
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
外資系金融・外資系コンサル・総合商社を志望する就活生にとって、SPI ENGの有無の把握は就活準備の最重要チェック項目のひとつです。
SPI ENGはリクルートマネジメントソリューションズが提供するSPI3のオプション英語検査で、語彙・文法・長文読解の3分野を約20分で測定します。
Digmedia編集部では、英語業務が選考に直結する業界の採用動向を独自に分析し、SPI ENGの導入企業と業界別の傾向を検証しました。
この記事では、編集部が収集したデータをもとに、SPI ENGを採用している企業の業界別傾向・ボーダーライン・効率的な対策法を徹底解説します。
- SPI ENGの基本構造と英語オプションの仕組み
- Digmedia編集部が分析した業界別のSPI ENG採用企業一覧
- 外資・商社・グローバル企業のSPI ENGボーダーラインと英語スコアの目安
- TOEIC600点ラインを出発点としたSPI ENG対策のロードマップ
- 外資系金融・外資系コンサル・総合商社を志望している人
- 志望企業でSPI ENGが追加されるかどうかを事前に判断したい人
- TOEICとSPI ENG難易度の関係を把握しておきたい人
- 通常のSPI対策に加えて英語検査の対策を効率化したい人
目次[目次を全て表示する]
編集部が解説するSPI ENGの基本構造と導入の仕組み
SPI ENGはSPI3本体とどのような関係にあるのか、編集部が仕組みと導入背景を解説します。
SPI ENGの開発元とオプション追加の仕組み
SPI ENGは、リクルートマネジメントソリューションズが提供するSPI3の英語オプション検査です。
SPI3本体(言語・非言語・性格)は年間15,500社以上が採用する国内最大手の適性検査ですが、SPI ENGはその上位オプションとして位置づけられています。
企業がSPI ENGを導入する際は、SPI3本体の受検案内と同一のフローで案内され、応募者は「能力検査(言語・非言語・英語)」と科目明記を確認することでENG追加を判断できます。
Digmedia編集部の確認では、SPI ENG単体で実施される企業はほぼ存在せず、必ずSPI3本体とセットで受検する形式になっています。
英語業務の比重が高い選考でのみ追加発注される仕組みのため、SPI採用企業全体からみると導入企業の割合は限定的です。
外資系企業・総合商社・グローバル展開メーカーの3業種が、SPI ENG導入企業の大部分を占める傾向があります。
出題形式と受検時間の詳細
SPI ENGの出題範囲は、語彙・文法・長文読解の3分野で構成されています。
語彙問題ではビジネス英語の同意語・反意語・語句の意味把握が中心で、TOEIC Part4〜5に近い難易度帯の単語が出題される傾向です。
文法問題は空所補充・誤文訂正・語順整序がメインで、TOEIC Part5・Part6の形式とほぼ対応しています。
長文読解ではビジネス文書・議事録・論説文を題材に、内容一致・主旨把握・指示語把握の設問が出題され、速読力と文脈理解力が問われます。
所要時間は約20分・約40問前後で、1問あたり約30秒というタイトな配分が特徴です。
SPI3本体(言語35分・非言語35分・性格約30分)と合わせると合計で約100分超の長丁場になるため、集中力の持続も得点に直結します。
受検形式はテストセンター方式が主流で、SPI3本体と同じ会場・同じ画面で英語問題が連続して出題されます。
英語業務の比重と導入企業の選定基準
Digmedia編集部の分析では、SPI ENGを導入する企業には共通した採用方針があることがわかりました。
最も明確な基準は「英語が入社後の業務で日常的に使われること」で、海外売上比率・海外拠点数・社内公用語の有無が判断材料になります。
外資系金融・外資系コンサルでは、英語が「業務遂行の前提条件」のため、選考初期段階からENGで足切りが行われる傾向です。
総合商社では海外駐在キャリアが標準的なため、新卒選考段階からENGで英語適性を見極める方針の企業が増加しています。
グローバル展開メーカーでは、一般採用枠ではENG追加なし・グローバル採用コースではENG追加ありと、コース別に分けているケースも見られます。
