HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「総合商社に入りたい!」 そんな希望はあるけど、ESにどのような志望動機を書けばよいのかわからない、という悩みはありませんか?この記事では、総合商社に出す際のESの志望動機で押さえておくべき3つの資質について紹介しています。
総合商社を志す方は必見です。
- 総合商社とは
- 総合商社の志望動機を書くポイント
- 志望動機の書き方
- 総合商社の志望動機の例文
- 総合商社に就職したい人
- 総合商社の志望動機の書き方を知りたい人
- 選考を通過する志望動機を作成したい人
総合商社の内定は志望動機で決まる!
就活を始めると多くの就活生が憧れる総合商社。
しかし、ご存知の通り総合商社はその分倍率も非常に高く、入社が難しい業界でもあります。
高倍率の企業の選考を突破して内定を獲得するために、ESでの志望動機を書く際にどのようなポイントを押さえれば良いのかを、この記事でご紹介します。
志望動機を書く際の3つのポイントを押さえるだけで、他の就活生との差がつきます。
それらのポイントを踏まえ、納得のいく志望動機作りに役立ててみてください。
【総合商社の志望動機】総合商社って?
総合商社に就職したいと考えているものの、そもそも総合商社に対しての理解がまだそこまで深くないという人もいるかもしれません。
そこで、ここではまず総合商社について解説していきます。
総合商社とは多岐にわたる製品やサービスを取り扱う企業のことを指しています。
具体的には、食品や化学製品、電子機器はもちろんのこと、自動車部品など様々な業種の商品を取り扱っています。
国内外の企業との取引を行うことも特徴であるといえるでしょう。
総合商社は経済活動において重要な役割を果たしている企業です。
また、商社で働く際の職種は、総合職と一般職という2つに分かれています。
それぞれを紹介していくので確認してみてください。
総合職
一般的に商社マンと呼ばれる人たちは、総合職に当たります。
海外への出張などが多く、拠点が様々で一箇所に留まるということのないのが特徴です。
また、一般職に比べて給料は高く、わかりやすく成果を上げることのできる職種です。
比較的男性が多いですが、年々総合職の女性の割合は増加傾向にあり、商社の総合職は男性ばかりというイメージは払拭されてきています。
一般職
一般職とは、総合職のサポート的な業務を担う役職です。
特徴としては、転勤が少ないこと、残業なども少なくワークライフバランスが取りやすい点が挙げられます。
様々な業務を手早く処理する能力が求められ、確実に多くの業務をこなせるタイプの人が向いています。
総合商社と専門商社の違い
商社には、総合商社と専門商社があります。
それぞれの違いが何なのかについても確認していきましょう。
専門商社は限られた商材のみを取り扱う、その名の通り専門的な役割を担っています。
一方で、総合商社は様々な商材を取り扱っており、交易だけでなく、投資事業など多角的な経営を行っているのが特徴です。
【総合商社の志望動機】総合商社の仕事内容
続いて、総合商社の仕事内容についても一緒に確認していきましょう。
総合商社において行う業務は大きく分けて下記の2つがあります。
事業投資
なんと言っても、事業投資が総合商社の仕事の一つであると言えます。
新たな事業やプロジェクトに資金を提供し、それらの成長や利益を期待する活動のことを指します。
その対象者は様々な産業や地域に展開しており、企業や地域経済の成長を支援しています。
また、投資によって得た情報やノウハウなどを活用して事業戦略やリスク管理などを行いながら収益を最大化することも重要な役割の一つです。
トレーディング
トレーディングも総合商社のメインの業務内容の一つであると言えるでしょう。
総合商社のトレーディング業は世界各国の商品を仲介し、販売や流通を担当する活動のことを指します。
主に食品や化学製品、機械部品などを取り扱うことが多く、国内外の取引を行っています。
取引先との信頼関係を築きながら、価格や供給状況の調整を行い、効率的な取引を実現するために日々工夫を凝らす必要がある仕事と言えるでしょう。
【総合商社の志望動機】志望動機を作成する前に
総合商社について理解できたところで、早速志望動機を作成していきたいところですが、その前に行って欲しい対策が3つあります。
一見遠回りに思えるかもしれませんが、この対策を行うことで質の高い志望動機を作成できるのはもちろんのこと、スムーズに作成できるので是非しっかり確認してみてください。
業界研究
志望動機を作成する前には、業界研究を行うことが非常に重要であると言えるでしょう。
商社の業界について、仕事内容を調べるのはもちろんのこと、動向や将来性まで深く分析する必要があります。
なぜならば、面接などにおいて業界研究をしっかり行っているかを確認されることがあるからです。
