
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
28卒として日本製鉄を受けるなら、就職難易度がどのくらいなのか、毎年何人が採用されているのかを先に知っておきたいのではないでしょうか。
日本製鉄は選考の倍率や応募者数を公表していませんが、新卒の採用者数は事務系・技術系に分けて毎年公開しています。
この記事では、2026年10月5日に確認した日本製鉄の公式資料をもとに、採用人数の推移から見る就職難易度、28卒の本選考の時期、選考フロー、Webテスト、インターン優遇を整理します。
- 採用人数の推移から見る就職難易度と倍率の目安
- 28卒の本選考が始まる時期の目安
- 自由応募と学校推薦の選考フロー
- Webテストの受け方と準備の時期
- インターン優遇の中身と28卒インターンの日程
目次[目次を全て表示する]
日本製鉄の就職難易度は?採用人数から見る倍率の目安
日本製鉄の就職難易度を数字で見るなら、まず確かめたいのが新卒の採用人数です。
統合報告書2025のデータブックによると、スタッフ系の新卒採用者数は2025年4月が事務系75名・技術系180名で、合わせて255名でした。
2021年から2024年までは146〜149名で推移していたので、2025年4月入社で新卒の採用人数が約1.7倍(255名÷149名)に増えています。
一方で、選考の倍率や応募者数は公式に公表されていないため、正確な倍率は計算できません。
倍率の数字を探すより、事務系と技術系のどちらで、何人の枠に応募するのかを先に確かめるほうが、就職難易度をつかむ近道です。
| 入社年 | 事務系 | 技術系 | スタッフ系の合計 | 操業整備系(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年4月(実績) | 42名 | 105名 | 147名 | 279名 |
| 2022年4月(実績) | 47名 | 99名 | 146名 | 414名 |
| 2023年4月(実績) | 50名 | 99名 | 149名 | 699名 |
| 2024年4月(実績) | 52名 | 97名 | 149名 | 600名 |
| 2025年4月(実績) | 75名 | 180名 | 255名 | 503名 |
| 2026年度(見込み) | 内訳の公表なし | 261名 | 207名 | |
| 2027年度(計画) | 内訳の公表なし | 230名 | 200名 | |
出典:2021〜2025年は日本製鉄 統合報告書2025 データブックの採用者数(各年4月時点、スタッフ系は新卒採用者数)、2026年度・2027年度は2027年度採用計画のお知らせ(2026年3月24日)(2026年10月5日確認)。
事務系と技術系で難易度はどう違う?
日本製鉄の新卒採用は、データブックの数字で見ると事務系より技術系の枠が大きいのが特徴です。
2025年4月の採用者数は事務系75名に対して技術系180名で、事務系の枠は技術系の半分以下でした。
2021年から2024年までの4年間も、事務系は42〜52名、技術系は97〜105名で、事務系の枠は毎年技術系の半分ほどに収まっています。
募集要項では、文系の募集学科は不問で、理系は機械、材料、電気、電子、情報、化学、物理などの学科を募集しています。
事務系は学部や学科を問わず応募できるぶん、少ない枠に幅広い学生が応募する形になります。
技術系は理系の募集学科が決まっていて、学校推薦という応募の形もあるため、応募できる学生の範囲が事務系とは違います。
また、採用FAQでは、理系でも事務系に応募できる一方で、応募は事務系か技術系のどちらか一方だけで、併願は受け付けていないと回答しています。
どちらの系統で受けるかはエントリーの時点で決める必要があるので、理系で事務系の仕事にも興味がある人は、夏や冬のインターンで両方の仕事を比べてから決めると迷わずに済みます。
採用人数の推移と28卒の見通し
28卒(2028年4月入社)の採用計画は、2026年10月5日の時点ではまだ発表されていません。
日本製鉄は翌年度の採用計画を毎年3月に発表していて、2026年3月24日のお知らせでは2027年度の計画をスタッフ系230名、操業整備系200名としています。
同じお知らせで2026年度の見込みはスタッフ系261名なので、2027年度のスタッフ系の計画は前年度の見込みより約12%少ない数字です。
計算は、261名−230名=31名、31名÷261名≒12%です。
ただし、2025年度採用計画のお知らせには、計画数と見込み数に経験者採用を含むという注記がありました。
2026年度と2027年度のお知らせには新卒と経験者の内訳が書かれていないため、230名のうち新卒が何名になるかは公式の数字からは分かりません。
お知らせでは、新卒者向けにインターンやワークショップ、工場見学イベントの拡大・強化を図るとしていて、経験者採用も積極的に進めると書かれています。
28卒の採用計画は、例年どおりなら2027年3月下旬に発表される見込みなので、エントリーの時期に合わせて日本製鉄のニュースリリースを確認しておきましょう。
就職偏差値はあてになる?
