博報堂ES対策ガイド|設問別の例文・NG例・通過率を上げる書き方

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

博報堂のESは、広告業界の中でも難易度が高い選考として知られています。単に学生時代の経験や実績を並べるだけでは、採用担当者の印象には残りません。

博報堂が重視しているのは、同社らしい「生活者発想」や「正解よりも、別解を。」という考え方に通じる、あなた自身の価値観や思考の深さです。特に、Personal Core Sheetを軸にした設問では、自己分析の深さや、自分の個性を言葉にする力が問われます。

本記事では、博報堂ESで見られている評価ポイントから、設問別の書き方、通過率を高める構成、回答例、NG例文まで詳しく解説します。博報堂らしいESに仕上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

博報堂のESは、広告業界最難関レベルの選考として知られており、単なる経験の羅列では通過できません。

同社が掲げる「正解よりも、別解を。」というブランド指針が示すように、採用担当者はあなたの「個性」と「生活者を見抜く眼」を厳しく評価しています。

独自ツール「Personal Core Sheet」を中心に据えた設問構成は、他社ESとは一線を画しており、自己分析の深さと言語化のセンスが直接問われます。

本記事では、設問ごとの解説・回答例・NG例文から文字数別サンプルまで、すぐに使える実践的な攻略法を徹底解説します。

博報堂のESは就活生に最も難しいと言われる選考のひとつ

エントリーシート(ES)の中でも、博報堂のそれは別格の難しさを持つと言われています。

その理由は、企業が求めているのが単なる優等生的な回答ではなく、あなたという人間の「尖った個性」だからです。

「粒ぞろいより粒違い」という言葉の通り、画一的な経験談よりも、読んだ瞬間に選考官の記憶に刻まれるような独自の視点が求められます。

自己分析の深さが試される難問ではありますが、攻略の型を知ることで、あなた自身の人間性を最大限に引き出すことができます。

設問を通じて問われているのは「何をしたか」ではなく、「なぜそうしたのか・それがどう今の自分に繋がるか」という一貫性です。

まずは自分という人間の「核」を言語化することから、博報堂ES攻略は始まります。

「Personal Core Sheet」とは

博報堂が採用する独自ツール「Personal Core Sheet」は、経歴の羅列ではなく、あなたの人生と価値観を根本から言語化するための自己分析シートです。

公式LINE上のワークブック「MY KNOWTEBOOK」で公開されている「88の質問」に取り組むことで、自分でも気づかなかった「核」が自然と浮かび上がるよう設計されています。

学生からは「他社のESを書く際にも非常に参考になった」と高評価を得ており、選考の枠を超えた自己理解の場として機能しています。

博報堂が重視するのは、このプロセスを通じて見えてくる「あなただけの別解(個性)」です。

ESを書く前に、まずこのシートで自分の「原動力」「判断軸」「ビジョン」を徹底的に掘り下げることが、通過への最短距離となります。

【ES】博報堂が設問を通じて見ているもの

博報堂のESは、あなたの過去を知るためではなく、あなたの「感性の源泉」と「社会への眼差し」を見極めるために設計されています。

同社が掲げる「生活者発想」——人を単なる消費者ではなく、多様な生活習慣や感情を持つ存在として捉える力——が、回答のあらゆる部分から滲み出ているかを採用担当者は確認しています。