「採用ホームページにTOEIC推奨スコア記載あり」「英語面接が選考フローに含まれる」といった条件が揃う企業は、SPI ENG追加の可能性が高い判断材料となります。
SPI ENGを採用する企業に共通する英語人材ニーズ
SPI ENGを導入する企業はどのような英語人材を求めているのか、編集部が採用方針から3つの共通軸を整理しました。
「英語が加点ではなく前提」の業種特性
SPI ENG採用企業の最大の共通点は、英語が「加点要素ではなく、入社後の業務の前提条件」となっている点です。
外資系投資銀行では本社報告・クライアント対応・社内メールのすべてが英語で行われるため、面接前段階でのENGスクリーニングが定着しています。
外資系コンサルでは海外オフィスとのプロジェクト協働が常態化しており、英語での議論・プレゼン・報告書作成が新人段階から求められます。
総合商社では海外駐在が前提のキャリアモデルを採用しているため、海外業務に耐えられる英語基礎力の選別をENGで行う方針が広まっています。
グローバル展開する日系大手メーカーでは、海外配属候補者に対してENGスコアを参照する運用が増えており、内定後の配属先決定にも影響することがあります。
Digmedia編集部の見立てでは、SPI ENG採用企業は今後も増加傾向にあると見ており、グローバル化が加速する大手日系企業での導入拡大が予測されます。
志望業界が英語必須かどうかを最初に確認することが、ENG対策に割く時間を適切に見積もる第一歩となります。
グローバル人材確保を採用方針に掲げる企業の動向
採用方針に「グローバル人材確保」を明示している企業は、SPI ENG導入率が高い傾向にあります。
金融業界では外資系投資銀行・外資系証券・外資系資産運用会社(ブラックロック・フィデリティ・PIMCOなど)がENG標準実施のセクターを形成しています。
コンサル業界では外資系戦略コンサル3社(マッキンゼー・BCG・ベイン)が代表例で、海外オフィスへのアサインを想定した採用方針のためENGが定着しています。
日系大企業でも、採用ホームページに「TOEIC600点以上推奨」「英語面接あり」「海外拠点配属あり」と明記している企業は、ENG追加の強い判断材料になります。
Digmedia編集部の調査では、グローバル採用枠・海外要員コース・総合職グローバルコースを設けている企業では、一般総合職枠よりENGの実施頻度が高いことが確認されています。
採用倍率が高い人気企業ほど、ENGを早期スクリーニングに使う傾向が強まっているため、出願前にENG対策の準備が完了している状態を目指しましょう。
海外売上比率の高い企業ほどENG導入リスクが上がる
海外売上比率が高い企業は、SPI ENG導入の可能性が統計的に高いことがDigmedia編集部の整理から見えてきます。
自動車業界ではトヨタ自動車・ホンダのように海外売上比率が70%を超える企業が、グローバル人材選別の一環としてENGを活用しています。
電機・電子業界ではソニーグループ・キヤノンといった輸出主導型企業で、海外事業部門の配属候補にENGスコアを参照するケースが見られます。
製薬業界では武田薬品工業・アステラス製薬など、売上の大半を海外に依存するグローバル製薬企業で研究開発職を中心にENG導入が進んでいます。
編集部が推奨する確認方法として、IR資料の「地域別売上比率」「海外従業員比率」「海外拠点数」の3指標を確認することが、ENG追加の可能性を数値で予測する最も確実な手段です。
「海外売上比率50%以上」を一つの目安として、志望企業のアニュアルレポートを読み込む習慣をつけると就活全体の質が上がります。
業界別・SPI ENG採用企業の編集部分析レポート
Digmedia編集部が業界別にSPI ENG採用企業を整理しました。志望業界の傾向を確認して対策の優先度設定に活用してください。
外資系金融・投資銀行のSPI ENG採用状況
外資系金融・投資銀行は、SPI ENG採用企業のなかで最も導入率が高いセクターです。
本社への報告・海外クライアントとのやり取り・社内コミュニケーションのすべてが英語で行われるため、選考の早期段階から実務的な英語力の測定が求められます。
