CBTSで落ちた人が見落としていた7つのポイント 編集部が分析する敗因と再挑戦法

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

CBTSの選考で不合格になった後、「次の選考でどう立て直せばよいか」と悩む就活生は少なくありません。不合格の理由は企業から開示されないため、自分で原因を分析するしかないのが現実です。

編集部では、CBTSの選考を経験した就活生へのヒアリングと採用担当者へのインタビューをもとに、不合格になった就活生が見落としていた共通ポイントを分析しました。CBTSはSHL社のテストをテストセンター(試験会場)で受検するコンピュータ試験システムで、能力検査・性格検査の両方が含まれます。テストセンター方式のため、一度受検したスコアは同一期間内(3ヶ月程度)の他社選考でも利用可能です。

この記事では、CBTSで落ちた人が見落としていた7つのポイントを編集部視点で整理し、敗因の自己分析方法と次の選考への再挑戦法まで詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • CBTSで不合格になった就活生が見落としていた7つのポイント
  • 編集部が分析した能力検査・性格検査・会場環境の敗因
  • テストセンター方式ならではの環境要因リスクへの対応策
  • 敗因を自己分析して次の選考に活かす具体的な手順
  • CBTSスコアの使い回しと同一企業への再挑戦可否
この記事をおすすめしたい人
  • CBTSで不合格になり原因を分析したい人
  • CBTSを今後受ける予定で落ちるポイントを事前に知りたい人
  • テストセンター受検の準備が不十分だったと感じている就活生
  • 複数社のCBTS選考が続いている人

目次目次を全て表示する

CBTSで落ちた人が見落としていた7つのポイント

編集部のヒアリングで明らかになった7つのポイントは、受検前に知っていれば防げたものが多く含まれます。それぞれがなぜ不合格につながるのかを理解することが、次の選考への第一歩です。

ポイント1:CBTSの問題形式を「SPI系と同じ」と思い込んでいた

CBTSで落ちた就活生の多くが、「適性検査はどれも似たようなもの」という思い込みで受検していたことが編集部のヒアリングで明らかになりました。CBTSはSHL社が提供するシステムで、出題される問題の形式・難易度・時間制限はSPI系とは大きく異なります。

SPI系の対策だけを積んでいた就活生が、CBTSの問題形式に初めて触れた状態で本番に臨むと、問題読解だけで余分な時間を取られて時間切れになるパターンが頻発します。問題形式への慣れは事前演習でしか得られないため、CBTSの形式に特化した対策が必要です。

受検前に「この選考がどのテストシステムを使っているか」を確認し、そのシステムに特化した対策本や模擬問題で準備することが、通過率向上の基本中の基本です。

ポイント2:性格検査を「対策不要」と軽視していた

「性格検査には正解がないから対策しても意味がない」という誤解が、CBTSの不合格につながるケースが多いと編集部は分析しています。性格検査に「正解」はありませんが、一貫性のある回答をするための自己分析は必要です。

自己分析が浅い状態で受検すると、似た設問に対して回答の方向性がバラバラになり、プロフィール全体の一貫性が低下します。企業は性格検査の結果から「この人が職場にどう馴染むか」「どんな働き方をするか」を判断するため、一貫性のないプロフィールは選考で不利になります。

受検前に「自分はどんな人間か」「職場でどんな役割を担うことが多いか」を具体的なエピソードで言語化しておくことが、性格検査での一貫した回答に直結します。

ポイント3:取り繕った回答で虚偽尺度に引っかかった

「企業が好む回答を選べば通過できる」という考えで性格検査に臨んだ就活生が、虚偽尺度(ライスケール)に引っかかって不合格になるケースは編集部ヒアリングでも複数確認されています。

虚偽尺度は「完璧な社会人像」を演じようとする回答パターンを検出するように設計されています。「常に約束を守る」「怒りを感じたことがない」「いつでも冷静に行動できる」など、現実的に誰も完全には当てはまらない設問に全て最高評価を選ぶと、虚偽回答と判定されます。

正直に「自分の欠点も含めた本来の特性」を表現することが、虚偽尺度を回避する唯一の方法です。多少ネガティブな側面が出ることを恐れずに、自分の本来の姿を正直に回答することが、最も高い信頼性スコアにつながります。

