
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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【保険業界のガクチカ】はじめに
保険企業の人事に響くガクチカを書くためには、まず大前提として保険業界というビジネスモデルを正しく理解しておくことが非常に大切です。
保険は目に見えない商品であり、顧客との信頼関係がすべてと言っても過言ではありません。
そのため、単に「こんなすごいことをしました」と実績をアピールするだけでは不十分であり、その過程で培った人間性や価値観が業界の風土とマッチしているかが問われます。
自己分析を行なった上で業界分析を行い、本当に自分に保険業界が合っているのかを擦り合わせる作業を丁寧に行いましょう。
そうすることで、自分の経験がどう活きるのかが明確になり、より自信を持ってガクチカを伝えることができるようになります。
まずは、この土台作りから始めていきましょう。
【保険業界のガクチカ】保険業界に向いてる人の特徴
保険業界は、顧客の人生や企業の経営リスクに寄り添う、責任感と人間力が求められる仕事です。
ここでは、具体的にどのような特徴を持つ人が保険業界に向いているのか、そしてそれをどのようにガクチカと絡めてアピールすべきかについて解説していきます。
自分の性格や強みが以下の特徴に当てはまるかを確認し、ガクチカのエピソード選定のヒントにしてくださいね。
信頼関係を大切にする人
保険業界の商品は形がなく、契約は数十年にも及ぶ長期的なものになることが多いため、顧客との信頼関係が何よりも重要です。
そのため、一朝一夕の関係ではなく、誠実な対応を積み重ねて深い信頼関係を構築できる人は非常に高く評価されます。
ガクチカにおいては、サークル活動やアルバイトなどで、周囲の人々とどのように関わり、信頼を得てきたかというプロセスを具体的に描写することがポイントです。
特に、約束を守る、相手の立場に立って行動するといった誠実な姿勢が伝わるエピソードは、面接官に「この学生なら大切なお客様を任せられる」という安心感を与えます。
相手の話を親身に聞ける人
保険の提案は、一方的に商品を売り込むのではなく、顧客の悩みや将来の不安を丁寧にヒアリングし、最適な解決策を一緒に考えるコンサルティングのような側面を持っています。
そのため、相手の話を親身になって聞く「傾聴力」がある人は、この業界で大いに活躍できる素質があります。
ガクチカでは、自分が主導して話を進めた経験だけでなく、チームメンバーや後輩の意見に耳を傾け、それを汲み取ることで問題を解決に導いた経験などを盛り込むと良いでしょう。
相手の潜在的なニーズを引き出した経験は、まさに保険営業の現場で求められるスキルそのものです。
粘り強く努力を継続できる人
保険の仕事は、すぐに成果が出るものばかりではなく、時には断られたり、困難な状況に直面したりすることもあります。
そのような時でも諦めずに、目標に向かってコツコツと粘り強く努力を継続できる人は、保険業界において非常に重宝されます。
ガクチカを作成する際は、短期間の成功体験よりも、長期間にわたって一つのことに取り組み、壁にぶつかりながらも乗り越えてきた経験を選ぶのが効果的です。
困難な状況下でもモチベーションを維持し、泥臭く努力を続けた姿勢は、入社後の厳しい環境でも活躍できるという証明になります。
変化に柔軟に対応できる人
近年、保険業界はデジタル化の進展やライフスタイルの多様化により、急速な変化の中にあります。
そのため、既存の枠組みにとらわれず、新しい環境や状況に対して柔軟に対応し、変化を楽しめる人が求められています。
ガクチカでは、予期せぬトラブルや急な環境の変化に対して、どのように考え、行動を変えて対応したかというエピソードが有効です。
マニュアル通りに行動するだけでなく、状況に応じて臨機応変に判断し、新しい方法を模索した経験をアピールすることで、変化の激しいこれからの保険業界を担う人材として評価されるでしょう。
他者への貢献意欲が高い人
保険の根底にあるのは「相互扶助」の精神であり、困っている人を助けたいという想いがビジネスの原動力となっています。
そのため、自分の利益だけでなく、他者や社会のために貢献したいという強い意欲を持っている人は、保険業界の理念と深く共鳴します。