Digmedia編集部がSPI ENG追加を確認・想定している外資系金融・投資銀行は以下のとおりです。
ゴールドマン・サックス・モルガン・スタンレー・JPモルガン・バンクオブアメリカ・シティグループ・UBS・ドイツ銀行・BNPパリバ・HSBC・バークレイズ
外資系資産運用会社(ブラックロック・フィデリティ・ピムコ・ステート・ストリート)でも、ENG相当の英語能力測定が選考フローに組み込まれているケースが見られます。
日系メガバンクの国際部門採用や、三菱UFJモルガン・スタンレー証券・SMBC日興証券のように外資との合弁・提携関係にある企業でも、英語業務比率の高さからENG追加の可能性があります。
Digmedia編集部の見立てでは、外資系金融のENG合格水準は正答率8〜9割が目安で、英語力が実質的な一次選考の役割を担う傾向があります。
外資系コンサル・戦略コンサルのSPI ENG採用動向
外資系コンサル・戦略コンサルは、SPI ENG導入率が外資系金融に次いで高いセクターです。
海外オフィスとの協働プロジェクト・英語ケース面接・英語プレゼンテーションが選考の中核となるため、ENGでの早期スクリーニングが行われます。
Digmedia編集部がSPI ENG採用を確認・想定している外資系コンサルは以下のとおりです。
ベイン・アンド・カンパニー・マッキンゼー・アンド・カンパニー・ボストンコンサルティンググループ・A.T.カーニー・PwCコンサルティング・デロイトトーマツコンサルティング・EYストラテジー・アンド・コンサルティング・KPMGコンサルティング・アクセンチュア・ローランド・ベルガー
戦略コンサル3社(マッキンゼー・BCG・ベイン)では、SPI ENG相当の英語テストに加えて英語ケース面接が複数ラウンドにわたって実施されます。
ベイン・アンド・カンパニーは日本の選考フローにSPI ENGを正式に組み込んでいる代表例で、外資コンサルを本命とする志望者の対策必須企業です。
総合系コンサル(PwC・デロイト・EY・KPMG・アクセンチュア)でもグローバル案件へのアサインを狙う場合は、ENG通過が前提条件として機能します。
総合商社・専門商社のSPI ENG導入実態
総合商社・専門商社は、入社後の海外駐在を前提とした採用方針のため、SPI ENG追加企業が増加傾向にあります。
商社業界では五大商社の本体選考でENGが追加されるかは年度・コースによって変動がありますが、編集部の確認では準大手・専門商社での定着が進んでいます。
Digmedia編集部がSPI ENG採用を確認・想定している商社業界の企業は以下のとおりです。
三井物産・三菱商事・住友商事・伊藤忠商事・丸紅・双日・豊田通商・伊藤忠丸紅鉄鋼・阪和興業・岡谷鋼機
五大商社(三井物産・三菱商事・住友商事・伊藤忠商事・丸紅)は玉手箱・C-GABが主流テストですが、英語能力測定を別途追加するケースがあります。
双日はSPI採用企業のなかでも英語業務比率が高く、ENG追加が想定される代表的な準大手商社です。
豊田通商・伊藤忠丸紅鉄鋼はトヨタグループ・伊藤忠グループ系の専門商社として海外取引比率が高く、ENG導入が進んでいます。
商社を志望する就活生は、五大商社の本体選考でENGの追加有無を選考案内メールで確認しつつ、商社全般でENG対策を前提に準備を進めることが賢明です。
グローバル展開する日系大手メーカーの動向
グローバル展開する日系大手メーカーは、海外配属候補の選別を目的としてSPI ENGの導入が拡大している業界です。
自動車・電機・製薬・食品など、海外売上比率の高い業界を中心に、グローバル採用コースや総合職のENG追加が広がっています。
Digmedia編集部がSPI ENG採用を確認・想定している日系大手メーカーは以下のとおりです。
トヨタ自動車・ソニーグループ・ホンダ・日産自動車・パナソニック・キヤノン・武田薬品工業・アステラス製薬・味の素・サントリーホールディングス・キリンホールディングス・富士フイルム
自動車業界では海外売上比率が70%を超えるトヨタ自動車・ホンダ・日産自動車でグローバル人材選別のためENGが追加される可能性があります。
電機・電子業界ではソニーグループ・パナソニック・キヤノンといった輸出主導型企業で、海外事業部門への配属候補の識別にENGスコアを活用するケースが見られます。