個人の思考の型を明らかにすることで、入社後にどのような課題に直面し、どう乗り越えていくのかという未来の姿を予測しているのです。

ここでは、選考官が回答のどこに注目し、どのような要素を評価の基準としているのかという三つの本質的な狙いについて解説します。

自社の社風・「別解思考」とマッチするか

博報堂が最も避けたいのは、優秀だが「既存の正解」を追うだけの人材です。

「正解よりも、別解を。」というスローガンが示す通り、データや効率が導く予測可能な答えではなく、人間らしい感性から「驚きのある別解」を創り出せるかを問うています。

エピソードの中で「既存のルールを疑い、独自の仮説を立てて動いた経験」があるなら、博報堂はあなたを「自社のカラーに合致する人材」だと判断するでしょう。

逆に、与えられた役割を着実にこなしただけの経験談は、どれだけ結果が良くても印象に残りにくくなります。

自分のエピソードと「生活者発想」「別解思考」を照らし合わせ、一貫性のあるストーリーを提示することが相性の良さを証明する最短距離です。

思考の「再現性」と課題解決のプロセスがあるか

博報堂の仕事において、壁にぶつかる場面は日常茶飯事です。選考官は、あなたがその困難をどのように咀嚼し、どんな行動で突破したかという「思考のプロセス」を注視しています。

一度身につけた「課題の本質を見抜き、別解を導く型」は、ビジネスの現場で予期せぬ問題に直面した際にも必ず発揮されると考えられるからです。

「たまたまうまくいった」という記述ではなく、自分なりに状況を構造化し、意志を持って動いた事実を強調することが、再現性の高さを裏付けます。

自ら学びを得てアップデートし続ける能力があることを証明できれば、未経験の領域でも着実に成果を出せる人材という信頼を獲得できます。

自分を客観視できる「自己分析力」があるか

自分の人生を俯瞰し、どの経験が今の価値観を形成したかを正確に特定できる能力は、ビジネスにおける自己修正能力の高さに直結します。

ただ出来事を羅列するのではなく、「なぜあの時、自分はあのように感じたのか」という内省の深さが重要なチェックポイントです。

自分の感情や行動を第三者の視点から冷静に分析できている学生は、現場でも自分の弱点を把握し、他者のフィードバックを素直に吸収できると評価されます。

Personal Core Sheetを通じて言語化された「自分の核」は、優れた自己分析の成果物であり、高い解像度で自分を語る姿勢が選考官に強い印象を残します。

【ES】博報堂で評価されるエピソードのパターン

博報堂のESに書くべきエピソードは、人それぞれ異なりますが、共通して評価されるのは「価値観の変化」や「独自の行動」が伴う経験です。

特に既存の仕組みを疑った瞬間異なる価値観との衝突と統合自ら仕掛けた実験や挑戦などは、「別解思考」を体現するエピソードとして評価されやすいです。

以下では、ESに書きやすく、博報堂にも刺さりやすい代表的な3つのパターンをご紹介します。

既存の正解を疑い、独自の仮説で動いた経験

「なぜそうなっているのか」を疑い、自分なりの仮説を立てて実証した経験は、博報堂が最も求める別解思考を体現しています。

たとえば、サークルや研究、アルバイトの中で「当たり前」とされていたやり方に違和感を覚え、新しいアプローチを試みた経験が挙げられます。

このような経験では、「なぜ違和感を覚えたのか」「どんな仮説を立てたのか」「周囲をどう巻き込んだか」という視点が重要です。

結果よりも、そこに至るまでの思考のプロセスと、自分が主体的に動いた事実に焦点を当てることで、博報堂が評価する「生活者発想」の実践者であることをアピールできます。

異なる価値観・立場の人と協働した経験

博報堂の仕事は、クライアント・生活者・制作チームなど、多様な立場の人々と協働して成立します。

たとえば、ボランティアや国際交流、異分野コラボなど、自分とは異なる背景や価値観を持つ人々との協働経験は、「粒違い」の個性が集まることの強さを体感した証拠になります。

