はじめに
日本はものづくりにおける優位性が高く、世界でも大きな注目を集めています。
これらものづくりの製造業を支えているのが、機械メーカーです。
日本の機械メーカーは世界的にも有名な大手企業が多く存在し、就活生からも人気の高い産業です。
このため、志望動機の作成も、業界への研究を深め差別化する必要があります。
ここでは、機械メーカーを志望する方へ向けた志望動機の作成について解説していきます。
例文も載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【機械メーカー志望動機】機械メーカー業界について
機械メーカーとひと口でいっても、扱っている製品も幅が広く、特徴も大きく異なります。
志望動機を作成する上でも、業界を深く理解することは重要です。
機械メーカーの業種と、最近の動向について解説していきます。
業種
機械メーカーの業種にはどのようなものがあるのかまずは簡単におさらいしておきましょう。
自分が就職を目指す業種以外にも知っておくことで就活の際にも役立てられますし、いざ働くにあたってもお互いを尊重して働けるようになるはずです。
OA機器メーカー
OA機器はオフィス業務の自動化に欠かせない機器のことを指し、電話機やパソコン、ファックスなど、「オフィスで利用される機器を作っているメーカー」がOA機器メーカーです。
OA機器メーカーは常に機器がオフィスで活用される際、より業務効率を良くできるよう、新しい機能の研究や軽量化、生産コストの削減などに取り組んでいます。
主要企業にはキヤノン、リコー、セイコーエプソンなどが挙げられます。
工作機械メーカー
工作機械メーカーは工業製品や部品を製造する際に必要な形状や精度を加工するための機器類を設計、製造、販売する企業です。
工作機器は金属やプラスティックなどの素材を正確かつ効率的に切削、成形、組み立てるために使用されます。
主要な工作機械メーカーとしては、ファナック、マキタ、DMG森精機などがあります。
これらの企業は切削機、旋盤、フライス盤、研削盤などの多岐にわたる製品を提供し、自動車、航空宇宙、電子機器など多くの産業分野での製造に貢献しているのが特徴です。
計測・制御機器メーカー
計測・制御機器メーカーは物理量や化学量を正確に計測し、数値化して表示または制御するための機材を製造する企業です。
これらの機器は物の長さや重量、温度、湿度、気体の濃度、電気の流れなどを計測するために使用されます。
計測機器は科学研究、工業製品の品質管理、環境監視、医療診断など、幅広い分野での正確なデータ収集に不可欠です。
主要な計測・制御機器メーカーには、キーエンス、オムロン、SMCなどが名を連ねています。
これらの企業は先進的な技術と製品を提供し、産業界だけでなく、日常生活におけるさまざまなニーズに応えています。
重機メーカー
重機メーカーは土木、建設工事、採掘、道路建設、農業、林業などの分野で使用される動力機械類を設計、製造、販売する企業です。
これらの機械は重量物の掘削、持ち上げ、運搬など、大規模で重労働な作業を効率的かつ安全に行うために不可欠です。
主要な重機メーカーには小松製作所、日立建機、三菱ロジネクストなどがあり、これらの企業は世界中の建設現場で広く利用されています。
建設機械メーカー
建設機械メーカーは土木、建築工事、道路建設、鉱山開発など幅広い分野で使用される、各種建設機械の設計、製造、販売を行う企業を指します。
しばしば「重機」と混同されることがありますが、「建設機械」は土木や建築工事に使用される機械類の総称です。
建設機械メーカーは、耐久性が高く、安全で、かつ効率的な機械を提供することに注力しています。
また、環境への配慮も重要なテーマとなっており、低排出ガス、低騒音、などに注力した機械の開発に力を入れているのも重要です。
主要な建設機械メーカーには小松製作所、豊田自動織機、クボタなどがあります。
医療用機器メーカー
医療用機器メーカーは病院や診療所、臨床研究施設など医療機関で利用される多種多様な精密機器を設計、製造、販売している企業です。
医療用機器メーカーは医療現場のニーズに応じ、最新の科学技術を駆使して高度な製品を開発しています。
これらの製品は、高い精度、信頼性、安全性が求められるので、厳格な品質管理と規制の遵守が極めて重要とされています。
