SPIやwebテストのカンニングはバレる?バレる理由やリスクを徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

ここ数年で、適性検査はWebで実施されることが主流になってきました。

もちろん試験センターで行われるケースもありますが、自宅で自分のパソコンを使うなどして在宅受験をするケースが多いと思います。

そういった現状から、「在宅受験ができるということは、カンニングがし放題なのでは?!」と思われる方も多いのではないでしょうか。

実際のところSPIなどのWebテストでカンニングは可能なのか、もしカンニング行為をした場合どうなるのかについて本記事では解説していきます。

目次目次を全て表示する

はじめに

SPIなどのWebテストを受ける際は、自宅での受験になるため、「実際のところカンニングできてしまうでは…?」と感じることも少なくありません。

一口にWebテストといっても、カンニング防止のための監視は、されるパターンとされないパターンがあるのが特徴です。

そのためWebテストを受験する際は、監視の有無について、事前に理解を深める必要があります。

本記事では、Webテストの監視の有無について解説しつつ、監視の方式についても触れていきます。

「SPIのWebテストでカンニングしたらどうなる?」「Webテストの監視ってどんなときにあるの?」と疑問を抱いている人は、ぜひ参考にしてみてください。

【SPIなどのWebテストでカンニング】SPI やWebテストでカンニングはできるの?

テストの受け方

・企業の会議室などでパソコンが用意されて行うケース
・試験センターに出向いて行うケース
・自分のパソコンを使って在宅受験するケース

Webテストは大きく分けて上記の3パターンがあります。

企業の会議室や試験センターは、試験監督がいる上、他の受験生もいるので簡単にカンニング行為をすることはできません。

一方、自宅で受験する場合、誰にも監視されることなく、自分の自由になるのでカンニングも簡単にできるように思えます。

ここ数年で在宅受験のWebテストを行う企業が増えていますが、実際のところ、カンニングはできるのでしょうか。

オンライン受験の場合は可能なことも

結論から言うと、在宅で受験するパターンのWebテストは、カンニングをすることが可能です。

就活コンサルタント木下より

spiテストカンニング

実際、在宅受験のWebテストには監視型のもの監視型ではないものが存在し、監視型ではないものは、自分の自由な状態で受験ができるため、カンニングをしようと思えばいくらでもできる現状になっています。

そのため、カンニングするか否かは自分の理性や倫理観にかかっています。

基本的には自分で解き、分からない問題があったら手元にある過去問集や参考書で正解をチェックしたり、ネットで検索して回答することも可能です。

また、Webテストはリアルタイムで受験するといったスタイルではないので、顔を見せることなく受験ができます。

そのため、替え玉受験をすることもでき、成績優秀な知人に替わりに解いてもらったという人さえ実際に存在しています。

Memo

さらにはネット上では受験代行業者まで登場しており、「代行したことはバレません」といった宣伝文句を鵜呑みにして利用する人もいるほどです。

ネットで解答集が手に入ることも

先ほども紹介したように、基本的には自分で解いて、どうしても分からない問題やどうしても得点したい問題だけ、参考書やネットで調べて回答する人も一定数いるのが現状です。

中にはエクセルデータの解答集を入手して、最初から解く気がなく、手順に沿って解答を選ぶだけの人もいます。

解答集は大学の先輩から代々にわたって受け継がれているサークルが実在するほか、その解答集をネット上で販売して稼いでいる人がいるのも事実です。

SPIや玉手箱、TG-WEBなど代表的なWebテストごとに分類されて出回っています。

これらのWebテストは出題される問題がパターン化されているので、実際のWebテストで問題文の冒頭を見れば、すぐにエクセルデータから正解を導き出せる仕組みになっています。