ESに書く際には、どんな対立や摩擦があったかどう橋渡しをしたか、そしてその経験で得た視点の変化を具体的に伝えることが重要です。

多様性の中でチームをまとめた経験は、柔軟性共感力をアピールする強力な武器になります。

生活者の「気づいていない欲求」を発見した経験

博報堂が最も重視する「生活者発想」とは、人々がまだ言語化できていない欲求や違和感を先取りする力です。

たとえば、日常の観察から新しいニーズを発見したユーザーインタビューで潜在的な課題を掴んだ流行の兆しに誰より早く気づいたといった経験が当てはまります。

ESでは、その発見に至った観察眼や思考プロセスを丁寧に語ることが求められます。

また、その気づきをもとにどんな行動を起こしたかどんな反応が返ってきたかそこから何を学んだかを含めて構成すると説得力が増します。

「見えていないものを見る力」は、広告クリエイターとしての原点であり、現在の自分にどう活きているかまで繋げることが大切です。

【ES】博報堂のESを書く際の注意点

博報堂のESを記述する際、単に実績を並べるだけでは、選考官の評価を得ることは難しく、むしろ逆効果になるリスクさえあります。

選考官はエピソードの完成度を通じて、あなたの感性と思考の独自性、そして広告人としての適性を厳しく見極めているからです。

優等生的な模範解答や、変化のプロセスが見えない記述は、あなたの個性を半減させるだけでなく、入社後の活躍への期待感を削いでしまいます。

陥りやすい落とし穴を事前に把握し、読み手に「この学生、他の奴らとは違うな」と思わせるための配慮を徹底することが、選考突破に向けた必須条件となります。

ここでは、多くの就活生が犯しがちな代表的なNGパターンと、評価を下げないための改善の視点について詳しく解説していきます。

具体性がない・インサイトが浅い

博報堂のESで、エピソードが抽象的すぎると、生活者発想の実践者であることが伝わりません。

たとえば、「SNSで集客した」だけでは、なぜそのアプローチを選んだのか、どんな生活者インサイトを根拠にしたのかが不明瞭です。

「Z世代の"強制されたい欲求"に着目し、あえてスマホを預ける体験を設計した」のような、思考の根拠となるインサイトまで書けることが博報堂では特に評価されます。

具体性とインサイトを持たせることで、企業に対して自分の発想が再現性を持つことを伝えられます。

「正解」をなぞっただけの経験談になっている

ガクチカで「リーダーとして目標達成した」という類の優等生的な回答は、博報堂では埋もれやすい傾向にあります。

たとえば、単に「部長として部員をまとめ、大会で優勝した」という話は、結果は素晴らしくても、「なぜその方法だったのか」「どんな別解を選んだのか」が見えなければ、博報堂的な評価には繋がりません。

