
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
テルモの選考を突破するには、単なる医療機器メーカーへの興味にとどまらず、同社が推進するイノベーションやグローバル展開に対する深い理解が必要です。
医療の現場に寄り添い独自の価値を提供する立ち位置を把握することが選考突破の第一歩となります。
本記事では、内定を勝ち取るための企業研究のポイントや説得力のある志望動機の書き方をわかりやすく徹底解説します。
志望動機が完成したらAIチェッカーを使おう
志望動機の原稿を書き終えたら、提出前に客観的なチェックを実施して文章の完成度を高めましょう。
自己流の推敲で見落としがちな論理の不整合やアピール不足を解消するには、AIチェッカーを活用するのが効果的です。
客観的なフィードバックを取り入れることで、採用担当者に想いがまっすぐ伝わる完成度の高い文章へとブラッシュアップできます。
【テルモの志望動機】テルモを知ろう
志望動機を執筆する土台として、まずはテルモの事業全容や医療機器業界での立ち位置を正しく把握することが大切です。
同社は体温計などの日用品から高度なカテーテル治療機器まで幅広いアセットを展開しています。
世界中の医療現場を支える独自の強みを理解し、志望理由の根拠となる企業理解を深めていきましょう。
テルモの事業内容
同社はカテーテルなどを扱う心臓血管カンパニー、ホスピタルケア製品や薬剤投与デバイスを扱うホスピタルカンパニー、人工心肺装置などを手掛ける血液・細胞テクノロジーカンパニーを展開しています。
医療従事者と患者双方の負担を軽減する低侵襲医療が最大の特徴です。
就活生は高い技術力で医療の質の向上に貢献する事業モデルを深掘りして理解する必要があります。
テルモの業績
高い海外売上高比率を誇り、グローバル市場での需要拡大に伴い堅調な業績推移を示しています。
中期経営計画では低侵襲治療の領域拡大やデジタルを活用した医療ソリューションの強化、持続的な成長に向けたサステナビリティ経営を推進しています。
成長領域への投資と高いグローバル収益力を正しく捉えることで、長期的視点を持った説得力のある志望動機を作成できます。
テルモの企業理念
「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、患者や医療現場の声に真摯に耳を傾け高品質な製品を提供し続けています。
医療の可能性を広げ世界の人々の健康な暮らしを支える姿勢が根底に存在します。
この理念に込めた想いと自身の価値観を結びつけることで、志望理由に確固たる根拠と一貫性を持たせることが可能です。
【テルモの志望動機】テルモが志望動機で見ていること
同社の採用担当者が志望動機で評価しているのは、企業の規模感や知名度への憧れではなく、医療を通じて社会課題に向き合う熱意と適性です。
選考官が見ている視点をあらかじめ整理しておくことが欠かせません。
ここでは志望動機で特に重視される3つの評価軸について詳しく解説します。
医療を通じて人々の命や健康を支えたい強い情熱
医療機器という人の命に直結する領域において、自らの仕事を通じて医療の発展に寄与したい情熱が評価されます。
単に「医療業界に関心がある」というレベルではなく、どんな価値を現場へ届けたいかという視点が問われます。
明確な目的意識と将来のビジョンを示すことで、同社でキャリアを築く強い覚覚悟を採用担当者へアピールできます。
患者や医療従事者のニーズを正しく汲み取る誠実さ
医療機器の開発や営業においては、医療現場の課題や患者の痛みに共感し真摯に向き合う姿勢が不可欠です。
現場の声に耳を傾け信頼関係を築く誠実さが厳しくチェックされます。
相手の立場に立って親身に対応した具体的なエピソードを提示することで、医療の現場をサポートできる適性を証明できます。
海外市場や変化する医療環境に挑む成長意欲
医療技術の高度化やグローバル展開が進む環境下で、自ら新しい知識を吸収し挑戦し続ける姿勢が評価されます。
言語や文化の壁を越えて世界中の医療へ貢献するマインドが見られています。
未知の環境に対しても物怖じせず挑戦した経験を伝えることで、同社のグローバル戦略を支える人材であることを提示できます。
【テルモの志望動機】テルモの求める人物像
求める人物像を捉えることは、自己PRや志望動機で強調すべきエピソードを選定する上で極めて重要です。
高品質な医療機器を世界へ届ける同社では、行動特性とマインドのバランスが評価されます。
ここでは選考を勝ち抜くために理解しておくべき求める人物像の4つの側面を徹底的に解説します。
高い倫理観を持ち自発的に行動を起こせる人
人の生命に関わる製品を扱うため、強い倫理観と責任感を持って誠実に仕事に取り組める人材が求められます。
