
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「GROW」を受検することがあります。
GROWの受検を控えているけれど、対策が必要なのかわからないという就活生も多いでしょう。
この記事では、GROWの出題内容と選考を突破するための準備法を解説します。
- GROWに対策は必要なのか
- 出題形式と回答のポイント
- 対策に使える自己分析法
- やってはいけないNG行動
- GROWの対策が必要か知りたい人
- GROWの出題内容を把握したい人
- 性格検査の準備法を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
GROWとは?基本情報と測定内容
GROWは就活の選考で使われる性格検査の一つです。ここではGROWの基本情報を確認しましょう。
GROWの概要と特徴
GROWは、Institution for a Global Society(IGS)社が開発・提供しているコンピテンシー診断テストです。
GROWの最大の特徴は、AIを活用して受検者の能力特性を多角的に測定する点にあります。
測定される主な項目はリーダーシップ、協調性、創造性、レジリエンス、実行力などで、受検者の性格特性を多角的に把握します。
SPIの性格検査とは異なる独自の測定手法を用いており、GROWは他者評価(360度評価)を組み込んだ独自の測定方式です。
AIが回答パターンを分析して信頼性を検証する仕組みが備わっています。
就活生にとっては対策の方向性がわかりにくいテストですが、基本的なポイントを押さえれば十分に対応できます。
GROWを導入している企業の傾向
GROWは大手企業、コンサル、IT企業を中心に導入されている適性検査です。
三井物産、住友商事、電通、アクセンチュアなどの大手企業での導入実績があります。
性格特性や組織との適合度を重視する企業がGROWを選択する傾向にあります。
選考の早い段階で実施されるケースが多く、エントリーシート通過後に受検するのが一般的です。
結果は面接の参考資料としても活用されるため、良い結果を出しておくことが選考全体にプラスに働きます。
GROWで測定される項目
GROWではリーダーシップ、協調性、創造性、レジリエンス、実行力などの項目が測定されます。
これらの項目は企業が「自社に合う人材かどうか」を判断するための指標として活用されます。
性格検査の結果は能力検査のように点数で評価されるのではなく、企業の求める人物像との適合度で判断されます。
企業によって重視する項目が異なるため、同じ結果でも企業によって評価が分かれることがあります。
自分の性格特性をありのままに表す回答が、結果的に最も適切な評価につながります。
GROWに対策は必要なのか?
性格検査の対策の必要性について疑問を持つ就活生は多いです。ここではGROWの対策の考え方を解説します。
性格検査に「正解」はあるか
GROWを含む性格検査には、能力検査のような「正解」は存在しません。
性格検査は受検者の性格特性を測定するものであり、良い性格・悪い性格という評価ではありません。
企業は自社の社風や職種に合った性格特性を持つ人材を探しており、すべての企業に好まれる性格は存在しません。
「正解」を求めて回答を操作することは逆効果であり、一貫性のない回答として検出されるリスクがあります。
性格検査の結果は「合う・合わない」の問題であり、「良い・悪い」の問題ではないと理解しましょう。
対策しないとどうなるか
性格検査を全く対策せずに受検すると、いくつかのリスクが生じます。
出題形式を知らないまま受検すると、回答に戸惑って時間が足りなくなる可能性があります。
自己分析が不十分だと、質問に対して迷いが生じ、回答に一貫性がなくなるリスクがあります。
一貫性のない回答は「信頼性が低い」と判定される可能性があるため注意が必要です。
事前に出題形式を確認し、自己分析を行っておくことで、これらのリスクを回避できます。
対策とは「正解を覚える」ことではなく、「自分自身を正確に表現できる準備をする」ことです。
最低限やるべき準備
GROWの受検前に最低限やるべき準備は3つあります。
1つ目は出題形式の確認です。約40分で質問回答と360度評価に参加する形式という基本情報を事前に把握しておきましょう。
2つ目は自己分析です。自分の性格特性や行動パターンを客観的に理解しておくことが重要です。
3つ目は回答のペース配分の確認です。
制限時間内に全問回答し切るためのペースをあらかじめ把握しておきましょう。
この3つの準備をしておくだけで、本番で焦ることなく自然体で回答できるようになります。
GROWの出題形式と回答方法
GROWの出題形式を事前に把握しておくことは重要な準備です。ここでは出題形式と回答方法を解説します。
