
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
サマーインターンの選考でGABが課されると知り、どう練習すればいいのか戸惑っている人は多いのではないでしょうか。
Digmedia編集部には毎年、就活を始めたばかりの大学3年生から「GABはSPIと何が違うのか、練習の進め方が分からない」という相談が数多く届きます。
相談内容を集計すると、つまずきの原因は地頭そのものよりもGAB特有の出題形式を練習で体に馴染ませられていないことに集約される傾向があります。
特にGABの言語は「正しい・誤り・判断できない」の3択で答える独特な形式で、ここに慣れているかどうかで得点が大きく変わります。
逆に、短期間でGABを通過した先輩たちの体験談を編集部でまとめると、共通して「分野を絞った反復」と「時間を計った本番形式の練習」を徹底していました。
この記事では、編集部に寄せられた相談データと体験談の集計をもとに、サマーインターンのGABを練習で固めるための分野別の進め方と解き方の考え方を解説します。
なお、ここではGABの解答そのものや解答集は一切扱わず、あくまで考え方とパターンの押さえ方に絞ってお伝えします。
- サマーインターンで出るGABの出題形式と受検方式
- 言語の3択判定・計数の図表読取の分野別練習法と考え方
- 練習に使える対策本・アプリ・模試・無料サイトの選び方
- GABの通過率の目安と落ちる人の共通点
- 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
- GABの練習を何から始めればいいか迷っている人
- 短期間で効率よくGABのスコアを伸ばしたい人
目次[目次を全て表示する]
GABとは?サマーインターンでの出題形式
まずはサマーインターンで出るGABがどのようなテストなのかを、編集部に届く質問の多い順に整理します。
GABの科目と出題範囲
GABは日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、新卒総合職の採用を想定して設計されているのが特徴です。
構成は「言語理解」「計数理解」「性格検査(OPQ)」の3つで、企業によっては英語が加わるケースもあります。
言語理解は長文を読み、設問の内容が本文に照らして正しい・誤り・本文からは判断できないのいずれかを選ぶ3択形式です。
計数理解は図表やグラフを読み取り、数値を計算して答える形式で、複数の表を組み合わせて読むパターンも頻出します。
編集部に届く相談では「言語の3択がSPIの長文読解と勝手が違って戸惑う」という声が最も多く寄せられています。
とはいえ出題のパターンは限られているため、形式に慣れる練習を積めば短期間でも対応できるのがGABの特徴です。
GABの受検方式(Web-GABとペーパー)
GABには複数の受検方式があり、サマーインターンでは自宅で受けるWeb-GABが主流になっています。
Web-GABは自宅のパソコンで受ける方式で、言語・計数ともに1問ごとに制限時間の感覚がシビアな設計です。
このほか企業の会場で受けるペーパー版のGABや、テストセンター形式のC-GABといった派生形式もあります。
編集部が体験談を集計すると、方式によって電卓の使用可否や画面での図表の見え方が変わるため、応募先がどの方式かを事前に確認した人ほど落ち着いて受けられていました。
特にWeb-GABは電卓使用が前提のため、練習の段階から電卓に慣れておくことが大切だという声が多く届きます。
応募前に企業の選考案内や口コミで方式を確認しておくと、練習の方向性を絞りやすくなります。
サマーインターンでGABを採用する企業の傾向
サマーインターンの選考でGABを使う企業は、応募が集中する人気企業や難関企業に多く見られます。
GABは総合職向けに思考力を測る設計のため、論理性や情報処理力を重視する企業が一次フィルターとして使う傾向があります。
編集部に届く相談を業界別に見ると、総合商社・金融・コンサル・大手メーカーといった応募倍率の高い業界でGABの遭遇率が高い印象です。
一方で同じ会社でも、インターンの段階ではSPIや玉手箱を使い、本選考でGABに切り替える企業もあります。
つまり志望業界に難関企業が多い人ほど、サマーの段階でGABを練習しておく価値が高いといえます。
編集部の集計でも、早めにGABの形式に触れた人は本選考で同じ形式に再会したときに慌てずに済んだと振り返る声が目立ちました。
GABの練習方法と分野別の解き方のコツ
ここからが本題です。編集部に届く相談で最も多い「分野別にどう練習すればいいか」を、伸びた先輩の傾向を交えて詳しく解説します。
言語理解の練習法と3択判定の考え方
GABの言語は、長文を読んで設問が本文に照らして正しいか誤りか判断できないかを選ぶ3択形式が核になります。