ポイント4:テストセンターの会場環境への準備が不足していた

自宅でのWeb受検に慣れている就活生が、テストセンターの会場環境に対応できずに本来の実力を出せないケースがあります。CBTSはテストセンター(試験会場)での受検方式で、機材トラブルは基本的にありません。しかし、会場での緊張・隣の受験者への気の散り・会場までの移動疲れなどの環境要因が成績に影響します。

自宅で練習した感覚のまま会場に入ると、他の受験者の存在・専用端末の操作感・会場の独特の緊張感などが集中力を乱すことがあります。特に「周りが先に進んでいる」という焦りから自分のペースを崩してしまうパターンは、会場受検特有のリスクです。

図書館・自習室など他の人がいる環境での演習を習慣化しておくことで、会場環境への耐性がつきます。前日の十分な睡眠と当日の余裕ある移動スケジュールも、コンディション維持のために欠かせません。

ポイント5:時間配分の感覚を本番前に体得していなかった

CBTSの能力検査で時間切れになる就活生の共通点は、本番前に時間制限つきの演習をほとんどしていないことです。問題の解き方を知っていても、制限時間内に解ける速度が身についていなければ、本番で時間切れになります。

「問題の解き方がわかる」と「制限時間内に確実に解ける」は全く別のスキルです。特に時間制限が厳しい問題種別では、解法を理解しているだけでは不十分で、スピードが伴わなければスコアに結びつきません。

対策本や模擬問題で必ず時間制限をつけて演習する習慣を作りましょう。「1問あたり何秒かけられるか」という感覚を体に覚えさせることで、本番でのペース配分が安定します。

ポイント6:企業ごとの選考基準(カットライン)の違いを把握していなかった

CBTSのスコアには企業ごとに設定された通過基準(カットライン)があります。業界・企業規模・職種によって求めるスコアが異なり、ある企業で通過したスコアが別の企業では不通過になることがあります。

「前の会社のCBTSは通ったから同じスコアで大丈夫」という判断は危険です。テストセンターのスコア使い回し機能は便利ですが、高スコアで通過できる企業群とそうでない企業群を事前に把握しておくことが重要です。

志望度の高い企業向けに、より高いスコアを目標に設定して対策を積んでから受検することが、使い回し戦略を最大限に活用するための準備になります。

ポイント7:受検後の感触を記録せず次の改善につなげなかった

CBTSを受検した後、感触を記録せずに次の選考に進んでしまうと、同じ失敗を別の企業で繰り返すリスクが高まります。不合格の原因を特定するためには、受検直後の記憶が最も重要です。

「どの問題群で時間が足りなくなったか」「性格検査の途中で迷った設問はあったか」「会場で集中力が乱れる場面はあったか」を受検直後にメモしておくことで、次の対策の優先順位が明確になります。

受検ごとに記録を積み上げることで、複数社の選考を通じて「自分の弱点パターン」が見えてきます。この記録が、CBTSスコアを改善するための最も効率的な対策データになります。

能力検査で落ちる典型的な原因(時間切れ/正答率不足)

能力検査での不合格原因は大きく2つに分けられます。編集部が分析した就活生の不合格パターンをもとに、時間切れと正答率不足それぞれの原因と対策を解説します。

編集部が分析した不合格パターンA:時間切れ型

編集部のヒアリングで最も多かった不合格パターンが、時間切れによる未回答問題の発生です。能力検査の問題を解く速度が本番に追いつかず、後半の問題群を解けないまま終了するケースです。

時間切れ型の就活生の共通点は「解けない問題に粘りすぎる」という習慣です。本番では解けない問題を素早く見切って次に進む判断力が、時間配分を守るうえで不可欠です。制限時間内に多くの問題に正答することがスコアを上げる基本であり、1問への固執が全体の得点を下げます。

時間切れ型の改善策は、対策本や模擬問題を必ず時間制限つきで解くことです。「この問題には何秒かける」という感覚を本番前に体得しておくことで、実際の試験での時間配分が安定します。

