
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
三菱重工業のインターンは、重工・防衛・エネルギーといった日本のものづくりの根幹を担う事業を体験できる貴重な機会です。
一方で倍率の高さや選考の厳しさから、「自分でも受かるのか」「何を準備すればいいのか」と不安を感じている学生も多いのではないでしょうか。
本記事では、三菱重工業のインターンシップの選考フロー・倍率・優遇の有無・落ちた場合の本選考への影響まで、28卒向けに徹底解説します。
なお、本記事では正式名称「インターンシップ」と区別なく、慣例に従いインターンと表記します。
三菱重工業のインターンは理系・院生を中心に競争率が高く、早めの準備と対策が合否を分けます。
目次[目次を全て表示する]
【三菱重工業のインターン】特徴と魅力は?
三菱重工業のインターンは、航空・宇宙・エネルギー・防衛・物流といった多岐にわたる事業領域を実際の現場で体感できる点が最大の特徴です。
技術系向けの「MHI WINTER INTERNSHIP」では、全国の事業拠点またはオンラインで5日〜10日程度の実務型プログラムが実施されます。単なる見学にとどまらず、実際の技術テーマに取り組むケースも多く、学術研究との接続を実感できると参加者からも評価されています。
事務系向けには夏・冬それぞれに1day〜2daysのワークショップも用意されており、文系学生が業界理解を深める入り口としても機能しています。
また、三菱重工グループ全体の規模感や、国内外のプロジェクトに関わる社員と直接話せる機会は、就職先の選択基準を具体化するうえでも大きなメリットといえます。
実務に近い環境でグループワークや技術演習に取り組めるインターンは、同社への志望度を高める機会としても注目されています。
【三菱重工業のインターン】会社概要の紹介
まずは三菱重工業の基本情報を整理します。インターンシップへの応募前に企業理解を深めておくことが、ES・面接対策にも直結します。
| 企業名 | 三菱重工業株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1964年(三菱重工業として再発足) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 |
| 事業内容 | エネルギー・環境、交通・輸送、防衛・宇宙、物流・冷熱・ドライブシステムなど |
| 従業員数(連結) | 約8万人以上(グループ全体) |
| 資本金 | 約2,659億円 |
三菱重工業の採用倍率
三菱重工業の本選考倍率は、数十倍から100倍以上に達することもあると言われています。特に技術系総合職では大学院生の応募が集中するため、競争率はさらに高まる傾向があります。インターン選考においても同様に、応募者が多く集まることから、ESの段階でも相当数が絞り込まれると考えられています。
公式の倍率は非公開ですが、就活情報サイトの体験談などをもとに、難易度が高い企業として広く認識されています。
三菱重工業の平均年収
三菱重工業の平均年収は、2025年3月期実績で1,000万円程度とも言われており、国内メーカーの中でもトップクラスの水準とされています。もっとも、平均年齢が40歳超の数値であることに留意が必要です。新卒初任給については、学歴に応じた設定がなされており、大学院修士卒は学部卒より高い水準が設定される傾向があります。
理系はどのような職種がある?