主要な医療用機器メーカーには、オリンパス、テルモ、ニプロなどがあります。
自動車メーカー
自動車メーカーは乗用車、バイク、バス、トラックなどのさまざまな種類の車両を設計、製造、販売する企業です。
個人用車両から商用車両まで、幅広いニーズに応えるための多様な車種を提供しており、日々の移動手段、物流、旅行、レジャーなど、現代社会のさまざまな側面において重要な役割を果たしています。
自動車メーカーは安全性、快適性、燃費効率、耐久性、環境への影響などを実現するために高度な技術と革新的な設計を追求しています。
主要な自動車メーカーには、トヨタ自動車、本田技研工業、三菱ふそうトラック・バスなどがあります。
動向
機械メーカー全体の近年の動向としては、やはり新型コロナウイルス感染症の影響を受け、停滞傾向が続きました。
しかし現在では、世界的な経済活動の回復傾向により、順調に業績を回復し始めています。
一方で部品や部材の不足は深刻であり、これらの回復傾向の阻害要因ともなっています。
需要自体は順調に伸びており、日本では半導体製造装置の需要増が続き、今後も継続する見込みであるため、これら部品不足が解消された際には、大幅な伸びが期待されています。
また、中国やアメリカなどの海外向けの工作機械の輸出も好調で、今後も継続した需要が見込まれます。
今後はAI技術の発展による自動化やロボットの活用が進み、IoT化も今以上に促進されるため、業界としての将来性は非常に高いと言われています。
【機械メーカー志望動機】機械メーカーの職種
機械メーカーにもさまざまな職種があります。
代表的な職種と特徴を紹介していきますので、自分がどのような職種を希望するのかを考え、イメージを深めてください。
志望動機を作成する上では、希望職種への具体性をもったアピールも必要です。
研究職
研究職は一般的に基礎研究、応用研究、開発研究と3つに分かれているという特徴があります。
どの研究を行うにしても、その内容は地道で繰り返しの作業が多く、探究心や根気が求められます。
主な仕事内容としては、開発テーマを設定し、新商品を開発するのが基本的な仕事です。
思い通りに行かないことの方が多いため、相当な忍耐力と計画性が必要になりますが、成果がでたときの達成感は他の職種では得られない喜びを感じることができます。
研究職について詳しく知りたい方は以下の記事を確認してみてください！
https://digmee.jp/article/310336
設計職
機械や電子部品に対しての構造設計を行うのが主な内容です。
決められた条件のもと、機械が正確に動く仕組みを設計していきます。
イメージとして、二次元CADや三次元CADを使用して図面設計をする場面が多いと想像されますが、コスト計算や強度や安全性の設計、スケジュール管理も含まれるため、幅広い対応が求められます。
また、単独で進めることは少なく、他部門との連携を取りながら、チームで仕事を進めるため、コミュニケーションスキルも必要になります。
設計職について詳しく知りたい方は以下の記事を確認してみてください！
https://digmee.jp/article/310207
生産管理職
生産のプロセスを管理する仕事であり、顧客が求める数を生産できるよう管理します。
工場の生産ラインにおいて、人材や資材調達などさまざまな要件を鑑みて、現在の工場の生産能力を把握し調整を行います。
その上で、今後の販売予測データと現在の在庫状況を把握し、正しい生産計画を企画しその実現を目指します。
他部署との連携が不可欠であるため、コミュニケーションスキルは必要ですが、多くの情報を集め分析、処理する能力も求められます。
品質管理職
品質管理は生産工程で完成した製品が会社の求める品質や規格に合っているかを確認したり、それらを維持していくのが仕事です。
数量、サイズ、仕様など全てにおいて、会社で定めている基準があり、一定の基準をクリアできた商品のみが完成品として、消費者の手に渡ります。
品質管理は、これらを維持管理していく仕事になり、生産工程において不良品の発生するリスクや、異物混入などが起こらないようライン改善の提案を行うのも仕事の一つです。
エンジニア職
機械メーカーにもエンジニア職が必要とされます。
ホームページなどを作ったり、データを保守したりする「エンジニア」とはやや毛色が異なるので、混同しないようにしましょう。