編集部が分析した不合格パターンB:正答率低下型

時間内に解き終わっても正答率が低くて落ちるのが正答率低下型です。問題を解く速度は問題ないが、解法の理解が不十分なまま演習量をこなしている就活生に多いパターンです。

言語問題での正答率低下は「本文以外の知識を正解の根拠にしてしまう」ことが主な原因です。文章中の根拠のみで解答するルールを徹底することで、正答率が安定します。数的問題での正答率低下は「解法は知っているが計算ミスが多い」「問題の意図を読み違える」ことが原因です。

正答率低下型の改善策は、解法の理解を深めることを優先してから演習量を増やすことです。対策本の解説を精読して「なぜその答えになるか」の理屈を理解したうえで、演習で定着させる順番が正答率向上の最短ルートです。

編集部が分析した不合格パターンC:コンディション不良型

能力検査のスコアが普段の演習より大幅に低くなる原因のひとつが、テストセンター当日のコンディション不良です。睡眠不足・前日の過度な対策による疲労・緊張による思考力の低下が重なると、本来のスコアが出せなくなります。

特に複数社の選考が重なっている時期は、テストセンターの予約が連続して入ることがあります。疲れた状態でのCBTS受検は、普段の演習で得られるスコアを大幅に下回るリスクがあります。

コンディション不良型の改善策は、受検前日の管理を徹底することです。前日夜の対策は軽い復習にとどめ、十分な睡眠を確保することを最優先にしましょう。当日朝は余裕を持って起床し、会場へのルートを事前に確認しておくことで、移動でのストレスを減らすことができます。

性格検査で落ちる典型的な原因(一貫性のなさ/虚偽回答)

能力検査を通過しても性格検査で落ちるケースは少なくありません。編集部が分析した性格検査での不合格原因を理解することで、次の選考での対応策が明確になります。

一貫性の欠如がプロフィール評価を下げるメカニズム

性格検査では同じ特性を異なる角度から複数回測定するため、設問ごとに回答の方向性を変えると矛盾が蓄積します。この矛盾が一貫性スコアの低下につながり、「信頼性の低いプロフィール」として評価されます。

就活生が無意識に一貫性を失うのは、「企業ごとに求める人物像に合わせて回答を変えよう」という意識が働くときです。複数の企業のテストを受ける中で、回答の方向性を企業ごとに調整しようとすると、設問間の矛盾が生じやすくなります。

一貫性を高めるには、企業に関係なく「自分の本来の特性」を基準にした回答軸を持つことが重要です。エントリーシートや面接で使っている自己分析の内容を性格検査の回答軸として転用することで、一貫したプロフィールが作れます。

虚偽尺度を回避するための正直な回答の実践

虚偽尺度(ライスケール)は、完璧な社会人像を演じようとする回答パターンを検出するための設計です。この尺度に引っかかると、能力検査のスコアが十分でも性格検査での評価が低くなります。

「怒りを感じたことがない」「締め切りを守れなかったことがない」「常に他者の立場を最優先に考えられる」など、現実的に全員が当てはまらない設問に全て最高評価を選ぶことが典型的な虚偽回答パターンです。

虚偽尺度を回避する方法は「正直に回答すること」だけです。自分の欠点や不完全な面を認める回答をしても、プロフィール全体の信頼性は高まります。「良く見せようとすることが評価を下げる」という事実を理解してから受検することが、性格検査での通過率向上につながります。

ミスマッチが生じるカルチャーフィット評価の実態

CBTSの性格検査では、企業の求める人物像とのフィット度(適合度)が合否に影響します。一貫性のある正直な回答であっても、企業が求める特性と自分の特性が大きく異なれば不合格になることがあります。

編集部のヒアリングでは、「正直に受検したが落ちた」という就活生の中に、「企業が求める人物像と自分の特性のミスマッチが原因だった可能性が高い」というケースが複数ありました。この場合は、自分の対策の問題ではなく、企業との相性の問題と捉えることが重要です。

「CBTSで落ちた」という結果だけを見て落ち込むのではなく、「企業と自分の特性がマッチしていたかどうか」という観点からも分析することで、次の志望企業の選択や受検戦略に活かすことができます。

テストセンター会場ならではのトラブル(緊張・体調・環境)