三菱重工業の技術系職種は多岐にわたります。主な領域は以下のとおりです。
- 機械・構造設計エンジニア(航空機・船舶・発電設備など)
- 電気・電子・制御エンジニア
- 材料・化学系研究職
- 情報・IT・システムエンジニア
- 環境・エネルギー技術(カーボンニュートラル関連)
- 宇宙・防衛領域の技術開発職
- 生産技術・プロセスエンジニア
インターンシップでも、これらの職種に対応した複数コースが設けられており、志望職種に合わせてコースを選択する形式が一般的です。
採用実績のある大学・大学院
三菱重工業では、旧帝大(東京大学・京都大学・大阪大学・東北大学・九州大学・北海道大学・名古屋大学)や東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、理工系上位校の出身者が多く採用実績を持つとされています。ただし、公式に特定の大学のみを採用対象とするような方針は明示されておらず、出身大学よりも専攻・研究内容・スキルが重視される側面もあります。幅広い大学から応募できる環境ですが、倍率の高さを踏まえ、早めの準備が重要です。
【三菱重工業のインターン】インターンの概要
三菱重工業のインターンは、夏と冬の2シーズンに分けて複数のプログラムが展開されます。技術系・事務系で内容・日程が大きく異なるため、自分のターゲットを明確にしたうえでスケジュールを確認することが重要です。
インターンの内容
技術系の代表的なプログラム「MHI WINTER INTERNSHIP」は、三菱重工グループの全国の事業拠点またはオンラインで実施される実務型インターンシップです。期間は5日〜10日程度で、エネルギー・航空・防衛・物流など各事業ドメインに対応したテーマが設定されます。参加学生は担当メンターの指導のもと、実際の技術課題や新提案テーマに取り組み、最終日には成果発表を行います。グループワーク形式で進むプログラムも多く、チームとして課題を解決するプロセスを通じて、実際の業務イメージを掴むことができます。一方、夏の事務系向けプログラムは1day〜2daysのワークショップ形式が中心で、業界・事業理解を深めるコースと、営業・調達業務を疑似体験するコースに分かれています。理系院生にとっては冬の技術系インターンシップが最も本選考に近いプログラムとして位置づけられており、応募の優先度が高いと言えます。
締め切りはいつ?夏・冬の募集スケジュール
過去の実績をもとにした目安となりますが、夏の事務系ワークショップは2025年8月〜9月に複数期日程が設けられており、応募締め切りはおおむね7月前後とされています。冬の技術系インターンシップは2025年12月〜2026年2月の期間内で実施され、応募受付は10月〜11月ごろに行われることが多いようです。インターンシップの日程・締め切りは年度によって変動するため、必ず公式採用サイトおよびマイページで最新情報を確認してください。
マイページ登録と応募開始はできる限り早めに行うことが、選考スケジュールを把握するうえでも重要です。
三菱重工業のインターンの特徴
三菱重工業のインターンシップは、「実務密着型」であることが最大の特徴です。単なる工場見学や説明会ではなく、実際のプロジェクトに近い形でテーマに取り組む機会が設けられています。また、技術系では専攻分野と連動したコース選択が可能なため、自分の研究内容を活かしやすい環境が整っています。社員と直接交流できる機会も豊富で、キャリアパスや仕事の醍醐味についてリアルな声を聞くことができます。
【三菱重工業のインターン】インターンの選考フロー
三菱重工業のインターン選考は、コース・プログラムによって細部が異なりますが、おおむね以下のステップで進みます。実際の選考体験談をもとに構成していますが、年度・職種によって変更になる場合があります。
採用公式サイトからマイページを作成し、希望コースを選択してエントリーします。コースは技術系・事務系・職種別に複数設けられています。
志望動機・インターンで学びたいこと・自己PR・研究概要などを記載します。技術系では研究内容の説明が重視されます。
言語・非言語・英語の基礎学力テストが課されます。テスト形式はSPIまたは玉手箱に近い形式が採用されることが多いとされています。
オンラインまたは対面で実施されます。技術系では研究内容のプレゼンや深掘り質問が行われるケースがあります。
選考通過者に参加案内が届きます。実施形式(対面・オンライン)はコースによって異なります。
【三菱重工業のインターン】インターンの倍率・難易度
三菱重工業のインターン選考は、重工・防衛・エネルギー系を志望する学生が集中することから、難易度が高いと広く認識されています。
難易度
三菱重工業のインターンシップは、選考通過の難易度が高い企業のひとつとされています。ESとWebテストだけで多くの応募者が絞り込まれ、面接まで進める割合は限られると考えられています。技術系においては研究内容の質・説明力が問われるため、自己分析と研究の言語化が合否を左右します。
倍率が高い理由
三菱重工業は国内最大級の総合重工メーカーであり、ブランド力・事業の安定性・年収水準から志望者が集まりやすい企業です。特に理系の大学院生にとっては、研究との親和性が高いことから競争が激化する傾向があります。インターンの募集枠が限られているにもかかわらず応募者が多いため、結果として倍率が上がると考えられます。
選考通過率
公式の通過率は公表されていませんが、複数の体験談・就活支援情報をもとにすると、ES段階の通過率は数十パーセント程度、最終的な参加率は全応募者の数パーセント程度とも言われています。いずれも推測値であり、年度・コース・応募時期によって大きく変動する可能性があります。
夏と冬どっちが倍率が高い?
