大手SIerランキング!向いている人・向いていない人の特徴や具体的な人気企業を徹底紹介!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就職活動において、IT業界は常に高い人気を誇りますが、その中でもシステムインテグレーター、通称SIerは、文系理系を問わず多くの学生が志望する主要な就職先となっています。

特に大手SIerは、社会インフラを支える大規模なプロジェクトに関わることができる点や、高水準の給与、充実した福利厚生などの待遇面から、勝ち組企業として認識されることが多いです。

しかし、一口に大手SIerと言っても、その成り立ちや強みによっていくつかの種類に分かれており、企業ごとの特徴や難易度を正確に把握するのは容易ではありません。

ネット上には様々な偏差値ランキングが存在しますが、何を基準に選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。

この記事では、就活市場における大手SIerの立ち位置を独自のランキング形式で紹介するとともに、主要企業の詳細や働く魅力、内定を勝ち取るための対策までを徹底的に解説します。

そもそもSIerとは

SIerとは、システムインテグレーター(System Integrator)の略称であり、顧客企業の業務内容を分析し、課題解決のためのシステムの企画、構築、運用などを一括して請け負う企業のことを指します。

現代のビジネスにおいてITシステムは電気や水道と同じようなインフラとなっており、銀行のATMシステムから企業の在庫管理システム、官公庁の行政システムに至るまで、あらゆる場所でSIerの仕事が社会を支えています。

自社でアプリやWebサービスを開発するWeb系企業とは異なり、あくまで顧客(クライアント)の要望に合わせてオーダーメイドでシステムを作り上げることが主な役割です。

そのため、高い技術力だけでなく、顧客のビジネスを深く理解する業務知識や、プロジェクトを成功に導くマネジメント能力が求められる業界でもあります。

仕事内容

SIerの仕事内容は、顧客の課題解決に向けたシステムのライフサイクル全般に関わります。

プロジェクトは通常、顧客企業の経営層や現場担当者と打ち合わせを重ね、現状の課題や実現したいことを整理する要件定義から始まります。

このフェーズでは、ITの知識以上にコミュニケーション能力や論理的思考力が重要となります。

要件が固まると、それを実現するためのシステム構成や機能を具体化する設計工程へと進みます。

設計図が完成すると、実際にプログラムコードを書いてシステムを形にする製造工程、そして作ったシステムが正しく動くかを確認するテスト工程へと移ります。

大手SIerの場合、この製造やテストの工程は協力会社に依頼することも多く、社員は進捗管理や品質チェックに回ることもあります。

システムが完成し納品された後も仕事は終わりません。

システムが安定して稼働し続けるように監視したり、トラブル発生時に対応したりする運用・保守業務もSIerの重要な収益源となっています。

SIerの種類

SIer業界を理解する上で欠かせないのが、企業の成り立ちによる分類です。

SIerは大きく分けて、メーカー系、ユーザー系、独立系の3種類に分類されます。

メーカー系は、日立製作所や富士通といった大手ハードウェアメーカーのコンピュータ部門から派生した企業で、親会社の製品と合わせたソリューション提案に強みを持っています。

ユーザー系は、商社や金融、通信などの大手事業会社のシステム部門が独立した企業で、親会社の業務ノウハウを活かした安定的な案件受注が特徴です。

NTTデータや野村総合研究所などが代表格です。

独立系は、親会社を持たず独自の資本で経営している企業で、特定のメーカーや系列に縛られない自由な提案ができる点が魅力です。

大塚商会やTISなどがこれに当たります。

それぞれ社風や給与体系、得意とする案件の規模などが異なるため、自分がどのような環境で働きたいかによって選ぶべき種類が変わってきます。

大手SIerランキング

大手SIerは数多く存在しますが、その規模や年収、採用難易度には大きな差があります。

就職活動を効率的に進めるためには、それぞれの企業がどの程度の位置付けにあるのかを把握しておくことが重要です。

ここでは、就職偏差値や人気度、待遇などを総合的に判断し、独自の序列ランクを作成しました。

もちろんこれが全てではありませんが、企業選びの目安として活用してください。

上位ランクになるほど、求められる能力や学歴のハードルも高くなる傾向にあります。

SSランク(グループの頂点・最難関)