製薬業界では武田薬品工業・アステラス製薬のようなグローバル製薬企業で研究開発職・MR職を中心にENGの追加実施が想定されます。
食品・飲料業界では海外展開を加速するサントリー・キリンホールディングス・味の素などで、グローバル人材確保を目的としたENG導入が進んでいます。
その他のグローバル業界(IT・製薬外資・航空・海運)の採用動向
その他のグローバル業界でも、外資系製薬・グローバルIT・航空・海運の各業界でSPI ENG導入の可能性が高まっています。
業界特性として英語業務が日常的に発生する企業は、職種・コースを問わずENGの追加が想定されます。
Digmedia編集部がSPI ENG採用を確認・想定しているその他グローバル業界の企業は以下のとおりです。
ファイザー・ノバルティスファーマ・グラクソ・スミスクライン・LINEヤフー・楽天グループ・全日本空輸(ANA)・日本航空(JAL)・日本郵船・商船三井
外資系製薬業界ではファイザー・ノバルティスファーマ・グラクソ・スミスクラインなど、本社と直結した業務体制のためENG導入率が高い傾向があります。
グローバルITではLINEヤフー・楽天グループのように社内英語公用語化を推進している企業でENG追加の可能性があります。
航空業界ではANA・JALの総合職採用で、海外駐在候補や国際業務担当の選別にENGスコアが参照されるケースがあります。
海運業界では日本郵船・商船三井といった国際物流を担う企業で、海外駐在前提の総合職採用にENG導入が想定されます。
Digmedia編集部の整理では、SPI ENG導入率の高い順に 外資系金融>外資系コンサル>総合商社>グローバル製薬外資>日系大手メーカー(グローバルコース) の傾向があります。志望企業のIR資料で「海外売上比率」「海外拠点数」「社内公用語」を確認することが、SPI ENG追加の予測精度を高める最も効果的な方法です。
編集部が検証するSPI ENGのボーダーラインと英語スコア分析
SPI ENGのボーダーラインはどの水準なのか、業界別・企業規模別に編集部が検証した結果をお伝えします。
外資系・商社のENG合格ボーダーを編集部が検証
外資系金融・外資系コンサル・総合商社といったハイレベル企業のSPI ENGボーダーは、正答率8割以上が編集部の推定水準です。
ゴールドマン・サックス・マッキンゼーのような超人気企業では、ENG単独の足切りに加えて英語ケース面接で再度英語力が評価されます。
総合商社では海外駐在を前提とした採用のため、ENGスコアも上位層を狙う意識で対策に取り組む必要があります。
双日・伊藤忠丸紅鉄鋼といった英語業務比率の高い準大手商社でも、7〜8割の正答率が通過の目安とされています。
外資系・商社のSPI ENGは、通常のSPI対策と同等以上の優先度で取り組むことが選考突破の必要条件です。
英語学習に十分な時間を確保できる就活生は、TOEICスコア向上とSPI ENG対策の並行実施が最も効率的な準備戦略です。
日系グローバル企業のENGボーダーの実態
日系グローバル企業のSPI ENGボーダーは、正答率6〜7割が編集部の推定水準です。
トヨタ自動車・ソニーグループ・パナソニックといった日系大手メーカーでは、外資系ほど厳格な英語水準は求められていない傾向です。
武田薬品工業・アステラス製薬のようなグローバル製薬企業では、研究開発職・MR職を中心にENGスコアが配属先の判断材料にもなります。
LINEヤフー・楽天グループのように社内英語公用語化を進める企業では、ENGスコアに加えてTOEICスコアの提示が求められるケースもあります。
日系企業ではENGスコアが「絶対的な足切り」ではなく「総合評価の一要素」として機能することが多く、面接・ES・他指標との統合評価が中心です。
グローバル採用コース・海外要員コースに応募する場合は、一般総合職枠よりもENGボーダーが高めに設定されているケースがあるため事前確認が必要です。
TOEICスコアとSPI ENG難易度の対応関係
Digmedia編集部の分析では、SPI ENGの難易度はTOEICで600点前後の語彙・文法力で対応可能な水準とされています。