エピソードを選ぶ際には、あなたが既存のやり方を疑い、独自のアプローチを取った瞬間が含まれているかを確認しましょう。

たとえば、「観客が結末を選択できるマルチエンディング型公演を企画し、参加体験の質を変えた」といった形で、あなたならではの「別解」が伝わる内容が理想的です。

「等身大の個性」が見えない

博報堂が最も嫌うのは、「いかにも就活生らしい」作られた言葉です。

「コミュニケーション能力があります」「チームワークを大切にします」といった表現は、誰にでも当てはまるため、個性として機能しません。

企業が知りたいのは、あなたにしか語れない、あなたならではのこだわりや信念です。

たとえば、「原動力:違和感を面白がること」「予定調和を壊し、新しい景色を見せるための着火剤」といった言語化は、読んだ瞬間にその人の個性が伝わります。

どんな困難な回答でも、Personal Core Sheetで掘り下げた「自分の核」から出発することで、等身大の言葉が生まれます。

設問間で人物像がバラバラになっている

博報堂のESは設問が多く、それぞれ別々に書いていると、全体を通して読んだ時に「同一人物らしくない」印象になることがあります。

企業が知りたいのは、一貫した価値観・原動力・ビジョンを持つ人物であるかどうかです。

エピソードがどれだけ印象的でも、設問間の一貫性が欠けていれば、採用担当者にとっては「表面だけ整えた回答」に見えてしまいます。

たとえば、ガクチカで「違和感を大事にする人」を演出しながら、ビジョンで「安定した環境で着実に成長したい」と書けば、矛盾が生じます。

また、現在の行動・志向・ビジョンが博報堂という場でどう活きるのかを具体的に示すことで、ESに一本筋が通ります。

「流行プランニング」設問を軽く扱ってしまう

「世の中に新しい流行を生み出すプランを書いてください」という設問は、博報堂ES最難関の設問です。

「最近〇〇が流行っているので、それを活用した企画を…」という便乗型の発想は、すでに存在する正解を焼き直しただけと判断されます。

博報堂が見ているのは、流行の表面ではなく、その流行の背後にある生活者の本質的な欲求や違和感を読み解く力です。

「なぜそれが流行るのか」というインサイトの鋭さに重点を置き、AIが出しそうな平均的なアイデアとは一線を画す、あなたらしい切り口で語り切ることが求められます。

【ES】評価を上げる博報堂ES回答の構成方法

博報堂のESを魅力的に伝えるためには、単なる経験の回想に留まらず、論理的なステップに沿って文章を組み立てることが不可欠です。

読み手である選考官は、経験の「事実」そのものよりも、その前後で起きた「思考の変化の質」と、そこに至る「独自の視点」を評価しています。

変化のビフォー・アフターを鮮明に描き、その橋渡しとなった「別解の瞬間」を具体的に示すことで、あなたらしさの必然性を証明できます。

ここでは、限られた文字数の中でポテンシャルを最大限に引き出すための、四つの構成ステップを解説します。

構成の型を意識して情報を整理することで、誰が読んでも納得感のある、説得力に満ちたエントリーシートを完成させましょう。

PREP法

PREP法とは、「Point(結論)Reason(理由)Example(具体例)Point(まとめ)」の順に展開する文章構成法です。

最初に結論を述べることで読み手の理解を助け、その後に理由と具体例で裏づけることで、論理的な説得力を生み出します。

特にESでは、冒頭で「私は〇〇な経験を通じて△△という別解を選びました」と明確に主張を提示することで、採用担当者が短時間で要点をつかみやすくなります。

PREP法を意識することで、ストーリー全体に「軸」と「流れ」が生まれ、読む人に安心感を与える文章を作成できます。

STAR法

STAR法は、「Situation(状況)Task(課題)Action(行動)Result(結果)」という行動プロセスを整理するフレームワークです。

主にエピソード部分を深掘りする際に効果的で、どのような状況で何に挑戦し、どのように行動して結果を出したのかを明確に説明できます。

この方法を使うことで、単なる体験談ではなく「自分が主体的にどう考え、どう動いたか」を具体的に表現できる点が強みです。

STAR法を取り入れることで、あなたの行動力・課題解決力・思考の再現性を自然にアピールできます。

結論:どんな別解を選び、何が変わったのかを1文で

文章の冒頭では、あなたの経験の核心と、そこで選んだ「別解」を、一文で端的に、かつ力強く宣言するようにしましょう。

「私は〇〇という違和感をきっかけに、△△という独自のアプローチを選びました」といった、簡潔な提示が理想的です。

変化の核心をキャッチフレーズのように言語化することで、数多くの応募書類を読み込む採用担当者の記憶に、あなたの個性を強く刻むことができます。

最初の一文で期待感を醸成することができれば、その後に続く詳細なエピソードの説得力は格段に増していきます。

Before:当時の状況と抱えていた違和感・課題

次に、変化が起きる前の状況と、あなたが感じた「違和感」を客観的な事実とともに描写していきます。

このセクションの役割は、後の「別解」を際立たせるための対比構造を作ることにあるため、当時の当たり前や既存の正解を正直に開示することがポイントです。

「当時は〇〇という方法が常識とされていましたが、私は△△に違和感を覚えていました」といった、具体的な問題意識を示しましょう。

「なぜ既存の正解を疑ったのか」という伏線を丁寧に張ることで、次項で語る行動が、よりドラマチックで価値あるものとして伝わります。

Trigger:別解を選んだ具体的な瞬間(STAR法)

