
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「GROW」を受検することがあります。
GROWの受検が数日後に迫っているけれど、どのような準備をすればよいかわからないという就活生もいるでしょう。
この記事では、GROWの受検前に確認すべきポイントと心構えを紹介します。
- GROWの直前対策で意識すべきこと
- 3日前・2日前・前日の日別対策プラン
- 直前対策に使えるツール
- やってはいけないNG行動
- GROWの受検が数日後に迫っている人
- 性格検査の準備方法がわからない人
- 直前に何をすべきか知りたい人
目次[目次を全て表示する]
GROWとは?テストの特徴をおさらい
まずはGROWの基本的な特徴を確認しておきましょう。テストの仕組みを理解することで、適切な準備が可能になります。
GROWの基本情報
GROWは、Institution for a Global Society(IGS)が提供する性格・コンピテンシー検査です。
AIを活用した360度評価が特徴の適性検査です。自己評価に加えて、友人やゼミの仲間など第三者による評価も含めた多面的な判定を行います。
性格検査は能力検査と異なり、正解・不正解があるわけではありませんが、事前に内容を把握しておくことで落ち着いて受検できます。
企業はGROWの結果を通じて、応募者の性格特性や組織との相性を判断しています。
直前であっても適切な準備をすれば、自分の良さを正確に伝えることが可能です。
GROWの出題形式と所要時間
GROWの検査科目は自己評価・他者評価・AIによるテストで構成されています。
所要時間は約30分程度であり、比較的短時間で完了するテストです。
回答形式は選択式が基本であり、提示された質問に対して自分の考えや行動に近い選択肢を選んでいきます。
時間制限がある場合もありますが、能力検査のように時間が足りなくなることは少ないです。
ただし、回答に迷って時間をかけすぎると、直感的な回答ができなくなる場合があるため注意しましょう。
性格検査では、深く考えすぎずにテンポよく回答を進めることが大切です。
GROWで測定される項目
GROWでは、レジリエンス、リーダーシップ、コラボレーション、自己理解などといった項目が測定されます。
これらの項目を通じて、企業は応募者の行動特性やパーソナリティを多面的に評価します。
測定項目を事前に把握しておくことで、どのような観点から評価されるのかがわかり、心の準備ができるでしょう。
ただし、特定の項目で良い結果を出そうとして回答を作り込むのは逆効果です。
一貫性のない回答は検査システムに検出されるため、正直に自分の考えを反映させることが最も重要です。
測定項目を知ることの目的は、「対策する」ことではなく「心の準備をする」こととして捉えましょう。
GROWの直前対策は必要?
性格検査の直前対策について、そもそも必要なのかどうかを整理しておきましょう。
性格検査は直前でも準備できる
性格検査は能力検査と異なり、知識の詰め込みは必要ありません。
しかし、自分の性格を客観的に整理しておくことは、直前でも十分にできる有効な準備です。
性格検査で落ちてしまう原因の多くは、回答に一貫性がなかったり、極端な回答をしてしまったりすることにあります。
事前に自分の性格傾向を整理し、一貫した回答軸を持っておくことで、こうしたリスクを減らすことができます。
性格検査の対策は短時間でも効果があるため、直前期だからこそやる価値があるといえるでしょう。
数時間の準備で本番での安心感が大きく変わります。
直前にやるべきことの全体像
GROWの直前対策として効果的なのは、自己分析の再確認と回答方針の整理です。
3日前には自己分析を見直して性格傾向を整理し、2日前には回答の方向性を固め、前日には最終確認とリラックスを行うのが理想的な流れです。
能力検査のように問題を解く練習は必要ありませんが、どのような質問が出るのかを事前に把握しておくことは有効です。
無料の性格診断ツールで模擬的に回答しておくと、本番での戸惑いを減らすことができます。