国内SIerの中でもブランド・年収・難易度すべてがトップレベルです。

野村総合研究所(NRI)

NTTデータ(本体)

日本総合研究所

三菱総合研究所(MRI)

Sランク(主要中核企業・最上位クラス)

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特定資本の中核を担う巨大SIerです。

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)

日鉄ソリューションズ(NSSOL)

SCSK

NTTコムウェア

日立製作所 / 富士通 / NEC (IT部門)

Aランク(中核事業を担う有力子会社・人気企業)

親会社の特定部門を分社化した、実務部隊のトップ層です。

NTTデータ・フィナンシャルテクノロジー

三菱UFJインフォメーションテクノロジー

トヨタシステムズ

日立ソリューションズ

NECソリューションイノベータ

Bランク(専門性の高い安定子会社)

特定の商材や地域、機能に特化した「隠れた優良企業」です。

NTTデータ アイ

NTTデータ関西

東京海上日動システムズ

ソニーグローバルソリューションズ

Cランク(地域やサービスに特化した企業)

親会社のブランドと安定感を享受できる、堅実な企業群です。

日立ソリューションズ東日本 / 西日本

SCSK Minoriソリューションズ

富士通ネットワークソリューションズ

NTTデータ東海 / 東北

日立システムズエンジニアリングサービス

人気の大手SIer

ランキングの概念を理解したところで、実際に就活生から特に人気の高い代表的な大手SIerを6社ピックアップし、その特徴を紹介します。

これらの企業は業界をリードする存在であり、それぞれ異なる強みや社風を持っています。

企業研究の第一歩として、各社の違いをしっかりと把握しておきましょう。

NTTデータ

NTTデータは、日本最大の専業SIerであり、官公庁や金融機関、医療、通信など、日本の重要インフラとなるシステムを数多く手掛けています。

圧倒的な信頼と実績を誇り、「NTTデータなくして日本の社会は回らない」と言われるほどの存在感を放っています。

近年では海外企業の買収(M&A)を積極的に進めており、グローバル展開にも非常に力を入れています。

売上の過半数を海外が占めるまでに成長しており、世界中の拠点で活躍するチャンスがあります。

社風は比較的穏やかで真面目な人が多いと言われていますが、変革を恐れずに新しい技術にも挑戦する姿勢を持っています。

福利厚生の充実度もトップクラスであり、安定性と成長性の両方を求める学生にとって、これ以上ない環境と言えるでしょう。

SIer業界の王者として、常に就職ランキングの上位に君臨しています。

野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所(NRI)は、日本初の民間シンクタンクである野村総合研究所と、システム開発会社の野村コンピュータシステムが合併して誕生した企業です。