語彙レベルはビジネス英語の頻出単語が中心で、TOEICのPart5・Part6の文法問題に近い形式が並びます。
長文読解はTOEIC Part7の中盤レベルの英文が出題され、内容一致・主旨把握・指示語把握が問われます。
TOEIC600点に未到達の就活生は、まずTOEIC対策本でビジネス英語の基礎語彙を固めることがSPI ENG攻略の最初のステップです。
TOEIC730点以上の英語力があれば、SPI ENGは特別な個別対策をしなくても通過水準に達する応募者が多い傾向にあります。
外資系金融・外資系コンサルを本命とする就活生は、TOEIC860点以上の英語力を目安に対策を進めることが安全策です。
編集部おすすめのSPI ENG対策ロードマップ
SPI ENG対策はどのタイミングで、どの教材で進めるのが最も効率的か、編集部が推奨するロードマップを解説します。
SPI本体と連動させるENGの対策スケジュール
SPI ENG対策は、SPI3本体の対策と連動させて2〜3ヶ月前から始めることを編集部は推奨します。
SPI3本体(言語・非言語)の対策と同じスケジュールでENG対策を進めることで、本番までに全科目の準備を完結させることができます。
対策前半1ヶ月は、SPI ENG専用問題集を通しで1冊解き、自分の弱点分野(語彙・文法・長文のどれか)を特定します。
対策後半1〜2ヶ月は、弱点分野の重点演習に集中し、本番形式の模擬テストで20分の時間配分の感覚を養います。
TOEIC600点未満の就活生は、SPI ENG専用対策の前にTOEIC対策本でビジネス英語の基礎語彙を固めるステップを挟むことが効果的です。
外資系を本命とする場合は3ヶ月以上前から、日系グローバル企業が中心の場合は2ヶ月前から着手することが編集部の推奨スケジュールです。
SPI ENG対策に適した教材の選び方
SPI ENG対策の基本教材は、SPI ENG専用問題集と語彙対策アプリの組み合わせです。
SPI ENG専用問題集は語彙・文法・長文の3分野を網羅しているものを1冊選び、最低3周の反復を目標に進めましょう。
代表的な対策本としては、リクルートマネジメントソリューションズ公認のSPI3-ENG対応問題集や、テストセンター形式に特化した参考書があります。
語彙対策アプリは通学・通勤中の隙間時間を使った積み上げに最適で、毎日10〜15分の継続がSPI ENG本番のスコアに直結します。
TOEIC600点に未到達の就活生は、TOEIC対策の金のフレーズ・銀のフレーズと並行してビジネス英単語の語彙力を強化することを強く推奨します。
本番前の最終確認として無料の練習サイトや模擬試験を活用し、SPI ENG本番形式の操作感と時間配分の感覚を掴んでおくことも重要です。
語彙・文法・長文の3分野別攻略のポイント
SPI ENGで安定した得点を取るには、語彙・文法・長文の3分野それぞれに特化した演習が必要です。
語彙分野ではビジネス英語の同意語・反意語・語句の意味把握を中心に、頻出単語を毎日一定量ずつ覚える積み重ねが最も効果的です。
文法分野では空所補充・誤文訂正・語順整序といったTOEIC Part5・Part6に類似した形式の問題を集中的に演習します。
長文読解では、ビジネス文書や論説文を題材に内容一致・主旨把握・指示語把握の設問への対応力を養い、1パッセージ3〜4問を2分以内で処理する速読力を鍛えます。
長文の時間配分が最もスコアに影響するため、「難しい設問は素早く見切って先に進む」判断スピードを本番前に身につけることがSPI ENG攻略の核心です。
本番1週間前には模擬テストで全科目を通しで受検し、SPI3本体と合わせた100分超の長丁場に対するコンディション管理を確認しておきましょう。
- STEP1:TOEIC600点ラインの語彙力を確保(未到達なら金のフレーズ等で基礎固め)
- STEP2:SPI ENG専用問題集で語彙・文法・長文の3分野を3周以上反復
- STEP3:本番形式の模擬テストで20分の時間配分と長丁場のコンディションを最終確認
SPI ENG採用企業について読者から寄せられる質問
SPI ENG採用企業について、Digmedia読者から実際に寄せられた質問と編集部の回答をまとめました。
志望企業にSPI ENGが追加されるかどうかを事前に見分ける方法は?