自信を持って答えられるよう、そして自分がこれから働くことになる業界はどのような状況なのか知って、キャリアの展望を立てられるようにも業界研究を行っていきましょう。
企業研究
業界について深く知ることができたら、続いては自分が志望する企業について深く分析していきましょう。
志望動機を作成する上で、企業研究は欠かせないものです。
企業研究をして、なぜその企業でなければならないのか、企業の独自性について触れることが重要であると言えます。
企業研究をしっかり行えば、志望動機や自己PRに盛り込むことができますし、しっかりと調べているモチベーションが高い人材であるとみなされます。
総合商社は、モチベーションの高い人材を特に重用する傾向にあるので、あなたの強い気持ちがアピールできるような文章を作成できるよう、しっかりと研究しましょう。
自己分析
就活において非常に重要な対策なので、もうすでに色々なところで「自己分析をしなさい」と言われ、耳にタコかもしれませんが、自己分析は本当に重要なので、しっかりと行っていきましょう。
自己分析をすることで、自分がどのように働きたいのか、もちろんのこと、今後のビジョンについても考えやすくなります。
定年までその総合商社で働くのか、転職を目指すのか、独立をするのかなど、今後の展望を立てることも重要です。
また、自分がどのようなことにモチベーションを抱くのか、どのような場面で能力を発揮できるかなどについて分析すると、自己PRに盛り込むことができ、より良い印象を与えることができるでしょう。
【総合商社の志望動機】総合商社の志望動機を書くポイント
対策ができたら、続いて総合商社の志望動機を書くポイントについても詳しく紹介していきます。
下記の3つを意識した上で作成することで、他の就活生と差別化できる、質の高い志望動機を作成できることでしょう。
総合商社でやりたいことを伝える
総合商社でやりたいことは何なのかについて、まずはしっかりと伝える必要があります。
入社してからまずは何を行いたいのか説明していく必要があるのです。
なぜ総合商社を選ぶのかを明確化することが重要であると言えるでしょう。
総合商社だけで挑戦したいことや実現したいことについて詳しく書き、そのためにその企業を選んだという順番で志望動機を作るのがポイントです。
なぜその総合商社なのかを示す
なぜその企業なのかを分かりやすく説明していく必要もあります。
ひとくちに総合商社と言っても、日本には数えきれないほどあるので、なぜその企業を選んだのかについて明確にしていかなければ差別化を図ることができません。
会社によって特徴なども異なっていて、それぞれ求められる素質や能力なども異なってきます。
会社の情報収集を行うのはもちろんのこと、自己分析を行った上で志望動機を作成できるようにしましょう。
総合商社に求められる資質をアピール
総合商社に求められる資質をアピールするのも非常に重要なポイントの一つであると言えるでしょう。
志望動機においては、自分が実現したいことや企業の特徴だけでなく、自分のどのような能力が企業に貢献できるかについても伝えることが非常に重要です。
それによって、会社があなたを採用したいと思うかどうかが大きく変わってきます。
総合商社に求められる資質については、この後解説していくので併せて確認してみてください。
【総合商社の志望動機】総合商社に向いている人
ここまで総合商社の志望動機を作成するにあたっての対策やポイントなどについて詳しく紹介してきたので、早く志望動機を書きたい人も多いでしょう。
しかし、あと1つだけ必要な情報を書かせてください。
総合商社に向いている人には大きく分けて下記の4つの特徴があります。
自分が当てはまるか再度確認し、本当に総合商社に向いているのか確認していきましょう。
コミュニケーション能力
どのような企業においても求められている能力ですし、むしろ求められていない企業を探す方が難しいですが、コミュニケーション能力が総合商社において必要であると言えるでしょう。
面接でもコミュニケーション能力があるか確かめるために、返答が難しい質問が投げかけられることも多いです。
それに対して適切に回答できるかはもちろんのこと、あなたがどのように回答するのかという態度なども重視されているので、あなたのコミュニケーション能力が存分に伝わるようなハキハキとした回答を心がけるようにしましょう。
英語などの語学力
総合商社は海外とのやり取りをすることが非常に多いので、英語などの語学力を持っている人は特に就活において強いと言えるでしょう。
ただのコミュニケーション能力だけでなく、英語でのコミュニケーション能力が必要不可欠というレベルです。
語学力をアピールするためには、英検やTOEICなどを受けることが最も分かりやすい英語力のアピールになるのでおすすめです。
英検は最低でも2級以上、できれば準一級以上、TOEICならば800点以上獲得しておくとアピールしやすいことでしょう。
留学経験がなくても総合商社に入れる?