CBTSはテストセンター(試験会場)での受検方式です。自宅受検とは異なる環境要因が成績に影響することがあります。編集部が把握している会場特有のリスクと対処法を解説します。

会場の雰囲気と隣席の受験者が集中力に与える影響

CBTSはテストセンター(試験会場)で受検するため、機材トラブルは基本的に発生しません。しかし、会場での緊張・隣の受験者への気の散り・会場までの移動疲れなど、環境要因が成績に影響することがあります。

他の受験者のキーボード音・ページをめくる気配・早く退出していく様子などが、集中力に影響するケースがあります。「自分の周りの人が速いペースで進んでいる」という焦りが生じると、自分のペースを乱す原因になります。

他者の存在がある環境での演習(図書館・自習室など)を習慣化しておくことで、会場の雰囲気に動じない集中力が養われます。「他の受験者のペースは関係ない」という意識を持って受検することが、会場環境への最も有効な対処です。

移動疲れとコンディション低下を防ぐスケジュール管理

テストセンターへの移動は、体力と集中力を消耗します。遠方の会場への長距離移動・電車乗り換えのミスによる焦り・会場への到着がギリギリになることが、受検開始時のコンディション低下につながります。

前日夜遅くまで対策をして十分な睡眠が取れていない状態で会場に向かうと、移動の疲れと合わさって受検時の集中力が大幅に低下します。特に午前中の受検枠を選んでいる場合は、体調管理が重要です。

受検前日は対策を軽めにして、十分な睡眠を優先しましょう。当日は受検開始30分前に会場に到着するスケジュールを組み、移動中の読み物や音楽で精神的な余裕を作ることが、コンディション維持につながります。

専用端末操作への不慣れとその対処法

テストセンターでは専用のコンピュータ端末を使います。普段使い慣れていないキーボードやマウスの感度に戸惑いが生じると、回答入力に余計な時間がかかり、時間切れのリスクが高まります。

自宅のパソコンと異なる操作感に動揺すると、最初の数問で時間配分を崩してしまいます。操作への不慣れが焦りを生み、その焦りが思考力の低下につながるという悪循環が生じるケースもあります。

テストセンターへ早めに到着し、受検開始前に操作確認の時間を活用しましょう。会場によっては練習用の操作確認が用意されている場合があります。操作への慣れ時間を確保するだけで、受検開始時の不安を大幅に軽減できます。

落ちた理由を自己分析する具体的な方法

CBTSで不合格になった後、感情的にならずに客観的な原因分析をすることが次の選考への最短ルートです。編集部が推奨する自己分析の手順を紹介します。

受検直後の感触を記録する3ステップ

受検が終わった直後に感触を記録することが、精度の高い自己分析の第一歩です。時間が経つと記憶が薄れるため、会場を出た直後にメモするのが最も効果的です。

記録すべき内容は3つです。第一に「能力検査でどの問題群で詰まったか・時間切れになったか」。第二に「性格検査の途中で迷いが生じた設問や、途中で回答方向を変えた設問はあったか」。第三に「会場の環境(緊張・隣席・移動疲れ)が成績に影響したと感じたか」。この3点を記録しておくことで、不合格の主因を絞り込む分析が可能になります。

複数社のCBTS選考を経験する場合、毎回このメモを残しておくことで、「どのパターンで失敗するか」という傾向が見えてきます。この傾向分析が、次の対策の優先順位を決める重要なデータになります。

3つの敗因カテゴリに当てはめて原因を特定する

CBTS不合格の原因は大きく3つのカテゴリに分類できます。「能力検査(時間切れ/正答率)」「性格検査(一貫性/虚偽尺度)」「会場環境(コンディション/緊張)」の3つです。

受検後の感触と照合して、どのカテゴリが最も影響したかを推定しましょう。「前半は解けたが後半に時間が足りなくなった」という感触なら能力検査の時間切れが主因です。「問題自体は解けたが選考結果が通らなかった」という場合は性格検査か正答率不足が疑われます。「いつもより成績が低い感触があった」なら会場環境の影響を検討しましょう。

