内容が伝わりやすく、採用担当者の印象にも残りやすくなります。

難易度が高い資格でなければ書いてはいけないというわけではありません。

それよりも「取得した資格が仕事で役立つこと」、「資格の勉強の中で気付いたこと」などを具体的なエピソードを交えて伝えることが大切です。

【ガクチカで資格取得をアピール】はじめに

「ガクチカで資格取得したときの経験を書きたいけど、そもそも資格取得のことをガクチカとして書くのはアリなのだろうか?」と悩んでいる学生も多いかもしれません。

果たして資格取得の経験をガクチカとして書くのはOKなのでしょうか。

また、もしOKならばどのように書けば採用担当者に良い印象を与えられるのでしょうか。

ここでは資格取得をテーマにガクチカを書く時のポイントを詳しく紹介していきます。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【ガクチカで資格取得をアピール】ガクチカとは?

ガクチカというのは一種の就活用語であり、「学生時代に熱中したこと」「学生時代に最も力を注いだこと」という意味になります。

ガクチカはエントリーシートや面接で必ず聞かれる質問の一つであり、書類選考の資料として使われることもあります。

採用担当者はガクチカによって学生の持っている価値観や仕事に取り組む姿勢などをチェックしているので、十分な対策をして魅力的なガクチカを作成し、高評価につなげるようにしましょう。

【ガクチカで資格取得をアピール】ガクチカの書き方

ガクチカを書く時は文章の枠組みを意識するようにしましょう。

同じ内容でも文章の構造一つで読みやすさが変わり、採用担当者に与えるインパクトも強くなります。

ここでぜひ覚えてほしいのが「STAR法」と呼ばれるフレームワークです。

「Situation」「Target&Task」「Action」「Result」の頭文字を取ったもので、この順で文章を構成することで内容を相手に深く印象づけることができるでしょう。

1.Situation 資格取得のきっかけや成果など、当時の状況について簡潔に説明します。

2.Target&Task 資格の勉強を始めるにあたって立てた目標やその目標を達成するまでの間で直面した課題を具体的なエピソードを用いて書きます。

3.Action 直面した課題をクリアするためにどのような考えに基づいて、どのような行動を起こしたのか説明しましょう。

4.Result その結果どのような成果を上げたのか、また、経験を通じて何を学んだのかを伝えます。

STAR法とPREP法について以下で詳しく解説しているので確認してみてください!