日本製鉄の就職難易度を調べると、就職偏差値や難易度の点数を載せたサイトが見つかります。
こうした数字は日本製鉄が出したものではなく、公式の資料には就職偏差値も倍率も載っていません。
出どころや計算の方法が分からない数字で受けるかどうかを決めると、実際の募集の形とずれた準備をしてしまうおそれがあります。
代わりに見ておきたい公式の数字は、3つあります。
1つ目は、事務系・技術系それぞれの新卒採用者数で、自分が応募する系統の枠の大きさが分かります。
2つ目は、毎年3月に発表される採用計画で、翌年度の採用規模が増えるのか減るのかをつかめます。
3つ目は、募集要項にある募集学科と、技術系の学校推薦の有無で、自分の学科がどの応募の形に当てはまるかが分かります。
理系の人は、自分の学科に日本製鉄の求人票が出ているかを、早めに大学の学科や専攻の窓口で確かめておくと、自由応募と学校推薦のどちらで受けるかを決めやすくなります。
日本製鉄28卒の本選考はいつ?
日本製鉄の28卒の本選考の日程は、2026年10月5日の時点で公式サイトに載っていません。
現在の募集要項は2027年卒業予定の人向けで、自由応募の流れについて「エントリーシートは3月ごろから、マイページにて受付を開始します」と書かれています。
政府が経済団体などに要請している28卒の就職・採用活動の日程でも、広報の開始は大学3年生の3月1日以降、採用選考の開始は大学4年生の6月1日以降、正式な内定日は大学4年生の10月1日以降です。
28卒の本選考は、2027年3月ごろにエントリーシートの受付が始まると見て、2月までに準備を終えておくのが安全です。
締切について、採用FAQでは応募の締切を複数回設けていて、スケジュールはマイページで確認するよう案内しています。
締切に間に合わなかった場合は次回の応募になると書かれているので、最初の締切に間に合わなくても応募の機会は残りますが、選考の開始はそのぶん遅れます。
エントリーシートの提出とWEB適性検査の受検がそろって本エントリーが完了するので、締切の数日前には両方を終えておきましょう。
ほかの大手企業の早期選考・本選考の締切は、次の記事で毎日更新しています。
日本製鉄の選考フロー(自由応募・学校推薦)
日本製鉄の選考フローは、募集要項で次の5つのステップとして示されています。
- プレエントリー(採用サイトまたはナビサイトから)
- 日本製鉄主催のイベント
- 自由応募(エントリーシート・WEB適性検査)または学校推薦(理系)
- 面接
- 最終面接(本社または各地の支店・製鉄所)
自由応募は文系・理系どちらも使える応募の形で、エントリーシートの提出とWEB適性検査の受検をもって本エントリーが完了し、その結果で書類選考が行われます。
学校推薦は理系の応募の形で、日本製鉄が求人票を出している学科・専攻の学生が推薦を取得して提出します。
募集要項には、求人票が出ている学科の理系学生は自由応募で受けられない場合があると書かれているので、理系の人は自分の学科の扱いを大学の窓口で確かめてから応募の形を決める必要があります。
面接の回数は公式に書かれていませんが、最終面接は本社か各地の支店・製鉄所で行うとされています。
イベントの情報や予約の受付はマイページやメールで案内されるので、まずプレエントリーを済ませて、イベントの案内を受け取れる状態にしておくことが最初の一歩です。
応募資格は2027年卒業予定の人に加え、卒業後3年以内の未就業者も対象になっています。
日本製鉄のWebテストの種類と対策
日本製鉄の本選考では、エントリーシートを提出したあとにWEB適性検査を受検します。
募集要項には、WEB適性検査はエントリーシートの提出後に受検すると書かれていますが、検査の種類や出題の形式は書かれていません。
エントリーシートとWEB適性検査の結果をもとに書類選考が行われるので、Webテストの出来は面接に進めるかどうかに直接関わります。