妥協を許さず自ら主体的に行動する姿勢が不可欠です。
ルールを厳守し自発的に目標を達成した経験を提示することで、入社後も信頼性の高い業務を行える将来性を高く評価されます。
多様なバックグラウンドを持つ人と協調できる人
海外拠点との連携や、研究開発・製造・営業などの異職種間での協働が多く発生するため、多様性を尊重する柔軟性が重視されます。
相手を尊重し円滑にコミュニケーションを図る姿勢が求められます。
異なる意見を調整しチームをまとめたエピソードを通じて、組織や現場にスムーズに適応する人柄をアピールできます。
医療の課題を発見し解決に向け粘り強く挑める人
複雑化する医療現場の課題に対して、原因を分析し解決策を提案する思考力と泥臭い実行力が期待されます。
何度失敗しても諦めずに改善を重ねる粘り強さが必要です。
困難な課題に対しても諦めずに試行錯誤した経験を結びつけ、確かな成果を生み出す実行力を示しましょう。
グローバルな視点を持ち自らを成長させ続けられる人
海外売上割合が高い同社において、語学力だけでなく異文化を理解し柔軟に対応するマインドが不可欠です。
変化を成長の機会と捉え常に自己研鑽に励む姿勢が期待されます。
新しい環境へ積極的に飛び込み成長を果たした行動を示すことで、世界で活躍する人材としての適性をアピールできます。
【テルモの志望動機】テルモの志望動機に入れ込むべきポイント3選
志望動機の説得力を高めるためには、どの医療機器メーカーにも通用するような汎用的な記述を避け、同社固有の強みを明記する必要があります。
採用担当者に強い印象を残すために、必ず構成内に組み込むべき3つの重要ポイントについて徹底的に解説します。
「医療を通じて社会に貢献する」という理念への深い共感
創立以来受け継がれてきた企業理念に魅力を感じた理由を論理的に語ることが大切です。
製品の提供にとどまらず患者のQOL向上や医療現場の負担軽減を目指す姿勢への共感を示します。
理念に沿った自身の価値観を明確にすることで、企業研究の深さをアピールできます。
心臓血管や低侵襲医療をはじめとする独自の技術力への関心
カテーテル治療など体に優しい医療を実現する同社の優れた技術力や製品群に言及します。
高い技術力があるからこそ実現できる医療への価値提供に焦点を当てることが効果的です。
先進技術を用いて課題を解決したい情熱を提示することで、同社の事業に対する強い関心をアピールできます。
競合他社との比較して優れた点を盛り込む
オリンパスやニプロをはじめとする他の医療機器メーカーと比較分析を行い、なぜテルモでなければならないのかを論理的に説明します。
幅広い事業ポートフォリオやグローバルでの強固なポジションなど、同社固有の優位性を引き出すことがポイントです。
比較に基づいた明確な志望根拠を示すことで、採用担当者を深く納得させられます。
【テルモの志望動機】競合他社との比較しよう
志望動機の説得力を極限まで高めるには、他の医療機器メーカーとの比較を通じて同社のポジショニングを明確にすることが有効です。
他社の強みや特徴を知ることで、同社ならではの独自の魅力が見えてきます。
ここでは主要な競合企業との比較軸と注目ポイントについて解説します。
競合A(オリンパス)との違い
オリンパスは消化器内視鏡分野で世界的に圧倒的なシェアを持ち、内視鏡を中心とした診断・治療機器に特化しています。
一方テルモは、カテーテル技術による循環器系治療から日々の処置に使う医療資材まで幅広い領域をカバーしています。
幅広い製品群で医療現場全体を包括的に支える点に着目することで、同社を選ぶ明確な理由になります。
競合B(ニプロ)との違い
ニプロは人工透析関連製品やガラス器具に強みを持ち、ジェネリック医薬品の製造など医薬品事業にも手広く展開しています。
これに対しテルモは、低侵襲医療を中心とした高度な医療デバイスの開発やグローバル市場での高いシェアが強みです。
高度な医療技術を活用した低侵襲領域の強みに焦点を当てることで、先端医療への貢献に対する志望動機を展開できます。
競合C(フクダ電子)との違い
フクダ電子は心電計をはじめとする生体情報モニタや在宅医療機器に強みがあり、国内の密着型営業が特徴です。
対してテルモは、海外売上高比率が高くグローバルな生産・販売ネットワークを活用した展開力に長けています。
世界中の医療現場へ価値を届けるグローバルな影響力を評価軸に置くことで、他社との差別化が図れます。
競合D(シスメックス)との違い
シスメックスは検体検査分野におけるヘマトロジー(血球計数)領域などで世界トップシェアを誇る検査機器メーカーです。
それに対しテルモは、検査ではなく直接的な治療や処置を行う医療機器・資材に強みを持ちます。