【ガクチカで資格取得をアピール】資格勉強をガクチカにする時のポイント

ガクチカのテーマとして資格勉強を用いる場合は、どうしても「資格に合格したこと」や「取得した資格の難易度」など、成果についてばかり書いてしまいがちです。

しかし、ガクチカに関しては成果は二の次であり、最も大切なことは成果を上げるためのプロセスを具体的に説明することです。

採用担当者はガクチカの質問をすることで、学生の人柄や特徴をチェックし、自社で活躍できる人間かどうかを見ています。

そのことを理解した上でガクチカを作成しましょう。

その資格を取ろうと思ったきっかけを明確に

ガクチカを魅力的にするためにはエピソードに具体性をもたせることが大切であり、そのためには資格取得を目指すことになったきっかけや背景を説明するのが効果的です。

きっかけや背景を説明することで自分がどんなことに興味を持つ人間であり、物事にどう取り組もうとしているのかを伝えることができます。

また、価値観や向上心をアピールすることにも役立つので、「なぜその資格を取ろうと思ったのか」ということについて可能な限り明確に書くようにすると良いでしょう。

資格の難易度に頼りすぎない

ガクチカに資格のことを書く場合、「難関資格について書いたほうが選考で有利になるのではないか」と考える学生も多いと思います。

逆に簡単な資格だと「書いてもアピールにならないではないか」と考える学生もいるでしょう。

しかし、ガクチカでは資格の難易度は関係がありません。

たしかに難易度の高い資格を持っていれば一定のアピール力があるかもしれませんが、ガクチカは資格の難易度を誇る場所ではありません。

あくまでも資格取得までのプロセスを書く場所であることを忘れないようにしましょう。

資格勉強で身に付いたことをどう活かすか

ガクチカに書く資格は何でも良いわけではありません。

極端な話、銀行への就職を希望する学生が医師国家試験に合格して資格を取得したとしても仕事上でまったく役立たないからです。

ガクチカの欄で資格について書く時は、その資格が仕事をする中でどのように生かせるのかを説明することが重要です。

それによって採用担当者は、「この学生は将来どのような活躍をしてくれそうか」ということについて具体的にイメージすることができます。

【ガクチカで資格取得をアピール】資格勉強のガクチカ例文

「資格の勉強の経験をガクチカとして書きたいけれど、どうやって書いたら良いか分からない」という学生も多いでしょう。

ここまでも説明してきたように、ガクチカでは成果はそれほど重要ではなく、その過程で感じたことや学んだことが仕事にどのように生かせるのかを説明しなければなりません。

ここでは資格勉強をテーマとしたガクチカの例文を3つ紹介しているので、書き方が分からないという学生はぜひ参考にしてみてください。

例文①

私が学生時代に頑張ったことは、ファイナンシャルプランナー2級資格の取得です。

経済学部に入学し、ゼミで株取引や金融取引について勉強するうちに、「もっとこの分野のことについて深い知識を得たい」「将来は金融関係の会社で働きたい」という思いが強くなったため、この資格を取得することにしました。

資格取得にあたって最も難しかったのは勉強時間の確保です。

半年後の合格を目標としましたが、私は大学の授業の他にアルバイトやサークル活動もしなければなりませんでした。

一般的には独学でFP2級を取得するには300時間の学習が必要だと知り、時間を確保するために2時間早く起床して登校までの間で学習を進めました。

また、効率的な学習を行うためにFP2級を取得しているゼミの先輩に学習方法のアドバイスを受けるなどの対策も強化していきました。

そのおかげもあり、半年でFP2級を取得することができたのです。

私は、この経験を通じて限られた時間の中でどうしたら結果を出すことができるのかを学びました。

この経験を仕事でも生かしていきたいと考えています。

例文②

私は学生時代にマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS資格)を取得しました。

大学で経理の勉強をしていたこともあり経理事務所でアルバイトをしていたのですが、コンピューターソフトによる経理業務が全盛の現在でも、まだまだExcelやWordなどを使った業務が多いのが実情です。

また、顧客管理にもExcelを使用していたため、「MOS資格を取得すればもっと作業を効率化できるのではないか」と思ったのが資格取得のきっかけです。

私がこの資格を取得する上で一番の問題だったのは基本的なパソコンスキルの欠如です。

普段からネット閲覧はスマホで済ませていたため自宅にもパソコンがなく、基本的な操作で躓くこともよくあったのです。

そこで、はじめのうちはパソコンスクールで基礎力を養い、その後本格的に資格の勉強を行いました。

結果的には、この「急がば回れ」の考え方が功を奏して、一度の受験で合格をすることができました。

現在ではPowerPointによる資料作成も行えるようになり、営業の仕事で魅力的なプレゼンテーションができると考えています。

例文③

私が学生時代に最も力を入れたことは英語の学習です。

そのきっかけは高校時代に交換留学制度でオーストラリアに短期留学したことです。

約一年にわたってホストファミリーのお宅で生活していましたが、最初のうちはコミュニケーションを取ることもままならず、ホームシックにもなりました。

しかし、半年過ぎるころには簡単な内容であれば意思の疎通も可能になり、英語を話すことの楽しさを感じるようになったのです。

高校卒業後は大学の英文科に進み、さらに英語力をアップさせるためにTOEICの学習にも力を注ぎました。

英文科ということもあり周囲には海外からの留学生も多く、普段から英語で積極的にコミュニケーションをとるようにしました。

テキストを使った学習も大事ですが、やはり本場の英語に触れることが何よりも勉強になり、TOEICで850点を取ることもできました。

貴社は海外進出に積極的でアメリカやヨーロッパにも支社があるということで、学生時代に培った英語力を生かしてグローバルに活躍し、会社に貢献したいと考えて志望いたします。

【ガクチカで資格取得をアピール】まとめ

いかがでしたか。

ガクチカについての質問はエントリーシートや面接で必ず聞かれると言っても過言ではないので、事前に十分な対策をして魅力的な文章を作成するように心がけましょう。

ガクチカを作成する際のポイントは成果や資格の難易度ではなく、プロセスを具体的に説明することです。

ここでは例文も紹介しているので、どうしても書き方が分からないという就活生は参考にしていただいて、厳しい就活を乗り切ってください。

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