
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
リコーの本選考に挑むうえで、エントリーシートと並んで最初の山場になるのがWEB適性検査です。
リコーは複合機やプリンタといったプリンティング事業で長年高いシェアを持ちつつ、近年は「デジタルサービスの会社」への変革を掲げており、研究職・技術系・SEなど理系の活躍フィールドが広がっています。
その入り口で課されるのが主にSPIで、能力検査のスコアが基準に届かないと面接に進めないケースもあるとされています。
研究や院試と並行して就活を進める理系学生にとっては、どこにどれだけ時間を割くかの判断が合否を左右します。
この記事ではDigmedia編集部が、就活体験談や公開情報をもとに、リコー(本体・リコージャパン)のSPI出題傾向・ボーダーの目安・対策ロードマップを理系視点で整理しました。
- リコー本体とリコージャパンの選考フローとWebテストの位置づけ
- リコーで課されるSPIの受検方式(テストセンター/自宅受検)と出題科目
- ボーダーラインや採用倍率など通過難易度の目安
- 研究・院試と両立できる効率的な対策ロードマップ
- ES・面接で評価される観点とよくある質問への回答
- リコーの本選考を受ける予定でSPI対策を始めたい人
- 研究と両立しながらリコーのWebテスト対策を効率化したい理系学生
- 技術系・研究職・SEなど理系採用ルートで応募を検討している人
- 学校推薦と自由応募のどちらで進めるか迷っている理系学生
- ボーダーの目安を知って学習量を逆算したい人
目次[目次を全て表示する]
リコーの選考と適性検査の全体像
リコーの選考は、株式会社リコー本体とグループ販社のリコージャパンで法人が分かれており、応募ルートや細かなフローが異なります。
ただしKW「リコー Webテスト」では両者が混在して検索されるため、まずは両方の事業内容・求める人物像・選考フローを整理し、Webテストが全体のどこに位置するのかを押さえましょう。
全体像をつかんでおけば、SPI対策にどれだけ時間を割くべきかの見積もりがしやすくなり、研究と並行する理系学生でも計画が立てやすくなります。
リコーの事業・求める人物像と選考の特徴
リコーはデジタル技術とエッジデバイスを組み合わせたデジタルサービスを軸に、複合機・プリンタといったプリンティング製品や産業向けソリューションを展開する企業です。
近年は「デジタルサービスの会社」への変革を掲げており、求める人物像としてリコーウェイ(価値観)への共感、自律型人材、そしてデジタル人材という3軸を打ち出しています。
デジタル人材はさらにデジタルエキスパート・ビジネスインテグレーター・ものづくりエキスパート・プロセスDX人材といった区分で語られます。
理系学生にとっては、研究で培った技術的素養やものづくりへの関心を、これらの人材像に結びつけて語れる点が強みになります。
リコーの選考フロー(エントリー〜内定)
リコー本体の本選考は、エントリー・会社説明会に始まり、ES提出、WEB適性検査(SPI)、一次面接、二次面接、最終面接を経て内定に至る一般的な流れとされています。
特殊なステップは少なく、適性検査が序盤の関門として機能する構成です。
一方リコージャパンは、エントリーから会社説明会、ES・適性検査、一次面接(動画/録画面接のケースが多い)、二次面接(オンライン)、最終面接(オンラインまたは会場・面接官2名)という流れが体験談で語られています。
営業(SA)・カスタマーエンジニア(CE)・SE・コーポレートスタッフ(CS)など職種は分かれますが、職種が違ってもフロー自体はほぼ共通との声が多いようです。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
リコーにおいてWebテストは、ESと並ぶ序盤の選考関門として機能していると考えられます。
採用人数が比較的多い企業ではありますが、応募数も多いため、能力検査のスコアで一定の足切りが行われている可能性が高いと就活生の間では言われています。
つまりWebテストは「加点」よりも「面接に進む資格を得る」性質が強く、ここで落ちると人物面をアピールする機会すら得られません。
研究が忙しい理系学生ほど、後回しにせず早めに基礎を固めておくことが、選考全体を有利に進める前提条件になります。
逆に言えば、Webテストを計画的に仕上げておけば、ESや面接にじっくり時間を割けるようになり、選考全体の質を底上げできます。
リコーで実施されるSPIの出題傾向
リコーのWebテストは、体験談ベースで見ると主流はSPIです。