編集部に届く相談で圧倒的に多いのが「正しい・誤り・判断できないの線引きが曖昧で迷う」という悩みです。
練習で意識したいのは、あくまで本文に書かれている事実だけを根拠に判断するという原則を徹底することです。
設問の内容が本文と一致していれば「正しい」、本文の内容と矛盾していれば「誤り」と判断します。
そして本文に触れられていない、または本文だけでは断定できない場合は「判断できない」を選ぶのが基本の考え方です。
短期間で伸びた先輩の練習を集計すると、自分の常識や推測で答えてしまうクセを本文に戻って根拠を確認する習慣に置き換えていた点が共通していました。
練習のたびに「なぜその選択肢にしたのか」を本文の該当箇所と照らして振り返ると、判定の精度が安定していきます。
編集部の集計では、特に「判断できない」を選ぶべき場面で誤って「誤り」を選んでしまうミスが多く報告されています。
本文に書かれていないことは、たとえ常識的に正しそうでも「判断できない」になるという原則を、練習で繰り返し体に染み込ませることが大切です。
言語を速く正確に読む練習
GABの言語は1つの長文に複数の設問がぶら下がる形式のため、読むスピードがそのまま得点に直結します。
編集部の体験談集計では、最初に長文全体をざっと通読し、論旨の流れをつかんでから設問に取りかかる人ほど安定していました。
逆に設問ごとに本文を毎回読み返していた人は、時間切れで後半の長文に手がつかないパターンに陥りがちです。
練習では、まず段落ごとに「何について書かれているか」を一言で要約しながら読む訓練が効果的です。
こうしておくと設問に取りかかったとき、根拠を探すべき段落へすぐ戻れるようになります。
伸びた先輩の多くは、新書やニュース記事を題材に1段落を読んで要点を一文で言い換える練習を日課にしていたと振り返っています。
速読そのものよりも、根拠の位置をすばやく特定できる読み方を身につけることが得点の安定につながります。
計数理解(図表読取)の練習法と考え方
GABの計数は、図表やグラフから必要な数値を読み取り、割合や増減を計算して答える形式が中心です。
編集部に届く相談で多いのが「計算自体はできるのに、どの数値を使えばいいか分からず時間を浪費する」という悩みです。
練習で意識したいのは、設問を読んでから図表のどこを見ればよいかを先に決めるという手順を固定することです。
図表を眺めてから設問を読むのではなく、設問が求める数値を意識した状態で図表に目を向けると、読み取りが格段に速くなります。
複数の表を組み合わせる問題では、片方の表で求めた値をもう片方に当てはめる流れになるため、表同士の対応関係を最初に把握するのがコツです。
短期間で伸びた先輩の練習を集計すると、頻出する割合・構成比・増加率の計算パターンを反復して、計算の型を手に馴染ませていた点が共通していました。
同じ型の問題を繰り返すことで、本番では計算手順を考える時間が減り、読み取りに集中できるようになります。
編集部に届く体験談では、計算ミスより読み取る数値を取り違える単純ミスで失点する人が多いという傾向も見られます。
練習の段階から、図表の単位や項目名を指でなぞって確認するクセをつけておくと、こうした取り違えを大きく減らせます。
分野ごとに練習を分けて積み上げる
編集部が伸びた先輩の進め方を集計すると、最初から言語と計数を交互に解くのではなく、分野を分けて取り組んでいたのが特徴でした。
まずは言語だけを集中的に練習して3択判定の感覚をつかみ、その後に計数の図表読取に移るという順序です。
こうするとそれぞれの形式に脳を切り替える負荷が減り、1分野ずつ確実に伸ばせると振り返る声が多く届いています。
分野ごとに「自分はどのパターンで時間を使いすぎるか」を把握できるのも、分けて練習する利点です。
苦手な分野が見えてきたら、その形式だけを重点的に反復して底上げします。
最後の仕上げとして言語と計数を通しで解き、本番と同じ切り替えの感覚を確認するのが効率的な進め方です。
編集部の集計では、分野を分けて練習した人ほど「どこを直せば点が伸びるか」が明確になり、限られた時間を無駄なく使えていました。
やみくもに全分野を均等に解くのではなく、苦手な形式に時間を寄せるメリハリのある進め方が、短期間で伸ばす人の共通点です。
練習に使えるリソースと効率的な進め方
ここでは編集部に届く相談をもとに、GABの練習に使えるリソースの選び方と進め方の順序を整理します。
対策本・問題集の選び方
GABの練習でまず土台になるのが、解説が丁寧な対策本や問題集です。
編集部に届く相談で多いのが「種類が多くてどれを選べばいいか分からない」という声です。
選ぶ基準として大切なのは、GABの3択判定や図表読取に特化した解説があるかという点です。