機械メーカーのエンジニアは機械内部のシステム開発するのが仕事で、主に機械にシステムの組み込みを行います。
最近ではAI技術の進歩が顕著なため、AIを活用したシステムの構築を行うのも業務内容の一つです。
また、ユーザーが簡単に操作を行えるようにUI/UX設計を行うのも仕事です。
その他品質管理やメンテナンス、研究・開発など、さまざまな役割が求められるので、常に知識とスキルのアップデートが求められる仕事と言えるしょう。
営業職
営業職は自社の商品やサービスを顧客に提案し販売するのが仕事です。
作った商品が自動的に売れ続けていくことはないので、どこの会社でも営業職は存在します。
また、その存在の多さから、営業手法もさまざまです。
コミュニケーションスキルが最も必要と思われる営業職は理系出身者とは対極な職種と考えられやすいですが、そんなことは全くありません。
最近では専門知識を生かし、技術を売りにした営業手法を取り入れる会社も増えており、これらで活躍している営業担当者も多くなっています。
【機械メーカー志望動機】志望動機で見られているポイント
ES作成時や面接段階で聞かれることの多い志望動機ですが、何を目的にたずねているのでしょう。
企業の担当者も素人ではなく、数々の選考を行っている経験豊富な方々です。
相手に響く志望動機を作成するためにはいくつかのポイントがあります。
熱意
企業は将来にわたり長く活躍してくれる人材を求めています。
そのため、熱意や意欲のある人材が積極的に採用されるのは当然のことです。
ただし、熱意を伝える方法については注意が必要です。
熱意を示すときに「私はこの企業が好きです」と一方的に伝えても、効果的なアピールにはなりません。
企業との共同成長や発展を目指す「パートナー」としての意欲を伝えることが重要です。
具体的には、入社後に自分が達成したいことや、自分が望む将来像を熱意を持って伝える必要があります。
企業や業界の研究を怠らずに行うことは、大切なことですが、誰もが行っているため差別化にはつながりません。
さらに自身のビジョンを深く追求し、企業の価値観と結びつけていくことが重要です。
人柄
人柄も選考していく上では重要な要素の一つです。
入社して教育を行い、一人前に育てていく上では、素直で吸収の高い人材を採用したいのは当然の考えです。
通常は面接時の表情や清潔感、会話の中でのコミュニケーションから判断されることが多いです。
しかし、企業担当者は志望動機の文章からも人柄を伺い知ろうとします。
このため、まず志望動機を作成するにあたっては、丁寧に作成することを第一に心がけてください。
誤字脱字がないことは、もちろんですが表現の仕方や、言い回し、伝え方のニュアンスにも気を配る必要があります。
自分では気づけない部分もありますので、可能であれば添削してもらうのが良いでしょう。
また、ポジティブな思考や具体的な目標設定が盛り込まれているかどうかも、判断基準の一つです。
マッチ度
選考を進める中では、企業との相性の良さも重要な要素です。
なかなか抽象的で理解が難しい点ですが、企業が求めている人物像や理念、文化に志望者が共感し強みを生かせる場であるかの評価をされています。
これらが不足していると、早期退社のリスクが高まるとの印象を与え、採用にはつながりにくくなります。
志望動機の中に相性の良さを表現するためには、まずは企業研究を徹底的に行うことが重要です。
企業の理念や経営方針への理解を深め、扱う製品やサービスの情報、企業文化などを幅広く情報収集することが大切です。
その中から、自分が共感できるポイントを見つけ、アピールに結びつけていきます。
また、学生時代の研究内容と仕事内容の一致なども評価されている部分です。
【機械メーカー志望動機】志望動機を書く前にやっておくこと
志望動機を書く前にやっておくべきことについても、簡単におさらいしておきましょう。
下記の3点を意識して志望動機を作成することで、より企業にとって魅力的に映る志望動機を作成できるはずです。
業界研究
これは就活を始める段階で徹底して取り組んでいる人も多いでしょうが、自己PRや志望動機を作成する前には再度しっかりと業界研究を行っておく必要があると言えます。
機械系の業界はさまざまな業種があるので、調べても調べても足りないほどだからです。