ボランティア活動や、部活動での裏方としてのサポート経験など、誰かのために行動し、そこにやりがいを感じた経験は強力な武器になります。
自分が主役になることよりも、誰かの支えになることに喜びを感じるという価値観は、保険人としての適性の高さを強く印象付けることができます。
【保険業界のガクチカ】学生時代に力を入れたこと
保険業界についての理解や、求められる人物像がイメージできたところで、次は「ガクチカ」そのものの定義や考え方について整理していきましょう。
企業がなぜガクチカを聞くのか、その意図を正しく理解することが、選考突破への近道です。
ガクチカの定義
就活における「ガクチカ」とは、文字通り「学生時代に力を入れたこと」を指しますが、ここでの「学生時代」は原則として「大学生または専門学生時代」のことを意味します。
高校卒業後に就職する場合は高校時代の経験、大学卒業後の場合は大学時代の経験を書くのが基本ルールです。
大学生が高校時代の部活の話などをメインにするのは、大学生活で何もしていなかったと判断されるリスクがあり、デメリットが大きいため避けましょう。
コロナ禍で活動が制限され、派手なエピソードがないと悩む方も多いですが、選考担当者はその状況を理解しています。
制限された環境の中でいかに工夫し、行動したかというプロセスこそが見られていますので、小さなことでも自分なりに取り組んだことを自信を持って伝えましょう。
自己PRとの違い
ガクチカと自己PRは混同されがちですが、企業がこれらを聞く意図は明確に異なります。
自己PRは「強み」を聞くものであり、その強みをどのように仕事に活かせるのかという再現性をアピールする場です。
一方、ガクチカは経験を通じて培った「人柄・価値観・学び」を聞くもので、物事に取り組む姿勢や思考プロセスから、自社で成長できる人材かどうかを判断するために質問されます。
つまり、自己PRが「能力の提示」であるのに対し、ガクチカは「人間性の証明」に近いと言えます。
この違いを意識し、ガクチカでは結果だけでなく、そこに至るまでの苦労や工夫、感情の動きなどを丁寧に描写することが大切です。
【保険業界のガクチカ】保険企業のガクチカ評価ポイント
保険業界の選考では、単にエピソードのインパクトを競うのではなく、その経験から見えてくる人間性が自社のカルチャーに合うかどうかが厳しくチェックされます。
ここでは、保険企業の人事が特に注目しているガクチカの評価ポイントを5つの観点から解説します。
これらの要素を文章に盛り込むことで、評価をぐっと高めることができます。
プロセスにおける課題解決能力
保険の仕事は、顧客が抱える複雑なリスクや課題に対して解決策を提示することです。
そのため、ガクチカにおいても、直面した課題に対して「なぜその問題が起きたのか」を分析し、どう解決したかというプロセスが重視されます。
単に「頑張りました」という精神論ではなく、現状を冷静に把握し、論理的に解決策を導き出した経験を記述しましょう。
自ら主体的に課題を見つけ、周囲を巻き込みながら解決へと導いた行動力は、将来のリーダー候補としても高く評価されるポイントです。
チームワークと協調性
保険会社では、営業、査定、事務など多くの部署が連携して一人の顧客を支えています。
個人プレーで成果を上げることも大切ですが、それ以上にチーム全体で目標を達成するための協調性が求められます。
ガクチカでは、自分一人の手柄を強調するのではなく、チームの中でどのような役割を果たし、どのようにメンバーと協力して成果を上げたかを具体的に書きましょう。
意見が対立した際に調整役として機能した経験や、チームの雰囲気を良くするために行った工夫などは、組織人としての適性の高さをアピールできます。
誠実さと高い倫理観
繰り返しになりますが、信用産業である保険業界において、誠実さは絶対条件です。
ガクチカの内容からも、嘘をつかない、ルールを守る、人に対して誠実に接するといった倫理観の高さや誠実な人柄が滲み出ている必要があります。
例えば、ズルをして成果を出した話や、他人を蹴落として勝った話などは論外です。
失敗したとしても正直に認め、そこから誠実にリカバリーしようと努めた経験や、地味な作業でも手を抜かずにやり遂げた経験の方が、保険業界では好感を持たれます。