対策にかける時間は、3日間合計で3〜5時間程度で十分です。
限られた時間を有効に使い、ポイントを押さえた準備を行いましょう。
やりすぎは逆効果になるケース
性格検査の対策は重要ですが、やりすぎるとかえって逆効果になることがあります。
過度に対策をすると、「こう回答すべき」という意識が強くなり、本来の自分とは異なる回答をしてしまう恐れがあります。
性格検査には回答の一貫性を測定する仕組みが組み込まれており、作り込んだ回答は矛盾として検出される可能性が高いです。
また、企業の求める人物像に自分を合わせようとしすぎると、入社後にミスマッチが生じるリスクもあります。
対策の目的は「良い結果を出すこと」ではなく、自分の良さを正確に伝えることにあると認識しましょう。
適度な準備を行い、本番では自然体で回答するのが最善の対策です。
【3日前】自己分析を再確認する
受検3日前は、自己分析を改めて行い、自分の性格傾向を客観的に整理する日として活用しましょう。
自分の性格傾向を整理する
まずは自分の性格傾向を客観的に把握することから始めましょう。
就活で行ってきた自己分析の結果を見返し、自分がどのような性格特性を持っているかを改めて整理します。
「社交的か内向的か」「計画的か柔軟か」「リーダータイプかサポータータイプか」など、主要な軸で自分の立ち位置を確認してください。
自分で判断が難しい場合は、友人や家族に「自分はどういう性格だと思うか」と聞いてみるのも有効な方法です。
性格傾向を整理する際は、良い面だけでなく課題となる面も含めて把握しておくことが大切です。
自分の全体像を理解しておくことで、性格検査の質問に対して一貫した回答ができるようになります。
強み・弱みを言語化する
自分の性格傾向を整理したら、それを強みと弱みとして言語化しましょう。
例えば、「慎重」という性格は、強みとしては「ミスが少ない」、弱みとしては「意思決定に時間がかかる」と表現できます。
性格検査では、このような両面を問う質問が多く出題されます。
自分の強み・弱みをあらかじめ言語化しておくことで、質問に対して迷わずに回答できるようになります。
強みと弱みは表裏一体であることを理解し、弱みも前向きに捉えられるように整理しておくとよいでしょう。
言語化した内容はメモに残しておくと、2日目以降の対策でも活用できます。
志望企業の求める人物像を確認する
志望企業がどのような人物像を求めているかを確認しておくことも、直前対策として有効です。
企業の採用ページや説明会の資料を見返し、求める人材の特徴やキーワードを把握しましょう。
ただし、ここで重要なのは、企業の求める人物像に自分を無理に合わせることではありません。
自分の性格特性の中で、企業が重視するポイントと重なる部分を見つけることが目的です。
例えば企業が「チームワーク」を重視している場合、自分の中にある協調性やコミュニケーション力を意識して回答する準備ができます。
自分の本来の性格を活かしながら、企業との接点を見つける作業として取り組んでください。
【2日前】回答の方向性を整理する
2日前は、3日前に整理した自己分析をもとに、具体的な回答の方向性を固めていきましょう。
一貫性のある回答軸を決める
性格検査で最も重要なのは、回答全体を通じた一貫性です。
同じような質問が表現を変えて複数回出題されるため、回答にブレがあると信頼性が低いと判断されてしまいます。
3日前に整理した自分の性格傾向をもとに、「自分はこういう人間だ」という回答軸を明確にしておきましょう。
例えば、「主体的に行動するタイプ」という軸を持っておけば、リーダーシップや積極性に関する質問に対して一貫した回答ができます。
回答軸は2〜3本程度持っておくと、さまざまな質問に対応できるようになります。
軸がぶれないように意識しながらも、質問の内容に応じた柔軟な回答を心がけましょう。
極端に振れやすいポイントを意識する
性格検査では、極端な回答は避けた方がよいとされています。
「強くそう思う」「まったくそう思わない」ばかりを選ぶと、バランスの悪い人物像として評価される可能性があります。