ここが文章のメインディッシュであり、あなたの価値観を根底から表す「行動の瞬間」を、具体的かつ詳細に記述するセクションです。

状況(Situation)、課題(Task)、行動(Action)、結果(Result)を意識したSTAR法を用いることで、説得力のあるストーリーが完成します。

特に、壁にぶつかった時に自分が「何を思い、どう別解を選んだか」という主観的な思考と、それに対する「外部からの反応」を丁寧に描いてください。

能動的なアクションに焦点を当てることで、受動的な変化ではなく、自ら学びを掴み取ったという主体性を強力にアピールしましょう。

After:現在の価値観・行動・ビジョンへの繋がり(再現性)

最後は、その経験を経て獲得した視点やスキルが、現在のあなたにどう影響を与えているかを総括して締めくくります。

単に「良い経験をした」で終わらせず、その後の活動においてどのように教訓を再現し続けているかを示すことが、評価を分ける決定的な要素です。

一過性の変化ではない「定着した強み」であることを強調することで、入社後の活躍に対する信憑性を極限まで高めることができます。

「この学生なら博報堂でも新しい別解を生み出し続ける」という確信を採用担当者の心に残し、ポジティブな展望で文章全体を完結させましょう。

【ES】博報堂の設問別回答例文

ここでは、博報堂の実際のESで出題された設問をもとにした、実践的で再現性の高い例文を紹介します。

いずれも「生活者発想」「別解思考」を体現し、価値観・行動・成長の変化を描いた構成です。

博報堂は400字以内の設問が中心であり、言葉のキレと論理性の両立が重要視されます。

以下の例文はPREP法とSTAR法を組み合わせ、読み手に「この人は博報堂らしい感性を持っている」と伝わるよう意識して作成しています。

単なるガクチカではなく、「なぜそれがあなたの別解だったのか」まで深掘りして参考にしてください。

①設問1:学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたこと

「学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたことを2つ、具体的なエピソードを交えて説明してください。(各400文字以内)」
例文

【エピソード①】所属する演劇サークルで、観客動員数を前年比2倍にする施策を実行しました。
SNSでの一方的な告知に限界を感じた私は、生活者の「参加したい欲求」に着目しました。
そこで観客が結末を選択できる「マルチエンディング型公演」を企画し、稽古場から観客を巻き込むプロセスを公開する施策を採りました。
広告費を増やす「正解」ではなく、「体験の質を変える」という別解を選んだ結果、目標を上回る動員を達成しました。
この経験から、共創の力を最大化させる面白さと、生活者の潜在欲求を先読みする重要性を学びました。
【エピソード②】ゼミで地域商店街の活性化プロジェクトに取り組みました。来訪者が30%減少する中、「情報を見るだけ」の体験を「参加する体験」へと転換する企画を立案しました。商店主と週次で対話しながら仮説検証を繰り返した結果、イベント来場者が前年比1.8倍となりました。この経験で、現場の声を聞きながら別解を磨く大切さを実感しました。

②設問2:世の中に新しい「流行り」を生み出すプラン

「今の生活者の特徴的な行動を踏まえた上で、世の中に新しい『流行り』を生み出すプランを書いてください。(400文字以内)」
例文

【デジタルデトックス旅行】スマホ疲れを感じつつも手放せないZ世代の「強制されたい欲求」に着目しました。
スマホを預けると割引が適用され、代わりにフィルムカメラと紙の地図が渡される旅行プランを提案します。
不便さを「エモい体験」に変換し、タイパ至上主義という現代の正解に対する「記憶に残る別解」を創出します。
情報過多な今だからこそ、「情報を選べない贅沢」が次の流行になると確信しています。SNSでの拡散を前提に設計し、「スマホなしで過ごした48時間」というハッシュタグを起点に、体験の希少性が口コミを生む仕組みを組み込みます。既存の正解(便利さの追求)を疑い、生活者の根底にある「本当の充実感への渇望」を掬い上げることで、社会的な共感を生む流行を創り出します。