質問の形式と回答タイプ
GROWの質問形式は自己評価の質問に段階式で回答する形式です。
質問内容は日常の行動パターン、仕事に対する姿勢、対人関係のスタイルなど多岐にわたります。
各質問に対して直感的に回答することが求められ、深く考えすぎる必要はありません。
回答の一貫性が評価において非常に重要なポイントです。
同じ趣旨の質問が表現を変えて複数回出題されるため、一貫した回答を心がけましょう。
回答に迷った場合は最初に直感で感じた選択肢を選ぶのが一貫性を保つコツです。
問題数と所要時間
GROWは約40分で質問回答と360度評価に参加する形式です。
1問あたりにかけられる時間は限られているため、テンポよく回答することが重要です。
じっくり考えて回答するタイプの検査ではなく、直感的な回答が期待されています。
時間が足りなくなるケースは少ないですが、1問に時間をかけすぎないよう注意しましょう。
事前に出題形式を確認しておけば、本番で回答のペースがつかめず焦る事態を防げます。
模擬テストが利用できる場合は一度体験しておくと、ペース配分の感覚がつかめます。
受検方式(Web/テストセンター)
GROWはWebテスト形式で受検し、他者からの評価も測定に活用されます。
受検前に推奨されるブラウザやOSなどの動作環境を確認しておきましょう。
安定したネット回線と静かな受検環境を確保することも重要な準備です。
受検中にトラブルが発生しないよう、事前にパソコンの動作確認を行ってください。
受検の案内メールに記載されている注意事項を必ず確認してから受検しましょう。
指定された受検期限内に余裕を持って受検することをおすすめします。
GROWの回答で意識すべきポイント
GROWの回答では一貫性と自然さが重要です。ここでは回答で意識すべきポイントを解説します。
一貫性のある回答を心がける
GROWの回答で最も重要なのは一貫性です。
同じ趣旨の質問に対して異なる回答をすると、結果の信頼性が低下します。
自分の本来の性格に基づいて回答すれば、自然と一貫性のある結果になります。
自己分析で自分の性格特性を把握していれば、迷わず一貫した回答ができます。
「この質問は何を聞いているか」を考えすぎず、直感的に回答することが一貫性を保つコツです。
前の質問の回答を覚えておいて意識的に合わせようとするのは、かえって不自然になるため避けましょう。
極端な回答を避ける
性格検査では極端な回答は避けた方が安全です。
すべての質問で「非常にあてはまる」や「全くあてはまらない」を選ぶと、回答の信頼性に疑問が生じます。
実際の自分の感覚に基づいて、適度な段階を選ぶことが自然な回答です。
どちらともいえない場合は「ややあてはまる」「ややあてはまらない」を選ぶのが無難です。
ただし、明確に感じることがある質問については、はっきりとした回答を選んで構いません。
自分の素直な感覚に従った回答が、最も信頼性の高い結果につながります。
テンポよく回答する
性格検査はテンポよく回答することが重要です。
1問に長い時間をかけて考えると、理性的な判断が入り込み、本来の性格とは異なる回答になりがちです。
直感で感じた回答を素早く選ぶことが、自分の性格を正確に反映する結果につながります。
1問あたり10秒から15秒程度のペースで回答するのが理想的です。
考えすぎると前後の回答との整合性も取りにくくなり、一貫性が崩れるリスクがあります。
テンポよく進めることで、全問を回答し切ることも確実になります。
GROWの対策に使える自己分析法
GROWの対策として最も効果的なのは自己分析です。ここでは具体的な自己分析の方法を紹介します。
無料の自己分析ツール
自己分析の第一歩として無料の自己分析ツールを活用しましょう。
マイナビやリクナビが提供する自己分析ツールでは、質問に回答するだけで自分の性格タイプがわかります。
16Personalities(MBTI型)などの無料診断サイトも自分の性格特性を理解するのに役立ちます。
複数のツールで診断を行い、共通する特性を把握するのが効果的です。
自分の性格を客観的に理解しておけば、GROWの質問にもスムーズに回答できます。
自己分析の結果は面接対策にもそのまま活用できるため、一石二鳥の準備になります。
性格診断サービスの活用
より詳細な自己分析には性格診断サービスの活用がおすすめです。
OfferBoxの「AnalyzeU+」やキミスカの「適性検査」など、就活サービスに付属する性格診断を利用しましょう。
これらのサービスでは性格特性だけでなく、どのような仕事や職場環境が自分に合っているかも診断されます。
診断結果を参考に自分の強み・弱みを整理しておくと、性格検査での回答がスムーズになります。
診断結果と自分の実感にギャップがある場合は、なぜそのギャップが生じるのかを考えてみましょう。