一般的に、夏は応募者が多く倍率が上がりやすい傾向があると言われています。一方、冬の技術系インターンシップは実務密着型で期間が長いため、参加意欲の高い学生が集まる傾向があります。どちらも難易度は高いため、夏・冬の両方にエントリーして参加機会を増やすことが有効な戦略といえます。
【三菱重工業のインターン】インターン優遇はある?
三菱重工業のインターンに参加することで、本選考に何らかの優遇が得られるかどうかは多くの就活生が気になるポイントです。
早期選考優遇
インターン参加者の一部に対して、本選考よりも早いタイミングで選考に進む「早期選考」の案内が届くケースがあると報告されています。ただし、全参加者に一律で案内されるわけではなく、インターン中のパフォーマンスや評価が影響する可能性があります。公式には明示されていないため、確定情報としては扱えませんが、チャンスとして捉えておく価値があります。
本選考優遇
インターンへの参加が直接的な本選考優遇(ES免除・面接スキップ等)につながるかどうかは、公式に発表されていません。ただし、インターンを通じて企業・業務理解が深まることで、ESや面接での説得力が増すという間接的な効果は大きいとされています。インターンで得た具体的な経験を本選考でも活かせるよう、参加中に記録・振り返りを行うことが重要です。
リクルーター・推薦との関係
三菱重工業では、大学推薦(学校推薦)制度も設けられていると言われています。理系の大学院生の場合、所属研究室や大学との関係からリクルーターと接触する機会が生まれることもあるようです。インターンに参加することで社員との接点が増え、そこからリクルーターにつながるケースも一部で報告されています。ただし、推薦・リクルーター制度の詳細は非公開であるため、個別に確認することを推奨します。
推薦制度の利用可否については、所属大学の就職課や担当教員に確認するのが確実です。
【三菱重工業のインターン】学部生と院生どちらが有利?
三菱重工業のインターンシップは、技術系については大学院生(修士・博士)が有利に働くケースが多いとされています。同社の技術系採用は研究内容・専門性が重視されるため、より深い知識と研究実績を持つ院生が評価されやすい傾向があります。技術面接では研究テーマの説明や専門的な質問が課されることもあり、学部生にとっては研究経験の浅さが不利になりうる場面もあります。一方で、事務系のワークショップ型プログラムは学部生でも十分に参加できる内容が多く、文系・学部生にとっての入り口としての役割を担っています。技術系の実務型インターンを目指す学部生は、研究内容を丁寧に言語化し、専門知識の深度を補う形でのアピールが求められます。
【三菱重工業のインターン】選考通過するためのポイント
倍率の高い三菱重工業のインターン選考を通過するためには、ESから面接まで一貫した対策が必要です。
志望動機
三菱重工業のインターンシップにおける志望動機は、「なぜ重工業か」「なぜ三菱重工か」「インターンで何を得たいか」の3軸を明確に整理することが重要です。漠然とした「ものづくりが好き」という表現ではなく、同社の具体的な事業領域や技術テーマと、自分の研究・関心をつなぐ論理的な志望理由が求められます。競合他社(IHI・川崎重工・JAEXA・防衛関連企業)との違いを意識したうえで、三菱重工ならではの点を言語化することが差別化につながります。ESで設問として問われることが多いため、字数制限内でコンパクトかつ説得力ある文章にまとめる練習を繰り返しましょう。
Webテスト・適性検査
三菱重工業のインターン選考では、Webテスト(SPIまたは玉手箱に近い形式とされることが多い)が実施されます。言語・非言語・英語の各パートを一定水準以上でクリアする必要があり、この段階での足切りも少なくないと考えられています。対策としては、SPI・玉手箱の問題集を繰り返し解き、時間配分を意識した解答スピードを身につけることが有効です。Webテストは比較的早期に実施されるため、エントリーと同時期に準備を始めることを推奨します。英語は基礎的なTOEIC対策も並行して行うと安心です。