受検方式や出題科目を事前に把握しておけば、対策の方向性が明確になり、準備した人としていない人で差が付きやすいのがSPIの特徴です。
ここではリコー(本体・リコージャパン)で想定される受検方式・出題科目・頻出傾向を、理系学生が得点を伸ばしやすい観点から整理します。
リコーのWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
リコー本体ではSPIのテストセンター方式が主との体験談が多い一方、自宅でのWeb受検(オンライン)の報告もあり、年度や職種で揺れる印象です。
一部の体験記では玉手箱の報告もあり、リコー本体では玉手箱や適性テストが併用されたという声も見られます。
リコージャパンは言語・非言語・性格のSPIを自宅受検で受けるケースが多いとの整理がなされています。
本選考でSPI・玉手箱・GAB・CAB・TG-WEBのいずれかが課される可能性を紹介する情報サイトもありますが、実体験ベースの中心はSPIです。
理系学生は研究の合間に受検枠を取りにくいこともあるため、早めに日程を確保し、ベストな状態で受け切る戦略が有効です。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
SPIの出題科目は言語・非言語・性格の3領域が基本で、職種によっては英語(SPI ENG)や構造的把握力検査が追加された体験談もあります(一部のみ)。
所要時間の目安としては、能力検査が約35分、性格検査が約30分で合計約65分という整理が、自宅受検SPIの標準値ベースでリコージャパンの例として紹介されています。
テストセンター形式の場合は、能力検査約35分に加えて事前の性格検査を受ける標準構成です。
言語は二語の関係・語句の用法・長文読解などが、非言語は推論・図表の読み取り・確率・割合と比などが中心になります。
科目数が多いほど準備負担は増えますが、出題範囲が固定的なSPIは頻出分野を押さえれば費用対効果が高いテストでもあります。理系学生は得意分野から着手し、短時間で正答率を伸ばす設計が有効です。
SPIならではの頻出問題の傾向
SPI非言語で最頻出とされるのが推論で、条件を整理して順序や大小を導く問題が中心です。
数学的な処理に慣れた理系学生にとっては、推論や確率、割合と比といった非言語分野は得点源にしやすい領域です。
一方で言語は、日頃から文章に触れていないと時間切れになりやすく、理系学生がつまずきやすいポイントとされています。
非言語で確実に積み上げつつ、語彙系の知識問題を取りこぼさないことが、安定した総合スコアにつながります。
また図表の読み取りは、理系が研究で扱うグラフ処理の感覚を活かしやすい分野です。設問の条件を素早く図に落とし込む練習を重ねると、推論と合わせて非言語全体の正答率が安定します。
リコーのWebテストのボーダーと正答率の目安
リコーのような採用規模の大きい企業でも、Webテストのボーダーがどの程度なのかは気になるところです。
ただしボーダーは企業が公表しているものではなく、あくまで就活体験談ベースの推測である点に注意が必要です。
ここでは公開情報から見えるボーダーの目安・採用倍率・結果の使い回しについて、断定を避けつつ整理します。
リコーのボーダーラインの目安
リコージャパンのSPIボーダーは「7割程度」と言われることが多いようですが、これは情報サイトの目安であり公式値ではありません。
体験談のトーンとしては「対策なしでの通過は難しい」「基本的なSPI対策で通過している」という声が多く、難問というより標準難易度に足切りラインが高めという位置づけです。
つまり奇問・難問に身構えるより、頻出分野で着実に正答率を積み上げることが現実的な対策方針になります。
目標としては、どの方式でも7割前後を安定して取れる状態を目安に置くと、リコー以外の併願先でも武器になります。
これらの数値はあくまで目安であり、年度や受検者層によって変動する点は理解しておきましょう。
リコーの採用倍率と通過の難易度
リコーの採用人数は毎年200〜400名規模とされ、採用数が多い分、倍率は大手のなかではやや低めとの整理もあります。
倍率の目安はソースによって幅があり、リコージャパンで約20倍程度との数値もあれば、新卒全体で約50〜60倍との推定もあり、数値はばらつくため目安レベルで捉えるのが妥当です。
就職難易度については「学歴フィルターは存在しない」とされ、採用大学は九州大・明治大・立命館大など中堅〜難関まで幅広いとされています。
難易度評価はサイトにより「やや高い〜高い」と分かれますが、理系学生も能力検査のスコア自体は文理問わず求められるため、油断せず準備する必要があります。
テスト結果の使い回しはできる?