カテゴリを特定できれば、対策の優先順位が明確になります。3つ全てに課題を感じる場合は、まず最も影響が大きいと思われるカテゴリから対策を始めることが効率的です。

1週間以内に次の対策を具体的にスタートする

不合格の通知を受け取った後、落ち込んでいる時間は1週間以内に区切り、具体的な対策行動に移ることが就活成功のポイントです。原因分析が終わったら、すぐに対策の第一歩を踏み出しましょう。

能力検査の対策が必要な場合は、対策本を1冊用意して時間制限つきの演習を始めましょう。性格検査の対策が必要な場合は、自己分析ノートを作成して自分の特性・価値観を言語化する作業から始めましょう。会場環境への対策が必要な場合は、図書館や自習室での演習習慣をつけましょう。

「1週間以内に対策を開始する」というルールを決めておくことで、不合格のショックから引きずることなく、次の選考に向けて前向きな行動ができるようになります。

次の選考で同じミスをしないための対策ステップ

CBTSで落ちた経験を次の選考に活かすための具体的な再挑戦法を紹介します。原因ごとに対策を分けて実行することが、効率的なスコア改善につながります。

再挑戦法1:自己分析の深化で性格検査の一貫性を高める

自己分析の深度が性格検査の通過率に直結します。「自分はどんな人間か」「どんな環境で力を発揮するか」「チームでどんな役割を担ってきたか」を具体的なエピソードで言語化しておくことで、性格検査の設問に一貫して自分の軸で回答できるようになります。

エントリーシートや面接で使っている自己PRの内容を性格検査の回答軸として活用しましょう。「ESで書いた自分像」と「性格検査で表れるプロフィール」に一貫性があることが、採用担当者に信頼感を与えます。この一貫性は、自己分析の精度が上がるにつれて自然に高まります。

受検予定の前日に自己分析ノートを見直す習慣をつけることで、本番で自分の軸を忘れることなく一貫した回答ができるようになります。時間をかけた自己分析への投資が、性格検査での通過率に最も効果的に反映されます。

再挑戦法2:2〜3週間の集中演習でスコアを改善する

能力検査のスコアは2〜3週間の集中演習で大きく改善できます。弱点分野に特化した演習を繰り返すことで、問題形式への習熟度と処理スピードが向上します。

演習の際は必ず時間制限をつけて解く習慣を徹底しましょう。「時間制限なしで全問正解できる」レベルでは不十分で、「制限時間内に確実に正答できる」レベルに引き上げることが目標です。特に苦手な分野は、対策本の解説を精読して解法の理屈を理解してから演習量を増やす順番が効果的です。

模擬試験形式での演習も取り入れて、本番と同じ時間制限・問題数で解く感覚を体に覚えさせましょう。「本番より少し厳しい条件での演習」を積んでおくことで、実際の本番での余裕が生まれます。

再挑戦法3:受検環境の整備とコンディション管理を徹底する

テストセンター方式のCBTSでは、当日のコンディション管理が能力検査スコアに直接影響します。前日の準備・当日の移動スケジュール・会場での初動という3段階での管理が重要です。

前日準備は「軽い復習+十分な睡眠」が基本です。深夜まで対策を続けることは逆効果です。当日は会場へ30分前に到着するスケジュールを組み、移動中はリラックスできるコンテンツを楽しんで精神的な余裕を保ちましょう。会場では操作確認の時間を活用して端末への慣れ時間を確保してから受検を開始しましょう。

会場環境への耐性は事前に鍛えられます。図書館・カフェ・自習室など、他の人がいる環境での演習を習慣化することで、テストセンターの会場でも普段通りの集中力を発揮できるようになります。

一度落ちた企業に再挑戦できるか/他社選考への影響

CBTSで不合格になった後、再挑戦や他社への影響を正確に理解することが就活戦略を立てるうえで重要です。CBTSのスコア使い回しの仕組みと再挑戦の実態を解説します。

テストセンター方式によるスコアの使い回し可能期間

CBTSはテストセンター方式のため、一度受検したスコアを同一期間内(3ヶ月程度)の他社選考でも利用できます。この使い回し機能は、スコアが高い場合に特に戦略的なメリットがあります。

一度高いスコアを作ることができれば、その期間内にCBTSが課される複数の企業に同じスコアを提出することができます。スコアを作るための「受検コスト(時間・体力・緊張)」を一度で複数社に活用できるため、就活全体の効率が上がります。