「コンサルティング」と「ITソリューション」の2つの機能を併せ持っているのが最大の特徴であり、強みです。

顧客の経営課題を解決するための戦略立案から、それを実現するシステムの構築・運用までを一気通貫で提供できるため、非常に高い付加価値を生み出しています。

そのため、業界内でも圧倒的な高収益体質を誇り、平均年収は非常に高い水準にあります。

社員には高い専門性とプロフェッショナリズムが求められ、若手のうちから裁量の大きな仕事を任される実力主義の側面もあります。

成長意欲が高く、知的な刺激を受けながら働きたい人にとっては最高のフィールドです。

SCSK

SCSKは、住友商事グループのシステムインテグレーターであり、住商情報システムとCSKが合併して生まれました。

特定のメーカーやハードウェアに縛られない独立系SIerとしての柔軟性と、総合商社グループとしての安定した事業基盤を兼ね備えています。

製造、流通、金融、通信など幅広い業界の顧客に対し、フルラインナップのITサービスを提供しています。

SCSKの特筆すべき点は、業界に先駆けて「働き方改革」に注力してきたことです。

残業時間の削減や有給休暇の取得促進を徹底し、ホワイトな労働環境を実現していることで知られています。

健康経営優良法人にも認定されており、ワークライフバランスを重視する学生からの人気が急上昇しています。

人を大切にする風土があり、長く安心して働ける環境が整っています。

日立製作所

日立製作所は、日本を代表する総合電機メーカーですが、現在はITセグメントが全社の売上や利益の大きな柱となっています。

社会イノベーション事業を掲げ、IT(情報技術)とOT(制御技術)、そしてプロダクトを組み合わせた独自のソリューションを提供できるのが最大の強みです。

特に、独自のIoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」を核として、エネルギー、鉄道、産業、スマートシティなど、社会インフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。

メーカー系SIerの筆頭として、ハードウェアからソフトウェアまでトータルでシステムを構築できる技術力は世界でもトップクラスです。

グローバルな事業展開も加速しており、世界を舞台に社会課題の解決に取り組みたいという志を持つ学生にとって、非常に魅力的な企業です。

富士通

富士通は、日本のITサービス市場においてトップシェアを誇るリーディングカンパニーです。

「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスを掲げ、トータルソリューションを提供しています。

官公庁や金融、製造、流通など、あらゆる業界に強固な顧客基盤を持っており、スーパーコンピュータ「富岳」に代表されるような高い技術力も有しています。

近年は、従来のSIビジネスからDX企業への転換を急ピッチで進めており、人事制度の刷新やジョブ型雇用の導入など、組織文化の変革にも積極的です。

自らキャリアを選択し、専門性を高めていける環境づくりに力を入れているため、自律的に成長したいと考える学生に向いています。

国内No.1の実績と変革への意欲を併せ持つ企業です。

NEC

NEC(日本電気)は、通信機器やコンピュータの製造からスタートし、現在はITサービスや社会インフラ事業を主力とする企業です。

特に生体認証技術(顔認証、指紋認証など)やAI技術、セキュリティ技術においては世界トップレベルの実力を持ち、パブリックセーフティ(公共の安全)分野で高いプレゼンスを発揮しています。

海底ケーブルシステムなどの宇宙・防衛事業も手掛けており、技術の幅広さと深さは圧倒的です。

メーカー系SIerとして、ハードウェアとソフトウェアを融合させた高度なソリューションを提供できる点が強みです。

近年は「Purpose(存在意義)」を軸にした経営を行い、若手社員の登用やカルチャー変革にも取り組んでいます。

技術の力で安全・安心な社会を実現したいという強い思いを持つ人にとって、NECはやりがいに満ちた職場となるでしょう。

大手SIerで働く魅力

大手SIerへの就職が勝ち組と言われるのには、明確な理由があります。

それは単に給料が良いというだけでなく、仕事のスケール感や働きやすさといった総合的な満足度が高いからです。

ここでは、大手SIerで働くことで得られる3つの大きな魅力について深掘りします。

大規模プロジェクトに携われる

大手SIerで働く最大の醍醐味は、数億円から時には数千億円規模にもなる巨大なプロジェクトに携われることです。

国の行政システムやメガバンクの勘定系システム、大手通信キャリアのネットワークなど、社会の仕組みそのものを支えるようなインフラ案件は、大手SIerでなければ受注することができません。

自分が関わったシステムがニュースで取り上げられたり、日常生活の中で多くの人々に利用されているのを目にしたりする瞬間は、エンジニアとしての大きな誇りと達成感を感じることができます。