研究概要・技術面接の対策をする
技術系のインターン選考では、自身の研究内容を専門外の人にも伝わる形で説明する能力が問われます。研究概要書(研究概要シート)の提出が求められるケースもあり、背景・目的・手法・結果・今後の展望を簡潔にまとめたドキュメントを事前に準備しておくことが重要です。技術面接では、研究テーマへの深掘りや「なぜその手法を選んだか」「課題は何か」といった本質的な質問がされることがあります。また、自分の研究が三菱重工業のどの事業・技術領域に活かせるかを言語化しておくと、面接での説得力が増します。
【三菱重工業のインターン】評価される人物像
三菱重工業がインターン選考で評価する人物像には、特定の傾向があると考えられています。
専門性と課題解決力を持つ人材
技術系インターンシップでは、専攻領域の知識を実際の問題に適用する力が重視されます。自分の研究テーマに対して「なぜ」を繰り返し考え、仮説を立てて検証するプロセスを経験してきた学生は、インターンの実務型テーマでも同様のアプローチが活かせます。単に知識があるだけでなく、不明な問題に対してどうアプローチするかというプロセスを示せることが重要です。
チームで動ける協調性・コミュニケーション力
三菱重工業のプロジェクトは、多職種・多拠点の連携によって進む大規模なものが多い傾向があります。インターンのグループワークでも、自分の意見を主張しながら周囲と協力してアウトプットを出す姿勢が評価されます。リーダーシップを発揮する場面も大切ですが、それ以上に「チームとして動ける力」「他者の意見を受け入れたうえで議論を深める力」が重視されます。
【三菱重工業のインターン】インターンに落ちたら本選考は受けられない?
三菱重工業のインターン選考に落ちた場合でも、本選考への応募は可能とされています。インターン不参加が本選考の門前払いにはならない点は、多くの就活情報サイトでも確認されています。ただし、インターンを通じて得られる企業理解・業務体験・面接準備の機会は大きなアドバンテージであるため、インターンに参加できた学生と比べて、本選考では準備量の差が出ることは否めません。インターンに落ちた場合は、ES・Webテスト・志望動機のどこに課題があったかを振り返り、本選考までに改善することが重要です。また、OB・OG訪問や会社説明会などで社員との接点を作り、企業理解を深める努力が有効です。諦めずに本選考まで準備を続けることで、合格の可能性は十分にあります。
インターン不参加でも本選考には挑戦できますが、できる限り複数の接点を持つことが選考対策の厚みにつながります。
【三菱重工業のインターン】三菱重工業のインターンに関するよくある質問
文系学生でもインターンに参加できますか?
授業や研究との両立は難しいですか?
インターンは交通費・宿泊費が支給されますか?
複数のコースに同時にエントリーできますか?
インターンに参加するとリクルーターがつきますか?
【三菱重工業のインターン】まとめ
三菱重工業のインターンは、国内最大級の総合重工メーカーで実務に近い環境を体験できる貴重なインターンシップです。技術系の実務型プログラムは院生を中心に競争率が高く、ES・Webテスト・面接をすべて高水準でクリアする準備が求められます。
選考を通過するためには、「なぜ三菱重工業か」を具体的に言語化した志望動機の作り込み、Webテストの早期対策、研究概要の整理が特に重要です。インターンへの参加は本選考における企業理解・面接力向上に直結するため、夏・冬ともにエントリーする姿勢で臨むことを推奨します。
インターンに参加できなかった場合でも本選考への挑戦は可能です。落ちた場合は課題を振り返り、OB・OG訪問や説明会を通じて準備を続けてください。三菱重工業のインターンシップをきっかけに、自分のキャリアビジョンをより明確にしていきましょう。