種類が公表されていないため、言語・計数・性格のどれが出ても対応できるように、大学3年生の冬までに一般的な適性検査の問題集を1冊通して解いておくと安心です。
インターンでも、事務系の1-Day Workshopについて事務系インターンのページに「WEBテストの受験は不要です」と書かれていて、1-Dayだけが不要と明記されています。
2-Day Workshopなどほかのプログラムに申し込む人は、Webテストの案内が来る前提で夏の前から準備しておくと、締切の直前に慌てずに済みます。
本選考では、エントリーシートを書き終えてからWebテストを受ける順番なので、締切から逆算して受検の時間を空けておきましょう。
日本製鉄の早期選考にインターン優遇はある?
日本製鉄の採用サイトには、早期選考という枠も、その日程も書かれていません。
公式に書かれているインターンと選考のつながりは、事務系インターンのページにある本社での仕事体験プログラムについての記載です。
そこでは「1-Day Steel Collegeと通算で5日以上のご参加となり、採用選考活動開始時期以降に限りインターンシップを通じて取得した情報を採用選考に活用します。」と書かれています。
インターンで得た情報が使われるのは採用選考が始まる時期以降で、選考の時期が早まるという書き方ではありません。
技術系インターンのページには、選考への活用についての記載は見当たりませんでした。
優遇を目当てにするより、職種の違いを知って事務系と技術系のどちらで受けるかを決める機会としてインターンを使うのが確実です。
28卒のインターンの日程と倍率
日本製鉄の28卒向けの夏のインターンは、事務系と技術系で内容も期間も分かれていました。
| 項目 | 事務系 | 技術系 |
|---|---|---|
| 対象 | 文系学生(学部・学年不問、理系も応募可) | 理系学生(学年不問) |
| プログラム | 2-Day Workshop(WEB開催)、1-Day Workshop、1-Day Steel College(製鉄所見学)、本社での仕事体験 | 全国の製鉄所・研究所での2週間・1週間のインターン(約300の実習テーマ) |
| 日程 | 2026年7月8日〜9月30日のうち全8回(各2日間) | 2週間:7月27日〜8月7日、8月17日〜8月28日/1週間:8月31日〜9月4日、9月7日〜9月11日 |
| 応募締切 | 各開催日の2週間前 | 2週間は5月31日、1週間は6月21日 |
| 募集人数 | 記載なし | 記載なし |
出典:日本製鉄 インターン・イベント 事務系プログラム、技術系プログラム(2026年10月5日確認)。
どちらのプログラムも、ページにはグローバル職(総合職)の内容だと書かれています。
募集人数も応募者数も公式に書かれていないため、インターンの倍率は公式の数字からは計算できません。
事務系の2-Dayは応募者が多い場合に書類選考等を行うことがあるとされ、技術系は書類選考等を行ったうえで、各開催日の2週間前までに結果を知らせると書かれています。
事務系の1-Day Steel Collegeは2-Dayか1-Dayの参加者が対象で、本社での仕事体験はSteel Collegeの参加者だけが応募できます。
事務系は夏のWorkshopに参加することが次のプログラムへの入口になります。
2026年10月5日の時点で、冬のインターンの募集は公式のインターンのページに載っていないため、マイページに登録して案内を確認しておきましょう。
日本製鉄のインターンの優遇と日程は、次の記事でも詳しくまとめています。
日本製鉄の事業と職種(グローバル職・操業整備系の違い)
日本製鉄は鉄鋼をつくる製鉄事業を中心に、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの事業を持つ会社です。
新卒採用情報のページでは、大学生・大学院生が主に応募するグローバル職を、事務系・技術系の総合職と位置づけています。
| 採用の区分 | 主な仕事 | 28卒の募集 |
|---|---|---|