なぜその業界で働きたいのか、他の業界にはない魅力や特徴を比較しながら見つけるようにしましょう。
これにより「その業界だからこそ」の理由を紹介することができ、あなたが企業に対して、そして業界に対して強い魅力を感じていることをアピールできるはずです。
企業研究
業界研究と併せて、企業研究もしっかりと行っておく必要があります。
業界について絞ることができたら、続いて志望企業について選定していきます。
企業によって方針や理念、力を入れている産業などは全く異なってきます。
あなたが何となく志望していた同じ業界の数社でも、全く取り組みが違うこともあるので、しっかりと確認しておくことが重要です。
なぜその企業でなくてはならないのか、相手に話した際も納得してもらえるような理由を確立しておくことが非常に重要になります。
しっかりと調べておくことで、研究熱心で、就職してからも努力を続けてくれる人材であることもアピールできます。
将来のビジョン
就職してからどのように活躍したいのか、どのようなことを頑張りたいのか、将来のビジョンについてしっかりと考えておくことも非常に重要であると言えます。
将来どのような社会人になりたいのか、まずはそこから明確にしておくことが重要です。
将来のビジョンを考え、そこから逆算してどのようなキャリアを歩みたいのか、3年ごとのスパンで考えてみることが非常に重要です。
入社後に何をしたいのか、何を成し遂げたいのか明確化していきましょう。
また、将来のビジョンがはっきりしていれば、あなたが入社をしたいという意思も明確に伝わるはずです。
実際に働いて、活躍しているイメージを企業側に伝えることができれば、内定を出した場合、高い確率で就職してくれる人材であるとも判断してもらえます。
これにより、多少なりとも就職内定の可能性は高まることでしょう。
【機械メーカー志望動機】差別化するポイント
志望動機を作成する上で、他者と差別化した内容でアピールすることは非常に大事です。
多くの応募者は同じような学歴とスキルを持っています。
その中から、優秀な人材を選ぶためには、志望動機の差別化は重要です。
ポイントは、自身の研究内容と志望企業の事業内容が一致していることを伝え、それらを活かし企業に貢献できることをアピールするのが良いでしょう。
より具体的な実績や成果を示し、どのように貢献や活躍ができるかを具体性を持って伝えてください。
ただし、差別化するために無理なアピールや虚偽の情報を伝えることは避けるべきです。
真摯な姿勢で自己分析を行い、自身の独自性や成果を適切にアピールすることが求められます。
【機械メーカー志望動機】志望動機の構成
思いついたことをつなげて文章にするだけでは、熱意が伝わる志望動機は作れません。
いくつかのポイントを押さえ構成に気を配ることにより、読みやすく伝わりやすい文章になります。
次の点に気をつけながら、作成すると良いでしょう。
志望している理由
いくつかポイントはありますが、まずは結論ファーストです。
この企業を志望した理由をできるだけ、簡潔に述べます。
結論を先に述べることで、読み手の担当者は志望者の意図をすぐに理解できますし、論理的な思考のできる人材であるとの印象を与えます。
反対に結論を先延ばしにすると、言いたいことがうまく伝わらず、わかりにくい文章になってしまいます。
また、長々と書きすぎず、1〜2文程度の簡潔な文章を意識してください。
根拠となるエピソード
最初に述べた結論に対して、具体的な根拠を示し説得力を高めます。
ここでは、具体的なエピソードを交えて、なぜこの業界なのかや、なぜこの会社を志望したのかをエピソードを交えながら説明することで、説得力が高まり、他者との差別化をはかることも可能になります。
また、取り上げるエピソードについては、壮大で立派な内容であれば評価されるとは限りません。
自分らしく、熱意の伝わるエピソードが良いでしょう。
入社後に活かせること・成し遂げたいこと
これらを踏まえた上で、入社後に何を成し遂げたいのかや、どのような活躍ができるかを伝えます。
活躍する姿が企業の求める人材に近ければ、マッチ度も上がり良い印象を与えることができます。
そのためにも、将来像や成し遂げたいことに関しては、より具体的な内容で伝えることが大切になります。