リコーで主流とされるテストセンター型SPIは、一度受検した結果を他社の選考でも使い回せる仕組みになっています。
納得のいくスコアを一度作っておけば、同時期に受ける他のメーカーやIT企業にも同じ結果を提出でき、受検負担を減らせます。
ただし使い回せるのは同じテストセンター方式の場合に限られ、自宅受検型などには流用できない点に注意が必要です。
リコージャパンのように自宅受検が中心のケースでは、企業ごとに受け直しが必要になる場合もあります。
志望度の高い企業に出す前にベストスコアを取り切ってから使い回す順番を意識すると、研究で多忙な理系学生でも効率的に進められます。
編集部が分析するリコーWebテスト対策ロードマップ
足切りラインが高めとされるリコーのSPIを突破するには、限られた時間で正答率を引き上げる計画的な対策が欠かせません。
特に理系学生は研究や実験、院試と並行することになるため、やみくもに解くのではなく頻出分野から優先的に固める戦略が有効です。
ここでは編集部の視点で、問題集の選び方・練習ツール・スケジュールの組み方を、効率重視の理系向けに整理します。
SPI対策におすすめの問題集・進め方
SPI対策の基本は、定番の問題集を1冊決めて繰り返し解き切ることです。
複数冊に手を広げるより、1冊を3周ほど回して解法パターンを体に染み込ませるほうが、短期間で得点が安定します。
理系学生はまず非言語を一気に固めて得点源にし、その後で語彙・読解など言語分野の底上げに回るのがおすすめです。
間違えた問題には印を付け、2周目以降はそこを重点的に潰すことで、限られた学習時間を効率化できます。
問題集を選ぶ際は、解説が詳しくテストセンター型と自宅受検型の両方に対応した最新版を選ぶと、リコー本体・リコージャパンどちらの方式にも備えられます。
練習できるアプリ・模試サービス
まとまった机に向かう時間を取りにくい理系学生には、スマホで解けるSPI対策アプリの活用が向いています。
通学中や実験の待ち時間といったスキマ時間に一問一答形式で解けば、非言語の処理速度を無理なく上げられます。
さらに本番形式の模試を一度受けておくと、制限時間内に解き切る感覚や時間配分のクセが把握できます。
アプリで基礎を反復し、模試で実戦感覚を確認するという二段構えにすると、効率よく仕上げられます。
模試を受けたら点数だけでなく「どの分野で時間を使いすぎたか」を必ず振り返りましょう。理系学生は難問を解き切ろうとして時間を浪費しがちなので、捨て問の見極めも練習しておくと本番で焦らずに済みます。
逆算した対策スケジュールの組み方
リコーの本選考やWEB適性検査の受検時期から逆算して、対策スケジュールを組むのが理想です。
目安として、本番の4〜6週間前から問題集に着手し、最後の2週間で模試と弱点補強に充てる配分が現実的です。
院生など研究が多忙な人は、平日は1日30分のアプリ学習、週末にまとまった演習という形でメリハリを付けると続けやすくなります。
修士課程の学生は本選考の解禁時期と研究の繁忙期が重なりやすいため、学会発表や中間報告の前後に対策の山場を作らないよう、カレンダー上で繁忙期を可視化しておくと破綻しにくくなります。
推薦応募か自由応募かでスケジュールの立て方が変わる場合もあるため、所属研究室や大学キャリアセンターで選考時期と応募ルートを早めに確認しておきましょう。
リコーのES・面接対策
リコーの選考はWebテストを突破した後も、ESと複数回の面接という高いハードルが続きます。
能力検査で足切りを超えても、人物面や志望動機の深さで評価されなければ内定には届きません。
ここではリコーのESと面接で問われやすい観点を整理し、理系学生が研究での経験をどう志望動機に結び付けるかも含めて解説します。
リコーのESの傾向と通過のポイント
リコージャパンのES通過率は約80%との目安が紹介されており、設問は志望動機やガクチカといった王道テーマが中心とされています。
自己分析ができていれば通過自体は難しくないトーンですが、リコーは「デジタルサービスの会社」への変革を掲げているため、リコーウェイや自律型・デジタル人材という人材像に自分を重ねて書けると説得力が増します。
理系学生は、研究で培った課題設定力や検証のプロセスを、ものづくりやDXの文脈にどう活かせるかという形で書くと差別化しやすくなります。
「仮説を立て、データで検証し、改善する」という研究の進め方は、リコーが掲げるプロセスDXやデジタルサービスの考え方とも親和性があります。
抽象的な憧れで終わらせず、具体的なエピソードで裏付けることが通過のポイントです。
一次・二次面接で聞かれる質問
一次面接通過率は約32%との目安があり、一般的な水準とされています。
