HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
今回の内定者インタビューは、就活生に人気の商社、外資コンサルではなくITベンチャーを選んだ淡島さんにお話をお伺いしました。
淡島さんのバックグラウンドから就活の本選考の様子まで、余すところなくお聞きします。
<聞き手:中井(digmee編集部)>
複数の会社で働く経験を積んだ学生時代
淡島さん、今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
淡島さんは、就活をするまでどんな学生だったのですか?
ませた学生でしたね。
起業をゴールに長期インターンを複数やっていました。
長期インターンをされていたんですね。
いつから始めたんですか?
大学2年生の夏ですね。
早いですね。
周りの友達とかは遊んでいたんじゃないですか?
そうですね。
でも周りに合わせるのではなく、自分の中でやりたいことの優先順位をつけた結果、始めようと思いましたね。
長期インターンを通してやりたかったこと、というのは?
もともと事業を自分で作りたかったんですが、当時の自分には経験も知識もなく、いきなり起業は無理だと思っていました。
経験や知識をつけたいと考えているときに先輩に誘ってもらい、長期インターンを始めたのがきっかけですね。
インターンの内容は、メディアを立ち上げるというもの。
その会社にした理由は、事業を0からつくるフェーズを経験できると思ったからですね。
どんなお仕事をされていたんですか?
事業立ち上げ期のメディアの営業で、メディアに広告を掲載してもらう、という仕事内容です。
仕事をする中で難しかったのは、クライアントのニーズの仮説を立てて、それを当てること。
回数をこなしてパターン化をしていくことで、効率化していきました。
長期インターンを通して、働くことに対する考え方は変わりましたか?
自分がモノを売ることでその対価がもらえて、会社も成長するという体験が新しく、働くって面白いなと思いましたね。
仕事の楽しさを学んだんですね。
はい。
ただ、メディアの広告営業の仕事を経験する中で、既存のものを売るよりも、新しいものを世の中に広める方が楽しいのではないかと思い、他の長期インターンを始めました。
新しいプロダクトを作る会社に入り、マーケティングや営業に携わりました。
思っていた通り、好奇心を掻き立てられましたね。
淡島さんは、早期から社会に出て色々な経験を積まれていたのですね。
時間がある学生は、就活前に長期インターンを経験しておくと働くイメージがつきそうです。
外コン〜商社まで幅広く参加したサマーインターン
就活前から複数の会社でインターンをしていた淡島さんですが、就職活動はいつから始めましたか?
大学3年生の5月ですね。
大学の先輩から話を聞いて、納得のいく就活をするためにはサマーインターン には参加した方がいいと思ったので始めました。
なるほど。
なぜサマーインターン に参加した方がいいのですか?
サマーインターン を受けた方がいい理由は2つで、
(1)どんな会社が自分に合っているか把握できるから
(2)社会の流れを知ることができるから
だと先輩に教えていただきました。
どういうことでしょう?
一つ目の「自分に合っている会社が把握できる」というのは、ネット上の情報と自分で見聞きしたものでは感じ方が異なり、会社のことがより深く理解できるということです。
僕も事前に抱いていた会社のイメージと実際の雰囲気が異なる、という経験を何度もしましたね。
インターン に参加すれば、会社イメージとの齟齬がなくなるということですね。
二つ目については?
二つ目は「社会の流れについて分かる」ということですね。
就職活動を通して、いろんな会社が5-10年後の業界の未来についてお話してくださいます。
各業界で将来起こることを統合していくとこれからの社会の全体像が見えてきます。
全体像から、どんな事業が次に来るのか?という仮説を立てて考えるのは企業選びに役立ちましたね。
これからの社会の全体像を踏まえた上で、就活を進めることいができるのですね。
それでは、サマーインターン ではどうやって受ける企業を決めましたか?
まずは満遍なくいろんな業界の会社にエントリーしました。
合計で36社エントリーして、15社合格、実際に参加したのは10社ですね。
どうやって10社を選んだのですか?
日程が被ったところは、業界の興味で決めていました。
特に興味があったのは、コンサルとIT。
ニュースなどで目にする社会人の方は、コンサル出身の人が多く興味を持ちました。
コンサルはいろんな業界でいろんなビジネスモデルを対象にした経営課題に取り組むため、深い知識が幅広く身につきます。
だから、その後のキャリアで幅広い選択肢から選ぶことができると思っていました。
なるほど。
選考を受ける際にはどんなことを意識していましたか?