| グローバル職(事務系 総合職) | 企画、営業(国内・海外)、総務、人事、財務・経理、原料購買、工程管理など | あり(2027年卒の募集要項を掲載中) |
| グローバル職(技術系 総合職) | 操業技術、設備技術、品質管理、研究開発、開発設計、技術営業など | あり(2027年卒の募集要項を掲載中) |
| ワイドエキスパート職(エリア総合職) | 事務系・技術系 | 現在募集なし |
| エリアグループ事務職 | 勤務地ごとの事務職 | 現在募集なし |
| オペレーター・設備メンテナンス職(操業整備系) | 製鉄所の設備の操業と保全 | 各製鉄所の窓口で採用 |
出典:新卒採用情報、募集要項、エリアグループ事務職採用、オペレーター・設備メンテナンス業務 採用サイト(2026年10月5日確認)。
エリアグループ事務職とワイドエキスパート職は、2026年10月5日の時点で募集を行っていないと書かれているので、28卒の大学生が今応募できる総合職の入口はグローバル職と考えておきましょう。
採用人数の表にある操業整備系は、製鉄所の操業や設備の保全を担う区分で、グローバル職とは採用の窓口が分かれています。
グローバル職の勤務地は、東京の本社のほか、全国の製鉄所、技術開発本部、支社・支店、海外の事業所にわたります。
採用FAQによると、内定後に複数回の配属面談を行ったうえで配属を決め、技術職は専門性を高めるため、事務職よりローテーションの頻度が少ないとされています。
日本製鉄が求める人物像
日本製鉄の採用サイトには、求める人物像を1つにまとめたページは見当たりませんでした。
手がかりになるのは、新卒採用情報のページでグローバル職について書かれた、若手から責任ある仕事を任され、多くの関係者を牽引する立場で活躍できるという説明です。
同じページでは、自ら課題や解決策を考察して実行する主体性と、チームを引っ張るリーダーシップが身につくと書かれています。
もう1つの手がかりが、日本製鉄グループの社員行動指針で、目指す姿として「創造・先進・成長」、大切にすることとして「自律・現場・本質」、働きかけ方として「対話・協働・伝承」を掲げています。
書類や面接で伝える経験は、自分で課題を見つけて周りを巻き込みながら進めた場面を中心に選ぶと、グローバル職の説明と結び付けやすくなります。
技術系の人は、研究で現物やデータをもとに原因を突き止めた経験を整理しておくと、現場と本質を大切にする行動指針とつながります。
事務系の人は、立場の違う人と話し合って1つの結論にまとめた経験を用意しておくと、対話と協働で仕事を進める姿を具体的に伝えられます。
日本製鉄の就職難易度に関するよくある質問
日本製鉄の就職難易度と採用について、検索で多い疑問に答えます。
回答はいずれも、2026年10月5日に確認した日本製鉄の公式資料にもとづきます。
日本製鉄の採用大学は公表されている?
理系でも事務系に応募できる?
一般職やエリア職の募集はある?
書類選考の締切に間に合わなかったら応募できない?
日本製鉄の就職難易度のまとめ
日本製鉄は選考の倍率や応募者数を公表していませんが、新卒のスタッフ系採用者数は2025年4月が事務系75名・技術系180名で、2024年までの約1.7倍に増えました。
2027年度の採用計画はスタッフ系230名で、2026年度の見込み261名より約12%少なく、事務系の枠は毎年技術系の半分以下という点も押さえておきたいところです。
就職偏差値や出どころの分からない倍率ではなく、自分が応募する系統の採用人数と、毎年3月に発表される採用計画を見て準備の量を決めましょう。
28卒の本選考は、2027年3月ごろにエントリーシートの受付が始まると見て準備しておくのが安全で、締切は複数回あります。
まずはマイページにプレエントリーし、事務系か技術系のどちらで受けるかを冬のうちに決めておきましょう。
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