また、大規模プロジェクトでは数百人単位のチームで動くこともあり、多様な専門家と協力しながらゴールを目指す一体感を味わえるのも魅力です。

個人の力だけでは決して成し遂げられない大きな仕事を、組織の力で実現する経験は、キャリアにおいて貴重な財産となります。

福利厚生が充実している

大手SIerの福利厚生は、日本企業の中でもトップクラスの水準にあります。

住宅手当や独身寮、社宅制度が完備されており、生活費の負担を大幅に軽減できます。

また、カフェテリアプラン(選択型福利厚生)を導入している企業も多く、旅行や自己啓発、スポーツジムの利用などに使えるポイントが付与されます。

さらに、健康管理面でも定期的な健康診断やメンタルヘルスケアのサポートが手厚く、安心して長く働き続けられる環境が整っています。

産休・育休の取得率や復職率も高く、男性の育児参加を促進する制度も整いつつあります。

ライフステージが変化してもキャリアを諦めることなく、仕事と家庭を両立できる環境があることは、人生設計において非常に大きなアドバンテージとなります。

給与以外の面でも社員を大切にする姿勢が、大手SIerの大きな魅力です。

安定した顧客基盤がある

大手SIerは、長年の実績と信頼により、強固な顧客基盤を築いています。

官公庁や大手金融機関、インフラ企業といった、景気に左右されにくい優良顧客との取引が中心であるため、経営が非常に安定しています。

一度システムを導入すれば、その後の保守・運用やリプレース(システムの更新)などで数十年単位の付き合いになることも珍しくありません。

この安定した収益基盤があるからこそ、最先端技術への研究開発投資や人材育成にコストをかけることができ、それがさらなる競争力強化につながるという好循環が生まれています。

ベンチャー企業のように明日の経営も分からないという不安とは無縁で、腰を据えてじっくりと技術や業務に取り組むことができるのは、大手SIerならではの特権と言えるでしょう。

大手SIerに向いてる人の特徴

どんなに素晴らしい企業でも、向き不向きは必ず存在します。

大手SIerで活躍し、満足して働き続けられる人には、いくつかの共通した特徴があります。

ここでは、どのようなタイプの人が大手SIerに向いているのかを解説します。

安定した環境で働きたい人

大手SIerは、変化の激しいIT業界の中にあって、抜群の安定性を誇ります。

倒産のリスクが極めて低く、給与や賞与も安定して支払われるため、リスクを避けて堅実にキャリアを築きたいという志向を持つ人に最適です。

年功序列的な要素が残っている企業も多く、長く勤めれば着実に昇給していくシステムに安心感を覚える人には居心地が良いでしょう。

また、組織が大きいため、もし今の部署が合わなくても社内異動で別の部署に移るなど、転職せずに環境を変えることができるセーフティネットもあります。

将来の生活設計を立てやすく、プライベートも含めて人生を安定させたいと考える人にとって、大手SIerは理想的な職場環境を提供してくれます。

上流から下流まで一連の開発工程を経験したい人

SIerの仕事は、顧客へのヒアリングから要件定義、設計、開発、テスト、運用保守まで、システム開発の全ての工程をカバーしています。

大手SIerであれば、これらの一連の流れをプロジェクト全体を俯瞰しながら経験することができます。

特に若手のうちは下流工程で基礎を学び、経験を積んで上流工程やマネジメントへとステップアップしていくキャリアパスが一般的です。

システムがどのように作られ、どのように動いているのかをトータルで理解したい人や、特定の技術だけでなく、ビジネスの視点も含めた総合的なITスキルを身につけたい人に向いています。

また、将来的にはプロジェクトマネージャーとして全体を指揮したいと考えている人にとっても、大手SIerでの経験は必須のスキルセットとなります。

金融・公共など安定業界に関わりたい人

大手SIerの主要顧客は、銀行や保険会社などの金融機関、または官公庁や自治体などの公共機関です。

これらの業界は社会的な信頼性が高く、業務内容も堅実です。

こうした安定した業界のシステム開発に関わることで、社会インフラを支えているという実感や使命感を持って働くことができます。

派手さや流行を追うことよりも、社会にとってなくてはならない重要な仕組みを裏側から支えることにやりがいを感じる人に向いています。

また、金融や公共のシステムは絶対に止めてはならないという高い信頼性が求められるため、緻密で正確な仕事ができる人や、責任感の強い人が評価される傾向にあります。

社会貢献性の高い仕事に誇りを持てる人には最適なフィールドです。

大手SIerに向いてない人の特徴

一方で、大手SIerの環境がストレスに感じたり、物足りなさを感じたりする人もいます。

ミスマッチを防ぐためには、向いていない人の特徴も理解しておくことが大切です。

ベンチャー志向の人

「若いうちから圧倒的な裁量権を持ちたい」「リスクを取ってでも急成長したい」「実力次第で20代で役員になりたい」といった強いベンチャー志向を持つ人には、大手SIerの環境は窮屈に感じられるかもしれません。