禁止されている場合がほとんど

SPIやWebテストでカンニングすること自体は可能であると紹介しましたが、事実、カンニング行為は受験時の注意事項で禁止とされている場合がほとんどです。

また、他にもネットで調べながら受験する、知人に代わってもらって受験するなど、自分以外の力を借りて受験する行為は全て禁止です。

万が一、カンニング行為がバレた場合は、一大事になってしまうので、Webテストのカンニングは絶対にやめましょう。

【SPIなどのWebテストでカンニング】オンラインでも種類によっては監視されている

SPIなどのWebテストはオンラインで受けられるテストのため、在宅での受験が可能で非常に便利といえます。

しかしWebテストを受ける際に気になるのは監視の有無で、カンニングできるのかというポイントです。

結論からいうと、オンラインでも種類によっては監視が実施されているのが特徴です。

そのためWebテストなら簡単にカンニングできる、とは限らず、注意が必要になります。

なお、監視のパターンは以下の3つに分けられます。

監視のパターン
  • 監視なし
  • AI監視
  • 有人監視

どのような状況で監視が実施されるのかも含めて、詳細をチェックしていきましょう。

1.監視なし

SPIなどのWebテストは、まず、まったく監視されないパターンがあります。

監視なしの場合、機械も人もカンニング防止のためのチェックを行っていません。

そのため事実上、監視なしの場合、カンニングはできてしまいます。

監視なしのWebテスト=カンニングOKという解釈にはなりませんが、バレずにやれるかどうかでいえば、「できる」が答えになります。

2.AI監視

Webテストで監視ありの場合、まず一つ目の監視方式に、AI監視が挙げられます。

その名の通りAIシステムが監視を行うもので、具体的には、パソコンのカメラを起動させた状態で受験に臨むのが特徴です。

AI監視は人が監視するものではありませんが、高性能なシステムがカメラを通じて監視・行動チェックを実施するため、不審な行動を起こせば高い確率で検知されてしまいます。

カンニングだけでなく、替え玉受験などの防止策としても対応しているのが特徴です。

なお、AI監視が行われるWebテストは有人監視と違って人が監視する必要がないため、事前予約不要で24時間受験が可能になります。

実際に、AI監視型Webテストの代表例として、TG-WEBが挙げられます。

3.有人監視

Webテストの監視パターンとして、最後に有人監視の方式があります。

有人監視の場合、AI監視と同様にカメラを通じた監視になりますが、カメラ越しに監視しているのは監視スタッフになります。

人が直接的にかかわるテストになるため、有人監視のWebテストは、深夜・早朝の受験はできません

なお、SPIテストセンター方式で受験するときは在宅受験ではあるものの、替え玉防止として本人確認の監視も実施されます

【SPIなどのWebテストでカンニング】どんな監視をされるの?

オンラインで監視が行われる際は、あらかじめWebカメラを用意し、カメラをONにした状態で部屋を360度撮影したり受験者の視線をチェックしたりするのが特徴です。

また、パソコンを画面共有した状態にし、ほかのタブを閲覧していないか監視するパターンもあります。

そのため監視が実施されている状態では、オンライン上でのWebテストとはいえ、カンニング行為を働くのは困難といえます。

【SPIなどのWebテストでカンニング】監視型の見分け方はある?

SPIのWebテストを受ける際、監視が行われるパターンの時は、事前に企業から「カメラをオンにしてください」などの案内があります

カンニング防止の対策とはいえ、本人の承諾なしで無断で監視を実施しては、プライバシー侵害の問題になるからです。

そのため知らない間に監視されていた、となるパターンは基本的にありません

また、監視型のSPIの場合は、有人監視ということもあってかならず予約をしなければいけないため、そこで見分けることができます。

【SPIなどのWebテストでカンニング】SPIのWebテストのカンニングはバレる?

中にはサークル仲間がみんなやっているから、Web上で販売されているのだからみんなやっているに違いないと、平気で丸ごとカンニングをする人もいます。

ですが、カンニングをしてもばれないから大丈夫と思っていると、思わぬリスクやトラブルに見舞われ、取り返しのつかないことになり、大きな後悔をすることにもなりかねません。

実際にWebテストでのカンニング行為はどんな時にバレるのでしょうか?

