HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
インターンや就職活動の選考で、最大の山場となるのが「面接」。
選考を突破して、内定に結びつく面接術とは? 選考を通過できる面接をする上で意識しておきたいコツに迫ります。
面接で負け知らずの先輩が語る!面接突破のポイントは?
ES(エントリーシート)やWebテストなどの書類選考を無事くぐり抜けると待っているのが、企業側との面接です。
企業の採用選考で行われる面接は平均2~3回、多い企業では5~6回程度行われています。
1次面接では若手社員、選考が進んで最終面接になると社長、または役員クラスの社員が面接官となります。
自分ひとりで面接官と対面する個人面接、そして複数の学生と共に行う集団面接の2つの形式があります。
面接は、内定を獲得するために何度も迎える大事な勝負所です。
限られた時間の中で、いかに自分が企業の求める人材であるかをアピールできるかどうかが、内定ゲットにつながってきます。
面接の基本的な対策はこちらの記事にまとまっています。
今回、面接のアドバイスをくれたのは、こちらの先輩4人。
・体育会系部活に燃えていた A君
・1年間の海外留学を経験した Bさん
・企業で長期インターンをした C君
・アルバイトをしていた D君
採用選考で勝負となる、面接を突破する秘訣とは?
就活で面接を突破して内定をゲットした先輩に聞いてみました。
面接を突破するために意識していたことは?
・体育会系 A君のアドバイス
面接では、元気よく、ハキハキと話す態度を貫くことを意識しました。
企業が直接会って面接するのは、ESに書いた内容、面接で話している内容が本当であるか、態度を含めて判断したいから。
コミュニケーション能力が強みと答えながら、暗い表情でぼそぼそ話していたら説得力がありません。
事前に面接の対策をしましょう。
初対面の社会人相手に話すとき緊張するのは当たり前。
本番で本来の自分が出せないのはもったいないので、友人や先輩と練習をしておきましょう。
面接回答例:
Q.あなたは社会人としてどのような活躍ができると考えますか?
A.大学4年間を通じて、大学サッカー選手権での関西大会優勝を目指して、日々練習に励んでいました。
私は、日々の練習メニューを組む役割を担っていました。
日頃から選手一人一人を観察し、足りていない部分を補強するメニューを考えていました。
また、モチベーションが下がっている部員がいれば、じっくりと話を聞いて向き合いました。
部活動で培った観察力と対人関係力を生かして、御社でも活躍したいと考えています。
・海外留学 Bさんのアドバイス
海外留学は「異文化という困難な環境を乗り越えた経験」が価値があるとして、評価されます。
「異なる背景をもつ人々と協力してひとつのことをやり遂げた経験」、「積極的に自分の意見を出す積極性」をアピールしました。
海外展開を行う事業をもつ企業では、自分の語学力、留学先で学んだ専門分野も併せて伝えました。
Q.なぜ弊社を志望しましたか。
また、弊社ではどのように活躍したいですか?(旅行会社)
A.私は1年間の海外留学経験があります。
海外に行くことは新しい出会いや発見があった一方で、滞在先での不安も味わいました。
そこで救いとなったのが、留学を手配した旅行会社のチューターの方でした。
丁寧に対応してくださり、安心して留学生活を送ることができた経験から「旅行者に安心を届け、思い出づくりをサポートしたい」という気持ちが芽生え、御社を志望しました。
留学で培った語学力とコミュニケーション能力を生かして、企画設計で海外の企業と直接交渉することができ、御社でも活躍できると感じています。
・長期インターン C君のアドバイス
面接での質問に答える時は、結論→原因の順番で話すことを心がけました。
話が複雑で結論がわかりづらいと面接官の印象に残りません。
「志望動機」や「挑戦したいこと」といった質問は、今までのビジネス経験を活かして、具体例を出して、面接官が自分が活躍できる印象をはっきりと持てるように答えました。
Q.これから挑戦してみたいことは何ですか?(広告代理店)
A.広告を通し、新しい「常識」を作りたいです。
長期インターンでWebメディアの立ち上げに関わり、自分のアイデアが記事化して、新しい流行を生み出す経験をしました。
私が作成した記事のテーマ「温泉女子会」は大きな反響を呼び、SNSでも話題になり、メディアの影響力の大きさを感じました。
人々が求める潜在的な概念を言語化し、広告という形で表現して、世間を変えたいと考えています。
・アルバイト Dさんのアドバイス
学生生活でのエピソードで不利である分、いかに自分を魅力的に見せるのか、というテクニックで勝負しました。
企業研究を徹底的に行って、入社への意欲の高さをアピールしました。
企業のビジネスモデルはもちろん、競合他社の状況や業界全体の知識についても頭に入れておくと企業から感心されると思います。
Q.会社に入ったらどんな仕事がしてみたいですか?
A.御社に入社した際には、マーケティング職を希望しています。
私は、2年間勤務していた焼肉屋のアルバイトで店舗の売上を上げた経験があります。
勤務した店舗では、休日は集客できているものの、平日昼の利用客が少ないことが課題でした。
そこで、平日昼に比較的時間がある女性にターゲットを定め、「女子会コース」を低価格で提供することを店長に提案しました。
提案が実現した4ヶ月後には、平日昼の集客数を30%あげることに成功しました。
成果をあげるために、データの裏側にある「顧客の思い」をつかみ、解決策を検討する過程は御社の業務でも活かせると考えています。
面接で内定と不採用を決める分かれ目は?
面接はあなたが企業に魅力をアピールできる最大の機会です。
限られた時間で、いかに企業側に「この人なら自社で活躍してくれる!」と確信してもらうかが内定と不採用を決めるポイントです。
面接は「事前準備が9割」と言われます。
企業理解・業界研究を綿密に行うのはもちろん、事前に面接の練習を行い、他の人からアドバイスをもらうのも効果的です。
面接を極めて、第一志望企業の内定をつかみましょう。