HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
「理系と文系の自己分析に違いはあるの?」 「理系の自己分析はどうやってすればいいの?」 このように、就職活動の自己分析について不安を覚える人も多いのではないでしょうか。
本記事では、自己分析における理系と文系の違いと、理系が自己分析するときのポイントを紹介しています。また、自己分析の手法やコツと、深掘りするべ内容についても併せて紹介しています。
この記事を読むことで、理系の就活生がどのように自己分析すればいいかがわかります。自己分析ができれば、エントリーシート(以下:ES)の内容や面接での応答の質を上げられるでしょう。自分自身を把握するとこで、独自のアピールポイントを訴求できるようにもなります。
理系の就活生で、自己分析に悩んでいる人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
自己分析とは
就職活動における自己分析とは、自分の経験や思考を整理して、自分の強みや弱みなどの特徴や今後の展望を理解することです。自分のことを言語化して相手に伝えるために、事前に自己分析をしっかりやっておくことが大切になります。
就職活動は、企業と個人が求めるものと提供できるものをマッチングする作業です。ミスマッチを防ぎ、理想のライフプランを実現させるためにも、自己分析は欠かせないでしょう。
自己分析の方法は理系と文系で違いはある?
自己分析の手法は、理系と文系で違いはありません。自己分析では大学時代に経験したことをリストアップして、その経験から得た学びや教訓、身についた強みなどを言語化します。理系と文系どちらの場合でも、それらの経験を深堀りしていくことになるでしょう。
ただ、企業が求めることは理系と文系で異なります。そのため、自己PRや志望動機の中で伝えるべき内容は変わってくるでしょう。
理系独自の自己分析方法は?
ここでは、理系独自の自己分析方法について紹介します。理系の強みは一般的に、専門知識がある点や、研究を通じて仮説検証ができる点などが挙げられるでしょう。
それらの強みを、自分の経験と紐づけてアピールすることが大切になります。しっかりアピールできるように、理系独自の分析方法について知っておいてください。
専門分野に関して自己分析する
理系の強みを活かすなら、研究してきた専門分野をアピールしてください。アルバイトやサークル活動についてアピールすることももちろん可能です。しかし、それらはアピールポイントにされやすく、ほかの就活生との差別化が難しくなります。
自己分析を通して専門分野について深掘りすることで、独自のアピールポイントを訴求できるようになります。研究しようと思った動機や、具体的な研究内容などについて掘り下げるといいでしょう。
専門分野とあわせて性格に関する自己分析もする
専門分野の深掘りと併せて、自分の性格に関する自己分析も必要です。就職活動では専門分野などのアピールポイントも大切ですが、それ以上に人間性が重要な選考基準になっています。自分の人間性を伝えるために、性格の自己分析も欠かせないでしょう。
社会人として働く上で、良好な人間関係が築けなければ仕事が成立しません。採用担当者は、社内のみならず、社外の人ともコミュニケーションが取れるかを見極めようとするでしょう。
なぜなぜ分析を活用してみよう
自己分析するときは、なぜなぜ分析を活用しましょう。なぜなぜ分析とは、「なぜ」と質問を繰り返していくことで、物事を深掘りしていく自己分析の手法です。もともとこの手法は、工場などの生産現場で発生した問題を解決し、予防するために考案されました。
なぜなぜ分析をするときは、深掘りを4回から5回繰り返すと効果的です。深掘りの回数が少ないと、物事の本質まで深掘りできず、理解が浅くなってしまうでしょう。
理系就活生がなぜなぜ分析をする際のコツ
なぜなぜ分析をするときは、建前ではなく本音で分析を進めるようにしましょう。なぜなぜ分析は、自分の本質を知るために行う自己分析方法です。建前の意見で分析を進めると、自分自身が本当に感じている本質に辿り着けない可能性が高くなります。
本音で自己分析するときは、弱点や弱みについても分析してください。それらを明確にしておくことで、就職活動における基準を作れるでしょう。
「なに」で選択肢を広げて「なぜ」で深めていこう
なぜなぜ分析で物事を深掘りするときは、深掘りの対象が多ければ多いほど正確な分析になります。さまざまな角度から分析することで、自分自身の本質に辿り着きやすくなるでしょう。深掘りの対象は、自分が「なに」に対して興味があるか考えると選択肢が広がってきます。
「なに」で選択肢を広げ、「なぜ」で深めたあとは、共通する価値観を抽出してください。そこで出てきた価値観は、自分の軸となる考え方、経験と言えるでしょう。
理系の学生生活と課外活動について
理系の学生は、日々の研究やレポートに注力する時間が多いため、課外活動が少なくなることもあるでしょう。そのような場合は、課外活動の代わりに研究などの学生生活をアピールできれば問題ありません。勉学に取り組む姿勢や研究成果などが、評価の対象になります。
アピールできる課外活動がある場合は、学業や研究内容と絡めてアピールできないか考えてみましょう。二つを併せることで、独自性の高いアピールが可能です。
自己分析をして就職活動に役立てよう
自己分析は、個人と企業のミスマッチを防ぐために欠かせないものです。理系と文系では、自己分析の目的は同じですが、志望動機や自己PRの内容が変わるでしょう。理系である強みを活かすために、研究してきた専門分野などを深掘りしていくことが大切になります。
自己分析することで、自分の本質的な性質が把握できます。その結果、ほかの就活生と差別化したアピールポイントを訴求できるでしょう。この記事を参考に、理系の自己分析に取り組んでみてください。