カメラの監視でばれる場合がある

監視が実施されるSPIのWebテストでは、カンニングをすると、バレる可能性が高まります。

Webテストの監視では、テスト受験にあたって不正行為がないかチェックしているため、書籍を見たりネット検索したりしているとカンニングと判断されるでしょう。

有人型でないAI監視にも、不審な行動を検知するシステムはしっかりと搭載されているため、監視の目をかいくぐってバレずにカンニングするのは困難です。

ただ、監視が実施されないWebテストでは、カンニングを行ったとしても確かにバレることはありません。

テスト自体は、実際に突破できてしまうのが実情です。

面接で見抜かれる可能性がある

カンニング行為は、Webテスト受験時はバレずに通過したとしても、その後の面接で見抜かれる可能性があります。

人事は面接を通して、Webテストでの適正度と面接中の発言に一貫性があるかどうかを見極めます。

また、難しい問題は解けているのに、簡単な問題が解けていないなど、問題レベルや同一ジャンル内の正答率など、総合的な判断でバレてしまうでしょう。

万が一バレなかったとしても、Webテストの結果と本当の実力の乖離を、面接で隠し通すのは困難です。

Webテストで出ている結果に対して、面接の結果がふるわなければ、矛盾による違和感が生まれます。

自分で正当な回答をしていれば矛盾が生まれず、選考に通ったかもしれないのに、不正をしたことで不合格になる可能性もあります。

正答率が高すぎてバレる

Webテストの正答率が異常に高い場合も、カンニングを疑われ、バレる可能性が高いです。

ほぼ全問正解している場合や、制限時間内に終わらない前提で作られているテストなのにもかかわらず全て回答できていて、かつ全問正解の場合など、超人的な回答結果の場合も、疑いの目は少なからず向けられるでしょう。

もちろん、SPIやWebテストに出題されるような能力検査、言語分野が得意な学生もいると思うので、そこは自信を持って面接に臨みましょう。

回答速度が速すぎてバレる

SPIなどのWebテストでカンニングなどの不正行為を働くと、非常に速い速度で解答が終わる場合があります。

そのためバレるきっかけがあるとすれば、回答速度も関係してくるでしょう。

回答速度が異常なレベルで速い→考えていない→カンニングしている、といった具合でカンニングの可能性を疑われます。

SPIは大量に問題が出題されるため、時間が足りず、すべて解答しきれないケースも珍しくありません。

そのためSPIで解答速度が異様に速いと、不正行為とみなされる可能性が高まります

回答のずれでバレる

SPIのWebテストでカンニングを行うと、何も考えずに解答するせいで、ずれが生じることもあります。

たとえば正答率のバランスを取るために、わざと途中で適度に間違いを入れた場合、簡単な問題で間違えてしまうなどの不自然さが生まれることがあります。

正答率のバランス的に不自然さはなくても、「なぜ明らかに簡単な問題で間違えて、難しい問題で正解しているのか」という疑問が残れば、カンニングなどの不正を疑われても無理はありません

Webテストが複数回行われる場合バレる

企業によっては、エントリーの段階で一度Webテストを行った後、面接後に別のWebテストを実施する場合があります。

このように同じ企業で複数回Webテストを受けることになると、バレる可能性が高くなります

特に、一方が監視型で、もう一方が監視型でなくカンニングを行った場合、最初のテストの点数が低く、2回目のの点数が高いということが起きる可能性があります。

そういったことが起きてしまうと、企業側は自然とカンニングを疑うため、バレる可能性が高いです。

【SPIなどのWebテストでカンニング】SPIのWebテストでカンニングするリスク

ここまで、どのような時にカンニング行為がバレるのか説明してきました。

Webテストは自分の力で受けるべきですが、これまでの内容を踏まえてもカンニングをしようと考える人は、もしバレてしまった際にどのようなリスクがあるのか、把握しておく必要があると思います。

例えば、カンニング行為が発覚すると内定取り消しや企業間でのカンニング履歴の共有、さらには法的な問題に発展してしまうことが可能性としてはありえます。

そういったことも踏まえ、正直に試験に臨み自分の実力を正当に評価してもらいましょう。

それではWebテストでカンニングをするリスクについて、さらに詳しく説明していきます。

最悪の場合、内定取り消しに

SPIやWeテストのカンニングがバレてしまった場合、見事面接をクリアして内定をもらったとしても、その内定が取り消しになってしまう場合があります。

それくらい、カンニング行為は重く考えられており、企業側からしてもマイナスイメージになります。

また、もしカンニング行為が企業側にバレた場合は、同じ種類のwebテストを導入している企業にそのカンニング履歴が共有されてしまう場合もあります。

自分の志望度が高い企業ほど、内定が欲しい一心で、選考に通過すべく倫理的に正しくない手段を使いたくなる気持ちも分かりますが、バレた時のリスクを考えるとWebテストのカンニングは避けるべきです。

企業間でカンニング履歴の共有をされる

まず前提として、基本的に企業間で個人情報を共有することはないと思います。

しかし、世間は意外と狭いものです。

特に同じ業界内では、人事担当者同士が知り合いという場合もあり、情報が共有される可能性があります。

このような情報の共有は法的に問題がありますが、非公式な場での情報交換が行われる確率は0ではありません。

可能性はかなり低いと思いますが、それでもそういったリスクを把握しておくことが重要です。

入社後に能力の差を見られる

カンニング行為がバレることなく、そのまま無事入社することができたとしても、入社後の能力や行いで見抜かれる場合もあります。

就活時のwebテストの結果は非常に優秀なのに、実際に入社して仕事を進めていく上で、それに見合った素質がないと思われる可能性も否定できません。

webテストやSPIの目的は、企業を志望する就活生の足切りとして選考学生を絞ることが一番の理由ではありますが、入社後に最低限備えておいて欲しいスキルや能力を図るためでもあります。