SPIと玉手箱とGABをまとめて扱う総合本もありますが、形式に慣れる目的ならGABの章が手厚いものを選ぶと効率的です。
伸びた先輩の集計では、1冊を繰り返し解いて解き方の型を固めた人のほうが、複数冊を浅く回した人より安定していました。
まずは1冊を決めて最低2周し、間違えた問題の考え方を本文に戻って確認するのが基本の進め方です。
アプリ・無料サイトの活用
通学時間などのスキマ時間を使いたい人には、スマホで解けるアプリや無料の練習サイトが向いています。
編集部の体験談集計では、机に向かう時間がなかなか取れない人ほど、アプリでの反復で形式への慣れを補っていました。
アプリは3択判定や計算パターンの反復に向いており、本番形式の感覚を細切れに積み上げられるのが利点です。
一方で、無料サイトは問題数や解説の質に幅があるため、解き方の根拠まで確認できるものを選ぶのがおすすめです。
アプリや無料サイトは手軽さが魅力ですが、解説が薄いと考え方が身につきにくい点には注意が必要です。
対策本で考え方の土台を作り、アプリで反復量を稼ぐという役割分担が、時間のない就活生には効率的だと編集部では考えています。
模試・本番形式で時間を計る練習
仕上げの段階で欠かせないのが、本番と同じ制限時間で通して解く模試形式の練習です。
編集部に届く相談で多いのが「練習では解けるのに本番だと時間が足りない」という悩みで、これは時間を計った練習の不足が主な原因です。
Web-GABは1問あたりにかけられる時間が短いため、時間内に解き切る感覚を体で覚えておく必要があります。
模試形式で解いたあとは、どの設問で時間を使いすぎたかを振り返り、次の練習で改善点を意識します。
伸びた先輩の集計では、本番1〜2週間前から時間を計った通し練習を複数回こなしていた人ほど、本番で実力を出し切れていました。
時間配分の感覚は一度つかめば本選考でも活きるため、サマーの段階で身につけておく価値が大きい練習です。
性格検査(OPQ)は練習より一貫性
GABには性格検査のOPQが含まれますが、これは能力検査と違って反復練習で得点を上げる種類のものではありません。
OPQは行動特性を測る検査のため、正解を覚える練習は意味がなく、回答の一貫性を保つことが重要です。
編集部に届く相談では「自分をよく見せようとして矛盾した回答になり、信頼性が下がるのが怖い」という声が届きます。
OPQは似た質問を角度を変えて繰り返す設計のため、その場で取り繕うと回答がぶれて整合性が崩れやすくなります。
対策としては、事前に自己分析で自分の価値観や行動の傾向を言語化しておき、素直に一貫して答えるのが基本です。
能力検査の練習にリソースを集中し、OPQは自己分析で軸を整えるという役割分担で臨むのが効率的だと編集部では考えています。
サマーインターンのGABの通過率・ボーダー
ここでは編集部に届くデータと体験談をもとに、GABの通過率やボーダーの傾向を整理します。
通過率の目安
GABの通過率は企業や応募状況によって大きく変わるため、一律の数字を断定することはできません。
そのうえで編集部に届く体験談を集計すると、応募が殺到する人気企業ほどボーダーが高く設定されている傾向が見られます。
サマーインターンは参加枠が本選考より限られることも多く、適性検査の段階で母集団が大きく絞られるケースがあります。
逆に、参加枠が広いプログラムや知名度がそこまで高くない企業では、ボーダーが比較的緩やかな傾向もあります。
大切なのは、応募先の人気度によって求められる得点水準が変わると理解したうえで練習量を決めることです。
難関企業を志望するなら、通過率の数字に一喜一憂するより、安定して高得点を出せる状態を目指す練習が近道です。
正答率と足切りの考え方
編集部に届く相談で多いのが「どのくらいの正答率を取れば通過できるのか」という質問です。
GABは正答率に加えて回答スピードや一貫性も含めて評価されるとされ、単純な何割という基準だけでは測りきれません。
そのため、難問を時間をかけて解くより、解ける問題を確実に押さえて取りこぼしを減らすほうが評価につながりやすい傾向があります。
足切りは適性検査の段階で一定水準に届かない応募者を機械的に絞る仕組みで、人気企業ほど設定されやすいと考えられます。
足切りを避けるには、特定分野で大きく崩れないよう言語も計数もバランスよく仕上げておくことが重要です。
編集部の集計でも、苦手分野を放置せず最低限の底上げをした人のほうが、通過の安定感が高い印象でした。
サマーインターンのGABで落ちる人の特徴
ここでは編集部に届く相談から見えてきた、GABで落ちてしまう人に共通する特徴を整理します。
形式に慣れないまま本番に臨む
GABで落ちる人に最も多いのが、独特の出題形式に慣れないまま本番を迎えてしまうパターンです。