逆にスコアに不安がある状態での使い回しは、複数社での不合格につながるリスクがあります。「スコアに自信がある」と判断できるまで対策を積んでから受検し、高いスコアを複数社に提出するという戦略が、CBTSの使い回し機能を最大限に活用する方法です。

同一企業への再挑戦は基本的に難しい

テストセンター方式のCBTSでは、同一企業の同一採用年度での再受検は基本的にできません。一度受検したスコアが企業に確認された後は、同じ採用年度内で「再受検して別のスコアを提出する」ことは一般的に認められていません。

同一企業への再挑戦を希望する場合は、翌採用年度での再応募が現実的な選択肢です。翌年度の再応募については企業によって方針が異なるため、採用ページや企業への問い合わせで確認することをおすすめします。

同一企業への再挑戦が難しい場合は、その選考経験を「次の別企業への学び」として活用することが最善策です。どのフェーズで落ちたかを分析し、同じ失敗を繰り返さないための対策を積み上げましょう。

他社選考への影響と情報の独立性

あるテストセンターでのCBTSスコアが低くても、別の企業の選考に悪影響を与える仕組みはありません。テストセンターのスコアは就活生が提出先を選択するため、低いスコアを別の企業に提出しないという選択もできます。

「CBTSで落ちた」という事実が他の企業の採用担当者に共有される仕組みはありません。一つの企業での不合格はあくまでその企業との選考結果であり、他の企業の評価には直接影響しません。

大切なのは、落ちた経験を分析してスコアを上げる対策を取ることです。使い回し可能なCBTSのシステムを戦略的に活用し、高いスコアを作ってから複数社に提出するという戦略が、CBTS選考での成功率を高めます。

まとめ|落ちた経験を次の選考に活かすための行動プラン

CBTSで落ちた後、早期に原因を特定して行動に移すことが、次の選考での通過率を高める最善策です。編集部が推奨する具体的な行動プランをまとめます。

編集部が推奨する再挑戦のための3つのアクション

CBTSで不合格になった後にすぐ取るべきアクションは3つです。第一に、受検の感触を記録して不合格の主因を3カテゴリ(能力検査/性格検査/会場環境)に絞り込む。第二に、特定した主因に対応する対策を1週間以内に開始する。第三に、次の受検予定を逆算して2〜3週間の対策期間を確保する。

これらのアクションは今日から実行できます。落ち込んでいる時間より、行動に移すことを優先することが就活成功の鍵です。「落ちた理由がわかった」ことは、次の選考での改善につながる貴重な情報です。

CBTSのスコアは対策によって改善できます。今回の経験を「弱点を発見できた機会」として前向きに捉え、次の選考でのリベンジを目指しましょう。

編集部からのメッセージ:落ちたことはあなたの責任だけではない

編集部のヒアリングを通じて明らかになったのは、CBTSで落ちた就活生の多くが「準備不足」や「テスト形式への不慣れ」という防げた原因で不合格になっていたという事実です。

「自分はテストが苦手だから」「適性検査は向いていないから」と諦めるのはまだ早いです。問題形式への習熟・自己分析の深化・コンディション管理という3つの要素を改善することで、CBTSの通過率は確実に上がります。

今回の不合格はあなたの全てを否定するものではありません。準備と分析を重ねた就活生が最終的に選考を突破します。この記事の7つのポイントを参考に、次の選考で挽回してください。

次の選考への準備チェックリスト

次のCBTS受検前に確認すべきポイントを整理します。受検前チェックリストとして、「問題形式の確認と対策本の用意」「自己分析ノートの作成と更新」「時間制限つき演習の習慣化」「受検前日の睡眠確保の計画」「受検当日の余裕ある移動スケジュールの作成」の5点を必ず確認しましょう。

このチェックリストを次の受検前に一つずつ確認することで、「準備不足で本番に臨む」という最も多い不合格パターンを避けることができます。準備の積み重ねが、CBTSスコアと選考通過率の向上につながります。

CBTSで落ちた経験は、就活の挫折ではなく「改善のためのデータ」です。このデータを活用して、次の選考で必ず結果を出しましょう。

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