偽りの能力値で晴れて入社できたとしても、それがあなたの本当の能力でない限りいつかはバレてしまうでしょう。

そういった意味でも、就活する際は、自分を偽りすぎないように注意しましょう。

法に触れる可能性もある

SPIのWebテストでカンニング行為をすると、法に触れる可能性もあり、結果として重大なリスクを冒すことになる場合があります

2022年には、金銭を受け取ったうえで替え玉受験を繰り返した人が逮捕されるという事例も確認されています。

なお、逮捕に至ったのは本人と偽って受験した受験者ですが、替え玉を依頼した側である大学生も書類送検されています。

このような深刻な事態に陥れば、就職どころかのちの人生を棒に振る結果になってしまいます。

替え玉受験とカンニングではニュアンスは若干異なりますが、自分自身の受験しないという不正行為であることは同じです。

思わぬポイントで法に触れる可能性も出てくるため、SPIのWebテストでは、カンニングは絶対にしないようにしましょう。

【SPIなどのWebテストでカンニング】SPI やWebテストは基本的な問題がほとんど?!

「SPIやwebテストは合格ラインが高そう・・・」

「合格するためにどのくらい勉強すればいいんだろう・・・」

と不安に思ってる方も多いのではないでしょうか。

実は、SPIやWebテストは、少しの対策で得点に繋げることができます。

試験内容としては、「性格検査」と「能力検査」の2種類に分けることができます。

さらに「能力検査」は、「言語」と「非言語」に分かれます。

言語問題では、基本的な国語問題が出題され、非言語では、学生の論理的思考力を測る問題や計算問題が出題されます。

一見すると出題内容の幅が広く、「対策してもしなくても変わらないでしょ」と思う学生もいると思いますが、実はSPIやwebテストは毎年、過去問と同じ問題が一定数出題されているのです。

そのため、過去問を解くことでより多くの問題に事前に触れておくことで、本番のテストでもパターンや考え方を応用して正解に近づくことが可能になるというわけです。

しっかり対策すれば問題なし

このように、SPIやwebテストはしっかり対策することで得点に繋げることができるので、カンニングという非行に走らずとも、内定に近づくことができます。

目安としては、試験日の2ヶ月前から過去問を解き始めるなどの対策をしておくと安心でしょう。

過去問を何回も解こう!

対策として一番試しやすいのは、過去問を解くということです!

SPIやWebテストは、過去問を何週するかで結果や得点に大きく影響するものです。

5周、10周と繰り返しやるのがベストではありますが、そこまでwebテスト対策に時間を避けないのが就活生です。

全く対策しないよりは、1周でも2周でもいいので目を通しておくことが自分の力になっていくはずです。

【SPIなどのWebテストでカンニング】SPIやWebテストの対策におすすめの参考書

ここでは、忙しい就活生にとっておすすめの、対策を効率的にできる参考書をご紹介します。何を参考にしたらいいかわからない方はぜひ参考にしてみてください。

これが本当のSPI3だ!

SPIの対策本として定番の参考書です。
通称SPIの赤本と言われるくらい信頼性が高い参考書になります。
SPIの主要な3つの出題方式であるテストセンター・ペーパーテスト・Webテスティング全てに対応しているので、これ一冊でSPI対策が完結します。

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SPI問題で頻出の300問を収めた問題集です。

模擬テスト2回分も付いているので、本番さながらの対策ができます。

特に、大手志望の方、高得点を狙っている方、人気企業を狙っている方にはおすすめの参考書です。

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また、時間内に解ききれないと悩む就活生のために目標時間を設定した実践式のトレーニング問題も掲載されています。

問題傾向をパターン化してるので、効率よく対策をしたい方におすすめです。

 

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まとめ

いかがでしたか?

SPIやWebテストのカンニングは在宅の場合、しようと思えばいくらでもできますが、その分バレるリスクも高くなってきます。

人生に一度しかないファーストキャリアを選ぶための就活は、真っ当なやり方で内定を勝ち取りたいですよね。

今日では就活において、SPIやWebテスト、適性検査を選考に導入する企業が増えてきています。

選考にWebテストの受験がある場合は、諦めずにまずはしっかり対策して、自力で解けるように努力しましょう。

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