編集部に届く相談を見ると、SPIの感覚のまま言語の3択に臨み、判断できないの選択肢の扱いに迷って失点するケースが目立ちます。
GABの言語と計数はSPIや玉手箱とは解き方の考え方が異なるため、形式に特化した練習を積まないと実力を出し切れません。
練習量が同じでも、GABの形式に絞って反復した人とそうでない人では本番の手応えに差が出ます。
逆に言えば、形式に慣れる練習さえ積めば、地頭に自信がなくても十分に対応できるのがGABです。
応募先がGABだと分かった時点で、早めにGAB専用の練習に切り替えることが落ちないための第一歩です。
時間切れで後半に手がつかない
GABで落ちる人のもう一つの典型が、時間配分を意識しないまま解き進めて後半が時間切れになるパターンです。
編集部の体験談集計では、序盤の難しい問題に時間をかけすぎて、本来解けたはずの後半の問題に手がつかなかったという後悔が多く届きます。
Web-GABは1問あたりの時間がシビアなため、迷った問題に固執すると全体が崩れやすくなります。
対策は、時間を計った本番形式の練習で「1問に何分かけられるか」の感覚をあらかじめ体に入れておくことです。
解けない問題は割り切って次へ進む判断ができる人ほど、全体の得点を最大化できていました。
時間配分の失敗は練習で防げる失点のため、通し練習で必ず潰しておきたいポイントです。
性格検査で一貫性を欠く
能力検査は十分なのに、性格検査のOPQでつまずいて評価を落とす人も一定数います。
編集部に届く相談では、自分を良く見せようと回答を取り繕った結果、回答に矛盾が生じて信頼性が下がるケースが見られます。
OPQは似た質問を繰り返す設計のため、その場の判断で答えを変えると一貫性が崩れやすくなります。
また、企業が求める人物像に無理に寄せた回答は、面接での印象とのズレを生む原因にもなります。
事前に自己分析で自分の価値観を整理し、素直に一貫して答えることが、OPQで評価を落とさないコツです。
能力検査の練習と並行して、自分の軸を言語化しておくことが落ちないための備えになります。
サマーインターンGAB練習に関するよくある質問
最後に、編集部に多く届くGABの練習に関する質問に、相談データの傾向をふまえてお答えします。
GABの練習はいつから始めればいい?
編集部に届く相談で最も多いのが、練習の開始時期に関する質問です。
体験談を集計すると、サマーインターンの応募が本格化する1〜2か月前から練習を始めた人が、余裕をもって仕上げられていました。
GABは形式に慣れる時間が必要なため、応募締切の直前に詰め込むと3択判定や図表読取の感覚が定着しきりません。
早めに1冊の対策本で形式に触れておけば、応募が増えても落ち着いて対応できます。
まずは1日30分でもいいので、早い段階で形式に触れる習慣を作るのがおすすめです。
GABの練習にどのくらい時間をかければいい?
必要な練習時間は人によって差がありますが、編集部の集計では一定の傾向が見られます。
短期間で通過した先輩の多くは、合計20〜30時間程度を分野別の反復と本番形式の練習に充てていました。
一気に詰め込むよりも、毎日少しずつ続けて形式への慣れを積み上げたほうが定着しやすいという声が目立ちます。
苦手分野がある人はその分長めに時間を確保し、得意分野は仕上げ確認に絞ると効率的です。
大切なのは時間の長さより、形式に慣れて時間内に解き切れる状態まで持っていくことです。
SPIの対策をしていればGABも大丈夫?
SPIとGABを混同して、片方の対策で両方カバーできると考える人からの相談も多く届きます。
結論として、SPIの対策だけではGABには十分に対応できないというのが編集部の見解です。
GABの言語は3択判定という独特の形式で、SPIの長文読解とは解き方の考え方が異なります。
計数も図表読取が中心で、SPIの非言語とは問われる力がずれている部分があります。
応募先がGABだと分かったら、SPIとは別にGAB専用の練習を用意することが通過への近道です。
まとめ
サマーインターンのGABは、言語の3択判定と計数の図表読取という独特な形式に練習で慣れることが通過の鍵になります。
編集部に届く相談データを集計すると、つまずきの原因は地頭ではなく形式への慣れ不足にあり、分野を絞った反復と時間を計った本番形式の練習で多くの人が乗り越えていました。
言語は本文だけを根拠に判定する習慣を、計数は設問から見るべき数値を先に決める手順を、それぞれ練習で固めるのが効果的です。
対策本で考え方の土台を作り、アプリで反復量を稼ぎ、模試で時間配分を仕上げるという役割分担が、時間のない就活生には向いています。
性格検査のOPQは練習で得点を上げるものではないため、自己分析で軸を整えて一貫性を保つことに集中しましょう。
早めにGABの形式に触れて練習を積み上げ、自信を持ってサマーインターンの選考に臨んでください。