留学経験がなくても総合商社に入れるか頭を悩ませている人も多いかもしれませんが、結論としては全く問題ありません。
高い合格力が求められる総合商社という業種ですが、留学経験は必須ではありません。
しかし、その分高い合格力をアピールする必要があると言えるでしょう。
日本にいながら十分に英語力を磨くことができるのはごく一握りの人なので、むしろ留学経験がないけれども英語力がある人は、どのように勉強したのかについても説明することで、工夫して学ぶことができる人物であるとアピールすることができるでしょう。
積極的に勉強する姿勢
積極的に勉強する姿勢も総合商社において非常に重要視されていますので、アピールすることが重要であると言えるでしょう。
入社後にどの分野に配属されるかわからない場合も多いからです。
たとえ自分が全く知見のない分野に配属されてしまったとしても、その勉強に積極的に取り組む姿勢を示すことが重要であると言えます。
志望動機を伝える際は、事実に基づき、学生時代の研究や勉強への積極性につながるエピソードをアピールすることをおすすめします。
これにより、会社側を納得させることができるからです。
グローバルな先見性
グローバルな先見性を持っている人は、積極的に総合商社の志望動機に盛り込んでいきたいところです。
事業投資に力を入れている企業が多いという説明は先ほど行いましたが、時事問題を把握しておき、今後どのように世界が動いていくのかを予測する先見性を持っている人が重要視されています。
面接においても、時事問題の質問がされる場合が非常に多いため、世界の動きに興味を持ち、ニュースや新聞などで積極的に情報を取り入れておく必要があると言えるでしょう。
いつ何が聞かれても返答できる準備をしておくようにすることが重要です。
【総合商社の志望動機】志望動機の構成
ここまで総合商社の志望動機を作成するにあたって、向いている人の特徴や作成のポイント、作成をする前に行うべき対策などについて詳しく紹介してきました。
ここからはいよいよ志望動機の構成について紹介していきます。
下記の構成は、どのような業界、どのような企業を受けるにあたっても汎用的に活用できるものなので、この記事でマスターしてしまいましょう。
結論:なぜその総合商社を志望したのか
なぜその総合商社を志望したのかについて、まずは一言で結論を述べていく必要があります。
なぜ数ある業界、企業の中でもその総合商社に入りたいと思ったのかについて、納得できる説明をする必要があります。
結論を最初に話すことで、限られた時間または文字数の中で自分の伝えたいことがアピールできるようになります。
簡潔に、分かりやすく伝えて、企業の採用担当者が志望動機を念頭において文章を読むまたは話を聞くことができるようにしましょう。
根拠:結論に至るまでの経緯
根拠、つまり結論に至るまでの過程についても詳しく説明していく必要があります。
どのような経緯でその企業に入りたいと思ったのか、具体的なエピソードや企業の独自性について触れながら、志望動機の説得力を強める必要があります。
特に志望動機は他の就活生とかぶることが多いですが、エピソードは誰も真似することができない、あなただけの経験なので、可能な限り客観的にわかりやすく伝えられるように工夫していきましょう。
今後の展望:入社後どのように働いていきたいか
企業は結局、入社した後に活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、入社後どのように働いていきたいかについても分かりやすく説明する必要があります。
企業が求める人柄や自分の強みと関連させながら話すことが非常に重要です。
自分のビジョンと企業のビジョンが一致しているということをアピールすることができれば良いでしょう。
そのためにも、企業研究はしっかり行う必要があるのです。
【総合商社の志望動機】総合商社の志望動機の例文
志望動機を書く際のポイントをご紹介してきましたが、実際に書くにあたって具体的にどう書けばいいのかわからない就活生が多くいるでしょう。
そこで、ポイントを押さえた志望動機の具体例を以下に記載しています。
自分の過去の経験や強みを基にアレンジしつつ、実際にESを書く際に参考にしてみてください。
例文1
私は、日本だけでなく、取引先の国の発展にも関われるという大きなスケールの仕事に対して非常に魅力を感じています。