治療現場に直接関わり患者の負担軽減に寄与するアプローチに魅力を感じた点を挙げると、明確な差別化に繋がります。
【テルモの志望動機】テルモのES通過者の志望動機の共通点
同社のエントリーシート(ES)を通過している志望動機を分析すると、いくつかの明確なパターンが見えてきます。
評価される文章は、単に「医療に貢献したい」という理由ではなく、自身の原体験と医療への想いが論理的に結合している点が最大の特徴です。
過去の体験から得た感情が、なぜ同社での業務に活きるのかが明快です。
また、ES通過者は「低侵襲医療の普及」や「ホスピタルカンパニーの製品展開」といった同社独自の取り組みを深く分析して文章を作成しています。
入社後にどの領域でどのような価値を患者や医療従事者に提供したいかという具体性の高いキャリアビジョンまで明示されている点が、採用担当者から高く評価される共通点となっています。
【テルモの志望動機】テルモの志望動機を作成する際の4つの注意点
志望動機を作成する際には、熱意を伝えようとするあまり不適切な書き方に陥ってしまうケースがあります。
文章の質を落とさないために、就活生が陥りがちな失敗パターンを事前に把握しておくことが大切です。
提出前に必ずチェックすべき志望動機作成における4つの注意点について確認していきましょう。
単なる「医療業界の安定性や知名度」のみを理由にすること
「医療業界は景気に左右されず安定しているから」「知名度が高いから」といった外面的な動機だけでは、働く覚悟が疑われます。
製品を通じてどう社会へ貢献したいかの視点が必要です。
医療現場に対する強い当事者意識を文章内に盛り込むことが不可欠です。
「医療に貢献したい」という抽象的な表現に終始すること
「医療に貢献したい」という言葉は抽象的であり、どの医療機器メーカーでも使えてしまいます。
どのような製品を通じて、医療現場や患者のどんな課題を解決したいのかまで具体化する必要があります。
自分なりの具体的な貢献イメージをしっかり提示することが重要です。
自身の強みと医療機器メーカー業務との接点が曖昧なこと
企業分析の内容を書き連ねただけの文章では、あなた自身の魅力や適性が採用担当者に伝わりません。
必ず自分の過去の経験や培ってきた強みを引き出し、事業内容と結びつける必要があります。
どのような強みを発揮して具体的にどう貢献できるかを論理的に説明し、再現性を示すことが不可欠です。
オリンパスやニプロをはじめとする他社との違いを説明できないこと
「なぜテルモなのか」という問いに対して明確な回答がないと、志望度が低いと見なされます。
同社の低侵襲医療への注力やグローバル展開のトーンに触れ、他社では代替できない理由を提示する必要があります。
他社比較を通じた確固たる志望根拠を記述することが求められます。
【テルモの志望動機】インターンに参加して有利に本選考を進めよう
選考を有利に進めるための極めて強力なアプローチとして、インターンシップへの積極的な参加が挙げられます。
インターンに参加することで、実際の製品提案やワークを通じて業務のリアルな難しさを体感できるだけでなく、現役社員の働く姿勢や社風に対する解像度が大幅に高まります。
インターンでのワークや社員との対話を通じて得た学びを志望動機に組み込むことで、「体験に基づいた確固たる志望理由」を作成できます。
これはWebサイトやパンフレットの情報だけで作成した文章に対して強力な差別化となります。
早期選考の案内につながる場合もあるため、早期からインターンに応募し準備を整えることをおすすめします。
【テルモの志望動機】テルモの志望動機例文
実際に志望動機を執筆する際の手本として、アプローチの異なる5つの例文を用意しました。
自身の強みや学生時代の専攻・経験に合わせて、最適な構成を選択してみてください。
自分自身の体験に置き換えながらオリジナルの文章を作成していきましょう。
例文①(経験ベース)
学生時代に家族の闘病を身近で支えた際、治療に伴う身体的負担の大きさを痛感し、身体への負担が少ない医療技術を普及させたいと考え医療機器業界を志望します。
中でも貴社は、カテーテル治療をはじめとする低侵襲医療の分野で世界をリードし、患者様のQOL向上に真摯に向き合っている点に深く惹かれております。
病床の家族に寄り添い細かな変化に気を配った経験は、医療現場の潜在的なニーズや患者様の痛みに耳を傾ける貴社の営業活動において活かせると確信しています。
入社後は現場の医療従事者との深い信頼関係を構築し、最適な医療デバイスの提案を通じて患者様の笑顔を取り戻すことに貢献します。
例文②(価値観ベース)
「誠実に向き合い、人々の健康で豊かな生活を支える」という自らの就職活動の軸が、貴社の「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念と深く合致したため志望いたします。