大手は組織が大きく階層構造がしっかりしているため、意思決定に時間がかかったり、若手のうちは下積み期間が長かったりすることが一般的です。

また、既存のルールやプロセスを遵守することが求められるため、自分のアイデアですぐに新しいビジネスを立ち上げるといった動きは取りにくい場合があります。

安定よりも変化や挑戦を好み、カオスな環境を楽しめるタイプの人にとっては、大手SIerの整備された環境は退屈に映る可能性があります。

自社プロダクトを作りたい人

SIerのビジネスモデルは、あくまで「顧客のためのシステム」を作ることです。

そのため、「自分たちが作りたいものを作る」のではなく、「顧客が欲しいものを作る」ことが最優先されます。

自らのアイデアを形にしたWebサービスやアプリを開発し、それをユーザーに届けて改善していく「自社プロダクト開発」に強いこだわりがある人には、SIerの仕事は向いていません。

SIerでは納品がゴールとなるプロジェクトも多く、ユーザーの反応を見ながら継続的にサービスを育てていくという経験が得にくい場合もあります。

エンジニアとして、自分の作りたいサービスにとことんこだわりたい、BtoCサービスでユーザーの声をダイレクトに聞きたいという人は、Web系企業や事業会社を目指すべきです。

スピード感のある意思決定を求める人

大手SIerは、大規模な組織である分、何かを決める際には多くの関係者の承認が必要となる「稟議制度」や「根回し」の文化が根強く残っています。

新しいツールを導入するだけでも、セキュリティチェックや費用対効果の検証など、多くの手続きを踏まなければなりません。

「今すぐやれば成功するのに、会議ばかりで進まない」といった状況にイライラを感じやすい人や、効率性を何よりも重視する合理主義的な人は、組織の壁にぶつかることが多いでしょう。

慎重に合意形成を図りながら物事を進めるプロセスを「無駄」と捉えてしまう人には、大手SIerの丁寧で堅実な仕事の進め方はストレスの種になる可能性が高いです。

よくある質問

大手SIerを目指す就活生から頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめました。

気になるポイントをクリアにして、自信を持って選考に臨みましょう。

大手SIerの年収はどれくらい?

大手SIerの平均年収は、業界全体と比較しても非常に高い水準にあります。

企業によって異なりますが、一般的には30歳前後で600万円〜800万円、管理職になれば1000万円を超えるケースも多々あります。

SSランクやSランクの企業であれば、さらに高い水準が期待できます。

基本給に加えて、年2回の賞与や残業代もしっかりと支給されます。

また、住宅手当や家族手当などの福利厚生を含めた実質的な年収は、額面以上に高くなることが多いです。

初任給も近年引き上げ傾向にあり、経済的な安定を得るには申し分ない環境と言えます。

ただし、成果主義を導入している企業では、個人の評価によって年収に差が出る場合もあるため、詳細は各社の採用情報を確認しましょう。

文系でも大手SIerに入れる?

結論から言うと、文系でも全く問題なく大手SIerに入社できます。

実際に、大手SIerの新卒採用の約半数、企業によってはそれ以上が文系出身者で占められています。

SIerの仕事では、プログラミングスキルだけでなく、顧客の業務を理解する力や、チームをまとめるコミュニケーション能力、論理的思考力が非常に重要視されるからです。

入社後には数ヶ月にわたる手厚い技術研修が用意されており、未経験からでもプログラミングやシステム開発の基礎を習得できるカリキュラムが整っています。

文系だからといって不利になることはありませんが、ITへの興味や学習意欲があることを面接でアピールすることは必要です。

ITパスポートなどの資格を取得しておくと、意欲の証明になります。

大手SIerとコンサルの違いは?