その仕事の中でも特に、国内の食料の安定供給に興味があります。
それを実現するためには、食品分野における貴社の実績と、ノウハウが必要不可欠であると考えます。
そのように、人々の生活に直接関わる分野以外にも、全く新しい産業を産み出すという姿勢に魅力を感じています。
これまでにない新しいビジネスへ挑戦し、かつ確実な実績がある貴社での仕事は、自分にとって非常にやりがいがあると感じ、応募しました。
英語部で培った英語力と、大学1年生から続けいている飲食店でのバイトリーダーの経験から、コミュニケーション能力には自信があります。
ぜひそれらの力を生かし、貴社で活躍していきたいと思います。
例文2
貴社を志望する理由は、経済の発展に直接貢献し、世界各国との架け橋となることに大きな魅力を感じるからです。
私は大学時代に経済学を専攻し、特に国際貿易と市場経済の動向に関心を持ちました。
大学3年生の時に参加した国際経済学のセミナーで途上国の経済成長に貢献するための貿易戦略についての研究を行いました。
この研究を通じて、商品やサービスの国際取引が、途上国の経済発展や雇用創出に重要な役割を果たしていることを実感しました。
貴社はその豊富な取引ネットワークと、多岐にわたる事業展開を通じて、世界各国の経済活動に貢献しています。
私はこのような環境で働くことで、自分の専門知識を活かし、さらに国際的な視野を広げ、経済の発展に貢献することができると信じ、志望しました。
例文3
貴社を志望する理由は、持続的な社会の発展に貢献したいという強い願望からです。
総合商社としての貴社が、多岐にわたる業界に影響力を持ち、グローバルな視点で社会的課題の解決に取り組んでいることに大きな魅力を感じています。
この考えは、大学時代に参加した国際開発プロジェクトでの経験に基づいています。
このプロジェクトではアフリカの小規模農家を支援するためのビジネスモデルを開発しました。
この経験を通じて、経済活動が地域社会の発展にどのように貢献できるかを学び、持続可能な社会発展への情熱をさらに深めることができました。
貴社における私の貢献については、大学で培った国際開発とビジネスの知識を活かし、貴社の新興国市場での事業展開や社会的責任活動に積極的に関わりたいと考えています。
例文4
貴社を志望する理由は、貴社のようなダイナミックな成長を遂げる企業に身を置き、自分自身も成長したいという強い願望からです。
貴社が国内外の様々な業界にわたって革新的な事業展開を行い、常に新しい挑戦をしている点に大きな魅力を感じています。
この考えは大学時代に参加したビジネスコンテストでの経験に基づいています。
チームとして新規事業案を企画し、提案する過程で、市場調査からビジネスモデルの策定、プレゼンテーションまでを経験しました。
このプロジェクトを通じて、自らが新しい環境や課題に挑戦し、解決策を模索する過程で大きく成長できることを実感しました。
貴社においては、大学で培ったマーケティングの知識や、ビジネスコンテストで養ったプロジェクトマネジメントのスキルを活かし、新規事業の企画や既存事業のさらなる発展に寄与したいと考えています。
例文5
私が貴社を志望する理由は、世界中の素晴らしい商品を日本の人々に提供し、彼らの生活を豊かにしたいという強い願望からです。
私が大学で交換留学生として海外に滞在した経験についてお話しします。
現地でしか手に入らない独自の商品や文化に触れ、それらがいかに人々の生活や価値観を豊かにするかを実感しました。
貴社がこのような国際間の商品交流において重要な役割を担っていることに魅力を感じ、私にとって他のどの企業よりも貴社で働くことが意義深いと確信しています。
貴社における私の貢献については、留学経験を通じて培ったグローバルな視点と、異文化間のコミュニケーション能力を活かし、貴社の商品輸入・輸出事業に新たな価値をもたらしたいと考えています。
総合商社の内定に近づきたいならdigmeeへ!
自己分析とそれぞれの商社に関する情報収集した上で、この記事で紹介した3つのポイントを活かしてみてください。
総合商社がどんな人材を求めているのかわかった上で、自分をうまくアピールすることが大事です。
例文などを参考にしながら、実際に志望動機を書いてみましょう。
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