特に注意が必要なのは、ストレス耐性や協調性に関する質問です。
これらの質問で極端にネガティブな回答をすると、組織に適応できないと判断されるリスクがあります。
かといって、すべてをポジティブに回答するのも不自然です。
適度なバランスを保ちながら、自分の実際の感覚に近い選択肢を選ぶことが大切です。
無料診断ツールで模擬回答を練習する
インターネット上には無料の性格診断ツールが多数あります。
これらのツールを使って模擬的に回答を練習しておくと、本番でスムーズに回答できるようになります。
実際に質問に回答してみることで、自分が迷いやすいポイントや、回答に一貫性を保ちにくいテーマを事前に把握できます。
模擬回答の結果を見て、自分のイメージと異なる診断が出た場合は、回答の方向性を見直すきっかけになります。
ただし、診断ツールの結果を気にしすぎて回答を変えるのは避けましょう。
あくまで練習と気づきの機会として活用し、本番では自分の素直な感覚で回答してください。
【前日】最終確認とリラックス
前日は長時間の対策は不要です。簡単な確認とリラックスに時間を使い、万全の状態で本番を迎えましょう。
回答のポイントを5分で見直す
前日は、回答のポイントを5分程度でさっと見直すだけで十分です。
3日前に整理した性格傾向や、2日前に決めた回答軸を軽く確認しましょう。
長時間かけて対策を行う必要はなく、「自分はこういう方向性で回答する」という意識を持てていれば問題ありません。
前日に新しい対策を始めるのは避け、これまでの準備の確認に留めてください。
過度な準備はかえって不安を増大させ、本番での自然な回答を妨げる原因になりかねません。
前日は「準備は十分にできた」という気持ちで過ごすことが大切です。
受検環境を整える
Webテスト形式の場合は、受検に使用する環境の最終チェックを行いましょう。
パソコンの動作確認、インターネット接続の安定性、使用するブラウザの動作確認などを事前に済ませておきます。
受検に必要なIDやパスワード、受検URLをすぐにアクセスできるように準備しておくことも大切です。
受検中に通知音や電話で集中力が途切れないよう、スマートフォンをサイレントモードに設定する準備もしておきましょう。
テストセンターで受検する場合は、会場までの経路と所要時間を確認し、余裕を持って到着できる計画を立ててください。
環境面の不安を事前に解消しておくことで、本番に集中できるようになります。
早めに就寝する
前日は早めに就寝して十分な睡眠をとることが何よりも大切です。
性格検査は能力検査に比べて体力を使うテストではありませんが、疲労や寝不足は判断力の低下につながります。
判断力が鈍ると、質問文を正確に読み取れなかったり、回答に余計な迷いが生じたりする可能性があります。
理想的な就寝時間は23時頃で、7〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。
寝る前にスマートフォンを見続けると寝つきが悪くなるため、就寝1時間前にはデバイスから離れることをおすすめします。
リラックスした状態で眠りにつくために、軽いストレッチや深呼吸を行うのも効果的です。
GROWの直前対策に使えるツール
性格検査の直前対策に活用できるツールやサービスを紹介します。いずれも無料で利用できるものが中心です。
無料の自己分析ツール
就活サイトが提供する無料の自己分析ツールは、自分の性格傾向を客観的に把握するのに役立ちます。
いくつかの質問に回答するだけで、自分の強みや弱み、性格タイプを診断してくれます。
代表的なものとしては、マイナビの適性診断やリクナビの自己分析ツールなどがあります。
複数のツールを使って診断することで、より多角的に自分の性格を把握できるでしょう。
診断結果はGROWの回答方針を整理する際の参考資料として活用できます。
ただし、診断結果に振り回されるのではなく、自分の実感と照らし合わせながら活用することが大切です。
性格診断サービス