大手SIerとコンサルティングファームは、業務領域が重なる部分もありますが、主な役割や強みが異なります。

コンサルは、企業の経営課題を発見し、その解決策(戦略)を策定することに主眼を置いています。

ITはその解決手段の一つとして扱われます。

一方、SIerは、コンサルが策定した戦略や、顧客の要望に基づいて、実際にシステムを設計・構築・運用することに責任を持ちます。

つまり、「何をすべきか」を考えるのがコンサル、「どうやって実現するか」を形にするのがSIerというイメージです。

ただし、最近では大手SIerが上流のコンサルティング領域に進出したり、逆にコンサルファームがシステム開発部隊を持ったりと、境界線は曖昧になりつつあります。

NRIのように両方の機能を持つ企業もあります。

おすすめの対策方法

大手SIerは人気企業であり、内定を勝ち取るためには漫然と就活をしていてはいけません。

ライバルと差をつけるためには、戦略的な対策が必要です。

ここでは、特に有効な3つの対策方法を紹介します。

就活エージェントを利用する

自分一人での企業選びや選考対策に不安がある場合は、就活エージェントを利用するのが有効です。

IT業界に特化したエージェントであれば、各SIerの特徴や強み、社風、求めている人物像などの詳細な情報を持っています。

また、あなたの適性や志向に合わせて、自分では見つけられなかった優良企業を紹介してくれることもあります。

エントリーシートの添削や模擬面接などのサポートも充実しており、客観的な視点からのアドバイスを受けることで、選考通過率を大幅に高めることができます。

特にSIerは企業ごとの違いが分かりにくいため、プロの知見を借りて効率的に情報を収集することは非常に賢い戦略です。

自己分析を行う

SIerの選考において最も重視されるのは、「なぜIT業界なのか」「なぜSIerなのか」「なぜその会社なのか」という志望動機の一貫性と、SEとしての適性です。

これらを論理的に語れるようになるためには、徹底的な自己分析が不可欠です。

自分の過去の経験を振り返り、チームで何かを成し遂げた経験や、困難を乗り越えた経験、論理的に問題を解決した経験などを洗い出しましょう。

それらの経験と、SIerで求められる能力(チームワーク、論理的思考力、責任感、学習意欲など)を結びつけることで、自己PRの完成度を高めることができます。

自分が仕事に何を求めているのかを明確にすることで、企業選びの軸が定まり、ミスマッチを防ぐことができます。

OB・OG訪問を行う

Webサイトや会社説明会の情報だけでは、企業のリアルな雰囲気や仕事の厳しさは分かりません。

実際にその会社で働いている先輩社員に会って話を聞くOB・OG訪問は、企業理解を深めるための最強の手段です。

実際に働いている社員から、具体的な仕事内容や残業の実態、職場の雰囲気、やりがいなどを聞くことで、自分が働く姿を具体的にイメージできるようになります。

また、「なぜその会社を選んだのか」「入社前後のギャップはあったか」といった質問をすることで、志望動機のヒントを得ることができます。

OB訪問を行ったという事実は、熱意のアピールにもつながります。

大学のキャリアセンターやマッチングアプリなどを活用して、積極的にアポイントを取りましょう。

おわりに

大手SIerは、高い年収、安定した雇用、大規模なプロジェクトへの参画など、多くの就活生にとって魅力的な「勝ち組」の条件を備えた就職先です。

しかし、その中にも様々な種類の企業があり、それぞれ異なる特徴や強みを持っています。

重要なのは、偏差値やランキングだけでなく、自分の価値観やキャリアプランに合った企業を選ぶことです。

この記事で紹介したランキングや企業情報、対策方法を参考に、ぜひあなたにとってのベストな一社を見つけてください。

徹底した自己分析と企業研究を行い、熱意を持って選考に臨めば、内定への道は必ず開けます。

あなたの就職活動が実りあるものになることを心から応援しています。

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