物事を整理して結論から話すことですね。
特に面接だと、自分がどんな人間かを伝えた上で、それが会社に合っているかで合否が決まるので、まずは何が言いたいのかを確実に伝えるように意識していましたね。
いわゆる結論ファーストってやつですね。
日常会話では結論から、という場面が少なくて難しかったと思うのですが、どうですか?
そうですね。
コツとしては、まず「結論から申しますと」って言っちゃうことですね。
そうすると無理やりでも結論から話せますよ。
それはいいアイデアですね。
実際にサマーインターン に参加してみてどうでしたか?
外資コンサルD社のインターンでは、社員さんや周りの学生がとても優秀で、刺激を受けました。
参加してみてわかったのですが、その業界を専門とするクライアントに経営のアドバイスをするというコンサル業界では、論理性が重要視されます。
しかし、僕の強みである「結果にコミットする力」とは評価される能力が違うので、この環境で出世を目指すのは、厳しいと思いました。
また、サポートよりも自分で事業を作りたいという思いも改めて感じ、コンサルは選択肢から外しましたね。
サマーインターンに行ってみると自分に合っているかが分かるのですね。
秋冬はどんなインターンに行ってましたか?
「個の力を試せる」、「事業を経営者として回せる」という観点で商社を中心に受けていました。
長期インターンも事業を作るために始めていましたよね。
実際にインターンなどにも参加してみた結果どうでしたか?
はい。
実際にインターンに参加してみて、それまでの自分が抱いていた商社のイメージとのギャップを感じました。
受ける前の商社には、海外で仕事をして経験を積んで、そのあと子会社の社長として事業を経営するキャリアを歩むという予想がありました。
しかし、実際に参加してみて、確かに商社は経営者になれるというのは理解できたのですが、なるまでの期間が僕の求めている期間よりも長いと感じました。
中長期的に経営者になるというよりも、入社直後から事業を作りたいなと感じましたね。
自分がやりたいことを選んだ本選考
いろいろなインターンに参加された淡島さんですが、本選考はどのように受ける企業を選んだのですか?
やはりすぐに事業を作りたい思いが強かったので、積極的に投資をして新規事業を立ち上げている会社を中心に受けましたね。
GREE、コロプラ、グノシー、サイバーエージェント、RIZAPなどを受けて、最後はコロプラに決めました。
なぜコロプラにしたのですか?
長期インターンを通じて、新しいものを世の中に広める事業を作りたいという思いがあったので、コロプラのVRが新しいハードになると確信して、内定承諾しました 。
なるほど。
最後に他社のどこかとは悩まなかったのですか?
グノシーとサイバーエージェントとコロプラで悩みました。
3社とも事業が作ることができる会社ですね。
決め手はなんだったのでしょうか?
そうです。
どこも事業を作る会社だったので、悩みました。
そこで各社の社員さんと10数人も会わせていただきました。
その結果、コロプラのクールでスマートな雰囲気が自分に合っていると感じてコロプラに決めました。
納得のいく就活とは
淡島さんの事業を自ら作ることに対する熱い想いが分かりました。
最後に就活生にメッセージをいただけますか?
納得のいく就活をするために、伝えたいことが二つあります。
一つ目は、ネットや口コミの評判でなく、実際に社員と会って情報を得るという方法でいろいろな企業を見てみることです。
僕もいろいろなインターンに参加することで、会社への理解が深まったり、自己理解が深まりました。
その結果、納得のいく就活ができたと思っています。
二つ目は、就活人気企業ランキングに惑わされず、本当に自分が納得する会社を選ぶということです。
僕も人気企業に揺れた時期もありましたが、違和感を持ちながら人気企業に入るのではなく、本当に自分がやりたいことが何か?を考えて最終意思決定できました。
後悔のない就活ができたと思っています。
淡島さんのお話を聞いて、自分が納得できる会社を選ぶには、たくさんの社会人に会って生の情報を集めて、感じた違和感を大切にすることが大事だとわかりました。
ありがとうございました!
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