③設問3:原動力と"等身大の個性"を表す言葉

「あなたのこだわりや判断軸となっている価値観など、人生において原動力となっているものを最大3つ、各30字以内で。そしてあなたの"等身大の個性"を表す言葉を30字以内でつけてください。」
例文

【原動力1】違和感を面白がること
【原動力2】他人の「熱」に油を注ぐこと
【原動力3】昨日の正解を疑うこと
【等身大の個性】予定調和を壊し、新しい景色を見せるための着火剤

この3つの原動力は、私がどんな環境でも一貫して大切にしてきた価値観です。目の前の「当たり前」に違和感を覚えた瞬間こそが、私にとって最大のエネルギー源であり、その違和感を起点に周囲を巻き込む力が自分の強みだと確信しています。

④設問4:中長期的なビジョン

「これからの人生で達成したいことや将来にわたって大切にしたいライフスタイルなど、あなたの中長期的なビジョンを最大3つ、各30字以内で表現してください。」
例文

【ビジョン1】「らしさ」を肯定できる社会の仕組みを創る
【ビジョン2】日本の伝統技術を世界的なエンタメへ昇華させる
【ビジョン3】一生、生活者の「心」を揺さぶり続ける表現者であること

この3つのビジョンは、博報堂という「生活文化を創る」フィールドでこそ実現できると確信しています。「正解よりも別解を」という姿勢と、人の根底にある欲求を見抜く生活者発想を武器に、社会に新しい文化の種をまき続けたいと考えています。

⑤設問5:学生時代に最も力を入れた学業

「学生時代に最も力を入れた学業(ゼミ・研究室等)の内容について、具体的に記載してください。(300文字以内)」
例文

社会心理学のゼミで「集団における同調圧力の発生メカニズム」を研究しました。
過去100件の文献調査と独自の行動実験を通じて、物理的距離が心理的同調に与える影響を数値化しました。
既存の定説に疑問を持ち、実験の変数設定を工夫した結果、新しい相関関係を発見することができました。世の中の「当たり前」を疑い、データと対話しながら真実を探求する、徹底した事実検証の姿勢を磨きました。この研究姿勢は、生活者の「見えない欲求」を先読みする博報堂の仕事とも深く繋がると感じています。