相手がイメージできるくらいまで、具体的に伝えることができれば、熱意が伝わり好印象な志望動機を作ることができます。
【機械メーカー志望動機】求められる人材
機械メーカーではどのような人材が好まれ、求められるでしょうか？
相手が求める人材をしっかりとイメージしながら作成しなげれば、質の高い志望動機は作れません。
機械メーカーが求める人材を紹介しますので、これらを意識しながら作成してください。
ものづくりが好き
機械メーカーでは目に見えるものや、具体的な物体を作ることが多いため、技術や製品に対する情熱を持ち、継続的な学習ができる人材が求められます。
ものづくりが好きな人材はコツコツと、つき詰めて努力することが得意なため、機械メーカーでは、好まれるタイプの人材です。
また、ものづくりが好きな人材は、クリエイティブな発想を持ち、品質と効率を追求するために努力する人が多いため、仕事内容にも非常に合う人材と言えます。
探究心がある
探究心のある人材は、技術や製品に対して積極的に疑問を持ち、探求しようとする姿勢があるため、機械メーカーでは好まれるタイプの人材です。
このタイプの人材は新しい技術やプロセスを学ぶことに喜びを感じ、自らが学び続けることに意欲的に取り組みます。
現状に満足することなく、より良い物を目指す気持ちが強い傾向があります。
さらに、問題や課題に対して深い洞察力を持ってアイディアや新しい技術開発に貢献するため、競争力のある製品やサービスを生み出すことが期待されます。
研究内容の一致
研究内容が事業内容と一致している人材は、その企業や業界の技術や製品に深い理解を持っているため、好まれる人材です。
これらが一致している人材は関連する知識やスキルをすでに身につけている場合が多いため、業務に対して迅速で効果的に取り組むことが可能と想像できます。
また、自身の研究や学術的な成果を活かし、新しい技術や製品の開発に貢献することも期待できます。
さらに研究内容が一致していることで、企業との共通の価値観や目標を共有しやすくなり、組織との相性も高まることが期待されます。
【機械メーカー志望動機】例文
ここまで機械メーカー志望の方へ向けた、志望動機を作成する上での差別化するポイントについてを紹介してきました。
ここからは、これらの考え方をもとにした、例文を紹介します。
例文を参考にして、自身の志望動機の作成に役立ててください。
例文1：OA機器メーカー
私が貴社の設計職を志望した理由は2点あります。
1点目は、自身の研究内容と関連があるためです。
私は学生時代、機械設計の基礎を学びながら、創造的な解決策を生み出すことに魅力を感じていました。
貴社の設計職で、革新的な製品開発に参加し、ユーザーの要望に応えるための最適な設計を追求したいと考えています。
2点目は、貴社の業界トップの技術力で、高品質な製品を提供していることに深く感銘を受けたためです。
また、貴社のチームワークや協力体制、研修制度など、社員の成長を支援する環境が整っていることにも魅力を感じています。
このようなことから、私は自身の能力を最大限に発揮し、貴社の発展に貢献したいと考えています。
例文2：工作機械メーカー
私は大学での機械工学専攻を活かし、生産管理職として最先端の技術を用いた製造プロセスの効率化に貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。
大学時代、機械工学を専攻し、特に生産技術と工程管理に関心を持ちました。
実験やプロジェクトでは、効率的な生産手法と品質管理の重要性を学び、実際に小規模ながら生産ラインの模擬実験を行いました。
この経験は、生産管理における課題を理解し、解決するための技術的な見識を深めるきっかけとなりました。
貴社は業界をリードする工作機械メーカーであり、革新的な技術と製品で知られています。
私は貴社の生産管理部門において、大学で培った知識とスキルを活かし、生産効率の向上とコスト削減に寄与できると考えています。
例文3：制御機器メーカー
私は大学で学んだ電気工学の知識と技術を活用し、品質管理職として高品質な製品の提供に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
大学では電気工学を専攻し、特に制御システムの設計と分析に焦点を当てました。