16Personalitiesなどの無料性格診断サービスも、自己理解を深めるのに役立ちます。
これらのサービスでは、心理学的な理論に基づいた詳細な性格分析を受けることが可能です。
診断結果から、自分がどのような場面で力を発揮しやすいか、どのような環境が合っているかを把握できます。
性格検査本番の予行演習として、質問に回答する感覚をつかむためにも有効です。
複数回受けると結果にばらつきが出ることがありますが、共通して現れる傾向が自分の核となる性格特性です。
結果を分析することで、自分の一貫した特徴を再確認できるでしょう。
体験談の確認
就活サイトやSNSには、GROWの受検体験談が投稿されていることがあります。
実際に受検した人の体験談を読むことで、テストの雰囲気や質問の傾向をイメージしやすくなります。
「こんな質問が出た」「こんな点に気をつけた」といった具体的な情報は、直前対策の参考になるでしょう。
ただし、体験談の内容を鵜呑みにして回答を暗記するのはNGです。
テストの内容は更新されることがあり、過去の体験談がそのまま当てはまるとは限らない点に注意してください。
あくまでテストのイメージをつかむための参考情報として活用しましょう。
直前対策でやってはいけないNG行動
性格検査の直前対策では、逆効果になりやすい行動があります。以下の3つのNG行動に注意しましょう。
理想の自分を演じようとする
性格検査で理想の自分を演じて回答するのは最もやりがちなNG行動です。
「企業に好印象を与えたい」という気持ちから、実際の自分とは異なる回答を選んでしまう就活生は少なくありません。
しかし、性格検査には回答の一貫性や虚偽回答を検出する仕組みが組み込まれています。
嘘の回答を続けると、別の質問で矛盾が生じ、「信頼性が低い」と判定されるリスクがあります。
また、理想の自分を演じて入社した場合、実際の職場でミスマッチに苦しむ可能性が高くなります。
性格検査は自分に合った企業を見つけるためのツールでもあるため、正直に回答することが双方にとって最善です。
ネットの「正解」を暗記する
インターネット上には「性格検査の正解パターン」と称する情報がありますが、これを暗記して回答するのは危険です。
性格検査に画一的な「正解」は存在しません。
企業ごとに求める人物像は異なるため、ある企業では好印象の回答が、別の企業では不適合と判断される場合があります。
ネットの情報を鵜呑みにして回答パターンを暗記すると、自分本来の回答とのずれが生じ、一貫性のない結果になりかねません。
性格検査の対策で重要なのは、正解を探すことではなく、自分自身を正確に表現することです。
ネットの情報は参考程度にとどめ、自分の素直な感覚を信じて回答しましょう。
不安で眠れなくなる
直前期は不安で眠れなくなることがありますが、これは対策の効果を損なう大きな要因です。
睡眠不足の状態では判断力が低下し、質問文を正確に読み取れなかったり、回答に一貫性を保てなくなったりします。
性格検査に対する不安は「何を聞かれるかわからない」という未知への恐れから生じることが多いです。
この記事で紹介した対策を実施しておけば、テストの全体像は把握できているはずです。
不安を感じたときは、「準備はできている」と自分に言い聞かせ、リラックスすることに集中しましょう。
寝つきが悪いときは、深呼吸やストレッチ、温かい飲み物を飲むなど、心身を落ち着かせる方法を試してみてください。
まとめ
GROWは性格検査であるため、能力検査のような詰め込み学習は必要ありませんが、適切な事前準備は十分に効果があります。
3日前には自己分析を再確認し、2日前には回答の方向性を整理、前日はリラックスして過ごすのが理想的なスケジュールです。
最も大切なのは、理想の自分を演じるのではなく、自分の性格を正確に伝えることです。
無料の自己分析ツールや性格診断サービスを活用して、自分の性格傾向を客観的に把握しておきましょう。
回答の一貫性を意識しつつ、極端な回答は避けてバランスを保つことがポイントです。
十分な睡眠をとって万全のコンディションで本番に臨み、自分の良さを正確に伝えてください。