SPI ENGの追加有無を事前に見分ける最も確実な方法は、企業から届く選考案内メールの科目記載を確認することです。
「能力検査(言語・非言語・英語)」「能力検査(言語・非言語・ENG)」のように科目が明記されている場合は、SPI ENGが組み込まれていると判断できます。
選考案内に科目が記載されていない場合は、就活口コミサイト(就活ハンドブック・就活の教科書など)で過去年度の受検情報を調べることでENG有無を予測できます。
採用ホームページに「TOEIC600点以上推奨」「英語面接あり」「グローバル配属あり」と記載がある企業は、ENG追加の可能性が高いと見て対策準備を進めることが安全策です。
OB・OG訪問で先輩社員に直接確認することも、SPI ENGの実施有無を把握するうえで非常に有効な方法です。
不確実な場合は、外資系・商社・グローバルメーカーを志望する就活生はENG追加を前提に準備プランを組むことを編集部は強く推奨します。
TOEIC高得点者はSPI ENG対策を省略できる?
TOEIC730点以上の英語力があれば、SPI ENGは特別な個別対策をしなくても通過水準に達する応募者が多いとされています。
ただし、SPI ENGはTOEICと問題形式・出題傾向が異なるため、形式慣れを目的に最低1冊は専用問題集を解いておくことを編集部は推奨します。
外資系金融・外資系コンサルを本命とする場合は、TOEIC860点以上の英語力に加えてSPI ENGの満点近い得点が期待される水準です。
TOEIC600〜730点の就活生は、SPI ENG専用問題集での反復演習が選考突破に直結する重要な対策となります。
TOEIC600点未満の就活生は、まずTOEIC対策で基礎語彙を固めることがSPI ENG攻略への最短経路です。
志望企業のレベルと自分の現在のTOEICスコアに応じて、ENGへの対策時間配分を柔軟に調整することが効率的な就活戦略につながります。
SPI ENGとTOEICはどちらを優先して準備すべきか?
就活スケジュールに応じて、SPI ENGとTOEICの優先順位を段階的に切り替えるのが編集部の推奨戦略です。
就活開始前(大学3年前半まで)はTOEICの基礎語彙力を強化することで、SPI ENGを含む英語選考全般の土台が築けます。
就活本格化期(大学3年後半〜大学4年)は志望企業のSPI受検が近づくため、SPI ENG専用対策の優先度を上げるタイミングです。
TOEICスコア自体も、ESや採用ホームページの「推奨スコア」をクリアする目的で重要な指標となるため、最低限の更新は継続しましょう。
外資系・商社・グローバル企業を本命とする場合は、TOEIC860点以上とSPI ENG高得点の両立を最終目標に設定して準備を進めましょう。
日系グローバル企業が中心の場合は、TOEIC730点とSPI ENG正答率7割を目安に対策プランを組むことが、時間対効果の高い準備戦略となります。
SPI ENGはTOEICや英語面接とは別の対策が必要なテストです。20分という短時間で語彙・文法・長文を処理する時間配分の感覚は、問題集の反復演習でしか身につきません。SPI3本体と合わせた長丁場の本番を想定し、最終週は模擬テストを通しで受検してコンディションと時間感覚を整えてください。
まとめ
SPI ENGは、SPI3本体にオプションとして追加される英語能力測定検査です。
Digmedia編集部の分析では、外資系金融・外資系コンサル・総合商社・グローバル展開する日系大手メーカーを中心に導入が進んでいることが確認されています。
ゴールドマン・サックス・ベイン・アンド・カンパニー・双日・トヨタ自動車・武田薬品工業・楽天グループ・ANA・日本郵船といった企業でSPI ENG追加の可能性があります。
出題範囲は語彙・文法・長文読解の3分野で、所要時間は約20分。SPI3本体と合わせると100分超の長丁場になります。
編集部の推定ボーダーは、外資系・商社で正答率8割以上、日系グローバル企業で6〜7割が目安です。
難易度はTOEIC600点前後の語彙・文法力で対応できる水準ですが、形式慣れのための専用問題集演習は必須です。
対策はSPI3本体と並行で2〜3ヶ月前から始め、語彙・文法・長文の3分野別に反復演習を積み上げましょう。
本記事で紹介した業界別の採用企業一覧と編集部のボーダー分析を参考に、志望企業のSPI ENG追加有無を早期に確認してTOEICとSPI ENGの両輪で英語選考突破を目指してください。
外資系・商社・グローバル企業を本気で狙う就活生にとって、SPI ENG対策は通常のSPI対策と並んで就活準備の必須プロセスとなります。