目標達成への強い執着心
保険営業の現場などでは、高い目標数字を追う場面も多々あります。
そのため、困難な状況でも諦めずに、目標を達成するためにこだわり抜く執着心があるかは重要な評価ポイントです。
ガクチカでは、高い目標を掲げ、それに対してどれだけストイックに向き合ったかを伝えましょう。
ただし、結果だけを誇るのではなく、うまくいかない時期にどのように工夫して壁を乗り越えたかという試行錯誤の過程を詳しく書くことで、ストレス耐性や粘り強さを同時にアピールすることができます。
ストレス耐性と回復力(レジリエンス)
保険の仕事は、顧客からのクレーム対応や事故対応など、精神的なタフさが求められる場面も少なくありません。
そのため、失敗や挫折を経験しても、そこで折れずに立ち直るストレス耐性と回復力(レジリエンス)を持っている人材は魅力的です。
ガクチカでは、順風満帆な成功談よりも、一度大きな失敗をして落ち込み、そこからどのように気持ちを切り替えて再挑戦したかという復活のエピソードの方が、入社後のタフさを予感させ、高評価につながることがあります。
【保険業界のガクチカ】評価されにくいガクチカ
どんなに素晴らしい経験をしていても、伝え方を間違えると逆効果になってしまうことがあります。
ここでは、一般的に保険業界で「ウケが悪い」とされるガクチカの特徴を紹介します。
これらを事前に知っておくことで、マイナスの印象を持たれるリスクを回避し、事前に不安要素を払拭することができます。
自分の原稿がこれらに当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
成果や結果のみを強調
「全国大会に出場しました」「売上を2倍にしました」といった輝かしい結果は素晴らしいですが、それだけを羅列するのはNGです。
人事は結果そのものよりも、その結果を出すために「どう頑張ったか」というプロセスを知りたがっています。
結果に至るまでの苦労や工夫、失敗からの学びが書かれていないと、「運が良かっただけではないか」「再現性がない」と判断されかねません。
必ずプロセスが具体的に伝わるように内容を整理し、あなた自身の努力が見えるように構成しましょう。
個人プレーの話ばかり
「自分ひとりの力で成功しました」といった個人プレーを強調しすぎる内容は、保険業界ではあまり好まれません。
なぜなら、前述の通り保険業界はチーム戦・チーム業務が基本だからです。
営業であっても、上司やサポート部門との連携が不可欠です。
独りよがりな印象を与えないためにも、周囲の人とどのように関わったか、協力体制をどう築いたかという視点を忘れずに入れましょう。
「自分」だけでなく「私たち」という視点を持つことが大切です。
一貫性のない内容
「なんとなく参加しました」「言われたからやりました」といった受動的な姿勢や、取り組みの目的・課題が不明確な内容は評価されにくいです。
「なんとなく頑張った」だけでは、入社後の仕事に対する姿勢も受け身だと思われてしまうからです。
なぜその活動に力を入れたのかという動機、そこで何を目指したのかという目的、そして実際に行った施策と結果には、一本の筋が通っている必要があります。
取り組み全体に対する論理的な一貫性を持たせることで、説得力が格段に増します。
他の項目とずれている
選考において、ガクチカは単独で評価されるわけではありません。
自己PR、志望動機、長所・短所など、エントリーシート全体の回答と照らし合わせて総合的に評価されます。
例えば、自己PRで「慎重に行動する」と書いているのに、ガクチカで「計画なしに飛び込んだ」と書いてあれば、人物像に矛盾が生じます。
ガクチカの内容(過去経験や強み、価値観)が自己PRや志望動機とズレていると一貫性が欠如し、信頼性を損なう原因になります。
すべての項目を通して読むと一つの人物像が浮かび上がるように、一貫性を持たせることが「自己分析ができている」という高評価につながります。
【保険業界のガクチカ】基本的な構成
素晴らしい素材があっても、構成が乱れていると相手に伝わりません。
ここでは、読み手にストレスを与えず、あなたの魅力が最大限に伝わるロジックの通った文章構成について解説します。
この型に当てはめることで、ガクチカがより魅力的かつ論理的に伝わるようになります。
1. 結論