【ES】博報堂ES 文字数別例文

①400字

私が最も力を入れた挑戦は、演劇サークルでの観客動員数2倍化プロジェクトです。

SNS告知が頭打ちになる中、私は生活者の「参加したい欲求」に着目し、観客が結末を選ぶ「マルチエンディング型公演」を企画しました。

稽古場から観客を巻き込むプロセスを公開し、「見る体験」を「参加する体験」に変えることで、目標を上回る動員を達成しました。

この経験から、既存の正解を疑い、生活者の本質的な欲求から「別解」を導き出すことの面白さを学びました。

博報堂でも、この発想を武器に、社会に新しい文化の種をまく仕事に挑戦したいと考えています。

②800字

私が最も力を入れた挑戦は、演劇サークルでの観客動員数2倍化プロジェクトです。

当初、サークルはSNS告知を中心とした集客を行っていましたが、毎年同じ顔ぶれしか来ない状況に課題を感じていました。

私は「なぜ新しい観客が来ないのか」を考え抜き、「公演を知らないのではなく、参加する理由がない」という本質的な違和感に辿り着きました。

そこで私は観客が結末を選択できる「マルチエンディング型公演」を企画し、稽古場の様子をリアルタイムで公開する施策を導入しました。

広告費を増やすという「正解」ではなく、体験の質を変えるという「別解」を選んだのです。

当初はメンバーから「余計な手間が増える」と反対の声もありましたが、一人ひとりと対話し、「生活者が求める体験」のビジョンを共有しながら合意形成を図りました。

結果として、SNSで「参加型演劇」としてシェアされ、目標を上回る動員を達成することができました。

この経験から、既存の正解を疑い、生活者の潜在欲求から「別解」を導き出すことの重要性を学びました。

また、ビジョンを丁寧に言語化してチームを動かす力も身につけました。

博報堂でも、この発想を起点に、社会に新しい文化の種をまき続ける仕事に挑みたいと考えています。

③300字

演劇サークルで観客動員数を前年比2倍にするプロジェクトを主導しました。

SNS告知が頭打ちになる中、観客が結末を選ぶ「マルチエンディング型公演」を企画。体験の質を変えるという別解を選んだ結果、目標を上回る動員を達成しました。

この経験から、既存の正解を疑い、生活者の本質的な欲求から発想することの面白さを学びました。

【ES 博報堂】NG例文

博報堂のESは、自分の個性と生活者発想を伝える絶好のテーマですが、書き方を誤ると逆効果になることがあります。

ありがちな失敗として、「正解をなぞっただけ」「別解が見えない」「生活者への視点がない」といった例があります。

ここでは、選考で評価されにくいNG例文を紹介し、その特徴と改善すべきポイントを解説します。

優等生的な「正解」をなぞっただけの例文

私が学生時代に最も頑張ったことは、ゼミのグループ研究でリーダーを務めたことです。

メンバー間で意見が対立することもありましたが、私は全員と個別に話し合い、合意を形成しながら研究を進めました。

最終的には教授から高い評価をいただき、論文を学会に提出することができました。

この経験から、リーダーシップとコミュニケーション能力の重要性を学びました。

博報堂でもこの強みを活かして、チームをまとめながら成果を出せる人材として貢献したいと考えています。

この例文は、まとめ方が丁寧でわかりやすい文章です。

しかし、「リーダーとして合意形成した→高評価を得た」という流れは、博報堂が最も避けたい「予測可能な正解」の典型と言えます。

博報堂が見たいのは、なぜその方法だったのか、既存のやり方を疑ってどんな別解を選んだのかというプロセスです。

「リーダーシップとコミュニケーション能力」という言葉は誰にでも当てはまるため、個性として機能しません。あなた固有の「感性の起点」を語ることが不可欠です。

生活者への視点がなく、自己完結した例文

世の中に新しい流行を生み出すプランとして、「健康食品×SNS」を組み合わせたキャンペーンを提案します。

近年、健康意識の高まりとSNSの普及が同時に進んでいます。この二つを掛け合わせることで、若い世代に健康食品を届けられると考えます。

インフルエンサーに商品を紹介してもらい、ハッシュタグキャンペーンを展開することで拡散を狙います。

健康に関心を持つ若者が増えているため、このプランは流行を生み出せると確信しています。

健康とSNSを組み合わせる着眼点は理解できますが、「なぜ今この欲求が生活者に生まれているのか」というインサイトが完全に欠落しています。

インフルエンサー活用やハッシュタグキャンペーンは、すでに広く行われている「正解」であり、博報堂が求める「別解」とは真逆の発想です。

生活者が「まだ言語化できていない欲求や違和感」を先読みし、その解消策として企画を設計することが、この設問の本質です。「なぜそれが流行るのか」の根拠となるインサイトの鋭さを磨くことが改善の第一歩です。

設問間で人物像がバラバラな例文

【ガクチカ】部活でキャプテンを務め、チームを一丸にして全国大会に出場しました。チームをまとめることに喜びを感じます。

【ビジョン】安定した環境で着実にスキルを積み上げ、周囲から信頼される存在になりたいです。

【等身大の個性】誠実で粘り強く、どんな環境でも着実に成果を出せる人間です。

一見まとまっているように見えますが、全体を通して読むと、「安定志向で無難な優等生」という印象しか残りません。

博報堂は「粒ぞろいより粒違い」という価値観を掲げており、誠実さや安定志向をアピールすることは、むしろ「うちとは違うな」と判断される可能性があります。

また、設問間で一貫した「核」が見えず、どの設問も別の人が書いたように読めてしまいます。Personal Core Sheetに立ち返り、「違和感を起点に動く自分」「既存の正解を疑う自分」など、あなたならではの一貫した軸を見つけ直すことをお勧めします。

【ES 博報堂】よくある質問と回答

博報堂のESを書く際、「Personal Core Sheetはどう使うのか」「流行プランニングが苦手なときはどうするか」など、悩む就活生は少なくありません。

ここでは、よくある疑問に対して具体的な考え方や伝え方のコツを解説し、納得感のある回答を作るためのヒントをお届けします。

Personal Core Sheetはどう活用すればいい?