リコージャパンでは一次が動画/録画面接のケースもあり、カメラの前で要点を端的に伝える伝達力が問われます。
二次以降はオンライン中心で、自己紹介・志望動機・学生時代の取り組みといった基本的な質問が中心になるとされています。
理系学生は研究内容を聞かれた際に、専門外の人にも伝わるようかみ砕いて説明できるかが見られます。結論から話し、根拠を添える構成を意識しておくと安定します。
リコーは自律性・主体性・巻き込み力を重視するとされるため、自分から動いて周囲を巻き込んだエピソードを用意しておくと答えやすくなります。
最終面接で評価される観点
最終面接はオンラインまたは会場で、面接官2名で行われるケースが体験談で語られています。
ここでは人物面や志望度が改めて確認され、リコーウェイへの共感や自律型人材としての姿勢が、自分の経験とどう重なるかを語れると評価されやすいでしょう。
研究職を志望する場合は、自律的に研究テーマを企画・推進する業務に通じる行動力や、関係者を巻き込む力が見られると考えられます。
入社後にどんなデジタルサービスやものづくりに関わりたいかという将来像を、専門性と結びつけて具体的に描けているかも問われます。
逆質問の時間が設けられることもあるため、事業変革や技術領域への関心が伝わる質問を準備しておくと、入社意欲を印象づけられます。
リコーのWebテストに関するよくある質問
ここまでリコーのSPI対策を整理してきましたが、実際に準備を進めるうえで多くの就活生が抱く疑問もあります。
対策の開始時期や難易度、落ちてしまう原因など、理系学生から特に質問が多いポイントをまとめました。
不安を残したまま本番を迎えないよう、よくある疑問を事前に解消しておきましょう。
特に院生や研究室配属後の学生は時間の使い方に悩みやすいため、現実的な進め方をイメージできるよう具体的に回答していきます。
対策はいつから始めるべき?
リコーのWebテスト対策は、本選考の1〜2か月前には着手しておくのが安心です。
ボーダーが7割程度とされる以上、直前の詰め込みでは安定した正答率を確保しにくいためです。
研究が忙しい理系学生は、早めにアプリ学習を習慣化し、スキマ時間を積み上げる形で前倒しに進めるとよいでしょう。
遅くとも本番3週間前には問題集を一周し、残りを模試と弱点補強に充てる流れが現実的です。
着手が遅れた場合でも、頻出度の高い推論と図表の読み取りに絞って演習すれば、短期間でも一定の底上げが見込めます。優先順位を付けることが、限られた時間でのリカバリーにつながります。
リコーのWebテストは難しい?
SPIそのものの難易度は標準的ですが、リコーは足切りライン(7割程度の目安)が高めとされるため、安定して高得点を出す必要があります。
問題が特別に難解というより、高い正答率を取りこぼさずに出し続けられるかが「難しい」と感じられる要因です。
理系学生は非言語で高得点を取りやすい一方、言語で取りこぼすと総合スコアが伸び悩むため、両分野のバランスが鍵になります。
職種によっては英語(SPI ENG)や構造的把握力検査が加わる体験談もあるため、志望職種で過去にどの科目が出たかを早めに確認しておくと安心です。
地道な反復で正答率を底上げすれば、十分に対応できるレベルと考えられます。
落ちる原因は?
Webテストで通過できない主な原因は、対策不足による時間切れと、性格検査での回答の一貫性の欠如が挙げられます。
SPIは1問あたりの制限時間が短いため、解法に迷うと終盤の問題に手が回らず、得点を落としがちです。
また性格検査で回答の矛盾が多いと、リコーウェイや自律型という人材像との相性を疑われる可能性もあります。
能力検査は十分な演習量で、性格検査は正直かつ一貫した回答を心がけることで、落ちるリスクを下げられます。
Webテストを早めに片付け、後半のリソースをESや面接といった人物選考に集中させる順番が、結果的に落ちにくい戦い方になります。
まとめ:リコーのWebテストを最短突破するために
リコーの本選考は、ESと並んでWebテスト(主にSPI)が序盤の大きな関門となり、足切りラインを越えなければ面接に進めません。
ボーダーは就活体験談ベースで7割程度が目安とされ、リコー本体はテストセンター中心、リコージャパンは自宅受検が多いなど、応募先で受検方式が変わる点も押さえておきましょう。
理系学生は、得意な非言語を得点源にしつつ言語を底上げし、アプリと模試を組み合わせて研究や院試と両立しながら効率的に対策を進めるのが王道です。
推薦応募か自由応募かで選考時期やスケジュールが変わる場合もあるため、所属研究室や大学キャリアセンターで早めに確認しておくと安心です。
Webテストを着実に突破し、ESと面接でリコーウェイへの共感と自律型人材としての姿勢、そして理系の専門性を伝えることが、内定への最短ルートになります。