ビジネス文書の基本は「結論ファースト」です。
まずは冒頭で、「私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇です」と端的に言い切りましょう。
これにより、読み手は何についての話が始まるのかを瞬時に理解し、その後の内容をスムーズに頭に入れることができます。
2. 背景
次に、その活動に取り組むことになった背景を説明します。
「なぜそれに力を入れようと思ったのか」という動機部分は、あなたの価値観が表れる重要なパートです。
たとえ他の学生と同じアルバイトを題材にしていても、力を入れようと思った動機やきっかけは人それぞれ異なるはずです。
あなた独自の理由を述べましょう。
3. 目的
その活動を通じて、何を目指していたのかを明確にします。
その過程の中でどんな目的を果たすために行動し、そこにはどんな課題があったのかを具体的に示しましょう。
「売上を上げる」「チームの仲を良くする」など、目指すべきゴールと、それを阻む壁(課題)をセットで提示することで、ストーリーに深みが生まれます。
4. 具体的な取り組み
ここがガクチカのメインパートです。
直面した課題をどのように乗り越えたのか、またどのような能力や強みを使って解決したのかを具体的に描写します。
抽象的な表現は避け、「週に1回ミーティングを導入した」「マニュアルを3冊作成した」など、事実に基づいた行動を書くことで、あなたの行動力が伝わります。
5. 結果
取り組みの結果、どのような成果が出たのかを報告します。
定量的な数値があればベストですが、数値化できない場合は「周囲から感謝された」「チームの雰囲気が明るくなった」といった定性的な結果でも構いません。
具体的な取り組みの結果どうなったのかを客観的事実として伝えましょう。
6. 学びと入社後の結び付け
最後に、その経験から何を得たのか、そしてそれを社会人としてどう活かすのかで締めくくります。
ここで得た学びや能力をどのようにして入社後に貢献できるのか、あるいはどう活かしていきたいのかを語ることで、採用担当者はあなたが活躍する姿を具体的にイメージできるようになります。
PREP法は面接でも有効!
この構成はPREP法(Point, Reason, Example, Point)に基づいており、文章だけでなく面接でも非常に有効です。
エントリーシートなどの文章提出の際は何回も見直したり添削はできますが、面接などの言葉で即興で伝える際、もちろん添削などはできないため、普段からこの型を意識しておくことが大切です。
PREP法を頭に入れておけば、緊張する場面でも焦らずに伝えたいことを論理的に伝えられるようになります。
【保険業界のガクチカ】職種別例文
最後に、これまで解説したポイントを踏まえた具体的な例文をご紹介します。
保険業界には様々な職種がありますが、ここでは代表的な職種を想定し、それぞれのアピールポイントを盛り込んだ400文字程度の例文を作成しました。
自分の志望する職種に近いものを参考に、自分らしい表現にアレンジしてみてください。
例文1. 営業職(リテール・ホールセール)
私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトで「常連客を増やす」という目標に向けた取り組みです。
当初、近隣に競合店ができ、売上が前年比80%まで落ち込むという課題がありました。
私は、商品力だけでなく「接客の質」で差別化を図るべきだと考え、お客様一人ひとりに合わせた会話や提案を徹底しました。
具体的には、常連のお客様の好みをノートに記録し、来店時に「いつもの」だけでなくプラスアルファの提案を行いました。
また、スタッフ間でお客様情報を共有し、店全体でおもてなしをする体制を整えました。
その結果、半年後には売上を前年比110%まで回復させることができました。
この経験から、相手の立場に立って考え、信頼関係を築くことの重要性を学びました。
貴社でも、お客様の潜在的なニーズを汲み取り、長く信頼されるパートナーとして貢献したいと考えています。
例文2. 損害サービス職
私が学生時代に注力したのは、テニスサークルの合宿係として、例年発生していた「参加費の未払い問題」を解決したことです。
従来は管理がずさんで、誰が支払ったか不明確になるトラブルが多発していました。