Personal Core Sheetは、ESを書き始める前に、自分の「核」を言語化するための土台として活用するのが最も効果的です。

すべての設問を別々に考えようとすると、設問間の一貫性が失われます。

まずシートを通じて「原動力」「判断軸」「ビジョン」を整理し、その核から各設問の回答を引き出す逆算の書き方を意識しましょう。

一つの核からすべての設問が展開できる状態になって初めて、博報堂のESは完成します。

流行プランニングの設問が苦手な場合、どう書けばいい?

流行プランニングが苦手な場合、まずアイデアから考えるのではなく、「今の生活者が感じているのに言語化できていない違和感」を探すことから始めるのが重要です。

たとえば、「便利なのに何となく満たされない」「繋がっているのに孤独を感じる」といった、日常の中の小さなモヤモヤを掘り下げてみましょう。

「その違和感を解消する体験を設計したらどうなるか」という順番で考えることで、インサイトの鋭い企画が生まれます。

企業は実現可能性よりも、「なぜそれが流行るのか」というインサイトの深さを見ているため、この構成を意識することで苦手意識を克服できます。

「等身大の個性」を30字でまとめるのが難しい場合は?

就活用の「強み」をそのまま30字に圧縮しようとすると、どうしても平凡な言葉になりがちです。

しかし、博報堂がこの設問で求めているのは、面接官が思わず「もっと聞きたい」と感じるような「引っかかり」です。

そのため、まず「自分が誰かに説明しづらい、でも大事にしていること」を書き出し、それを比喩や動詞で表現することを試みてください。

たとえば「予定調和を壊し、新しい景色を見せるための着火剤」のように、あなたという人間を一言で定義するキャッチコピーを練り上げることで、個性は際立ちます。

博報堂のESの一貫性をどう確認すればいい?

「博報堂ESの設問間の一貫性が取れているか不安」という声は多くの就活生から聞かれます。

しかし、一貫性のチェックは、完成後に全設問を通して読み、「同一人物らしいか」を確認することで行えます。

具体的には、下記のセルフ診断チェックリストを活用してみてください。

「ガクチカで示した行動原理」と「原動力で書いた価値観」が矛盾なく繋がっているか、すべての設問が一本の軸で串刺しになっているかを確認することが重要です。

博報堂ES一貫性チェックリスト

  • ガクチカの行動原理と「原動力」の内容が一致し、独自の強みが際立っているか
  • プランニング設問において、単なるアイデアではなく「生活者の本質欲求」を突いた別解になっているか
  • 「中長期的なビジョン」の実現手段として、広告・博報堂という場が最適であると説明できるか
  • 「MY KNOWTEBOOK」等のツールを活用し、パーソナルコアに嘘のない言葉を選べているか
  • 全設問を通して、博報堂の文化である「生活者発想」への共感と実践が滲み出ているか
  • 「この学生、他とは違うな」と感じさせる「尖り」が一か所以上あるか

まとめ

博報堂のESは、過去の経験を通して「生活者発想」と「別解思考」を体現できる人材かどうかを見極めるための場です。

大切なのは、経験の大きさではなく、そこから導き出した独自の視点と、それが今の自分に繋がるプロセスを自分の言葉で語ることです。

Personal Core Sheetで自分の核を整理し、PREP法で全体の流れを設計し、STAR法で具体的な行動を描くことで、短い文字数でも印象的な文章に仕上がります。

「正解よりも、別解を。」——この言葉を体現するESを完成させ、あなただけの個性を博報堂の採用担当者に届けましょう。

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