自己理解が深まるほど、性格検査での回答に一貫性が生まれます。
企業の求める人物像の調査法
志望企業が求める人物像を事前に調べておくことも有効な準備です。
企業の採用サイト、会社説明会、OB・OG訪問などから求める人物像の情報を収集しましょう。
ただし、求める人物像に合わせて回答を偽ることは厳禁であり、あくまで参考情報として活用してください。
自分の性格と企業の求める人物像の共通点を把握しておくと、面接でのアピールにも活かせます。
もし自分の性格と企業の求める人物像が大きく異なる場合、入社後のミスマッチにつながる可能性があります。
性格検査は企業との相性を見るための検査であり、相性が合わない結果はお互いにとって良くないマッチングを避けたとポジティブに捉えましょう。
GROWの受検準備スケジュール
GROWの受検に向けた準備スケジュールを紹介します。性格検査は短期間で準備可能です。
1週間前にやること
受検の1週間前にはGROWの出題形式と回答方法を確認しましょう。
対策サイトや就活情報サイトで出題形式の詳細を調べ、回答の流れを把握します。
自己分析ツールを使って自分の性格特性を改めて確認しておくことも効果的です。
模擬テストが利用できる場合は一度体験しておくと安心です。
模擬テストで出題形式に慣れておけば、本番で焦ることなく回答できます。
受検環境(パソコン、ネット回線)の動作確認も1週間前に行っておきましょう。
前日にやること
受検の前日はリラックスして十分な睡眠を取ることが最も重要です。
体調が悪い状態では集中力が低下し、回答に一貫性がなくなるリスクがあります。
受検の時間帯を確認し、当日のスケジュールを整理しておきましょう。
出題形式の最終確認を軽く行っておくと安心です。
前日に新たな対策を始める必要はなく、これまでの自己分析の結果を振り返る程度で十分です。
夜更かしを避け、普段通りの生活リズムで過ごしましょう。
当日の心構え
受検当日はリラックスした状態で自然体で臨むことが大切です。
性格検査に正解はないため、「間違えたらどうしよう」という心配は不要です。
自分の素直な気持ちで回答することが最善の結果につながります。
受検前にトイレを済ませ、飲み物を手元に用意しておくと快適に受検できます。
静かな環境で集中して受検できるよう、受検場所の確保も大切です。
深呼吸をして心を落ち着けてから受検を開始しましょう。
GROW対策でやってはいけないNG行動
GROWの対策では避けるべきNG行動があります。ここでは典型的な失敗パターンを紹介します。
理想の自分を演じる
性格検査で最もやってはいけないのは理想の自分を演じた回答をすることです。
「リーダーシップがある」「ストレスに強い」など、企業に好まれそうな回答を意図的に選ぶのはNGです。
理想の自分を演じると同趣旨の質問で矛盾した回答をしてしまい、一貫性が崩れます。
一貫性が低いと判定されると「虚偽回答の傾向あり」というフラグが立つリスクがあります。
このフラグは面接官にも共有される可能性があり、選考にマイナスの影響を与えます。
正直に回答した結果が自分に合わない企業であれば、入社しない方がお互いにとって良い結果です。
ネットの「正解」を鵜呑みにする
インターネット上には性格検査の「正解」や「攻略法」を謳う情報がありますが、これらを鵜呑みにするのは危険です。
企業によって求める人物像が異なるため、万能の「正解」は存在しません。
ネットの攻略法に従って回答すると、自分の性格とかけ離れた結果になり一貫性を失います。
性格検査は年々精度が向上しており、意図的な回答操作は検出されやすくなっています。
攻略法を実践した結果、かえって選考に落ちるというケースは珍しくありません。
自分自身を正確に表現することが、最も信頼性の高い結果につながります。
対策を完全にしない
性格検査だからといって対策を全くしないのもリスクがあります。
出題形式を知らないまま受検すると、戸惑って回答のペースが乱れる可能性があります。
自己分析をしていないと質問に迷いが生じ、一貫性のない回答になるリスクがあります。
最低限の準備として出題形式の確認と自己分析は必ず行いましょう。
性格検査の「対策」とは正解を覚えることではなく、自分を正確に表現する準備をすることです。
この準備をしておくだけで、本番での安心感と回答の質が大幅に向上します。
まとめ
GROWはコンピテンシー診断テストであり、性格特性や行動傾向を多角的に測定する検査です。
性格検査には正解がなく、自分の性格をありのままに表す回答が最善の対策です。
出題形式の事前確認と自己分析が最低限必要な準備であり、これだけで十分に対応できます。
一貫性のある回答を心がけ、テンポよく直感的に回答することが高評価につながります。
自然体でリラックスして受検し、自分らしい結果を出しましょう。