私はこの状況を改善するため、集金方法の透明化と効率化に取り組みました。
まず、現金手渡しのみだった支払い方法に電子決済を導入し、履歴が残るようにしました。
さらに、支払期限の1週間前、3日前、当日にリマインドメールを送る仕組みを作り、うっかり忘れを防ぐ工夫も凝らしました。
反発するメンバーもいましたが、一人ひとりにメリットを説明し、粘り強く協力を仰ぎました。
その結果、未払いはゼロになり、会計作業の時間も半分に短縮されました。
この経験で培った、課題に対して冷静に原因を分析し、周囲と協力しながら解決まで導く力は、事故対応という不安な状況にあるお客様を支える損害サービスの業務に活かせると確信しています。
例文3. 一般職(エリア職・事務)
私は大学時代、所属する吹奏楽団の会計係として、団の運営基盤を整えることに力を入れました。
約100名の団員が在籍していましたが、経費精算のルールが曖昧で、予算超過が常態化しているという課題がありました。
私は、健全な運営には正確な資金管理が不可欠だと考え、過去3年分の支出データを分析し、無駄な経費を洗い出しました。
その上で、各パートリーダーと交渉して予算配分を見直し、備品購入時の事前申請フローを新たに導入しました。
当初は「手続きが面倒だ」という声もありましたが、予算の可視化によるメリットを丁寧に説明し、理解を得ました。
その結果、年間で約15万円の経費削減に成功し、定期演奏会の演出費用に充てることで、より質の高い演奏会を実現できました。
この経験から得た、正確性を追求しつつ、周囲への配慮を忘れないサポート力は、貴社の円滑な業務遂行に貢献できると考えています。
例文4. 商品開発・アクチュアリー職
私が学生時代に力を入れたのは、ゼミ活動における「若者の保険加入率低下」に関する共同研究です。
現代の若者が保険に加入しない要因を突き止めるため、班員5名で研究に取り組みました。
当初は文献調査のみで結論を出そうとしましたが、私はそれだけでは不十分だと感じ、独自に200名規模のアンケート調査を提案・実行しました。
集まったデータを統計ソフトを用いて多角的に分析した結果、「経済的理由」よりも「保険の仕組みが難解であること」が最大の障壁であるという新たな事実を発見しました。
この分析結果に基づき、スマホで完結するシンプルな保険商品を考案して発表したところ、教授から高い評価をいただき、学内コンテストで優勝することができました。
この経験を通じて、データに基づいた論理的な分析力と、そこから新しい価値を創造する楽しさを学びました。
貴社でも、数理的な素養を活かし、社会の変化に対応した商品開発に挑戦したいです。
例文5. 社内SE・IT職
私が学生時代に最も力を入れたことは、長期インターン先での「顧客管理システムの改善」です。
当時、社員の方が手入力で顧客データを管理しており、入力ミスや時間のロスが大きな課題となっていました。
私はプログラミングスキルを活かして業務効率化に貢献したいと考え、自動入力ツールの開発を提案しました。
開発にあたっては、実際にシステムを使用する社員の方々にヒアリングを重ね、使いやすさを第一に考えたUI設計を心がけました。
また、エラーが発生した際の対処法をまとめたマニュアルも作成し、スムーズな導入をサポートしました。
その結果、データ入力にかかる時間を月間20時間削減し、入力ミスもほぼゼロにすることができました。
この経験から、技術は使う人のためにあることを強く実感しました。
貴社においても、現場の声に耳を傾け、ITの力で業務課題を解決し、組織全体の生産性向上に貢献していきたいです。
【保険業界のガクチカ】まとめ
ここまで、保険業界に特化したガクチカの書き方について解説してきました。
保険業界は「人」が商品であり、信頼がすべてです。
だからこそ、ガクチカを通じてあなたの誠実さ、粘り強さ、そして人としての温かみを伝えることが何よりも大切です。
華やかな実績がなくても大丈夫。
あなたが目の前の課題にどう向き合い、どう行動したか、そのプロセスには必ずあなただけの価値があります。
この記事を参考に、まずは自分の経験を「なぜ?」「どうやって?」と深掘りすることから始めてみませんか?あなたの想いが詰まったガクチカは、きっと採用担当者の心に届くはずです。
応援しています!