授業と実験を通じて、制御機器の性能と安定性に影響を与える要因などについても学びました。
卒業研究では制御システムの信頼性を高める方法について研究し、品質管理の観点から制御機器の設計とテストについて学ぶことができました。
貴社は制御機器分野での革新的な技術と優れた品質管理で知られています。
私は大学での学びを活かし、貴社製品の品質向上に寄与できると確信しています。
特に制御機器の性能評価や故障分析の分野で貢献できると考えており、持続可能で信頼性の高い製品の開発を目指します。
例文4：航空機メーカー
私が貴社を志望した理由は、貴社は世界的に有名な航空機メーカーであり、技術力とイノベーションを追求する姿勢が素晴らしいと感じているからです。
貴社の航空機は安全性と性能において高い評価を受けており、その根拠を研究によって支えることに魅力を感じています。
学生時代、航空宇宙工学の基礎を学びながら、航空機の設計や性能解析に関する研究に取り組んできました。その経験から、航空機の飛行特性や構造設計における最適化手法などに興味を持っています。
私は航空機メーカーの研究職で、新たな技術や設計手法の開発に携わり、航空機の安全性や効率性を向上させる研究に取り組みたいと考えています。
自身の能力を高めながら航空機研究のリーディングカンパニーで責任感を持ち、活躍したいと考えています。
例文5：建設機械メーカー
私は大学での機械工学専攻を活かし、開発職として革新的な建設機械の開発に貢献したいと考え、貴社を志望しました。
大学では機械工学を専攻し、特に機械設計と材料科学について深く学びました。
プロジェクトの一環として高効率かつ耐久性に優れた機械コンポーネントの設計に取り組みました。
このプロジェクトを通して実際の工業用途を想定した材料選択と設計プロセスの重要性を実感し、材料の特性と設計の最適化が機械の性能に与える影響についても深く学びました。
貴社は建設機械の開発において革新的なアプローチと技術を用いていることで知られています。
私は貴社の開発チームの一員として、大学での学びと実践的な経験を活かし、より効率的で耐久性の高い製品の開発に寄与できると確信しています。
例文6：医療用メーカー
私はソフトウェアエンジニアとしてコンピュータ科学の学びを活かして医療分野に革新をもたらし、人々の健康と福祉に貢献したく、貴社を志望いたしました。
私は大学でコンピュータ科学を専攻し、特に医療情報技術の学習にのめり込みました。
卒業研究では医療データの分析と処理に関するプロジェクトに取り組み、医療分野におけるデータ駆動型アプローチの研究を行いました。
この経験から正確かつ効率的なデータ処理が医療の質を向上させる重要な要素であることを学びました。
貴社は医療用機器の分野において、先進的な技術と革新的な製品で知られています。
入社後は貴社のソフトウェアエンジニアとして最新の技術を駆使し、使いやすく、信頼性の高い医療ソフトウェアの開発に貢献したいと考えています。
また、貴社のソフトウェア開発にも貢献し、医療分野における技術的な課題解決に尽力したいと思っています。
例文7：自動車メーカー
私は大学での経済学の学びを活かして、自動車産業の成長に貢献し、営業職として顧客に最適な自動車を提供するため、貴社を志望いたしました。
大学時代に経済学を専攻し、マーケットの動向分析や消費者行動について学びました。
特にマーケティングの授業は製品の価値提案と市場ニーズの合致に重点を置いた内容で、顧客のニーズを正確に理解し、それに応じた製品やサービスを提案することの重要性を学びました。
入社後は市場動向を敏感に捉え、顧客の変化するニーズに応じた適切な自動車を提案することに注力したいと考えています。
また、持続可能なビジネスモデルへの貢献を通じて、社会的責任を果たしつつ、貴社の長期的な成長に寄与したいと思っています。
まとめ
機械メーカーはものづくりの根幹に関わるやりがいのある仕事で、ものづくりが好きな人や細かい作業が得意な人には向いている仕事です。
産業は広く、企業によって扱う分野や主力事業が異なっていますので、企業研究を重ね、職種への理解を深めた上で志望動機を作成するのが良いでしょう。
ここまであげてきた業界の特徴や、求めている人物像を参考にしながら、あなたらしいオリジナリティーのある志望動機を考えてみてください。