大学でのボランティア活動において、参加者一人ひとりの悩みに誠実に向き合い環境を整えた際に大きなやりがいを感じました。
貴社は目先の利益追求にとどまらず、高品質な製品の安定供給と医療の質向上のために真摯な取り組みを徹底されています。
誠実さを大切にしてきた自身の価値観を活かし、医療の発展に貢献できる貴社の環境でこそ真価を発揮できると考えています。
入社後は高い倫理観を持って業務に臨み、社会から信頼される存在を目指します。
例文③(スキルベース)
大学で専攻した生命科学の知識と、研究室の実験で培った仮説検証力を活かし、貴社の製品開発およびソリューション提案に貢献したく志望します。
貴社は高い技術力を背景に、心臓血管領域やホスピタルケア領域で革新的な製品を世に送り出し続けている点が強みです。
研究において複雑なデータを分析し、失敗に対しても原因を追究して改善を繰り返した経験は、現場の課題を特定し最適な医療製品を提案する場面で直接活かせると考えています。
強固な技術基盤を持つ貴社において専門性を磨き続け、時代のニーズを捉えた先端的な医療機器の普及に寄与してまいります。
例文④(将来ビジョンベース)
「低侵襲医療を世界中の隅々まで普及させ、国や地域を問わず誰もが高度な治療を受けられる社会を創る」という将来のビジョンを実現するため貴社を志望します。
海外留学の際、地域による医療水準の格差を目の当たりにし、高品質な医療デバイスをグローバルへ届ける重要性を実感しました。
高い海外売上比率を誇り、世界中の医療現場へ積極的にアプローチする貴社のフィールドであれば、理想とするスケールの大きな課題解決が可能だと確信しています。
将来的には海外営業やグローバルマーケティングに携わり、現地の医療ニーズに応じた施策を推進することで、貴社の世界的なプレゼンス向上に貢献したいです。
例文⑤(別角度のアプローチ)
サークルの代表として異なる主張を持つ部員たちの意向をまとめ上げ、新規イベントを成功させた経験から、多様なプロフェッショナルと協力して大きな成果を生み出す仕事に強く惹かれました。
貴社は研究開発、製造、営業の各部門が連携し、医療現場の声を取り入れた製品づくりを徹底する文化があります。
背景の異なる人々の意見に耳を傾け、共通の目標へ向けて着地点を見出す調整力は、社内外のステークホルダーと協働して医療ソリューションを提供する貴社の業務で大きく活かせると考えています。
入社後は誠実さを徹底して信頼を獲得し、医療現場に最適な価値を提供します。
【テルモの志望動機】よくある質問
選考の準備を進める中で就活生が抱きやすい疑問についてQ&A形式でまとめました。
不安や疑問をあらかじめ解消しておくことで、自信を持って面接や書類審査に臨むことができます。
内容をしっかりとチェックしておきましょう。
文系出身でも営業職(MR・メディカルセトラ)として活躍できますか?
文系出身であっても全く問題なく活躍できます。
入社後に医療知識や製品知識を身につける手厚い研修制度が整っているためです。
選考で重視されるのは知識の量よりも、医療現場に対する情熱や相手のニーズを引き出すコミュニケーション力です。
面接で「なぜ他の医療機器メーカーではなくテルモなのか」と聞かれた際の適切な答え方は?
「低侵襲医療への高い技術力とこだわり」「『医療を通じて社会に貢献する』という理念の実践」「患者様と医療従事者の双方向を支える製品群」などを具体的に挙げることが効果的です。
他社とのアプローチの違いを自身の価値観と結びつけて話せるように準備しておきましょう。
希望するカンパニー(心臓血管、ホスピタルなど)は志望動機で明確にすべきですか?
特定分野への興味を示すことは有効ですが、固執しすぎないことが大切です。
総合医療機器メーカーとして多様な領域に関わる可能性があるため、どの分野であっても「患者様のQOL向上」に貢献したいという広い視点を持っておくことが好印象に繋がります。
勤務地や初期配属に関する希望は選考に影響しますか?
初期配属や勤務地に関する希望を伝えること自体は問題ありませんが、会社の指示に柔軟に対応できる姿勢を示すことが基本です。
国内外の多様な現場で経験を積み人間力や専門性を高めたいというポジティブな意欲をアピールすることが評価向上につながります。
まとめ
テルモの志望動機を成功させる鍵は、「医療を通じて社会に貢献する」という理念や低侵襲医療へのこだわりを深掘りし、自身の体験に基づいた当事者意識や誠実さを伝えることです。
本記事で紹介した競合比較や注意点を参考に自身の強みを整理し、AIチェッカーも活用して精査を重ね、採用担当者に届く完成度の高い志望動機を作り上げてください。